JPH1112445A - マーブル状の結晶性エポキシ化合物、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物 - Google Patents
マーブル状の結晶性エポキシ化合物、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物Info
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Abstract
エポキシ化合物を提供すること。 【解決手段】形状がマーブル状であ結晶性エポキシ化合
物。
Description
容易である結晶性エポキシ化合物に関する。
ることにより、一般的に機械的性質、耐水性、耐薬品
性、耐熱性、電気的性質などに優れた硬化物となり、接
着剤、塗料、積層板、成形材料、注型材料などの幅広い
分野に利用されている。従来、工業的に最も使用されて
いるエポキシ樹脂としてビスフェノ−ルAにエピクロル
ヒドリンを反応させて得られる液状および固形のビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂がある。その他液状のビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂にテトラブロムビスフェノ−
ルAを反応させて得られる難燃性固形エポキシ樹脂など
が汎用エポキシ樹脂として工業的に使用されている。ま
た最近では特に半導体封止材用途においては表面実装方
式が主流となっており、実装時に高温にさらされるため
パッケージにクラックが生じるということが問題になっ
てきている。このような問題を解決するためにはフィラ
ーの充填量を増やし、封止材全体としての吸水率や線膨
張率を低減させることが有効であると指摘されている。
このような高フィラー充填を可能にするためには樹脂の
粘度は低い方が有利であるが、従来のエポキシ樹脂、例
えばo−クレゾール型エポキシ樹脂等では平均分子量を
小さくして粘度を下げた場合には軟化点も同時に低下す
る。通常エポキシ樹脂はフレーク状或いはマーブル状で
供給されるが、樹脂の軟化点が低い場合は貯蔵時に個々
のフレーク或いはマーブルが溶着し塊状になるブロッキ
ングという現象が起こり易いことが問題になっている。
近年ではこのような問題点を解決するために、例えば下
記式(1)
される融点が100℃前後で溶融粘度の極めて低い結晶
性のエポキシ樹脂を使用することが提案されている。
(1)で表される結晶性エポキシ樹脂は結晶化に要する
時間が長いためフレーク状でしか供給できず、運搬時に
フレークが微粉砕されて、作業時に粉塵がたつなど様々
な問題が指摘されている。
状に鑑み、鋭意研究の結果本発明を完成させるに到っ
た。 すなわち本発明は(1)形状がマーブル状である
結晶性エポキシ化合物、(2)示差熱分析において溶融
状態から10℃/分の速度で冷却した場合、100〜4
0℃の間に発熱ピークがみられる結晶性エポキシ化合
物、(3)上記(1)或いは(2)記載のエポキシ化合
物及び硬化剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物、
(4)硬化促進剤を含有する上記(3)記載のエポキシ
樹脂組成物、(5)無機充填材を含有する上記(3)ま
たは(4)記載のエポキシ樹脂組成物、(6)上記
(3)、(4)及び(5)のいずれか1項に記載のエポ
キシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物を提供するもので
ある。
ば、(a)フェノール類ノボラック型エポキシ樹脂と
(b)フェノール性水酸基を2個以上有する化合物をグ
リシジル化して得られる結晶性エポキシ化合物とを溶融
状態にて混合したエポキシ樹脂混合物をマーブル状に造
粒して得られる。また、(c)フェノール類ノボラック
と(d)フェノール性水酸基を2個以上有する結晶性化
合物との混合物とエピハロヒドリンとの反応をアルカリ
金属水酸化物の存在下で行うことよって得られるエポキ
シ化合物をマーブル状に造粒しても得ることができる。
尚、本発明のエポキシ化合物において、マーブル状とは
比較的粒径が均一なビーズ型の形状を指す。
分(b)の結晶性エポキシ化合物を用いる場合は、その
融点が120℃以上であることが好ましく、特に130
℃以上であることが好ましい。成分(a)と(b)の混
合比は特に制限されることはないが重量比で(b)/
(a)の値として通常0.5以下、0.05以上、好ま
しくは0.25以下、0.07以上である。(a)と
(b)の混合比が前記した範囲を下回ると結晶化が起こ
り難くなり、上回ると融点が高くなりすぎて作業が困難
になるなどの問題が生じる。
制限されないが、重量比で(c)/(d)の値として通
常0.5以下、0.05以上、特に好ましくは0.25
以下、0.07以上である。(c)と(d)の配合量が
前記した範囲を外れると、エポキシ化合物合成中に結晶
が析出たり、該混合物を硬化してなる硬化物の物性にお
いて、(d)の単独のエポキシ化合物の硬化物特性が顕
著になり、耐熱性や耐湿性に問題が出てきたり、合成し
