JPH11135347A - 変流器 - Google Patents

変流器

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JPH11135347A
JPH11135347A JP9298634A JP29863497A JPH11135347A JP H11135347 A JPH11135347 A JP H11135347A JP 9298634 A JP9298634 A JP 9298634A JP 29863497 A JP29863497 A JP 29863497A JP H11135347 A JPH11135347 A JP H11135347A
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JP
Japan
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insulating case
main body
current transformer
secondary winding
connection
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Application number
JP9298634A
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English (en)
Inventor
Morio Machida
守夫 町田
Satoshi Koyama
聡 小山
Hirotake Aoki
広剛 青木
Yasuhiko Okubo
安彦 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SORYO DENSHI KAGAKU KK
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
SORYO DENSHI KAGAKU KK
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板等の部材への取り付け性に優
れ、信頼性のある安価な変流器を提供する。 【解決手段】 コア1に2次巻線3を巻回して構成した
変流器本体と、前記変流器本体を収納する収納部4aを
有する絶縁ケース本体4と、対をなして前記絶縁ケース
本体4に設けられ、一端6aを前記2次巻線3に接続さ
れて他端6bを介し前記2次巻線3を外部回路へ導出す
る接続部片6とを備え、前記接続部片6の形状をクラン
ク型にし、その対をなす一端6a,6a相互間を他端6
b,6b相互間よりも拡げて配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変流器、特に漏
電しゃ断器に用いられる零相変流器のような比較的小形
の変流器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12および図13は、例えば特開昭6
2−197835号公報に示された従来の変流器を示す
図であり、図12は平面図、図13は図12のXIII−XI
II線における断面図である。図において、1は2次巻線
がトロイダル状に巻回された環状鉄心、3は2次巻線、
3aは2次巻線の巻き始め、3bは2次巻線の巻き終
り、4aは絶縁ケース本体、4bは絶縁ケース蓋、6は
2次巻線3の巻き始め3aと巻き終り3bに接続された
引出しピン、10は扁平環状シールド材、15は絶縁保
護膜、16は小径貫通孔である。扁平環状シールド材1
0と絶縁保護膜15は、必要に応じて適宜配置する。
【0003】次に、作用について説明する。絶縁ケース
蓋4bに形成された2つの小径の貫通孔16に引出しピ
ン6が挿通されて固着され、プリント基板へ取り付けら
れる。また、環状鉄心1が絶縁ケース蓋4b内面に固着
される構造とすることにより、環状鉄心1および引出し
ピン6に形成された2次巻線3の端末3a,3bとの接
続部を外部と絶縁するため、絶縁ケース本体4a内に絶
縁材を充填しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の変流器は、以上
のように構成されており、引出しピン6が絶縁ケース蓋
4bに挿通されて固着されているために、引出しピン6
のピッチが広い場合は、2次巻線の端末3a,3bを引
出しピン6にからげて接続することが容易であるが、引
出しピン6のピッチが2.5mm程度で、その相互間隔
が狭い場合は、引出しピン6にからげて接続する作業が
非常にやりにくく、工数がかかり、量産性が悪い。
【0005】また、2次巻線3の端末3a,3bと口出
しピン6とのからげ接続は、2次巻線巻装コア3を絶縁
ケース本体4aに収納する前に行う必要があり、絶縁ケ
ース蓋4bの上に2次巻線巻装コア3を配置して、接着
剤で固定する必要がある。この場合、絶縁ケース蓋4b
