JPH11123944A - 四輪駆動車両の動力伝達装置 - Google Patents

四輪駆動車両の動力伝達装置

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JPH11123944A
JPH11123944A JP9289848A JP28984897A JPH11123944A JP H11123944 A JPH11123944 A JP H11123944A JP 9289848 A JP9289848 A JP 9289848A JP 28984897 A JP28984897 A JP 28984897A JP H11123944 A JPH11123944 A JP H11123944A
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vane
vane pump
port
side plate
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貫二 北
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイドロリックカップリング装置を備えた四
輪駆動車両の動力伝達装置において、そのオリフィスの
形成を容易に行えるようにし、且つ該オリフィスの特性
を安定させる。 【解決手段】 ハイドロリックカップリングHは主駆動
輪と左右の副駆動輪との相対回転により作動油を吐出す
る左右のベーンポンプPL ,PR を備えており、それら
左右のベーンポンプPL ,PR 間に配置されたサイドプ
レート28に、各ベーンポンプPL ,PR の吸入ポート
および吐出ポート間を連通させる第1オリフィス3
L ,37R を形成するとともに、左右のベーンポンプ
L ,PR の吸入ポート間および吐出ポート間を連通さ
せるオリフィス38,38を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のベーンポン
プよりなるハイドロリックカップリング装置を備えた四
輪駆動車両の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる四輪駆動車両の動力伝達装置は、
特開平3−104736号公報により既に知られてい
る。このものは、それぞれのベーンポンプの吸入ポート
と吐出ポートとを連通させるオリフィスがベーンに穿設
した小孔により構成されており、また左右のベーンポン
プの吸入ポート間および吐出ポート間を連通させるオリ
フィスが、両ベーンポンプのロータ間を仕切るサイドプ
レートおよびカムリング間の隙間により構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、それぞれのベーンポンプの吸入ポートと吐出ポ
ートとを連通させるオリフィスをベーンに穿設した小孔
により構成しているので、多数のベーンにオリフィスを
穿設する加工が面倒であるばかりか、各ベーンのオリフ
ィスの寸法や形状にばらつきが発生するのが避けられな
いために、ハイドロリックカップリング装置の作動特性
が安定しなくなる可能性がある。また左右のベーンポン
プの吸入ポート間および吐出ポート間を連通させるオリ
フィスをサイドプレートおよびカムリング間の隙間によ
り構成しているので、そのオリフィスの寸法精度を確保
するのが難しく、ハイドロリックカップリング装置の作
動特性が安定しなくなる可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ハイドロリックカップリング装置を備えた四輪駆動
車両の動力伝達装置において、そのオリフィスの形成を
容易に行えるようにし、且つ該オリフィスの特性を安定
させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、エンジンにより左右
の主駆動輪と共に駆動される入力軸と、左側の副駆動輪
に接続された左駆動軸と、右側の副駆動輪に接続された
右駆動軸と、入力軸および左駆動軸の相対回転速度差に
応じて作動する左ベーンポンプと、入力軸および右駆動
軸の相対回転速度差に応じて作動する右ベーンポンプ
と、左ベーンポンプの吸入ポートおよび吐出ポート間に
設けられた左第1オリフィスと、右ベーンポンプの吸入
ポートおよび吐出ポート間に設けられた右第1オリフィ
スと、左ベーンポンプの吸入ポートおよび右ベーンポン
プの吸入ポート間、並びに左ベーンポンプの吐出ポート
および右ベーンポンプの吐出ポート間にそれぞれ設けら
れた第2オリフィスとを備えてなり、前記各ベーンポン
プは、カムリングおよびサイドプレートにより囲まれた
空間にロータを収納し、このロータに半径方向摺動自在
に支持した複数のベーンの半径方向外端をカムリングに
摺接させてなる四輪駆動車両の動力伝達装置において、
前記各ベーンポンプは、そのサイドプレートに凹設した
吸入ポートおよび吐出ポート間を連通させる前記各第1
オリフィスを、該サイドプレートに設けたことを特徴と
する。
【0006】上記構成によれば、主駆動輪と副駆動輪と
の間に相対回転速度差がないときには左右のベーンポン
プが作動しないため、入力軸から左右の駆動軸への動力
伝達が行われなくなって主駆動輪だけが駆動される2輪
駆動状態になる。低摩擦路における発進時や急加速時に
主駆動輪がスリップすると、副駆動輪との間に相対回転
速度差が発生して左右のベーンポンプが作動し、吐出さ
れた作動油が左右の第1オリフィスを通過することによ
り左右のベーンポンプに負荷が発生する。その結果、入
力軸から左右の駆動軸への動力伝達が行われて主駆動輪
の駆動力の一部が副駆動輪に配分され、主駆動輪および
副駆動輪の両方が駆動される4輪駆動状態になる。
