JPH11324174A - 耐震壁の構造 - Google Patents
耐震壁の構造Info
- Publication number
- JPH11324174A JPH11324174A JP13210398A JP13210398A JPH11324174A JP H11324174 A JPH11324174 A JP H11324174A JP 13210398 A JP13210398 A JP 13210398A JP 13210398 A JP13210398 A JP 13210398A JP H11324174 A JPH11324174 A JP H11324174A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- steel sheets
- floor
- constructed
- bored
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- Pending
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンクリ−トの充填性、作業性が良好で、強度
が十分な耐震壁の構造を提供することを目的とする。 【解決手段】先に構築した梁と床との間に、梁を挟む状
態で２枚の鋼板４を取付ける。この鋼板４の間にコンク
リ−ト７を充填して構築する。
が十分な耐震壁の構造を提供することを目的とする。 【解決手段】先に構築した梁と床との間に、梁を挟む状
態で２枚の鋼板４を取付ける。この鋼板４の間にコンク
リ−ト７を充填して構築する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震壁の構造に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、耐震壁として鉄筋コンクリ−ト
壁を利用する構造、あるいは鉄骨ブレースを利用する構
造が採用されている。
壁を利用する構造、あるいは鉄骨ブレースを利用する構
造が採用されている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、従来の耐震
壁の構造は次のような問題がある。 ＜イ＞鉄筋コンクリ−ト壁を利用する場合には、配筋が
煩雑でありコンクリ−トが十分に行き渡らない可能性が
ある。またコンクリ−ト打設のための型枠が必要であ
り、その設置、解体のための手数を要する。さらに壁面
に開口部を開設する場合にそのための補強筋の配置が必
要となる。 ＜ロ＞鉄骨ブレースを利用する場合には、接合部におい
てアンカーボルトとスタッドボルトの配置が難しく、コ
ンクリ−トの充填性に問題がある。また、鉄筋コンクリ
−トの架構の補強としては変形適合性を考慮すると不適
切である。
壁の構造は次のような問題がある。 ＜イ＞鉄筋コンクリ−ト壁を利用する場合には、配筋が
煩雑でありコンクリ−トが十分に行き渡らない可能性が
ある。またコンクリ−ト打設のための型枠が必要であ
り、その設置、解体のための手数を要する。さらに壁面
に開口部を開設する場合にそのための補強筋の配置が必
要となる。 ＜ロ＞鉄骨ブレースを利用する場合には、接合部におい
てアンカーボルトとスタッドボルトの配置が難しく、コ
ンクリ−トの充填性に問題がある。また、鉄筋コンクリ
−トの架構の補強としては変形適合性を考慮すると不適
切である。
【０００４】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、コンクリ−トの充填性、作
業性が良好で、強度が十分な耐震壁の構造を提供するこ
とを目的とする。
するためになされたもので、コンクリ−トの充填性、作
業性が良好で、強度が十分な耐震壁の構造を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の耐震壁の構造は、先に構築した梁
と床との間に、梁を挟む状態で２枚の鋼板を取付け、こ
の鋼板の間にコンクリ−トを充填して構築した、耐震壁
の構造を特徴としたものである。
するために、本発明の耐震壁の構造は、先に構築した梁
と床との間に、梁を挟む状態で２枚の鋼板を取付け、こ
の鋼板の間にコンクリ−トを充填して構築した、耐震壁
の構造を特徴としたものである。
【０００６】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の耐震壁の構造の実施例について説明する。
の耐震壁の構造の実施例について説明する。
【０００７】＜イ＞梁と床の処理。先行して梁１と床２
とを構築する。そして梁１の下面と、その直下の床２の
目荒らしを行い、アンカーボルト３を打設する。さらに
鋼板４の取り付け用に、梁１では両側面から水平方向
に、床２では鉛直方向にボルト穴を開設する。
とを構築する。そして梁１の下面と、その直下の床２の
目荒らしを行い、アンカーボルト３を打設する。さらに
鋼板４の取り付け用に、梁１では両側面から水平方向
に、床２では鉛直方向にボルト穴を開設する。
【０００８】＜ロ＞鋼板の取り付け。このアンカーボル
ト３を内部に取り入れる状態で、その両側に鋼板４を取
付ける。鋼板４の取り付けに際しては、梁１側では両側
面から、床２では上から鉛直方向にボルト５を打設して
仮止めする。こうして、２枚の鋼板４は、その上端で梁
１を挟む状態で、その下端は床２に固定する。鋼板４の
間の空間において配筋は不要である。なお、鋼板４はそ
の内側の面に、水平方向に多数のリブ６を突設して、コ
ンクリ−ト７打設時のはらみを防止する。
ト３を内部に取り入れる状態で、その両側に鋼板４を取
付ける。鋼板４の取り付けに際しては、梁１側では両側
面から、床２では上から鉛直方向にボルト５を打設して
仮止めする。こうして、２枚の鋼板４は、その上端で梁
１を挟む状態で、その下端は床２に固定する。鋼板４の
間の空間において配筋は不要である。なお、鋼板４はそ
の内側の面に、水平方向に多数のリブ６を突設して、コ
ンクリ−ト７打設時のはらみを防止する。
【０００９】＜ハ＞コンクリ−ト７の充填。この鋼板４
の間にコンクリ−ト７を充填する。その場合には鋼板４
の下部に圧入口８を開口し、この圧入口８から加圧した
コンクリ−ト７を圧入する。コンクリ−ト７が硬化した
らボルト５を締め付けて固定する。なお、鋼板４の間に
高強度のコンクリ−ト７を充填すればさらに耐力を上昇
させることができる。開口部９を設置する場合には、鋼
板４には事前に応力の小さい位置に開口部を設置してお
