JP3990924B2 - フォーカルプレンシャッタを備えたデジタルスチルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先羽根と後羽根とを有しているフォーカルプレンシャッタを備えたデジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用フォーカルプレンシャッタの中には、シャッタ地板,中間板,補助地板と称されている3枚の板部材の間に二つの羽根室を形成し、それらの羽根室内に、先羽根(群),後羽根(群)と称されている二つのシャッタ羽根を個別に配置したものが知られている。そして、この種のフォーカルプレンシャッタは、これまでは、主に銀塩カメラに採用されてきたが、最近ではCCD装置のような撮像装置を備えたデジタルスチルカメラにも採用されている。本発明は、このように二つのシャッタ羽根を有したフォーカルプレンシャッタを備えているデジタルスチルカメラに関するものである。
【0003】
ところで、二つのシャッタ羽根を有するフォーカルプレンシャッタにおいては、各シャッタ羽根は、一端をシャッタ地板に枢着された二つのアームに対し、1枚以上の羽根を枢支することによって、平行四辺形のリンク機構を応用した構成としているのが普通である。そして、各々のアームに対する各羽根の枢支構成は同じであり、アームに形成された孔と、羽根に形成された孔とを重ね、リベット部品である連結軸の先端をそれらの孔にアーム側から挿入し、その先端を、かしめ加工によって羽根に固着している。そのため、羽根と一体化された連結軸とアームとは、相互に回転可能状態になっているが、1枚の羽根は、二つのアームに枢支されているため、アームが作動されたときにだけ、枢支部における相互の回転が行われるようになっている。
【0004】
そして、そのような構成をした各シャッタ羽根が露光作動を行うときは、部材間の摺動によって磨耗粉を発生させることが知られている。また、フォーカルプレンシャッタを備えたカメラは、レンズ交換式のカメラであったり、ミラーを備えた一眼レフカメラであったりすることが多い。そのため、レンズ交換のときに外部から微細な埃が舞い込んだり、ミラーの作動によって磨耗粉が生じたりする。しかしながら、それらの磨耗粉などは数十ミクロンオーダーの極めて微細なものであって、撮影ごとに発生する磨耗粉の量も決して多くはない。そのため、銀塩カメラのように、撮影ごとにフィルム面が入れ替わる場合は、そのような磨耗粉などの存在は殆ど問題視されなかった。
【0005】
しかしながら、デジタルスチルカメラの場合には撮像面が固定されているため、磨耗粉などがCCD等の撮像装置の前面に付着すると、撮影回数の少ない段階では何も問題はないが、撮影が重ねられ、その都度発生した磨耗粉が蓄積されていくと、やがて、鮮明な画像が得られなくなってしまうようになる。このことは、フォーカルプレンシャッタが高級カメラに用いられていることからも極めて問題である。そこで、そのようなことにならないようにするために、この種のフォーカルプレンシャッタを備えたデジタルスチルカメラの場合は、撮像装置の前面に蓄積された磨耗粉などをクリーニングする必要がある。
【0006】
ところで、上記したように、フォーカルプレンシャッタを備えたカメラは、その殆どがレンズ交換式である。また、フォーカルプレンシャッタは、撮影をしていないときにはセット状態になっている。即ち、先羽根が撮像装置の前面を覆っていて、後羽根は撮像装置の前面から退いた状態になっている。更に、そのカメラがアップ・ダウン式のミラーを備えている場合は、撮影をしていないとき、ミラーはダウン状態になっている。そこで、これまでは、磨耗粉などを撮像装置の前面から除去する場合、先ず、カメラボディーからレンズを外しておき、次に、シャッタをバルブモード(B)かタイムモード(T)にしてレリーズし、撮像装置の前面を完全なオープン状態にしておいてから、エアーブラシ等の清掃具によってクリーニングしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近のフォーカルプレンシャッタは、先羽根と後羽根が、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって作動させられ、その露光作動の開始時機は、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石を介して制御されている。そして、それらの電磁石に対する通電は、カメラのレリーズボタンが押された瞬間に行われる。従って、撮像装置の前面をクリーニングする場合、従来のように、バルブモード(B)かタイムモード(T)にしてレリーズし、撮像装置の前面を完全なオープン状態にして行うときは、そのクリーニング中、後羽根用電磁石に対して電流を供給し続けていなければならない。そのため、その間、電池が無駄に消耗されてしまうという問題点があった。
【0008】
