JPH11122542A - 電子カメラ - Google Patents
電子カメラInfo
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- JPH11122542A JPH11122542A JP9285401A JP28540197A JPH11122542A JP H11122542 A JPH11122542 A JP H11122542A JP 9285401 A JP9285401 A JP 9285401A JP 28540197 A JP28540197 A JP 28540197A JP H11122542 A JPH11122542 A JP H11122542A
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- JP
- Japan
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- shutter
- lever
- state
- charge
- blades
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1組のシャッタ羽根を有するフォーカルプレ
ーンシャッターを撮像素子の遮光部材として用いること
により、スペース的にも機能的にも有利な電子カメラを
提供する。 【解決手段】 被写体からの光束を受光して電荷を蓄積
する電荷蓄積型の撮像素子77と、この撮像素子77へ
の被写体光束を遮光する閉状態と該遮光を解除する開解
除状態との間で開閉する1組のシャッター羽根11aを
有するフォーカルプレーンシャッター11と、シャッタ
ー羽根11aを駆動する駆動手段と、シャッター羽根1
1aが遮光解除状態のときに撮像素子77の電荷蓄積を
開始し、電荷蓄積完了後にシャッター羽根11aを遮光
状態にすべく駆動手段を制御する制御手段101とを具
備する。
ーンシャッターを撮像素子の遮光部材として用いること
により、スペース的にも機能的にも有利な電子カメラを
提供する。 【解決手段】 被写体からの光束を受光して電荷を蓄積
する電荷蓄積型の撮像素子77と、この撮像素子77へ
の被写体光束を遮光する閉状態と該遮光を解除する開解
除状態との間で開閉する1組のシャッター羽根11aを
有するフォーカルプレーンシャッター11と、シャッタ
ー羽根11aを駆動する駆動手段と、シャッター羽根1
1aが遮光解除状態のときに撮像素子77の電荷蓄積を
開始し、電荷蓄積完了後にシャッター羽根11aを遮光
状態にすべく駆動手段を制御する制御手段101とを具
備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子に被
写体像を結像させて画像信号を得る電子カメラ、特に固
体撮像素子としてCCD等の電荷蓄積素子を用い、電荷
蓄積後に撮像素子への光を遮断するようにした電子カメ
ラに関する。
写体像を結像させて画像信号を得る電子カメラ、特に固
体撮像素子としてCCD等の電荷蓄積素子を用い、電荷
蓄積後に撮像素子への光を遮断するようにした電子カメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラは、個体撮像素子としてCC
D(Charge Coupled Device:電荷蓄積素子)を有し、
CCDで蓄積された画像情報としての電荷を読出して記
録媒体に記録するものである。CCDのうち特にフレー
ムトランスファー型CCDやインターラインの2フィー
ルド読出し型のCCDを用いた場合、電荷の読出しは光
を遮断した状態で行う必要がある。また、その他のCC
Dでもスミア(CCD画素からあふれた電荷が転送部に
流れ込み、画面の上下方向に光が筋を引くように現れる
現象)を積極的に防止して高画質化を追求するには、同
様にCCDへの光を遮断して読出しを行う必要がある。
例えば、従来からある銀塩フィルムを使用する一眼レフ
カメラにCCDを組込んで電子カメラを構成する場合に
は、その一眼レフカメラのフォーカルプレーンシャッタ
ーでCCDの遮光を行なうのが通例であった。
D(Charge Coupled Device:電荷蓄積素子)を有し、
CCDで蓄積された画像情報としての電荷を読出して記
録媒体に記録するものである。CCDのうち特にフレー
ムトランスファー型CCDやインターラインの2フィー
ルド読出し型のCCDを用いた場合、電荷の読出しは光
を遮断した状態で行う必要がある。また、その他のCC
Dでもスミア(CCD画素からあふれた電荷が転送部に
流れ込み、画面の上下方向に光が筋を引くように現れる
現象)を積極的に防止して高画質化を追求するには、同
様にCCDへの光を遮断して読出しを行う必要がある。
例えば、従来からある銀塩フィルムを使用する一眼レフ
カメラにCCDを組込んで電子カメラを構成する場合に
は、その一眼レフカメラのフォーカルプレーンシャッタ
ーでCCDの遮光を行なうのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の銀塩フィルム用
一眼レフカメラでは、フォーカルプレーンシャッターが
先幕,後幕と呼ばれる2組の羽根群を有し、これらを相
前後して開閉させることでフィルムを露光する。具体的
には、例えば露光前には先幕だけを閉じておき、レリー
ズと共に先幕を開き、その後に後幕を閉じて露光を終了
するものがある。また別のタイプとして、露光前には先
幕,後幕の双方を閉じて遮光性を高め(二重遮光シャッ
ターと呼ばれる)、露光に先だってまず後幕を開き、そ
の後に先幕を開いて露光を開始し、次いで後幕を閉じて
露光を終了するものもある。いずれのタイプでも、先幕
が開いてから後幕を閉じるまでの時間を精度よく変化さ
せることにより複数種類のシャッター速度(露光時間)
を実現させている。
一眼レフカメラでは、フォーカルプレーンシャッターが
先幕,後幕と呼ばれる2組の羽根群を有し、これらを相
前後して開閉させることでフィルムを露光する。具体的
には、例えば露光前には先幕だけを閉じておき、レリー
ズと共に先幕を開き、その後に後幕を閉じて露光を終了
するものがある。また別のタイプとして、露光前には先
幕,後幕の双方を閉じて遮光性を高め(二重遮光シャッ