に2次巻線巻装コア3が固定されているため、絶縁ケー
ス本体4に収納しづらく、巻線のテンションや線径,巻
線数が違うと絶縁ケース本体4aの内底と2次巻線巻装
コア3との間に隙間ができるため、変流器が振動,衝撃
等に弱くなり、2次巻線巻装コア3の下側に扁平環状シ
ールド材を配置した場合、更に接着剤等により、固着さ
れる必要があり、組み立て工数がかかるなどの問題点が
あった。
【0006】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたもので、プリント基板等の部材への取
り付け性に優れ、信頼性のある安価な変流器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の変流器にお
いては、コアに2次巻線を巻回して構成した変流器本体
と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶縁ケー
ス本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設けられ、
一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記2次巻
線を外部回路へ導出する接続部片とを備え、前記対をな
す接続部片の一端相互間を他端相互間よりも拡げて配設
した。
【0008】第2の発明の変流器においては、コアに2
次巻線を巻回して構成した変流器本体と、前記変流器本
体を収納する収納部を有する絶縁ケース本体と、対をな
して前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻
線に接続されて他端を介し前記2次巻線を外部回路へ導
出する接続部片とを備え、前記接続部片の形状をクラン
ク型にし、その対をなす一端相互間を他端相互間よりも
拡げて配設した。
【0009】第3の発明の変流器においては、コアに2
次巻線を巻回して構成した変流器本体と、前記変流器本
体を収納する収納部を有する絶縁ケース本体と、対をな
して前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻
線に接続されて他端を介し前記2次巻線を外部回路へ導
出する接続部片とを備え、前記接続部片の形をクランク
状にし、その対をなす一端相互間を他端相互間よりも拡
げて配設するとともに、その中間部分を前記絶縁ケース
本体に設けた溝部に嵌合した。
【0010】第4の発明の変流器においては、前記絶縁
ケース本体の収納部を覆う絶縁ケース蓋を設けた。
【0011】第5の発明の変流器においては、コアに2
次巻線を巻回して構成した変流器本体と、前記変流器本
体を収納する収納部を有する絶縁ケース本体と、対をな
して前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻
線に接続されて他端を介し前記2次巻線を外部回路へ導
出する接続部片を有する接続台部とを備え、前記収納部
および前記接続台部を覆う絶縁ケース蓋を絶縁ケース本
体に装着した。
【0012】第6の発明の変流器においては、コアに2
次巻線を巻回して構成した変流器本体と、前記変流器本
体を収納する収納部を有する絶縁ケース本体と、対をな
して前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻
線に接続されて前記2次巻線を外部回路へ導出する接続
部片を有する接続台部とを備え、前記接続部片を構成す
る引出し電線の一端を前記接続台部に設けた貫通孔に挿
入するとともに、前記引出し電線の他端への延長部を、
前記接続台部の外壁および前記接続台部に設けられ前記
貫通孔と並行して延在する側壁を有する貫通開口部の前
記側壁に沿って、所定の面においてU字状に屈曲させて
屈曲部を形成し、前記所定の面と鉛直方向に延在する前
記引出し電線の屈曲部の他端側を前記接続台部に設けた
切欠き部に嵌合させ、前記絶縁ケース本体に前記引出し
電線を屈曲状態で装着するようにした。
【0013】第7の発明の変流器においては、絶縁ケー
ス本体に屈曲状態で装着された引出し線の移動を阻止し
前記引出し線の抜けを防止する突起を絶縁ケース蓋に設
けた。
【0014】第8の発明の変流器においては、コアに2
次巻線を巻回して構成した変流器本体と、前記変流器本
体を収納する収納部を有する絶縁ケース本体と、対をな
して前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻
線に接続されて他端を介し前記2次巻線を外部回路へ導
出する接続部片を有する接続台部とを備え、前記収納部
および前記接続台部を覆う絶縁ケース蓋を絶縁ケース本
体に装着するとともに、前記絶縁ケース蓋には前記絶縁
ケース本体の周面の少なくとも一部と重合し絶縁ケース
と2次巻線巻装コアとの沿面距離を確保するためのラッ
プ部分を設けた。
