JPH11124751A - 織機における開口制御方法及び装置 - Google Patents

織機における開口制御方法及び装置

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JPH11124751A
JPH11124751A JP28401297A JP28401297A JPH11124751A JP H11124751 A JPH11124751 A JP H11124751A JP 28401297 A JP28401297 A JP 28401297A JP 28401297 A JP28401297 A JP 28401297A JP H11124751 A JPH11124751 A JP H11124751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】織機の回転速度を落とすことなく開口駆動モー
タにおける負荷を低減して消費動力を低減する。 【解決手段】曲線Pは、開口パターンに対応した綜絖枠
の運動曲線を表す。横軸θは織機回転角度を表し、縦軸
Hは綜絖枠の高さ位置を表す。移動部分P1は、綜絖枠
がクロス位置Hoよりも最上位位置H1の側で織機2回
転にわたって連続して位置した後に最下位位置H2の側
へ移動する移動状態を表す。移動部分P2は、綜絖枠が
クロス位置Hoよりも最下位位置H2の側で織機2回転
にわたって連続して位置した後に最上位位置H1の側へ
移動する移動状態を表す。このような移動状態の際に
は、綜絖枠11が最上位位置H1及び最下位位置H2の
一方から他方へ移動するための移動パターンの移動期間
が織機1回転の期間(織機回転角度で360°)よりも
長くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機における開口
制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1枚の綜絖枠と1つの専用の駆動モータ
とを1対1で連結し、複数枚の綜絖枠を専用モータで別
々に駆動する開口装置では開口パターンの自由設定とい
う利点がある。特開平9−170134号公報の開示技
術では、予め設定された開口運動の構成要素を選択し、
この選択した構成要素からなる開口曲線に基づいて前記
駆動モータの作動を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最上位位置及び最下位
位置の一方から他方へ綜絖枠を移動する過程は、織機の
1回転の期間内で完結するようにしてある。前記駆動モ
ータの作動は織機の回転に同期しており、織機の回転速
度が上がれば駆動モータの回転速度変化も大きくなる。
駆動モータの回転速度変化が大きくなるにつれて駆動モ
ータにおける負荷が増大する。駆動モータにおける負荷
の増大は消費動力の増大に繋がる。しかし、織機の1回
転の期間内で最上位位置及び最下位位置の一方から他方
へ綜絖枠を移動させるという移動制限がある限り、織機
の回転速度を下げなければ前記負荷を低減することはで
きない。
【0004】本発明は、織機の回転速度を落とすことな
く前記駆動モータにおける負荷を低減して消費動力を低
減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、綜絖枠がクロス位置よりも最上位位置及び最下
位位置の一方の側で少なくとも織機2回転にわたって連
続して位置した後に他方の側へ移動する第1の移動状
態、あるいは綜絖枠がクロス位置よりも最上位位置及び
最下位位置の一方の側から他方の側へ移動して前記他方
の側で少なくとも織機2回転にわたって連続して位置す
る第2の移動状態の際には、前記綜絖枠が最上位位置及
び最下位位置の一方から他方へ移動するための移動パタ
ーンの期間を織機1回転の期間よりも長くし、前記第1
の移動状態又は第2の移動状態において最上位位置及び
最下位位置の一方から他方へ綜絖枠を移動する際には前
記移動パターンに基づいて前記開口駆動モータの作動を
制御するようにした。
【0006】前記第1の移動状態又は第2の移動状態に
おいて綜絖枠が最上位位置及び最下位位置の一方から他
方へ移動するのに要する期間は、織機1回転の期間より
も長い。織機1回転の期間よりも長い期間で綜絖枠を移
動する際の開口駆動モータにおける回転速度変化は、織
