JP2002254198A - プレス機械の可変速駆動装置 - Google Patents

プレス機械の可変速駆動装置

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JP2002254198A
JP2002254198A JP2001059371A JP2001059371A JP2002254198A JP 2002254198 A JP2002254198 A JP 2002254198A JP 2001059371 A JP2001059371 A JP 2001059371A JP 2001059371 A JP2001059371 A JP 2001059371A JP 2002254198 A JP2002254198 A JP 2002254198A
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JP
Japan
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variable speed
speed motor
press
arm
slide
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Application number
JP2001059371A
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English (en)
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Naonobu Kanamaru
金丸尚信
Takao Ito
伊藤隆夫
Hiromichi Fujimori
藤森弘道
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明は、可変速モータの回転を反転させる
必要がなく、特別の制御をしなくても下死点精度が良
く、プレス荷重の増大に伴って可変速モータのトルクを
比例的に増大させる必要のないプレス機械の駆動装置を
提供することである。 【解決手段】本願発明においては、特殊なリンク機構に
可変速モータを組み合わせ、上記課題を解決する構成に
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、リンク機構と可
変速モータとを組み合わせたプレス機械の駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス機械の駆動装置の構造は、多数存
在するが、可変速モータを用いたものとしては、ねじ機
構でスライドを昇降させるものが一般的である。当該プ
レス機械は、スクリュープレスと呼ばれている。尚、可
変速モータは、サーボモータの他にインバータ付きのイ
ンダクションモータ、インバータモータ等を含むものと
する。
【0003】ねじ機構のプレス機械においては以下の性
質がある。イ.ねじ機構でスライドを昇降させる構造で
は、下死点で可変速モータの回転を逆転させる必要があ
る。ロ.下死点の位置精度は、前記可変速モータを逆転
させるタイミングに左右される。ハ.可変速モータのト
ルクはプレス加工荷重に比例する。これらの性質は、プ
レス機械の特性としては、歓迎されるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記歓迎
されない特性をもたないプレス機械を提供するものであ
る。即ち、本願発明は、可変速モータの回転を反転させ
る必要がなく、特別の制御をしなくても下死点精度が良
く、プレス荷重の増大に伴って可変速モータのトルクを
比例的に増大させる必要のないプレス機械の駆動装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明においては、特
殊なリンク機構に可変速モータを組み合わせ、上記課題
を解決する構成にした。更に詳しく言えば、請求項1の
発明は、クランク機構を回転駆動させる可変速モータ
と、クランク機構で回動自在のアームと前記アームとス
ライドとを連結し、前記アームの運動を前記スライドに
伝達するコンロッドとを有し、前記可変速モータの回転
を減速させる手段を設けた。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て前記アームは枠状に構成され、当該枠内に前記クラン
ク機構の偏心部が組み込まれ、前記偏心部は前記枠内で
往復運動自在の構成にした。請求項3の発明は、請求項
2の発明に加えて、前記クランク機構の回転を制御する
ためのクラッチブレーキ装置を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、クラウン
1、コラム2及びベッド3はタイロッド4で締め付けら
れ一体化され、プレス機械のフレームを構成している。
スライド5はコラム2に設けられたガイドによって案内
され、昇降自在になっている。ベッド3にボルスタ6が
スライド5に対向させて固定されている。スライド5と
ボルスタ6に金型が固定され、金型に供給された材料
は、スライド5の昇降運動に伴ってプレス加工される。
【0008】クラウン1には、スライド5を昇降運動さ
せるための動力伝達用の各種部材が納められている。
【0009】可変速モータ7は、本実施例においてはサ
ーボモータであって、クラウン1に固定され、可変速モ
ータ7の出力軸はクラッチブレーキ10を介してドライ
ブピニオン9の軸に連結されている。当該クラッチブレ
ーキ10は従前のものと変わりはない。
【0010】可変速モータ7にはエンコーダ8が設けら
れている。エンコーダ8は、可変速モータ7の回転角度
を検出するもので、可変速モータ7の制御に用いられ
る。
