JPH10261460A - チョークコイル内蔵コネクタ - Google Patents

チョークコイル内蔵コネクタ

Info

Publication number
JPH10261460A
JPH10261460A JP6406497A JP6406497A JPH10261460A JP H10261460 A JPH10261460 A JP H10261460A JP 6406497 A JP6406497 A JP 6406497A JP 6406497 A JP6406497 A JP 6406497A JP H10261460 A JPH10261460 A JP H10261460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
power supply
connector
connection terminal
lead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6406497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisakazu Kataoka
久和 片岡
Naoaki Morino
修明 森野
Hirokazu Kikura
宏和 木倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6406497A priority Critical patent/JPH10261460A/ja
Publication of JPH10261460A publication Critical patent/JPH10261460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ等の電気機器内の温度に影響を受けな
いで、雑音を防止する装置を実現する。 【解決手段】 電源リード線1と電気接続端子2の中間
部にチョークコイル3を装着し、コネクタハウジング5
に前記電源リード線1、電気接続端子2ならびにチョー
クコイル3を挿入した後、耐熱性、耐水性に優れた封止
用合成樹脂材6にて封止することで、チョークコイル3
をコネクタハウジング5に内蔵する。この構成により、
モータ等の電波雑音を低減し、安価で、信頼性の高いモ
ータ等の電気機器を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の電気機
器のコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電波雑音対策は、図4に示すよう
に電源リード線21をブラシ箱22に溶接し、整流子2
3に対向した開口部の反対側蓋部に、雑音防止用のコン
デンサ24を溶接し、2つのブラシ箱22の間の小さい
空間に、コンデンサ24のリード線をフォーミングして
モータに内蔵する構成としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、モータが機器に組み込まれた際、場合に
よってはFMラジオに雑音が発生したり、環境温度が8
0℃を超えるような高温の条件下では、モータ内部の高
い温度に対して、雑音防止用の素子はその耐熱性を確保
することができず、雑音防止と耐熱性を兼備する素子
は、モータの限られた空間内部に内蔵することが困難で
あった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、雑音レベルが小さく、耐熱性、耐水性の
高いモータを低コストで提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、一方にモータ用の電源リード線を、他方に
電気接続端子を夫々設けたコネクタにおいて、前記電源
リード線と電気接続端子とチョークコイルとを封止用合
成樹脂材により封止したものである。
【0006】上記手段によって、FMラジオ等への雑音
の発生、雑音防止用素子の熱的不都合、モータ外殻改造
に伴う金型投資によるコストアップを解消することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明の請求項1記載の発明は、一方にモータ用の電源リー
ド線と前記電源リード線を、他方に電気接続端子を夫々
設けたコネクタにおいて、前記電源リード線と前記電気
接続端子との間に、磁性体コアに導電線が少なくとも1
回以上巻回されたチョークコイルを装着し、コネクタハ
ウジング内に前記電源リード線、チョークコイルおよび
電気接続端子を封止用合成樹脂材により封止したもので
ある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、チョークコ
イルの一端は、電源リード線に電気的に接合され、チョ
ークコイルの他方の一端は、電気接続端子に電気的に接
合されたものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、チョークコ
イルに巻回される導電線は電源リード線の一部分であ
り、前記電源リード線の端末と電気接続端子が直接電気
的に接合されたものである。
【0010】また、請求項4記載の発明は、コネクタハ
ウジングは機械的強度の大きい合成樹脂にて成形され、
その内部を耐熱性、耐水性、接着性の優れた封止用合成
樹脂材で封入密封することにより電源リード線、チョー
クコイルおよび電気接続端子を一体化したものである。
【0011】また、請求項5記載の発明は、チョークコ
イル、電気接続端子および電源リード線の夫々を位置決
めする位置決め基板を具備していて、チョークコイル、
電気接続端子および電源リード線の前記位置決め基板上
で位置決めした部分を、位置決め基板と共に耐熱性、耐
水性、接着性の優れた封止用合成樹脂材により一体化し
たものである。
【0012】さらに上記チョークコイルは、インダクタ
ンスが1〜220μHで70〜110MHzの周波数減衰
特性の良好な素子としたものである。
【0013】このようにチョークコイルをコネクタに内
蔵することにより、FMラジオ等への雑音発生の防止が
図られる。またモータ内部に対して、コネクタ内部は温
度条件が緩いため耐熱性には有利となる。さらに、モー
タ内部へ内蔵しなくてもよいから、モータ外殻の金型改
造のための投資や、部品加工費を削減でき低コスト化が
実現できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0015】(実施例1)図1において、1はモータか
ら取り出された通電用の電源リード線で、2は黄銅等の
