JPH11145215A - 半導体検査装置およびその制御方法 - Google Patents

半導体検査装置およびその制御方法

Info

Publication number
JPH11145215A
JPH11145215A JP9308292A JP30829297A JPH11145215A JP H11145215 A JPH11145215 A JP H11145215A JP 9308292 A JP9308292 A JP 9308292A JP 30829297 A JP30829297 A JP 30829297A JP H11145215 A JPH11145215 A JP H11145215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
semiconductor
guide member
guide plate
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9308292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Mizuta
正治 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9308292A priority Critical patent/JPH11145215A/ja
Priority to US09/058,892 priority patent/US6043671A/en
Publication of JPH11145215A publication Critical patent/JPH11145215A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体検査装置のプローブ針と検査対象であ
る半導体装置の電極との間の相対的な位置のずれの発生
を防止し、半導体装置の検査を確実に実施することが可
能な半導体検査装置およびその制御方法を提供する。 【解決手段】 プローブカード用プローブ針1とプロー
ブ針1の位置決め用ガイド板3とを備える半導体検査装
置において、プローブ針の位置決め用ガイド板3に設置
された温度センサ12、位置決め用ガイド板3を加熱す
るためのヒータ10、位置決め用ガイド板3を冷却する
ための冷却ファン9および温度センサ12によって測定
された位置決め用ガイド板3の温度により、ヒータ10
および冷却ファン9のON/OFF制御を行なう制御装
置11を備えるように、半導体検査装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体検査装置お
よびその制御方法に関し、より特定的には、プローブカ
ード用プローブ針のガイド部材を備える半導体検査装置
およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において、
半導体基板に形成された半導体装置の電気的特性を検査
する工程が行なわれる。この検査工程では、プローバー
と呼ばれる装置にプローブカードを装着し、このプロー
ブカードに設置されているプローブ針を半導体基板上に
形成された半導体装置の電極に接触させる。そして、こ
のプローブ針を介して上記電極に電気信号を導通し、上
記半導体装置の電気的特性の検査を行なう。
【0003】一方、半導体装置の微細化、高集積化に伴
って、最近では、半導体装置の電極のサイズは100μ
m角程度、電極間の間隔も100μm程度となり、電極
のサイズおよび電極間の間隔は、益々小さくなってきて
いる。
【0004】このような半導体装置の微細化に伴って、
半導体装置の検査の際に、上記電極にプローブ針を接触
させるための、プローブ針の位置決めが益々困難になっ
てきている。こうした問題に対応するために、半導体基
板の表面に形成された電極の位置に対応して、板状の部
材の所定の位置に開口部を設けたもの(以下この部材を
ガイド部材と呼ぶ。)が使用されている。このガイド部
材の開口部にプローブ針を挿入することで、プローブ針
の位置決めを行ない、この開口部を介してプローブ針を
上記電極に確実に接触させることができる。
【0005】図8および9は、半導体装置の検査におい
て、ガイド部材を備える従来の半導体検査装置を用い
て、プローブ針の位置決めを行なっている状況を説明す
るための模式図である。
【0006】図8を参照して、従来の半導体検査装置
は、垂直型のプローブ針101とプローブ針101の固
定用ガイド板102と、プローブ針101の位置決め用
ガイド板103と、半導体基板105を固定するための
ホットチャック106と、プローバー支持台107とを
備える。プローバー支持台107上には、ホットチャッ
ク106が設置されている。ホットチャック106上に
は半導体基板105が固定されている。半導体基板10
5の表面には、半導体装置の電極104が形成されてい
る。半導体基板105上に位置する領域には、プローブ
針の位置決め用ガイド板103が設置されている。位置
決め用ガイド板103には、開口部114が形成されて
いる。位置決め用ガイド板103上に位置する領域に
は、プローブ針の固定用ガイド板102が設置されてい
る。固定用ガイド板102の所定領域には、プローブ針
101が固定されている。この開口部114は、ガイド
板103の温度が室温(25℃)となっている状態にお
いて、半導体基板105の上にガイド板103を固定
し、半導体基板105の電極104の真上に位置する領
域に形成されている。
【0007】次に、半導体基板105を、検査条件であ
る所定の温度(80℃)にまでホットチャックにより加
熱した後、図9に示すように、半導体基板105を上昇
させることにより、プローブ針101と電極104とを
接触させる。そして、プローブ針101を介して、電極
104に電気信号を導通し、半導体基板105に形成さ
れた半導体装置の電気的特性の検査を行なう。
【0008】このようにして、従来の半導体装置の電気
的特性の検査が行なわれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図9に示した
ように、半導体装置の検査を行なう際の半導体基板10
5の温度は、80℃に保たれているが、半導体基板10
5の上に位置する位置決め用ガイド板103や固定用ガ
イド板102の温度については、従来特に制御されてい
なかった。そのため、半導体基板105やホットチャッ
ク106により加熱された雰囲気ガスにより、ガイド板
102および103の温度は変化する。そして、この雰
囲気ガスの温度は、半導体基板105の出し入れ頻度、
検査を行なう際の外気温度、および検査装置の構造など
の影響を受け、20〜70℃程度の範囲でばらついてい
る。
【0010】また、従来、位置決め用ガイド板103
(図8参照)は樹脂製のものが用いられているが、この
樹脂の線膨張係数は50.0×10-6/℃であるのに対
し、半導体基板105(図8参照)を形成するシリコン
の線膨張係数は2.3×10-6/℃であり、20倍以上
の差がある。このため、従来のように半導体基板105
の温度を80℃にする一方、プローブ針の位置決め用ガ
イド板103の温度を特に制御しない場合、半導体基板
105上の電極104(図8参照)と位置決め用ガイド
板103の開口部114(図8参照)との熱膨張による
水平方向における相対的な位置のずれ量には大きな差が
発生する。たとえば、8インチの半導体基板105の電
極104に合わせて、位置決め用ガイド板103に開口
部114を室温(25℃)において形成したとする。そ
して、検査の際の半導体基板105の設定温度を80
℃、半導体基板105と同サイズの位置決め用ガイド板