【0007】車両が低速でタイトな旋回を行うと主駆動
輪と副駆動輪との間に回転数差が発生し、かつ左右の副
駆動輪間に回転数差が発生するため、左右のベーンポン
プは相互に異なる量の作動油を吐出する。この作動油は
左右の第1オリフィスおよび第2オリフィスを経て流れ
るため、両ベーンポンプに大きな負荷が発生することが
防止され、その結果、所謂タイトコーナーブレーキング
現象を軽減することができる。
【0008】左右の主駆動輪および左右一方の副駆動輪
が泥濘にはまってスリップしても、摩擦係数の高い路面
に乗っている左右他方の副駆動輪には、その副駆動輪側
のベーンポンプを介して駆動力が伝達されるため、差動
制限機構の機能が発揮されて泥濘からの脱出が可能とな
る。
【0009】サイドプレートに吸入ポートおよび吐出ポ
ートを凹設し、それら吸入ポートおよび吐出ポート間を
連通させる第1オリフィスをサイドプレートに設けたの
で、ベーンにオリフィスを設ける場合に比べて加工工数
が削減されるだけでなく、その第1オリフィスの加工精
度を高めてハイドロリックカップリング装置の特性を安
定させることができる。また第1オリフィスに連なる油
路の長さを最小限に抑えてハイドロリックカップリング
装置を小型化することができ、しかも部品点数の増加を
招くことなく第1オリフィスや油路を容易に加工するこ
とができる。
【0010】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、左ベーンポンプおよび右ベーンポン
プが共通のサイドプレートを備えており、このサイドプ
レートの両側面に対向するように形成された両ベーンポ
ンプの吸入ポート間および吐出ポート間を連通させる前
記第2オリフィスを、該サイドプレートに設けたことを
特徴とする。
【0011】上記構成によれば、共通のサイドプレート
を左右のベーンポンプに共用するので部品点数が削減さ
れるだけでなく、このサイドプレートに設けた第2オリ
フィスで該サイドプレートの両側面に対向するように形
成した両ベーンポンプの吸入ポート間および吐出ポート
間を連通させるので、カムリングおよびサイドプレート
間の隙間によりオリフィスを構成する場合に比べて加工
工数を削減し、且つその第2オリフィスの加工精度を高
めてハイドロリックカップリング装置の特性を安定させ
ることができる。また第2オリフィスに連なる油路の長
さを最小限に抑えてハイドロリックカップリング装置を
小型化することができ、しかも部品点数の増加を招くこ
となく第2オリフィスや油路を容易に加工することがで
きる。
【0012】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、ベーンポンプの吐出圧の増加に応じ
て開弁するリリーフ弁を第1オリフィスと並列に設けた
ことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、主駆動輪と副駆動輪と
の間の回転数差が増加して第1オリフィスの上流側の油
圧が増加するとリリーフ弁が開弁し、作動油は第1オリ
フィスに代えて流通抵抗の小さいリリーフ弁を通過する
ため、ベーンポンプの負荷をリリーフ弁の開弁圧により
任意に設定して副駆動輪に伝達される駆動力の大きさを
調整することができる。
【0014】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、入力軸の回転数の増加に応じて開弁
する遠心バルブを吸入ポートおよび吐出ポート間に設け
たことを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、車両の高速走行に伴っ
て入力軸の回転数が増加すると、遠心バルブが開弁して
吸入ポートおよび吐出ポート間を短絡させるため、高速
走行時に主駆動輪だけが駆動される2輪駆動状態にする
ことができる。
【0016】また請求項5に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、ベーンの半径方向内端が臨む環状の
ベーン押上ポートと、ベーン押上ポートを吸入ポートお
よび吐出ポート間に接続するオリフィスプレート支持溝
とをサイドプレートに形成し、第1オリフィスを形成し
たオリフィスプレートを前記オリフィスプレート支持溝
に遊嵌したことを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、ベーンポンプの正転時
に吐出ポートが高圧になると、その圧力でオリフィスプ
レートをオリフィスプレート支持溝の吸入ポート側側面
に押し付け、吐出ポートの高圧をオリフィスプレート支
持溝を経てベーン押上ポートに導くことにより、ベーン
をカムリングに向けて付勢することができる。またベー
ンポンプの逆転時に吸入ポートが高圧になると、その圧
力でオリフィスプレートをオリフィスプレート支持溝の
吐出ポート側側面に押し付け、吸入ポートの高圧をオリ
フィスプレート支持溝を経てベーン押上ポートに導くこ
とにより、ベーンをカムリングに向けて付勢することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は四輪駆動車両の動力伝達装置のスケルトン
図、図2はハイドロリックカップリング装置の縦断面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4
線断面図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は図
4の6−6線拡大断面図、図7は第1サイドプレートの
斜視図、図8はハイドロリックカップリング装置の油圧
回路図である。
【0020】図1に示すように、四輪駆動車両Vは車体
前部に横置きに配置したエンジンEと、このエンジンE