導電材料からなる電気接続端子である。3は磁性体コア
3aに導電線が少なくとも1回以上巻回された雑音防止
用のチョークコイルで、その一端は、上記電源リード線
1にハンダまたはスポット溶接にて、電気的に接続され
る。
【0016】チョークコイルの他方の一端は、上記電気
接続端子2のハンダまたはスポット溶接にて、電気的に
接続され、チョークコイル3は上記電源リード線1と電
気接続端子2の間に直列に装着される。
【0017】電気的に接続された電源リード線1、電気
接続端子2、チョークコイル3は、電気絶縁体でできた
位置決め基板4に位置決め固定される。
【0018】上記位置決めされた電源リード線1、電気
接続端子2、チョークコイル3は、ポリプロピレン、ま
たはポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂で成
形されたコネクタハウジング5に挿入された後、封止用
合成樹脂材6にて封止され、チョークコイル内蔵コネク
タとなる。なお、封止用合成樹脂材6としては耐熱性、
耐水性の優れたエポキシ等の熱硬化性樹脂または紫外線
硬化樹脂が使用される。
【0019】上記チョークコイル3は、インダクタンス
が1〜220μH、望ましくは1〜33μHで70〜1
10MHzの周波数減衰特性の良好な素子がよい。
【0020】上記コネクタハウジング5の内部には、チ
ョークコイル3を少なくとも1つ以上内蔵するが、好ま
しくはプラス・マイナス両極に各1つずつ装着する方が
雑音防止の効果は大きくなる。
【0021】またモータ内部は、環境条件によって約1
80℃の高温雰囲気となるが、コネクタ内部は約80℃
のためにチョークコイル3の熱的不都合は間違いないレ
ベルに緩和される。
【0022】さらに、モータ内部へ内蔵しなくてもよい
から、モータ外殻の金型改造のための投資や、部品加工
費を削減でき低コスト化が実現できる。
【0023】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おけるチョークコイル内蔵コネクタの斜視図である。
【0024】電源リード線1は、その端部1aが予じめ
磁性体コア3aに巻回され、コネクタハウジング5内で
電気接続端子2と電気的に接続される。従ってチョーク
3bは磁性体コア3aに電源リード線1を巻回すること
により構成されている。
【0025】電源リード線1、磁性体コア3aおよび電
気接続端子2はプラス・マイナス側の2組がコネクタハ
ウジング内に収納され、互いに接触しないように固定さ
れて封止用合成樹脂材6にて封入密封される。なお、実
施例1と同様に4は位置決め基板を、5はコネクタハウ
ジングを示す。
【0026】これにより、部品点数および電気接続部分
を少なくできるので、組立工数が少なく信頼性の高いチ
ョーク内蔵コネクタを実現できる。
【0027】次に本発明の具体的な実験結果を説明す
る。図3(a)にモータのプラス・マイナス両方の電源
リード線を電気接続端子間に各1つずつ1μHのチョー
クコイルを装着した場合の電波雑音測定結果を、図3
(b)に従来の雑音防止用コンデンサを内蔵したモータ
の電波雑音測定結果を示す。
【0028】これらよりモータの電源リード線と電気接
続端子の間にチョークコイルを装着することにより、7
0〜110MHz帯域において約5〜10dbμVの雑音レ
ベルの低減が図られ。FMラジオ等に雑音が発生しにく
くなることが判る。
【0029】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、モータ内部に素子を入れずにモータが発生する
電波雑音を低減できるので、モータ外殻改造に伴う金型
投資、組立工数の削減が図られ、低コストでFMラジオ
等に雑音を発生しにくくさせることが可能な信頼性の高
いモータを提供できる。
【0030】また、耐熱性、耐水性の優れた信頼性の高
いモータを提供することができる。さらに、少ない部品
点数でかつ電気接続部分の数も少なくできるので組立工
数が少なく信頼性が高いという優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるチョークコイル内蔵
コネクタの一部切欠斜視図
【図2】本発明の実施例2におけるチョークコイル内蔵
コネクタの一部切欠斜視図
【図3】(a)本発明の実施例におけるチョークコイル
内蔵コネクタの電波雑音測定グラフ (b)従来例における雑音防止用コンデンサを内蔵した
モータの電波雑音測定グラフ
【図4】従来例のモータの一部切欠斜視図
【符号の説明】
1 電源リード線 1a 電源リード線端部 2 電気接続端子 3 チョークコイル 3a 磁性体コア 3b チョーク 4 位置決め基板 5 コネクタハウジング 6 封止用合成樹脂材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方にモータ用の電源リード線を、他方に
    電気接続端子を夫々設けたコネクタにおいて、前記電源
    リード線と前記電気接続端子との間に、磁性体コアに導
    電線が少なくとも1回以上巻回されたチョークコイルを
    装着し、コネクタハウジング内に前記電源リード線、チ
    ョークコイルおよび電気接続端子を封止用合成樹脂材に
    より封止したチョークコイルの内蔵コネクタ。
  2. 【請求項2】チョークコイルの一端は、電源リード線に
    電気的に統合され、チョークコイルの他方の一端は、電
    気接続端子に電気的に接合された請求項1記載のチョー
    クコイル内蔵コネクタ。
  3. 【請求項3】チョークコイルに巻回される導電線は電源
    リード線の一部分であり、前記電源リードの端末と電気
    接続端子が直接電気的に接合されたことを特徴とする請
    求項1記載のチョークコイル内蔵コネクタ。
  4. 【請求項4】コネクタハウジングは機械的強度の大きい
    合成樹脂にて成形され、その内部を耐熱性、耐水性、接
    着性の優れた封止用合成樹脂材で封入密封することによ
    り電源リード線、チョークコイルおよぶ電気接続端子を
    一体化したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のチョークコイル内蔵コネクタ。
  5. 【請求項5】チョークコイル、電気接続端子および電源
    リード線の夫々を位置決めする位置決め基板を具備して
    いて、チョークコイル、電気接続端子および電源リード
    線の前記位置決め基板上で位置決めした部分を、位置決
    め基板と共に耐熱性、耐水性、接着性の優れた封止用合
    成樹脂材により一体化したものであることを特徴とした