たエポキシ化合物が結晶性を帯びず固形化しない等の問
題点が出てくる場合がある。
くはアルキル基を有するフェノール類とホルムアルデヒ
ドを縮合した重縮合物、が挙げられる。前記重縮合物に
おけるフェノール類の用いうる具体例としては、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、tert−ブチル−
クレゾールなどが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。また、成分(a)としては、例えば成分
(c)のエポキシ化物が挙げられ、アルキル基を有する
フェノール類とホルムアルデヒドを縮合した重縮合物の
エポキシ化物が好ましい。また成分(c)または成分
(a)はそれぞれo−クレゾールノボラックまたはその
エポキシ化物が好ましく、軟化点100℃以下のo−ク
レゾールノボラックまたはそのエポキシ化物が特に好ま
しい。
4、4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジヒド
ロキシスチルベン等が挙げられ、4,4’−ジヒドロキ
シビフェニルが好ましい。成分(b)としては、例えば
成分(d)のエポキシ化物が挙げられ、4,4’−ジヒ
ドロキシビフェニルのエポキシ化物が好ましい。
合物を得るには、両者を溶融状態において均一に混合し
た後冷却することによりエポキシ化合物が得られる。
尚、成分(c)または成分(d)をグリシジル化して、
それぞれ成分(a)または成分(b)を得る反応は、下
記するような成分(c)と成分(d)の混合物をグリシ
ジル化する方法に準じて行うことができる。
エピハロヒドリン類の用い得る具体例としては、エピク
ロルヒドリン、β−メチルエピクロルヒドリン、エピブ
ロムヒドリン、β−メチルエピブロムヒドリン、エピヨ
ードヒドリン、β−エチルエピクロルヒドリン等が挙げ
られるが、工業的に入手し易く安価なエピクロルヒドリ
ンが好ましい。このグリシジル化反応自体は従来公知の
方法に準じて行うことが出来る。
(以下、フェノール混合物という)とエピハロヒドリン
との溶解混合物に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ金属水酸化物を添加し、または添加しながら
20〜120℃の温度で反応させることによりエポキシ
化合物を得ることが出来る。
アルカリ金属水酸化物はその水溶液を使用してもよく、
その場合は該アルカリ金属水酸化物の水溶液を連続的に
反応系内に添加すると共に減圧下、または常圧下連続的
に水及びエピハロヒドリンを留出させ、更に分液し水は
除去しエピハロヒドリンは反応系内に連続的に戻す方法
でもよい。
ヒドリンの溶解混合物にテトラメチルアンモニウムクロ
ライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリメ
チルベンジルアンモニウムクロライド等の4級アンモニ
ウム塩を触媒として添加し20〜120℃でアルカリ金
属水酸化物の固体または水溶液を加え、20〜120℃
の温度で反応させ脱ハロゲン化水素(閉環)させる方法
でもよい。
ハロヒドリンの量は、フェノール混合物中の水酸基1当
量に対し通常1〜20モル、好ましくは2〜15モルで
ある。アルカリ金属水酸化物の使用量はフェノール混合
物中の水酸基1当量に対し通常0.8〜2.0モル、好
ましくは0.9〜1.8モルである。更に、反応を円滑
に進行させるためにメタノール、エタノール、イソプロ
パノール等のアルコール類の他ジメチルスルホン、ジメ
チルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒などを添加
して反応を行うことが好ましい。
はエピハロヒドリンの量に対し2〜20重量%、好まし
くは4〜15重量%である。非プロトン性極性溶媒を使
用する場合はエピハロヒドリンの量に対し通常5〜15
0重量%、好ましくは10〜140重量%である。
後、または水洗無しに加熱減圧下、100〜150℃、
圧力10mmHg以下でエピハロヒドリンや他の添加溶
媒などを除去する。また更に加水分解性ハロゲンの少な
いエポキシ化合物とするために、得られたエポキシ化合
物をトルエン、メチルイソブチルケトン、メチルエチル
ケトンなどの溶剤に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて
更に反応を行い閉環を確実なものにすることもできる。
この場合アルカリ金属水酸化物の使用量はエポキシ化に
使用したフェノール混合物の水酸基1当量に対して通常
0.01〜0.3モル、好ましくは0.05〜0.2モ
ルである。反応温度は通常50〜120℃、反応時間は
通常0.5〜2時間である。
により除去し、更に、加熱減圧下トルエン、メチルイソ
ブチルケトン、メチルエチルケトンなどの溶剤を留去す
ることによりエポキシ化合物が得られる。
分析において、溶融状態から10℃/分の速度で冷却し
た場合、100〜40℃の間に発熱ピークが見られるも
のが好ましい。この温度内に上記の冷却速度で発熱が見