ターと呼ばれる)、露光に先だってまず後幕を開き、そ
の後に先幕を開いて露光を開始し、次いで後幕を閉じて
露光を終了するものもある。いずれのタイプでも、先幕
が開いてから後幕を閉じるまでの時間を精度よく変化さ
せることにより複数種類のシャッター速度(露光時間)
を実現させている。
【0004】しかしながら、CCDの遮光のみであれば
シャッター羽根は1組で十分であり、またその駆動にあ
たってさほどの精度は要求されない。従来の一眼レフ電
子カメラでは、銀塩フィルム用の2組のシャッター羽根
を有する比較的大型のフォーカルプレーンシャッターを
そのままCCDの遮光部材として用いているため、スペ
ース的に不利であり、またシャッター羽根の駆動にあた
っても無駄がある。
シャッター羽根は1組で十分であり、またその駆動にあ
たってさほどの精度は要求されない。従来の一眼レフ電
子カメラでは、銀塩フィルム用の2組のシャッター羽根
を有する比較的大型のフォーカルプレーンシャッターを
そのままCCDの遮光部材として用いているため、スペ
ース的に不利であり、またシャッター羽根の駆動にあた
っても無駄がある。
【0005】本発明の目的は、1組のシャッタ羽根を有
するフォーカルプレーンシャッターを撮像素子の遮光部
材として用いることにより、スペース的にも機能的にも
有利な電子カメラを提供することにある。
するフォーカルプレーンシャッターを撮像素子の遮光部
材として用いることにより、スペース的にも機能的にも
有利な電子カメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子カメラ
は、被写体からの光束を受光して電荷を蓄積する電荷蓄
積型の撮像素子と、この撮像素子への被写体光束を遮光
する閉状態と該遮光を解除する開解除状態との間で開閉
する1組のシャッター羽根を有するフォーカルプレーン
シャッターと、シャッター羽根を駆動する駆動手段と、
シャッター羽根が遮光解除状態のときに撮像素子の電荷
蓄積を開始し、電荷蓄積完了後にシャッター羽根を遮光
状態にすべく駆動手段を制御する制御手段とを具備し、
これにより上記問題点を解決する。請求項2の発明は、
電荷蓄積が完了しシャッター羽根が閉状態になった後に
蓄積された電荷を読出す読出手段を更に備えるものであ
る。請求項3の発明は、レリーズ操作に応答してシャッ
ター羽根を閉状態から開状態にすべく駆動手段を作動せ
しめ、その後に撮像素子の電荷蓄積を開始し、蓄積完了
後にシャッター羽根を閉じるべく駆動手段を作動せしめ
るようにしたものである。請求項4の発明は、被写体光
束の光路中にあって光束をファインダーに導き、撮像素
子の電荷蓄積に先立って光路中から退避するミラー部材
を設け、ミラー部材の退避動作の途中でシャッター羽根
の開動作を行うべく駆動手段を制御するとともに、ミラ
ー部材が光路中から退避してから所定時間経過後に撮像
素子の電荷蓄積を開始するようにしたものである。請求
項5の発明は、読出手段による電荷読出し完了後、次の
撮影を可能とするための準備動作に同期してシャッター
羽根を開状態に駆動すべく駆動手段を制御するようにし
たものである。
は、被写体からの光束を受光して電荷を蓄積する電荷蓄
積型の撮像素子と、この撮像素子への被写体光束を遮光
する閉状態と該遮光を解除する開解除状態との間で開閉
する1組のシャッター羽根を有するフォーカルプレーン
シャッターと、シャッター羽根を駆動する駆動手段と、
シャッター羽根が遮光解除状態のときに撮像素子の電荷
蓄積を開始し、電荷蓄積完了後にシャッター羽根を遮光
状態にすべく駆動手段を制御する制御手段とを具備し、
これにより上記問題点を解決する。請求項2の発明は、
電荷蓄積が完了しシャッター羽根が閉状態になった後に
蓄積された電荷を読出す読出手段を更に備えるものであ
る。請求項3の発明は、レリーズ操作に応答してシャッ
ター羽根を閉状態から開状態にすべく駆動手段を作動せ
しめ、その後に撮像素子の電荷蓄積を開始し、蓄積完了
後にシャッター羽根を閉じるべく駆動手段を作動せしめ
るようにしたものである。請求項4の発明は、被写体光
束の光路中にあって光束をファインダーに導き、撮像素
子の電荷蓄積に先立って光路中から退避するミラー部材
を設け、ミラー部材の退避動作の途中でシャッター羽根
の開動作を行うべく駆動手段を制御するとともに、ミラ
ー部材が光路中から退避してから所定時間経過後に撮像
素子の電荷蓄積を開始するようにしたものである。請求
項5の発明は、読出手段による電荷読出し完了後、次の
撮影を可能とするための準備動作に同期してシャッター
羽根を開状態に駆動すべく駆動手段を制御するようにし
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図11により本発明の一実
施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係る一眼レ
フ電子カメラ1を側方から見た図であり、カメラ本体7
1には、レンズマウント73を介して交換レンズ91が
着脱可能に取り付けられる。被写体からの光束は交換レ
ンズ91を透過した後、周知の如くミラー51で反射さ
れてファインダースクリーン83上に結像され、ペンタ
プリズム85を介して接眼レンズ87で観察される。撮
影時にはミラー51が跳ね上げられ、被写体光束は固体
撮像素子であるCCD77の受光面に結像する。CCD
77はCCDホルダー81に固定され、その光電変換出
力がフレキシブルプリント基板79にて読出される。C
CDホルダー81はビス82によりカメラ本体71に取
付けられる。CCD77の前方にはフォーカルプレーン
シャッター11が配置される。
施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係る一眼レ
フ電子カメラ1を側方から見た図であり、カメラ本体7
1には、レンズマウント73を介して交換レンズ91が
着脱可能に取り付けられる。被写体からの光束は交換レ
ンズ91を透過した後、周知の如くミラー51で反射さ
れてファインダースクリーン83上に結像され、ペンタ
プリズム85を介して接眼レンズ87で観察される。撮
影時にはミラー51が跳ね上げられ、被写体光束は固体
