JPH11132474A - 網とセラミックネット盤をセットした加熱具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライパン型調理器の使用範囲の拡大と、家
庭等において魚焼器を使用しておこなわれている焼物方
法を魚焼器からフライパンに変える為、 【構成】 焼物に含有する水分に反応する遠赤外線を放
射するセラミック盤に多数の通穴を形成したセラミック
ネット盤と同盤上面に金網をセットした物を加熱具の加
熱調理面におき、同調理器がガス等の加熱により加熱さ
れ、セラミッット盤も熱され、前記加熱調理面よりの輻
射熱がセラミックネット盤の多数の通穴より放熱される
のと、セラミックネット盤よりの遠赤外線放射により焼
物の内外部より加熱され、焼物内部に十分熱の通った加
熱料理ができ、加熱具のフライパンによる加熱料理範囲
を大幅に広げる網とセラミックネット盤をセットした加
熱具です。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、日本国内に無限的に普
及し使用されている魚焼器に関するもので、

【０００２】

【従来の技術】その多数は、熱源としてガス火を利用
し、魚焼器の構造に於いても同熱源を対象としたもので
あり、魚焼中に魚等からでる油による煙に悩まされ、高
層住宅等に於いては魚焼が出来ないのが現状であり、魚
焼中の煙対策した魚焼器においては、単に焼くだけで蒸
し焼き的なもので、且つ煙を囲う程度であったが、

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】魚等の焼行為中に、煙
の発生の防止と、魚等に含まれる水分に十分熱を通させ
る為に、

【０００４】

【課題を解決する為の手段】水分に反応する遠赤外線を
放射する平面状のセラミック盤に多数の通穴を形成した
セラミックネット盤を加熱具の平面状の加熱部・調理面
にセットして使用することにより、後記するが、多数の
通穴を通り抜けた輻射熱により焼物の外部より加熱し、
セラミック部分よりの遠赤外線にて、魚等の焼物の内部
の水分を加熱する内外面加熱により焼行為を行い、同行
為中の魚等の焼物より出る油は、使用する加熱具のアル
ミ製フライパンが３ｍｍ以上の板厚ならば、家庭におい
ての通常使用において前記油の燃焼迄の温度に上がるこ
とことがなく、従って、煙の発生がないので、

【０００５】焼行為中に、魚等の皮がセラミックネット
盤に付着しないように、魚焼具として古くから使用され
ている金網を使用し、同網の下面に、セラミックネット
盤の上面に接面状におき、同ネット盤下面を使用する加
熱具のアルミ製フライパンの加熱プレート面に接面状に
セットして使用すると、

【０００６】

【作用】同アルミ製フライパンは、上記したアルミ板厚
３ｍｍ以上と、同フライパンの加熱・調理面に塗布して
いるフッ素コートの関係上、使用上限温度の設定もしく
は注意して使用されており、その最高温度は２５０゜前
後であり、焼行為中にでる魚等の焼物の油の燃焼温度に
はならず、セラミックネット盤のセラミックよりの遠赤
外線の放射により、焼物の内身の水分を加熱させ、同盤
の多数の通穴により、加熱具の加熱プレート面よりの輻
射熱が焼物の外部を加熱させ、焼物の内外部よりの加熱
料理ができ、よく内身迄熱の通った焼物ができ、

【０００７】

【効果】焼行為中に、煙の発生が無く、もしくは極端に
少なく、使用時のおいて、前記した加熱具の蓋を使用す
ると煙の発生が皆無に近く使用でき、高層住宅において
使用しても、又最近の住宅に使用しても煙に悩まされる
事がなく、強いては、最近浮上しています炭酸ガス問題
に貢献できると考えられる効果をももつ、加熱具とし
て、板厚３ｍｍ以上にてなるアルミ製フライパンを使用
した網とセラミックネット盤をセットした加熱具であり
ます。

【０００８】セラミックネット盤として、平面状にて且
つ多数の通穴をもつ高温にて焼結したせともの等磁器類
を含む平面状のセラミック盤でよく、金網・金属製ラス
等を芯材として液状のセラミックを塗布し乾燥させた平
面状のセラミック盤でもよく、同セラミック盤を高温に
て焼結してもよく、セラミックの素材として、遠赤外線
を放射に優れたものがよく、例として、酸化アルミ等を
含んだものが適し、セラミックネット盤の表面積（多数
の通穴の面積を含む）に対して多数の通穴の面積が４０
％〜７０％で、同盤の厚みは２ｍｍ〜４ｍｍで、枠部を
除く金網と同盤の重ねた外寸法が３ｍｍ〜６ｍｍが最適
である。

