JPH11134585A - ビル遠隔監視装置 - Google Patents

ビル遠隔監視装置

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JPH11134585A
JPH11134585A JP30075097A JP30075097A JPH11134585A JP H11134585 A JPH11134585 A JP H11134585A JP 30075097 A JP30075097 A JP 30075097A JP 30075097 A JP30075097 A JP 30075097A JP H11134585 A JPH11134585 A JP H11134585A
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健一 森田
Kiyoshi Sonomoto
潔 園本
Katsura Yamamoto
桂 山本
Toru Kato
亨 加藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 監視センタの対応要員による情報の確認、連
絡等の作業を低減することのできるビル遠隔監視装置の
提供。 【解決手段】 設備機器の保守および修理を行う出動拠
点30をあらかじめ定めた複数の地区にそれぞれ配置す
るとともに、監視センタ10に、端末装置1から送信さ
れる情報に基づき来歴情報を作成する処理手段、例えば
通常発報処理装置13および集中発報処理装置14と、
来歴情報を記憶する来歴情報記憶手段、例えば通常発報
記憶装置17および集中発報記憶装置18と、来歴情報
を出動拠点30に配信する配信手段、例えば配信装置2
0とを設け、監視センタ10は、通常発報処理装置13
および集中発報処理装置14により来歴情報を作成して
配信装置20を介して対応する出動拠点30mに配信す
るようになっている。 【効果】 監視センタの対応要員の労力の低減を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルに設けられた
設備機器を端末装置を介して監視センタにより監視する
ビル遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル遠隔監視装置は、複数のビル
にそれぞれ設けられ、同一ビル内の設備機器の異常を検
出する端末装置と、これらの端末装置と通信回線を介し
て接続され、送信された異常情報に基づき前記設備機器
を監視する監視センタとを備えている。そして、前記監
視センタには、端末装置からの異常情報、すなわち、発
報データを受信する受信部と、監視に必要な情報を記憶
するハードディスクと、発報データを解析する受信デー
タ解析部と、この受信データ解析部で解析された発報デ
ータに基づいてハードディスク内のデータの検索を行う
表示・印字検索部と、表示・印字検索部で検索された情
報を表示する表示部と、表示・印字検索部で検索された
情報を印字する印字部と、停電による発報データかどう
かを判定する停電判定部と、単位時間あたりの地区別の
停電に関する発報データの計算を行い、地区別に設定さ
れている値を超えたか否かの判定を行う地域停電判定部
とが設けられている。
【0003】このように構成された従来のビル遠隔監視
装置は、停電等により、端末装置からの発報データを集
中して受信すると、受信データ解析部により地域の判定
を行った後に、停電判定部により停電か否かの判定を行
う。このとき、停電により発報であると判定されると、
地域停電発報部により地域毎の停電による発報データの
件数がカウントされ、これに応じて一定時間内に地区毎
にあらかじめ設定された値を超えて発報データを受信す
ると、集中発報であることを判断し、同一地区の発報デ
ータについては、処理負荷の増加を防ぐため、通常の処
理を行わず、印字装置に地区を示すコード、端末装置の
識別番号および異常内容を印字するようになっている。
【0004】なお、この種のビル遠隔監視装置として、
例えば特開平6−162369号公報に記載されるもの
を挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のビル遠隔監視装置では、監視センタで発報データを
受信すると、監視センタの表示部および印字部により異
常の発生したビルの名称、住所、異常の発生した設備機
器の名称、出動拠点の情報、連絡先の情報等が表示およ
び印字される。このとき、対応要員は表示装置および印
字装置により出力された情報を確認し、出動拠点に電話
やファクシミリ等の手段により前記情報を連絡する必要
があり、多大な労力が必要であった。特に、地震や落雷
等により停電が発生した場合、短時間に多くの発報デー
