JP2008166648A - 半導体集積回路の検査装置 - Google Patents

半導体集積回路の検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008166648A
JP2008166648A JP2007000282A JP2007000282A JP2008166648A JP 2008166648 A JP2008166648 A JP 2008166648A JP 2007000282 A JP2007000282 A JP 2007000282A JP 2007000282 A JP2007000282 A JP 2007000282A JP 2008166648 A JP2008166648 A JP 2008166648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
semiconductor integrated
integrated circuit
height
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007000282A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Hirae
浩一 平江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007000282A priority Critical patent/JP2008166648A/ja
Publication of JP2008166648A publication Critical patent/JP2008166648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことを目的とする。
【解決手段】測定時に、ウェハ12上に形成された半導体集積回路毎に、ウェハ12の高さおよびプローブ針先16高さを測定し、これらから、プローブをコンタクトした際の針圧が所定の針圧になるように制御することにより、半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハに形成された複数の半導体集積回路を、ウェハ状態で検査を行う半導体集積回路の検査装置に関するものである。
近年、半導体素子の高集積化に伴い、ウェハに形成された半導体集積回路の電気的特性を測定するプローバ装置は、プローブの針数の増加や並列測定個数の増加による針立て面積の増大、システムLSIのパットピッチの狭ピッチ化に伴い針径が細くなり、針先と半導体集積回路とのコンタクト圧の許容範囲が狭まる傾向があり、プローブ針先位置の高精度な制御が要求されてきている。
特許文献1には、高温測定時に半導体基板を搭載するステージの高さを時間間隔ごとに記録したデータをもち、時間間隔ごとに時間からデータを取得し、ステージの位置を自動的に調節し、プローブの針圧を一定に保持することを可能にしたプローバ装置が開示されている。
上記文献と同様な構成を有する従来のプローバ装置について図9,図10を用いて説明する。図9は従来の半導体装置の検査装置におけるプローバ装置の構成を示す概略図,図10は従来の半導体装置の検査装置におけるプローブ針の移動状況を説明する図である。
図9において、従来のプローバ装置50は、被測定半導体集積回路が形成されたウェハ51をその上面に載置するウェハチャック52と、ウェハチャック52をX軸およびY軸方向に移動するウェハチャックXY軸駆動部54と、ウェハチャック52をZ軸方向に移動するウェハチャックZ軸駆動部53と、チャックXY軸駆動部54およびチャックZ軸駆動部53を制御するチャック位置制御部63とを備えている。チャック52は、その内部にチャック52を加熱するヒータと、チャック52を冷却する冷却ユニットと、チャック52の温度を測定する温度センサとを含む。従来のプローバ装置50は、ウェハ51の上面と対面して設けられ、ウェハ51の上面に形成された半導体集積回路の電気的特性を測定するとき使用するプローブカード55を含む。
プローブカード55は、半導体集積回路と接触する針先を有するプローブ針56が設けられている。
さらに、従来のプローバ装置50は、プローブ針56の針先の位置を検出する位置センサ57と、位置センサ57で検出された位置データに基づいて、プローブ針56の針先の測定開始位置に対する位置を計測する位置計測部62と、チャック52を設定温度に制御する温度制御部66と、チャック52の設定温度と、位置計測部62で計測された移動位置とを対応づけて記憶するデータ記憶部61と、演算部64とを含む。