機1回転の期間で綜絖枠を移動する際の開口駆動モータ
における回転速度変化よりも小さくなる。従って、織機
の回転速度を落とすことなく開口駆動モータにおける負
荷を低減して消費動力を低減することができる。
【0007】請求項2の発明では、織機1回転の期間に
おける移動パターン要素を2つ組み合わせたものの少な
くとも一部を前記移動パターンとした。このような組み
合わせにより得られる移動パターンにおける移動期間
は、織機1回転の期間よりも長い。
【0008】請求項3の発明では、複数の移動パターン
要素を設定する移動パターン要素設定手段と、織機1回
転の期間よりも長い移動パターンを作るための複数の移
動パターン要素を設定する移動パターン要素設定手段
と、予め設定された開口パターンに基づき、前記設定さ
れた複数の移動パターン要素を組み合わせて最上位位置
及び最下位位置の一方から他方へ綜絖枠を移動するよう
に前記開口駆動モータの作動を制御する制御手段とを備
えた開口制御装置を構成した。
【0009】制御手段は、最上位位置及び最下位位置の
一方から他方へ綜絖枠を移動するための移動パターンを
前記設定された複数の移動パターン要素を組み合わせて
作る。
【0010】請求項4の発明では、前記移動パターン要
素設定手段は、最上位位置及び最下位位置の一方を起点
とする第1の移動パターン要素と、最上位位置及び最下
位位置の他方を起点とする第2の移動パターン要素と、
最上位位置及び最下位位置の前記一方を終点とする第3
の移動パターン要素と、最上位位置及び最下位位置の前
記他方を終点とする第4の移動パターン要素と、最上位
位置及び最下位位置の前記一方を中間経由点とする第5
の移動パターン要素と、最上位位置及び最下位位置の前
記他方を中間経由点とする第6の移動パターン要素とを
設定するようにした。
【0011】第1の移動パターン要素と第4の移動パタ
ーン要素との組み合わせにより得られる移動パターン
は、最上位位置及び最下位位置の前記一方から前記他方
へ綜絖枠を移動させる。第1の移動パターン要素と第6
の移動パターン要素との組み合わせにより得られる移動
パターンは、最上位位置及び最下位位置の前記一方から
前記他方へ綜絖枠を移動させる。第2の移動パターン要
素と第3の移動パターン要素との組み合わせにより得ら
れる移動パターンは、最上位位置及び最下位位置の前記
他方から前記一方へ綜絖枠を移動させる。第2の移動パ
ターン要素と第5の移動パターン要素との組み合わせに
より得られる移動パターンは、最上位位置及び最下位位
置の前記他方から前記一方へ綜絖枠を移動させる。
【0012】請求項5の発明では、前記移動パターン要
素設定手段は、前記第1の移動パターン要素を第1の基
本移動パターン要素として設定すると共に、前記第5の
移動パターン要素を第2の基本移動パターン要素として
設定し、前記制御手段は、前記第2の移動パターン要
素、前記第3の移動パターン要素、前記第4の移動パタ
ーン要素を前記第1の基本移動パターン要素から対称的
に生成すると共に、前記第6の移動パターン要素を前記
第5の基本移動パターン要素から対称的に生成するよう
にした。
【0013】少ない基本移動パターン要素から他の移動
パターン要素を対称的に生成する構成は、移動パターン
要素の設定作業を容易にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図4基づいて説明する。図1に示す
ように、綜絖枠11の下方にはスイングレバー12,1
3が回動可能に支持されている。スイングレバー12の
揺動は伝達ロッド14を介してスイングレバー13に伝
達され、両スイングレバー12,13が同期揺動する。
スイングレバー12,13にはリンク15,16が連結
されており、リンク15,16の上端には綜絖枠11が
連結されている。スイングレバー12,13の揺動はリ
ンク15,16を介して綜絖枠11の上下動に変換され
る。
【0015】スイングレバー12の側方には支軸17が
配設されており、支軸17には被動ギヤ18が回動可能
に支持されている。被動ギヤ18の側面には偏心軸18
1が一体形成されており、偏心軸181には連結輪19
が嵌合連結されている。被動ギヤ18の回動は偏心軸1
81と連結輪19との嵌合連結を介して連結輪19の往
復運動に変換され、連結輪19の往復運動がスイングレ
バー12に伝達される。