られない場合は結晶化の速度が遅いため、マーブル状の
結晶を造粒出来ない恐れがある。
ル状に造粒し本発明のエポキシ化合物とするには、例え
ばエポキシ化合物を120〜180℃で溶融し、10〜
50cmの高さから0.01〜0.1mlずつスチール
ベルト上に滴下すればよい。
説明する。本発明のエポキシ樹脂組成物において本発明
のエポキシ化合物は、他のエポキシ樹脂と併用して用い
ることができる。併用し得る他のエポキシ樹脂の具体例
としては、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ビフェニル型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらエ
ポキシ樹脂は単独で用いてもよく、2種以上混合して使
用してもよい。併用する場合本発明のエポキシ化合物の
全エポキシ樹脂中に占める割合は通常30重量%以上、
好ましくは40重量%以上である。
用される硬化剤としては、例えばアミン系化合物、酸無
水物系化合物、アミド系化合物、フェノ−ル系化合物な
どが挙げられる。用い得る硬化剤の具体例としては、ジ
アミノジフェニルメタン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、ジアミノジフェニルスルホン、イ
ソホロンジアミン、ジシアンジアミド、リノレン酸の2
量体とエチレンジアミンとより合成されるポリアミド樹
脂、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリ
ット酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無
水フタル酸、フェノ−ルノボラック、アラルキレンフェ
ノール樹脂等を始めとする多価フェノール類及びこれら
の変性物、イミダゾ−ル、BF3−アミン錯体、グアニ
ジン誘導体などが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用
してもよい。
剤の使用量は、エポキシ化合物(及び他のエポキシ樹脂
(任意成分))のエポキシ基1当量に対して0.7〜
1.2当量が好ましい。エポキシ基1当量に対して、
0.7当量に満たない場合、あるいは1.2当量を超え
る場合、いずれも硬化が不完全となり良好な硬化物性が
得られない恐れがある。
併用しても差し支えない。用いうる硬化促進剤の具体例
としては、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダ
ゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミ
ダゾ−ル類、2−(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7等の第3級アミン類、トリフェニルホスフィン等
のホスフィン類、オクチル酸スズ等の金属化合物等が挙
げられる。硬化促進剤はエポキシ化合物(及びエポキシ
樹脂)100重量部に対して0.1〜5.0重量部が必
要に応じ用いられる。
無機充填材を含有する。用いうる無機充填材の具体例と
してはシリカ、アルミナ、タルク等が挙げられる。無機
充填材は本発明のエポキシ樹脂組成物中において0〜9
0重量%を占める量が用いられる。更に本発明のエポキ
シ樹脂組成物には、シランカップリング剤、ステアリン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム等の離型剤、顔料等の種々の配合剤を添加する
ことができる。
分を所定の割合で均一に混合することにより得られる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は従来知られている方法と
同様の方法で容易にその硬化物とすることができる。例
えば本発明のエポキシ化合物と硬化剤、並びに必要によ
り他のエポキシ樹脂、硬化促進剤、無機充填材及び配合
剤とを必要に応じて押出機、ニ−ダ、ロ−ル等を用いて
均一になるまで充分に混合してエポキシ樹脂組成物を
得、そのエポキシ樹脂組成物を溶融後注型あるいはトラ
ンスファ−成形機などを用いて成形し、好ましくは80
〜200℃で2〜10時間加熱することにより本発明の
硬化物を得ることができる。
ン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等の溶剤に溶解させ、ガラス繊維、カ
−ボン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アル
ミナ繊維、紙などの基材に含浸させ加熱乾燥して得たプ
リプレグを熱プレス成形して硬化物を得ることもでき
る。この際の溶剤は、本発明のエポキシ樹脂組成物と該
溶剤の混合物中で通常10〜70重量%、好ましくは1
5〜70重量%を占める量を用いる。
説明するが、以下において部は特に断わりのない限り重
量部である。
020−62(日本化薬(株)製、軟化点62.5℃、
エポキシ当量200g/eq)85部に対し、下記式
(2)
される結晶性エポキシ化合物(融点160℃、エポキシ