また、フォーカルプレンシャッタの中には、係止タイプと称されているものとダイレクトタイプと称されているものとがあるが、現在、多くのカメラに採用されているのは後者のタイプのものである。そして、そのダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタは、レリーズボタンが押されたときから、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が各々の電磁石に直接保持されるように構成されていて、係止タイプのように機械的には保持されない。そのため、クリーニングを行っている最中に誤ってカメラにショックを与えたりすると、後羽根用駆動部材の保持が解け、後羽根を作動させ且つその直後にミラーダウンをさせてしまうことがある。そして、その場合には、後羽根のスリット形成羽根やミラーが清掃具に衝突し、それらに不具合を生じさせてしまうことがあるという問題点があるし、仮に不具合が生じなかったとしても、クリーニングを続けるためには、再度、カメラを操作しなおさなくてはならないという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、先羽根と後羽根とを有するフォーカルプレンシャッタを備えていても、簡単な操作によって、撮像装置の前面に付着した磨耗粉などのクリーニング可能状態にすることができ、しかも、クリーニングするときには、無駄な電池の消耗を伴うことなく、且つカメラに与えられたショックなどによってシャッタ羽根が作動をしてしまうようなことなく、好適に作業が行えるようにしたデジタルスチルカメラを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、フォーカルプレンシャッタを備えた本発明のデジタルスチルカメラは、先羽根を連結していて露光作動直前の状態においては先羽根用電磁石によって吸着保持され露光作動時には該電磁石から釈放され先羽根用駆動ばねの付勢力によって作動する先羽根用駆動部材と、被抑止部を有していると共に後羽根を連結していて露光作動直前の状態においては後羽根用電磁石によって吸着保持され露光作動時には該電磁石から釈放され後羽根用駆動ばねの付勢力によって作動する後羽根用駆動部材と、初期位置からセット位置へ作動されるとき先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とを前記各駆動ばねの付勢力に抗して夫々のセット位置へ作動させカメラのレリーズ時には露光作動に先立ってセット位置から初期位置へ復帰されるセット部材と、抑止位置と非抑止位置とに操作可能であって通常は非抑止位置に操作されており抑止位置に操作されたときだけ前記被抑止部に接触し後羽根用駆動部材をセット位置に保持する操作部材と、を備えているいるようにする。
【0011】
その場合、前記操作部材の操作位置を検出する検出手段が設けられていて、該検出手段は、前記操作部材が非抑止位置から抑止位置へ操作されたことを検出したとき、その出力信号によって、前記セット部材がセット位置から初期位置へ復帰されるようにし、その後、前記操作部材が抑止位置から非抑止位置へ操作されたことを検出したとき、その出力信号によって前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動されるようにすると、フォーカルプレンシャッタが、露光作動終了後、次の撮影前に、自動的にセットされるタイプのものである場合に好適な構成となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、本実施例は、本発明を、アップ・ダウン作動を行うミラーを備えた一眼レフカメラに適用したものであり、図1は、そのカメラを外部から見た斜視図である。また、図2は、図1のカメラを略A−A線で切断し、内部構成の要部だけを示した説明図であって、シャッタのセット状態を示したものであり、図3は、図1のカメラを略B―B線で切断し、内部構成の要部だけを示した説明図であって、図2と同じ状態を示したものである。更に、図4は、図3と同様にして示した説明図であって、撮像装置のクリーニング可能状態を示したものである。
【0013】
先ず、本実施例の構成を図1〜図3を用いて説明する。図1は、アップ・ダウン式ミラーを備えた一眼レフカメラを、撮影レンズを取り外した状態で示したものであり、外筐1の前面略中央にはレンズ取付部2が設けられ、その側方位置にはダイアル式の摘み3が回転可能に取り付けられている。そして、この摘み3の回転可能角度は約90度であり、その両端位置では図示していないクリック機構によって確実に位置決めされるようになっている。また、外筐1の上面には撮影時に押すレリーズボタン4が設けられており、外筐1の背面側(撮影者側)には図示していない電源スイッチが設けられている。
【0014】
