JPH073125Y2 - パッケージ型ボイラーシステム - Google Patents

パッケージ型ボイラーシステム

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JPH073125Y2
JPH073125Y2 JP7404889U JP7404889U JPH073125Y2 JP H073125 Y2 JPH073125 Y2 JP H073125Y2 JP 7404889 U JP7404889 U JP 7404889U JP 7404889 U JP7404889 U JP 7404889U JP H073125 Y2 JPH073125 Y2 JP H073125Y2
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JP
Japan
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frame
boiler
fixed
boiler system
bed
Prior art date
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JP7404889U
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JPH0314504U (ja
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誠二 田井
名保 竹井
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この考案は、1以上のボイラーユニットを箱型形状のキ
ャビネット内に収容してなるパッケージ型ボイラーシス
テムに関するものである。
【従来の技術】
近年、1台の大型ボイラーの代わりに、多数台の小型ボ
イラーを並置する多缶設置方式が賞用されており、起蒸
性能や負荷追従性,経済性の点から各産業界にて注目さ
れているが、このように、小型ボイラーユニットを多数
設置する場合は、安全上,並びに外観上の問題から所定
台数の小型ボイラーユニットを一つの箱型形状のキャビ
ネット内に収容してなるパッケージ型ボイラーシステム
として併用されることが多い。 ここでボイラーユニットとは、ボイラー缶体に送風機,
給水ポンプ等の必要なボイラー用付帯機器を取付けてな
るものとする。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記のパッケージ型ボイラーシステム(以
下、単にボイラーシステムと略称する)において、ボイ
ラーユニットを収容する箱型形状のキャビネットは、通
常、枠状をなすフレームの側面に所要数の板状の壁面板
を取付けたもので、該フレームには、壁面板を支えるた
めに比較的剛性の高いものが用いられる。尚、天井部に
ボイラーユニット点検用の開閉扉を有するものは、点検
時に作業員が天井部に登れるようにこの天井部壁面板を
含めて枠状フレームの剛性が更に高められる。 これに関し、該ボイラーの搬入・搬出の際に、クレーン
等の吊上機械を用いるときは、枠状フレームの底部に吊
上げ用ロープを取り回した後吊上げる必要がある。 これは、枠状フレームの底部を構成するベッド上に各ボ
イラーユニットが載置固定されているためで、仮に枠状
フレームの上部あるいは上面部分に吊金具を取付け、こ
の吊金具を用いて吊上げようとすると、該ボイラーユニ
ットは上述の如く枠状フレームの底部を構成するベッド
上に載置固定されているため、前記枠状フレームの梁
(上部の水平部材)の部分並びに柱(垂直部材)の部分
でボイラーユニットの全重量を支持する必要があり、こ
の部分の強度を更に向上させなければならない。 即ち、従来のような構造のパッケージ型ボイラーシステ
ムにおいては、キャビネット自体に高い剛性が必要であ
り、特に、天井側に取付けた吊金具を利用して搬入・搬
出を行うようにしたボイラーシステムにおいては、更な
る高い剛性が必要で、ボイラーシステムにおける大重量
化,高価格化を招く。
【課題を解決するための手段】
この考案は、上述課題を解決するためになされたもの
で、ベッド上に複数の垂直な支柱部材を立設固定し、こ
れら支柱部材の上端部に複数の水平な梁部材を架設固定
して枠状フレームを構成し、この枠状フレームの周囲の
側面に所要数の側壁板を配設してなるキャビネット内
に、ボイラーユニットを複数台収容してなるパッケージ
型ボイラーシステムにおいて、前記ボイラーユニットを