103の到達温度を35℃と想定した場合、半導体基板
105の周辺部においては、熱膨張により、半導体基板
105の上に形成された電極104と、その電極104
に対応して形成された位置決め用ガイド板103の開口
部114との間に、水平方向に最大60μm以上の相対
的な位置のずれが発生する。
【0011】このため、図10に示すように、半導体基
板105の表面に形成された電極104の一辺の長さL
が100μm、プローブ針101の直径Dが30μm、
熱膨張によるガイド板103と半導体基板105との間
の相対的な位置のずれ量Xが60μmとすると、プロー
ブ針101の先端が電極104の位置からずれてしま
い、プローブ針101と電極104とを接触させること
ができない場合が発生する。こうした場合、プローブ針
101を介して電気信号を電極104に導通することが
できないので、半導体装置の検査を正確に実施できない
といった問題が発生していた。
【0012】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、本発明の1つの目的は、半導
体検査装置のプローブ針と半導体装置の電極との間の相
対的な位置のずれの発生を防止し、確実に半導体装置の
検査を実施することが可能な半導体検査装置を提供する
ことである。
【0013】本発明のもう1つの目的は、半導体検査装
置のプローブ針と半導体装置の電極との間の相対的な位
置のずれの発生を防止し、確実に半導体装置の検査を実
施することが可能な半導体検査装置の制御方法を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
検査装置は、プローブカード用プローブ針と、上記プロ
ーブ針の位置決め用ガイド部材と、上記ガイド部材の温
度制御部材とを備える。このため、請求項1に記載の発
明では、上記ガイド部材の温度を、上記ガイド部材の材
質により決定される一定の設定温度になるように制御す
ることにより、上記ガイド部材のガイド部の水平方向の
位置のずれ量を制御することができる。これにより、検
査時に検査対象である半導体装置を加熱したとしても、
その半導体装置上の電極の水平方向の位置と、上記ガイ
ド部材により誘導されている上記プローブ針の水平方向
の位置とを合わせることが可能となる。その結果、プロ
ーブカード用プローブ針を上記半導体装置上の電極に確
実に接触させることができる。この結果、半導体装置の
検査を確実に実施することができる。
【0015】請求項2に記載の半導体検査装置は、請求
項1に記載の構成において、上記温度制御部材が、上記
ガイド部材を加熱する部材および冷却する部材の少なく
ともいずれか一方を有する温度調節部材を含んでいる。
このため、請求項2に記載の発明では、上記ガイド部材
を構成する材料の線膨張係数が、上記半導体基板の線膨
張係数より大きい場合に、上記温度調整部材が上記ガイ
ド部材を冷却する部材を有するようにすれば、上記ガイ
ド部材のガイド部の熱膨張による水平方向の位置のずれ
量を小さくするように、上記ガイド部材の温度を制御す
ることができる。これにより、検査時に検査対象である
半導体装置を加熱したとしても、その半導体装置上の電
極の水平方向の位置と、上記ガイド部材によって誘導さ
れている上記プローブ針の水平方向の位置とを合わせる
ことが可能となる。また、上記ガイド部材を構成する材
料の線膨張係数が、上記半導体基板の線膨張係数よりも
小さい場合に、上記温度調節部材が上記ガイド部材を加
熱する部材を有するようにすれば、上記ガイド部材のガ
イド部の熱膨張による水平方向における位置のずれ量を
大きくするように、上記ガイド部材の温度を制御するこ
とができる。これにより、検査時に検査対象である半導
体装置を加熱したとしても、その半導体装置上の電極の
水平方向の位置と、上記ガイド部材によって誘導されて
いるプローブ針の水平方向の位置とを合わせることが可
能となる。この結果、上記プローブカード用プローブ針
を上記半導体基板上に形成された電極に確実に接触させ
ることができる。これにより、半導体装置の検査を確実
に実施することができる。
【0016】請求項3に記載の半導体検査装置は、請求
項2に記載の構成において、上記温度制御部材が、上記
ガイド部材の温度を測定する部材と、上記測定された温
度に基づき、上記温度調節部材のON/OFF制御を行
なう手段とを含む。このため、請求項3に記載の発明で
は、上記ガイド部材の温度を測定し、その測定された温
度に基づいて、上記温度調節部材のON/OFF制御を
行なうので、上記ガイド部材の温度を精度よく制御する
ことができる。その結果、上記ガイド部材のガイド部の
熱膨張による水平方向の位置のずれ量を正確に制御する
ことができる。この結果、検査時に検査対象である半導
体装置を加熱したとしても、その半導体装置上の電極の
水平方向の位置と、上記ガイド部材によって誘導されて
いるプローブ針の水平方向の位置とをより正確に合わせ
ることが可能となる。
【0017】請求項4に記載の半導体装置は、請求項3
の構成において、上記ON/OFF制御を行なう手段
が、上記ガイド部材を構成する材料の線膨張係数をa
1、上記半導体検査装置により検査される半導体基板の
線膨張係数をa2、半導体検査を行なう際の上記半導体
基板の温度をT2、上記ガイド部材に形成される上記プ
ローブ針を誘導するための開口部の位置を、上記半導体
基板上に形成された電極の位置に合わせるように決定す
る際の、上記ガイド部材および上記半導体基板の温度を
T3とする場合、上記半導体検査を行なう際の上記ガイ
ド部材の温度T1が(T2−T3)×a2/a1+T3
とほぼ等しくなるように上記ON/OFF制御を行な
う。このため、請求項4に記載の発明では、上記ガイド
部材の温度T1を、(T2−T3)×a2/a1+T3
とほぼ等しくなるように調節するので、上記半導体基板
の温度がT3から半導体検査を行なう際の上記半導体基
板の温度T2へと変化した場合に、上記半導体基板上の
熱膨張による上記電極の水平方向の位置のずれ量とほぼ
同じになるように、上記ガイド部材の開口部の熱膨張に
よる水平方向の位置のずれ量を制御することが可能とな
る。これにより、上記開口部により誘導された上記プロ
ーブ針と、上記電極との水平方向における位置をほぼ合
わせることができる。このため、半導体検査の際に、上
記プローブカード用プローブ針を上記半導体基板上に形
成された電極に確実に接触させることができる。これに
より、半導体装置の検査を確実に実施することができ
る。
【0018】請求項5に記載の半導体検査装置は、請求
項3または4に記載の構成において、上記温度調節部材
が、上記ガイド部材を冷却する部材のみを含んでいる。
このため、請求項5に記載の発明では、上記ガイド部材
を構成する材料の線膨張係数が、上記半導体基板の線膨
張係数よりも大きい場合、上記ガイド部材のガイド部の
熱膨張による水平方向における位置のずれ量を小さくす
るように、上記ガイド部材の温度を低下させることがで
きる。このため、検査時に検査対象である半導体装置を
加熱したとしても、その半導体装置上の電極の水平方向
の位置と、上記ガイド部材によって誘導されているプロ
ーブ針の水平方向の位置とを合わせるようにすることが
できる。その結果、上記プローブカード用プローブ針
を、上記半導体基板上の上記電極に確実に接触させるこ
とができる。この結果、半導体装置の検査を確実に実施
することができる。
【0019】また、上記温度調節部材が、上記ガイド部
材を冷却する部材のみを含むので、上記ガイド部材を加
熱する部材および冷却する部材の両方を含む場合より
も、上記温度調節部材の構造を簡略化することができ
る。
【0020】請求項6に記載の半導体検査装置は、請求
