JP2530277Y2 - 外装ケース付電子部品 - Google Patents

外装ケース付電子部品

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JP2530277Y2
JP2530277Y2 JP1991036258U JP3625891U JP2530277Y2 JP 2530277 Y2 JP2530277 Y2 JP 2530277Y2 JP 1991036258 U JP1991036258 U JP 1991036258U JP 3625891 U JP3625891 U JP 3625891U JP 2530277 Y2 JP2530277 Y2 JP 2530277Y2
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JP
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case
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wire
core
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JP1991036258U
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克利 黒岩
孝 田島
祥行 本宮
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一端が閉じた筒状のケ
ースに部品本体を収納し、この部品本体のリード端子を
ケースの開口端部側から導出した外装ケース付電子部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路の中で使用される電子部品はそ
の種類によっては一端が閉じた筒状のケースに収納され
て使用される場合がある。例えばコンデンサ、トラン
ス、各種コイル(インダクタ)などがあり、これらはそ
れぞれの用途に応じて金属ケース又は樹脂製のケースに
収納されている。電子部品をケースに収納した電子部品
の一例として、コイル部品を図4、図5に示す。図4
樹脂製のケース2に部品本体1としてコイル部品が収納
されている断面図を示す。ケース2は、一端が閉じた樹
脂等からなる筒状のものであり、このケース2の開口端
側の周縁部に顎状の突起6が形成されている。部品本体
はドラム状のコア4に巻装された素線5である巻線を
有し、前記ケース2に収納されている。コア4は前記ケ
ース2に圧入され、ケース2の開口端側の周縁部に形成
された顎状の突起6で抜け止めされている。部品本体1
のリード端子7、7は、ケース2の開口端部側に面した
コア4の一方の端面に植設され、ケース2の外部に導出
されている。素線5の端部8、8がコア4の端部側に引
き出され、図5に示すように前記外部端子7、7の基部
に巻き付けられ、さらに半田付けする等の方法で電気的
に接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとしている課題】以上の如き構成の
電子部品では、コア4に巻回された素線5の端部8、8
が、コア4のフランジ状の端部を迂回して、コア4の端
面側に引き出され、その端面に植設されたリード端子
7、7の基部に巻き付けられ、半田付けされている。こ
のリード端子7、7の基部に巻き付けられた素線5の端
部8、8は、ケース2の外部に露出しており、衝撃や繰
り返し振動等が長時間加わった場合、断線することがあ
る。特に線径が小さく、せん断抵抗が低い素線5の端部
8、8は、断線の確率が高いため、電子部品の信頼性が
低いという課題があった。さらに、この外装ケース付電
子部品を回路基板に搭載し、リード端子7、7を接続す
るとき、素線5の端部8、8をリード端子7、7に接続
している半田が再び溶けて、端部8、8がリード線7、
7から断線してしまうこともある。
【0004】本考案は前記の如き問題を解決するために
なされたものであって、その目的は素線の端部とリード
端子との断線等が生ずることなく、しかもケースの変形
等が生じにくい信頼性の高い外装ケース付電子部品を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案による
外装ケース付電子部品は、一端が閉じた筒状のケース2
と、このケース2に収納された部品本体1と、この部品
本体1の前記ケース2の開口部側に面した端面に植設さ
れ、同ケース2の外部に導出されたリード端子7、7
と、このリード端子7、7の基部に端部8、8が絡げら
れた部品本体1の 素線5とを有するものにおいて、前記
素線5の端部8、8が絡げられたリード端子7、7の基
部を覆うようにケース2の開口端部に充填された絶縁性
の封止部材9と、前記ケース2の閉じた端壁3とそれに
面した部品本体1の端面との間に形成された間隙11
と、この間隙11の部分に対応して前記ケース2の端壁
3に開口された貫通孔10とを有することを特徴とす
る。
【0006】
【作用】前記本考案による外装ケース付電子部品では、
リード端子7、7の基部に接続された素線5の端部8、
8が封止部材9の中に埋没されているため、素線5の端
部8、8とリード端子7、7との接続部が衝撃や振動等
で直接外力を受けることがなくなり、断線等の問題が解
決される。さらに、リード端子7、7を導出したケース
2の開口端部に封止部材9を充填したので、電子部品を
回路基板上に搭載し、リード端子7、7を半田付けする
とき、その半田の熱が直接リード端子7、7の基部に及
ばない。また、半田の熱がリード端子7、7の基部に及
んでも、素線5の端部8、8がリード端子7、7から外
れて断線することはない。
【0007】他方、ケース2の一端を閉じている端壁1
1に貫通孔10が設けられているので、前記の半田付時
等にケース2内の空気が熱膨張した場合でも、この空気
がケース2の貫通孔10を通して外へ放出されるため、
ケース2の内圧が上昇し、ケース2が変形、破損するこ
とはない。そしてこの貫通孔10は、リード端子7、7
が導出されたのと反対側にある端壁11に設けられてい
るので、前記の半田付け時に、この貫通孔10から半田
