JPH1112963A - インクジェット捺染法により織物繊維材料を捺染する方法 - Google Patents
インクジェット捺染法により織物繊維材料を捺染する方法Info
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- D06P1/48—Derivatives of carbohydrates
- D06P1/50—Derivatives of cellulose
Abstract
インクを用い、色の強さ、結合の安定性および堅牢度に
優れる捺染品を与える捺染法、ならびにそれに適する水
性捺染インクを提供する。 【解決手段】 インクジェット捺染法によって織物繊維
材料を捺染する方法であって、繊維材料を一般式1、例
えば式11aまたは一般式2、例えば式11c の反応染料と、水溶性の非イオン性セルロースエーテル
またはアルギナートとを含む水性インクで捺染する方法
及び上記の水性捺染インク。
Description
染法(ジェット法およびインクジェット法)により、反
応染料を用いて織物繊維材料を捺染する方法、および該
方法に用いられるインクに関する。
物産業で用いられている。そのような方法は、それ以外
の捺染スクリーンの慣用的生産を不要にすることができ
るため、コストおよび時間の面で少なからず節約するこ
とができる。図案原型の製作の場合は特に、従来より有
意に短い時間内に、要件の変化に応じることが可能であ
る。
ット捺染法は、特に、応用技術の見地からは、最適の特
性を保有しなければならない。この点では、用いるイン
クの粘度、安定性、表面張力および導電率のような特性
を挙げることができる。さらに、得られる捺染品の、た
とえば色の強さ、繊維−染料結合の安定性、および濡れ
に対する堅牢度に関する品質について、より高度な要求
がなされている。これらの要求は、すべての特性におい
て公知の方法によっては満たされないため、織物のイン
クジェット捺染の新たな方法に対する必要性が、依然と
して存在する。
ト捺染法によって織物繊維材料を捺染する方法であっ
て、繊維材料を、
ぞれ、互いに独立に、水素、または非置換もしくは置換
のC1〜C4アルキルであり、B1は、有機架橋要素であ
り、A1は、少なくとも1個のスルホ基を有する、モノ
アゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、フタ
ロシアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色団の
基であり、そしてA2は、A1について定義されたとおり
であるか、あるいは水素、または非置換もしくは置換
の、C1〜C4アルキル、フェニルまたはナフチルであ
る〕で示される少なくとも1種類の反応染料、または
くは置換のC1〜C4アルキルであり、X1は、ハロゲン
であり、A3は、少なくとも1個のスルホ基を有する、
モノアゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、
フタロシアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色
団の基であり、そしてVは、式(3a)〜(3e):
て、式中、alkyleneおよびalkylene′は、それぞれ、互
いに独立に、C1〜C6アルキレンであり、aryleneは、
非置換であるか、またはスルホ、カルボキシル、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシまたはハロゲンで置
換された、フェニレンもしくはナフチレン基であり、Z
は、ビニルまたは基−CH2−CH2−U1であって、U1
は離脱基であり、Rは、水素、ヒドロキシル、スルホ、
スルファト、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜
C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルカノイルオキ
シ、カルバモイルまたは基−SO2−Zであり、R6は、
水素、あるいは非置換であるか、またはヒドロキシル、
スルホ、スルファト、カルボキシルもしくはシアノで置
換されたC1〜C4アルキル、あるいは式:
いは非置換であるか、またはカルボキシル、シアノ、ヒ
ドロキシル、スルホまたはスルファトで置換されたC1
〜C4アルキルであり、Eは、基−O−または−NR8−
であって、R8は水素またはC1〜C4アルキルであり、
Wは、式−SO2−NR6−、−CONR6−または−N
R6CO−の基であって、R6は上記に定義されたとおり
であり、そしてtは、0または1である〕で示される少
なくとも1種類の反応染料と、
テルまたはアルギナートとを含む水性インクで捺染する
方法に関する。
およびR5は、たとえば、さらにヒドロキシル、スル
ホ、スルファト、シアノまたはカルボキシルで置換され
ていてよい。好ましくは、R1、R2、R3、R4およびR
5は、それぞれ、互いに独立に、水素またはC1〜C4ア
ルキルであり、特に水素である。
特にフッ素である。
たとえば:−NH−、−N(CH3)−および−O−か
ら選ばれる基、特に−O−である、1、2または3個の
要素で遮断されていてもよく、非置換であるか、または
ヒドロキシル、スルホ、スルファト、シアノもしくはカ
ルボキシルで置換されたC2〜C1 2アルキレン基、特に