項3、4および5のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記温度を測定する部材が温度センサを含み、上記
ガイド部材を冷却する部材が冷却ファンを含む。このた
め、請求項6に記載の発明では、上記ガイド部材の温度
を上記温度センサによって測定し、その測定された温度
により冷却ファンのON/OFF制御を行なうので、上
記ガイド部材の温度を精度よく制御することができる。
その結果、上記ガイド部材のガイド部の熱膨張による水
平方向における位置のずれ量を正確に制御することがで
きる。これにより、検査時に検査対象である半導体装置
を加熱したとしても、その半導体装置上の電極の水平方
向における位置と、上記ガイド部材により誘導されてい
るプローブ針の水平方向における位置とをより精度よく
合わせることができる。この結果、上記プローブカード
用プローブ針を半導体装置の電極に確実に接触させるこ
とができる。これにより、半導体装置の検査を確実に実
施することができる。
【0021】請求項7に記載の半導体検査装置は、請求
項3または4に記載の構成において、上記温度調節部材
が、上記ガイド部材を加熱する部材のみを含む。このた
め、請求項7に記載の発明では、上記ガイド部材を構成
する材料の線膨張係数が、上記半導体基板の線膨張係数
よりも小さい場合に、上記ガイド部材のガイド部の熱膨
張による水平方向における位置のずれ量を大きくするよ
うに、ガイド部材を加熱する部材により上記ガイド部材
の温度を上昇させることができる。この結果、検査時に
検査対象である半導体装置を加熱したとしても、その半
導体装置上の電極の水平方向の位置と、上記ガイド部材
により誘導されているプローブ針の水平方向の位置とを
合わせるように、上記ガイド部材のガイド部の熱膨張に
よる位置のずれ量を制御することができる。その結果、
上記プローブカード用プローブ針を半導体基板上の上記
電極に確実に接触させることができる。これにより、半
導体装置の検査を確実に実施することができる。
【0022】また、上記温度調節部材が上記ガイド部材
を加熱する部材のみを含むので、上記ガイド部材を加熱
する部材および冷却する部材の両方を含む場合よりも、
上記温度調節部材の構造を簡略化することができる。
【0023】請求項8に記載の半導体検査装置は、請求
項3、4および7のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記温度を測定する部材は温度センサを含み、上記
ガイド部材を加熱する部分はヒータを含んでいる。この
ため、請求項8に記載の発明では、上記ガイド部材の温
度を上記温度センサにより測定し、その測定された温度
により上記ヒータのON/OFF制御を行なうので、上
記ガイド部材の温度を精度よく制御することができる。
その結果、上記ガイド部材のガイド部の熱膨張による水
平方向における位置のずれ量を正確に制御することがで
きる。これにより、検査時に検査対象である半導体装置
を加熱したとしても、その半導体装置上の電極の水平方
向における位置と、上記ガイド部材によって誘導されて
いるプローブ針の水平方向における位置とをより精度よ
く合わせることが可能となる。この結果、上記プローブ
カード用プローブ針を上記半導体装置の電極に確実に接
触させることができる。これにより、半導体装置の検査
を確実に実施することができる。
【0024】請求項9に記載の半導体検査装置の制御方
法は、プローブカード用プローブ針と、上記プローブ針
の位置決め用ガイド部材と、上記ガイド部材の温度を測
定する部材と、上記ガイド部材を加熱する部材および冷
却する部材の少なくともいずれか一方を有する温度調節
部材とを備える半導体検査装置の上記ガイド部材の温度
制御方法であって、上記ガイド部材の温度を測定するス
テップと、上記測定された温度に基づき、上記温度調節
部材のON/OFF制御を行なうステップとを備えてい
る。このため、請求項9に記載の発明では、上記ガイド
部材の温度を測定し、その測定された温度によって、上
記温度調節部材のON/OFF制御を行なうので、上記
ガイド部材の温度の管理精度を向上させることができ
る。その結果、上記ガイド部材のガイド部の熱膨張によ
る水平方向における位置のずれ量をより正確に制御する
ことができる。これにより、検査時に検査対象である半
導体装置を加熱したとしても、その半導体装置上の電極
の水平方向における位置と、上記ガイド部材により誘導
されているプローブ針の水平方向における位置とをより
正確に合わせることができる。その結果、プローブカー
ド用プローブ針を半導体基板上の電極に確実に接触させ
ることができる。これにより、半導体装置の検査を確実
に実施することができる。
【0025】請求項10に記載の半導体装置の制御方法
は、請求項9に記載の構成において、上記ガイド部材の
線膨張係数をa1、上記半導体検査装置により検査され
る半導体基板の線膨張係数をa2、半導体検査を行なう
際の上記半導体基板の温度をT2、上記ガイド部材にお
いて上記プローブ針を誘導するための開口部の位置を上
記半導体基板上の電極の位置に合わせるように決定する
際の、上記ガイド部材および上記半導体基板の温度をT
3とすると、上記半導体検査を行なう際の上記ガイド部
材の温度T1が(T2−T3)×a2/a1+T3とほ
ぼ等しくなるように、上記ON/OFF制御を行なう。
このため、請求項10に記載の発明では、上記ガイド部
材の温度T1を(T2−T3)×a2/a1+T3とほ
ぼ等しくなるように調節するので、上記半導体基板の温
度がT3から半導体検査を行なう際の温度T2へと変化
した場合に、上記半導体基板上の熱膨張による上記電極
の水平方向の変位量とほぼ同じになるように、上記ガイ
ド部材の開口部の熱膨張による水平方向の変位量を制御
することが可能となる。これにより、上記開口部により
誘導された上記プローブ針と、上記電極との水平方向に
おける位置をほぼ合わせることができる。このため、半
導体検査の際に、上記プローブカード用プローブ針を上
記半導体基板上に形成された電極に確実に接触させるこ
とができる。これにより、半導体装置の検査を確実に実
施することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による半導体検査装置を示した模式図である。図
1を参照して、本発明の実施の形態1による半導体検査
装置は、プローブ針1と、プローブ針の固定用ガイド板
2と、プローブ針の位置決め用ガイド板3と、位置決め
用ガイド板3の温度を測定するための温度センサ12
と、検査対象である半導体基板5を固定および加熱する
ためのホットチャック6と、プローバー支持台7と、位
置決め用ガイド板3を冷却するための冷却ファン9と、
温度センサ12により測定された位置決め用ガイド板3
の温度により、冷却ファン9のON/OFF制御を行な
う制御装置11とから構成されている。プローバー支持
台7上には、ホットチャック6が設置されている。ホッ
トチャック6上には半導体基板5が固定されている。半
導体基板5の表面には、電極4が形成されている。半導
体基板5上の領域に位置するように、プローブ針の位置
決め用ガイド板3が設置されている。位置決め用ガイド
板3の所定領域には、開口部14が形成されている。位
置決め用ガイド板3上の領域には、プローブ針の固定用
ガイド板2が設置されている。固定用ガイド板2の所定
領域には、プローブ針1が固定されている。プローブ針
1は、位置決め用ガイド板3の所定領域に形成された開
口部14に挿入されることにより、半導体基板5上の電
極4の水平方向における位置と合うように位置決めさ
れ、半導体基板5上に形成された電極4に接触してい