【0015】第9の発明の変流器においては、絶縁ケー
ス本体と絶縁ケース蓋との接合部に切り欠き部を設け、
この切り欠き部に充填された接着剤により前記絶縁ケー
ス本体および絶縁ケース蓋並びに変流器本体を互いに固
着するようにした。
【0016】第10の発明の変流器の製造方法において
は、コアに2次巻線を巻回して構成した変流器本体と、
前記変流器本体を収納する絶縁ケース本体と、対をなし
て前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を前記2次巻線
に接続されて他端を介し前記2次巻線を外部回路へ導出
する接続部片とを備えた変流器を組み立てるにあたり、
前記絶縁ケース本体に前記接続部片を設けた後、前記絶
縁ケース本体に前記変流器本体を収納し、前記接続部片
に前記2次巻線の端末を接続する。
【0017】第11の発明の変流器の製造方法において
は、2次巻線端末を接続部片に接続する際に、アーク溶
接により結合する。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1につき、図1な
いし図5を用いて説明する。図1は絶縁ケース本体およ
び絶縁ケース蓋部を示す斜視図、図2は組み立て後の絶
縁ケース本体および絶縁ケース蓋部を示す斜視図、図3
は図1のIII−III線における断面図である。図4は接続
台部を示す斜視図、図5は図4のV−V線における断面
図である。
【0019】図において、1は環状鉄心からなるコア、
2は保護ケース、3はコア1に巻回された2次巻線、3
aは2次巻線3の巻き始め端末、3bは2次巻線3の巻
き終り端末である。コア1,保護ケース2および2次巻
線3は、変流器本体を構成する。保護ケース2はコア1
を2次巻線3から絶縁保護するためのものである。
【0020】4は有底筒体状の絶縁ケース本体、4aは
絶縁ケース本体4により構成され、コア1,保護ケース
2および2次巻線3からなる変流器本体を収納する収納
部、5は絶縁ケース本体4に設けられた接続台部であ
る。接続台部5は、絶縁ケース本体4により構成された
収納部4aと一体にモールド成形され、そのモールド構
造体により全体として絶縁ケース本体4を形成する。
【0021】6は接続部片を構成する1対の引出しピ
ン、6aは引出しピン5の一端部に設けられ、2次巻線
3の端末3a,3bを引出しピン6の一方または他方に
それぞれ巻き付けて電気的に接続して、2次巻線3の端
末3a,3bと引出しピン6とをからげ接続する2次巻
線接続側端部、6bは引出しピン6の他端部に設けら
れ、2次巻線3をプリント基板からなる外部回路へ導出
する、プリント基板への取り付け側端部、6cは2次巻
線接続側端部6aとプリント基板への取り付け側端部6
cとの中間に設けられた中間部である。
【0022】絶縁ケース本体4に設けられた接続台部5
には、図4および図5に示すように、引出しピン6の中
間部6cを嵌合する溝部5aおよび引出しピン6のプリ
ント基板への取り付け側端部6bを嵌合する貫通孔5b
が設けられている。
【0023】7は絶縁ケース蓋、7aは絶縁ケース蓋6
に設けられ、収納部4aを構成する絶縁ケース本体4の
周面の一部と重合するラップ部である。絶縁ケース蓋7
の絶縁ケース本体4に設けた収納部4aへの絶縁ケース
蓋7の嵌合部分には、複数の突起7bが設けられてお
り、この突起7bが収納部7aの内周面に圧接し、その
弾性により相互の嵌合を確実に行うことができる。
【0024】8は絶縁ケース蓋6の周縁の一部を切り欠
いて形成され、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7との
接合部に設けられる切り欠き部、9は切り欠き部8を通
して充填され、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7なら
びにコア1,保護ケース2および2次巻線3からなる変
流器本体を互いに一体に固着するための接着剤である。
【0025】図1に示すように、この発明の実施の形態
1における変流器は、クランク型形状の引出しピン6を
有する。
【0026】変流器の組み立てに当り、まず、1対の引
出しピン6は、それぞれ、その取り付け側端部6bを絶
縁ケース本体4に設けた接続台部5に形成された貫通孔
5bに貫通状態で嵌挿し、その中間部6cを接続台部5
の上面に形成された溝部5aに嵌合して、接続台部5に
装着され、取り付け固定される。この状態で、接続部片
を構成する引出しピン6の対をなす2次巻線接続側端部
6aは接続台部5の上面において植設された状態に配設
され、2次巻線接続側端部6a,6aの相互間隔は、取
り付け側端部6b,6bの相互間隔よりも拡げて配設さ
れる。この状態では、引出しピン6に設けた2次巻線接
続側端部6a,6aの相互間隔,すなわちピンピッチ
は、7〜8mm程度に広く設けられ、取り付け側端部6
b,6bの相互間隔,すなわちピンピッチは、2.5m
m程度に狭く設けられる形状になっている。