    請求項1ないし4のいずれかに記載のチョークコイル内
    蔵コネクタ。
  6. 【請求項6】インダクタンスが1〜220μHで70〜
    110MHzの周波数減衰特性の良好なチョークコイルを
    内蔵する請求項1ないし5のいずれかに記載のチョーク
    コイル内蔵コネクタ。
JP6406497A 1997-03-18 1997-03-18 チョークコイル内蔵コネクタ Pending JPH10261460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6406497A JPH10261460A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 チョークコイル内蔵コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6406497A JPH10261460A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 チョークコイル内蔵コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10261460A true JPH10261460A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13247301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6406497A Pending JPH10261460A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 チョークコイル内蔵コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10261460A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003163040A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Saginomiya Seisakusho Inc 制御弁用電磁コイル装置および制御弁用電磁コイル装置の封止方法
JP2006140864A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンの出力コネクタ
WO2019064765A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 日本電産株式会社 モータ及び電動パワーステアリング装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003163040A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Saginomiya Seisakusho Inc 制御弁用電磁コイル装置および制御弁用電磁コイル装置の封止方法
JP2006140864A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンの出力コネクタ
JP4560380B2 (ja) * 2004-11-15 2010-10-13 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンの出力コネクタ
WO2019064765A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 日本電産株式会社 モータ及び電動パワーステアリング装置
CN111033977A (zh) * 2017-09-28 2020-04-17 日本电产株式会社 马达和电动助力转向装置
JPWO2019064765A1 (ja) * 2017-09-28 2020-10-22 日本電産株式会社 モータ及び電動パワーステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5942819A (en) Motor brush assembly with noise suppression
US6768243B1 (en) Small-size motor brush assembly with electrical noise suppression
JPS60159610A (ja) 磁気誘導発生器
WO2017064772A1 (ja) コネクタ及びワイヤハーネス
US5359982A (en) Ignitor for an internal combustion engine
US6801116B2 (en) Overload protector with hermetically sealing structure
JPH10261460A (ja) チョークコイル内蔵コネクタ
US4205891A (en) Radio frequency interference suppressor connector
US6297981B1 (en) Compact electrical device, especially a switched-mode power supply
JPH11135347A (ja) 変流器
JP5288819B2 (ja) ノイズフィルタ付きac電源ケーブル
GB2172754A (en) Electric motor
JPS60254604A (ja) 巻線部品
US4462012A (en) Combination low inductance fuse and electromagnetic noise filter
JPH10241955A (ja) コイル装置
JP3697914B2 (ja) 放電灯点灯装置およびその製造方法
JPS6390811A (ja) ケ−ス付小形巻線部品
JPS622951Y2 (ja)
JPS6134754Y2 (ja)
CN109952694B (zh) 电动机和使用其的风机
WO2021059803A1 (ja) 接続箱付きハーネス
JP2004296824A (ja) トランス装置
JP3154731B2 (ja) 電動機
JP3761961B2 (ja) ノイズフィルタ
JP2000114905A (ja) ノイズフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20050623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018