C2〜C6アルキレン基、なお、B1について挙げられる
該アルキレン基の好適な置換基は、ヒドロキシル、スル
ホおよびスルファトであり、特にヒドロキシルである;
非置換であるか、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4ア
ルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロ
ゲンまたはカルボキシル、特にC1〜C4アルキルで置換
されたC5〜C9)シクロアルキレン基、たとえば特にシ
クロヘキシレン基;非置換であるか、またはシクロヘキ
シレン環でC1〜C4アルキルで置換されたメチレン−シ
クロヘキシレン−メチレン基;ならびに非置換である
か、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C
2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲンまたはカ
ルボキシルで置換された、C1〜C6アルキレンフェニレ
ン、または好ましくはフェニレンが、考慮に入れられ
る。
して同様に適切なのは、下式の基である:
H3)−および−O−から選ばれる、1、2または3個
の要素で遮断されてよく、非置換であるか、またはヒド
ロキシル、スルホ、スルファト、シアノもしくはカルボ
キシルで置換されたC2〜C1 2アルキレン基;あるいは
非置換であるか、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4ア
ルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロ
ゲンまたはカルボキシルで置換されたフェニレン基であ
る。
−および−O−から選ばれ、とりわけ−O−である、
1、2または3個の要素で遮断されてよく、非置換であ
るか、またはヒドロキシル、スルホ、スルファト、シア
ノもしくはカルボキシルで置換されたC2〜C1 2アルキ
レン基である。
の要素で遮断されてよく、非置換であるか、またはヒド
ロキシルで置換されたC2〜C1 2アルキレン基、特にC2
〜C6アルキレン基である。
C6アルキレン基である。
互いに独立に、たとえばメチレン、エチレン、1,3−
プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレンま
たは1,6−ヘキシレン基、またはそれらの分枝鎖異性
体である。
C2〜C3アルキレン基であり、特に好ましくはエチレン
基である。
か、またはたとえばスルホ、メチル、メトキシまたはカ
ルボキシルで置換された、1,3−もしくは1,4−フ
ェニレン基である。
r、−F、−OSO3H、−SSO3H、−OCO−CH
3、−OPO3H2、−OCO−C6H5、−OSO2−C1
〜C4アルキルまたは−OSO2−N(C1〜C4アルキ
ル)2である。U1は、好ましくは、式−Cl、−OSO3
H、−SSO3H、−OCO−CH3、−OCO−C6H5
または−OPO3H2、特に好ましくは、−Clまたは−
OSO3H、より特別に好ましくは、−OSO3Hの基で
ある。
H2−CH2−OSO3Hの基であり、特に好ましくはビ
ニルである。
特に好ましくは−O−である。
り、または特に好ましくは−CONH−である。
に示した定義および好適性の支配下にある基−SO2−
Zである。Rは、特に水素である。
キル、またはalkyleneおよびZが、それぞれ、上記に定
義されたとおりである基−alkylene−SO2−Zであ
る。R6は、特に好ましくは、水素またはC1〜C4アル
キルであり、より特別に好ましくは水素である。
アルキル基であり、特に好ましくは水素である。
が、それぞれ、互いに独立に、C2〜C3アルキレンであ
り、R7が、水素であり、Zが、ビニル、または式−C
H2−CH2−OSO3Hの基、特にビニルであり、E
が、基−O−であり、Wが、式−CONH−の基であ
り、tが、数0である繊維反応性の基Vに払われる。こ
の場合のaryleneは、好ましくは、非置換であるか、ま
たはたとえばスルホ、メチル、メトキシまたはカルボキ
シルで置換された、1,3−もしくは1,4−フェニレ
ン基である。この場合のRおよびR6は、好ましくは水
素である。
(3d)、特に式(3b)または(3d)、好ましくは
式(3b)のそれである。
キル、フェニルもしくはナフチルであるときは、たとえ
ば、非置換であるか、またはスルホ、スルファト、ヒド
ロキシル、カルボキシルもしくはフェニルで置換された
C1〜C4アルキルであるか;あるいは、それぞれが、非
置換であるか、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4アル
コキシ、カルボキシル、スルホもしくはハロゲンで置換
されたフェニルまたはナフチルであることができる。非
置換であるか、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4アル
コキシ、カルボキシル、スルホもしくはハロゲンで置換
されたフェニルが好ましい。
ルホ基を有するモノアゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、ア
ントラキノン、フタロシアニン、ホルマザンまたはジオ
キサジンの発色団の基である。
トラキノン、フタロシアニン、ホルマザンまたはジオキ
サジンの発色団の基としての基A1、A2またはA3は、