【0027】そして、2次巻線3を絶縁ケース本体4の
収納部4aに挿入し、2次巻線3の巻き始め端末3aと
2次巻線の巻き終り端末3bとを、引出しピン6の2次
巻線接続側端部6a,6aに、それぞれ、からげて接続
する。この状態で、2次巻線3の巻き始め端末3aと2
次巻線の巻き終り端末3bとが、引出しピン6の2次巻
線接続側端部6a,6aに、それぞれ巻き付けられてい
る。
【0028】引出しピン6の2次巻線接続側端部6a,
6aに、それぞれ、からげ接続され、巻き付けられた2
次巻線3の巻き始め端末3aおよび2次巻線の巻き終り
端末3bは、引出しピン6の2次巻線接続側端部6a,
6aにアーク溶接される。このアーク溶接によって、銅
線からなる2次巻線3の巻き始め端末3aおよび2次巻
線の巻き終り端末3bと銅系合金からなる引出しピン6
とが共に溶かされ、互いに溶着される。このようにアー
ク溶接する場合には、溶接時間が約20msと短時間の
ため、溶接熱によって絶縁ケース本体4が溶ける心配が
ない。
【0029】その後に、絶縁ケース蓋7を絶縁ケース本
体4にかぶせる。図2に示すのは、絶縁ケース蓋7を絶
縁ケース本体4にかぶせた状態のもので、絶縁ケース7
は絶縁ケース本体4の収納部4aおよび接続台部5の上
面を覆い、引出しピン6の2次巻線側接続端部6aおよ
び中間部6cを接続台部5の上面との間に収納する。
【0030】図2に示す状態において、接着剤9は絶縁
ケース蓋7に設けられた複数の切り欠き部8を介して充
填され、絶縁ケース本体4および絶縁ケース蓋7ならび
にコア1,保護ケース2および2次巻線3からなる変流
器本体を接着剤9により互いに一体に固着する。
【0031】絶縁ケース蓋7に設けられたラップ部7a
は絶縁ケース本体4に設けられた収納部4aの外周面に
重合し、絶縁ケース本体4と2次巻線巻装コア1との沿
面距離を確保して、その部分における絶縁破壊を確実に
防止する。
【0032】図3に示すのは、図1のIII−III線におけ
る断面図で、絶縁ケース蓋7は落とし蓋として絶縁ケー
ス本体4の収納部4aに装着されており、コア1,保護
ケース2および2次巻線3からなる変流器本体を上方か
ら押さえている。
【0033】以上に説明した通り、この発明の実施の形
態1における変流器は、引出しピン6の形状をクランク
型とし、絶縁ケース本体4の接続台部4aに引出しピン
6を装着する溝部5aおよび貫通孔5bを設けて、引出
しピン6を絶縁ケース本体4に固着させる。
【0034】このクランク型引出しピン6,6の相互間
隔は、2次巻線3の端末3a,3bと引出しピン6,6
とのからげ接続側端部6a,6aは、からげ接続が容易
にできるように広くし、プリント基板への取り付け側端
部6b,6bの相互間隔は、狭くすることができる。
【0035】また、絶縁ケース蓋7で2次巻線巻装コア
1、そして、その巻線端末3a,3bと引出しピン6と
をからげ接続する側の引出しピン6の2次巻線接続側端
部6a,6aを覆うので、絶縁が確保できるとともに、
半田玉,線のクズ等で容易に引出しピン6,6が短絡す
るのを防止することができる。
【0036】さらに、絶縁ケース本体4の周面と絶縁ケ
ース蓋7とが互いに重合するラップ部分7aを設けたの
で、絶縁ケース本体4の収納部4aに充満して充填剤を
充填しなくても、絶縁ケース本体4と2次巻線巻装コア
1との沿面距離を確保することができ、その部分の絶縁
破壊を確実に防止する。
【0037】そして、引出しピン6を絶縁ケース本体4
に挿通し固着して、コア1に巻回された2次巻線3から
なる変流器本体を絶縁ケース本体に収納後、巻線端末3
a,3bと引出しピン6の端部6a,6bとのからげ接
続をするので、絶縁ケース蓋7を容易にかぶせることが
できる。
【0038】この絶縁ケース蓋7は落とし蓋とし、2次
巻線巻装コア1を蓋7で押さえることができるので、絶
縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7およびコア1を一度に
接着剤9で固着すれば良く、巻線3のテンション,線
径,巻線数が違っても対応することができる。
【0039】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
ついて、図6および図7を用いて説明する。図6は絶縁
ケース本体および絶縁ケース蓋部を示す斜視図、図7は
組み立て後の絶縁ケース本体および絶縁ケース蓋部を示
す斜視図である。図において、3は変流器本体を構成す
る2次巻線、3aは2次巻線3の巻き始め端末、3bは
2次巻線3の巻き終り端末である。
【0040】4は有底筒体状の絶縁ケース本体、4aは
絶縁ケース本体4により構成され、2次巻線3からなる
変流器本体を収納する収納部、5は絶縁ケース本体4に
設けられた接続台部である。接続台部5は絶縁ケース本
体4により構成された収納部4aと一体にモールド成形
され、そのモールド構造体により全体として絶縁ケース