る。位置決め用ガイド板3の下面には、温度センサ12
が設置されている。ここで、この温度センサ12は、位
置決め用ガイド板3の上面に設置してもよい。この温度
センサ12は、配線によって制御装置11と接続されて
いる。冷却ファン9は制御装置11と接続されており、
接続装置11から、冷却ファン9のON/OFFを制御
することができる。ここで、位置決め用ガイド板3は、
樹脂や一般的なセラミックスなど、半導体基板5の線膨
張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成さ
れている。また、位置決め用ガイド板3に形成されてい
る開口部14は、位置決め用ガイド板3と半導体基板5
とを室温(25℃)に保ち、半導体基板5上に位置する
ように位置決め用ガイド板3を固定し、半導体基板5上
に形成された電極4の真上に位置する領域における位置
決め用ガイド板の一部をドリルなどを用いて除去するこ
とにより形成される。そして、半導体基板5上に形成さ
れた半導体装置の電気的特性を検査する際、ホットチャ
ック6により加熱されることによって、半導体基板5は
検査を行なう際の設定温度、例えば、80℃に設定され
る。このとき、ホットチャック6や半導体基板5の周囲
における雰囲気ガスを介して、位置決め用ガイド板3に
も熱が伝わり、位置決め用ガイド板3の温度も上昇す
る。そこで、位置決め用ガイド板3に設置された温度セ
ンサ12と制御装置11と冷却ファン9とを用いて、半
導体基板5の温度が25℃から80℃に上昇することに
起因して、半導体基板5が熱膨張することによる、電極
4の水平方向における位置のずれ量と、位置決め用ガイ
ド板3の熱膨張による、開口部14の水平方向における
位置のずれ量とを同じにするように、位置決め用ガイド
板3の温度を制御する。
【0028】このように、本発明の実施の形態1による
半導体検査装置では、位置決め用ガイド板3の温度を制
御するための冷却ファン9を備えているので、位置決め
用ガイド板3の材質により決定される設定温度になるよ
うに、位置決め用ガイド板3の温度を制御することがで
きる。これにより、位置決め用ガイド板3の熱膨張に起
因する、半導体検査の際の開口部14の水平方向におけ
る位置のずれ量を制御することが可能となり、開口部1
4に挿入されたプローブ針1の先端部を、半導体基板5
上に形成された電極4の位置と合わせることができる。
この結果、半導体装置の検査を確実に実施することがで
きる。
【0029】また、位置決め用ガイド板3の下面に温度
センサ12が設置され、この温度センサ12により測定
された位置決め用ガイド板3の温度のデータをもとにし
て、制御装置11により冷却ファン9のON/OFF制
御が行なわれるので、位置決め用ガイド板3の温度制御
の精度をより向上させることができる。この結果、位置
決め用ガイド板3の熱膨張による開口部14の水平方向
における位置のずれ量をより正確に制御することができ
る。
【0030】図2は、図1に示した本発明の実施の形態
1による半導体検査装置において、位置決め用ガイド板
3の温度の制御方法の制御フローを示した図である。図
2を参照して、本発明の実施の形態1における位置決め
用ガイド板3の温度の制御方法の制御フローでは、ステ
ップ1(S1)において、位置決め用ガイド板3(図1
参照)の温度T1を、温度センサ12(図1参照)によ
り測定する。この位置決め用ガイド板3の温度T1は、
制御装置11(図1参照)に伝送され、この制御装置1
1において、ステップ2(S2)に示すように、T1と
位置決め用ガイド板3の設定上限温度TUおよび設定下
限温度TLを比較する。ここで、位置決め用ガイド板3
の温度T1が、設定下限温度TLより低い場合、ステッ
プ3(S3)に示すように、冷却ファン9(図1参照)
を停止する。また、位置決め用ガイド板3の温度T1
が、設定上限温度TUより高い場合、ステップ4(S
4)に示すように、冷却ファン9を起動する。そして、
位置決め用ガイド板3の温度T1が、設定下限温度TL
以上であり、かつ、設定上限温度TU以下である場合、
冷却ファン9に対する制御指令は変更せず、またステッ
プ1(S1)に戻る。ここで、位置決め用ガイド板3の
設定上限温度TUおよび設定下限温度TLは、開口部1
4(図1参照)が、半導体基板5(図1参照)上に形成
された電極4(図1参照)の上に位置するように決定さ
れる。この結果、半導体装置の検査を確実に実施するこ
とができる。
【0031】また、図2に示したような制御フローを用
いることで、図1に示した半導体検査における半導体基
板5の設定温度が変更された場合や、位置決め用ガイド
板3の材質が変更され、その線膨張係数が変わった場合
などにおいても、ガイド板3の設定上限温度TUおよび
設定下限温度TLを調整することにより、プローブ針1
を確実に電極4に接触させることができる。この結果、
半導体装置の検査を確実に実施することができる。
【0032】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2による半導体検査装置の模式図である。図3を参
照して、本発明の実施の形態2による半導体検査装置
は、基本的には図1に示した本発明の実施の形態1によ
る半導体検査装置と同様の構造を有している。ただし、
図3に示した本発明の実施の形態2による半導体検査装
置は、実施の形態1による半導体検査装置とは異なり、
冷却ファン9(図1参照)の代わりに、位置決め用ガイ
ド板3を加熱するためのヒータ10を備えている。ま
た、位置決め用ガイド板3は、シリコンウエハあるいは
窒化ホウ素を含むセラミックスなど、線膨張係数が半導
体基板5の線膨張係数と同等以下のものから構成されて
いる。そして、このヒータ10は、制御装置11に接続
されている。ヒータ10は制御装置11と接続されてお
り、制御装置11から、ヒータ10のON/OFFを制
御することができる。ここで、位置決め用ガイド板3
は、上記のように半導体基板5の線膨張係数より小さい
線膨張係数を有する材料により構成されている。また、
位置決め用ガイド板3に形成されている開口部14は、
位置決め用ガイド板3と半導体基板5とを室温(25
℃)に保ち、半導体基板5上に位置するように位置決め
用ガイド板3を固定し、半導体基板5上に形成された電
極4の真上に位置する領域における位置決め用ガイド板
の一部をドリルなどを用いて除去することにより形成さ
れる。そして、半導体基板5上に形成された半導体装置
の電気的特性を検査する際、ホットチャック6により加
熱されることによって、半導体基板5は検査を行なう際
の設定温度、例えば、80℃に設定される。このとき、
ホットチャック6や半導体基板5の周囲における雰囲気
ガスを介して、位置決め用ガイド板3にも熱が伝わり、
位置決め用ガイド板3の温度も上昇する。そこで、位置
決め用ガイド板3に設置された温度センサ12と制御装
置11とヒータ10とを用いて、半導体基板5の温度が
25℃から80℃に上昇することに起因して、半導体基
板5が熱膨張することによる、電極4の水平方向におけ
る位置のずれ量と、位置決め用ガイド板3の熱膨張によ
る、開口部14の水平方向における位置のずれ量とを同
じにするように、位置決め用ガイド板3の温度を制御す
る。
【0033】このように、本発明の実施の形態2による
半導体検査装置では、位置決め用ガイド板3に接触する
ように、ヒータ10を設置しているので、位置決め用ガ
イド板3の温度を、所定の設定温度となるように制御す
ることができる。これにより、位置決め用ガイド板3の
熱膨張に起因する、半導体検査時における開口部14の
水平方向の位置のずれ量を制御することができる。この
ため、開口部14に挿入されたプローブ針1の先端部