従来のプローバ装置50において、ウェハ51に形成された半導体集積回路の電気的特性の測定を高温または低温状態で行う場合、ウェハ51からの熱伝導や放射熱によりプローブカード55の反りやプローブカード55のプローブ針56の膨張や収縮が発生する。たとえば、図10に示すように、チャック52の温度が高温時、プローブ針56の針先からウェハ51の上面までの距離は、測定開始時の距離Eから距離Fになる。
図9の従来のプローバ装置50では、被測定半導体集積回路が形成されたウェハ55を搭載したチャック52の温度変化に応じて、チャック52の位置を自動的に調節するように構成されている。従来のプローバ装置50は、予めチャック52の温度毎にプローブ針56の針先の位置を測定し、データ記憶部61に保存する。半導体集積回路の電気的特性を測定する際、チャック52の温度を測定し、チャック52の温度に応じてデータ記憶部61からプローブ針56の針先の位置を取得し、プローブ針56の針先の位置からチャック52の移動位置を算出する。算出された移動位置に基づいて、チャック位置制御部63が、チャックZ軸駆動部53を制御し、チャック52を移動位置に移動させる。
特開2005−333045号公報
しかしながら、従来の半導体集積回路の検査装置では、ウェハチャック上で高温になったウェハ上に形成された半導体集積回路が移動するため、測定される半導体集積回路の位置により、熱源であるウェハチャックと前記ウェハチャックの上方にあるプローブカードの距離が変わることにより、前記プローブカードの温度が変化する。前記プローブカードの温度が変化すると、プローブカードの補強板を含むプローブを支える基板が熱膨張により反りを生じ、プローブカードの温度が高いほど、基板の反りが大きく、プローブの針先位置がウェハ側で移動しウェハへの針圧が大きくなる。ウェハへの針圧が大きくなると、半導体集積回路へのパッド下の素子にダメージをうけることになる。つまり、時間間隔でウェハステージの位置が変化するが、プローブカードにおいては、ウェハを含むチャックとの相対位置でプローブカードの変形度合いが大きく変わる。この傾向は高温時ほど、また、熱膨張による反りが発生するプローブカードと熱源となるウェハを含むチャックが大口径化するほど、ウェハにかかる針圧の差は顕著になる。
上記問題点を解決するために、半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の半導体集積回路の検査装置は、ウェハ上に複数形成された半導体集積回路をウェハ状態で検査を行う半導体集積回路の検査装置であって、前記半導体集積回路にコンタクトするプローブを備えるプローブカードと、前記プローブカードに接続されて測定対象となる前記半導体集積回路の電気的特性を測定する電気測定部と、前記ウェハを加温しながら搭載するウェハチャックと、測定対象となる前記半導体集積回路が前記プローブカード直下の測定位置にくるように前記ウェハチャックを移動させるウェハチャックXY軸駆動部と、測定対象となる前記半導体集積回路が前記プローブカードとコンタクトするように前記ウェハチャックを移動させるウェハチャックZ軸駆動部と、前記ウェハチャックの温度を制御する温度制御部と、前記ウェハチャックXY軸駆動部の動作を制御する位置制御部と、前記ウェハの基準位置からの高さを測定するウェハ高さ測定部と、前記プローブの基準位置からの高さを測定するプローブ高さ測定部と、前記ウェハの高さと前記プローブの高さの差からコンタクトの高さを求める高さ認識部と、前記半導体集積回路毎の前記コンタクトの高さの情報を前記各半導体集積回路の位置情報と対応させて格納する記憶部と、前記記憶部に格納された情報から前記各半導体集積回路への前記プローブカードコンタクト時の針圧があらかじめ定められた所定の針圧になるように前記ウェハチャックの移動量を演算する演算処理部と、前記演算処理部の処理結果より前記ウェハチャックZ軸駆動部の動作を制御する高さ制御部とを有し、測定温度印加時でも、最適な前記針圧でコンタクトすることを特徴とする。
請求項2記載の半導体集積回路の検査装置は、請求項1記載の半導体集積回路の検査装置において、前記記憶部に格納される情報が、前記各半導体集積回路の位置情報と対応させた前記コンタクトの高さの情報を、測定する前記半導体集積回路の順に記録したテーブルであることを特徴とする。
請求項3記載の半導体集積回路の検査装置は、請求項1記載の半導体集積回路の検査装置において、前記記憶部に格納される情報として、前記各半導体集積回路の位置情報を前記ウェハ中心からの距離を用い、前記コンタクトの高さの情報を前記ウェハ中心からの距離に比例する一次関数で表すことを特徴とする。
