JPH11135730A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11135730A
JPH11135730A JP9314227A JP31422797A JPH11135730A JP H11135730 A JPH11135730 A JP H11135730A JP 9314227 A JP9314227 A JP 9314227A JP 31422797 A JP31422797 A JP 31422797A JP H11135730 A JPH11135730 A JP H11135730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interlayer insulating
film
opening
insulating film
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9314227A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Yoshida
晴彦 吉田
Yuichiro Okada
祐一郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP9314227A priority Critical patent/JPH11135730A/ja
Publication of JPH11135730A publication Critical patent/JPH11135730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地にダメージを与えない比較的弱い出力の
レーザーで、容易かつ確実に被トリミング素子をトリミ
ングできる半導体装置を提供する。 【解決手段】 被トリミング素子3と、その上に形成さ
れた多層配線の複数の層間絶縁膜4、6と、その上に形
成され、レーザートリミング用の開口8aが形成された
保護膜8とを有する半導体装置において、複数の層間絶
縁膜4、6のうち、最下層の層間絶縁膜4を除く被トリ
ミング素子3上の層間絶縁膜6に前記レーザートリミン
グ用の開口8aに連通する開口6aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フューズ素子や抵
抗素子その他レーザーによる溶断で固有の特性値が変化
する被トリミング素子を有する多層配線構造の半導体装
置及びその製造方法に関し、特に被トリミング素子を容
易にトリミングできる半導体装置及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来技術】従来の被トリミング素子を有する多層配線
構造の半導体装置をMOSICを例にとり、図8に示
す。なお、図8(a)は上面から見た略図、図8(b)
は側面断面図を示す。これらの図において、1はシリコ
ン等の半導体基板、2はフィールド酸化膜、3はポリシ
リコンからなるフューズ素子、4は酸化シリコンからな
り、多層配線の層間絶縁膜のうち最下層に当たる第1層
間絶縁膜、4aは第1層間絶縁膜4に形成したバイアホ
ール、5はアルミニウムからなる第1層金属配線、6は
酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜、8はリンシリケ
ートガラスや窒化シリコン等の保護膜、8aは保護膜8
の開口を示す。
【0003】フューズ素子3は、半導体基板1の熱酸化
によるフィールド酸化膜2の形成、CVD法によるポリ
シリコンの堆積と不純物拡散、及びリソグラフィ工程に
おけるレジストマスク形成とエッチングによるポリシリ
コンの選択除去等の通常の工程を経て、図示しないゲー
ト電極及びセルの負荷抵抗と同時に形成することができ
る。
【0004】フューズ素子3を被覆する第1層間絶縁膜
4は、フューズ素子3形成後、CVD法により全面に酸
化シリコンを堆積し、リソグラフィによって選択的にエ
ッチング除去してバイアホール4aを形成して得られ
る。
【0005】ヒューズ素子3上に第1層間絶縁膜4を介
して形成された第1層金属配線5は、アルミニウムを全
面にスパッタリングしてからリソグラフィによって不要
部分を選択的にエッチング除去して得られ、バイアホー
ル4aを通してヒューズ素子3の両端部と接続される。
【0006】同様にして第2層間絶縁膜6と図示しない
第2層金属配線が積層形成され、これら多層配線が形成
された後、窒化シリコン等で全面を覆い、リソグラフィ
により図示しないボンディングパッドの開口部及び開口
8aを形成し、保護膜8が得られる。ヒューズ素子3の
トリミングは、この開口8a内にレーザ光を照射するこ
とによってヒューズ素子3を溶断して行う。
【0007】ところで、多層配線を有する半導体装置内
部の上記ヒューズ素子等の被トリミング素子をトリミン
グする場合、被トリミング素子上の保護膜や層間絶縁膜
を介してレーザー光を照射しなければならない。これら
保護膜や層間絶縁膜は、レーザー光を減衰させ、十分に
トリミングが行われなくなる場合がある。かといってレ
ーザーの出力を上げると、下地のフィールド酸化膜や半
導体基板にダメージを与えてしまう虞がある。
【0008】図8に示す開口8aはこのような問題に対
処して設けられたもので、その大きさはトリミング時に
フューズ素子3を溶断するに十分なレーザー走査ができ
るように設定されている。従って、トリミング時にレー
ザーが保護膜8に当たらないので、その分の減衰が発生
しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような半導体装置では、配線が多層になればなるほど層
間絶縁膜の厚みが増し、レーザーの減衰を防止すること
ができなくなる。この対策として、層間絶縁膜も開口し
ようとすると、その制御が困難であり、特に、ウェット
エッチングによればオーバーエッチングとなり易く、ヒ
ューズ下の絶縁膜も除去されてしまう虞があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解消し、下地にダ
メージを与えない比較的弱い出力のレーザーで、容易か
つ確実に被トリミング素子をトリミングできる半導体装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、被トリミング素子と、該被
トリミング素子上に形成された多層配線の複数の層間絶
縁膜と、該層間絶縁膜上に形成されレーザートリミング
用の開口が形成された保護膜とを有する半導体装置にお
いて、前記複数の層間絶縁膜のうち、最下層の層間絶縁