を、半導体基板5上に形成された電極4の位置と合わせ
ることができる。この結果、半導体装置の検査を確実に
実施することができる。
【0034】また、位置決め用ガイド板3に接触するよ
うに、温度センサ12を設置しているので、この温度セ
ンサ12により、位置決め用ガイド板3の温度を測定
し、その測定した温度を制御装置11に伝送することが
できる。そして、この温度センサ12により測定された
位置決め用ガイド板3の温度に基づいて、ヒータ10の
ON/OFF制御を制御装置11により行なうことによ
り、位置決め用ガイド板3の温度制御の精度を向上させ
ることができる。この結果、位置決め用ガイド板3の熱
膨張による開口部14の水平方向における位置のずれ量
を正確に制御することが可能となる。
【0035】図4は、図3に示した本発明の実施の形態
2による半導体検査装置の、位置決め用ガイド板3(図
3参照)の温度を制御するための制御フローである。こ
の図4に示した位置決め用ガイド板3の温度制御用の制
御フローは、図2に示した本発明の実施の形態1による
半導体検査装置の位置決め用ガイド板3(図1参照)の
温度制御フローと基本的に同じ構成である。ただし、こ
の図4に示した実施の形態2における位置決め用ガイド
板の温度制御フローでは、位置決め用ガイド板3(図3
参照)の測定された温度T1が、設定下限温度TLより
低い場合、ステップ3(S3)に示したように、ヒータ
10(図3参照)を起動する。また、位置決め用ガイド
板3の測定された温度T1が設定上限温度TUよりも高
い場合、ステップ4(S4)に示すように、ヒータ10
を停止する。このように、位置決め用ガイド板3の測定
された温度T1により、ヒータ10のON/OFFの制
御を行なうので、位置決め用ガイド板3の温度制御をよ
り精度よく行なうことができる。
【0036】図5は、図3に示した本発明の実施の形態
2による半導体検査装置の変形例を示した模式図であ
る。図5を参照して、本発明の実施の形態2の変形例に
よる半導体検査装置は、基本的には図3に示した実施の
形態2による半導体検査装置と同様の構造を有してい
る。ただし、図5を参照して、本発明の実施の形態2に
よる半導体検査装置では、プローブ針の固定用ガイド板
2にも温度センサ15とヒータ13とを設置している。
そして、温度センサ15およびヒータ13はそれぞれ制
御装置11と接続されている。そして、温度センサ15
によりプローブ針固定用ガイド板2の温度が測定され、
この測定された温度に基づき、制御装置11によりヒー
タ13のON/OFF制御を行なうことができる。この
ように、本発明の実施の形態2の変形例による半導体検
査装置では、プローブ針固定用ガイド板2についても温
度センサ15およびヒータ13を備えるので、プローブ
針固定用ガイド板2についても、位置決め用ガイド板3
と同様に、その温度を制御することができる。このた
め、半導体検査時に、固定用ガイド板2においてプロー
ブ針1が固定されている領域も、電極4の真上に位置す
る領域になるように、固定用ガイド板2の熱膨張による
位置のずれ量を制御することができる。このため、プロ
ーブ針1の先端部を電極4の真上に位置するように、よ
り正確に制御することが可能となる。
【0037】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3による半導体検査装置を示した模式図である。図
6を参照して、本発明の実施の形態3による半導体検査
装置は、基本的には図1に示した本発明の実施の形態1
による半導体検査装置と同様の構造を有している。ただ
し、この実施の形態3による半導体検査装置では、位置
決め用ガイド板3にヒータ10が設置されている。ま
た、このヒータ10は制御装置11と接続されている。
そして、温度センサ12により測定された位置決め用ガ
イド板3の温度により、制御装置11においてヒータ1
0および冷却ファン9のON/OFF制御を行なう。こ
のように、本発明の実施の形態3による半導体検査装置
では、位置決め用ガイド板3を加熱するためのヒータ1
0および冷却するための冷却ファン9を両方備えている
ので、位置決め用ガイド板3における温度のハンチング
などをヒータ10および冷却ファン9の両方を用いるこ
とにより防止することができ、位置決め用ガイド板3の
温度制御をより精度よく行なうことができる。このた
め、位置決め用ガイド板3に形成された開口部14の、
熱膨張による位置のずれ量をより精度よく制御すること
ができ、半導体基板5上に形成された電極4と開口部1
4に挿入されているプローブ針1とをより確実に接触さ
せることができる。これにより、より確実に半導体の検
査を行なうことが可能となる。
【0038】また、図7は、図6に示した本発明の実施
の形態3による半導体検査装置における位置決め用ガイ
ド板3の温度を制御するための制御フローを示した図で
ある。図7を参照して、ステップ1(S1)において、
プローブ針の位置決め用ガイド板3(図6参照)の温度
T1を測定する。次に、ステップ2(S2)において、
測定された位置決め用ガイド板3の温度T1と、設定上
限温度TUおよび設定下限温度TLを比較する。ここ
で、測定された温度T1が設定下限温度TLより小さい
場合は、ステップ3(S3)に示すように、ヒータ10
(図6参照)を起動する。また、測定された位置決め用
ガイド板3の温度T1が設定上限温度TUより高い場合
は、ステップ4(S4)に示すように、冷却ファン9
(図6参照)を起動する。そして、測定された位置決め
用ガイド板3の温度T1が、設定下限温度TL以上かつ
設定上限温度TU以下の場合は、ステップ5(S5)に
示すように、測定された位置決め用ガイド板3の温度T
1と位置決め用ガイド板3の設定狙い温度Tとを比較す
る。そして、測定された温度T1と設定狙い温度Tとが
同じ場合は、ステップ6(S6)に示すように、ヒータ
および冷却ファンを停止する。そして、測定された温度
T1と設定狙い温度Tとが異なる場合は、ヒータ10お
よび冷却ファン9に対する制御指令は変更せずに、再度
ステップ1(S1)に戻る。ここで、位置決め用ガイド
板3の線膨張係数をa1、半導体基板5の線膨張係数を
a2、半導体検査を行なう際の半導体基板5の温度を8
0℃、位置決め用ガイド板3において開口部14の位置
を半導体基板5上の電極4の位置に合わせるように決定
する際の、位置決め用ガイド板3および半導体基板5の
温度を25℃とすると、設定狙い温度Tは(80−2
5)×a2/a1+25℃という計算によって与えられ
る。また、設定上限温度TUおよび設定下限温度TL
は、半導体基板5上に形成された電極4のサイズとプロ
ーブ針1の先端部の直径との比および位置決め用ガイド
板3に形成される開口部14の加工精度などから、プロ
ーブ針1の先端部が電極4の上の領域からずれないよう
に設定される。このように、位置決め用ガイド板3の温
度を制御することにより、位置決め用ガイド板3に形成
された開口部14の水平方向における位置を、電極4の
上に精度よく合わせることができる。これにより、位置
決め用ガイド板3に形成された開口部14に挿入されて
いるプローブ針1の先端部を、半導体基板5上に形成さ
れた電極4の位置に合うようにより正確に制御すること
ができる。このため、より確実に半導体の検査を行なう
ことができる。
【0039】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜10に記載の
発明によれば、半導体検査装置において、プローブカー
ド用プローブ針の位置決め用ガイド板の温度を制御する
ことができる。これにより、位置決め用ガイド板のガイ
ド部の熱膨張による水平方向における位置のずれ量を制