の右側面に結合したトランスミッションMとを備える。
トランスミッションMの駆動力を主駆動輪としての左右
の前輪WFL,WFRに伝達する第1動力伝達系D1 は、ト
ランスミッションMの出力軸1に設けた第1スパーギヤ
2と、第1スパーギヤ2に噛合する第2スパーギヤ3
と、第2スパーギヤ3により駆動されるベベルギヤ式の
フロントディファレンシャル4と、フロントディファレ
ンシャル4から左右に延出して副駆動輪としての前輪W
FL,WFRに接続される左右の車軸5L ,5R とから構成
される。
【0021】第1動力伝達系D1 の駆動力を副駆動輪と
しての後輪WRL,WRRに伝達する第2動力伝達系D
2 は、フロントディファレンシャル4のデフボックスに
設けた第3スパーギヤ6と、第3スパーギヤ6に噛合す
る第4スパーギヤ7と、第4スパーギヤ7と一体に回転
する第1ベベルギヤ8と、第1ベベルギヤ8に噛合する
第2ベベルギヤ9と、前端に第2ベベルギヤ9を備えて
車体後方に延びるプロペラシャフト10と、プロペラシ
ャフト10の後端に設けた第3ベベルギヤ11と、第3
ベベルギヤ11に噛合する第4ベベルギヤ12と、第4
ベベルギヤ12により駆動されるハイドロリックカップ
リング装置Hと、ハイドロリックカップリング装置Hか
ら左右に延出して後輪WRL,WRRに接続される左右の車
軸13L ,13R とを備える。
【0022】次に、図2〜図4に基づいてハイドロリッ
クカップリング装置Hの構造を説明する。
【0023】ハイドロリックカップリング装置Hは、概
略円板状の左ケーシング21および概略カップ状の右ケ
ーシング22をボルト23…で結合してなるケーシング
24を備えており、このケーシング24は一対のボール
ベアリング25L ,25R でハウジング26に回転自在
に支持される。右ケーシング22には前記第4ベベルギ
ヤ12がボルト23…で共締めされており、従ってプロ
ペラシャフト10の回転は第3ベベルギヤ11および第
4ベベルギヤ12を介してケーシング24に伝達され
る。左ケーシング21の中央部を貫通する左後輪WRL
車軸13L の右端と、右ケーシング22の中央部を貫通
する右後輪WRRの車軸13R の左端とが、ケーシング2
4の内部で同軸に対向する。
【0024】ケーシング24の内部には、左ベーンポン
プPL および右ベーンポンプPR が左右対称に配置され
る。右ケーシング22の本体部は断面楕円形のカムリン
グ27を構成するもので、その内部に第1サイドプレー
ト28および第2サイドプレート29が摺動自在に支持
される。左ケーシング21の本体部は第3サイドプレー
ト30を構成する。左ベーンポンプPL は、第3サイド
プレート30および第1サイドプレート28間に挟持さ
れて左車軸13L にスプライン結合された円形のロータ
31L を備えており、そのロータ31L に放射状に形成
したベーン溝311 …に半径方向摺動自在に支持された
複数のベーン32…の外端は前記カムリング27の内周
面に摺接する。同様に、右ベーンポンプPR は、第2サ
イドプレート29および第1サイドプレート28間に挟
持されて右車軸13R にスプライン結合された円形のロ
ータ31R を備えており、そのロータ31R に放射状に
形成したベーン溝311 …に半径方向摺動自在に支持さ
れた複数のベーン32…の外端は前記カムリング27の
内周面に摺接する。
【0025】第2サイドプレート29の右側面と右ケー
シング22の内面との間に皿ばね33が配置されてお
り、この皿ばね33の弾発力で第2サイドプレート2
9、ロータ31R 、第1サイドプレート28およびロー
タ31L が第3サイドプレート30に向けて付勢され
る。その結果、第3左サイドプレート30の右側面とロ
ータ31L の左側面との間、ロータ31L の右側面と第
1サイドプレート28の左側面との間、第1サイドプレ
ート28の右側面とロータ31R の左側面との間、ロー
タ31R の右側面と第2サイドプレート29の左側面と
の間に、所定の面圧が発生してシール性が高められる。
尚、前記皿ばね33の内側の空間には、NBRやアクリ
ルゴム等の耐油性および耐熱性に優れた材料で形成した
リング状発泡体34が収納される。ケーシング24を満
たす作動油が温度変化に伴って熱膨張したとき、前記リ
ング状発泡体34が収縮して作動油の熱膨張を吸収す
る。
【0026】図4から明らかなように、第1サイドプレ
ート28の右側面には右ベーンポンプPR の一対の吸入
ポート35R ,35R と一対の吐出ポート36R ,36
R とが凹設される。尚、第1サイドプレート28の左側
面には、前記吸入ポート35 R ,35R および吐出ポー
ト36R ,36R の裏側に対向するように、左ベーンポ
ンプPL の一対の吸入ポート35L ,35L と一対の吐
出ポート36L ,36 L とが凹設される(図5および図
6参照)。
【0027】図5および図7から明らかなように、第1
サイドプレート28の右側面の短径方向両端部におい
て、相互に接近する吸入ポート35R および吐出ポート
36Rが右第1オリフィス37R によって相互に連通す
る。同様に第1サイドプレート28の左側面の短径方向
両端部において、相互に接近する吸入ポート35L およ
び吐出ポート36L が左第1オリフィス37L によって
相互に連通する。
【0028】図6および図7から明らかなように、第1
サイドプレート28の左右両面に対向するように形成さ
れた吸入ポート35L ,35R 間に第2オリフィス38
が形成されるとともに、吐出ポート36L ,36R 間に
第2オリフィス38が形成される。
【0029】図4および図7から明らかなように、第1
サイドプレート28の右側面には、前記ベーン溝311
…(図2参照)の底部に連通する環状のベーン押上ポー
ト39が形成される。ベーン32…はベーン溝311
の底部に配置したスプリング41…(図2参照)で半径
方向外側に付勢されており、これによりベーン32…の
外端とカムリング27の内周面との間のシール性が確保
される。尚、左ベーンポンプPL も上述したベーン32
…の付勢手段と同じものを備えている。
【0030】図8は上記ハイドロリックカップリング装
置Hの油圧回路を示すものである。同図から明らかなよ
うに、左ベーンポンプPL の吸入ポート35L および吐
出ポート36L は第1サイドプレート28に形成した左
第1オリフィス37L により相互に連通するとともに、
右ベーンポンプPR の吸入ポート35R および吐出ポー
ト36R は第1サイドプレート28に形成した右第1オ
リフィス37R により相互に連通する。また左右のベー
ンポンプPL ,PR の吸入ポート35L ,35 R は第1
サイドプレート28に形成した第2オリフィス38によ
り相互に連通するとともに、左右のベーンポンプPL
R の吐出ポート36L ,36R は第1サイドプレート
28に形成した第2オリフィス38により相互に連通す
る。
【0031】次に、前述の構成を備えた本発明の第1実
施例の作用について説明する。
【0032】車両Vが定速走行する状態では、エンジン
Eの駆動力は出力軸1から第1スパーギヤ2、第2スパ
ーギヤ3、フロントディファレンシャル4および左右の
車軸5L ,5R を介して左右の前輪WFL,WFRに伝達さ
れる。このとき、フロントディファレンシャル4の第3
スパーギヤ6の回転は、第4スパーギヤ7、第1ベベル
ギヤ8、第2ベベルギヤ9、プロペラシャフト10、第
3ベベルギヤ11および第4ベベルギヤ12を介してハ
イドロリックカップリング装置Hのケーシング24(即
ち、カムリング27)を回転させる。一方、車両Vの走
行に伴って路面から受ける摩擦力で駆動される後輪
RL,WRRの回転は、左右の車軸13L ,13R を介し
て左ベーンポンプPL のロータ31L および右ベーンポ
ンプPR のロータ31R に伝達される。前輪WFL,WFR
にスリップが発生しておらず、従って前輪WFL,WFR
よび後輪WRL,WRRの回転数が等しいときには、カムリ
ング27の回転数と左右のロータ31L ,31R の回転
数とが一致して相対回転が発生しない。その結果、左右
のベーンポンプPL ,PR が作動油を吐出しないために
ハイドロリックカップリング装置Hは駆動力の伝達を行
わず、車両Vは前輪駆動状態になる。
【0033】また低摩擦路における発進時や急加速時に
エンジンEの駆動力が直接作用する前輪WFL,WFRがス
リップすると、前輪WFL,WFRの回転に連動する左右の
油圧ポンプPL ,PR のカムリング27と、後輪WRL
RRの回転に連動する左右の油圧ポンプPL ,PR のロ
ータ13L ,13R との間に相対回転が発生し、左右の
ベーンポンプPL ,PR は吐出ポート36L ,36R
ら吐出した作動油を吸入ポート35L ,35R より吸入
する。吐出ポート36L ,36R から吐出された作動油
は左右の第1オリフィス37L ,37R を通過して吸入
ポート35L ,35R に還流するが、その際の流通抵抗
により左右のベーンポンプPL ,PR に負荷が発生し、
この負荷が駆動力として左右の後輪WRL,WRRに伝達さ
れる。而して、前輪WFL,WFRのスリップ時には四輪駆
動状態となり、車両Vのトラクションを増加させること
ができる。このとき、第1オリフィス37L ,37R
径を減少させるほど、左右のベーンポンプPL ,PR
負荷が増加して後輪WRL,WRRに伝達される駆動力が増
加する。
【0034】車両Vが低速でタイトな旋回を行うとき、
左右の前輪WFL,WFRの旋回軌跡の平均半径よりも左右
の後輪WRL,WRRの旋回軌跡の平均半径が小さくなるた
め、前輪WFL,WFRに接続されたカムリング27と、後
輪WRL,WRRに接続された左右のロータ13L ,13R
との間に相対回転が発生する。しかも左右の後輪WRL
RRの旋回軌跡の半径は旋回外輪において大きく、旋回
内輪において小さいため、前記相対回転の大きさは左右
のベーンポンプPL ,PR で異なっている。このとき、
左右のベーンポンプPL ,PR の吐出ポート36L ,3
R から吐出された作動油は左右の第1オリフィス37
L ,37R を経て吸入ポート35L ,35R に還流し、
また左右のベーンポンプPL ,PR が吐出した作動油の
差分は、第2オリフィス38を経て行き来することによ
り相殺されるため、両ベーンポンプPL ,PR に大きな
負荷が発生することが防止される。その結果、四輪駆動
車両Vが低速でタイトな旋回を行う際に各車輪の旋回軌
跡の半径差により発生する、所謂タイトコーナーブレー
キング現象を軽減することができる。
【0035】例えば、左後輪WRLを除く左右の前輪
FL,WFRおよび右後輪WRRが泥濘にはまったような場
合、スリップする前輪WFL,WFRに連動してカムリング
27が回転すると、泥濘にはまって摩擦が減少している
右後輪WRRも、カムリング27からベーン32…、ロー
タ31R および車軸13R を介して伝達される駆動力に
よりスリップしてしまう。しかしながら、摩擦係数の高
い路面に乗っている左後輪WRLにはカムリング27から
ベーン32…、ロータ31L および車軸13L を介して
駆動力が伝達されるため、その駆動力により泥濘からの
脱出が可能となる。即ち、本実施例のハイドロリックカ
ップリング装置Hによれば、所謂差動制限機構(LS
D)の機能を発揮させることが可能となる。このとき、
第2オリフィス38の径を減少させるほど、前記差動制
限機能を強めることができる。
【0036】図5および図6に示すように、左右の第1
オリフィス37L ,37R および第2オリフィス38を
第1サイドプレート28に穿設したので、それらオリフ
ィス37L ,37R ,38の加工精度を高めてハイドロ
リックカップリングHの作動特性を安定させることがで
きる。しかも、それらオリフィス37L ,37R ,38
に連なる油路の長さを最小限に抑えてハイドロリックカ
ップリング装置Hを小型化することができるだけでな
く、部品点数の増加を招くことなく前記オリフィス37
L ,37R ,38や油路を容易に加工することができ
る。また左右のベーンポンプPL ,PR が第1サイドプ
レート28を共用しているので、部品点数の削減に寄与
することができる。
【0037】次に、図9に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0038】第2実施例は、左ベーンポンプPL の左第
1オリフィス37L と並列に一対のリリーフ弁42L
43L および遠心バルブ44L を接続するとともに、右
ベーンポンプPR の右第1オリフィス37R と並列に一
対のリリーフ弁42R ,43 L および遠心バルブ44R
を接続したものである。
【0039】リリーフ弁43L ,43R は、車両Vの前
進発進時等に左右のベーンポンプP L ,PR が正転する
際に、吐出ポート36L ,36R から吐出される作動油
の油圧が所定値を越えると開弁するものであり、リリー
フ弁42L ,42R は、車両Vの後進発進時等に左右の
ベーンポンプPL ,PR が逆転する際に、吸入ポート3
L ,35R から吐出される作動油の油圧が所定値を越
えると開弁するものである。遠心バルブ44L ,44R
は第1サイドプレート28に設けられており、第1サイ
ドプレート28の回転数(つまりカムリング27の回転
数)が所定値を越えて増加すると遠心力の作用で開弁
し、吐出ポート36L ,36R と吸入ポート35L ,3
R とを相互に連通させる。
【0040】この第2実施例によれば、前輪WFL,WFR
と後輪WRL,WRRとの差回数転が小さいために左右のベ
ーンポンプPL ,PR の吐出圧が小さいときには、リリ
ーフ弁42L ,42R ,43L ,43R が閉弁状態に保
持されて前記第1実施例と同じ作用を行う。前輪WFL
FRと後輪WRL,WRRとの差回数転が増加して第1オリ
フィス37L ,37R の上流側の油圧が増加すると、正
転側のリリーフ弁43 L ,43R あるいは逆転側のリリ
ーフ弁42L ,42R が開弁し、作動油は左右の第1オ
リフィス37L ,37R に代えて、その第1オリフィス
37L ,37Rよりも流通抵抗の小さいリリーフ弁42
L ,42R ,43L ,43R を通過するようになる。而
して、左右のベーンポンプPL ,PR の負荷、即ち後輪
RL,W RRに伝達される駆動力の上限値を、リリーフ弁
42L ,42R ,43L ,43Rの開弁圧により任意に
設定することができる。
【0041】また車両Vの高速走行に伴って前輪WFL
FRに連動して回転する第1サイドプレート28の回転
数が増加すると、遠心バルブ44L ,44R が開弁して
左右のベーンポンプPL ,PR の吐出ポート36L ,3
R と吸入ポート35L ,35R とを相互に連通させ
る。これにより、車両Vの高速走行時に左右のベーンポ
ンプPL ,PR に負荷が発生するのを防止し、車両Vを
前輪駆動状態に保持することができる。
【0042】次に、図10に基づいて本発明の第3実施
例を説明する。
【0043】第3実施例は、上述した第2実施例の左ベ
ーンポンプPL 側のリリーフ弁42 L ,43L をパイロ
ット弁よりなるリリーフ弁45L で置き換えるととも
に、右ベーンポンプPR 側のリリーフ弁42R ,43R
をパイロット弁よりなるリリーフ弁45R で置き換えた
ものである。リリーフ弁45L ,45R は、車両Vの前
進走行時に各ベーンポンプPL ,PR の吐出ポート36
L ,36R 側の油圧が増加すると開弁して第1オリフィ
ス37L ,37R を無効にし、また車両Vの後進走行時
に各ベーンポンプPL ,PR の吸入ポート35L ,35
R 側の油圧が増加すると開弁して第1オリフィス3
L ,37R を無効にする。この第3実施例によれば、
4個のリリーフ弁42L ,42R ,43L ,43R を2
個のリリーフ弁45L ,45R で置き換えて部品点数を
削減することができる。
【0044】次に、図11に基づいて本発明の第4実施
例を説明する。
【0045】第4実施例は、上述した第3実施例の左ベ
ーンポンプPL 側の左第1オリフィス37L およびリリ
ーフ弁45L を1個のオリフィス付きリリーフ弁46L
で置き換えるとともに、右ベーンポンプPR 側の右第1
オリフィス37R およびリリーフ弁45R を1個のオリ
フィス付きリリーフ弁46R で置き換えたものである。
両オリフィス付きリリーフ弁46L ,46R は同一の構
造を持つもので、図11には代表として左側のオリフィ
ス付きリリーフ弁46L が示される。
【0046】第1サイドプレート28に設けられたオリ
フィス付きリリーフ弁46L は一対のスプリング47,
47で中立位置に付勢されたスプール48を備えてお
り、このスプール48を左右に貫通するように左第1オ
リフィス37L が形成される。スプール48の外周面に
は左右一対のグルーブ481 ,482 が形成されるとと
もに、このグルーブ481 ,482 に対向する左右一対
のグルーブ281 ,28 2 が第1サイドプレート28に
設けられる。
【0047】左ベーンポンプPL の吐出側と吸入側との
圧力差が小さいときは、スプリング47,47の弾発力
でスプール48は略中央位置に保持されるため、作動油
は左第1オリフィス37L を通過する。左ベーンポンプ
L の吐出側と吸入側との圧力差が増加すると、その圧
力差によってスプール48が例えば左方向に移動し、そ
のスプール48のグルーブ482 と第1サイドプレート
28のグルーブ281とが相互に連通して第1オリフィ
ス37L を無効にする。また逆方向の圧力差によってス
プール48が右方向に移動すると、そのスプール48の
グルーブ481と第1サイドプレート28のグルーブ2
2 とが相互に連通して第1オリフィス37L を無効に
する。この第4実施例によれば、4個のリリーフ弁42
L ,42 R ,43L ,43R および2個の第1オリフィ
ス37L ,37R を2個のオリフィス付きリリーフ弁4
L ,46R で置き換えて部品点数を更に削減すること
ができる。
【0048】次に、図12および図13に基づいて本発
明の第5実施例を説明する。
【0049】第5実施例は、第1サイドプレート28の
右側面に、吸入ポート35R 、吐出ポート36R および
ベーン押上ポート39を連通させるオリフィスプレート
支持溝59を形成し、右第1オリフィス37R を形成し
たオリフィスプレート60を前記オリフィスプレート支
持溝59に嵌合させたものである。オリフィスプレート
60はオリフィスプレート支持溝59に対して円周方向
にルーズに嵌合している。第1サイドプレート28の左
側面には、左ベーンポンプPL のオリフィスプレート6
0が同様にして設けられる。
【0050】従って、例えば吐出ポート36L ,36R
に油圧が発生すると、その油圧によりオリフィスプレー
ト60がオリフィスプレート支持溝59の吸入ポート3
L,35R 側に壁面に押し付けられるため、吐出ポー
ト36L ,36R および吸入ポート35L ,35R は第
1オリフィス37L ,37R を介して連通するようにな
り、その結果ベーンポンプPL ,PR に負荷を発生させ
て四輪駆動状態にすることができる。このとき、吐出ポ
ート36L ,36R に発生した油圧はオリフィスプレー
ト60とオリフィスプレート支持溝59との間に形成さ
れた溝を介してベーン押上ポート39に伝達される。こ
れにより、ベーン32…の外端をカムリング27に確実
に密着させてベーンポンプPL ,PR に充分な負荷を発
生させることが可能となる。
【0051】尚、車両Vの後進走行時に吸入ポート35
L ,35R 側が高圧になると、オリフィスプレート60
はオリフィスプレート支持溝59の吐出ポート36L
36 R 側に壁面に押し付けられるため、車両Vの前進走
行時と同様にベーンポンプP L ,PR に負荷を発生させ
て四輪駆動状態にするとともに、ベーン押上ポート39
に高圧を導入することができる。従って、車両Vの前進
走行時および後進走行時の何れの場合においても、ベー
ンポンプPL ,PR の負荷発生機能と、ベーン32…の
押上機能とを発揮させることができる。
【0052】次に、図14〜図16に基づいて本発明の
第6実施例を説明する。
【0053】第6実施例は、第1サイドプレート28の
右側面の長径側両端にそれぞれベーン押上バルブ61を
備える。ベーン押上バルブ61は遠心バルブとしても機
能するもので、第1サイドプレート28に形成した凹部
に嵌合するバルブハウジング62を備えており、その両
端に形成したポート621 ,622 がそれぞれ油路6
3,64を介して吐出ポート36R および吸入ポート3
R に連通するとともに、その中央に形成したポート6
3 が油路65を介してベーン押上ポート39に連通す
る。バルブハウジング62の内部にはスプリング66の
両端に支持された一対のボール67,68が収納されて
おり、一方のボール67はスプリング66の弾発力でポ
ート621 に密着し、他方のボール68はスプリング6
6の弾発力でポート622 に密着する。第1サイドプレ
ート28の左側面には、左ベーンポンプPL のベーン押
上バルブ61が同様にして設けられる。
【0054】従って、車両の前進走行時に吐出ポート3
L ,36R に油圧が発生すると、その油圧によりボー
ル67がスプリング66の弾発力に抗してポート621
から離れるため、吐出ポート36L ,36R の油圧がベ
ーン押上ポート39に導かれてベーン32…の外端をカ
ムリング27に確実に密着させる。車両Vの後進走行時
に吸入ポート35L ,35R に油圧が発生すると、その
油圧によりボール68がスプリング66の弾発力に抗し
てポート622 から離れるため、吸入ポート35L ,3
R の油圧がベーン押上ポート39に導かれてベーン3
2…の外端をカムリング27に確実に密着させる。
【0055】また車両の高速走行時に前輪WFL,WFR
連動して回転する第1サイドプレート28の回転数が増
加すると、図16に示すように、2個のボール67,6
8が遠心力の作用で斜面624 ,625 に沿って相互に
接近するように移動するため、一対のポート621 ,6
2 が共に開放されて吐出ポート36L ,36R および
吸入ポート35L ,35R が相互に連通する。而して、
車両Vの高速走行時に左右のベーンポンプPL ,PR
無負荷にして前輪駆動状態を維持することができる。
【0056】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことができる。
【0057】例えば、実施例ではハイドロリックカップ
リング装置Hのケーシング24側を前輪WFL,WFRに接
続し、ロータ13L ,13R 側を後輪WRL,WRRに接続
しているが、その接続関係を逆にすることができる。ま
た実施例ではケーシング24にカムリング27を一体に
形成しているが、カムリング27を別体に形成してケー
シング24に組み付けても良い。
【0058】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、サイドプレートに吸入ポートおよび吐出ポー
トを凹設し、それら吸入ポートおよび吐出ポート間を連
通させる第1オリフィスをサイドプレートに設けたの
で、ベーンにオリフィスを設ける場合に比べて加工工数
が削減されるだけでなく、その第1オリフィスの加工精
度を高めてハイドロリックカップリング装置の特性を安
定させることができる。また第1オリフィスに連なる油
路の長さを最小限に抑えてハイドロリックカップリング
装置を小型化することができ、しかも部品点数の増加を
招くことなく第1オリフィスや油路を容易に加工するこ
とができる。
【0059】また請求項2に記載された発明によれば、
共通のサイドプレートを左右のベーンポンプに共用する
ので部品点数が削減されるだけでなく、このサイドプレ
ートに設けた第2オリフィスで該サイドプレートの両側
面に対向するように形成した両ベーンポンプの吸入ポー
ト間および吐出ポート間を連通させるので、カムリング
およびサイドプレート間の隙間によりオリフィスを構成
する場合に比べて加工工数を削減し、且つその第2オリ
フィスの加工精度を高めてハイドロリックカップリング
装置の特性を安定させることができる。また第2オリフ
ィスに連なる油路の長さを最小限に抑えてハイドロリッ
クカップリング装置を小型化することができ、しかも部
品点数の増加を招くことなく第2オリフィスや油路を容
易に加工することができる。
【0060】また請求項3に記載された発明によれば、
主駆動輪と副駆動輪との間の回転数差が増加して第1オ
リフィスの上流側の油圧が増加するとリリーフ弁が開弁
し、作動油は第1オリフィスに代えて流通抵抗の小さい
リリーフ弁を通過するため、ベーンポンプの負荷をリリ
ーフ弁の開弁圧により任意に設定して副駆動輪に伝達さ
れる駆動力の大きさを調整することができる。
【0061】また請求項4に記載された発明によれば、
車両の高速走行に伴って入力軸の回転数が増加すると、
遠心バルブが開弁して吸入ポートおよび吐出ポート間を
短絡させるため、高速走行時に主駆動輪だけが駆動され
る2輪駆動状態にすることができる。
【0062】また請求項5に記載された発明によれば、
ベーンポンプの正転時に吐出ポートが高圧になると、そ
の圧力でオリフィスプレートをオリフィスプレート支持
溝の吸入ポート側側面に押し付け、吐出ポートの高圧を
オリフィスプレート支持溝を経てベーン押上ポートに導
くことにより、ベーンをカムリングに向けて付勢するこ
とができる。またベーンポンプの逆転時に吸入ポートが
高圧になると、その圧力でオリフィスプレートをオリフ
ィスプレート支持溝の吐出ポート側側面に押し付け、吸
入ポートの高圧をオリフィスプレート支持溝を経てベー
ン押上ポートに導くことにより、ベーンをカムリングに
向けて付勢することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】四輪駆動車両の動力伝達装置のスケルトン図
【図2】ハイドロリックカップリング装置の縦断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線拡大断面図
【図6】図4の6−6線拡大断面図
【図7】第1サイドプレートの斜視図
【図8】ハイドロリックカップリング装置の油圧回路図
【図9】本発明の第2実施例を示す、前記図8に対応す
る図
【図10】本発明の第3実施例を示す、前記図8に対応
する図
【図11】本発明の第4実施例に係るオリフィス付きリ
リーフ弁を示す図
【図12】本発明の第5実施例を示す、前記図3に対応
する図
【図13】図12の13部拡大図
【図14】本発明の第6実施例を示す、前記図3に対応
する図
【図15】図14の要部拡大図
【図16】図15に対応する作用説明図
【符号の説明】
10 プロペラシャフト(入力軸) 13L 車軸(左駆動軸) 13R 車軸(右駆動軸) 27 カムリング 28 第1サイドプレート(サイドプレート) 29 第2サイドプレート(サイドプレート) 30 第3サイドプレート(サイドプレート) 31L ロータ 31R ロータ 32 ベーン 35L 吸入ポート 35R 吸入ポート 36L 吐出ポート 36R 吐出ポート 37L 左第1オリフィス 37R 右第1オリフィス 38 第2オリフィス 39 ベーン押上ポート 42L リリーフ弁 42R リリーフ弁 43L リリーフ弁 43R リリーフ弁 44L 遠心バルブ 44R 遠心バルブ 45L リリーフ弁 45R リリーフ弁 46L オリフィス付きリリーフ弁(リリーフ弁) 46R オリフィス付きリリーフ弁(リリーフ弁) 59 オリフィスプレート支持溝 60 オリフィスプレート 61 ベーン押上バルブ(遠心バルブ) E エンジン PL 左ベーンポンプ PR 右ベーンポンプ WFL 前輪(主駆動輪) WFR 前輪(主駆動輪) WRL 後輪(副駆動輪) WRR 後輪(副駆動輪)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、左ベーンポンプおよび右ベーンポン
プが共通のサイドプレートを備えており、このサイドプ
レートの両側面に対向するようにベーンポンプの吸入
ポートよび吐出ポートを凹設するとともに、前記吸入
ポートの底部間および前記吐出ポートの底部間をサイド
プレートを貫通する前記第2オリフィスで相互に連通さ
せたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記構成によれば、共通のサイドプレート
を左右のベーンポンプに共用するので部品点数が削減さ
れるだけでなく、このサイドプレートに設けた第2オリ
フィスで該サイドプレートの両側面に対向するように
した両ベーンポンプの吸入ポートの底部間および吐出
ポートの底部間を連通させるので、カムリングおよびサ
イドプレート間の隙間によりオリフィスを構成する場合
に比べて加工工数を削減し、且つその第2オリフィスの
加工精度を高めてハイドロリックカップリング装置の特
性を安定させることができる。また第2オリフィスに連
なる油路の長さを最小限に抑えてハイドロリックカップ
リング装置を小型化することができ、しかも部品点数の
増加を招くことなく第2オリフィスや油路を容易に加工
することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】また請求項2に記載された発明によれば、
共通のサイドプレートを左右のベーンポンプに共用する
ので部品点数が削減されるだけでなく、このサイドプレ
ートに設けた第2オリフィスで該サイドプレートの両側
面に対向するように凹設した両ベーンポンプの吸入ポー
の底部間および吐出ポートの底部間を連通させるの
で、カムリングおよびサイドプレート間の隙間によりオ
リフィスを構成する場合に比べて加工工数を削減し、且
つその第2オリフィスの加工精度を高めてハイドロリッ
クカップリング装置の特性を安定させることができる。
また第2オリフィスに連なる油路の長さを最小限に抑え
てハイドロリックカップリング装置を小型化することが
でき、しかも部品点数の増加を招くことなく第2オリフ
ィスや油路を容易に加工することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)により左右の主駆動輪
    (WFL,WFR)と共に駆動される入力軸(10)と、 左側の副駆動輪(WRL)に接続された左駆動軸(1
    L )と、 右側の副駆動輪(WRR)に接続された右駆動軸(1
    R )と、 入力軸(10)および左駆動軸(13L )の相対回転速
    度差に応じて作動する左ベーンポンプ(PL )と、 入力軸(10)および右駆動軸(13R )の相対回転速
    度差に応じて作動する右ベーンポンプ(PR )と、 左ベーンポンプ(PL )の吸入ポート(35L )および
    吐出ポート(36L )間に設けられた左第1オリフィス
    (37L )と、 右ベーンポンプ(PR )の吸入ポート(35R )および
    吐出ポート(36R )間に設けられた右第1オリフィス
    (37R )と、 左ベーンポンプ(PL )の吸入ポート(35L )および
    右ベーンポンプ(PR)の吸入ポート(35R )間、並
    びに左ベーンポンプ(PL )の吐出ポート(36L )お
    よび右ベーンポンプ(PR )の吐出ポート(35R )間
    にそれぞれ設けられた第2オリフィス(38)と、を備
    えてなり、前記各ベーンポンプ(PL ,PR )は、カム
    リング(27)およびサイドプレート(28,29,3
    0)により囲まれた空間にロータ(31L ,31R )を
    収納し、このロータ(31L ,31R )に半径方向摺動
    自在に支持した複数のベーン(32)の半径方向外端を
    カムリング(27)に摺接させてなる四輪駆動車両の動
    力伝達装置において、 前記各ベーンポンプ(PL ,PR )は、そのサイドプレ
    ート(28)に凹設した吸入ポート(35L ,35R
    および吐出ポート(36L ,36R )間を連通させる前
    記各第1オリフィス(37L ,37R )を、該サイドプ
    レート(28)に設けたことを特徴とする四輪駆動車両
    の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 左ベーンポンプ(PL )および右ベーン
    ポンプ(PR )が共通のサイドプレート(28)を備え
    ており、このサイドプレート(28)の両側面に対向す
    るように形成された両ベーンポンプ(PL ,PR )の吸
    入ポート(35 L ,35R )間および吐出ポート(36
    L ,36R )間を連通させる前記第2オリフィス(3
    8)を、該サイドプレート(28)に設けたことを特徴
    とする、請求項1に記載の四輪駆動車両の動力伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 ベーンポンプ(PL ,PR )の吐出圧の
    増加に応じて開弁するリリーフ弁(42L ,42R ,4
    L ,43R ,45L ,45R ,46L ,46 R )を第
    1オリフィス(37L ,37R )と並列に設けたことを
    特徴とする、請求項1に記載の四輪駆動車両の動力伝達
    装置。
  4. 【請求項4】 入力軸(10)の回転数の増加に応じて
    開弁する遠心バルブ(44L ,44R ,61)を吸入ポ
    ート(35L ,35R )および吐出ポート(36L ,3
    R )間に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の
    四輪駆動車両の動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 ベーン(32)の半径方向内端が臨む環
    状のベーン押上ポート(39)と、ベーン押上ポート
    (39)を吸入ポート(35L ,35R )および吐出ポ
    ート(36L ,36R )間に接続するオリフィスプレー
    ト支持溝(59)とをサイドプレート(28)に形成
    し、第1オリフィス(37L ,37R )を形成したオリ
    フィスプレート(60)を前記オリフィスプレート支持
    溝(59)に遊嵌したことを特徴とする、請求項1に記
    載の四輪駆動車両の動力伝達装置。
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