その基本構造に結合した、有機染料に慣用的な置換基を
有してもよい。
は、下記を挙げることができる。すなわち、1〜4個の
炭素原子を有するアルキル基、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピルまたはブチルであり、該ア
ルキル基は、たとえばヒドロキシル、スルホもしくはス
ルファトでさらに置換されていることができる;1〜4
個の炭素原子を有するアルコキシ基、たとえばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシまたはブト
キシであり、そのアルキル基は、たとえばヒドロキシ
ル、スルホもしくはスルファトでさらに置換されている
ことができる;非置換であるか、またはC1〜C4アルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルもし
くはスルホで置換されたフェニル;1〜8個の炭素原子
を有するアシルアミノ基、特にそのようなアルカノイル
アミノ基、たとえばアセチルアミノまたはプロピオニル
アミノ;非置換であるか、またはフェニル環上でC1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲンもしくは
スルホで置換されたベンゾイルアミノ基;非置換である
か、またはフェニル環上でC1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ、ハロゲンもしくはスルホで置換されたフェ
ニルアミノ基;N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミ
ノ;N,N−ジ−β−スルファトエチルアミノ;スルホ
ベンジルアミノ;N,N−ジスルホベンジルアミノ;ア
ルコキシ基に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカ
ルボニル基、たとえばメトキシカルボニルまたはエトキ
シカルボニル;1〜4個の炭素原子を有するアルキルス
ルホニル基、たとえばメチルスルホニルまたはエチルス
ルホニル;トリフルオロメチル;ニトロ;アミノ;シア
ノ;フッ素、塩素または臭素のようなハロゲン原子;カ
ルバモイル;N−メチルカルバモイルまたはN−エチル
カルバモイルのような、アルキル基に1〜4個の炭素原
子を有するN−アルキルカルバモイル;スルファモイ
ル;N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモ
イル、N−プロピルスルファモイル、N−イソプロピル
スルファモイルまたはN−ブチルスルファモイルのよう
な、それぞれ1〜4個の炭素原子を有し、アルキル基
が、たとえばヒドロキシルまたはスルホでさらに置換さ
れていることができるN−モノ−またはN,N−ジ−ア
ルキルスルファモイル;N−(β−ヒドロキシエチル)
スルファモイル;N,N−ジ(β−ヒドロキシエチル)
スルファモイル;非置換であるか、またはC1〜C4アル
キル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルも
しくはスルホで置換されたN−フェニルスルファモイ
ル;ウレイド;ヒドロキシル;カルボキシル;スルホメ
チルまたはスルホ、ならびに繊維反応性の基である。
H−CO−Y、および特に、Zが、上記に示した定義お
よび好適性を条件として、Yが、式−CH(Hal)−C
H2−Halまたは−C(Hal)=CH2の基であり、Hal
が、ハロゲン、特に塩素、または好ましくは臭素である
−SO2−Zのそれを包含する。
ゾまたは金属錯化アゾの発色団の基であるときは、下記
の基に特に考慮が払われる:
列のジアゾ成分の基であり、Mは、ベンゼンまたはナフ
タレン系列の中間成分の基であり、Kは、ベンゼン、ナ
フタレン、ピラゾロン、6−ヒドロキ−2−ピリドンま
たはアセト酢酸アリールアミド系列のカップリング成分
の基であり、uは、数0または1であるが、アゾ染料の
場合、D、MおよびKは、それぞれ、非置換であるか、
またはヒドロキシル、スルホまたはスルファトでさらに
置換されてもよい慣用の置換基、たとえばC1〜C4アル
キルもしくはC1〜C4アルコキシ;ハロゲン;カルボキ
シル;スルホ;ニトロ;シアノ;トリフルオロメチル;
スルファモイル;カルバモイル;アミノ;ウレイド;ヒ
ドロキシル;カルボキシル;スルホメチル;C2〜C4ア
ルカノイルアミノ;非置換であるか、またはフェニル環
上でC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン
もしくはスルホで置換されたベンゾイルアミノ;非置換
であるか、またはフェニル環上でC1〜C4アルキル、C
1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルもしくはス
ルホで置換されたフェニル;および繊維反応性の基を有
することができる。同様に好適なのは、上記の式(4
a)および(4b)の染料基から誘導される金属錯体、
特にベンゼンまたはナフタレン系列の1:1銅錯化アゾ
染料の染料基であって、ここで、銅原子は、アゾ架橋の
オルト位置に両側で金属化できる基、たとえばヒドロキ
シル基と結合している。式(4a)または(4b)の発
色団の基が、反応性の基を有するならば、その基は、好
ましくは、上記の式−SO2Zに相当する。
