JP3039163B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3039163B2
JP3039163B2 JP4278056A JP27805692A JP3039163B2 JP 3039163 B2 JP3039163 B2 JP 3039163B2 JP 4278056 A JP4278056 A JP 4278056A JP 27805692 A JP27805692 A JP 27805692A JP 3039163 B2 JP3039163 B2 JP 3039163B2
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aluminum
aluminum wiring
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wiring
manufacturing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ配線を有する半
導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法では、図3
のようにパターンニングされた上層及び下層のアルミ配
線3,7の表面に処理がされていなかった。また、1は
P型シリコン基板、2,5は層間膜、9はパッシベーシ
ョンである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法では、アルミ配線の表面は絶縁物になっていない
ため、半導体装置使用時において温度変化に伴う樹脂膨
張のストレスにより、隣のアルミ配線及び異層のアルミ
配線アルミ配線と接触した場合、電気的ショートとなり
半導体装置が故障するという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、アルミ配線同士の接触が
電気的ショートとなることを防止した半導体装置及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
め、 本発明に係る半導体装置の製造方法は、相互に積層
されたアルミ配線或いは隣接して設けられたアルミ配線
を有する半導体装置の製造方法であって、アルミ配線の
パターニング後に、該パターニングに用いたエッチング
マスクを前記アルミ配線のパターン上に残した状態で、
前記アルミ配線の表面に熱酸化処理を選択的に行い、そ
の後にアルミ配線の上面及び側面に接してアルミ配線の
全体を覆うように層間膜またはパッシベーション膜を形
成するものである。
【0007】
【作用】半導体装置使用時において温度変化に伴う樹脂
膨張のストレスにより、アルミ配線が隣のアルミ配線或
いは異層のアルミ配線と接触しても、アルミ配線表面が
絶縁物となっているため、電気的ショートとならず、半
導体装置は故障しなくなる。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】(実施例1)図1(a)〜(f)は、本発
明の実施例1に係る半導体チップを工程順に示す断面図
である。
【0010】図1(a)に示すように、まずP型シリコ
ン基板1上に層間膜2を形成し、さらに層間膜2上に下
層アルミ配線3を形成する。
【0011】図1(b)に示すように、下層アルミ配線
3の表面を熱酸化により酸化し、酸化アルミ4を形成す
る。
【0012】次に図1(c)に示すように層間膜5を成
長させ、スルーホール6を開口する。この時、スルーホ
ール6に対向した酸化アルミ4はドライエッチングによ
って除去しておく。
【0013】その後図1(d)に示すように、アルミを
蒸着させ、これをパターンニング,エッチングし上層ア
ルミ配線7を形成する。
【0014】図1(e)に示すようにホトレジスト除去
後、上層アルミ配線7を熱酸化により酸化し、酸化アル
ミ8を形成する。最後にパッシベーション9を成長させ
る。
【0015】この状態ではボンディングパッド部分には
酸化アルミ8が存在しているので、最後に図1(f)に
示すようにパッドスルーホール10を形成するために、
パッドスルーホール10部分の酸化アルミ8はドライエ
ッチングで除去しなければならない。
【0016】以上のようにアルミ配線3,7の表面は酸
化アルミ4,8で覆われているため、たとえ隣のアルミ
配線,異層のアルミ配線と接触しても電気的にショート
することはなく、半導体装置の故障を防止することがで
きる。
【0017】(実施例2)図2(a)〜(f)は、本発
明の実施例2に係る半導体チップを工程順に示す断面図
である。
【0018】図2(a)に示すように、まずP型シリコ
ン基板1上に層間膜2を形成し、さらに層間膜2上に下
層アルミ配線3を形成する。
【0019】図2(b)に示すように、下層アルミ配線
3の表面を熱酸化により酸化し、酸化アルミ4を形成す
る。
【0020】次に図2(c)に示すように層間膜5を成
長させ、スルーホール6を開口する。このとき、スルー
ホール部分の酸化アルミ4はドライエッチングで除去し
ておく。
【0021】その後図2(d)に示すようにアルミを蒸
着させ、この上にホトレジスト11を形成し、アルミを
エッチングし、上層アルミ配線7を形成する。このホト
レジスト11が存在する状態で上層アルミ配線7の表面
に熱酸化により酸化アルミ8を形成する。
【0022】図2(e)に示すようにホトレジスト11
を除去後、パッシベーション9を成長させる。
【0023】図2に(f)に示すようにボンディングパ
ッド部分では、パッド上表面に酸化アルミ8がないた
め、実施例2によれば、パッドスルーホール10の開口
は通常のエッチングでよい。
【0024】以上のようにアルミ配線3,7の表面に酸
化アルミ4,8を形成しているため、たとえ隣のアルミ
配線,異層のアルミ配線と接触しても、電気的にショー
トすることはなく、半導体装置の故障を防止することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アルミ配
線表面に絶縁物を形成したため、半導体装置使用時の温
度変化に伴う樹脂膨張ストレスにより、隣のアルミ配
線,異層のアルミ配線と接触しても、電気的ショートに
ならず、半導体装置の故障を防止できるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る半導体チップを工程順
に示す断面図である。
【図2】本発明の実施例2に係る半導体チップを工程順
に示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 層間膜 3 下層アルミ配線 4 酸化アルミ 5 層間膜 6 スルーホール 7 上層アルミ配線 8 酸化アルミ 9 パッシベーション 10 パッドスルーホール 11 ホトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に積層されたアルミ配線或いは隣接
    して設けられたアルミ配線を有する半導体装置の製造方
    法であって、 アルミ配線のパターニング後に、該パターニングに用い
    たエッチングマスクを前記アルミ配線のパターン上に残
    した状態で、前記アルミ配線の表面に熱酸化処理を選択
    的に行い、その後にアルミ配線の上面及び側面に接して
    アルミ配線の全体を覆うように層間膜またはパッシベー
    ション膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
JP4278056A 1992-09-22 1992-09-22 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP3039163B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014514524A (ja) * 2011-03-21 2014-06-19 ネイキッド エナジー リミテッド 太陽エネルギー変換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014514524A (ja) * 2011-03-21 2014-06-19 ネイキッド エナジー リミテッド 太陽エネルギー変換器
US9869491B2 (en) 2011-03-21 2018-01-16 Naked Energy Ltd Heat transfer device

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