本体4を形成する。
【0041】6は接続部片を構成する1対の引出しピ
ン、6aは引出しピン5の一端部に設けられ、2次巻線
3の端末3a,3bを引出しピン6の一方または他方に
それぞれ巻き付けて電気的に接続して、2次巻線3の端
末3a,3bと引出しピン6とをからげ接続する2次巻
線接続側端部、6bは引出しピン6の他端部に設けら
れ、2次巻線3をプリント基板からなる外部回路へ導出
する、プリント基板への取り付け側端部である。
【0042】接続部片を構成する引出しピン6は、絶縁
ケース本体4に設けられた接続台部5に貫挿され、その
中間部を接続台部5に装着される。
【0043】7は絶縁ケース蓋、7aは絶縁ケース蓋6
に設けられ、収納部4aを構成する絶縁ケース本体4の
周面の一部と重合するラップ部である。絶縁ケース蓋7
の絶縁ケース本体4に設けた収納部4aへの絶縁ケース
蓋7の嵌合部分には、複数の突起7bが設けられてお
り、この突起7bが収納部7aの内周面に圧接し、その
弾性により相互の嵌合を確実に行うことができる。
【0044】8は絶縁ケース蓋6の周縁の一部を切り欠
いて形成され、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7との
接合部に設けられる切り欠き部、9は切り欠き部8を通
して充填され、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7なら
びに2次巻線3からなる変流器本体を互いに一体に固着
するための接着剤である。
【0045】この実施の形態2に示す変流器は、実施の
形態1に示す接続部片としての引出しピン6を、クラン
ク型ではなく、絶縁ケース本体4に設けた接続台部5の
上面および底面と鉛直方向に延びるストレート状にした
ものである。2次巻線側接続端部6a,6aの相互間隔
を、プリント基板取り付け側接続端部6b,6bの相互
間隔よりも拡げる必要のない場合には、このような形態
とすることができる。
【0046】また、この実施の形態では、2次巻線3の
上面部と絶縁ケース蓋7との間および2次巻線3の下面
部と絶縁ケース本体4の収納部4aの底部内面との間
に、図6に示すリング状の側面シールド10を挿入して
いる。このシールド10はリング状の側面シールドを図
示したが、これを絞り加工を施した板状体で構成しても
よい。この実施の形態2で示したシールド10を実施の
形態1の変流器構成に適用することもできる。
【0047】実施の形態3.上述した実施の形態1およ
び実施の形態2では、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋
7との固着に接着剤を用いるものを示したが、これを凹
凸部の嵌め込みの熱融着で固着するようにしてもよい。
【0048】実施の形態4.実施の形態1および実施の
形態2では、接続部片が引出しピン6の場合について説
明したが、接続部片として引出し電線の端末を用いるも
のであってもよい。次に、その実施の形態について、図
8ないし図11を用いて説明する。図8は絶縁ケース本
体および絶縁ケース蓋部を示す斜視図、図9は組み立て
後の絶縁ケース本体および絶縁ケース蓋部を示す斜視
図、図10は接続台部を示す斜視図、図11は図10の
XI−XI線における断面図である。
【0049】図において、3は2次巻線、4は絶縁ケー
ス本体、4aは絶縁ケース本体4に設けた収納部、5は
絶縁ケース本体4に設けた接続台部、6は引出し電線、
6dは電線6の端末の被覆を皮剥ぎし、その皮剥ぎ部に
2次巻線3の端末をからげて接続する接続部片としての
電線の接続端部、7は絶縁ケース蓋、7aは絶縁ケース
本体4と絶縁ケース蓋7とのラップ部である。
【0050】接続台部5には、図10および図11に示
されているように、その底面部5c,この底面部5cと
鉛直方向に穿設された貫通孔5d,貫通開口部5e,こ
の貫通開口部5eに設けられ貫通孔5dと平行して延在
する側壁5f,および貫通開口部5eに設けられた切り
欠き部5gが形成されている。
【0051】変流器の組み立てにあたり、引出し電線6
の皮剥ぎされた接続端部6dは、接続台部5の貫通孔5
dに接続台部5の底面部5cから挿入され、接続端部6
dが接続台部5の上面から植設状態で突出して装着され
る。次に、引出し電線6は、その接続端部6dと反対側
の他端への延長部を、接続台部5の底面部5cからなる
外壁および接続台部5に設けられ貫通孔5dと並行して
延在する貫通開口部5eの側壁5fに沿って、所定の面
においてU字状に屈曲させて屈曲部を形成し、前記所定
の面と鉛直方向に延在する引出し電線6の屈曲部の他端
側を接続台部5に設けた切欠き部5gに嵌合させ、絶縁
ケース本体4に引出し電線6を屈曲状態で装着する。
【0052】従来は切欠き部がなかったので、引き出し
電線6を挿入穴に通す必要があったが、その固定のため
に切欠き部5gを設けたことにより、絶縁ケース本体4