【０００９】

【特長】加熱具として、上項迄アルミ製フライパンをあ
げていたが、加熱具の素材が鉄・ステンレス・アルミと
ステンレスの積層鋼・鉄とアルミの積層鋼・鉄とステン
レスの積層鋼等々でも、素材の厚みに配慮すれば、加熱
面・調理面に焼物に適した約１８０゜〜２４０゜に温度
設定でき、本発明の網とセラミックネット盤をセットし
た加熱具して使用できる。

【００１０】

【実施例】以下 図面によりのべる。１図は、通穴
（４）を多数もつ碁盤状の網（３）の周囲縁部に枠
（２）を装備にてなる一連の形成の金網（１）で、同金
網（１）の表面全体にメッキ加工又は離形性にある塗料
を塗布されたものであり、２図は、１図の枠（２）内に
入る大きさにて、多数の通穴（７）をもつネット状
（６）のセラミックネット盤（５）で、同ネット状
（６）の芯材として金属網の線（８）を使用し、セラミ
ック（９）を塗布し多数の通穴（７）をもつセラミック
ネット盤（５）を３図に示しています。４図に示すよう
に、金網（１）の枠内（２）にて、金網（１）の下面に
接面するようにセラミックネット盤（５）を位置させた
組合せ状態にて、アルミ製フライパン等の加熱調理具
（１０）の調理面にセットし、加熱調理具（１０）を加
熱させると、同加熱調理具（１０）の熱・輻射熱（Ａ）
によりセラミックネット盤（５）が加熱されて遠赤外線
（Ｂ）を放射し、焼物（１１）の内身迄通り、同焼物
（１１）の水分を加熱させ、セラミックネット盤（５）
の通穴（７）と金網（１）の通穴（４）を通過した熱・
輻射熱（４）と、セラミックネット盤（５）の加熱され
た熱により、焼物（１１）の外部、つまり金網（１）側
より加熱され、内外側よりの加熱行為により、よく熱の
通った焼上りになり、同行為中にでた焼物の油（１２）
は、加熱調理具（１０）の調理面の温度は最高２５０゜
前後であるので、油（１２）の燃えにはいたらず、本発
明の焼行為による煙の発生がなく使用でき、最近の消費
者の一番嫌がる煙問題を解決でき、加熱調理具（１０）
に適した蓋等を使用すると一層煙問題と焼行為中の匂い
問題を解決することができる加熱具としてアルミ製フラ
イパン使用した網とセラミックネット盤をセットした加
熱具であります。

【００１２】

【別実施例】上項内にて、金網（１）とセラミックネッ
ト盤（５）の大きさの関係を記載したが、セラミックネ
ット盤（５）の大きさは、金網（１）の面の使い方によ
っては金網（１）の枠（２）内にはいらなくても、本発
明の網とセラミックネット盤をセットした加熱具として
使用でき、加熱具として、板厚３ＭＭ以上のアルミ製フ
ライパンとしていのが、熱源・加熱条件によっては３Ｍ
Ｍ以下でもよく、素材条件によっと加熱具の内底面が２
５０度以下ならば、アルミ製以外でも使用できる。

【図面の簡単な説明】

本発明の実施例を示す図面は、下記の通りです。 １図は、金網の斜面図 ２図は、セラミックネット盤の斜面図 ３図は、芯材を使用したセラミックネット盤の要部の断
面図 ４図は、実施例の要部の断面図。

【符号の説明】

１＝金網 ２＝枠 ３＝碁盤状の網 ４＝通穴 ５＝セラミックネット盤 ６＝ネット ７＝通穴 ８
＝芯材 ９＝セラミック １０＝加熱具 １１＝焼物 １２＝油 Ａ＝輻射熱 Ｂ＝遠赤外線

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１２月１５日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【発明の名称】 セラミックネット盤をセットしたフラ
イパン型調理器