【0011】クランク軸13は、クラウン1の前後方向
に向けて配備されている。クランク軸13の前側の軸受
け部は、クラウン1に設けられた前軸受14で回転自在
に支持されている。クランク軸13の後側の軸受部は、
クラウン1に設けられた後軸受15によって回転自在に
支持されている。
【0012】クランク軸13の後側にはメーンギヤー1
2が固定されている。メーンギヤー12はクランク軸1
3と一体になって回転する。メーンギヤー12は、前述
のドライブピニオン9と噛み合っている。可変速モータ
7の回転は、ドライブピニオン9とメーンギヤー12と
で減速され、クランク軸13に伝達される。ドライブピ
ニオン9とメーンギヤー12とで減速機構が構成されて
いる。
【0013】クランク軸13の後端部に設けられた軸蓋
とクラウン1に設けられたプレス角度検出器とによって
プレス角度検出ユニット11が構成されている。プレス
角度検出ユニット11は、クランク軸13の回転角度を
検出するもので、この出力は、可変速モータ7等の制御
に用いることができる。
【0014】クランク機構としては、上記のクランク軸
を用いたものに限られず、所謂クランクレス形の駆動機
構でも良い。
【0015】クラウン1に支点ピン16が立設され、下
アーム17の穴に当該支点ピン16が係合され、下アー
ム17は支点ピン16を中心にして回動自在である。
【0016】下アーム17に上アーム18及びスペーサ
19が固定され、枠状のアーム25を構成している。当
該枠内に上スライダ20、下スライダ21及びクランク
軸13の偏心部が組み込まれ、上スライダ20と下スラ
イダ21はクランク軸13の偏心部13aを回転自在に
支持すると共に、前記枠内を摺動自在になっている。
【0017】下アーム17の下端部が連結ピン22でコ
ンロッド23の上端部と連結されている。上記クランク
軸13、アーム25及びコンロッド23等の部材で特殊
なリンク機構が構成されている。
【0018】コンロッド23の下端部に調節ねじ棒24
がねじ込まれ、調節ねじ棒24の下端部に球部24aが
形成されている。球部24aとスライド5の上部が連結
されている。コンロッド23と調節ねじ棒24は、球部
24aを中心にして揺動自在になっている。
【0019】可変速モータ7が回転すると、ドライブピ
ニオン9、メーンギヤー12、クランク軸13、アーム
25及びコンロッド23等を介してスライド5は昇降す
る。この際、クランク軸の偏心部13aによる押圧力は
アーム25及びコンロッド23等の部材によって、概略
鉛直に伝達されるため、スライド5に掛かるスラスト荷
重が極めて小さくなる。
【0020】図3と図4を用いて、本願発明の作用効果
を説明する。図3が本願発明に関するもので、図4は可
変速モータを用いたスクリュープレスに関するものであ
る。図中a、b、cは順にストローク線図、可変速モー
タの毎分回転数、成形負荷トルクであり、各線図の横軸
はスライド5の1往復を360度と想定した場合の、ク
ランク軸の回転角度を示している。
【0021】図中aストローク線図は、本願発明とスク
リュープレスを比較する際の便宜のため、プレス加工を
考慮して両者同じに想定してある。
【0022】図4のb可変速モータの回転数は、aスト
ローク線図を得るために、複雑に変化させなければなら
ない。これに対して、本願発明に関する図3のbストー
ク線図を見れば解かる通り、特殊リンクの作用で極めて
単純になっている。即ち、複雑な制御は不要である。
【0023】図4のc成形負荷トルクは、プレス加工の
荷重に比例して増大している。これに対して、本願発明
に関する第3図のc成形負荷トルクを見れば解かる通
り、プレス加工の進度に伴い減少している。これは、特
殊リンク機構の作用効果によるものである。
【0024】
【発明の効果】本願発明によれば、可変速モータの回転
を反転させる必要がない、そのままで下死点の位置精度
が得られる、プレス加工に要する荷重の割には小さな可
変速モータで足りる、可変速モータの回転数の制御が極
めて単純でよい等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部断面の右側面図
【図2】一部断面の正面図
【図3】機能説明図
【図4】従来の機能説明図
【符号の説明】
1はクラウン、2はコラム、3はベッド、4はタイロッ
ド、5はスライド、6はボルスタ、7は可変速モータ、
8はエンコーダ、9はドライブピニオン、10はクラッ
チブレーキ、11はプレス角度検出ユニット、12はメ
ーンギヤー、13はクランク軸、13aはクランク軸の
偏心部、14は前軸受、15は後軸受、16は支点ピ
ン、17は下アーム、18は上アーム、19はスペー
サ、20は上スライダー、21は下スライダー、22は
連結ピン、23はコンロッド、24は調節ねじ棒、24
aは球部、25はアームである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク機構を回転駆動させる可変速モー
    タと、クランク機構で回動自在のアームと前記アームと
    スライドとを連結し、前記アームの運動を前記スライド
    に伝達するコンロッドとを有し、前記可変速モータの回
    転を減速させる手段を設けたことを特徴とするプレス機
    械の可変速駆動装置。
  2. 【請求項2】前記アームは枠状に構成され、当該枠内に
    前記クランク機構の偏心部が組み込まれ、前記偏心部は
    前記枠内で往復運動自在の構成にしたことを特徴とする
    請求項1記載のプレス機械の可変速駆動装置。
  3. 【請求項3】前記クランク機構の回転を制御するための
    クラッチブレーキ装置を設けたことを特徴とする請求項
    2記載のプレス機械の可変速駆動装置。
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