撮像素子であるCCD77の受光面に結像する。CCD
77はCCDホルダー81に固定され、その光電変換出
力がフレキシブルプリント基板79にて読出される。C
CDホルダー81はビス82によりカメラ本体71に取
付けられる。CCD77の前方にはフォーカルプレーン
シャッター11が配置される。
【0008】ここで、本実施の形態のような電子カメラ
のシャッターはいわゆる電子シャッターと呼ばれるもの
で、被写体光束がCCD77に受光されている状態での
CCD77の電荷蓄積時間がシャッター速度に相当す
る。そしてフォーカルプレーンシャッター11は、この
蓄積時間を規定するために設けられるのではなく、電荷
蓄積後にCCD77の遮光を行なうためだけに用いられ
る。したがって、フォーカルプレーンシャッター11に
先幕,後幕という2組のシャッター羽根を設けてこれら
を精度よく動作させる必要はなく、羽根は1組だけで十
分である。図10は本実施の形態のフォーカルプレーン
シャッター11を側方から見た断面図であり、羽根11
aを1組だけにすることで従来の2組の羽根を持つフォ
ーカルプレーンシャッターと比べてシャッターユニット
の厚さを薄くすることが可能となり、スペース的に有利
となる。
のシャッターはいわゆる電子シャッターと呼ばれるもの
で、被写体光束がCCD77に受光されている状態での
CCD77の電荷蓄積時間がシャッター速度に相当す
る。そしてフォーカルプレーンシャッター11は、この
蓄積時間を規定するために設けられるのではなく、電荷
蓄積後にCCD77の遮光を行なうためだけに用いられ
る。したがって、フォーカルプレーンシャッター11に
先幕,後幕という2組のシャッター羽根を設けてこれら
を精度よく動作させる必要はなく、羽根は1組だけで十
分である。図10は本実施の形態のフォーカルプレーン
シャッター11を側方から見た断面図であり、羽根11
aを1組だけにすることで従来の2組の羽根を持つフォ
ーカルプレーンシャッターと比べてシャッターユニット
の厚さを薄くすることが可能となり、スペース的に有利
となる。
【0009】図2〜9はミラー51およびシャッター1
1の駆動機構を示し、各図とも図示上部はミラー51お
よびシーケンススイッチ57をカメラ側方から見たも
の、図示下部はシャッター11を図1の交換レンズ91
側から見たものである。以下、図2を参照して各部の構
成を詳細に説明する。
1の駆動機構を示し、各図とも図示上部はミラー51お
よびシーケンススイッチ57をカメラ側方から見たも
の、図示下部はシャッター11を図1の交換レンズ91
側から見たものである。以下、図2を参照して各部の構
成を詳細に説明する。
【0010】シーケンスモーター18はミラー51およ
びシャッター11の双方の駆動源であり、制御回路10
1により駆動制御される。シーケンスモーター18の正
転に連動してミラーカム板53,スイッチカム板55,
第1カム41,第2カム42(41と42は一体)が反
時計方向に回転するとともに、チャージカム30が時計
方向に回転する。モーター18の同一回転量に対する各
カムの回転角は全て同一とされ、各カムが360°回転
するとシーケンスが一巡し1駒の撮影が終わる。以下の
説明では、図2のカム位置を基準位置とし、基準位置か
らの回転角をカム角度と称する。
びシャッター11の双方の駆動源であり、制御回路10
1により駆動制御される。シーケンスモーター18の正
転に連動してミラーカム板53,スイッチカム板55,
第1カム41,第2カム42(41と42は一体)が反
時計方向に回転するとともに、チャージカム30が時計
方向に回転する。モーター18の同一回転量に対する各
カムの回転角は全て同一とされ、各カムが360°回転
するとシーケンスが一巡し1駒の撮影が終わる。以下の
説明では、図2のカム位置を基準位置とし、基準位置か
らの回転角をカム角度と称する。
【0011】ミラー51はミラー支軸51aを介してカ
メラ本体71に回転可能に支持され、ばね54により図
示反時計方向の付勢力を受け、ミラー受け52で45°
位置に保持される。ミラー51と一体に設けられたミラ
ー駆動ピン51bは、ミラーカム板53で駆動されるこ
とによってミラー51を45°位置から時計方向に跳ね
上げる。シーケンススイッチ57はスイッチカム板55
によりオン・オフされるもので、カム角度が0°および
180°でオンする。
メラ本体71に回転可能に支持され、ばね54により図
示反時計方向の付勢力を受け、ミラー受け52で45°
位置に保持される。ミラー51と一体に設けられたミラ
ー駆動ピン51bは、ミラーカム板53で駆動されるこ
とによってミラー51を45°位置から時計方向に跳ね
上げる。シーケンススイッチ57はスイッチカム板55
によりオン・オフされるもので、カム角度が0°および
180°でオンする。
【0012】シャッター11は5枚の羽根からなるシャ
ッター羽根11aを有し、周知のアーム機構により5枚
の羽根が連動して開閉するよう構成される。シャッター
駆動用の第1レバー21は軸20でシャッター11上に
回転可能に軸支され、シャッター11に植設された制限
ピン25により時計方向の回転を制限される。第1レバ
ー21には裏側に羽根駆動ピン21dが植設され、これ
が長孔11b内を動くことでシャッター羽根11aが開
閉する。具体的には第1レバー21が図2の位置にある
ときにはシャッター羽根11aは完全に閉じており、こ
れが反時計方向に約68°回転するとシャッター羽根1
1aが完全に開く。
ッター羽根11aを有し、周知のアーム機構により5枚
の羽根が連動して開閉するよう構成される。シャッター
駆動用の第1レバー21は軸20でシャッター11上に
回転可能に軸支され、シャッター11に植設された制限
ピン25により時計方向の回転を制限される。第1レバ
ー21には裏側に羽根駆動ピン21dが植設され、これ
が長孔11b内を動くことでシャッター羽根11aが開
閉する。具体的には第1レバー21が図2の位置にある
ときにはシャッター羽根11aは完全に閉じており、こ
れが反時計方向に約68°回転するとシャッター羽根1
1aが完全に開く。
【0013】第1レバー21の一端(係止端)21bは
後述の第1係止レバー32のフック部32aで係止さ