くは、式(5a)〜(6d):
ル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルおよ
びスルホ基から選ばれる、0〜3個の同一または異種の
置換基を意味し、Zは、上記に定義されたとおりであ
る〕;
る〕;
ロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カ
ルバモイル、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、
アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カ
ルボキシル、スルホメチルおよびスルホ基から選ばれ
る、0〜4個の同一または異種の置換基を意味し、Z
は、上記に定義されたとおりである〕;
ル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルおよ
びスルホ基から選ばれる、0〜3個の同一または異種の
置換基を意味する〕;
いに独立に、水素、C1〜C4アルキルまたはフェニルで
あり、R1 3は、水素、シアノ、カルバモイルまたはスル
ホメチルである〕;あるいは
1)0 - 3およびZは、それぞれ、上記に定義されたとおり
であり、(R9′)0 - 3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルおよびスルホ基か
ら選ばれる、0〜3個の同一または異種の置換基を意味
する〕のいずれかで示されるそれらである。式(5a)
〜(5e)の基に、特に関心が寄せられる。
(7a)または(7b):
あり、ベンゼン核は、それ以上いかなる置換基も含まな
いか、またはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、
C1〜C4アルキルスルホニル、ハロゲンまたはカルボキ
シルでさらに置換されている〕で示される基である。式
(7a)および(7b)の基は、好ましくは、それ以上
の置換基も、基−SO2Zも含まない。
は、式(8):
特に銅またはニッケルフタロシアニンの基であり、W′
は、−OHおよび/または−NR1 6R1 6′であって、R
1 6およびR1 6′は、それぞれ、互いに独立に、水素、あ
るいは非置換であるか、またはヒドロキシルもしくはス
ルホで置換されたC1〜C4アルキルであり、R1 5は、水
素またはC1〜C4アルキルであり、Aは、非置換である
か、またはC1〜C4アルキル、ハロゲン、カルボキシル
もしくはスルホで置換されたフェニレン基であるか、あ
るいはC2〜C6アルキレン基であり、そしてkは1〜3
である〕で示される基である。
式(9):
C1〜C4アルキル、ハロゲン、カルボキシルもしくはス
ルホで置換されたフェニレン基であるか、あるいはC2
〜C6アルキレン基であり、r、s、vおよびv′は、
それぞれ、互いに独立に、数0または1であり、そして
Zは、上記に定義されたとおりである〕で示される基で
ある。
は、式(10):
1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カル
ボキシルもしくはスルホで置換されたフェニレン基であ
るか、あるいはシクロヘキシレン、フェニレンメチレン
またはC2〜C6アルキレン基である〕で示される基であ
る。
(5a)〜(5e)、(6a)〜(6d)、(7a)、
(7b)、(8)、(9)または(10)の基であっ
て、式(6a)〜(6d)、(7a)および(7b)
は、好ましくは、繊維反応性の基を含まない。式(5
a)〜(5e)、(7a)、(7b)および(10)の
基、特に式(5a)、(5b)、(5c)および(5
e)の基は、特に関心が寄せられる。
れぞれ、1〜4個のスルホ基、好ましくは1〜3個のス
ルホ基を有する。
ぞれ、少なくとも2個の繊維反応性の基を有する。たと
えば、式(1)の反応染料は、2個の繊維反応性トリア
ジン基を有し、式(2)の反応染料は、1個の繊維反応
性トリアジン基、および繊維反応性の基Vを有する。式
(1)および(2)の反応染料は、好ましくは、それぞ
れ、繊維反応性の基を単に2個有する。
a)〜(11f)で示される反応染料である:
であるか、または公知の化合物と同様にして、たとえば
慣用のジアゾ化、カップリングおよび縮合反応によって
得ることができる。
応染料は、好ましくは、低い塩含量を、すなわち染料の
重量に対してたとえば0.5重量%未満の総塩含量を保
有しなければならない。相対的に高い塩含量を、その製
造の結果として、および/またはその後の希釈剤の添加
の結果として有する反応染料は、たとえば、限外濾過、
逆浸透または透析のような、膜による分離手順によって
脱塩することができる。
ホ基を有する水溶性反応染料、たとえば上記の式(1)
および(2)の染料のみを含む。
よび(2)の反応染料を、インクの総重量に対して総含
量5〜35重量%、特に10〜35重量%、より特別に
は10〜20重量%を有する。
ルは、たとえば、メチル−、エチル−、ヒドロキシエチ
ル−、メチルヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピル
−およびヒドロキシプロピルメチル−セルロースを包含
する。メチルセルロース、および特にヒドロキシエチル
セルロースが好ましい。セルロースエーテルは、通常、
インクの総重量に対して0.01〜2重量%、特に0.