当量155g/eq)15部を180℃において均一に
溶融混合し、冷却したところ結晶性エポキシ化合物(融
点93℃、エポキシ当量192g/eq)を得た。また
得られたエポキシ化合物を示差熱分析装置を用いて溶融
状態から10℃/分の速度で冷却したところ65.4℃
から発熱ピークが見られた。
し、30cmの高さから0.05mlずつ30℃に保持
したスチールベルト上に連続的に滴下したところ平均直
径4〜5mm、平均高さ2〜3mmのマーブル状の本発
明のエポキシ化合物を安定して造粒することが出来た。
スコに窒素ガスパージを施しながら軟化点85℃のo−
クレゾールノボラック96部、4,4’−ヒドロキシビ
フェニル18.6部、エピクロルヒドリン400部、ジ
メチルスルホキシド100部を仕込み溶解させた。反応
系を45℃に保持しながら、反応系内を45Torrに
保って、40%水酸化ナトリウム水溶液100部を4時
間かけて連続的に滴下した。この際共沸により留出して
くるエピクロルヒドリンと水を冷却、分液した後、有機
層であるエピクロルヒドリンだけを反応系内に戻しなが
ら反応を行った。水酸化ナトリウム水溶液滴下完了後、
45℃で2時間、70℃で1時間反応させた。ついで水
洗を繰り返し、副成塩とジメチルスルホキシドを除去し
た後、ロータリーエバポレーターを使用し、130℃で
加熱減圧下で過剰のエピクロルヒドリン等を留去し、残
留物に340部のメチルイソブチルケトンを加え溶解し
た。
70℃に加熱し30重量%の水酸化ナトリウム水溶液1
0部を添加し1時間反応させた後、反応混合物の水洗浄
液のpHが中性となるまで水洗を3回繰り返した。更に
水層は分離除去し、ロータリエバポレーターを使用して
油層から加熱減圧下メチルイソブチルケトンを留去し冷
却することにより、結晶性エポキシ化合物163部を得
た。得られたエポキシ化合物の融点は95℃、エポキシ
当量は191g/eqであった。また得られたエポキシ
化合物を示差熱分析装置を用いて溶融状態から10℃/
分の速度で冷却したところ67.9℃から発熱ピークが
見られた。
の高さから0.05mlずつ30℃に保持したスチール
ベルト上に連続的に滴下しところ平均直径4〜5mm、
平均高さ2〜3mmのマーブル状の本発明のエポキシ化
合物を安定して造粒することが出来た。
記式(1)で表される結晶性エポキシ樹脂(YX−40
00H、油化シェルエポキシ(株)製、融点103℃、
エポキシ当量196g/eq)を示差熱分析装置を用い
て溶融状態から10/分の速度で冷却したところ100
〜40℃の間には発熱ピークはみられなかった。このエ
ポキシ樹脂を実施例1と同様に130℃で溶融し30c
mの高さから0.05mlずつ滴下し、造粒テストを行
ったところマーブル状の結晶は得られなかった。長時間
放置の後フレーク状のものは得られたが、軽い刺激で簡
単に粉々に砕け使用時に粉塵が発生した。
に使用されてきた結晶性エポキシ樹脂がフレーク状で供
給されていたことと比較してマーブル状で供給すること
が可能であるため作業性の面において粉塵等の問題が起
こらず極めて取扱が容易である。すなわち本発明のエポ
キシ化合物は容易にエポキシ樹脂組成物を調製すること
ができ、封止材料、成形材料、注型材料、積層材料、塗
料、接着剤、レジストなどの広範囲の用途にきわめて有
用である。
Claims (6)
- 【請求項1】形状がマーブル状である結晶性エポキシ化
合物。 - 【請求項2】示差熱分析において、溶融状態から10℃
/分の速度で冷却した場合100〜40℃の間に発熱ピ
ークがみられる結晶性エポキシ化合物。 - 【請求項3】請求項1或いは2記載のエポキシ化合物及
び硬化剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】硬化促進剤を含有する請求項3記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項5】無機充填材を含有する請求項3または4記
載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項6】請求項3、4及び5のいずれか1項に記載
のエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
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---|---|---|---|---|
JP2011074338A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-14 | Ube Industries Ltd | フェノール樹脂及びエポキシ樹脂並びにエポキシ樹脂硬化物 |
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1997
- 1997-06-23 JP JP18030297A patent/JP3794598B2/ja not_active Expired - Fee Related
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