れ、これにより第1レバー21の反時計方向(シャッタ
ー羽根開方向)の回動が阻止される。第1レバー21の
他端21cはシャッター羽根閉じ状態で閉幕スイッチ4
3をオンする。
後述の第1係止レバー32のフック部32aで係止さ
れ、これにより第1レバー21の反時計方向(シャッタ
ー羽根開方向)の回動が阻止される。第1レバー21の
他端21cはシャッター羽根閉じ状態で閉幕スイッチ4
3をオンする。
【0014】第2レバー23は軸20で第1レバー21
とは独立に回動可能に軸支され、ばね24で時計方向に
付勢されるともに、引張りばね22で第1レバー21と
結合され、ばね22の付勢力は第1レバー21を反時計
方向に付勢する。第2レバー23の一端に植設されたチ
ャージピン23cは、チャージカム30から力を受ける
ことにより第2レバー23を回動せしめ、係止部23b
は後述の第2係止レバー36で係止される。また、第1
レバー21に植設された係止ピン21aにより第2レバ
ー23の第1レバー21に対する回動が規制される。
とは独立に回動可能に軸支され、ばね24で時計方向に
付勢されるともに、引張りばね22で第1レバー21と
結合され、ばね22の付勢力は第1レバー21を反時計
方向に付勢する。第2レバー23の一端に植設されたチ
ャージピン23cは、チャージカム30から力を受ける
ことにより第2レバー23を回動せしめ、係止部23b
は後述の第2係止レバー36で係止される。また、第1
レバー21に植設された係止ピン21aにより第2レバ
ー23の第1レバー21に対する回動が規制される。
【0015】第1係止レバー32は軸31でシャッター
11上に回動可能に軸支され、ばね33で反時計方向に
付勢されている。従動部32bが第1カム41から力を
受けることにより、第1係止レバー32がばね33の付
勢力に抗して回動する。フック部32aは、上述したよ
うに第1レバー21の係止端21bを係止することによ
りシャッター羽根11aを閉位置に保持する。
11上に回動可能に軸支され、ばね33で反時計方向に
付勢されている。従動部32bが第1カム41から力を
受けることにより、第1係止レバー32がばね33の付
勢力に抗して回動する。フック部32aは、上述したよ
うに第1レバー21の係止端21bを係止することによ
りシャッター羽根11aを閉位置に保持する。
【0016】第2係止レバー36は軸35でシャッター
11上に回転可能に軸支され、ばね37により時計方向
に付勢されている。従動部36bが第2カム42から力
を受けることにより第2係止レバー36がばね37の付
勢力に抗して回動する。フック部36aは、第2レバー
23の第2係止部23bを係止して第2レバー23の時
計方向の回動を阻止する。第1カム41および第2カム
42は一体化されてカメラ本体71上に軸支されてい
る。
11上に回転可能に軸支され、ばね37により時計方向
に付勢されている。従動部36bが第2カム42から力
を受けることにより第2係止レバー36がばね37の付
勢力に抗して回動する。フック部36aは、第2レバー
23の第2係止部23bを係止して第2レバー23の時
計方向の回動を阻止する。第1カム41および第2カム
42は一体化されてカメラ本体71上に軸支されてい
る。
【0017】マグネットレバー26は軸28aでシャッ
ター11上に回動可能に軸支され、ばね27で反時計方
向に付勢されている。マグネットレバー26の反時計方
向の回動はピン28により規制される。制御回路101
によってマグネット29に通電されると、吸着部26b
がマグネット29に吸着されることによりマグネットレ
バー26はばね27に抗して時計方向に回動し、フック
部26aが第2レバー23の係止部23aを係止して第
2レバー23の時計方向の回動を阻止する。マグネット
29への通電が断たれた状態では、図示の如くフック部
26aと係止部23aとの係合は外れている。
ター11上に回動可能に軸支され、ばね27で反時計方
向に付勢されている。マグネットレバー26の反時計方
向の回動はピン28により規制される。制御回路101
によってマグネット29に通電されると、吸着部26b
がマグネット29に吸着されることによりマグネットレ
バー26はばね27に抗して時計方向に回動し、フック
部26aが第2レバー23の係止部23aを係止して第
2レバー23の時計方向の回動を阻止する。マグネット
29への通電が断たれた状態では、図示の如くフック部
26aと係止部23aとの係合は外れている。
【0018】以上のように構成された電子カメラの撮影
シーケンス(レリーズ操作から1駒の撮影を行ってレリ
ーズ操作前の状態に復帰するまでの動作)を図2〜図9
および図11を参照して説明する。図11はこの撮影シ
ーケンスにおける主要構成要素の動作を時間軸を横にと
って示したもので、以下の図2〜図9の動作と対応して
いる。
シーケンス(レリーズ操作から1駒の撮影を行ってレリ
ーズ操作前の状態に復帰するまでの動作)を図2〜図9
および図11を参照して説明する。図11はこの撮影シ
ーケンスにおける主要構成要素の動作を時間軸を横にと
って示したもので、以下の図2〜図9の動作と対応して
いる。
【0019】図2は不図示のレリーズ釦が操作される前
の状態を示し、このときカム角度は0°であり、ミラー
51は45°位置にあり、シーケンススイッチ57はス
イッチカム板55によりオン状態にある。第1レバー2
1は引張りばね22による反時計方向の回動を第1係止
レバー32により阻止され、時計方向に回動した状態を
保持している。したがってシャッター羽根11aは閉状
態にあり、閉幕スイッチ43はレバー21の端部21c
によりオンしている。第2レバー23はばね24による
時計方向の回転を第2係止レバー36により阻止され、
反時計方向に回動した状態を保持している。
の状態を示し、このときカム角度は0°であり、ミラー
51は45°位置にあり、シーケンススイッチ57はス
イッチカム板55によりオン状態にある。第1レバー2
1は引張りばね22による反時計方向の回動を第1係止
レバー32により阻止され、時計方向に回動した状態を
保持している。したがってシャッター羽根11aは閉状
態にあり、閉幕スイッチ43はレバー21の端部21c
によりオンしている。第2レバー23はばね24による