【特許登録請求の範囲】 遠赤外線の放射性を有し、多数の通穴をもつ円形もしく
は方形のセラミックネット盤を加熱調理面にセットした
フライパン型調理器。

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、日本国内に無限的に普
及し使用されているフライパン型調理器（以下フライパ
ン）の使用範囲の拡大と、家庭等において魚焼器を使用
しておこなわれている焼物方法を魚焼器からフライパン
に変えるもので、

【０００２】

【従来の技術】現在市販され使用されているフライパン
は、単に、ガス火等を熱源としたもので、同熱源により
加熱されたフライパンの輻射熱と伝導熱を利用した料理
内容であり、焼物の厚みによっては中身の芯まで熱を通
すと焼物の外側が大変黒焦げになり、食には適さない焼
き上がりになり、厚みのある焼物には不向きであり、家
庭用魚焼器の各種共、熱源としてガス火を利用し、魚焼
器の構造に於いても同熱源を対象としたものであり、ガ
ス火の強熱と熱対流により魚焼中に魚等からでる油によ
る煙に悩まされ、油分の多い魚等においては、油の燃え
状態になり魚焼き中の管理に大変悩まされていたので、
最近の高層住宅等に於いては魚焼が出来ないのが現状で
あり、魚焼中の煙対策した魚焼器においては、単に焼く
だけで蒸し焼き的なもので、蓋付きの魚焼器ににおいて
は煙を囲う程度でありましたが、

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】フライパンを使用した
加熱料理のより多様性のある用途の拡大と、魚等の焼行
為中に、煙の発生の防止と、焼物に含まれる水分に十分
熱を通させる為に、

【０００４】

【課題を解決する為の手段】水分に反応する遠赤外線を
放射する平面状のセラミックネット盤に多数の通穴を形
成した円形もしくは方形のセラミックネット盤をフライ
パンの平面状の加熱調理面にセットして使用することに
より、フライパンがガス等の熱源で加熱されると平面状
の加熱調理面が加熱されて、セラミックネット盤も加熱
され、同盤に含まれる遠赤外線放射材が加熱されて同盤
より遠赤外線が放射され、焼物（魚等を含む）に含有す
る水分に反応して加熱され、前記した通穴より加熱され
た加熱調理面よりの輻射熱が放熱されて、焼物の外部よ
り加熱され、焼物の内外面同時加熱により加熱・焼き行
為ができ、

【０００５】

【作用】使用するフライパンは、板厚３ＭＭ以上のアル
ミ製で、通常使用においては、熱測定のところ最高２２
０度程度であるので、焼物に含有する水分を加熱するに
は加熱時間も関係するが十分な量の遠赤外線がセラミッ
クネット盤より放射され、

【０００６】

【効果】板厚３ＭＭのアルミ製フライパンの平面状の加
熱調理面に本発明のセラミックネット盤をセットしフラ
イパン用蓋を使用した試験の結果、玉子は、単にセラミ
ックネット盤におき加熱することにより湯で玉子風焼き
玉子としてでき、味の面でも遠赤外線によりよく熱が中
身まで通っているので湯で玉子よりもよく、さつまいも
を上記同様の方法で焼いても皮部分の焦げが殆どなく、
良く熱が通り余分な水分もなく美味しく焼き上がり、茄
子を同様に焼いても、中身迄よく熱の通った焼き具合で
あり、セラミックネット盤より放射した遠赤外線が焼物
の内身までよく通り、内身を加熱していることが証明さ
れた。又、遠赤外線の水分に反応し加熱する特性を利用
するために茶碗蒸しに挑戦したところ、器物の陶器は遠
赤外線を透すので、玉子に巣がなく、よく蒸しあがった
仕上がりになり、タラバガニを加熱したところ、単にア
ミで焼くより早く身部分に熱が通り、身をよく加熱し早
く焼き上がった。