ベッド上に載置固定すると共に、前記ボイラーユニット
を連結支持部材を介して梁部材に対して一体に連結固定
したことを特徴とするパッケージ型ボイラーシステムで
ある。
【作用】
この考案に係るパッケージ型ボイラーシステムによれ
ば、ボイラーユニットをベッド上に載置固定すると共
に、このボイラーユニットを枠状フレームの梁部材に連
結支持部材を介して連結固定してあるため、支柱部材と
共にボイラーユニット自体が枠状フレームの上下方向の
強度部材として機能し、キャビネットの軽量化・高剛性
化が図れる。
【実施例】
第1図〜第3図は、この考案に係るパッケージ型ボイラ
ーシステムの1実施例を示すものである。 このパッケージ型ボイラーシステムは、図示するように
箱型形状のキャビネット(A)内に所定台数のボイラー
ユニット(B)を収容して構成されている。 前記のキャビネット(A)は、前述したように枠状フレ
ーム(10)の4方の側面に夫々側壁板(20a)〜(20d)
を配設してなるものである。 尚、前記実施例のキャビネット(A)は、枠状フレーム
(10)の4側面を側壁板(20a)〜(20d)で囲っている
が、この側壁板(20a)〜(20d)は枠状フレーム(10)
の側面のうち必要な箇所のみでよく、更に、このボイラ
ーシステムを屋内設置する場合等においては、後述する
ような天井壁板(21)を省いてもよい。 前記の枠状フレーム(10)の底部は、ボイラーユニット
(B)を載置するためのベッド(11)となっており、こ
のベッド(11)の両側の夫々には、垂直な支柱部材(1
2)を適宜の本数(図面では4本)ずつ立設してある。
そして、これら支柱部材(12)の上端間には、前後方向
並びに左右方向に各々適宜の本数(図面では4本)の梁
部材(13)を架設固定してある。 前記ボイラーユニット(B)は、前述のように所定のボ
イラー缶体に送風機,給水ポンプ等の各種ボイラー用付
帯機器を取付けてなるもので、この実施例においては略
直方体形状の缶体に前記のような各種付帯機器を取付け
たものであり、図面においては簡略のために略直方体状
の箱体として例示してある。 これら、ボイラーユニット(B)は、夫々、前記ベッ
ド、即ち枠状フレーム(10)の底部構成部材に載置し固
定してある。 更に、これらボイラーユニット(B)は、連結支持部材
(40)によって前記の梁部材(13)と連結固定する。 前記連結支持部材(40)は、ボイラーユニット(B)と
梁部材(13)とを直接連結するもので、その連結方法と
しては、例えば、第2図に示すようにボイラー缶体から
上方に突出する連結用小片(31)と、梁部材(水平部
材)(13)から下方に突出する連結用小片(32)との夫
々に、連結支持部材(40)の各端部をボルト・ナット止
めするようにする。 更に、前記構成のパッケージ型ボイラーシステムにおい
ては、梁部材(13)の上面に吊金具(33)を適宜の間隔
で所定個数立設してある。尚、これら吊金具(33)は、
図示する実施例では、梁部材(水平部材)(13)上に設
置される天井壁板(21)に対応して穿孔して貫通孔(2
2)から、突出させてある。 前記構成のパッケージ型ボイラーシステムにおいて、ボ
イラーユニット(B)は、枠状フレーム(10)の底部を
構成するベッド(11)に載置固定すると共に、枠状フレ
ーム(10)の頂部を構成して天井部分を支持する梁部材
(13)に連結支持部材(40)を介して固定してあるた
め、前記ボイラーユニット(B)は支柱部材(12)と共
に枠状フレーム(10)の垂直方向の強度部材として機能
する。 即ち、枠状フレーム(10)における梁部材(13),並び
に天井壁板(21)の部分の荷重は、前記の支柱部材(1
2)並びにボイラユニット(B)の缶体,連結支持部材
(40)によって支持した状態となっている。 更に、第3図に示すように、このパッケージ型ボイラー
システムをクレーン等の吊上げ機械を用いて搬入・搬出
等の移動を行う場合について説明する。 この場合、ボイラーユニット(B)の荷重は、連結支持
部材(40)、梁部材(13)を介して吊金具(33)にて支
持されると共に、ベッド(11),支柱部材(12),梁部
材(13)を介して吊金具(33)にて支持される。即ち、
ボイラーユニット(B)は、連結支持部材(40)によっ
て上部を吊下げ支持され、支柱部材(13)によって底部
を支持されて上下から支持されるようになり、支柱部材
(13)に作用する引張り荷重を軽減することができる。 そのため、前記枠状フレーム(10)の支柱部材(12)が