図2は、図1のカメラを略A−A線で切断し、内部構成の要部だけを示したものであり、図1に示されたカメラの外筐1は、一点鎖線で示されている。この図2の略中央部に示されているのはミラーボックス5であり、図1で説明したレンズ取付部2は、このミラーボックス5の右側に固定されている。また、ミラーボックス5の内部に回転可能に取り付けられているミラー6は、その操作ピン6aを、ミラーボックス5の壁に形成された窓部5aから図2の手前側へ突き出しており、図示していないミラー駆動機構が、ミラーボックス5の外で、その操作ピンを操作してミラー6をアップ・ダウン作動させるようになっている。
【0015】
図2において、ミラーボックス5の上方位置には、ペンタプリズムを含むファインダ光学系7が配置されていて、ミラー6が図2に示されたダウン状態のとき、被写体像を観察できるようになっている。また、ミラーボックス5には、図2の手前側に板状に張り出している二つの張出部5b,5cが設けられていて、それらの間にシャフト8が回転可能に取り付けられている。そして、そのシャフト8の右端は、外筐1の孔を貫通しており、そこに上記の摘み3が取り付けられている。また、シャフト8の左端には、操作部材9が取り付けられおり、摘み3を回転させると、シャフト8を介して回転させられるようになっている。更に、図2には示されていないが、張出部5bには、操作部材9の位置検出を行う検出手段が設けられているが、操作部材9とその検出手段の関係については、図3用いて後述する。
【0016】
更に、図2において、ミラーボックス5の左側には、フォーカルプレンシャッタが取り付けられており、その左側には撮像装置10が配置されている。そして、フォーカルプレンシャッタは、その羽根室構成が断面で示されており、シャッタ地板11と中間板12の間に先羽根が配置され、中間板12と補助地板13の間に後羽根が配置されているが、先羽根と後羽根の詳細な構成については図3を用いて後述する。また、シャッタ地板11には、被写体側(右側)の面に、先羽根と後羽根を作動させるための機構が取り付けられており、図2においてはその機構をブロック体として二点鎖線で示しているが、その詳細な構成も図3を用いて後述する。そして、このようなフォーカルプレンシャッタは、複数のビス14によってミラーボックス5に取り付けられているが、図2においては、それらのうちの二つだけが示されている。
【0017】
図3は、図1のカメラを略B−B線で切断し、内部構成の要部だけを示したものであり、図1に示されたカメラの外筐1は一点鎖線で示され、図2に示されたミラーボックス5の張出部5bは二点鎖線で示されている。そして、その張出部5bには、図2では示しておかなかった検出手段の検出部として、フォトインターラプタ15が取り付けられている。このフォトインターラプタ15の構成は、詳細に図示して説明するまでもなく周知であり、発光部の光を受光部が受けたときは検出回路のオン信号となり、受光部に達する光が他の部材によって遮断されたときはオフ信号となるものであって、本実施例においては、操作部材9が回転されると、その一部が発光部と受光部の間に入り込み、オフ信号が発せられるようになっている。他方、操作部材9は、上記のようにフォトインターラプタ15の光路を遮断する部位のほかに係合部9aを有している。
【0018】
次に、本実施例のフォーカルプレンシャッタのユニット構成を説明する。図3において、シャッタ地板11は、その略中央部に長方形を横長にした開口部11aを形成しているが、図3はシャッタユニットの左側の部分だけを示したものであるため、その開口部11aについても左側の部分だけが示されている。また、図2に示したように、シャッタ地板11の撮像装置10側には、所定の間隔を空けて、中間板12と補助地板13が、図示していない手段によって順に取り付けられている。そして、中間板12と補助地板13にも、開口部11aと重なる位置に、開口部11aと同じか若干大きな開口部が形成されている。
【0019】
また、図3において、開口部11aの左側には、円弧状の二つの長孔11b,11cが形成されており、それらの下方端部には、平面形状が略C字状をしたブチルゴム製の周知の緩衝部材16,17が取り付けられている。また、シャッタ地板11の被写体側には軸11d,11e,11fが立設し、羽根室側には軸11g,11hが立設されているが、それらのうち軸11d,11eは、被写体側だけではなく羽根室側にも軸部を構成している。そして、図2においてブロック体として二点鎖線で示した機構は、被写体側に立設されている軸11d,11e,11fに取り付けられている。
【0020】
そこで、先ず、被写体側に立設されている軸11d,11e,11fの先端には、図示していない支持板とプリント配線板が重ねて取り付けられており、それらのうちシャッタ地板11側に配置されている支持板には先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられているが、それらの取付け構成は、特開2001−21942号公報などによって周知であるため、図示を省略してある。
【0021】