01〜1重量%、より特別には0.01〜0.5重量%
の量で、インクに用いる。
ルカリであり、好ましくはアルギン酸ナトリウムであ
る。通常、インクの総重量に対して0.01〜2重量
%、特に0.01〜1重量%、より特別には0.01〜
0.5重量%の量で、インクに用いる。
ルギナートとはともに、いわゆる増粘剤として用いら
れ、特定の粘度のインクを得るのを可能にする。
特別には10〜40mPa・sの粘度を有するインクが好ま
しい。10〜30mPa・sの粘度を有するインクが、特に
好ましい。
ウ酸塩またはクエン酸塩を含んでもよい。挙げ得る例
は、ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウムおよびクエ
ン酸ナトリウムを包含する。たとえば、5〜9、特に6
〜8のpH値を確立するために、特にインクの総重量に対
して0.1〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%の
量で、それらを用いる。アルギナート含有インクの場
合、緩衝剤としてクエン酸塩を用いることが好ましい。
えばN−メチル−2−ピロリドン、または特に1,2−
プロピレングリコールを含んでよい。それらは、通常、
インクの総重量に対して5〜30重量%、特に5〜20
重量%、より特別には10〜20重量%の量で、インク
に用いられる。
剤、または特に菌類および/もしくは細菌の増殖を阻害
する物質を含んでもよい。そのような添加物は、通常、
インクの総重量に対して0.01〜1重量%の量で用い
る。
れ自体は公知であって、織物捺染に適するインクジェッ
トプリンターを用いて実施することができる。
滴を、制御された方式でノズルから生地へと吹き付け
る。このためには、主として、連続インクジェット法と
要求応答点滴法とを用いる。連続インクジェット法で
は、液滴は、連続的に形成され、捺染に必要とされない
あらゆる液滴は、回収容器に運ばれ、再循環される。し
かし、要求応答点滴法では、液滴は、要求に応じて形成
され、かつ捺染される;すなわち、液滴は、捺染に必要
なときにのみ形成されるにすぎない。液滴の形成は、た
とえば、圧電インクジェットヘッドによって、または熱
エネルギー(バブルジェット)によって、実施すること
ができる。本発明の方法には、要求応答点滴法により、
特に圧電インクジェットヘッドを用いる捺染が好まし
い。
ヒドロキシル基含有繊維材料である。全体的にまたは部
分的にセルロースからなるセルロース性繊維材料が、好
ましい。例は、綿、リネンおよび麻のような天然繊維材
料、ならびにビスコースおよびリオセルのような再生繊
維材料である。ビスコース、および特に綿が、特に好ま
しい。該繊維材料は、好ましくはシーツ形態の織物に織
った布地、編んだ布地または織布の形態をである。
る前に、繊維材料を前処理に付すが、ここで、捺染しよ
うとする繊維材料を、初めに水性アルカリ液で処理し、
処理した繊維材料を、場合により乾燥する。
反応染料を固着させるのに用いられる通常の塩基のう
ち、少なくとも1種類を含む。この塩基は、たとえば、
液体の10〜100g/l、好ましくは液体の10〜50g
/lの量で用いる。適切な塩基は、たとえば、炭酸ナトリ
ウム、水酸化ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸
三ナトリウム、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア水、またはアルカ
リ源、たとえばクロロ酢酸ナトリウムもしくはギ酸ナト
リウムである。炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、
または水ガラスと炭酸ナトリウムとの混合物を用いるの
が好ましい。アルカリ液のpH値は、一般的には7.5〜1
3.5、好ましくは8.5〜12.5である。塩基に加
え、水性アルカリ液は、それ以外の添加物、たとえばヒ
ドロトロピー剤を含んでもよい。好ましく用いられるヒ
ドロトロピー剤は、尿素であって、たとえば液体の25
〜200g/l、好ましくは液体の50〜150g/lの量で
用いる。
料を乾燥する。
0℃まで、特に80〜120℃の温度で繊維材料を乾燥
し、次いで、捺染を完了するため、すなわち染料を固着
させるための熱処理工程に付す。
ル法、または好ましくは蒸熱法によって実施することが
できる。
とえば、蒸し器内で、場合により、好都合には95〜1
80℃に、より特別には飽和した蒸気としての、過熱し
た蒸気による処理に付す。
は、固着しなかった染料を除去するために、慣用の方式
で水で洗い上げる。
めの水性捺染インクであって、(a)上記の式(1)の
少なくとも1種類の反応染料、または上記の式(2)の
少なくとも1種類の反応染料5〜35重量%;および
(b)水溶性非イオン性セルロースエーテルまたはアル
ギナート0.01〜2重量%を含む水性捺染インクに関
する。
よび(2)の反応染料は、これまでに述べた定義および
好適なものの範囲にある。
優れた全般的特性を有する;たとえば、酸性とアルカリ
性との双方の範囲における高度な繊維−染料結合安定
性、光に対する優れた堅牢度、濡れに対する優れた堅牢
度、たとえば洗濯、水、海水、異色染めおよび汗に対す
る堅牢度、ならびに塩素に対する優れた堅牢度、摩擦に
対する堅牢度、熱間プレスに対する堅牢度、およびプリ
ーツ加工に対する堅牢度はもとより、鮮明な輪郭、およ
び高い色強度を有する。用いられる捺染インクは、優れ
た安定性および優れた粘性という特性が際立っている。
たとえば、粘度は、捺染の際に高いせん断力が生じたと
きでさえ、事実上変わらない。
つ。別途指示されない限り、温度は摂氏の度で示され、
部は重量部であり、百分率は重量%に関連する。重量部
は、kg対リットルの比における量に関連する。
ナトリウムを含む液体でパッド染色して(液体ピックア
ップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11a):
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、黄色の捺染品が得られた。
ナトリウム、および50g/lの尿素を含む液体でパッド
染色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11b):
トヘッドを用いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽
和蒸気中、102℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、
煮沸して洗い上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯
に対して非常に優れた堅牢度を有する、青色の捺染品が
得られた。
ナトリウム、および100g/lの尿素を含む液体でパッ
ド染色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥し
た。
い化ビスコース織布を、 ・式(11c):
トヘッドを用いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽
和蒸気中、102℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、
煮沸して洗い上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯
に対して非常に優れた堅牢度を有する、黄色の捺染品が
得られた。
リウム、および150g/lの尿素を含む液体でパッド染
色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥した。
い化ビスコース織布を、 ・式(11d):
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、橙色の捺染品が得られた。
トリウムを含む液体でパッド染色して(液体ピックアッ
プ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11e):
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、赤色の捺染品が得られた。
トリウム、および50g/lの尿素を含む液体でパッド染
色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11f):
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、赤色の捺染品が得られた。
トリウムを含む液体でパッド染色して(液体ピックアッ
プ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11a)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、 ・クエン酸ナトリウム0.5%、および ・水84.2% を含む水性インクで、連続流インクジェットヘッドを用
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、黄色の捺染品が得られた。
トリウム、および50g/lの尿素を含む液体でパッド染
色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11b)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、 ・1,2−プロピレングリコール15%、 ・クエン酸ナトリウム0.5%、および ・水69.2% を含む水性インクで、要求応答点滴の圧電インクジェッ
トヘッドを用いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽
和蒸気中、102℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、
煮沸して洗い上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯
に対して非常に優れた堅牢度を有する、青色の捺染品が
得られた。
ナトリウム、および100g/lの尿素を含む液体でパッ
ド染色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥し
た。
い化ビスコース織布を、 ・式(11c)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、 ・N−メチル−2−ピロリドン15%、 ・クエン酸ナトリウム0.5%、および ・水69.2% を含む水性インクで、要求応答点滴の圧電インクジェッ
トヘッドを用いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽
和蒸気中、102℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、
煮沸して洗い上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯
に対して非常に優れた堅牢度を有する、黄色の捺染品が
得られた。
ナトリウム、および150g/lの尿素を含む液体でパッ
ド染色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥し
た。
い化ビスコース織布を、 ・式(11d)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、 ・クエン酸ナトリウム0.5%、および ・水84.2% を含む水性インクで、連続流インクジェットヘッドを用
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、橙色の捺染品が得られた。
ナトリウムを含む液体でパッド染色して(液体ピックア
ップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11e)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、および ・水84.7% を含む水性インクで、連続流インクジェットヘッドを用
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、赤色の捺染品が得られた。
ナトリウム、および50g/lの尿素を含む液体でパッド
染色して(液体ピックアップ率:70%)、乾燥した。
ゅすを、 ・式(11f)の反応染料15%、 ・アルギン酸ナトリウム0.3%、 ・クエン酸ナトリウム0.5%、および ・水84.2% を含む水性インクで、連続流インクジェットヘッドを用
いて捺染した。捺染品を完全に乾燥し、飽和蒸気中、1
02℃で4分間固着させ、冷水ですすぎ、煮沸して洗い
上げ、再度すすぎ、そして乾燥した。洗濯に対して非常
に優れた堅牢度を有する、赤色の捺染品が得られた。
Claims (15)
