JPH11124912A - コンクリート充填型鋼管柱構造 - Google Patents

コンクリート充填型鋼管柱構造

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JPH11124912A
JPH11124912A JP28697597A JP28697597A JPH11124912A JP H11124912 A JPH11124912 A JP H11124912A JP 28697597 A JP28697597 A JP 28697597A JP 28697597 A JP28697597 A JP 28697597A JP H11124912 A JPH11124912 A JP H11124912A
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JP
Japan
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steel
girder
steel pipe
concrete
column
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Application number
JP28697597A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kobayakawa
敏 小早川
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大梁の耐火被覆及び内装仕上げ用の下地を必
要としない施工性、経済性の優れたコンクリート充填型
鋼管柱構造を提供する。 【解決手段】 柱鋼管1の側壁に大梁主筋貫通用の透孔
2を穿設し、同透孔に大梁主筋を構成するねじふし鉄筋
5を貫通し、同ねじふし鉄筋を同鉄筋に螺装されたナッ
ト6を介して前記柱鋼管の側壁に固着し、柱鋼管に突設
された鉄骨ブラケット7又はガセットプレート7′を介
して柱鋼管をプレキャスト鉄骨鉄筋大梁4の大梁鉄骨8
に継接し、柱梁接合部にコンクリートを打設して、大梁
が鉄骨鉄筋コンクリート造のコンクリート充填型鋼管柱
構造を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート充填型
鋼管柱構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート充填型鋼管柱構造の大梁は
一般に鉄骨造であって、大梁に加わる荷重による応力の
柱、又は他の大梁への伝達は鋼管柱に設けられたダイア
フラムを介して行われるように設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
のコンクリート充填型鋼管柱構造においては、次のよう
な問題点がある。 (イ)大梁が鉄骨造であるので、耐火被覆が必要とな
る。 (ロ)大梁が鉄骨造であるので内装仕上げ用の下地を必
要とする。 (ハ)素材が鋼材より構成されていること、及び前掲
(イ)(ロ)の理由によって経済性に難点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術の
有する問題点を解決することを目的として提案されたも
ので、鋼管柱の側壁に大梁主筋貫通用の透孔を穿設し、
同透孔に大梁主筋を構成するねじふし鉄筋を貫通すると
ともに、同ねじふし鉄筋を前記鋼管柱の側壁に、同側壁
の外部に延びる部分に螺装されたナットを介して固定
し、前記鋼管柱より突設された鉄骨継手部材と、同鋼管
柱に隣るプレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート大梁の梁鉄
骨とを接合するとともに、同大梁の梁主筋と前記鋼管柱
のねじふし鉄筋とを継接し、前記大梁と鋼管柱との接合
部にコンクリートを打設して構成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を本発明の好ましい
実施の形態を示す図面について説明する。1は柱鋼管
で、同柱鋼管1の側壁における大梁主筋位置に梁主筋貫
通用の透孔2を穿設する。なお、同透孔2によって生じ
る断面欠損により側壁の補強をする必要がある場合に
は、同側壁に補強用プレート3を取り付ける。同補強用
プレート3は鉄骨鉄筋コンクリート造大梁4が施工され
た段階では梁、柱間のせん断力伝達機能を果たす。
【0006】前記柱鋼管1の側壁に設けた透孔2に大梁