御することができる。このため、上記ガイド部を検査対
象である半導体装置が形成されている半導体基板上の電
極の真上に位置するように制御することができ、上記ガ
イド部により誘導されているプローブ針と、上記電極と
の相対的な位置のずれの発生を防止することができる。
それにより、上記プローブ針と上記電極とを確実に接触
させることができる。この結果、半導体検査装置のプロ
ーブ針と半導体装置の電極との間の相対的な位置のずれ
の発生を防止し確実に半導体装置の検査を実施すること
が可能な半導体検査装置およびその制御方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による半導体検査装置
の模式図である。
【図2】 図1に示した実施の形態1による半導体検査
装置における、位置決め用ガイド板の温度の制御方法の
制御フローを示した図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による半導体検査装置
の模式図である。
【図4】 図3に示した実施の形態2による半導体検査
装置のプローブ針の位置決め用ガイド板の温度の制御方
法の制御フローを示した図である。
【図5】 図3に示した本発明の実施の形態2の変形例
である半導体検査装置を示した模式図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による半導体検査装置
の模式図である。
【図7】 図6に示した本発明の実施の形態3による半
導体検査装置のプローブ針の位置決め用ガイド板の温度
の制御方法の制御フローを示した図である。
【図8】 従来の半導体検査装置を示した模式図であ
る。
【図9】 図8に示した従来の半導体検査装置のプロー
ブ針が半導体基板上の電極に接触している状況を示す模
式図である。
【図10】 図9に示した従来の半導体検査装置におい
て、プローブ針の位置決め用ガイド板が熱膨張すること
により、半導体基板上に形成された電極とプローブ針の
先端部との相対的な位置がずれている状態を説明するた
めの模式図である。
【符号の説明】
1 プローブ針、2 プローブ針の固定用ガイド板、3
プローブ針の位置決め用ガイド板、4 半導体装置の
電極、5 半導体基板、6 ホットチャック、7 プロ
ーバー支持台、9 冷却ファン、10,13 ヒータ、
11 制御装置、12,15 温度センサ、14開口
部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブカード用プローブ針と、 前記プローブ針の位置決め用ガイド部材と、 前記ガイド部材の温度制御部材とを備える、半導体検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御部材は、 前記ガイド部材を加熱する部材および冷却する部材の少
    なくともいずれか一方を有する温度調節部材を含む、請
    求項1に記載の半導体検査装置。
  3. 【請求項3】 前記温度制御部材は、さらに、 前記ガイド部材の温度を測定する部材と、 前記測定された温度に基づき、前記温度調節部材のON
    /OFF制御を行なう手段とを含む、請求項2に記載の
    半導体検査装置。
  4. 【請求項4】 前記ON/OFF制御を行なう手段は、 前記ガイド部材を構成する材料の線膨張係数をa1、前
    記半導体検査装置により検査される半導体基板の線膨張
    係数をa2、半導体検査を行なう際の前記半導体基板の
    温度をT2、前記ガイド部材に形成される前記プローブ
    針を誘導するための開口部の位置を、前記半導体基板上
    に形成された電極の位置にあわせるように決定する際
    の、前記ガイド部材および前記半導体基板の温度をT3
    とすると、前記半導体検査を行なう際の前記ガイド部材
    の温度T1が(T2−T3)×a2/a1+T3とほぼ
    等しくなるように、前記ON/OFF制御を行なう、請
    求項3に記載の半導体検査装置。
  5. 【請求項5】 前記温度調節部材は、前記ガイド部材を
    冷却する部材のみを含む、請求項3または4に記載の半
    導体検査装置。
  6. 【請求項6】 前記温度を測定する部材は温度センサを
    含み、 前記ガイド部材を冷却する部材は冷却ファンを含む、請
    求項3、4および5のいずれか1項に記載の半導体検査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記温度調節部材は、前記ガイド部材を
    加熱する部材のみを含む、請求項3または4に記載の半
    導体検査装置。
  8. 【請求項8】 前記温度を測定する部材は温度センサを
    含み、 前記ガイド部材を加熱する部材はヒータを含む、請求項
    3、4および7のいずれか1項に記載の半導体検査装
    置。
  9. 【請求項9】 プローブカード用プローブ針と、 前記プローブ針の位置決め用ガイド部材と、 前記ガイド部材の温度を測定する部材と、 前記ガイド部材を加熱する部材および冷却する部材の少
    なくともいずれか一方を有する温度調節部材とを備える
    半導体検査装置の前記ガイド部材の温度制御方法であっ
    て、 前記ガイド部材の温度を測定するステップと、 前記測定された温度に基づき、前記温度調節部材のON
    /OFF制御を行なうステップとを備える、半導体検査
    装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材の線膨張係数をa1、
    前記半導体検査装置により検査される半導体基板の線膨
    張係数をa2、半導体検査を行なう際の前記半導体基板
    の温度をT2、前記ガイド部材において前記プローブ針
    を誘導するための開口部の位置を、前記半導体基板上に
    形成された電極の位置にあわせるように決定する際の、
    前記ガイド部材および前記半導体基板の温度をT3とす
    ると、前記半導体検査を行なう際の前記ガイド部材の温
    度T1が(T2−T3)×a2/a1+T3とほぼ等し
    くなるように、前記ON/OFF制御を行なう、請求項
    9に記載の半導体検査装置の制御方法。
JP9308292A 1997-11-11 1997-11-11 半導体検査装置およびその制御方法 Withdrawn JPH11145215A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9308292A JPH11145215A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 半導体検査装置およびその制御方法
US09/058,892 US6043671A (en) 1997-11-11 1998-04-13 Semiconductor inspection device with guide member for probe needle for probe card and method of controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9308292A JPH11145215A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 半導体検査装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11145215A true JPH11145215A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17979292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9308292A Withdrawn JPH11145215A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 半導体検査装置およびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6043671A (ja)
