JP2019143392A - 梁部材複合体及び床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート造の量を減らして軽量化するとともに、現場作業が少なくて済み、残存型枠ではなく撤去転用容易であり、施工費低減し、熟練型枠技能工を必要とせず外注製作に好適で使い勝手の良く堅硬な梁部材と、この梁部材を用いて構築される床構造を提供する。【解決手段】凹部が形成されたハーフプレキャスト造の梁部材であって、梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部10と、その底部に取り付けられた梁の側面を形成する側型枠20とを備えた複合体であって、前記梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部の上にコンクリートを打設し、コンクリート硬化後に、前記梁の側面を形成する側型枠が撤去可能かつ転用可能である。側型枠は連結した型枠パネルで構成される。床構造は、上記の梁部材と、その梁部材に架設されて床を形成する床部材41とを備える床構造であって、床部材の端縁が、梁部材の側型枠に支持される。【選択図】図4

Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材の梁部材複合体と、この梁部材を用いて構築される床構造に関する。
建物の施工現場では、床や梁のコンクリート型枠を支持するため、型枠支保工が設けられている。しかし、型枠支保工の組立てや解体に多大な費用がかかり、現場作業量も増えるため、プレキャストコンクリート部材を用いることで、型枠支保工を極力少なくするように対処している。
特許文献1は、中間あるいは梁間にプレキャストコンクリート造の梁部材を架設することを開示している。しかし、床捨て型枠の端縁をプレキャストコンクリート造の梁部材の側縁に載せて、デッキプレートなどの床捨て型枠をプレキャストコンクリート造の梁部材に支持させる必要があり、また、床捨て型枠の端縁がプレキャストコンクリート造の梁部材の構造体断面まで到達することになり、梁の断面欠損につながる危惧がある。
特許文献2は、プレキャストコンクリート造の梁部材の側面にブラケットをボルトで仮固定して、このブラケットに床捨て型枠の端縁を載せて支持させ、また、断面略U字形状のハーフプレキャストコンクリート造の梁部材を用いて、このプレキャストコンクリート造の梁部材の側壁部をふかして非構造体である増打ち部を設け、この増打ち部に床捨て型枠の端縁を載せるので、プレキャストコンクリート造の梁部材の側壁部もプレキャストコンクリートで構築しておく必要があり、重量が大きくなり運搬や取付けに大型のクレーンが必要となったり、増打ち部を構築するための余分な鉄筋材やコンクリートが必要となる難点がある。
特許文献3は、プレキャストコンクリート造の底部を備えるハーフプレキャスト造の梁部材を開示するが、サイトプレハブの場合を想定し、敷地に余裕のない現場では現実性が低く、また、多種多様な型枠部が大量にあり締め付け等の作業が多く型枠技能工が必要であり、材外注工場で作る場合、型枠部材が非常に多く労務量も多いので、製造、運搬、型枠転用の手間とコストがかかる難点がある。
非特許文献1は、凹型のプレキャストコンクリート造の梁部材を開示するが、梁側部にプレキャストコンクリートがあるため依然として重く、内側型枠の材工が高価になり単位面積当たりの製造コストが高かったり、梁側部にプレキャストコンクリートの足元にクラック対策ななどが必要となる難点がある。
非特許文献2は、梁底部にプレキャストコンクリートがある梁部材を開示するが、梁側型枠現場作業に労務と時間を要するので、工期が長い難点がある。
特開平9−78690 特開2001−288893 特開2014−109152
プレキャスト複合コンクリート施工指針(案)・同解説、日本建築学会 中高層鉄筋コンクリート造建物の短工期化工法の開発、大林組技術研究所報No.77、2013
そこで、本発明は、コンクリート造の量を減らして軽量化するとともに、現場作業が少なくて済み、残存型枠ではなく撤去転用容易であり、施工費低減し、熟練型枠技能工を必要とせず外注製作に好適で使い勝手の良く堅硬な梁部材複合体と、この梁部材を用いて構築される床構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、梁側面を転用可能な型枠で構築したハーフプレキャスト造の梁部材とし、コンクリートの割合を減らして軽量化し、また、梁側面の型枠を工場組込みとして、現場作業を減らし、また、撤去転用容易とし、また、床デッキの断面欠損を防止しつつ、側部のふかしを不要とする構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の梁部材複合体は、凹部が形成されたハーフプレキャスト造の梁部材であって、梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部と、その底部に取り付けられた梁の側面を形成する側型枠とを備えた複合体であり、前記梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部の上にコンクリートを打設し、コンクリート硬化後に、前記梁の側面を形成する側型枠が撤去可能かつ転用可能であることを特徴とする。
なお、側型枠は、転用可能な構造であるが、階高が高い場合などで残存型枠として建物に残して用いてもよい。
請求項2に記載の梁部材複合体は、梁の側面を形成する側型枠に、連結した型枠パネルを用いることにより剛性を高めた構成であることを特徴とする。
請求項3に記載の梁部材複合体は、梁の側面を形成する側型枠に用いた連結した型枠パネルと、梁の底部に打ち込まれた鉄筋を固定することにより剛性を高めた構成であることを特徴とする。
請求項4に記載の床構造は、上記の梁部材複合体と、その梁部材に架設されて床を形成する床部材とを備える床構造であって、床部材の端縁が、梁部材の側型枠に支持されることを特徴とする。
本発明によると、梁や床の型枠を支持する型枠支保工を極力少なくし工期を短縮できる。また、梁部材を軽量化し、従来のような梁部材の運搬や取付のために大型のクレーンを用いたりする必要がなくなる。また、型枠の端縁が構造体断面に入り込まないので、梁の断面欠損を防止できるうえに、従来のような増打ちが不要となるので、施工費を低減できる。また、側枠に用いる型枠パネルは既製品を使用し型枠部材も少ないので、型枠熟練技能工を必要とせず外注製作に好適である。また、梁の側面を形成する側型枠に連結した型枠パネルを用いることより剛性が高くなり、輸送中や施工中の衝撃による梁部材の損傷を軽減できる。梁の側面を形成する側型枠に用いた連結した型枠パネルと、梁の底部に打ち込まれた鉄筋を固定することにより更に剛性を高めることもできる。特に、梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部と、その底部に取り付けられた梁の側面を形成する側型枠とから成る複合体構造によって総合的に強度を高められる利点がある。
本発明の実施例の梁部材複合体の平面説明図 同、側面説明図 図1のA−A’断面正面図 梁部材複合体の側型枠と床部材との接続関係を示す断面説明図
以下に、本発明の実施形態を図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態は下記の例示によらず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、前記特許文献など従来公知の技術を援用して適宜設計変更可能である。
図1〜3はそれぞれ、本発明の一実施例の梁部材複合体の平面説明図、側面説明図、A−A’説明図である。
本発明の梁部材複合体は、凹部が形成されたハーフプレキャスト造であって、梁の底面を形成するプレキャストコンクリート造の底部(10)と、その底部(10)に設けられて梁の側面を形成する側型枠(20)とを備える。
底部(10)の上にのみコンクリート(11)が打設されるため、最低限のコンクリートの量で済み軽量化に寄与する。
側型枠(20)は連結した型枠パネルで構成され工場組込みとして現場作業を減らすことができ、また、コンクリート(11)の硬化後に撤去して転用可能である。側型枠(20)の下部は底部(10)に埋設されたインサート(21)とボルト(22)によって底部(10)に固定され、側型枠(20)の上部はセパレータ(23)によって型枠パネル間隔が保持される。
側型枠に用いた型枠パネルはU字状クリップ(24)により連結され、この面剛性により梁部材の剛性を高めることに寄与する。セパレータ(23)を腹筋(25)に固定するなどして、更に梁部材の剛性を高めることもできる。
側型枠(20)のうち、打設されるコンクリートに接する主平面(31)は、平滑で平なリブ付き型枠パネルが望ましい。主平面(31)に凹凸がなく滑らかであるとコンクリートの付着を抑止でき、解体後の再利用に供せる。このようなリブ付き型枠パネルとしては、例えば、メタルフォームやFSFなどが利用できる。
図4は、梁部材複合体の側型枠と床部材との接続方法を示す正面断面説明図である。
梁部材の上部には、床を形成する床部材(41)が架設されて、床構造が構成される。床部材(41)の架設には、床部材の端縁(42)を、梁部材の側型枠(20)の上部に支持させる構成が望ましい。
図示の例では、床部材の端縁(42)と床部材の端縁(42)が支持される側型枠の上部(26)にボルト穴(43)があり、床部材固定用のインサート(44)と床部材固定用ボルトで(45)床部材と側型枠が固定されている。ここで、用いる床部材によっては、梁部材の側型枠上部に横桟を固定し、その横桟に床部材の端縁を釘打ちなどで固定してもよい。
本発明によると、建物の設計施工における経済的で短縮な工法に寄与する他、超高層マンションなどのクレーン旋回範囲の外よりの梁などに有用であり、産業上利用価値が高い。
10 底部
11 コンクリート
20 側型枠
21 インサート
22 ボルト
23 セパレータ
24 U字状クリップ
25 腹筋
26 上部
31 主平面
41 床部材
42 端縁
43 ボルト穴
44 インサート
45 床部材固定用ボルト