く。コンクリ−ト７が硬化しても、型枠の撤去の作業が
不要である。
の間にコンクリ−ト７を充填する。その場合には鋼板４
の下部に圧入口８を開口し、この圧入口８から加圧した
コンクリ−ト７を圧入する。コンクリ−ト７が硬化した
らボルト５を締め付けて固定する。なお、鋼板４の間に
高強度のコンクリ−ト７を充填すればさらに耐力を上昇
させることができる。開口部９を設置する場合には、鋼
板４には事前に応力の小さい位置に開口部を設置してお
く。コンクリ−ト７が硬化しても、型枠の撤去の作業が
不要である。
【００１０】
【本発明の効果】本発明の耐震壁の構造は以上説明した
ようになるから、次のような効果を達成することができ
る。 ＜イ＞コンクリ−ト７充填鋼管の構造と同様に、配筋作
業が不要であるから、コンクリ−ト７の充填性が良好で
作業性が大幅に向上する。 ＜ロ＞鋼板４とコンクリ−ト７によって耐力を負担させ
るために、１枚の壁の耐力が大きい。 ＜ハ＞鋼板４の製造に際して、工場において開口部を設
けておくことができ、自由な形状の開口部を設置するこ
とができる。 ＜ニ＞高強度コンクリ−ト７を鋼板４の間に充填すれ
ば、さらに耐力を向上させることができる。 ＜ホ＞型枠を解体する必要がないから作業性が大幅に向
上する。
ようになるから、次のような効果を達成することができ
る。 ＜イ＞コンクリ−ト７充填鋼管の構造と同様に、配筋作
業が不要であるから、コンクリ−ト７の充填性が良好で
作業性が大幅に向上する。 ＜ロ＞鋼板４とコンクリ−ト７によって耐力を負担させ
るために、１枚の壁の耐力が大きい。 ＜ハ＞鋼板４の製造に際して、工場において開口部を設
けておくことができ、自由な形状の開口部を設置するこ
とができる。 ＜ニ＞高強度コンクリ−ト７を鋼板４の間に充填すれ
ば、さらに耐力を向上させることができる。 ＜ホ＞型枠を解体する必要がないから作業性が大幅に向
上する。
【図１】本発明の耐震壁の構造の実施例の説明図。
【図２】施工状態の断面図。
【図３】施工状態の側面図。
Claims (3)
- 【請求項１】先に構築した梁と床との間に、 梁を挟む状態で２枚の鋼板を取付け、 この鋼板の間にコンクリ−トを充填して構築した、 耐震壁の構造。
- 【請求項２】先に構築した梁と床にはアンカーボルトを
打設し、 このアンカーボルトを内部に取り入れる状態で、 その両側に鋼板を取付けて構築した、 請求項１記載の耐震壁の構造。 - 【請求項３】内側の面に、水平方向に多数のリブを突設
した鋼板を使用して構築した、 請求項１記載の耐震壁の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13210398A JPH11324174A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 耐震壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13210398A JPH11324174A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 耐震壁の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324174A true JPH11324174A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15073533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13210398A Pending JPH11324174A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 耐震壁の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11324174A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103912080A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-09 | 河南省大成建设工程有限公司 | 适合快速组装的内加筋薄壁钢复合墙 |
| CN107542192A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-01-05 | 华北水利水电大学 | 复合保温永久性模板及其使用安装方法 |
| CN108505646A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-09-07 | 武汉科技大学 | 一种外包钢板剪力墙模型试验加载梁设计装置 |
| CN113107109A (zh) * | 2021-03-20 | 2021-07-13 | 北京工业大学 | U形拉杆交错布置的双钢板混凝土组合剪力墙 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13210398A patent/JPH11324174A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103912080A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-09 | 河南省大成建设工程有限公司 | 适合快速组装的内加筋薄壁钢复合墙 |
| CN107542192A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-01-05 | 华北水利水电大学 | 复合保温永久性模板及其使用安装方法 |
| CN108505646A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-09-07 | 武汉科技大学 | 一种外包钢板剪力墙模型试验加载梁设计装置 |
| CN108505646B (zh) * | 2018-04-20 | 2019-07-09 | 武汉科技大学 | 一种外包钢板剪力墙模型试验加载梁设计装置 |
| CN113107109A (zh) * | 2021-03-20 | 2021-07-13 | 北京工业大学 | U形拉杆交错布置的双钢板混凝土组合剪力墙 |
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