【0016】被動ギヤ18の側方には開口駆動モータ2
0が配設されており、開口駆動モータ20の駆動ギヤ2
01が被動ギヤ18に噛合されている。開口駆動モータ
20はサーボモータ型の変速駆動モータである。開口駆
動モータ20の回転は、偏心軸181及び連結輪19か
らなる運動変換手段を介して連結輪19の往復運動に変
換される。開口駆動モータ20は開口制御装置C1の制
御を受ける。
【0017】織機を回転する織機駆動モータMoは織機
制御コンピュータCoの制御を受ける。織機制御コンピ
ュータCoには開口パターン記憶装置21が信号接続さ
れている。開口パターン記憶装置21には開口パターン
情報が入力装置22によって入力されている。開口パタ
ーン記憶装置21は開口パターン情報を織機制御コンピ
ュータCoに送る。織機制御コンピュータCoは、開口
パターン記憶装置21から得た開口パターン情報を開口
制御装置C1に送信する。開口制御装置C1は織機制御
コンピュータCoから得られた開口パターン情報に基づ
いて開口駆動モータ20の作動を制御する。
【0018】開口制御装置C1は、カムパターン要素記
憶部23と選択回路24と制御回路25と駆動回路26
とからなる。カムパターン要素記憶部23は、図3
(a),図3(b)に直線D1,D2で示す静止パター
ン要素D1,D2、及び図3(c)〜図3(h)に曲線
E1,E2,F1,F1,G1,G2で示す移動パター
ン要素E1,E2,F1,F1,G1,G2を記憶す
る。図3(a)〜図3(h)のグラフにおける横軸θは
織機回転角度を表し、縦軸Hは綜絖枠11の高さ位置を
表す。高さ位置H1は最上位位置を表し、高さ位置H2
は最下位位置を表す。高さ位置Hoは、経糸を閉口位置
に配置する綜絖枠11の高さ位置、即ちクロス位置を表
す。カムパターン要素である静止パターン要素D1,D
2及び移動パターン要素E1,E2,F1,F1,G
1,G2は、いずれも織機回転角度θ=θoから次の織
機回転角度θ=θoまでの織機1回転の期間にわたる。
【0019】選択回路24は、織機回転角度検出用のロ
ータリエンコーダ27から織機回転角度情報を得てい
る。選択回路24は、織機回転角度θ=θ1毎に織機制
御コンピュータCoから次回の開口パターン情報を得
る。選択回路24は、織機制御コンピュータCoから得
られる開口パターン情報に基づいてカムパターン要素記
憶部23から開口パターンに対応するカムパターン要素
を読み出して制御回路25に出力する。
【0020】図4は、開口パターン記憶装置21に記憶
された開口パターンの一部を表す。指標E1は、図3
(c)の最上位位置H1を起点とする第1の移動パター
ン要素E1を表し、指標E2は、図3(d)の最下位位
置H2を起点とする第2の移動パターン要素E2を表
す。指標F1は、図3(e)の最上位位置H1を終点と
する第3の移動パターン要素F1を表し、指標F2は、
図3(f)の最下位位置H2を終点とする第4の移動パ
ターン要素F2を表す。指標G1は、図3(g)の最上
位位置H1を中間経由点とする第5の移動パターン要素
G1を表し、指標G2は、図3(h)の最下位位置H2
を中間経由点とする第6の移動パターン要素G2を表
す。指標D1は、図3(a)の最上位位置H1における
静止パターン要素D1を表し、指標D2は、図3(b)
の最下位位置H2における静止パターン要素D2を表
す。
【0021】制御回路25は、織機回転角度検出用のロ
ータリエンコーダ27から織機回転角度情報を得てい
る。制御回路25は、選択回路24から得られるカムパ
ターン要素及び織機回転角度情報に基づいて制御指令を
駆動回路26に出力する。駆動回路26は、制御回路2
5から得られる制御指令及び開口駆動モータ20に組み
込まれたロータリエンコーダ202から得られる回転角
度情報に基づいて開口駆動モータ20の作動をフィード
バック制御する。
【0022】図2の曲線Pは、開口パターンに対応した
綜絖枠11の運動曲線を表す。図2のグラフにおける横
軸θは織機回転角度を表し、縦軸Hは綜絖枠11の高さ
位置を表す。高さ位置H1は最上位位置を表し、高さ位
置H2は最下位位置を表す。高さ位置Hoは、経糸を閉
口位置に配置する綜絖枠11の高さ位置、即ちクロス位
置を表す。織機回転角度θ=0°は筬打ちタイミングを
表し、織機回転角度θ=θoは綜絖枠11がクロス位置
にあるときのタイミングを表す。開口制御装置C1は、