JP (1) JPH11145215A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007000799A1 (ja) * 2005-06-27 2007-01-04 Advantest Corporation コンタクタ、該コンタクタを備えたコンタクトストラクチャ、プローブカード、試験装置、コンタクトストラクチャ製造方法、及び、コンタクトストラクチャ製造装置
JP2008298749A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Japan Electronic Materials Corp 半導体検査装置
JP2010164547A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Star Technologies Inc 半導体素子の試験装置
JP2011501403A (ja) * 2007-10-10 2011-01-06 カスケード・マイクロテク・ドレスデン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 所定の温度条件下で試験基板を検査する方法及び温度条件を設定可能な検査装置
JP2012007913A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Dainippon Printing Co Ltd サスペンション用フレキシャー基板の検査装置、検査方法、およびサスペンション用フレキシャー基板の製造方法
KR101435439B1 (ko) * 2011-12-05 2014-08-29 가부시키가이샤 니혼 마이크로닉스 전력용 반도체 디바이스 검사용 프로브 집합체 및 그것을 이용한 검사장치
US10068814B2 (en) 2015-09-24 2018-09-04 Mitsubishi Electric Corporation Apparatus and method for evaluating semiconductor device comprising thermal image processing

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780792B1 (fr) * 1998-07-03 2000-09-22 St Microelectronics Sa Appareillage de test de puces electroniques
JP3054141B1 (ja) * 1999-03-31 2000-06-19 エム・シー・エレクトロニクス株式会社 Icデバイスの温度制御装置及び検査装置
IT1317517B1 (it) * 2000-05-11 2003-07-09 Technoprobe S R L Testa di misura per microstrutture
US6972578B2 (en) * 2001-11-02 2005-12-06 Formfactor, Inc. Method and system for compensating thermally induced motion of probe cards
US7071714B2 (en) * 2001-11-02 2006-07-04 Formfactor, Inc. Method and system for compensating for thermally induced motion of probe cards
US6667631B2 (en) 2001-12-27 2003-12-23 Stmicroelectronics, Inc. High temperature probe card
US6768331B2 (en) * 2002-04-16 2004-07-27 Teradyne, Inc. Wafer-level contactor
US7988398B2 (en) 2002-07-22 2011-08-02 Brooks Automation, Inc. Linear substrate transport apparatus
US7791047B2 (en) * 2003-12-12 2010-09-07 Semequip, Inc. Method and apparatus for extracting ions from an ion source for use in ion implantation
US20060019029A1 (en) * 2004-07-20 2006-01-26 Hamer Kevin T Atomic layer deposition methods and apparatus
US7091737B2 (en) * 2004-10-01 2006-08-15 Intel Corporation Apparatus and methods for self-heating burn-in processes
KR100656586B1 (ko) * 2005-01-07 2006-12-13 삼성전자주식회사 프로브 카드 냉각용 공기 분사기를 갖는 웨이퍼 번인 시스템
US7285968B2 (en) * 2005-04-19 2007-10-23 Formfactor, Inc. Apparatus and method for managing thermally induced motion of a probe card assembly
KR100790817B1 (ko) * 2006-12-06 2008-01-03 삼성전자주식회사 반도체 제조관리 시스템
EP2138852A4 (en) * 2007-04-04 2017-08-30 NHK Spring Co., Ltd. Conductive contact holder and conductive contact unit
JP5049419B2 (ja) * 2007-07-25 2012-10-17 東京エレクトロン株式会社 プローブカード用台車及びこの台車を用いるプローブカードの取り扱い方法
KR101457691B1 (ko) * 2008-03-10 2014-11-03 엘지전자 주식회사 냉장고용 제빙 어셈블리의 제어 방법
US9182425B2 (en) 2012-05-21 2015-11-10 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Probe supporting and aligning apparatus
JP6341634B2 (ja) * 2013-05-28 2018-06-13 新光電気工業株式会社 プローブガイド板及びその製造方法、半導体検査装置
TWI644109B (zh) * 2017-05-18 2018-12-11 漢民科技股份有限公司 半導體測試裝置
US10677842B2 (en) 2017-05-26 2020-06-09 Advantest Corporation DUT testing with configurable cooling control using DUT internal temperature data