請求項4記載の半導体集積回路の検査装置は、請求項1記載の半導体集積回路の検査装置において、前記記憶部に格納される情報として、前記各半導体集積回路の位置情報を前記ウェハ中心からの距離を用い、前記コンタクトの高さの情報を前記ウェハチャックと前記プローブカードが前記ウェハの平面方向に重なる部分の面積に比例する一次関数で表すことを特徴とする。
以上により、半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことができる。
以上のように、測定時に、ウェハ上に形成された半導体集積回路毎に、ウェハの高さおよびプローブの針先高さを測定し、これらから、プローブをコンタクトした際の針圧が所定の針圧になるように制御することにより、半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を用いて説明する。
図1は本発明の半導体装置の検査装置におけるプローバ装置の構成を示す概略図である。
図1において、プローバ装置10は、半導体集積回路が形成されたウェハ12をその上面に搭載するウェハチャック13と、ウェハチャック13の温度を制御する温度制御部26と、ウェハチャック13をウェハの平面方向であるX軸およびY軸方向に移動するウェハチャックXY軸駆動部15と、ウェハチャック13をウェハの平面方向に対して垂直方向であるZ軸方向に移動するウェハチャックZ軸駆動部14と、ウェハチャックXY軸駆動部15を制御するウェハチャック位置制御部24と、ウェハチャックZ軸駆動部14を制御するウェハチャック高さ制御部23と、プローブカード11に取り付けられたプローブ20とプローブ20のプローブ針先16のあらかじめ定めた任意の基準位置からの高さをプローブ20の下方から測定するプローブ高さ測定部17と、ウェハ12の前記基準位置からの高さをウェハ12の上方から測定するウェハ高さ測定部19と、ウェハ高さ測定部19とプローブ高さ測定部17からの差からコンタクトの高さを求める高さ認識部22と、高さ認識部22からの高さ情報とウェハチャック位置制御部24からの位置情報とを取得し、高さ情報と位置情報を対にして記憶する記憶部21と、位置制御部24からの位置情報からあらかじめ記憶された記憶部21の高さ情報を、ウェハチャック高さ制御部23に指示をあたえる演算処理部25とを備えている。
ウェハチャック13は本体の内部にウェハチャック13を加熱するヒータと、ウェハチャック13を冷却する冷却ユニットとウェハチャック13の温度を測定する温度センサとを含む。
ウェハチャックZ軸駆動部14及びウェハチャックXY軸駆動部15は内蔵する駆動モータなどによりウェハチャック13を駆動する。ウェハチャック高さ制御部23はウェハチャックZ軸駆動部14の駆動モータを制御することにより、ウェハチャック13の高さを制御する。ウェハチャック位置制御部24はウェハチャックXY軸駆動部15の駆動モータを制御することにより、ウェハチャック13のXYの位置を制御する。
ウェハ12の上面に形成された複数の半導体集積回路に対する電気的特性の測定は各半導体集積回路毎に行われる。そのため、ウェハチャック位置制御部24はチャックXY軸駆動部15を制御して、各半導体集積回路と、プローブ針20のプローブ針先16とが適切な位置でコンタクトするようにXY軸方向にチャック13を移動させる。また、半導体集積回路の電気的特性を測定する際、ウェハチャック高さ制御部23はチャックZ軸駆動部14を制御して、半導体集積回路とプローブ針20のプローブ針先16が最適なコンタクト圧で接触し、電気的に接続されるようにウェハチャック13をZ軸方向に移動させる。
プローバ装置10は、ウェハ12の上面に半導体集積回路の電気的特性を測定するときに使用するプローブカード11を含む。プローブカード11は、半導体集積回路と接触するプローブ針先16を有するプローブ針20が設けられた一面を有する。さらに、プローバ装置10は、プローブカード11を固定するフォルダ28と、プローブカード11を介して半導体集積回路の電気的特性を測定する電気測定部27とを含む。
さらに、プローバ装置10は、温度制御部26と、記憶部21と、演算処理部26とを含む。
温度制御部26は、温度センサを含み、温度センサでウェハチャック13の温度を測定するとともに、ウェハチャック13を所定の設定温度に制御する。温度制御部26は、ウェハチャック13の温度を上げる場合は、ウェハチャック13をヒータで加熱するようヒータを制御し、ウェハチャック13の温度を下げる場合は、ウェハチャック13を冷却ユニットで冷却するように冷却ユニットを制御する。