- 【請求項1】 インクジェット捺染法により織物繊維材
料を捺染する方法であって、該繊維材料を、(a)式
(1): 【化1】 〔式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ、互いに
独立に、水素、または非置換もしくは置換のC1〜C4ア
ルキルであり、 B1は、有機架橋要素であり、 A1は、少なくとも1個のスルホ基を有する、モノア
ゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、フタロ
シアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色団の基
であり、そしてA2は、A1について定義されたとおりで
あるか、あるいは水素、または非置換もしくは置換の、
C1〜C4アルキル、フェニルまたはナフチルである〕で
示される少なくとも1種類の反応染料、または式
(2): 【化2】 〔式中、R5は、水素、または非置換もしくは置換のC1
〜C4アルキルであり、 X1は、ハロゲンであり、 A3は、少なくとも1個のスルホ基を有する、モノア
ゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、フタロ
シアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色団の基
であり、そしてVは、式(3a)〜(3e): 【化3】 のいずれかで示される繊維反応基であって、式中、 alkyleneおよびalkylene′は、それぞれ、互いに独立
に、C1〜C6アルキレンであり、 aryleneは、非置換であるか、またはスルホ、カルボキ
シル、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシまたはハ
ロゲンで置換された、フェニレンもしくはナフチレン基
であり、 Zは、ビニルまたは基−CH2−CH2−U1であって、
U1は離脱基であり、 Rは、水素、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、カル
ボキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜C4アルコキシカル
ボニル、C1〜C4アルカノイルオキシ、カルバモイルま
たは基−SO2−Zであり、 R6は、水素、あるいは非置換であるか、またはヒドロ
キシル、スルホ、スルファト、カルボキシルもしくはシ
アノで置換されたC1〜C4アルキル、あるいは式: 【化4】 で示される基であり、 R7は、水素、あるいは非置換であるか、またはカルボ
キシル、シアノ、ヒドロキシル、スルホまたはスルファ
トで置換されたC1〜C4アルキルであり、 Eは、基−O−または−NR8−であって、R8は水素ま
たはC1〜C4アルキルであり、 Wは、式−SO2−NR6−、−CONR6−または−N
R6CO−の基であって、R6は上記に定義されたとおり
であり、そしてtは、0または1である〕で示される少
なくとも1種類の反応染料と、(b)水溶性の非イオン
性セルロースエーテルまたはアルギナートとを含む水性
インクで捺染する方法。 - 【請求項2】 R1、R2、R3、R4およびR5が、それ
ぞれ、互いに独立に、水素またはC1〜C4アルキルであ
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 B1が、基−NH−、−N(CH3)−お
よび−O−から選ばれる1、2または3個の要素で遮断
されてよく、非置換であるか、またはヒドロキシル、ス
ルホ、スルファト、シアノもしくはカルボキシルで置換
されたC2〜C1 2アルキレン基である、請求項1または
2に記載の方法。 - 【請求項4】 X1が、フッ素または塩素、特にフッ素
である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 Vが、式(3b)または(3d)の基で
ある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 alkyleneおよびalkylene′が、それぞ
れ、互いに独立にC2〜C3アルキレンであり、 R7が、水素であり、 Zが、ビニル、または式−CH2−CH2−OSO3Hの
基であり、 Eが、基−O−であり、 Wが、式−CONH−の基であり、 tが、数0である、請求項1〜5のいずれか一項に記載
の方法。 - 【請求項7】 A1、A2およびA3が、それぞれ、互い
に独立に、 式(5a): 【化5】 〔式中、(R9)0 - 3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ア
ルコキシ、ハロゲン、カルボキシルおよびスルホ基から
選ばれる、0〜3個の同一または異種の置換基を意味
し、Zは、請求項1に定義されたとおりである〕; 式(5b): 【化6】 〔式中、Zは、請求項1に定義されたとおりである〕; 式(5c): 【化7】 〔式中、(R1 0)0 - 4は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、
トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、
C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アセ
チルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、
スルホメチルおよびスルホ基から選ばれる、0〜4個の
同一または異種の置換基を意味し、Zは、請求項1に定
義されたとおりである〕; 式(5d): 【化8】 〔式中、(R1 1)0 - 3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルおよびスルホ基か
ら選ばれる、0〜3個の同一または異種の置換基を意味
する〕; 式(5e): 【化9】 〔式中、R1 2およびR1 4は、それぞれ、互いに独立に、
水素、C1〜C4アルキルまたはフェニルであり、R
1 3は、水素、シアノ、カルバモイルまたはスルホメチル
である〕; 式(6a)〜(6d): 【化10】 〔式中、(R9)0 - 3、(R1 0)0 - 3、(R1 1)0 - 3および
Zは、それぞれ、上記に定義されたとおりであり、(R
9′)0 - 3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、