【０００７】上記の加熱方法で、つまりフライパンの底
面＝調理面＝にセラミックネット盤をヤットし、フライ
バンの蓋を利用する加熱方法で魚を焼いた場合、加熱さ
れセラミックネット盤の多数の通穴よりでる底面の輻射
熱と、加熱されたセラミックネット盤より放出する遠赤
外線により、魚の内外面より同時加熱され、例えば秋刀
魚においては骨部の肉離れが大変よい内身迄やく熱の通
った焼き上がりになり、フライパンの家庭においての使
用温度はフライパンの底面にて最高２２０度程度である
が、魚を焼くにはフライパンの蓋を使用する場合１７０
度〜１９０度、蓋を使用しない場合でも１８０度〜２０
０度程度の温度でよく、家庭での温度管理をすれば、魚
の焼き行為中にでる油の燃え・煙の発生温度まで温度を
あげることなくやけるので、煙の出ない焼き方もできる
セラミックネット盤をセットしたフライパン型調理器で
す。

【０００８】焼き行為中に、魚等の皮がセラミックネッ
ト盤に付着しないように、魚焼具として使用されている
金網を、セラミックネット盤の上におき使用すると、魚
等がセラミックネット盤の面より離れるのと、魚等がセ
ラミックネット盤に切面する面積と金網の接面する面積
とは大幅に少なくなるので、魚等の皮の付着面積が少な
いので魚等の皮の付着が大変少なくなり、同金網にフッ
素コートをすると、より皮等の付着をなくすこともでき
る。

【０００９】焼行為中に、煙の発生が無く、もしくは極
端に少なく、使用時のおいて、前記したフライパンの蓋
を使用すると煙の発生が皆無に近く使用でき、高層住宅
において使用しても、又最近の住宅に使用しても煙に悩
まされる事がなく、強いては、最近浮上しています炭酸
ガス問題に貢献できると考えられる効果をももち、加熱
具として、板厚３ＭＭにてなるアルミ製フライパンを使
用したセラミックネット盤をセットしたフライパン型調
理器である。

【００１０】

【特長】上記迄記載したごとく、従来のフライパンによ
る加熱料理において苦手としていた厚みのある焼物を得
意としており、加熱のみでは焼物の中身迄熱のとおらな
い焼物・加熱料理をよく熱の通った焼物・加熱料理にで
きるセラミックネット盤をセットしたフライパン型調理
器であり、加熱料理用調理器としてのフライパンの料理
範囲を大幅に広げる特長を有しています。

【００１１】フライパンとして、板厚３ＭＭ以上のアル
ミ製が最適であるので３ＭＭを使用しているが、市販さ
れているフライパン蓋を使用できる市販されているフラ
イパンならば異素材製でも加熱調整すれば使用でき、

【００１２】セラミックネット盤として、平面状にて且
つ多数の通穴をもつ高温にて焼結したせともの等磁器類
を含む平面状のセラミック盤でよく、金網・金属製ラス
等を芯材として液状のセラミックを塗布し乾燥させた平
面状のセラミック盤でもよく、同ヤラミック盤を高温に
て焼結してもよく、セラミックの素材として、遠赤外線
を放射に優れたものがよく、例として、酸化アルミ等を
含んだものが適し、セラミックネット盤の表面積（多数
の通穴の面積を含む）に対して多数の通穴の面積が５０
％〜７５％で、同盤の厚みは２ＭＭ〜５ＭＭが最適であ
る。

【００１３】

【応用例】上文までのフライパンは、器物の径の割に浅
い器物の総称として使用しているが、通称鍋等の深さの
ある器物等にも、平面状にて多数の通穴をもつ高温にて
焼結した磁器類を含むセラミックメット盤を使用して、
煮炊き物等に利用しても、湯熱の通りにくい材料を含ん
だ料理においても、同材料内に含有する水分に遠赤外線
が反応するので従来よりも速く煮炊き物等ができる。