記憶部21は位置制御部24からの位置情報と高さ制御部からの高さ情報を時間ごと、または位置ごとに記憶する。記憶部21のテーブルに記憶されたデータ例を図3に示す。
演算処理部25は、ウェハチャック位置制御部24から通知された位置情報をもとに、図3のテーブルを参照し、プローブ針20のプローブ針先16の移動距離を取得し、取得した移動距離に基づいて、プローブ針20のプローブ針先16と半導体集積回路が最適なコンタクト圧で接触するように、ウェハチャック13のZ軸方向の移動位置を算出する。演算処理部25で算出されたZ軸移動位置は、ウェハチャック位置制御部24に通知される。ウェハチャック位置制御部24は、ウェハチャックZ軸駆動部14を制御してウェハチャック13をZ軸方向の移動位置に移動させる。
ウェハ上面を測定プローブ高さ測定部17はプローブカード11に付けられたプローブ20のプローブ針先16の下に移動し、カメラ等のフォーカスにてプローブ高さ18を測定する。
図2に本発明の半導体集積回路の検査装置における高温測定動作のフローチャートを示す。
予め、ウェハ12の高温測定動作を行い、プローブ針20のプローブ針先16の高さ情報を記憶部21にテーブル30に記憶させる。
次に、図2に示すように、プローブカード11を半導体集積回路の検査装置であるプローバ装置10に装着する(S11)。プローブカード11に付けられたプローブ20のプローブ針先16のプローブ高さ18はプローブ高さ測定部17にて測定する。通常プローブ20のプローブ針先16は複数ピンあり、プローブカード11で予め決められた代表的な複数のピンを基準ピンとしてその基準ピンのプローブ針先16のプローブ高さ18を測定する。高さ認識部22にてプローブ高さ測定部17から得た複数ピンのプローブ高さ18の平均等を算出し、プローブカード11のプローブ高さ18とし、記憶部21へ格納する。加熱前のプローブの高さを記憶することで、加熱後のプローブ高さを短時間で測定することができる。(S12)。次に、ウェハチャック13の上に半導体集積回路を形成されたウェハ12を搭載する(S13)。次に、温度制御部26によりウェハチャック13を加熱する(S14)。次に、温度制御部26にて設定された温度か判断する(S15)。設定された温度に達しない場合(S15のNoの処理)、ウェハチャック温度を調整する(S14)。設定された温度に達する(S15のYesの処理)とウェハ高さ測定部19でウェハ12の基準位置からの高さを複数個所測定し、高さ認識部22にてウェハ12の高さを求める(S16)。プローブカード11は高温時、基板の反りが発生し、プローブ針先16が下方向に移動する傾向にある。そこで、次に、ウェハチャック13はウェハチャック位置制御部24からウェハチャックXY軸駆動部15へ指示されてウェハの中央部にプローブカード11がくるように移動され、プローブカード11の基板の反りが安定する予め決められた時間まで待つ(S17)。次に、プローバ装置10はプローブカード11のプローブ針先16の針先高さ18をS12と同じく算出する(S18)。次に、プローバ装置10はウェハチャック13が最初の測定チップの位置に移動するように、ウェハチャック位置制御部24からウェハチャックXY軸駆動部15に指示してウェハチャック13を移動させる。安定した電気的特性検査ができるにはウェハ12とプローブの針先16の接触からの一定の押し込み量が必要である。事前に設定された押し込み量になるように、S18で測定されたプローブ針先高さ18を記憶部21から演算処理部25に呼び出し演算され、ウェハチャック高さ制御部23から、ウェハチャックZ軸駆動部へ指示してウェハチャック13を移動させ、ウェハ12上に形成された測定対象の半導体集積回路に、プローブカードのプローブをコンタクトさせる(S19)。このように、測定温度雰囲気中での、測定対象となるウェハ12の高さと測定対象となるウェハ12上に移動した状態で待機中のプローブカード11におけるプローブ針先16の高さとを測定し、その測定結果を反映させてウェハチャック13を移動させることにより、プローブを所定の針圧で測定対象となる半導体集積回路にコンタクトさせることができる。続いて、電気測定部27がウェハ12上の半導体集積回路の電気的測定を行う(S20)。次に、測定終了する場合はそのまま本処理を終了する(S24のYes)。測定終了しない場合はS21へ移動(S24のNo)し、ウェハチャック高さ制御部23からウェハチャックZ軸駆動部14へ指示を送り、ウェハチャック13をコンタクト解除状態にZ軸方向へ移動し、ウェハチャック位置制御部24からウェハチャックXY軸駆動部15に指示して次の測定半導体集積回路へ移動する(S21)。