主筋を構成するねじふし鉄筋5を貫通し、同ねじふし鉄
筋5における柱鋼管1の側壁外部に延びる部分にナット
6を螺装し、同ナット6によって柱鋼管1にねじふし鉄
筋5を固定する。更に前記柱鋼管1の側壁にはプレキャ
スト鉄筋コンクリート大梁の梁鉄骨に対する鉄骨継手部
材を構成する鉄骨梁ブラケット7又はガセットプレート
7′が突設されている。
【0007】柱鋼管1を所定位置に設置し、プレキャス
ト鉄骨鉄筋コンクリート大梁4を配置したのち、同大梁
4の大梁鉄骨8と前記鉄骨梁ブラケット7又は柱側のガ
セットプレート7′を高力ボルト又は現場溶接接合によ
り接合したのち、前記大梁4の大梁主筋9を前記ねじふ
し鉄筋5とを機械式継手によって接合し、柱、梁接合部
の配筋、型枠組立の作業が終了したのち、同接合部にコ
ンクリートを打設して一体化するとともに、柱鋼管1の
充填コンクリート10を打設し、大梁をプレキャスト鉄
骨鉄筋コンクリート構造とするコンクリート充填型鋼管
柱構造を構成する。充填コンクリート10は設計条件や
工事の工程を考慮して適当な時期に施工する。
【0008】なお図1はプレキャスト鉄骨鉄筋コンクリ
ート大梁における大梁鉄骨8と柱鋼管1との接合方式を
示し、左半部は現場溶接の場合を示し、右半部はブラケ
ット方式の場合を示す。なお図3中、11はダイアフラ
ム、12はコンクリート充填用開口、13は空気抜き用
孔である。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、鋼管柱
の側壁に穿設した大梁主筋貫通用の透孔に、大梁主筋を
構成するねじふし鉄筋を貫通し、同ねじふし鉄筋に螺装
したナットを介して鋼管柱の側壁に固定し、同鋼管柱よ
り突設された鉄骨継手部材と、同鋼管柱に隣るプレキャ
スト鉄骨鉄筋コンクリート大梁の梁鉄骨とを接合すると
ともに、大梁主筋と前記ねじふし鉄筋とを継接し、前記
大梁と鋼管柱との接合部にコンクリートを打設すること
によって鉄骨鉄筋コンクリート大梁と鋼管柱とを一体化
し、かくして本発明によれば大梁を鉄骨鉄筋コンクリー
ト造とするコンクリート充填型鋼管柱構造が構成される
ものである。
【0010】このように本発明によればコンクリート充
填型鋼管柱構造の大梁を従来の鉄骨造に代えて鉄骨鉄筋
コンクリート造とすることが可能となったので、大梁の
耐火被覆、内装仕上げが不要となり、施工性、経済性が
改善される。更にまた本発明は前記鉄骨鉄筋コンクリー
ト造大梁をプレキャスト化したことによって、躯体工事
の工期を短縮し、省力化を図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート充填型鋼管柱構造の
一実施例を示す立面図である。
【図2】図1の矢視A−A図である。
【図3】図1の矢視B−B図である。
【図4】部材組立説明図である。
【図5】柱、梁接合部の詳細を示す立面図である。
【図6】鋼管柱の斜視図である。
【符号の説明】
1 柱鋼管 2 透孔 3 補強用プレート 4 プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート大梁 5 ねじふし鉄筋 6 ナット 7 鉄骨梁ブラケット 7′ ガセットプレート 8 大梁鉄骨 9 大梁主筋 10 充填コンクリート 11 ダイアフラム 12 コンクリート充填用開口 13 空気抜き用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管柱の側壁に大梁主筋貫通用の透孔を
    穿設し、同透孔に大梁主筋を構成するねじふし鉄筋を貫
    通するとともに、同ねじふし鉄筋を前記鋼管柱の側壁
    に、同側壁の外部に延びる部分に螺装されたナットを介
    して固定し、前記鋼管柱より突設された鉄骨継手部材
    と、同鋼管柱に隣るプレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート
    大梁の梁鉄骨とを接合するとともに、同大梁の梁主筋と
    前記鋼管柱のねじふし鉄筋とを継接し、前記大梁と鋼管
    柱との接合部にコンクリートを打設してなることを特徴
    とするコンクリート充填型鋼管柱構造。
JP28697597A 1997-10-20 1997-10-20 コンクリート充填型鋼管柱構造 Pending JPH11124912A (ja)

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