【００１４】

【実施例】以下 図面によりのべる。１図は、通穴
（４）を多数もつ碁盤状の網（３）の周囲縁部に枠
（２）を装備にてなる一連の形成の金網（１）で、同金
網（１）の表面全体にメッキ加工又は離形性にある塗料
を塗布されたものであり、２図は、１図の枠（２）内に
入る大きさにて、多数の通穴（７）をもつネット状
（６）のセラミックネット盤（５）で、同ネット状
（６）の芯材として金属網の線（８）を使用し、セラミ
ック（９）を塗布し多数の通穴（７）をもつセラミック
ネット盤（５）を３図に示しています。４図に示すよう
に、金網（１）の枠内（２）にて、金網（１）の下面に
接面するようにセラミックネット盤（５）を位置させた
組合せ状態にて、板厚３ＭＭのアルミ製のフライパン
（１０）の調理面にセットし、フライパン（１０）を加
熱させると、同フライパン（１０）の熱・輻射熱（Ａ）
によりセラミックネット盤（５）が加熱されて遠赤外線
（Ｂ）を放射し、焼物（１１）の内身迄通り、同焼物
（１１）の水分を加熱させ、セラミックネット盤（５）
の通穴（７）と金網（１）の通穴（４）を通過した熱・
輻射熱（４）と、セラミックネット盤（５）の加熱され
た熱により、焼物（１１）の外部、つまり金網（１）側
より加熱され、内外側よりの加熱行為により、よく熱の
通った焼上りになり、同行為中にでた焼物の油（１２）
は、フライパン（１０）の調理面の温度を最高２００゜
前後にすると、油（１２）の燃えにはいたらず、本発明
の焼行為による煙の発生がなく使用でき、最近の消費者
にて一番嫌がる煙問題を解決でき、フライパン（１０）
に適した蓋等を使用すると一層煙問題と焼行為中の匂い
問題を解決することができる加熱具としてアルミ製フラ
イパン使用したセラミックネット盤をヤットしたフライ
パン型調理器であります。

【００１５】

【図面の簡単な説明】 本発明の実施例を示す図面は、下記の通りです。 １図は、金網の斜面図 ２図は、セラミックネット盤の斜面図 ３図は、芯材を使用したセラミックネット盤の要部の断
面図 ４図は、実施例の要部の断面図。

【符号の説明】 １＝金網 ２＝枠 ３＝碁盤状の網 ４＝通穴 ５＝セラミックネット盤 ６＝ネット ７＝通穴 ８
＝芯材 ９＝セラミック １０＝フライパン １１＝焼物 １２
＝油 Ａ＝輻射熱 Ｂ＝遠赤外線 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年７月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【発明の名称】 網とセラミックネット盤をセットした
加熱具

【特許登録請求の範囲】 遠赤外線の放射性を有し、多数の通穴をもつセラミック
ネット盤の上面に金網をおき、同組合せ状態にて加熱具
のプレート上面に前記セラミックネット盤の下面が接面
状態にセットし使用する網とセラミックネット盤をセッ
トした加熱具。

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、日本国内に無限的に普
及し使用されているフライパン型調理器（以下フライパ
ン）の使用範囲の拡大と、家庭等において魚焼器を使用
しておこなわれている焼物方法を魚焼器からフライパン
に変えるもので、

【０００２】

【従来の技術】現在市販され使用されているフライパン
は、単に、ガス火等を熱源としたもので、同熱源により
加熱されたフライパンの輻射熱と伝導熱を利用した料理
内容であり、焼物の厚みによっては中身の芯まで熱を通
すと焼物の外側が大変黒焦げになり、食には適さない焼
き上がりになり、厚みのある焼物には不向きであり、家
庭用魚焼器の各種共、熱源としてガス火を利用し、魚焼
器の構造に於いても同熱源を対象としたものであり、ガ
ス火の強熱と熱対流により魚焼中に魚等からでる油によ
る煙に悩まされ、油分の多い魚等においては、油の燃え
状態になり魚焼き中の管理に大変悩まされていたので、
最近の高層住宅等に於いては魚焼が出来ないのが現状で
あり、魚焼中の煙対策した魚焼器においては、単に焼く
だけで蒸し焼き的なもので、蓋付きの魚焼器ににおいて
は煙を囲う程度でありましたが、

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】加熱具としフライパン
を使用した加熱料理のより多様性のある用途の拡大と、
魚等の焼行為中に、煙の発生の防止と、焼物に含まれる
水分に十分熱を通させる為に、

【０００４】

【課題を解決する為の手段】水分に反応する遠赤外線を
放射する平面状のセラミックネット盤に多数の通穴を形
成した円形もしくは方形のセラミックネット盤をフライ
パンの平面状の加熱調理面にセットして使用することに
より、フライパンがガス等の熱源で加熱されると平面状
の加熱調理面が加熱されて、セラミックネット盤も加熱
され、同盤に含まれる遠赤外線放射材が加熱されて同盤
より遠赤外線が放射され、焼物（魚等を含む）に含有す
る水分に反応して加熱され、前記した通穴より加熱され
た加熱調理面よりの輻射熱が放熱されて、焼物の外部よ
り加熱され、焼物の内外面同時加熱により加熱・焼き行
為ができ、魚等の焼き行為中に、小さな凹凸状になって
いるセラミックネット盤の表面に魚等の皮がこびりつか
ないよう同盤の上面に接面する状態にクリンプ状等の形
態にて構成された金網を位置させ、