に引き出し電線6をからげて曲げれば良く、容易に引き
出し電線6を固定状態にセットすることができる。ま
た、絶縁ケース蓋7に突起11を設け、引き出し電線6
の抜けがないようにした。その他、実施の形態1および
実施の形態2において説明したような接続部片として引
出しピンを用いる場合と同様の効果を奏する。
【0053】実施の形態5.引き出し電線6を固定する
ための切り欠き部5gは、実施の形態4では、図8ない
し図11に示すように構成しているが、このような構成
に限るものではなく、この切り欠き部5gは、接続台部
5のどこに設けてもよい。
【0054】以上の実施の形態により示した、この発明
に係る変流器は、漏電しゃ断器に用いられる零相変流器
として用いられる。しかしながら、その用途は、これに
限定されず、電気回路の電流値計測用変流器などとし
て、これを適用することができる。
【0055】以上のように、この発明の実施の形態によ
れば、2次巻線3の巻線端末3a,3bと引出しピン6
とをからげ接続する2次巻線接続側端部6aのピンのピ
ッチは、組み立て作業が容易な7〜8mm程度に広く設
けることができ、プリント基板取り付け側端部6bのピ
ンのピッチは、2.5mm程度に狭く設けることができ
る。
【0056】巻線端末3a,3bと引出しピン6とをか
らげ接続する2次巻線接続側接続端部6aを絶縁ケース
蓋7で覆うので、絶縁が確保でき、半田玉,線のクズ等
で容易に引出しピン6が短絡することを防ぐ効果があ
る。
【0057】また、絶縁ケース蓋7を落とし蓋とし、蓋
をしてから絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7およびコ
ア1に巻回された2次巻線3からなる変流器本体を接着
剤9で固定させ、充填剤を無くしたものである。
【0058】引出しピン6を絶縁ケース本体4に挿通し
固着しているので、ピンのピッチ精度がよく、プリント
基板への実装が容易であり、ピンをクランク形状にした
ので引張強度が高い。
【0059】そして、引出しピン6を絶縁ケース本体4
に挿通し固着しているため、コア1に巻回された2次巻
線3からなる変流器本体を絶縁ケース本体4に収納後、
巻線端末3a、3bと引出しピン6とのからげ接続をす
るので、絶縁ケース蓋7を容易にかぶせることができ
る。
【0060】絶縁ケース蓋7は落とし蓋とし、コア1に
巻回された2次巻線3を蓋7で押さえて、絶縁ケース本
体4と絶縁ケース蓋7および2次巻線3からなる変流器
本体を接着剤9で固着するので、巻線のテンション,線
径,巻線数が違っても、絶縁ケース本体4と絶縁ケース
蓋7およびコア1に巻回された2次巻線3からなる変流
器本体を一度に固着するだけで、対応することができ
る。
【0061】充填剤をなくしたため、絶縁破壊を防止す
るように、絶縁ケース本体4と絶縁ケース蓋7にラップ
部分7aを設けた。そのために沿面距離を確保すること
ができる。
【0062】また、引き出しが電線の場合は、図8のよ
うに絶縁ケース本体4に、引き出し電線6をからげて曲
げ、これを固定する切り欠き部5gを設けたので、電線
の装着が容易にでき、絶縁ケース蓋7に突起11を設け
たので、電線が緩むことがない。
【0063】更に、電線の端末を皮剥ぎした接続端部6
aを接続する接続台部5は引出しピンを用いた場合と同
じように絶縁ケース本体4から突出するので、2次巻線
3の巻線端末3a,3bと引出しピン6または引出し電
線6とのからげ接続の手段が統一化でき、自動化も可能
であり、工数を低減し信頼性を上げる効果がある。
【0064】
【発明の効果】第1の発明によれば、対をなす接続部片
の2次巻線に接続される一端相互間を他端相互間よりも
拡げて配設したので、外部回路へ導出するための他端相
互間が狭い場合にも、2次巻線に接続される一端相互間
を広く設けることができ、組み立て作業を容易にするこ
とができる。
【0065】第2の発明によれば、接続部片をクランク
状とし、対をなす接続部片の2次巻線に接続される一端
相互間を他端相互間よりも拡げて配設したので、外部回
路へ導出するための他端相互間が狭い場合にも、2次巻
線に接続される一端相互間を広く設けることができ、組
み立て作業を容易にすることができる。
【0066】第3の発明によれば、接続部片をクランク
状とし、その中間部を絶縁ケース本体に設けた溝部に嵌
合した状態で、対をなす接続部片の2次巻線に接続され
る一端相互間を他端相互間よりも拡げて配設したので、
外部回路へ導出するための他端相互間が狭い場合にも、
2次巻線に接続される一端相互間を広く設けることがで
き、組み立て作業を容易にすることができるとともに、
接続部片の絶縁ケース本体への装着を確実かつ迅速に行
うことができる。
【0067】第4の発明によれば、絶縁ケース本体の変
流器本体収納部を覆う絶縁ケース蓋を設けたので、第1
ないし第3の発明の効果に加え、変流器本体の絶縁保護
および機械的保護を確実に行うことができる。