時計方向の回転を第2係止レバー36により阻止され、
反時計方向に回動した状態を保持している。
【0020】図2の状態で不図示のレリーズ釦が操作さ
れると、制御回路101はマグネット29に通電してマ
グネットレバー26を吸着させるとともに、シーケンス
モーター18の正転を開始させる。マグネットレバー2
6の吸着によりそのフック部26aが第2レバー23の
係止部23aに係合する。またモーター18の回転によ
り各カムが回転し、ミラーカム板53の回転によりミラ
ー51が上昇を始めるとともに、スイッチカム板55の
回転によりシーケンススイッチ57はオフする。各カム
角度が30°になると図3の状態となる。この時点で
は、第1,第2係止レバー32,36による係止がまだ
解除されないため、第1,第2レバー21,23は図2
の初期位置を保持している。
れると、制御回路101はマグネット29に通電してマ
グネットレバー26を吸着させるとともに、シーケンス
モーター18の正転を開始させる。マグネットレバー2
6の吸着によりそのフック部26aが第2レバー23の
係止部23aに係合する。またモーター18の回転によ
り各カムが回転し、ミラーカム板53の回転によりミラ
ー51が上昇を始めるとともに、スイッチカム板55の
回転によりシーケンススイッチ57はオフする。各カム
角度が30°になると図3の状態となる。この時点で
は、第1,第2係止レバー32,36による係止がまだ
解除されないため、第1,第2レバー21,23は図2
の初期位置を保持している。
【0021】モーター18は回転を続行し、カム角度が
135°になると図4の状態となる。ミラー51は更に
上昇し、また第2カム42により第2係止レバー36が
ばね37に抗して反時計方向に回動し、フック部36a
による第2レバー23の係止が解除される。しかし、第
2レバー23はマグネットレバー26により係止されて
いるため動くことはない。一方、第1係止レバー32は
第1カム41によりばね33に抗して時計方向に回転
し、第1レバー21の係止を解除する。この係止解除に
より第1レバー21は引張りばね22に引っ張られて反
時計方向に回転を始め、閉幕スイッチ43がオフする。
第1レバー21の回動に連動してシャッター羽根11a
が開動作を始める。
135°になると図4の状態となる。ミラー51は更に
上昇し、また第2カム42により第2係止レバー36が
ばね37に抗して反時計方向に回動し、フック部36a
による第2レバー23の係止が解除される。しかし、第
2レバー23はマグネットレバー26により係止されて
いるため動くことはない。一方、第1係止レバー32は
第1カム41によりばね33に抗して時計方向に回転
し、第1レバー21の係止を解除する。この係止解除に
より第1レバー21は引張りばね22に引っ張られて反
時計方向に回転を始め、閉幕スイッチ43がオフする。
第1レバー21の回動に連動してシャッター羽根11a
が開動作を始める。
【0022】シャッター羽根11aが完全に開いた後、
カム角度が180°になると図5の状態となる。このと
き、ミラー51はミラーカム板53により完全に跳ね上
げられ、被写体光束の光路から退避している。またスイ
ッチカム板55によりシーケンススイッチ57は再びオ
ンする。第1レバー21は係止ピン21aが第2レバー
23に当接することで停止している。シーケンススイッ
チ57のオンに応答して制御回路101(図2)はシー
ケンスモーター18を停止し、各部材は図5の状態で停
止する。
カム角度が180°になると図5の状態となる。このと
き、ミラー51はミラーカム板53により完全に跳ね上
げられ、被写体光束の光路から退避している。またスイ
ッチカム板55によりシーケンススイッチ57は再びオ
ンする。第1レバー21は係止ピン21aが第2レバー
23に当接することで停止している。シーケンススイッ
チ57のオンに応答して制御回路101(図2)はシー
ケンスモーター18を停止し、各部材は図5の状態で停
止する。
【0023】上記ミラー51の跳ね上げおよびシャッタ
ー羽根11aの開により、撮影レンズを透過した被写体
光束がCCD77の受光面に導かれ結像する。制御回路
101は、シーケンススイッチ57のオンに伴ってタイ
マーを作動させ、所定時間時間t1(図11)が経過す
るとCCD77による電荷蓄積を開始する。所定時間t
1は、跳ね上げられたミラー51の振動が減衰するのに
十分な時間であり、この時間を設けることによりミラー
51が振動で光路中に挿入されるおそれがあるときに蓄
積が開始されることがない。蓄積開始から所定の蓄積時
間が経過すると蓄積動作が終了する。この蓄積時間は、
被写体の輝度状況等に応じて予め設定されるものであ
る。
ー羽根11aの開により、撮影レンズを透過した被写体
光束がCCD77の受光面に導かれ結像する。制御回路
101は、シーケンススイッチ57のオンに伴ってタイ
マーを作動させ、所定時間時間t1(図11)が経過す
るとCCD77による電荷蓄積を開始する。所定時間t
1は、跳ね上げられたミラー51の振動が減衰するのに
十分な時間であり、この時間を設けることによりミラー
51が振動で光路中に挿入されるおそれがあるときに蓄
積が開始されることがない。蓄積開始から所定の蓄積時
間が経過すると蓄積動作が終了する。この蓄積時間は、
被写体の輝度状況等に応じて予め設定されるものであ
る。
【0024】電荷蓄積完了後、制御回路101は電荷の
読出しに先立ちシャッター羽根11aを閉じるためにマ
グネット29への通電を断つ。これによりマグネットレ
バー26がばね27により反時計方向に回動し、第2レ
バー23の係止が解除される。その係止解除の瞬間を示
すのが図6であり、係止解除された第2レバー23は、
その直後にばね33の付勢力により時計方向に回動し、
第2レバー23と係止ピン21aとの係合により第1レ
バー21も一体に同方向に回動する。第1レバー21の
回動によりシャッター羽根11aが閉じ動作を開始し、
図7に示すように第1レバー21が制限ピン25に当接
すると両レバー21,23の回動が停止する。このと
き、シャッター羽根11aが完全に閉じてCCD77へ
の光を遮光するとともに、閉幕スイッチ43がオンす
る。制御回路101は、閉幕スイッチ43のオンに応答