次に、移動先の位置情報をウェハチャック位置制御部24から取得する(S22)。次に、移動先位置情報の針先高さデータを記憶部21にあらかじめ記録されたテーブル30から入手する(S23)。演算処理部25にて押し込み量を演算し、求めた押し込み量をウェハチャック位置制御部24からウェハチャック高さ制御部に指示を出してウェハチャック13を移動させ、ウェハ12上に形成された測定対象の半導体集積回路に、プローブカードのプローブをコンタクトさせる(S24)。そして、再びS20に戻る。半導体集積回路の高温時の電気的特性測定において、測定中熱源のウェハチャック13が移動により、プローブカード11の針先高さ18が変化しても事前に記憶された測定位置ごとの針先高さ18の情報を呼びだして、測定位置ごとにウェハチャック13の移動量を補正することでウェハ12とプローブの針先16の接触からの一定の押し込み量が可能となり、安定した電気的特性測定が可能となる。
図3は本発明の半導体集積回路の検査装置における記憶部に格納されるテーブルを説明する図であり、記憶部21に格納される半導体集積回路の測定順と位置、ウェハの高さを記憶するテーブルである。図3に示すように、各半導体集積回路の位置座標とウェハ高さを対にして格納している。
図4は本発明の半導体集積回路の検査装置におけるウェハ上に形成された半導体集積回路の測定順を例示する図である。図4に示す例では、ウェハ左上の半導体集積回路Aを先頭に順に右方向へ移動し、端まで移動した後には1段下方に移動し左方向へ移動する。左端まで移動後、また一段下へ移動して右方向へ移動する。
図5は本発明の半導体集積回路の検査装置における各半導体集積回路の測定時の針先高さを示す図であり、高温検査時に図4の測定順で測定した際の測定順の針先高さを示す。図5において、測定開始時にプローブカード11はウェハチャック13の真上にくるようにして、プリヒートをおこなっており、図4のAの位置は図2におけるS18の処理の時であり、そのときの高さは図5に示すAでの高さである。ウェハ13の中央の位置では、プローブカード11の針先は最大に下がっている状態であり、ウェハ13の中央のチップである図5のBの位置における針先高さと同じであることがわかる。図5のC位置の時はウェハ13の外周にあたり、プローブカードがウェハ中央より、冷めた状態の為、針先位置が上がる。
図6は本発明の半導体集積回路の検査装置におけるウェハ上の位置と針先高さの関係を示す図であり、高温測定時、プローブカード11のウェハ12の中心からの距離と針先高さの位置の関係を示すグラフである。図6では、ウェハチャック13の中心に近いほど、プローブカード11の針先16は下へ移動することを示している。
図7は本発明の半導体集積回路の検査装置におけるプローブカードのウェハ中心からの距離とプローブカード針先高さの関係を示すテーブル図であり、記憶部21に記憶される予め測定した図6のデータのウェハ中心からの距離と高さのテーブルである。図2の移動先位置情報の針先高さデータを呼び出し、S23で、移動先位置データからウェハ中心からの距離を算出し、中心からの距離から対応する記憶部21に記憶さてれるウェハ中心からの距離と高さのテーブルから対応する針先高さのデータを取り出す。
また、プローブカード11のウェハ中心12からの距離と高さのテーブルだけではなく、図8の本発明の半導体集積回路の検査装置におけるプローブカードのウェハ中心からの距離とプローブカード針先高さの関係を示す式と説明する図である。記憶部21は図8に示す数式の係数を記憶してもよい。針先高さ18は熱源のウェハチャック13からプローブカード11が受ける熱量に応じて変化する。プローブカード11がウェハチャック13に近ければ、プローブカード11が受ける熱量は大きく、ウェハチャック13が室温時の針先高さ18の位置より大きく変化し、プローブカード11がウェハチャック13に遠ければ、プローブカード11が受ける熱量は小さく、針先高さ18の変化が小さい。針先高さ18はプローブカード11のウェハ12の中心からの距離に比例すると一次式34に置き換えることができ、または、プローブカード11とウェハチャック13とが重なる面積33に比例する一次式35に置き換えることもできる。
本発明は、半導体集積回路の検査中においてプローブの針圧を一定に保つことができ、ウェハに形成された複数の半導体集積回路を、ウェハ状態で検査を行う半導体集積回路の検査装置等に有用である。