【0068】第5の発明によれば、絶縁ケース本体に設
けた収納部および接続台部を覆う絶縁ケースを絶縁ケー
ス本体に装着したので、変流器本体の絶縁保護および機
械的保護を確実に行うことができるとともに、接続台部
に設けた接続部片相互間の短絡を確実に防ぐことができ
る。
【0069】第6の発明によれば、接続部片を構成する
引出し電線の一端を前記接続台部に設けた貫通孔に挿入
するとともに、前記引出し電線の他端への延長部を、前
記接続台部の外壁および前記接続台部に設けられ前記貫
通孔と並行して延在する側壁を有する貫通開口部の前記
側壁に沿って、所定の面においてU字状に屈曲させて屈
曲部を形成し、前記所定の面と鉛直方向に延在する前記
引出し電線の屈曲部の他端側を前記接続台部に設けた切
欠き部に嵌合させ、前記絶縁ケース本体に前記引出し電
線を屈曲状態で装着するようにしたので、引出し電線の
端末を接続部片として用いる場合に、引出し電線を接続
台部に確実かつ容易に装着することができる。
【0070】第7の発明においては、絶縁ケース本体に
屈曲状態で装着された引出し電線の移動を阻止し前記引
出し線の抜けを防止する突起を絶縁ケース蓋に設けの
で、引出し電線の抜けを確実に防ぐことができる。
【0071】第8の発明によれば、絶縁ケース本体に設
けた収納部および接続台部を覆う絶縁ケース蓋を絶縁ケ
ース本体に装着するとともに、前記絶縁ケース蓋には前
記絶縁ケース本体の周面の少なくとも一部と重合し絶縁
ケースとコアに巻回された2次巻線からなる変流器本体
との沿面距離を確保するためのラップ部分を設けたの
で、絶縁破壊を確実に防ぐことができる。
【0072】第9の発明によれば、絶縁ケース本体と絶
縁ケース蓋との接合部に切り欠き部を設け、この切り欠
き部に充填された接着剤により前記絶縁ケース本体およ
び絶縁ケース蓋並びに変流器本体を互いに固着するよう
にしたので、これらを確実に一体に保持し、絶縁保護お
よび機械的保護を的確に行うことができる。
【0073】第10の発明によれば、絶縁ケース本体に
前記接続部片を設けた後、前記絶縁ケース本体に前記変
流器本体を収納し、前記接続部片に前記2次巻線の端末
を接続するようにしたので、組み立て作業を容易かつ迅
速に行うことができる。
【0074】第11の発明によれば、2次巻線端末を接
続部片に接続する際に、アーク溶接により結合するよう
にしたので、絶縁ケース本体の溶融による損傷を伴うこ
となく、2次巻線端末と接続部片とを互いに溶着して確
実に固着接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による絶縁ケース蓋
部を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による絶縁ケース本
体部を示す斜視図である。
【図3】 図1のIII−III線における断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による接続台部を示
す斜視図である。
【図5】 図4のV−V線における断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による絶縁ケース蓋
部を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による絶縁ケース本
体部を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による絶縁ケース蓋
部を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による絶縁ケース本
体部を示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による接続台部を
示す斜視図である。
【図11】 図10のXI−XI線における断面図である。
【図12】 従来の変流器を示す平面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII線における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コア、2 保護ケース、3 2次巻線、3a 2次
巻線の巻き始め、3b2次巻線の巻き終り、4 絶縁ケ
ース本体、4a 収納部、5 接続台部、5a 溝部、
5b 貫通孔、5c 底面部、5d 貫通孔、5e 貫
通開口部、5f 側壁、5g 切り欠き部、6 引出し
ピン、6a 2次巻線接続側端部、6b プリント基板
への取り付け側端部、7 絶縁ケース蓋、7a ラップ
部、9接着剤、11 突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 広剛 神奈川県相模原市宮下一丁目1番57号 相 菱電子化学株式会社内 (72)発明者 大久保 安彦 神奈川県相模原市宮下一丁目1番57号 相 菱電子化学株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記