開口パターン情報及びカムパターン要素D1,D2,E
1,E2,F1,F2,G1,G2に基づいて図2の曲
線Pをもたらすように開口駆動モータ20の作動を制御
する。
【0023】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)図2の曲線Pのうちの例えば移動部分P1は、
綜絖枠11がクロス位置Hoよりも最上位位置H1の側
で織機2回転にわたって連続して位置した後に最下位位
置H2の側へ移動する移動状態を表す。図2の曲線Pの
うちの例えば移動部分P2は、綜絖枠11がクロス位置
Hoよりも最下位位置H2の側で織機2回転にわたって
連続して位置した後に最上位位置H1の側へ移動する移
動状態を表す。このような移動状態の際には、綜絖枠1
1が最上位位置H1及び最下位位置H2の一方から他方
へ移動するための移動パターンの移動期間が織機1回転
の期間(織機回転角度で360°)よりも長くなってい
る。移動部分P1での移動期間、即ち最上点Bから最下
点Cまで移動するのに要する織機回転角度は540°で
あり、移動部分P2での移動期間、即ち最下点Aから最
上点Bまで移動するのに要する織機回転角度は720°
である。織機1回転の期間よりも長い移動期間で綜絖枠
11を移動する際の開口駆動モータ20における回転速
度変化は、織機1回転の期間で綜絖枠11を移動する際
の開口駆動モータ20における回転速度変化よりも小さ
くなる。従って、織機の回転速度を落とすことなく開口
駆動モータ20における負荷を低減して消費動力を低減
することができる。 (1-2)図2の曲線Pのうちの例えば移動部分P3は、
織機1回転の期間における移動パターン要素E1,F2
の2つを組み合わせたものの一部である。このような組
み合わせにより得られる移動パターンにおける移動期間
は、織機1回転の期間よりも長い。従って、織機の回転
速度を落とすことなく開口駆動モータ20における負荷
を低減して消費動力を低減することができる。 (1-3)選択回路24及び制御回路25から構成される
制御手段は、移動パターン要素設定手段となるカムパタ
ーン要素記憶部23において記憶された複数の移動パタ
ーン要素を組み合わせて最上位位置及び最下位位置の一
方から他方へ綜絖枠11を移動する移動パターンを作
る。複数の移動パターン要素を組み合わせて移動パター
ンを作ることにより任意の開口パターンを得ることがで
きる。 (1-4)クロス位置Hoを境にして移動パターン要素E
1,E2,F1,F2,G1,G2を設定するやり方
は、移動パターン要素の数を少なくすることに寄与す
る。
【0024】次に、図5〜図7の第2の実施の形態を説
明する。装置構成は第1の実施の形態と同じである。こ
の実施の形態では、カムパターン要素記憶部23は、図
7(a),図7(b)に直線D3,D4で示す静止パタ
ーン要素D3,D4、及び図7(c)〜図7(p)に曲
線E3,E4,F3,F4,G3,G4,J3,J4,
K3,K4,L3,L4,M3,M4で示す移動パター
ン要素E3,E4,F3,F4,G3,G4,J3,J
4,K3,K4,L3,L4,M3,M4を記憶する。
カムパターン要素である静止パターン要素D3,D4及
び移動パターン要素E3,E4,F3,F4,G3,G
4,J3,J4,K3,K4,L3,L4,M3,M4
は、いずれも織機回転角度θ=θeから次の織機回転角
度θ=θeまでの織機1回転の期間にわたる。
【0025】図6は、開口パターン記憶装置21に記憶
された開口パターンの一部を表す。指標D4は、図7
(b)の最下位位置H2における静止パターン要素D4
を表し、指標F4は、図7(f)の移動パターン要素F
4を表す。指標K3は、図7(k)の移動パターン要素
K3表し、指標E3は、図7(c)の移動パターン要素
E3を表す。指標M4は、図7(p)の移動パターン要
素M4を表し、指標J3は、図7(i)の移動パターン
要素J3を表す。指標D3は、図7(a)の最上位位置
H1における静止パターン要素D3を表し、指標F3
は、図7(e)の移動パターン要素F3を表す。指標K
4は、図7(l)の移動パターン要素K4を表し、指標
E4は、図7(d)の移動パターン要素E4を表す。指
標M3は、図7(o)の移動パターン要素M3を表し、
指標J4は、図7(j)の移動パターン要素J3を表
す。
【0026】図5の曲線Qは、開口パターンに対応した