【０００５】

【作用】使用するフライパンは、板厚３ＭＭ以上のアル
ミ製で、通常使用においては、熱測定のところ最高２２
０度程度であるので、焼物に含有する水分を加熱するに
は加熱時間も関係するが十分な量の遠赤外線がセラミッ
クネット盤より放射され、

【０００６】

【効果】板厚３ＭＭのアルミ製フライパンの平面状の加
熱調理面に本発明のセラミックネット盤をセットしフラ
イパン用蓋を使用した試験の結果、玉子は、単にセラミ
ックネット盤におき加熱することにより湯で玉子風焼き
玉子としてでき、味の面でも遠赤外線によりよく熱が中
身まで通っているので湯で玉子よりもよく、さつまいも
を上記同様の方法で焼いても皮部分の焦げが殆どなく、
良く熱が通り余分な水分もなく美味しく焼き上がり、茄
子を同様に焼いても、中身迄よく熱の通った焼き具合で
あり、セラミックネット盤より放射した遠赤外線が焼物
の内身までよく通り、内身を加熱していることが証明さ
れた。又、遠赤外線の水分に反応し加熱する特性を利用
するために茶碗蒸しに挑戦したところ、器物の陶器は遠
赤外線を透すので、玉子に巣がなく、よく蒸しあがった
仕上がりになり、タラバガニを加熱したところ、単にア
ミで焼くより早く身部分に熱が通り、身をよく加熱し早
く焼き上った。

【０００７】上記の加熱方法で、つまりフライパンの底
面＝調理面＝にセラミックネット盤をセットし、フライ
パンの蓋を利用する加熱方法で魚を焼いた場合、加熱さ
れセラミックネット盤の多数の通穴よりでる底面の輻射
熱と、加熱されたセラミックネット盤より放出する遠赤
外線により、魚の内外面より同時加熱され、例えば秋刀
魚においては骨部の肉離れが大変よい内身迄やく熱の通
った焼き上がりになり、フライパンの家庭においての使
用温度はフライパンの底面にて最高２２０度程度である
が、魚を焼くにはフライパンの蓋を使用する場合１７０
度〜１９０度、蓋を使用しない場合でも１８０度〜２０
０度程度の温度でよく、家庭での温度管理をすれば、魚
の焼き行為中にでる油の燃え・煙の発生温度まで温度を
あげることなくやけるので、煙の出ない焼き方もでき、

【０００８】焼き行為中に、魚等の皮がセラミックネッ
ト盤に付着しないように、魚焼具として使用されている
金網を、セラミックネット盤の上におき使用すると、魚
等がセラミックネット盤の面より離れるのと、魚等がセ
ラミックネット盤に接面する面積と金網の接面する面積
とは大幅に少なくなるので、魚等の皮の付着面積が少な
いので魚等の皮の付着が大変少なくなり、同金網にフッ
素コートをすると、より皮等の付着をなくすこともでき
る網とセラミックネット盤をセットした加熱具です。

【０００９】焼行為中に、煙の発生が無く、もしくは極
端に少なく、使用時のおいて、前記したフライパンの蓋
を使用すると煙の発生が皆無に近く使用でき、高層住宅
において使用しても、又最近の住宅に使用しても煙に悩
まされる事がなく、強いては、最近浮上しています炭酸
ガス問題に貢献できると考えられる効果をももつ。

【００１０】

【特長】上記迄記載したごとく、従来のフライパンによ
る加熱料理において苦手としていた厚みのある焼物を得
意としており、加熱のみでは焼物の中身迄熱のとおらな
い焼物・加熱料理をよく熱の通った焼物・加熱料理にで
きる網とセラミックネット盤をセットしたフライパン型
調理器であり、加熱料理用加熱具としてのフライパンの
料理範囲を大幅に広げる特長を有しています。