シャッタ地板11の被写体側において、軸11dには、合成樹脂製の先羽根用駆動部材18が回転可能に取り付けられている。また、この先羽根用駆動部材18は、被押動部18aと、駆動ピン18bと、取付部18cとを有していて、図示していない周知の先羽根用駆動ばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。そして、断面が半円状をしている駆動ピン18bは、その根元部が緩衝部材16に当接し得るようになっていて、先端部は長孔11bを貫通し、羽根室側に突き出ている。また、取付部18cは、被写体側に大きく隆起して形成されており、周知であるため図示を省略しているが、その内部には、上記の特開2001−21942号公報に記載されているような鉄片部材が、ばねを介在させて取り付けられていて、図示していない先羽根用電磁石に吸着され得るようになっている。
【0022】
また、シャッタ地板11の被写体側において、軸11eには、合成樹脂製の後羽根用駆動部材19が回転可能に取り付けられていて、図示していない後羽根用駆動ばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。そして、この後羽根用駆動部材19は、被押動部19aと、駆動ピン19bと、取付部19cと、被係合部19dとを有している。それらのうち、駆動ピン19bは、その根元部が緩衝部材17に当接し得るようになっていて、先端部が長孔1cを羽根室側へ貫通させている。また、取付部19cの内部には、上記した先羽根用駆動部材18の取付部18cの場合と同様に、図示していない鉄片部材がばねを介在させて取り付けられており、図示していない後羽根用電磁石に吸着され得るようになっている。
【0023】
更に、シャッタ地板11の軸11fには、合成樹脂製のセット部材20が回転可能に取り付けられている。そして、このセット部材20は、先羽根用駆動部材18の被押動部18aを押す押動部20aと、後羽根用駆動部材19の被押動部19aを押す押動部20bと、図示していないカメラ本体側の部材によって押される被押動部20cとを有している。また、このセット部材20は、図示していない復帰ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されており、セット作動時には、その復帰ばねの付勢力に抗して、初期位置から時計方向へ回転され、カメラのレリーズ直後には、先羽根の露光作動に先だって、その復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、初期位置へ復帰したとき、図示していないストッパによって停止されるようになっている。
【0024】
次に、各々の羽根室内に配置されている先羽根と後羽根の構成を説明する。先ず、先羽根は、シャッタ地板11と中間板12(図2参照)の間に配置されており、シャッタ地板11に立設されている軸11d,11gに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム21,22と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根23,24,25,26とで構成され、最先端に枢支されている羽根26がスリット形成羽根となっている。そして、アーム21,22は4枚の羽根23〜26よりもシャッタ地板11側となっている。また、周知のように、この先羽根は、アーム21に形成された孔に、上記した先羽根用駆動部材18の駆動ピン18bを嵌合させることによって、先羽根用駆動部材18に連結されている。
【0025】
他方、後羽根は、中間板12と補助地板13(図2参照)の間に配置されており、シャッタ地板11に立設されている軸11e,11hに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム27,28と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根29,30,31,32とで構成され、最先端に枢支されている羽根32がスリット形成羽根となっている。そして、この後羽根は、先羽根を裏返したようにして配置されているので、アーム27,28は4枚の羽根29〜32よりも補助地板13側となっている。また、アーム27に形成された孔に上記した後羽根用駆動部材19の駆動ピン19bを嵌合させることによって、後羽根用駆動部材19に連結されている。
【0026】
次に、本実施例の撮影時における作動を説明するが、そのときには、当然のことながら、レンズ取付部2には撮影レンズが取り付けられている。そして、図1〜図3は、カメラの不使用時の状態を示したものであり、フォーカルプレンシャッタはセット状態となっている。また、このとき、カメラは通常の撮影モードになっており、図1において、摘み3は、反時計方向への回転の極限位置にある。そのため、図3において、操作部材9は反時計方向へ回転されていて、フォトインターラプタ15の光路を遮断しておらず、且つ係合部9aが後羽根用駆動部材19の作動に影響を与えないようになっている。また、このとき、図2に示すように、ミラー6はダウン状態にあり、撮影レンズから入射してきた被写体光を上方へ反射し、ファインダ光学系7によって被写体像の観察を可能にしている。
【0027】