タが監視センタに送信される、いわゆる集中発報の際、
対応要員はより多くの労力が求められる。
【0006】また、集中発報として受信した発報データ
は、ハードディスク内に記憶されず、印字のみのため、
後日、発報件数のカウントや、発報があったビルの抽出
は印字された情報から読み取り、ハードディスク内に対
応要員が手作業で入力を行い来歴情報を作成していた。
【0007】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、監視セン
タの対応要員による情報の確認、連絡等の作業を低減す
ることのできるビル遠隔監視装置を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の第2の目的は、集中発報が
生じた場合であっても、監視センタの対応要員に負担が
生じることを防止できるビル遠隔監視装置を提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の第3の目的は、集中発報が
生じた後、監視センタの対応要員を介すことなく来歴情
報の整合化を図ることのできるビル遠隔監視装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために本発明の請求項1記載の発明は、複数のビルに
それぞれ設けられ、同一ビル内の設備機器の異常を検出
する端末装置と、これらの端末装置と通信回線を介して
接続され、送信された異常情報に基づき前記設備機器を
監視する監視センタとを備えたビル遠隔監視装置におい
て、前記設備機器の保守および修理を行う出動拠点をあ
らかじめ定めた複数の地区にそれぞれ配置するととも
に、前記監視センタに、前記端末装置から送信される情
報に基づき来歴情報を作成する処理手段と、前記来歴情
報を記憶する来歴情報記憶手段と、前記来歴情報を前記
出動拠点に配信する配信手段とを設けた構成にしてあ
る。
【0011】前記のように構成した本発明の請求項1記
載の発明によれば、ビル内の設備機器に異常が発生する
と、同一ビル内の端末装置は異常情報を通信回線を介し
て監視センタに送信する。これに応じて監視センタは、
処理手段により前記異常情報に基づき来歴情報を作成す
るとともに、前記来歴情報を来歴情報記憶手段に記憶
し、かつ、配信手段により前記来歴情報を異常が発生し
たビルに対応する所定の出動拠点に配信する。これによ
って、監視センタの対応要員による情報の確認、連絡等
の作業を低減することができる。
【0012】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項2記載の発明は、複数のビルにそれぞれ設けら
れ、同一ビル内の設備機器の異常を検出する端末装置
と、これらの端末装置と通信回線を介して接続され、送
信された異常情報に基づき前記設備機器を監視する監視
センタとを備えたビル遠隔監視装置において、前記監視
センタに、異常が発生したビルおよび設備機器を特定す
る情報があらかじめ記憶される第1の記憶手段と、この
第1の記憶手段に記憶された情報以外の他の情報があら
かじめ記憶される第2の記憶手段と、異常情報の受信に
応じ、この異常情報が広域災害の対象設備によるものか
どうかを判断するとともに、当該異常情報が広域災害の
対象設備によるものであり、かつ、同一地区からの受信
数が所定時間内に所定数を超えたとき集中発報であるこ
とを検出する受信データ解析手段と、この受信データ解
析手段が集中発報であること検出した異常情報の処理
を、前記第1の記憶手段に記憶された情報に基づき行い
集中発報情報を作成する集中発報処理手段と、前記受信
データ解析手段が集中発報でないこと検出した異常情報
の処理を、前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手
段に記憶されたそれぞれの情報に基づき行い通常発報情
報を作成する通常発報処理手段と、前記集中発報処理手
段により作成された集中発報情報を記憶する第3の記憶
手段と、前記通常発報処理手段により作成された通常発
報情報を記憶する第4の記憶手段とを設けた構成にして
ある。
【0013】前記のように構成した本発明の請求項2記
載の発明によれば、ビル内の設備機器に異常が発生する
と、同一ビル内の端末装置は異常情報を通信回線を介し
て監視センタに送信する。これに応じて監視センタは、
まず、受信データ解析手段により前記異常情報が広域災
害の対象設備によるものかどうかを判断する。このと
き、前記異常情報が広域災害の対象設備によるものであ
り、かつ、同一地区からの受信数が所定時間内に所定数
を超えた場合、前記異常情報が集中発報を構成するもの
であることを検出し、これに応じて集中発報処理手段は