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5124639A (en) * 1990-11-20 1992-06-23 Motorola, Inc. Probe card apparatus having a heating element and process for using the same
US5325052A (en) * 1990-11-30 1994-06-28 Tokyo Electron Yamanashi Limited Probe apparatus
US5210485A (en) * 1991-07-26 1993-05-11 International Business Machines Corporation Probe for wafer burn-in test system
JP2556245B2 (ja) * 1992-11-27 1996-11-20 日本電気株式会社 プローブカード
JPH072975A (ja) * 1993-06-16 1995-01-06 Mitsubishi Rayon Co Ltd エポキシ樹脂組成物及びプリプレグ
JP3096197B2 (ja) * 1993-09-28 2000-10-10 株式会社日本マイクロニクス プローブカード

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007000799A1 (ja) * 2005-06-27 2007-01-04 Advantest Corporation コンタクタ、該コンタクタを備えたコンタクトストラクチャ、プローブカード、試験装置、コンタクトストラクチャ製造方法、及び、コンタクトストラクチャ製造装置
US7764152B2 (en) 2005-06-27 2010-07-27 Advantest Corporation Contactor, contact structure provided with contactors, probe card, test apparatus, method of production of contact structure, and production apparatus of contact structure
KR100975904B1 (ko) * 2005-06-27 2010-08-16 가부시키가이샤 아드반테스트 콘택터, 그 콘택터를 구비한 콘택트 스트럭처, 프로브카드, 시험 장치, 콘택트 스트럭처 제조방법, 및 콘택트스트럭처 제조장치
US8097475B2 (en) 2005-06-27 2012-01-17 Advantest Corporation Method of production of a contact structure
US8241929B2 (en) 2005-06-27 2012-08-14 Advantest Corporation Contactor, contact structure, probe card, and test apparatus
JP2008298749A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Japan Electronic Materials Corp 半導体検査装置
JP2011501403A (ja) * 2007-10-10 2011-01-06 カスケード・マイクロテク・ドレスデン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 所定の温度条件下で試験基板を検査する方法及び温度条件を設定可能な検査装置
JP2010164547A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Star Technologies Inc 半導体素子の試験装置
JP2012007913A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Dainippon Printing Co Ltd サスペンション用フレキシャー基板の検査装置、検査方法、およびサスペンション用フレキシャー基板の製造方法
KR101435439B1 (ko) * 2011-12-05 2014-08-29 가부시키가이샤 니혼 마이크로닉스 전력용 반도체 디바이스 검사용 프로브 집합체 및 그것을 이용한 검사장치
US10068814B2 (en) 2015-09-24 2018-09-04 Mitsubishi Electric Corporation Apparatus and method for evaluating semiconductor device comprising thermal image processing

Also Published As

Publication number Publication date
US6043671A (en) 2000-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11145215A (ja) 半導体検査装置およびその制御方法
US7492176B2 (en) Prober and probe contact method
JP4825812B2 (ja) 温度を調整可能なチャック装置を用いた半導体ウエハ検査方法および装置
TWI418819B (zh) 探測系統之改良式定位方法及設備
US7812627B2 (en) Test device
JP5555633B2 (ja) 所定の温度条件下で試験基板を検査する方法及び温度条件を設定可能な検査装置
US6130543A (en) Inspection method and apparatus for semiconductor integrated circuit, and vacuum contactor mechanism
JP4981525B2 (ja) 半導体検査装置
JP2010182874A (ja) プローブカードのメンテナンス方法
JP2008103528A (ja) 半導体装置の検査方法およびプローブカード
JP4999775B2 (ja) プローバ
JP2008192861A (ja) 半導体検査装置および半導体検査方法
KR20210036236A (ko) 탐측 장치 및 그 동작 방법
JP2008300655A (ja) ウエハの試験装置及び試験方法
JP2011108695A (ja) 半導体検査装置、半導体装置の検査方法、及び半導体装置の検査プログラム
JP4901317B2 (ja) プローバ及び平行度調整方法
JP2007208138A (ja) 半導体装置の検査方法
JP2008170194A (ja) 電子デバイスのテスト方法、電子デバイスのテスタおよび電子デバイスのテストシステム
JP2005228788A (ja) ウエーハとプローブカードとの位置合わせ方法、プローブ検査方法及びプローブ検査装置
JP2001165990A (ja) 電子デバイスの温度制御方法及び装置
JPH0697243A (ja) プローブ装置
JPH05175289A (ja) プロ−ビング方法及びプロ−ブ装置
JP2007234645A (ja) プローバ温度制御装置、及び、方法
KR100557991B1 (ko) 프로빙장치 및 프로빙방법
JP2008166648A (ja) 半導体集積回路の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201