ハロゲン、カルボキシルおよびスルホ基から選ばれる、
0〜3個の同一または異種の置換基を意味する〕; 式(7a)もしくは(7b): 【化11】 〔式中、Zは、上記に定義されたとおりであり、ベンゼ
ン核は、それ以上いかなる置換基も含まないか、または
C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アル
キルスルホニル、ハロゲンまたはカルボキシルでさらに
置換されている〕; 式(8): 【化12】 〔式中、Pcは、金属フタロシアニンの基、特に銅または
ニッケルフタロシアニンの基であり、 W′は、−OHおよび/または−NR1 6R1 6′であっ
て、R1 6およびR1 6′は、それぞれ、互いに独立に、水
素、あるいは非置換であるか、またはヒドロキシルもし
くはスルホで置換されたC1〜C4アルキルであり、 R1 5は、水素またはC1〜C4アルキルであり、 Aは、非置換であるか、またはC1〜C4アルキル、ハロ
ゲン、カルボキシルもしくはスルホで置換されたフェニ
レン基であるか、あるいはC2〜C6アルキレン基であ
り、そしてkは1〜3である〕; 式(9): 【化13】 〔式中、A′は、非置換であるか、またはC1〜C4アル
キル、ハロゲン、カルボキシルもしくはスルホで置換さ
れたフェニレン基であるか、あるいはC2〜C6アルキレ
ン基であり、 r、s、vおよびv′は、それぞれ、互いに独立に、数
0または1であり、そしてZは、上記に定義されたとお
りである〕; あるいは式(10): 【化14】 〔式中、Gは、非置換であるか、またはC1〜C4アルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシルもし
くはスルホで置換されたフェニレン基であるか、あるい
はシクロヘキシレン、フェニレンメチレンまたはC2〜
C6アルキレン基である〕で示される基のいずれかであ
る、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 式(1)または(2)の反応染料とし
て、式(11a)〜(11f): 【化15】 【化16】 のいずれかで示される反応染料のうちの少なくとも1種
類を用いる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 用いる水溶性の非イオンセルロースエー
テルが、メチルセルロースであるか、または特にヒドロ
キシエチルセルロースである、請求項1〜8のいずれか
一項に記載の方法。 - 【請求項10】 アルギナート、特にアルギン酸ナトリ
ウムを含むインクを用いる、請求項1〜8のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項11】 1〜40mPa・s、特に10〜30mPaの
粘度を有するインクを用いる、請求項1〜10のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項12】 緩衝物質を含むインクを用いる、請求
項1〜11のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項13】 セルロース性繊維材料、特に綿または
ビスコースを捺染する、請求項1〜12のいずれか一項
に記載の方法。 - 【請求項14】 インクジェット捺染法のための水性捺
染インクであって、(a)式(1): 【化17】 〔式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ、互いに
独立に、水素、または非置換もしくは置換のC1〜C4ア
ルキルであり、 B1は、有機架橋要素であり、 A1は、少なくとも1個のスルホ基を有する、モノア
ゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、フタロ
シアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色団の基
であり、 A2は、A1について定義されたとおりであるか、あるい
は水素、または非置換もしくは置換の、C1〜C4アルキ
ル、フェニルまたはナフチルである〕で示される少なく
とも1種類の反応染料、または式(2): 【化18】 〔式中、R5は、水素、または非置換もしくは置換のC1
〜C4アルキルであり、 X1は、ハロゲンであり、 A3は、少なくとも1個のスルホ基を有する、モノア
ゾ、ポリアゾ、金属錯化アゾ、アントラキノン、フタロ
シアニン、ホルマザンまたはジオキサジンの発色団の基
であり、 Vは、式(3a)〜(3e): 【化19】 のいずれかで示される繊維反応基であって、式中、 alkyleneおよびalkylene′は、それぞれ、互いに独立
に、C1〜C6アルキレンであり、 aryleneは、非置換であるか、またはスルホ、カルボキ
シル、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシまたはハ
ロゲンで置換された、フェニレンもしくはナフチレン基
であり、 Zは、ビニルまたは基−CH2−CH2−U1であって、
U1は離脱基であり、 Rは、水素、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、カル
ボキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜C4アルコキシカル
ボニル、C1〜C4アルカノイルオキシ、カルバモイルま
たは基−SO2−Zであり、 R6は、水素、あるいは非置換であるか、またはヒドロ
キシル、スルホ、スルファト、カルボキシルもしくはシ
アノで置換されたC1〜C4アルキル、あるいは式: 【化20】 で示される基であり、 R7は、水素、あるいは非置換であるか、またはカルボ
キシル、シアノ、ヒドロキシル、スルホまたはスルファ
トで置換されたC1〜C4アルキルであり、 Eは、基−O−または−NR8−であって、R8は水素ま
たはC1〜C4アルキルであり、 Wは、式−SO2−NR6−、−CONR6−または−N
R6CO−の基であって、R6は上記に定義されたとおり
であり、そしてtは、0または1である〕で示される少
なくとも1種類の反応染料5〜35重量%と、(b)水
溶性の非イオン性セルロースエーテルまたはアルギナー
ト0.01〜2重量%とを含む水性捺染インク。 - 【請求項15】 アルギナート0.01〜2重量%を含
む、請求項14記載の水性捺染インク。
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