本発明の半導体装置の検査装置におけるプローバ装置の構成を示す概略図 本発明の半導体集積回路の検査装置における高温測定動作のフローチャート 本発明の半導体集積回路の検査装置における記憶部に格納されるテーブルを説明する図 本発明の半導体集積回路の検査装置におけるウェハ上に形成された半導体集積回路の測定順を例示する図 本発明の半導体集積回路の検査装置における各半導体集積回路の測定時の針先高さを示す図 本発明の半導体集積回路の検査装置におけるウェハ上の位置と針先高さの関係を示す図 本発明の半導体集積回路の検査装置におけるプローブカードのウェハ中心からの距離とプローブカード針先高さの関係を示すテーブル図 本発明の半導体集積回路の検査装置におけるプローブカードのウェハ中心からの距離とプローブカード針先高さの関係を示す式を説明する図 従来の半導体装置の検査装置におけるプローバ装置の構成を示す概略図 従来の半導体装置の検査装置におけるプローブ針の移動状況を説明する図
符号の説明
10 プローバ装置
11 プローブカード
12 ウェハ
13 ウェハチャック
14 ウェハチャックZ軸駆動部
15 ウェハチャックXY軸駆動部
16 プローブ針先
17 プローブ高さ測定部
18 針先高さ
19 ウェハ高さ測定部
20 プローブ
21 記憶部
22 高さ認識部
23 ウェハチャック高さ制御部
24 ウェハチャック位置制御部
25 演算処理部
26 温度制御部
27 電気測定部
28 フォルダ
33 面積
34 一次式
35 一次式
50 プローバ装置
51 ウェハ
52 チャック
53 チャックZ軸駆動部
54 チャックXY軸駆動部
55 プローブカード
56 プローブ針
57 位置センサ
61 データ記憶部
62 位置計測部
63 チャック位置制御部
64 演算部
66 温度制御部

Claims (4)

  1. ウェハ上に複数形成された半導体集積回路をウェハ状態で検査を行う半導体集積回路の検査装置であって、
    前記半導体集積回路にコンタクトするプローブを備えるプローブカードと、
    前記プローブカードに接続されて測定対象となる前記半導体集積回路の電気的特性を測定する電気測定部と、
    前記ウェハを加温しながら搭載するウェハチャックと、
    測定対象となる前記半導体集積回路が前記プローブカード直下の測定位置にくるように前記ウェハチャックを移動させるウェハチャックXY軸駆動部と、
    測定対象となる前記半導体集積回路が前記プローブカードとコンタクトするように前記ウェハチャックを移動させるウェハチャックZ軸駆動部と、
    前記ウェハチャックの温度を制御する温度制御部と、
    前記ウェハチャックXY軸駆動部の動作を制御する位置制御部と、
    前記ウェハの基準位置からの高さを測定するウェハ高さ測定部と、
    前記プローブの基準位置からの高さを測定するプローブ高さ測定部と、
    前記ウェハの高さと前記プローブの高さの差からコンタクトの高さを求める高さ認識部と、
    前記半導体集積回路毎の前記コンタクトの高さの情報を前記各半導体集積回路の位置情報と対応させて格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納された情報から前記各半導体集積回路への前記プローブカードコンタクト時の針圧があらかじめ定められた所定の針圧になるように前記ウェハチャックの移動量を演算する演算処理部と、
    前記演算処理部の処理結果より前記ウェハチャックZ軸駆動部の動作を制御する高さ制御部と
    を有し、測定温度印加時でも、最適な前記針圧でコンタクトすることを特徴とする半導体集積回路の検査装置。
  2. 前記記憶部に格納される情報が、前記各半導体集積回路の位置情報と対応させた前記コンタクトの高さの情報を、測定する前記半導体集積回路の順に記録したテーブルであることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の検査装置。
  3. 前記記憶部に格納される情報として、前記各半導体集積回路の位置情報を前記ウェハ中心からの距離を用い、前記コンタクトの高さの情報を前記ウェハ中心からの距離に比例する一次関数で表すことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の検査装置。
  4. 前記記憶部に格納される情報として、前記各半導体集積回路の位置情報を前記ウェハ中心からの距離を用い、前記コンタクトの高さの情報を前記ウェハチャックと前記プローブカードが前記ウェハの平面方向に重なる部分の面積に比例する一次関数で表すことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の検査装置。