綜絖枠11の運動曲線を表す。選択回路24は、筬打ち
タイミングを表す織機回転角度θ=0°でカムパターン
要素記憶部23から次回のカムパターン要素を読み出
す。開口制御装置C1は、開口パターン情報及びカムパ
ターン要素D3,D4,E3,E4,F3,F4,G
3,G4,J3,J4,K3,K4,L3,L4,M
3,M4に基づいて図5の曲線Qをもたらすように開口
駆動モータ20の作動を制御する。
【0027】この実施の形態では、曲線Qのうちの例え
ば移動部分Q1は、織機1回転の期間における3つの移
動パターン要素F4,M3,E3を組み合わせたものの
一部である。又、曲線Qのうちの例えば移動部分Q2
は、織機1回転の期間における2つの移動パターン要素
E3,M4を組み合わせたものの一部である。このよう
な組み合わせによって得られる移動パターンにおける移
動期間は、織機1回転の期間よりも長い。従って、織機
の回転速度を落とすことなく開口駆動モータ20におけ
る負荷を低減して消費動力を低減することができる。
【0028】次に、図8の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態の開口制御装置C2におけるカ
ムパターン要素記憶部23は、図3(a)に示す静止パ
ターン要素D1を基本静止パターン要素として記憶する
と共に、図3(c),(g)に示す移動パターン要素E
1,G1を基本移動パターン要素として記憶する。開口
パターンが基本静止パターン要素D1あるいは基本移動
パターン要素E1,G1に対応する場合には、開口制御
装置C2における選択生成回路28は、基本静止パター
ン要素D1あるいは基本移動パターン要素E1,G1を
制御回路25に出力する。開口パターンが図3(b)の
静止パターン要素D2あるいは図3(d),(e),
(f),(g),(h)の移動パターン要素E2,F
1,F2,G2に対応する場合には、開口制御装置C2
における選択生成回路28は、基本静止パターン要素D
1あるいは基本移動パターン要素E1,G1から静止パ
ターン要素D2あるいは移動パターン要素E2,F1,
F2,G2を生成して制御回路25に出力する。静止パ
ターン要素D2は図3の横軸θに関して基本静止パター
ン要素D1と反転対称である。移動パターン要素E2は
図3の横軸θに関して基本移動パターン要素E1と反転
対称であり、移動パターン要素F1は縦軸Hに関して基
本移動パターン要素E1と反転対称である。移動パター
ン要素F2は軸θに関して移動パターン要素F1と反転
対称である。移動パターン要素G2は軸θに関して基本
移動パターン要素G1と反転対称である。
【0029】即ち、選択生成回路28及び制御回路25
からなる制御手段は、基本静止パターン要素D1及び基
本移動パターンE1,G1から静止パターン要素D2及
び移動パターン要素E2,F1,F2,G2を対称的に
生成する。少ない基本移動パターン要素E1,G1から
他の移動パターン要素E2,F1,F2,G2を対称的
に生成する構成は、移動パターン要素の設定作業を容易
にする。
【0030】本発明では以下の実施の形態も可能であ
る。 (1)図3の静止パターン要素D1及び移動パターン要
素E1,F1,G1から他の静止パターン要素D2及び
移動パターン要素E2,F2,G2を対称的に生成する
こと。 (2)図6の静止パターン要素D3及び移動パターン要
素E3,F3,G3,J3,K3,L3,M3から他の
静止パターン要素D4及び移動パターン要素E4,F
4,G4,J4,K4,L4,M4を対称的に生成する
こと。 (3)織機制御コンピュータCoから開口制御装置C1
へ開口パターン情報を織機1回転毎に送信するのではな
く、所定数の移動パターン要素の組み合わせからなる移
動パターンを適宜時期に一括して送信するようにしても
よい。 (4)第1の実施の形態において、綜絖枠11の移動は
θoから開始されているが、移動期間が織機回転角度3
60°よりも大きい状態を保った上で、θoよりも所定
角度遅らせた時期に移動を開始するように移動パターン
要素を設定してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、綜絖枠
が最上位位置及び最下位位置の一方から他方へ移動する
ための移動パターンの期間を織機1回転の期間よりも長
くしたので、織機の回転速度を落とすことなく開口駆動