第1の記憶手段に記憶された異常が発生したビルおよび
設備機器を特定する情報に基づき行い集中発報情報を作
成するとともに、この集中発報情報を第3の記憶手段に
記憶する。一方、受信データ解析手段により前記異常情
報が集中発報でないことを検出した場合、通常発報処理
手段により前記第1の記憶手段および第2の記憶手段に
記憶されたそれぞれの情報に基づき行い通常発報情報を
作成するとともに、この通常発報情報を第4の記憶手段
に記憶する。このように、集中発報の対応処理を通常の
異常情報の対応処理よりも簡易化することにより、集中
発報の際に監視センタの対応要員に負担が生じることを
防止できる。
【0014】また、第3の目的を達成するために本発明
の請求項3記載の発明は、前記監視センタに、前記第3
の記憶手段に記憶された集中発報情報を読み出すととも
に、この集中発報情報に、前記第2の記憶手段に記憶さ
れた情報を付加し通常発報情報に変換して第4の記憶手
段に記憶させる情報整合手段を設けた構成にしてある。
【0015】前記のように構成した本発明の請求項3記
載の発明によれば、集中発報に応じて第3の記憶手段に
記憶された集中発報情報は、後に、情報整合手段により
前記第3の記憶手段から読み出され、第2の記憶手段に
記憶された他の情報が付加されて通常発報情報に変換さ
れ第4の記憶手段に記憶される。これによって、集中発
報が生じた後、監視センタの対応要員を介すことなく来
歴情報の整合化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のビル遠隔監視装置
の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明のビル遠隔監視装置の一実施
形態を示すブロック図、図2は図1のビル遠隔監視装置
による受信データ解析の処理手順を示すフローチャー
ト、図3は図1のビル遠隔監視装置による発報内容確認
の処理手順を示すフローチャート、図4は図1のビル遠
隔監視装置による情報整合の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0018】本実施形態のビル遠隔監視装置は図1に示
すように、複数のビルにそれぞれ設けられ、同一ビル内
の設備機器の異常を検出する端末装置1a〜1nと、こ
れらの端末装置1a〜1nと通信回線L1を介して接続
され、送信された異常情報に基づき設備機器を監視する
監視センタ10と、この監視センタ10、通信回線L2
を介して接続され、あらかじめ定めた複数の地区にそれ
ぞれ配置されて設備機器の保守および修理を行う出動拠
点30a〜30nとを有している。
【0019】また、前記の監視センタ10は、通信回線
L1と接続され、端末装置1a〜1nとの通信処理を行
う通信装置11a〜11iと、通信装置11a〜11i
と接続され、異常情報の受信に応じ、この異常情報が広
域災害の対象設備によるものかどうかを判断するととも
に、当該異常情報が広域災害の対象設備によるものであ
り、かつ、同一地区からの受信数が所定時間内に所定数
を超えたとき集中発報であることを検出する受信データ
解析手段、例えば受信データ解析装置12と、異常が発
生したビルおよび設備機器を特定する情報があらかじめ
記憶される第1の記憶手段、例えば一次情報格納装置1
5と、第1の記憶手段に記憶された情報以外の他の情報
があらかじめ記憶される第2の記憶手段、例えば二次情
報格納装置16と、受信データ解析手段が集中発報であ
ること検出した異常情報の処理を、第1の記憶手段に記
憶された情報に基づき行い集中発報情報を作成する集中
発報処理手段、例えば集中発報処理装置14と、受信デ
ータ解析手段が集中発報でないこと検出した異常情報の
処理を、第1の記憶手段および第2の記憶手段に記憶さ
れたそれぞれの情報に基づき行い通常発報情報を作成す
る通常発報処理手段、例えば通常発報処理装置13と、
集中発報処理手段により作成された集中発報情報を記憶
する第3の記憶手段、例えば集中発報記憶装置18と、
通常発報処理手段により作成された通常発報情報を記憶
する第4の記憶手段、例えば通常発報記憶装置17と、
第3の記憶手段に記憶された集中発報情報を読み出すと
ともに、この集中発報情報に、第2の記憶手段に記憶さ
れた情報を付加し通常発報情報に変換して第4の記憶手
段に記憶させる情報整合手段、例えば情報整合装置21
と、通常発報情報および集中発報情報等を表示する表示
装置19a〜19jと、通信回線L2と接続され、通常
発報情報あるいは集中発報情報を出動拠点30a〜30
nに配信する配信手段、例えば配信装置20a〜20k
とを備えている。
【0020】なお、端末装置から送信される情報に基づ
き来歴情報を作成する処理手段は、例えば通常発報処理