更に、このとき、フォーカルプレンシャッタのセット部材20は、図示していないカメラ本体側の部材によって、復帰ばねの付勢力に抗して初期位置から時計方向へ回転させられており、そのカメラ本体側の部材によってセット位置を維持されている。また、先羽根用駆動部材18と後羽根用駆動部材19は、それらの被押動部18a,19aがセット部材20の押動部20a,20bに抑止されて、図示していない各々の駆動ばねによる時計方向への回転を阻止されており、且つそれらに取り付けられた図示していない鉄片部材を、非通電状態となっている夫々の電磁石の鉄芯に接触させている。そして、先羽根の4枚の羽根23〜26は展開されて開口部11aを覆っており、後羽根の4枚の羽根29〜32は重畳されて開口部11aの上方位置に格納されている。
【0028】
この状態でカメラの電源スイッチを操作してオンにすると、内臓されている電子回路が撮影待機状態になって、フォトインターラプタ15にも通電され、発光部を点灯させる。その後、ファインダによって被写体の画枠を決定し、レリーズボタン4が押されると、先ず、ミラー6がアップ状態に回転させられると共に、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に通電され、先羽根用駆動部材18と後羽根用駆動部材19は、夫々に取り付けられている図示していない鉄片部材を介して吸着保持される。次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材20の被押動部20cに対する押圧力を解くので、セット部材20は、図示していない復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され初期位置へ復帰する。尚、図4は、そのときの状態を示したものではないが、セット部材20は、この図4の回転位置が初期位置である。
【0029】
その後、最初に先羽根用電磁石に対する通電が断たれ、所定時間後には後羽根用電磁石に対する通電が断たれる。そこで、先ず、先羽根用電磁石の吸引力が失われて、先羽根用駆動部材18が図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられと、駆動ピン18bがアーム21を時計方向へ回転させて、先羽根の4枚の羽根23〜26を下方へ移動させ、スリット形成羽根26の上端縁によって開口部11aを開放していく。
【0030】
他方、上記のように先羽根用電磁石に対する通電が断たれてから所定時間後に、後羽根用電磁石に対する通電が断たれる。そのため、図示していない鉄片部材に対する吸引力が失われて、後羽根用駆動部材19は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。それによって、駆動ピン19bがアーム27を時計方向へ回転させると、後羽根の4枚の羽根29〜32は、重なり量を小さくしつつ下方へ移動し、スリット形成羽根32の下端縁によって開口部11aを覆っていく。
【0031】
このようにして、先羽根と後羽根は、スリット形成羽根26,32によって形成したスリットにより、撮像装置10の撮像面を連続的に露光していくことになるが、その露光作動の最終段階になると、最初に、先羽根用駆動部材18の駆動ピン18bが緩衝部材16に当接することによって先羽根の作動が停止させられ、次に、後羽根用駆動部材19の駆動ピン19bが緩衝部材17に当接して、後羽根の作動も停止させられ、露光作動が終了する。そして、開口部11aが後羽根の4枚の羽根29〜32によって完全に覆われた露光作動終了状態において、撮影した被写体像の情報が記憶装置に転送され、且つミラー6がダウン状態に作動させられると、シャッタのセット作動が開始される。
【0032】
シャッタのセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材20の被押動部20cを押し、図示していない復帰ばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させることによって行なわれる。そこで、先ず、セット部材20は、その押動部20aが先羽根用駆動部材18の被押動部18aを押して、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、先羽根用駆動部材18を反時計方向へ回転させ、先羽根の4枚の羽根23〜26を、それらの重なりを小さくさせつつ上方へ移動させ始める。
【0033】
そして、その途中からは、セット部材20のもう一つの押動部20bが、後羽根用駆動部材19の被押動部19aを押し、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、後羽根用駆動部材19を反時計方向へ回転させ、後羽根の4枚の羽根29〜32を、それらの重なりを大きくさせつつ上方へ移動させ始める。従って、それからは、先羽根と後羽根が一緒に作動させられてゆき、各々の駆動部材18,19に設けられた図示していない鉄片部材が、各々の電磁石の鉄芯に接触した段階で、セット部材20の回転が停止させられる。そのときの状態が、図3に示されたセット状態である。