してCCD77の電荷読出しを開始する。このように、
電荷蓄積が終了すると直ちにシャッター11でCCD7
7を遮光し、遮光された状態で電荷の読出しを行うこと
により、スミアを最小限に抑えることができる。
読出しに先立ちシャッター羽根11aを閉じるためにマ
グネット29への通電を断つ。これによりマグネットレ
バー26がばね27により反時計方向に回動し、第2レ
バー23の係止が解除される。その係止解除の瞬間を示
すのが図6であり、係止解除された第2レバー23は、
その直後にばね33の付勢力により時計方向に回動し、
第2レバー23と係止ピン21aとの係合により第1レ
バー21も一体に同方向に回動する。第1レバー21の
回動によりシャッター羽根11aが閉じ動作を開始し、
図7に示すように第1レバー21が制限ピン25に当接
すると両レバー21,23の回動が停止する。このと
き、シャッター羽根11aが完全に閉じてCCD77へ
の光を遮光するとともに、閉幕スイッチ43がオンす
る。制御回路101は、閉幕スイッチ43のオンに応答
してCCD77の電荷読出しを開始する。このように、
電荷蓄積が終了すると直ちにシャッター11でCCD7
7を遮光し、遮光された状態で電荷の読出しを行うこと
により、スミアを最小限に抑えることができる。
【0025】制御回路101は、電荷読出し開始と同時
に再びシーケンスモーター18の正転を開始する。モー
ター18の回転により各カムが回転し、カム角度が21
0°に達すると図8の状態となる。この間、ミラーカム
板53がミラー駆動ピン51bから退避するためミラー
51はミラーばね54により下降を始め、また第1カム
41が第1係止レバー32から退避するため、第1係止
レバー32はばね33により反時計方向に回動して第1
レバー21を係止する。
に再びシーケンスモーター18の正転を開始する。モー
ター18の回転により各カムが回転し、カム角度が21
0°に達すると図8の状態となる。この間、ミラーカム
板53がミラー駆動ピン51bから退避するためミラー
51はミラーばね54により下降を始め、また第1カム
41が第1係止レバー32から退避するため、第1係止
レバー32はばね33により反時計方向に回動して第1
レバー21を係止する。
【0026】カム角度が310°に達すると、図9に示
すようにミラー51は完全に下降して45°の位置に復
帰する。またカムが210°から310°まで回転する
間にチャージカム30によりチャージピン23cが押さ
れ、第2レバー23がばね24の付勢力に抗して反時計
方向に回動する。このとき、第1レバー21は第1係止
レバー32に係止されているので、図8の位置を保持す
る。
すようにミラー51は完全に下降して45°の位置に復
帰する。またカムが210°から310°まで回転する
間にチャージカム30によりチャージピン23cが押さ
れ、第2レバー23がばね24の付勢力に抗して反時計
方向に回動する。このとき、第1レバー21は第1係止
レバー32に係止されているので、図8の位置を保持す
る。
【0027】更にカム角度が360°に達するまでの間
に第2カム42が第2係止レバー36から退避し、第2
係止レバー36はばね37の付勢力により時計方向に回
転して第2レバー23を係止する。カムの回転角が36
0°に達すると図2の状態に復帰する。
に第2カム42が第2係止レバー36から退避し、第2
係止レバー36はばね37の付勢力により時計方向に回
転して第2レバー23を係止する。カムの回転角が36
0°に達すると図2の状態に復帰する。
【0028】以上のように本実施の形態では、フォーカ
ルプレーンシャッター11が開いた状態、つまりCCD
77が被写体光束を受光する状態でCCD77の電荷蓄
積を開始し、電荷蓄積完了後にフォーカルプレーンシャ
ッター11を閉じてCCD77を遮光するようにしたの
で、電子カメラとしてのシャッター速度はフォーカルプ
レーンシャッターのシャッター速度ではなく、電荷蓄積
時間で規定されることになる。したがって、さほど高速
のシャッター速度を実現できない比較的性能の低いフォ
ーカルプレーンシャッターを用いた場合でも、電荷蓄積
時間を適宜変更するだけでより高速のシャッター速度で
撮影を行える。また、上述したようにフォーカルプレー
ンの羽根は1組でよく、さほど精度良く駆動する必要も
ないので、フォーカルプレーンシャッターの小型化およ
び低コスト化が図れる。
ルプレーンシャッター11が開いた状態、つまりCCD
77が被写体光束を受光する状態でCCD77の電荷蓄
積を開始し、電荷蓄積完了後にフォーカルプレーンシャ
ッター11を閉じてCCD77を遮光するようにしたの
で、電子カメラとしてのシャッター速度はフォーカルプ
レーンシャッターのシャッター速度ではなく、電荷蓄積
時間で規定されることになる。したがって、さほど高速
のシャッター速度を実現できない比較的性能の低いフォ
ーカルプレーンシャッターを用いた場合でも、電荷蓄積
時間を適宜変更するだけでより高速のシャッター速度で
撮影を行える。また、上述したようにフォーカルプレー
ンの羽根は1組でよく、さほど精度良く駆動する必要も
ないので、フォーカルプレーンシャッターの小型化およ
び低コスト化が図れる。
【0029】以上の実施の形態に構成において、CCD
77が撮像素子を、図2に示すレバーやカムから成る駆
動機構が駆動手段を、制御回路101が制御手段および
読出手段をそれぞれ構成する。
77が撮像素子を、図2に示すレバーやカムから成る駆
動機構が駆動手段を、制御回路101が制御手段および
読出手段をそれぞれ構成する。
【0030】なお以上では、シャッターの開動作をミラ
ーアップの最中、すなわちレリーズ操作がなされてから
CCD電荷蓄積が始まるまでの間に行なうようにした
が、シャッターの開動作はCCDの読出終了後ならいつ
でもよく、次のレリーズ操作が行われる前でもよい。例
えばこれを上述した実施の形態で実現するならば、カム
角度310°近傍で電荷読出しが終わった後、カム角度
360°直前で第1係止レバー32による第1レバー2
1の係止が外れるように第1カム41を構成し、チャー
ジ動作(撮影準備動作)の最後でシャッター羽根11a
が開くようにすればよい。さらに、シーケンスモーター
でカムを回転させることにより撮影シーケンスを実行す