膜を除く前記被トリミング素子上の層間絶縁膜の全てに
前記レーザートリミング用の開口に連通する開口を有す
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に絶縁膜を介して被トリミング素子を形成
し、該被トリミング素子上に多層配線の複数の層間絶縁
膜を形成し、該層間絶縁膜上にレーザートリミング用の
開口を有する保護膜を形成する半導体装置の製造方法に
おいて、最下層の層間絶縁膜上に金属配線を形成すると
共に前記被トリミング素子に重畳して金属膜を形成し、
該金属膜上に積層形成した層間絶縁膜のうち最上層の層
間絶縁膜のバイアホール形成と同時に該金属膜上の層間
絶縁膜の全てに開口を形成し、前記最上層の層間絶縁膜
上の金属配線の形成時に余分な金属の除去と共に前記金
属膜を除去し、前記開口に前記レーザートリミング用の
開口が連通するように前記保護膜を形成することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に沿って説明する。但し、複数の図面において、同一
または相当するものには同一の符号を付し、説明の重複
を避けた。
【0014】図1は本発明の半導体装置の実施の形態を
示す図であり、図1(a)は上面を、図1(b)は側面
断面をそれぞれ示す。図1(b)に示すとおり、第2層
間絶縁膜6の一部は除去されて下地の第1層間絶縁膜が
露出し、第2層間絶縁膜6の開口6a周縁の直下には第
1層金属配線と同時に形成した金属膜5aが残存してい
る。また、レーザートリミング用の開口8aは開口6a
と連通している。
【0015】これら開口の上面視における位置関係は、
図1(a)に示す通りとなる。即ち、開口8aの外側に
開口6aが位置し、開口8aからは第1層間絶縁膜4を
介してヒューズ素子3を臨むことができる。
【0016】本実施の形態の半導体装置は、このような
構造であるため、フューズ素子3を被覆する複数の層間
絶縁膜の一部が、最下層にあたる第1層間絶縁膜4のみ
を残して開口されているため、トリミング時にレーザー
が入射するフューズ素子上の層間絶縁膜部分が薄くな
り、レーザーの減衰を低下させる。
【0017】図2〜図7は上述の半導体装置の製造方法
を示す図である。まず、図2に示すように、従来どおり
フィールド酸化膜2を形成後、その上にヒューズ素子3
を形成し、さらにその上にCVD法によって酸化シリコ
ンを堆積し、フォトリソグラフによりヒューズ素子3上
の一部をエッチング除去してバイアホール4aを形成
し、第1層間絶縁膜4を形成する。
【0018】次に、全面にアルミニウムをスパッタリン
グし、リソグラフィによってアルミニウムを選択的にエ
ッチング除去し第1層金属配線5を形成すると共に、ヒ
ューズ素子3上に重畳するようアルミニウムを残し、金
属膜5aを形成する(図3)。
【0019】次に、全面にCVD法によって酸化シリコ
ンを堆積し、これをリソグラフィによって選択的にエッ
チング除去し、図4に示すような第2層間絶縁膜6を形
成する。この際のエッチングは、HF−NHF等の溶液
を使ったウェットエッチングが採用できる。このエッチ
ングによって、第1層金属配線5と第2層金属配線の電
気的接続をするバイアホール(図示せず)と共に、開口
6aを形成する。但し、開口6aを形成するとき、金属
膜5aをエッチングストッパーとするため、開口6aは
金属膜5aの大きさよりも小さく形成されている。
【0020】次に、図5に示すように、第2層金属配線
形成のためのアルミニウムを全面にスパッタリングし、
金属膜7を形成する。
【0021】次に、リソグラフィによって金属膜7を選
択的にエッチング除去して第2層金属配線を形成すると
共に、ヒューズ素子3に重畳する金属膜7および金属膜
5aを除去する。この際これら金属膜の除去にはH3P
O4−CH3OOH−HNO3等の溶液を使ったウェット
エッチングが採用できる(図6)。
【0022】最後に、従来方法で全面に窒化シリコンを
被着し、従来同様ボンディングパッドの開口部の形成と
同時に開口8aを形成して最終形状を得る(図7)。
【0023】本実施の形態では、第2層間絶縁膜6の開
口6aを形成する際、金属膜5aをエッチングストッパ
ーにできる。酸化シリコンとアルミニウム間で材料選択
性が高いエッチングを採用することは容易であり、従来
の層間絶縁膜のみが重なった層を最下層(第1層間絶縁
膜)のみ残してエッチングするよりも制御性のよいエッ
チングができる。これは金属膜5a及び7を除去する場
合にも同様のことが言える。
【0024】また、これら開口6aの形成と金属膜5a
の除去は従来の工程と同時に行うことができるため、工
程を増やさないにもかかわらず、制御性よく層間絶縁膜
を開口できる。
【0025】以上、実施の形態について述べたが、本発
明はこれに限らず、種々の変更が可能である。例えば、
上記実施の形態では、層間絶縁膜の開口形成にウェット
エッチングを採用したが、ドライエッチングによっても
可能である。
【0026】また、上記実施の形態では、層間絶縁膜の
開口周縁の直下に金属膜が残存する構成としたが、全て
をエッチング除去して金属膜が残存しない構成としても
よい。また、上記実施の形態では多層配線が2層のみの
場合を例示したが、これ以上の多層配線であっても適用
できることは言うまでもない。この際、フューズ素子上
に最下層の層間絶縁膜を介して金属膜を形成後、通常の
工程で層間絶縁膜を積層形成して行き、最上層の層間絶
縁膜のバイアホール形成と同時に金属膜上にある層間絶
縁膜の全てに開口を形成する。その後全面に金属膜を被
着し、リソグラフィによる余分な金属膜の除去と共に最
初に形成した金属膜も除去すればよい。
【0027】また、上記実施の形態では、MOSICに
ついて例示したが、バイポーラICその他多層配線構造
を有する半導体装置にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
装置は被トリミング素子上の層間絶縁膜を薄く形成で
き、その分レーザーの減衰を抑制することができるた
め、比較的弱い出力のレーザーであっても、容易かつ確
実にフューズ素子をトリミングでき、下地のフィールド
酸化膜及び半導体基板にダメージを与えることがない。
【0029】また、本発明の半導体装置の製造方法は金
属膜をエッチングストッパーとすることができるので、
層間絶縁膜に制御性良くレーザートリミング用の開口を
形成することが可能である。また、この開口は従来の工
程と同時に形成できるので、工程の増加を伴わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の実施の形態を示す図