【0034】
ところで、既に説明したように、フォーカルプレンシャッタは、上記のような露光作動時において磨耗粉を発生させる。また、その他の構成部材からも磨耗粉は発生するし、外部からの埃の進入もある。そして、その磨耗粉などは、シャッタの作動によって飛散させられるが、特に、露光作動の停止時には大きな衝撃を受けるので、その飛散状態が顕著となる。そのため、デジタルスチルカメラの場合には、そのようにして飛散し、撮像装置10の前面(撮像素子の前面とは限らず、その前に配置されるフィルタや透明なカバー板の前面の場合もある)に付着した磨耗粉などを除去するために、その面をクリーニングする必要がある。
【0035】
そこで、次に、そのようなクリーニングを行う場合の作動を説明する。上記したように、本実施例のフォーカルプレンシャッタは、撮影をしていないときには、セット状態になっている。また、クリーニングを行うときには、予め電源スイッチをオンにし、フォトインターラプタ15を通電状態にしておく。そして、摘み3を、図1において時計方向へ約90度回転させると、図3において操作部材9が時計方向へ回転し、フォトインターラプタ15の光路を遮断すると共に、係合部9aを、後羽根用駆動部材19の被係合部19dに接近させて、その被係合部19dの作動軌跡内に臨ませる。
【0036】
この状態が、クリーニングモードであり、フォトインターラプタ15から発せられたオフ信号によって、レリーズボタン4が押されても、二つの電磁石には通電されなくなり、以下のような作動が行われるだけになる。即ち、上記のようなクリーニングモードにしておいてレリーズボタンを押すと、ミラー6がアップ状態に回転させられると共に、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石には通電されていない状態で、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材20の被押動部20cに対する押圧力を解く。
【0037】
そのため、セット部材20は、図示していない復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され初期位置へ復帰するが、このとき、先羽根用駆動部材18は、その鉄片部材が先羽根用電磁石に吸着されていないので、セット部材20の回転に追従し、図示していない駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転する。従って、先羽根の4枚の羽根23〜26も相互の重なりを大きくしつつ下方へ移動されてゆき、セット部材20が初期位置へ復帰したときには、重畳状態となって開口部11aの下方位置に格納されている。
【0038】
他方、後羽根用駆動部材19も、セット部材20の回転に追従して、図示していない駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転しようとするが、その被係合部19dを操作部材9の係合部9aに抑止されてしまうので、殆ど回転することができず、後羽根の4枚の羽根29〜32は、開口部11aの上方位置での格納状態を維持される。このようにして、開口部11aを全開にした状態が図4に示されている。従って、この状態においては、撮像装置10の被写体側の面を自由にクリーニングすることが可能になる。
【0039】
そして、このとき、先羽根は、先羽根用駆動ばねの強い付勢力によって、先羽根用駆動部材18を介してこの状態を維持されており、後羽根は、後羽根用駆動部材19の回転が操作部材9によって機械的に抑止されてこの状態を維持されているため、クリーニング中に清掃具などが先羽根や後羽根に触れることがないし、仮に触れるようなことがあったり、カメラに強い振動を与えたとしても、先羽根と後羽根が作動してしまうようなことは絶対にない。そのため、シャッタを損傷させる心配がなく、また、作業中には電磁石に無駄な通電をしていないので、作業者は安心してクリーニングを行なうことができる。
【0040】
このようにして、クリーニングが終了した後は、図1において摘み3を反時計方向へ回転させ、操作部材9を図3の状態に復帰させればよい。それによって、後羽根用駆動部材19は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転するので、後羽根の4枚の羽根29〜32は下方へ移動し、開口部11aを完全に閉鎖させると共に、それに伴ってミラー6もダウンされる。そして、その状態は、機械的には、上記した撮影時における露光作動終了直後の状態と同じである。他方、本実施例の場合には、操作部材9が図3の状態に戻ったことにより、フォトインターラプタ15からはオン信号が発っせられているので、上記の状態が得られた後、セット部材20が自動的にセット作動を行わされ、図3に示されたシャッタのセット状態が得られるようになっている。
【0041】