手段13および集中発報処理手段14から成っており、
また、来歴情報を記憶する来歴情報記憶手段は、例えば
通常発報記憶装置17および集中発報記憶装置18から
成っている。
【0021】また、出動拠点30a〜30nのそれぞれ
には、通信回線L2と接続され、監視センタ10との通
信処理を行う通信装置31a〜31mと、前記発報情報
を表示形式あるいは印字形式に変換する処理装置32a
〜32mと、変換された前記発報情報を表示する表示装
置33a〜33mと、変換された前記発報情報を印字す
る印字装置34a〜34mとを備えている。
【0022】この実施形態にあっては、端末装置1aが
同一ビル内の設備機器の異常を検出すると、端末装置固
有に設定された識別番号と、異常があった設備機器を示
すデータを異常情報、すなわち、発報データとして通信
回線L1を介して監視センタ10の通信装置11aに送
信する。図2に示すように手順S12として監視センタ
10は通信装置11aにより発報データを受信すると、
この発報データを受信データ解析装置12に送り、手順
S13として受信データ解析装置12は発報データ内の
識別番号から異常が発生したビルの地区を選別する。次
いで、受信データ解析装置12は手順S14として発報
データ内の設備機器のデータの確認を行い、あらかじめ
設定していた広域災害の対象設備かどうかの判断を行
う。このあらかじめ設定していた広域災害の対象設備と
は、地震や停電等の広い範囲において設備機器に異常が
発生し、監視センタ10に発報データの集中が考えられ
るもので、例えば電源関係、設備の停止および水槽の水
位の異常等が挙げられる。そして、このときあらかじめ
設定した設備機器でないことが判断されると、手順S1
5として通常発報処理装置13に発報データが送られ、
この通常発報処理装置13は、発報データ内の識別番号
に基づき一次情報格納装置15を検索し、異常が発生し
たビルおよび設備機器を特定する情報、すなわち、監視
業務を行うために最低限必要な情報、例えば端末装置1
aが設置されているビルの名称、住所、異常があった設
備機器の名称およびその状態、出動拠点30a〜30m
の電話番号を読み出すとともに、同様に、識別番号に基
づき二次情報格納装置16を検索し、一次情報格納装置
15に記憶された情報以外の他の情報、すなわち、監視
業務を円滑に行うための更なる情報、例えば連絡先の情
報、当該ビルの最寄り駅、入館方法を読み出し、通常発
報情報を作成する。この通常発報情報は通常発報記憶装
置17に記憶されるとともに、表示装置19aに表示さ
れ、配信装置20aに送られる。配信装置20aは通常
発報情報に基づき出動拠点30aの通信装置31aにダ
イヤリングを行い、通信回線L2を介して通信装置31
aに通常発報情報を配信する。これに応じて通信装置3
1aは通常発報情報を処理装置32aに送り、処理装置
32aは通常発報情報を画面表示データおよび印字デー
タに変換し、画面表示データを表示装置33aにより表
示するとともに、印字データを印字装置34aにより印
字する。出動拠点30aの対応要員は、表示および印字
された情報を確認し、異常があったビルに出動し、適切
な対応を行う。その後、対応要員は行った対応の内容を
表示装置33aにより入力する。表示装置33aは入力
された情報を通信装置31a、通信回線L2、監視セン
タ10の配信装置20aを介して通常発報記憶装置17
に記憶させる。なお、出動拠点30aの対応要員は、表
示装置33aを操作することにより、通常発報記憶装置
17に記憶される過去の通常発報情報および対応した内
容の情報を表示装置33a、印字装置34aに出力させ
ることができる。
【0023】一方、地震や停電等により広い範囲で災害
が発生した際、多くの端末装置が異常を検出することに
より、監視センタ10の通信装置11a〜11iに短時
間の間に集中して発報データが送信されることになる。
すなわち、手順S12に示すように発報データを受信す
ると、受信データ解析装置12は前述と同様にして手順
S13として発報があったビルの地区を選別するととも
に、手順S14として広域災害の対象設備かどうかの判
断を行う。このとき、広域災害の対象設備であることが
判断されると、手順S16として発報件数カウンタを+
1とする。この後、手順S17に示すように発報件数カ
ウンタが5以上になった場合、受信データ解析装置12
はその地区に広域災害が発生したことを検出し、配信装
置20aおよび通信回線L2を介してその地区を管轄し
ている例えば出動拠点30aの通信装置31aに集中発
報を検出したことを知らせる集中発報検出情報を送信す
るとともに、手順S18として同地区の発報データを集
中発報処理装置14に送る。なお、前記の発報件数カウ
ンタは、手順S21〜S23に示すような順を経て手順