モータにおける負荷を低減して消費動力を低減し得ると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、制御ブロック図を組
み込んだ正面図。
【図2】綜絖枠の運動曲線を示すグラフ。
【図3】(a)〜(h)はカムパターン要素を示すグラ
フ。
【図4】開口パターンを示すダイヤフラム。
【図5】第2の実施の形態における綜絖枠の運動曲線を
示すグラフ。
【図6】開口パターンを示すダイヤフラム。
【図7】(a)〜(p)はカムパターン要素を示すグラ
フ。
【図8】第3の実施の形態を示し、制御ブロック図を組
み込んだ正面図。
【符号の説明】
11…綜絖枠、20…開口駆動モータ、21…開口パタ
ーン記憶装置、23…移動パターン要素設定手段となる
カムパターン要素記憶部、24…制御手段を構成する選
択回路、25…制御手段を構成する制御回路、28…制
御手段を構成する選択生成回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機駆動モータから独立した開口駆動モー
    タによって綜絖枠を駆動する開口装置を備えた織機にお
    いて、 綜絖枠がクロス位置よりも最上位位置及び最下位位置の
    一方の側で少なくとも織機2回転にわたって連続して位
    置した後に他方の側へ移動する第1の移動状態、あるい
    は綜絖枠がクロス位置よりも最上位位置及び最下位位置
    の一方の側から他方の側へ移動して前記他方の側で少な
    くとも織機2回転にわたって連続して位置する第2の移
    動状態の際には、前記綜絖枠が最上位位置及び最下位位
    置の一方から他方へ移動するための移動パターンの期間
    を織機1回転の期間よりも長くし、前記第1の移動状態
    又は第2の移動状態において最上位位置及び最下位位置
    の一方から他方へ綜絖枠を移動する際には前記移動パタ
    ーンに基づいて前記開口駆動モータの作動を制御する織
    機における開口制御方法。
  2. 【請求項2】前記移動パターンは、織機1回転の期間に
    おける移動パターン要素を少なくとも2つ組み合わせた
    ものの一部である請求項1に記載の織機における開口制
    御方法。
  3. 【請求項3】織機駆動モータから独立した開口駆動モー
    タによって綜絖枠を駆動する開口装置を備えた織機にお
    いて、 織機1回転の期間よりも長い移動パターンを作るための
    複数の移動パターン要素を設定する移動パターン要素設
    定手段と、 予め設定された開口パターンに基づき、前記設定された
    複数の移動パターン要素を組み合わせて最上位位置及び
    最下位位置の一方から他方へ綜絖枠を移動するように前
    記開口駆動モータの作動を制御する制御手段とを備えた
    織機における開口制御装置。
  4. 【請求項4】前記移動パターン要素設定手段は、最上位
    位置及び最下位位置の一方を起点とする第1の移動パタ
    ーン要素と、最上位位置及び最下位位置の他方を起点と
    する第2の移動パターン要素と、最上位位置及び最下位
    位置の前記一方を終点とする第3の移動パターン要素
    と、最上位位置及び最下位位置の前記他方を終点とする
    第4の移動パターン要素と、最上位位置及び最下位位置
    の前記一方を中間経由点とする第5の移動パターン要素
    と、最上位位置及び最下位位置の前記他方を中間経由点
    とする第6の移動パターン要素とを設定する請求項3に
    記載の織機における開口制御装置。
  5. 【請求項5】前記移動パターン要素設定手段は、前記第
    1の移動パターン要素を第1の基本移動パターン要素と
    して設定すると共に、前記第5の移動パターン要素を第
    2の基本移動パターン要素として設定し、前記制御手段
    は、前記第2の移動パターン要素、前記第3の移動パタ
    ーン要素、前記第4の移動パターン要素を前記第1の基
    本移動パターン要素から対称的に生成すると共に、前記
    第6の移動パターン要素を前記第5の基本移動パターン
    要素から対称的に生成する請求項4に記載の織機におけ
    る開口制御装置。
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