やフラックスの蒸気等がケース2の中に浸入して、内部
が汚染されることもない。しかも、この貫通孔10は、
ケース2の閉じた端壁3とそれに面した部品本体1の端
面との間に形成された間隙11の部分に対応して前記ケ
ース2の端壁3に開口しているので、貫通孔10は閉じ
られず、前記のような空気の放出が確実に行われる。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について具体的且つ詳細に説明す る。図1、2に示すよ
うに、ケース2は樹脂等からなり、一端が端壁3で閉じ
られた筒状のものである。このケース2の開口端部に
は、その内周面に顎状の突起6を有する。また、このケ
ース2の端壁3の中央より両側に一対の貫通孔10、1
0が設けられている。
【0009】このケース2に収納される部品本体1は、
ドラム状のコア4とこのコア4に巻装された素線5とを
有する。コア4は、中間部が細く、両端部が太いフラン
ジ状となったもので、その中間部に前記素線5が巻装さ
れている。このコア4の一方の端面は平坦であり、そこ
に一対のリード端子7、7が植設されている。また、こ
のコア4の他方の端面の中央部は部分的に突出してお
り、その周辺部は中央部分より低くなっている。前記コ
ア4に巻装された素線5の端部8、8は、ドラム4のフ
ランジ状の端部を通してコア4のリード端子7、7が植
設された側の端面に導出され、リード端子7、7の基部
に絡げられ、さらに半田付けされ、電気的に接続されて
いる。これは前述の従来例と同じである。
【0010】この部品本体1は、コア4のリード端子
7、7が植設されたのと反対の端面を奥側にしてケース
2の中に嵌合され、収納されている。この状態で、コア
4のリード端子7、7が植設された側の端面がケース2
の開口端部に面し、その周辺部が前記突起6、6で抜け
止めされている。さらに、このケース2の開口端部に樹
脂等の絶縁材からなる封止部材9が充填され、この封止
部材9に前記素線5の端部8、8とリード端子7、7と
の接続部が埋没されている。
【0011】ケース2の奥に挿入されたコア4の他方の
端面は、ケース2の一端を閉じた端壁3の内面に当たっ
ている。すなわち、コア4の端面のうち、部分的に突出
したその中央部がケース2の端壁3の内面に当たってお
り、その周囲の部分は、端壁3の内面から離れており、
そこに間隙11が形成されている。前記ケース2の端壁
3に設けられた貫通孔10、10は、この間隙11の部
分に対応して形成され ている。このため、コア4の端面
に塞がれることなく、ケース2の内部は貫通孔10、1
0を介して外部と連通する。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の本体部品
1を収納したケース2の開口端側に、同ケース2を密閉
する如く設けられた封止部材9を充填し、この中に素線
5の端部8、8とリード端子7、7との接続部を埋没さ
せたので、衝撃や振動で素線5とリード端子7、7との
断線が起こりにくくなる。また、コア4の端面で塞がれ
ないように、ケース2の端壁3に貫通孔10を設けたこ
とにより、リード端子7、7を回路基板に半田付けする
ときに半田やフラックスの蒸気がケース2の内部に浸入
することがなく、また、ケース2の内部の空気の膨張や
収縮によるケース2の変形や破損も確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による外装ケース付電子部品
の縦断側面図である。
【図2】同実施例による外装ケース付電子部品の部分斜
視図である。
【図3】同実施例による外装ケース付電子部品の平面
である。
【図4】従来例による外装ケース付電子部品の縦断側面
図である。
【図5】同従来例による外装ケース付電子部品の部分斜
視図である。
【符号の説明】
2 ケース 4 コア 5 素線リード端子素線の端部 9 封止部材 10 貫通孔 11 間隙
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−81915(JP,U) 実開 昭55−63118(JP,U) 実開 昭55−12649(JP,U) 実公 昭53−45240(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉じた筒状のケース(2)と、こ
    のケース(2)に収納された部品本体(1)と、この部
    品本体(1)の前記ケース(2)の開口部側に面した端
    面に植設され、同ケース(2)の外部に導出されたリー
    ド端子(7)、(7)と、このリード端子(7)、
    (7)の基部に端部(8)、(8)が絡げられた部品本
    体(1)の素線(5)とを有する外装ケース付電子部品
    において、前記素線(5)の端部(8)、(8)が絡げ
    られたリード端子(7)、(7)の基部を覆うようにケ
    ース(2)の開口端部に充填された絶縁性の封止部材
    (9)と、前記ケース(2)の閉じた端壁(3)とそれ
    に面した部品本体(1)の端面との間に形成された間隙
    (11)と、この間隙(11)の部分に対応して前記ケ
    ース(2)の端壁(3)に開口された貫通孔(10)と
    を有することを特徴とする外装ケース付電子部品。
JP1991036258U 1991-04-20 1991-04-20 外装ケース付電子部品 Expired - Lifetime JP2530277Y2 (ja)

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JPH04121711U JPH04121711U (ja) 1992-10-30
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WO2008132810A1 (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba インダクタンス素子とその製造方法、およびそれを用いたスイッチング電源
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