【００１１】フライパンとして、板厚３ＭＭ以上のアル
ミ製が最適であるので３ＭＭを使用しているが、市販さ
れているフライパン蓋を使用できる市販されているフラ
イパンならば異素材製でも加熱温度の調整すれば使用で
き、

【００１２】セラミックネット盤として、平面状にて且
つ多数の通穴をもつ高温にて焼結したせともの等磁器類
を含む平面状のセラミック盤でよく、金網・金属製ラス
等を芯材として液状のセラミックを塗布し乾燥させた平
面状のセラミック盤でもよく、同セラミック盤を高温に
て焼結してもよく、セラミックの素材として、遠赤外線
を放射に優れたものがよく、例として、酸化アルミ等を
含んだものが適し、セラミックネット盤の表面積（多数
の通穴の面積を含む）に対して多数の通穴の面積が５０
％〜７５％で、同盤の厚みは２ＭＭ〜５ＭＭが最適であ
る。

【００１３】

【応用例】上文までのフライパンは、器物の径の割に浅
い器物の総称として使用しているが、通称鍋等の深さの
ある器物等にも、平面状にて多数の通穴をもつ高温にて
焼結した磁器類を含むセラミックネット盤を使用して、
煮炊き物等に利用しても、湯熱の通りにくい材料を含ん
だ料理においても、同材料内に含有する水分に遠赤外線
が反応するので従来よりも速く煮炊き物等ができる。

【００１４】

【実施例】以下 図面によりのべる。１図は、通穴
（４）を多数もつ碁盤状の網（３）の周囲縁部に枠
（２）を装備にてなる一連の形成の金網（１）で、同金
網（１）の表面全体にメッキ加工又は離形性のある塗料
を塗布されたものであり、２図は、１図の枠（２）内に
入る大きさにて、多数の通穴（７）をもつネット状
（６）のセラミックネット盤（５）で、同ネット状
（６）の芯材として金属網の線（８）を使用し、セラミ
ック（９）を塗布し多数の通穴（７）をもつセラミック
ネット盤（５）を３図に示しています。４図に示すよう
に、金網（１）の枠内（２）にて、金網（１）の下面に
接面するようにセラミックネット盤（５）を位置させた
組合せ状態にて、板厚３ＭＭのアルミ製のフライパン
（１０）の調理面にセットし、フライパン（１０）を加
熱させると、同フライパン（１０）の熱・輻射熱（Ａ）
によりセラミックネット盤（５）が加熱されて遠赤外線
（Ｂ）を放射し、焼物（１１）の内身迄通り、同焼物
（１１）の水分を加熱させ、セラミックネット盤（５）
の通穴（７）と金網（１）の通穴（４）を通過した熱・
輻射熱（４）と、セラミックネット盤（５）の加熱され
た熱により、焼物（１１）の外部、つまり金網（１）側
より加熱され、内外側よりの加熱行為により、よく熱の
通った焼上りになり、同行為中にでた焼物の油（１２）
は、フライパン（１０）の調理面の温度を最高２００゜
前後にすると、油（１２）の燃えにはいたらず、本発明
の焼行為による煙の発生がなく使用でき、最近の消費者
にて一番嫌がる煙問題を解決でき、フライパン（１０）
に適した蓋等を使用すると一層煙問題と焼行為中の匂い
問題を解決することができる加熱具としてアルミ製フラ
イパン使用した網とセラミックネット盤をセットした加
熱具であります。

【図面の簡単な説明】 本発明の実施例を示す図面は、下記の通りです。

【図１】は、金網の斜面図

【図２】は、セラミックネット盤の斜面図

【図３】は、芯材を使用したセラミックネット盤の要部
の断面図

【図４】は、実施例の要部の断面図。

【符号の説明】 １＝金網 ２＝枠 ３＝碁盤状の網 ４＝通穴 ５＝セラミックネット盤 ６＝ネット ７＝通穴 ８
＝芯材 ９＝セラミック １０＝フライパン １１＝焼物 １２
＝油 Ａ＝輻射熱 Ｂ＝遠赤外線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 遠赤外線の放射性を有し、多数の通穴をもつセラミック
   ネット盤の上面に金網をおき、同組合せ状態にて加熱具
   のプレート上面に前記セラミックネット盤の下面が接面
   状態にセットし使用する網とセラミックネット盤をセッ
   トした加熱具。