である。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図5】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図6】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図7】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図8】従来の半導体装置を示す図である。
【符号の説明】
1:半導体基板 2:フィールド酸化膜 3:フューズ素子 4:第1層間絶縁膜 5:第1層金属配線 5a、7:金属膜 5b、6a、8a:開口 6:第2層間絶縁膜 8:保護膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被トリミング素子と、該被トリミング素
    子上に形成された多層配線の複数の層間絶縁膜と、該層
    間絶縁膜上に形成されレーザートリミング用の開口が形
    成された保護膜とを有する半導体装置において、前記複
    数の層間絶縁膜のうち、最下層の層間絶縁膜を除く前記
    被トリミング素子上の層間絶縁膜の全てに前記レーザー
    トリミング用の開口に連通する開口を有することを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に絶縁膜を介して被トリミ
    ング素子を形成し、該被トリミング素子上に多層配線の
    複数の層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜上にレーザー
    トリミング用の開口を有する保護膜を形成する半導体装
    置の製造方法において、最下層の層間絶縁膜上に金属配
    線を形成すると共に前記被トリミング素子に重畳して金
    属膜を形成し、該金属膜上に積層形成した層間絶縁膜の
    うち最上層の層間絶縁膜のバイアホール形成と同時に該
    金属膜上の層間絶縁膜の全てに開口を形成し、前記最上
    層の層間絶縁膜上の金属配線の形成時に余分な金属の除
    去と共に前記金属膜を除去し、前記開口に前記レーザー
    トリミング用の開口が連通するように前記保護膜を形成
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP9314227A 1997-10-30 1997-10-30 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH11135730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9314227A JPH11135730A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9314227A JPH11135730A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11135730A true JPH11135730A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18050822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9314227A Pending JPH11135730A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11135730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7042065B2 (en) 2003-03-05 2006-05-09 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7042065B2 (en) 2003-03-05 2006-05-09 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002093911A (ja) 半導体装置および製造方法
JP2002231753A (ja) 半導体素子のボンディングパッド及びその製造方法
JPH09139431A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2845828B2 (ja) 多層配線半導体装置とその製造方法
JPH11135730A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2809131B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06260554A (ja) 半導体装置
JP2551030B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS5863150A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07153756A (ja) 半導体集積回路装置
JP3103912B2 (ja) 半導体ウエハのストリート構造およびその製造方法
JPS6180836A (ja) 多層配線を有する半導体装置
JP3039163B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06310597A (ja) 半導体装置
JP2699454B2 (ja) メモリ装置の製造方法
JP2800525B2 (ja) 半導体装置
JPH05275656A (ja) 集積回路装置
JPH04109654A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS6347952A (ja) 半導体装置
JPS59117236A (ja) 半導体装置
JPH0621229A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH09270425A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH065654A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS59194432A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0582511A (ja) 半導体素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050510