るようにしたが、カムを用いずにレバーやばね、あるい
はソレノイドなどを用いた機構でシャッターを所定のタ
イミングで開閉するようにしてもよい。
ーアップの最中、すなわちレリーズ操作がなされてから
CCD電荷蓄積が始まるまでの間に行なうようにした
が、シャッターの開動作はCCDの読出終了後ならいつ
でもよく、次のレリーズ操作が行われる前でもよい。例
えばこれを上述した実施の形態で実現するならば、カム
角度310°近傍で電荷読出しが終わった後、カム角度
360°直前で第1係止レバー32による第1レバー2
1の係止が外れるように第1カム41を構成し、チャー
ジ動作(撮影準備動作)の最後でシャッター羽根11a
が開くようにすればよい。さらに、シーケンスモーター
でカムを回転させることにより撮影シーケンスを実行す
るようにしたが、カムを用いずにレバーやばね、あるい
はソレノイドなどを用いた機構でシャッターを所定のタ
イミングで開閉するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、撮像素子の遮光部材と
して1組のシャッター羽根を有するフォーカルプレーン
シャッターを用いたので、2組の羽根を有するフォーカ
ルプレーンシャッターと比べてシャッタの小型化が図
れ、スペース的に有利になるとともに、その動作も簡素
化される。
して1組のシャッター羽根を有するフォーカルプレーン
シャッターを用いたので、2組の羽根を有するフォーカ
ルプレーンシャッターと比べてシャッタの小型化が図
れ、スペース的に有利になるとともに、その動作も簡素
化される。
【図1】本発明の一実施の形態に係る一眼レフ電子カメ
ラの構成を示す側面図。
ラの構成を示す側面図。
【図2】上記カメラのミラーおよびシャッターの動作を
説明する図で、レリーズ操作前の状態を示す。
説明する図で、レリーズ操作前の状態を示す。
【図3】図2と同様の図で、ミラーアップ途中の状態を
示す。
示す。
【図4】図3の後でレバー36によるレバー23の係止
が断たれた状態を示す図。
が断たれた状態を示す図。
【図5】図4の後でシャッタが開いた状態を示す図。
【図6】図5の後でマグネット29の通電が断たれた状
態を示す図。
態を示す図。
【図7】図6の後でシャッタが閉じた状態を示す図。
【図8】図7の後でミラーダウン途中を示す図。
【図9】図8の後でミラーダウン後の状態を示す図。
【図10】上記カメラのフォーカルプレーンシャッタの
構成を示す断面図。
構成を示す断面図。
【図11】撮影シーケンス実行時の各部の動きを時間に
沿って説明する図。
沿って説明する図。
1 一眼レフ電子カメラ 11 フォーカルプレーンシャッタ 11a シャッタ羽根 18 シーケンスモータ 21 第1レバー 22,24,27,33,37,54 ばね 23 第2レバー 26 マグネットレバー 29 マグネット 32 第1係止レバー 36 第2係止レバー 30 チャージカム 41 第1カム 42 第2カム 43 閉幕スイッチ 51 ミラー 53 ミラーカム板 55 スイッチカム板 57 シーケンススイッチ 71 カメラ本体 77 CCD 91 交換レンズ 101 制御回路
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体からの光束を受光して電荷を蓄積
する電荷蓄積型の撮像素子と、 この撮像素子への被写体光束を遮光する閉状態と該遮光
を解除する開解除状態との間で開閉する1組のシャッタ
ー羽根を有するフォーカルプレーンシャッターと、 前記シャッター羽根を駆動する駆動手段と、 前記シャッター羽根が遮光解除状態のときに前記撮像素
子の電荷蓄積を開始し、電荷蓄積完了後に前記シャッタ
ー羽根を遮光状態にすべく前記駆動手段を制御する制御
手段とを具備することを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 前記電荷蓄積が完了し前記シャッター羽
根が閉状態になった後に前記蓄積された電荷を読出す読
出手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の
電子カメラ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、レリーズ操作に応答し
て前記シャッター羽根を閉状態から開状態にすべく前記
駆動手段を作動せしめ、その後に前記撮像素子の電荷蓄
積を開始し、蓄積完了後に前記シャッター羽根を閉じる
べく前記駆動手段を作動せしめることを特徴とする請求
項1または2に記載の電子カメラ。 - 【請求項4】 前記被写体光束の光路中にあって該光束
をファインダーに導き、撮像素子の電荷蓄積に先立って
前記光路中から退避するミラー部材を設け、前記制御手
段は、前記ミラー部材の退避動作の途中で前記シャッタ
ー羽根の開動作を行うべく前記駆動手段を制御するとと
もに、前記ミラー部材が前記光路中から退避してから所
定時間経過後に前記撮像素子の電荷蓄積を開始すること
を特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記読出手段による電
荷読出し完了後、次の撮影を可能とするための準備動作
に同期して前記シャッター羽根を前記開状態に駆動すべ
く前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に
記載の電子カメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285401A JPH11122542A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 電子カメラ |