    2次巻線を外部回路へ導出する接続部片とを備え、前記
    対をなす接続部片の一端相互間を他端相互間よりも拡げ
    て配設したことを特徴とする変流器。
  2. 【請求項2】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記
    2次巻線を外部回路へ導出する接続部片とを備え、前記
    接続部片の形状をクランク型にし、その対をなす一端相
    互間を他端相互間よりも拡げて配設したことを特徴とす
    る変流器。
  3. 【請求項3】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記
    2次巻線を外部回路へ導出する接続部片とを備え、前記
    接続部片の形をクランク状にし、その対をなす一端相互
    間を他端相互間よりも拡げて配設するとともに、その中
    間部分を前記絶縁ケース本体に設けた溝部に嵌合したこ
    とを特徴とする変流器。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ケース本体の収納部を覆う絶縁
    ケース蓋を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の変流器。
  5. 【請求項5】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記
    2次巻線を外部回路へ導出する接続部片を有する接続台
    部とを備え、前記収納部および前記接続台部を覆う絶縁
    ケース蓋を絶縁ケース本体に装着したことを特徴とする
    変流器。
  6. 【請求項6】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて前記2次巻線を
    外部回路へ導出する接続部片を有する接続台部とを備
    え、前記接続部片を構成する引出し電線の一端を前記接
    続台部に設けた貫通孔に挿入するとともに、前記引出し
    電線の他端への延長部を、前記接続台部の外壁および前
    記接続台部に設けられ前記貫通孔と並行して延在する側
    壁を有する貫通開口部の前記側壁に沿って、所定の面に
    おいてU字状に屈曲させて屈曲部を形成し、前記所定の
    面と鉛直方向に延在する前記引出し電線の屈曲部の他端
    側を前記接続台部に設けた切欠き部に嵌合させ、前記絶
    縁ケース本体に前記引出し電線を屈曲状態で装着するよ
    うにしたことを特徴とする変流器。
  7. 【請求項7】 絶縁ケース本体に屈曲状態で装着された
    引出し線の移動を阻止し前記引出し線の抜けを防止する
    突起を絶縁ケース蓋に設けたことを特徴とする請求項6
    に記載の変流器。
  8. 【請求項8】 コアに2次巻線を巻回して構成した変流
    器本体と、前記変流器本体を収納する収納部を有する絶
    縁ケース本体と、対をなして前記絶縁ケース本体に設け
    られ、一端を前記2次巻線に接続されて他端を介し前記
    2次巻線を外部回路へ導出する接続部片を有する接続台
    部とを備え、前記収納部および前記接続台部を覆う絶縁
    ケース蓋を絶縁ケース本体に装着するとともに、前記絶
    縁ケース蓋には前記絶縁ケース本体の周面の少なくとも
    一部と重合し絶縁ケースと2次巻線巻装コアとの沿面距
    離を確保するためのラップ部分を設けたことを特徴とす
    る変流器。
  9. 【請求項9】 絶縁ケース本体と絶縁ケース蓋との接合
    部に切り欠き部を設け、この切り欠き部に充填された接
    着剤により前記絶縁ケース本体および絶縁ケース蓋並び
    に変流器本体を互いに固着するようにしたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の変流
    器。
  10. 【請求項10】 コアに2次巻線を巻回して構成した変
    流器本体と、前記変流器本体を収納する絶縁ケース本体
    と、対をなして前記絶縁ケース本体に設けられ、一端を
    前記2次巻線に接続されて他端を介し前記2次巻線を外
    部回路へ導出する接続部片とを備えた変流器を組み立て
    るにあたり、前記絶縁ケース本体に前記接続部片を設け
    た後、前記絶縁ケース本体に前記変流器本体を収納し、
    前記接続部片に前記2次巻線の端末を接続することを特
    徴とする変流器の製造方法。
  11. 【請求項11】 2次巻線端末を接続部片に接続する際
    に、アーク溶接により結合することを特徴とする請求項
    10に記載の変流器の製造方法。
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