JP2007000282A 2007-01-05 2007-01-05 半導体集積回路の検査装置 Pending JP2008166648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000282A JP2008166648A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 半導体集積回路の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000282A JP2008166648A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 半導体集積回路の検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008166648A true JP2008166648A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39695700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000282A Pending JP2008166648A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 半導体集積回路の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008166648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106093741A (zh) * 2015-04-30 2016-11-09 豪勉科技股份有限公司 根据多个待测点的水平位置调整探针的位移距离的方法
KR101763619B1 (ko) 2010-07-09 2017-08-03 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101763619B1 (ko) 2010-07-09 2017-08-03 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장치
CN106093741A (zh) * 2015-04-30 2016-11-09 豪勉科技股份有限公司 根据多个待测点的水平位置调整探针的位移距离的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4744382B2 (ja) プローバ及びプローブ接触方法
JP5250279B2 (ja) プローブ装置
JP5529769B2 (ja) プローブカードの熱的安定化方法及び検査装置
US7405584B2 (en) Prober and probe contact method
JP5071131B2 (ja) プローブ装置
JP2009130114A (ja) 検査装置
JP2004085259A (ja) プローブ装置
JP2005072143A (ja) プローブ装置
JP4589710B2 (ja) プローバ
KR100960403B1 (ko) 검사방법 및 이 방법을 기록한 프로그램 기록매체
JP2003344498A (ja) 半導体試験装置
JP2008103528A (ja) 半導体装置の検査方法およびプローブカード
JP4981525B2 (ja) 半導体検査装置
JP2008166648A (ja) 半導体集積回路の検査装置
JP2008192861A (ja) 半導体検査装置および半導体検査方法
JP2006108456A (ja) プローブ装置
JP2004266206A (ja) プローバ装置、プローブカードのプリヒート方法およびそのプログラム
JP2005228788A (ja) ウエーハとプローブカードとの位置合わせ方法、プローブ検査方法及びプローブ検査装置
JP2007109816A (ja) 集積回路検査装置
JP2007234645A (ja) プローバ温度制御装置、及び、方法
JP2000340620A (ja) プローブ装置
JP4936705B2 (ja) プローバ
JP4551120B2 (ja) プローバ装置
JP4902986B2 (ja) プローバ、及び、プローバのウェハステージ加熱、又は、冷却方法
JP4947949B2 (ja) プローバ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20080430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424