S11として10分毎にクリアされ、次の10分間の発
報データの件数をカウントする。すなわち、まず、手順
S21に示すようにタイマーカウンタがクリアされ、次
に、手順S22として10分が経過したかどうか判断さ
れ、このとき、10分が経過したことが判断されると手
順S23として割込み処理が発生する。しかして、集中
発報処理装置14は発報データ内の識別番号により一次
情報格納装置15を検索し、監視業務を行うために必要
最小限な情報、例えば端末装置1aが設置されているビ
ルの名称、住所、異常があった設備機器の名称およびそ
の状態、出動拠点30a〜30mの電話番号を読み出
し、集中発報情報を作成し、この集中発報情報を集中発
報記憶装置18に記憶させる。ここで、監視センタ10
の負荷を低減するため、集中発報に基づいて作成された
集中発報情報は通常発報処理とは異なり、出動拠点30
aに配信されることはない。
【0024】一方、前記集中発報検出情報により集中発
報が生じたことを認知した出動拠点30aの対応要因が
出動拠点30a側から集中発報の内容を確認する場合、
図3に示すように、手順S31として出動拠点30aの
表示装置33aに集中発報内容確認のための画面を表示
する。この後、手順S32として同画面にある画面更新
ボタンを押下すると、手順S33として処理装置32a
は集中発報情報取得コマンドを作成し、通信装置31a
および通信回線L2を介して監視センタ10の集中発報
処理装置14に送信する。集中発報処理装置14は集中
発報情報取得コマンドを受信すると、集中発報記憶装置
18に記憶される集中発報情報を検索し、配信装置20
a、通信回線L2および通信装置31aを介して処理装
置32aに送信する。手順S34として集中発報情報を
受信した処理装置32aは、手順S35として集中発報
情報を画面表示する。また、前述の手順S31で集中発
報表示画面起動がなされた時点で、割込み処理が起動
し、手順S41としてタイマーカウンタがクリアされ、
手順S42に示すように3分が計測される。この後、3
分が経過すると手順S43として割込み処理を発生さ
せ、手順S33として表示装置33aの情報を更新し、
これにより、一定間隔で新しい情報を入手することが可
能となる。なお、以上の割込み処理は表示装置33aに
集中発報情報画面を起動している場合にのみ動作し、集
中発報情報画面が表示されている場合は動作しない。こ
の後、手順S36として集中発報表示画面の終了操作を
行うと、手順S37として割込み処理が停止されて、一
連の集中発報情報取得処理を終了する。
【0025】また、図3に示すように集中発報に応じて
集中発報記憶装置18に記憶された集中発報情報は、後
に、手順S51として情報整合装置21により集中発報
記憶装置18から読み出されるとともに、手順S52と
して二次情報格納装置16に記憶された当該集中発報情
報に対応する他の情報が検索されて読み出され、手順S
53として前記集中発報情報に前記他の情報が付加され
て新たに通常発報情報を作成し、手順S54として前記
通常発報情報を通常発報記憶装置17に記憶する。この
後、情報整合装置21は手順S55に示すように集中発
報記憶装置18に集中発報情報があるかどうかを判断
し、順次、前述と同様にして集中発報情報を通常発報情
報に変換する情報整合処理を行う。
【0026】このように構成した実施形態では、監視セ
ンタ10の対応要員による情報の確認、連絡等の作業を
低減することができる。また、集中発報の対応処理を通
常の異常情報の対応処理よりも簡易化することにより、
集中発報の際に監視センタ10の対応要員に負担が生じ
ることを防止できる。さらに、集中発報が生じた後、監
視センタ10の対応要員を介すことなく来歴情報の整合
化を図ることができる。
【0027】なお、本実施形態では集中発報検出手順時
の発報件数カウンタ値を5件、タイマー割込み値を10
分、および、集中発報の取得間隔を3分としているが、
これに限らず、監視を行っている端末装置の台数および
通信回線数等により変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明は以上のよ
うに構成したので、監視センタの対応要員による情報の
確認、連絡等の作業を低減することができ、また、本発
明の請求項2記載の発明は以上のように構成したので、
集中発報が生じた場合でも監視センタの対応要員に負担
が生じることを防止でき、さらに、本発明の請求項3記
載の発明は以上のように構成したので、集中発報が生じ
た後、監視センタの対応要員を介すことなく来歴情報の
整合化を図ることができ、これによって、本発明によれ