Claims (4)

  1. 凹部が形成されたハーフプレキャスト造の梁部材であって、梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部と、その底部に取り付けられた梁の側面を形成する側型枠とを備えた複合体であり、前記梁の底部を形成するプレキャストコンクリート造の底部の上にコンクリートを打設し、コンクリート硬化後に、前記梁の側面を形成する側型枠が撤去可能かつ転用可能である
    ことを特徴とする梁部材複合体。
  2. 梁の側面を形成する側型枠に、連結した型枠パネルを用いた
    請求項1に記載の梁部材複合体。
  3. 梁の側面を形成する側型枠に用いた連結した型枠パネルと、梁の底部に打ち込まれた鉄筋を固定した
    請求項2に記載の梁部材複合体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の梁部材複合体と、その梁部材に架設されて床を形成する床部材とを備える床構造であって、床部材の端縁が、梁部材の側型枠に支持される
    ことを特徴とする床構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112482637A (zh) * 2020-12-11 2021-03-12 华侨大学 一种用于浇筑混凝土梁板的grc免拆模板
JP6977204B1 (ja) * 2021-05-18 2021-12-08 株式会社富士昭技研 合成小梁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112482637A (zh) * 2020-12-11 2021-03-12 华侨大学 一种用于浇筑混凝土梁板的grc免拆模板
JP6977204B1 (ja) * 2021-05-18 2021-12-08 株式会社富士昭技研 合成小梁
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