尚、本実施例においては、操作部材9の回転を、摘み3によって行っているが、スイッチで操作される内臓モータで行うようにしても差し支えない。また、本実施例の場合は、カメラを三脚などに設置し、操作部材9を回転させるだけで、天体撮影のような長時間撮影ができるようにすることも可能である。また、本実施例は、本発明を、ミラー6を備えた一眼レフカメラに適用したものであるが、レンジファインダを備えたカメラにも適用できることは言うまでもない。
【0042】
更に、本実施例におけるフォーカルプレンシャッタは、露光作動が終了すると、次の撮影が行われる前に自動的にセットされてしまうタイプのシャッタとして説明したが、本発明は、そのようなタイプのシャッタに限定されるものではなく、露光作動が終了した後、セット作動は手動で行うタイプのものや、次の撮影時にレリーズボタンを押したとき、先ずセットしてから露光作動を行うタイプのものにも適用することができる。即ち、それらの場合には、セット作動が行われるまでは、露光作動終了状態が維持されているため、図1において、単に摘み3を時計方向へ回転させるだけで、図4に示された状態が得られることになる。そして、そのようにした場合には、実施例におけるフォトインターラプタ15は必ずしも必要ではなくなるので、電源スイッチをオンにしなくても、クリーニングは可能になる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、先羽根と後羽根とを有するフォーカルプレンシャッタを備えていても、簡単な操作によって、撮像装置の前面に付着した磨耗粉などのクリーニング可能状態にすることができ、しかも、クリーニングするときには、無駄な電池の消耗を伴うことなく、且つカメラに与えられたショックなどによってシャッタ羽根が作動をしてしまうようなことなく、好適に作業が行えるという特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカメラを外部から見た斜視図である。
【図2】図1のカメラを略A−A線で切断し、内部構成の要部だけを示した説明図であって、シャッタのセット状態を示したものである。
【図3】図1のカメラを略B―B線で切断し、内部構成の要部だけを示した説明図であって、図2と同じ状態を示したものである。
【図4】図3と同様にして示した説明図であって、撮像装置のクリーニング可能状態を示したものである。
【符号の説明】
1 外筐
2 レンズ取付部
3 摘み
4 レリーズボタン
5 ミラーボックス
5a 窓部
5b,5c 張出部
6 ミラー
6a 操作ピン
7 ファインダ光学系
8 シャフト
9 操作部材
9a 係合部
10 撮像装置
11 シャッタ地板
11a 開口部
11b,11c 長孔
11d,11e,11f,11g,11h 軸
12 中間板
13 補助地板
14 ビス
15 フォトインターラプタ
16,17 緩衝部材
18 先羽根用駆動部材
18a,19a 被押動部
18b,19b 駆動ピン
18c,19c 取付部
19 後羽根用駆動部材
19d 被係合部
20 セット部材
20a,20b 押動部
20c 被押動部
21,22,27,28 アーム
23,24,25,26,29,30,31,32 羽根

Claims (2)

  1. 先羽根を連結していて露光作動直前の状態においては先羽根用電磁石によって吸着保持され露光作動時には該電磁石から釈放され先羽根用駆動ばねの付勢力によって作動する先羽根用駆動部材と、被抑止部を有していると共に後羽根を連結していて露光作動直前の状態においては後羽根用電磁石によって吸着保持され露光作動時には該電磁石から釈放され後羽根用駆動ばねの付勢力によって作動する後羽根用駆動部材と、初期位置からセット位置へ作動されるとき先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とを前記各駆動ばねの付勢力に抗して夫々のセット位置へ作動させカメラのレリーズ時には露光作動に先立ってセット位置から初期位置へ復帰されるセット部材と、抑止位置と非抑止位置とに操作可能であって通常は非抑止位置に操作されており抑止位置に操作されたときだけ前記被抑止部に接触し後羽根用駆動部材をセット位置に保持する操作部材と、を備えていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタを備えたデジタルスチルカメラ。
  2. 前記操作部材の操作位置を検出する検出手段が設けられていて、該検出手段は、前記操作部材が非抑止位置から抑止位置へ操作されたことを検出したとき、その出力信号によって、前記セット部材がセット位置から初期位置へ復帰されるようにし、その後、前記操作部材が抑止位置から非抑止位置へ操作されたことを検出したとき、その出力信号によって前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタを備えたデジタルスチルカメラ。
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