ば監視センタの対応要員の労力の低減を図ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビル遠隔監視装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1のビル遠隔監視装置による受信データ解析
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1のビル遠隔監視装置による発報内容確認の
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のビル遠隔監視装置による情報整合の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1n 端末装置 10 監視センタ 12 受信データ解析装置 13 通常発報処理装置 14 集中発報処理装置 15 一次情報格納装置 16 二次情報格納装置 17 通常発報記憶装置 18 集中発報記憶装置 19a〜19j 表示装置 20a〜20k 配信装置 21 情報整合装置 30a〜30m 出動拠点 32a〜32m 処理装置 L1、L2 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 亨 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビルにそれぞれ設けられ、同一ビ
    ル内の設備機器の異常を検出する端末装置と、これらの
    端末装置と通信回線を介して接続され、送信された異常
    情報に基づき前記設備機器を監視する監視センタとを備
    えたビル遠隔監視装置において、 前記設備機器の保守および修理を行う出動拠点をあらか
    じめ定めた複数の地区にそれぞれ配置するとともに、前
    記監視センタに、前記端末装置から送信される情報に基
    づき来歴情報を作成する処理手段と、前記来歴情報を記
    憶する来歴情報記憶手段と、前記来歴情報を前記出動拠
    点に配信する配信手段とを設けたことを特徴とするビル
    遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】 複数のビルにそれぞれ設けられ、同一ビ
    ル内の設備機器の異常を検出する端末装置と、これらの
    端末装置と通信回線を介して接続され、送信された異常
    情報に基づき前記設備機器を監視する監視センタとを備
    えたビル遠隔監視装置において、 前記監視センタに、異常が発生したビルおよび設備機器
    を特定する情報があらかじめ記憶される第1の記憶手段
    と、この第1の記憶手段に記憶された情報以外の他の情
    報があらかじめ記憶される第2の記憶手段と、異常情報
    の受信に応じ、この異常情報が広域災害の対象設備によ
    るものかどうかを判断するとともに、当該異常情報が広
    域災害の対象設備によるものであり、かつ、同一地区か
    らの受信数が所定時間内に所定数を超えたとき集中発報
    であることを検出する受信データ解析手段と、この受信
    データ解析手段が集中発報であること検出した異常情報
    の処理を、前記第1の記憶手段に記憶された情報に基づ
    き行い集中発報情報を作成する集中発報処理手段と、前
    記受信データ解析手段が集中発報でないこと検出した異
    常情報の処理を、前記第1の記憶手段および前記第2の
    記憶手段に記憶されたそれぞれの情報に基づき行い通常
    発報情報を作成する通常発報処理手段と、前記集中発報
    処理手段により作成された集中発報情報を記憶する第3
    の記憶手段と、前記通常発報処理手段により作成された
    通常発報情報を記憶する第4の記憶手段とを設けたこと
    を特徴とするビル遠隔監視装置。
  3. 【請求項3】 前記監視センタに、前記第3の記憶手段
    に記憶された集中発報情報を読み出すとともに、この集
    中発報情報に、前記第2の記憶手段に記憶された情報を
    付加し通常発報情報に変換して第4の記憶手段に記憶さ
    せる情報整合手段を設けたことを特徴とする請求項2記
    載のビル遠隔監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001111704A (ja) * 1999-10-08 2001-04-20 Yamatake Building Systems Co Ltd ビル群管理システム
JP2001109970A (ja) * 1999-10-08 2001-04-20 Yamatake Building Systems Co Ltd 広域ビル監視システム

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