US10/688,922 US7573526B2 (en) | 1997-10-17 | 2003-10-21 | Electronic camera having an image pick-up unit opposing a shutter unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285401A JPH11122542A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 電子カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122542A true JPH11122542A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17691058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9285401A Pending JPH11122542A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 電子カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122542A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001222059A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-17 | Nidec Copal Corp | 電子カメラ |
JP2002199288A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2003015191A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nidec Copal Corp | フォーカルプレンシャッタを備えたデジタルカメラ |
JP2005309234A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Nikon Corp | 電子カメラ、シャッタ装置およびミラー駆動装置 |
JP2006208704A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Nikon Corp | 電子カメラ |
US7178998B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-02-20 | Nidec Copal Corporation | Focal plane shutter for digital still cameras |
US7253839B2 (en) | 2000-04-24 | 2007-08-07 | Olympus Optical Co., Ltd. | Electronic camera |
US7384204B2 (en) | 2004-04-23 | 2008-06-10 | Nikon Corporation | Electronic camera |
US7492410B2 (en) | 2003-11-25 | 2009-02-17 | Nikon Corporation | Electronic camera |
US7692716B2 (en) | 2003-11-25 | 2010-04-06 | Nikon Corporation | Electronic camera with a shielding member |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9285401A patent/JPH11122542A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001222059A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-17 | Nidec Copal Corp | 電子カメラ |
US7253839B2 (en) | 2000-04-24 | 2007-08-07 | Olympus Optical Co., Ltd. | Electronic camera |
JP2002199288A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2003015191A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nidec Copal Corp | フォーカルプレンシャッタを備えたデジタルカメラ |
US7178998B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-02-20 | Nidec Copal Corporation | Focal plane shutter for digital still cameras |
US7492410B2 (en) | 2003-11-25 | 2009-02-17 | Nikon Corporation | Electronic camera |
US7692716B2 (en) | 2003-11-25 | 2010-04-06 | Nikon Corporation | Electronic camera with a shielding member |
JP2005309234A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Nikon Corp | 電子カメラ、シャッタ装置およびミラー駆動装置 |
US7384204B2 (en) | 2004-04-23 | 2008-06-10 | Nikon Corporation | Electronic camera |
JP4626177B2 (ja) * | 2004-04-23 | 2011-02-02 | 株式会社ニコン | 電子カメラ、シャッタ装置およびミラー駆動装置 |
JP2006208704A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Nikon Corp | 電子カメラ |
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---|---|---|---|
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |