JPH11139714A - ガイドレール吊り装置 - Google Patents
ガイドレール吊り装置Info
- Publication number
- JPH11139714A JPH11139714A JP31913097A JP31913097A JPH11139714A JP H11139714 A JPH11139714 A JP H11139714A JP 31913097 A JP31913097 A JP 31913097A JP 31913097 A JP31913097 A JP 31913097A JP H11139714 A JPH11139714 A JP H11139714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- rail
- length
- connecting member
- suspension device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B19/00—Mining-hoist operation
- B66B19/002—Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上端部を吊り装置によって機械室の床に吊
り、下端部を昇降路底に固定することによってガイドレ
ールを仮設するものにおいては、建築誤差等により昇降
路の長さが変わると、ガイドレールの位置も上下するこ
とになり、ガイドレール吊り装置が機械室床まで届かな
かったり、逆に床から突出しすぎて邪魔になる可能性が
ある。 【解決手段】 吊り装置３０を、ねじを切った連結部材
１２と、このねじに噛み合うナット３３によって、ガイ
ドレールを結合するレール結合部３２を上下に移動可能
な構成にすることにより、ガイドレールの位置の上下変
動を吸収できるようにした。
り、下端部を昇降路底に固定することによってガイドレ
ールを仮設するものにおいては、建築誤差等により昇降
路の長さが変わると、ガイドレールの位置も上下するこ
とになり、ガイドレール吊り装置が機械室床まで届かな
かったり、逆に床から突出しすぎて邪魔になる可能性が
ある。 【解決手段】 吊り装置３０を、ねじを切った連結部材
１２と、このねじに噛み合うナット３３によって、ガイ
ドレールを結合するレール結合部３２を上下に移動可能
な構成にすることにより、ガイドレールの位置の上下変
動を吸収できるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの据付
時に用いられるガイドレール吊り装置に関するものであ
る。
時に用いられるガイドレール吊り装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】エレベータの据付工法のひとつに、昇降
路内にガイドレールを仮設し、このガイドレールに沿っ
て、エレベータ乗かごの枠を本設の巻上機によって昇降
させ、ガイドレールや三方枠等の芯出し固定、昇降路内
配線などを行うものがある。このガイドレールの仮設の
一方法として、従来は図２に示す方法が採られていた。
図において、１は昇降路２の上部に設けられた機械室３
の床、４は機械室の床１に空けられ、ガイドレール５を
吊るための穴である。
路内にガイドレールを仮設し、このガイドレールに沿っ
て、エレベータ乗かごの枠を本設の巻上機によって昇降
させ、ガイドレールや三方枠等の芯出し固定、昇降路内
配線などを行うものがある。このガイドレールの仮設の
一方法として、従来は図２に示す方法が採られていた。
図において、１は昇降路２の上部に設けられた機械室３
の床、４は機械室の床１に空けられ、ガイドレール５を
吊るための穴である。
【０００３】１０はワイヤロープ等の索状体に連結され
る吊り部材、１１は結合穴（図示省略）を有しこの穴を
介してボルト６によりガイドレール５の上部に結合され
るレール結合部材、１２は上部に吊り部材１０、下部に
レール結合部材１１を固定した連結部材であり、周囲に
ねじが切られている。１３は連結部材１２に螺合された
ナットからなるガイドレールの保持部材であり、吊り部
材１０〜保持部材１３によってガイドレール吊り装置１
４を構成している。２０は吊り装置１４を受け入れる切
り欠き２１を形成した受け金具、２２は切り欠き２１の
開放部を閉じる閉止片、２３はその止めボルトである。
る吊り部材、１１は結合穴（図示省略）を有しこの穴を
介してボルト６によりガイドレール５の上部に結合され
るレール結合部材、１２は上部に吊り部材１０、下部に
レール結合部材１１を固定した連結部材であり、周囲に
ねじが切られている。１３は連結部材１２に螺合された
ナットからなるガイドレールの保持部材であり、吊り部
材１０〜保持部材１３によってガイドレール吊り装置１
４を構成している。２０は吊り装置１４を受け入れる切
り欠き２１を形成した受け金具、２２は切り欠き２１の
開放部を閉じる閉止片、２３はその止めボルトである。
【０００４】この従来方法では、ウインチで巻き上げら
れるワイヤロープ等を、機械室３から穴４を通して吊り
部材１０に連結し、昇降路２の下部でレール結合部材１
１にガイドレール５を結合する。そして、ガイドレール
５を引き上げその下部に次のガイドレールを連結して更
に引き上げ、これを繰り返して全てのガイドレールを連
結する。このとき、吊り装置１４の上半分は穴４から機
械室３へ突出する。
れるワイヤロープ等を、機械室３から穴４を通して吊り
部材１０に連結し、昇降路２の下部でレール結合部材１
１にガイドレール５を結合する。そして、ガイドレール
５を引き上げその下部に次のガイドレールを連結して更
に引き上げ、これを繰り返して全てのガイドレールを連
結する。このとき、吊り装置１４の上半分は穴４から機
械室３へ突出する。
【０００５】次に、受け金具２０を穴４の上部に設置
し、その上に保持部材１３を乗せて吊り装置１４及び全
ガイドレールを支持する。更に、閉止片２２をボルト２
３で固定する。そして、最下端のガイドレールを昇降路
底に固定したバッファ台に固定するとともに、この最下
端のガイドレールを昇降路壁に芯出し固定する。更に、
かご枠を組み立て、このかご枠を昇降させて下部のガイ
ドレールから順に芯出し固定していく。
し、その上に保持部材１３を乗せて吊り装置１４及び全
ガイドレールを支持する。更に、閉止片２２をボルト２
３で固定する。そして、最下端のガイドレールを昇降路
底に固定したバッファ台に固定するとともに、この最下
端のガイドレールを昇降路壁に芯出し固定する。更に、
かご枠を組み立て、このかご枠を昇降させて下部のガイ
ドレールから順に芯出し固定していく。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建築の誤差
等により、昇降路長が若干変わる場合がある。例えば昇
降路底が深すぎて昇降路長が長くなると昇降路底に固定
したバッファ台の位置が低くなるため、ガイドレール５
の位置も低くなって保持部材１３が機械室３内に出ず、
ガイドレール５の保持ができなくなる可能性がある。そ
のため、バッファ台をかさ上げしてバッファ台の位置を
高くしたり、吊り装置１４を長くしなければならないと
いう問題が発生する。
等により、昇降路長が若干変わる場合がある。例えば昇
降路底が深すぎて昇降路長が長くなると昇降路底に固定
したバッファ台の位置が低くなるため、ガイドレール５
の位置も低くなって保持部材１３が機械室３内に出ず、
ガイドレール５の保持ができなくなる可能性がある。そ
のため、バッファ台をかさ上げしてバッファ台の位置を
高くしたり、吊り装置１４を長くしなければならないと
いう問題が発生する。
【０００７】逆に昇降路底が浅すぎて昇降路長が短くな
るとガイドレール５の位置が高くなり、吊り装置１４の
機械室３内への突出量が大きくなってマシンビーム等の
機械室内の部品と干渉する可能性が出てくる。そのた
め、吊り装置１４を短くしなければならないという問題
が発生する。
るとガイドレール５の位置が高くなり、吊り装置１４の
機械室３内への突出量が大きくなってマシンビーム等の
機械室内の部品と干渉する可能性が出てくる。そのた
め、吊り装置１４を短くしなければならないという問題
が発生する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊り装置の吊
り部材とレール結合部材との距離を可変とすることによ
って、ガイドレールの位置の高低、即ち昇降路長の変動
を吸収するようにしたものである。また本発明は、連結
部材を周囲にねじを切った構成とし、この連結部材にレ
ール結合部材を螺合する構成とすることにより、昇降路
長の変動を吸収するようにしたものである。更に本発明
は、一つの吊り装置で複数のサイズのガイドレールに適
用できるようにしたものである。
り部材とレール結合部材との距離を可変とすることによ
って、ガイドレールの位置の高低、即ち昇降路長の変動
を吸収するようにしたものである。また本発明は、連結
部材を周囲にねじを切った構成とし、この連結部材にレ
ール結合部材を螺合する構成とすることにより、昇降路
長の変動を吸収するようにしたものである。更に本発明
は、一つの吊り装置で複数のサイズのガイドレールに適
用できるようにしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図により説
明する。図１（ａ）は本形態による吊り装置３０の左側
面図、図１（ｂ）は同じく正面図である。図において、
３１は本形態のレール結合部材であり、ガイドレールを
結合するＬ字型の結合部３２と、連結部材１２に螺合す
るナット部３３からなっている。３４，３５は結合部３
２に空けられたガイドレール保持用の結合穴で、複数種
のガイドレールが結合可能なように異なる２種の穴にな
っている。３６はレール結合部３１の外れ止め用ピンで
ある。また、図２と同一符号は同一のものを示してい
る。
明する。図１（ａ）は本形態による吊り装置３０の左側
面図、図１（ｂ）は同じく正面図である。図において、
３１は本形態のレール結合部材であり、ガイドレールを
結合するＬ字型の結合部３２と、連結部材１２に螺合す
るナット部３３からなっている。３４，３５は結合部３
２に空けられたガイドレール保持用の結合穴で、複数種
のガイドレールが結合可能なように異なる２種の穴にな
っている。３６はレール結合部３１の外れ止め用ピンで
ある。また、図２と同一符号は同一のものを示してい
る。
【００１０】本形態の吊り装置によれば、連結部材１２
へのレール結合部材３１の取り付け位置はナット部３３
によって調節自在であるため、ガイドレールの位置の高
低、即ち昇降路長の長短に合わせてレール結合部材３１
を上下移動でき、昇降路長の変動を吸収することができ
る。また、本形態のナット部３３は長いため、ガイドレ
ールの荷重が大きくても保持することができる。
へのレール結合部材３１の取り付け位置はナット部３３
によって調節自在であるため、ガイドレールの位置の高
低、即ち昇降路長の長短に合わせてレール結合部材３１
を上下移動でき、昇降路長の変動を吸収することができ
る。また、本形態のナット部３３は長いため、ガイドレ
ールの荷重が大きくても保持することができる。
【００１１】上記の形態においては、結合部３２とナッ
ト部３３は溶接等によって一体化されているが、両者を
分離し、結合部３２をナット部３３に乗せる構成でもよ
い。また、結合穴３４，３５は少なくとも１組あれば良
いが、より多くの種類のガイドレールに適用させるため
に、長穴や丸穴を更に増加することもできる。更に、本
発明は既に説明した据付工法に限ることはなく、ガイド
レールの上部を機械室の床に保持してガイドレールを仮
設するものであれば適用することができる。
ト部３３は溶接等によって一体化されているが、両者を
分離し、結合部３２をナット部３３に乗せる構成でもよ
い。また、結合穴３４，３５は少なくとも１組あれば良
いが、より多くの種類のガイドレールに適用させるため
に、長穴や丸穴を更に増加することもできる。更に、本
発明は既に説明した据付工法に限ることはなく、ガイド
レールの上部を機械室の床に保持してガイドレールを仮
設するものであれば適用することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
建築の誤差等により、昇降路長が変化しても、その誤差
を吸収することができるガイドレールの吊り装置を提供
することができる。
建築の誤差等により、昇降路長が変化しても、その誤差
を吸収することができるガイドレールの吊り装置を提供
することができる。
【図１】本発明の実施の形態を示す図である。
【図２】従来のガイドレールの吊り装置を示す図であ
る。
る。
２ 昇降路 ５ ガイドレール １０ 吊り部材 １１，３１ レール結合部材 １２ 連結部材 １３ 保持部材 １４，３０ 吊り装置
Claims (3)
- 【請求項１】 上部がワイヤロープ等の索状体に連結さ
れ、下部にガイドレールを吊り下げるガイドレール吊り
装置において、 前記索状体に連結される位置と、前記ガイドレールを吊
り下げる位置との距離を可変としたことを特徴とするガ
イドレール吊り装置。 - 【請求項２】 ワイヤロープ等の索状体に連結される吊
り部材と、ガイドレールの上部に結合されるレール結合
部材と、ねじ部を有し前記両部材を連結する連結部材
と、この連結部材に螺合されガイドレールを保持する保
持部材と、を備えたエレベータ用ガイドレールの吊り装
置において、 前記レール結合部材を前記連結部材へ螺合する構成とし
たことを特徴とするガイドレール吊り装置。 - 【請求項３】 前記レール結合部材は複数種のガイドレ
ールに結合可能な構成であることを特徴とする請求項２
記載のガイドレール吊り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31913097A JPH11139714A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | ガイドレール吊り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31913097A JPH11139714A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | ガイドレール吊り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11139714A true JPH11139714A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18106800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31913097A Pending JPH11139714A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | ガイドレール吊り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11139714A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190012506A (ko) * | 2017-07-27 | 2019-02-11 | 최성균 | 엘리베이터 승강로 가이드 레일의 설치방법 |
| KR102280379B1 (ko) * | 2020-11-17 | 2021-07-21 | 김영칠 | 승강로에서의 가이드 레일 설치를 위한 방법 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP31913097A patent/JPH11139714A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190012506A (ko) * | 2017-07-27 | 2019-02-11 | 최성균 | 엘리베이터 승강로 가이드 레일의 설치방법 |
| KR102280379B1 (ko) * | 2020-11-17 | 2021-07-21 | 김영칠 | 승강로에서의 가이드 레일 설치를 위한 방법 |
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