負担する垂直荷重を軽減することができ、これら支柱部
材(12)に高い剛性を持たせる必要がない。更に前記の
ように1〜多数のボイラーユニット(B)が垂直方向の
荷重を支持するため、支柱部材(12)の本数を減らすこ
ともできる。例えば、第4図に示すように、支柱部材
(12)をベッド(11)の片側に2本づつ設けたものであ
ってもよい。 更に、前記の実施例では、ボイラーユニット(B)を所
謂角型缶体構造をベースとしたものとしてあるが、この
考案におけるボイラーユニット(B)は、在来の円柱形
の缶体構造をベースとするものであってもかまわない。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係るパッケージ型ボイ
ラーシステムによれば、重量物であるボイラーユニット
を枠状フレームの底部を構成するベッド上に載置固定す
ると共に、枠状フレームの上部を構成する梁部材に連結
支持部材を介して連結固定してあるため、ボイラーユニ
ット自体を枠状フレームの強度部材として利用すること
ができて、枠状フレーム、延いては、キャビネットの高
剛性化が図れる。従って、キャビネットを軽量安価に作
成することができ、ボイラーシステム全体としても軽量
化並びに製作コストの低減化が図れる。 更に、前記構成としたため、枠状フレーム等キャビネッ
トの補強、高剛性化を図ることなく、枠状フレーム上部
に取付けた吊金具を利用して、パッケージ型ボイラーシ
ステム全体を吊上げることができ、極めて運搬性が良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この考案に係るパッケージ型ボイラ
ーシステムの一実施例を示すもので、第1図は一部を省
略して示す斜視図、第2図は、第1図の要部拡大正面
図、第3図は、パッケージ型ボイラーシステムの吊下げ
時の情況を示す概略図である。 第4図は、この考案に係るパッケージ型ボイラーシステ
ムの他の実施例を示す一部を省略した斜視図である。 (A)……キャビネット、(B)……ボイラーユニット (10)……枠状フレーム、(11)……ベッド (12)……支柱部材、(13)……梁部材 (20a)〜(20d)……側壁板、(21)……天井壁板 (33)……吊金具、(40)……連結支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド(11)上に複数の垂直な支柱部材
    (12)を立設固定し、これら支柱部材(12)の上端部に
    複数の水平な梁部材(13)を架設固定して枠状フレーム
    (10)を構成し、この枠状フレーム(10)の周囲の側面
    に所要数の側壁板(20a),(20b),…を配設してなる
    キャビネット(A)内に、ボイラーユニット(B)を複
    数台収容してなるパッケージ型ボイラシステムにおい
    て、前記ボイラーユニット(B)をベッド(11)上に載
    置固定すると共に、前記ボイラーユニット(B)を連結
    支持部材(40)を介して梁部材(13)に対して一体に連
    結固定したことを特徴とするパッケージ型ボイラーシス
    テム。
JP7404889U 1989-06-23 1989-06-23 パッケージ型ボイラーシステム Expired - Lifetime JPH073125Y2 (ja)

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JP7404889U JPH073125Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 パッケージ型ボイラーシステム

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Publication Number Publication Date
JPH0314504U JPH0314504U (ja) 1991-02-14
JPH073125Y2 true JPH073125Y2 (ja) 1995-01-30

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JP7404889U Expired - Lifetime JPH073125Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 パッケージ型ボイラーシステム

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