JP2000131731A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JP2000131731A
JP2000131731A JP10302419A JP30241998A JP2000131731A JP 2000131731 A JP2000131731 A JP 2000131731A JP 10302419 A JP10302419 A JP 10302419A JP 30241998 A JP30241998 A JP 30241998A JP 2000131731 A JP2000131731 A JP 2000131731A
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shutter
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lever
locking
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型で機能的に優れたシャッターを備えた電
子スチルカメラを提供する。 【解決手段】 電荷蓄積型撮像素子9へ被写体光束を通
過させる開状態と被写体光束を遮光する閉状態との間で
開閉動作する単一のシャッター幕と、シャッター幕を閉
状態に係止する機構を解除してシャッター幕の開動作を
開始させる第1マグネット31と、シャッター幕を開状
態に係止する機構を解除してシャッター幕の閉動作を開
始させる第2マグネット32とを設け、第1および第2
マグネット31,32を駆動制御し、シャッター幕の開
動作が終了したら撮像素子9の電荷蓄積を開始し、電荷
蓄積が終了したらシャッター幕の閉動作を開始する。こ
れにより、シャッター幕の開閉タイミングを正確に制御
することができ、電荷蓄積期間以外は撮像素子への被写
体光束を確実に遮光することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子に被
写体像を結像させて画像信号を得る電子スチルカメラ、
特に、固体撮像素子としてCCD(Charge Coupled Dev
ice)などの電荷蓄積型光電変換素子を用い、電荷蓄積
後に撮像素子への光を遮蔽するようにした電子スチルカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子にCCDを用い、CCDに
蓄積された電荷を読み出して記録媒体に記録する電子ス
チルカメラが知られている。
【0003】ところで、フレームトランスファー型のC
CDやインターラインの2フィールド読出し型のCCD
を用いた場合には、CCDを遮光した状態で電荷を読み
出さなければならない。また、他の種類のCCDでも、
スミア(CCD画素からあふれた電荷が転送部に流れ込
み、画面の上下方向に光が筋を引くように現れる現象)
を防止するためには、CCDを遮光状態にして電荷の読
み出しを行う必要がある。そのため、例えば、従来の銀
塩フィルムを使用する一眼レフカメラにCCDを組込ん
で電子スチルカメラを構成する場合には、その一眼レフ
カメラのフォーカルプレーンシャッターでCCDの遮光
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常の銀塩フィルム用
一眼レフカメラでは、フォーカルプレーンシャッターが
先幕、後幕と呼ばれる2組の羽根群を有し、これらを相
前後して開閉させることによりフィルムを露光してい
る。具体的には、露光前に先幕を閉じておき、レリーズ
されると先幕を開き、その後に後幕を閉じる。また、露
光前に先幕も後幕も閉じて遮光性を高めた二重遮光シャ
ッターでは、露光に先だってまず後幕を開き、その後に
先幕を開いて露光を開始し、次に後幕を閉じて露光を終
了するものもある。いずれの形式でも、先幕が開いてか
ら後幕を閉じるまでの時間を正確に調節してシャッター
速度(露光時間)を設定している。
【0005】CCDを遮光するだけであればシャッター
幕は1組で十分であり、また高い駆動精度は要求されな
い。しかし、従来の一眼レフ電子スチルカメラでは、銀
塩フィルム用の2組のシャッター幕を備えた大型のフォ
ーカルプレーンシャッターを、CCDの遮光部材として
用いているので、電子スチルカメラに対しては設置スペ
ースが大きすぎる上に、シャッター幕の駆動にも無駄が
ある。
【0006】本発明の目的は、小型で機能的に優れたシ
ャッターを備えた電子スチルカメラを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、被写体からの光束を受光して電荷を蓄積する電荷蓄
積型撮像素子と、撮像素子へ被写体光束を通過させる開
状態と被写体光束を遮光する閉状態との間で開閉動作す
る単一のシャッター幕と、シャッター幕を閉状態に係止
する機構を解除してシャッター幕の開動作を開始させる
第1マグネットと、シャッター幕を開状態に係止する機
構を解除してシャッター幕の閉動作を開始させる第2マ
グネットと、第1および第2マグネットを駆動制御し、
シャッター幕の開動作が終了したら撮像素子の電荷蓄積
を開始し、電荷蓄積が終了したらシャッター幕の閉動作
を開始する制御手段とを備える。 (2) 請求項2の電子スチルカメラは、シャッター幕
を閉状態に係止する機構は、モーター駆動カムにより解
除する第1係止機構と、第1マグネットにより解除する
第2係止機構とを備え、第2係止機構の解除に先立って
第1係止機構を解除するようにしたものである。 (3) 請求項3の電子スチルカメラは、制御手段によ
って、撮影モードに応じてシャッター幕の開動作の開始
タイミングを変更するようにしたものである。 (4) 請求項4の電子スチルカメラは、制御手段によ
って、連続撮影モードが設定されると、撮像素子から前
駒の蓄積電荷の読み出しが終了する前に次駒の撮影シー
ケンスを開始し、前駒の蓄積電荷の読み出しが終了した
時点で第1マグネットによりシャッター幕の開動作を開
始するようにしたものである。 (5) 請求項5の電子スチルカメラは、制御手段によ
って、閃光撮影モードの予備発光が終了したらシャッタ
ー幕の開動作を開始するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、一実施の形態のレンズ交
換可能な一眼レフ電子スチルカメラの断面を示す。カメ
ラ本体1にはレンズマウント2を介してレンズ鏡筒3が
着脱可能に取り付けられる。被写体からの光束は撮影レ
ンズ4を透過した後、ミラー5で反射されてファインダ
ースクリーン6上に結像され、ペンタプリズム7および
接眼レンズ8を介して観察される。撮影時にはミラー5
が跳ね上げられ、被写体光束は固体撮像素子であるCC
D9の受光面に結像する。CCD9はCCDホルダー1
0に固定され、その光電変換出力がフレキシブルプリン
ト基板11を介して読み出される。CCDホルダー10
はビス12によりカメラ本体1に取付けられる。CCD
9の前方にはフォーカルプレーンシャッター13が配置
される。
【0009】ここで、この実施の形態での露光制御はい
わゆる電子シャッターによるもので、被写体光束がCC
D9で受光され電荷が蓄積されている時間がシャッター
速度に相当する。フォーカルプレーンシャッター13は
この蓄積時間を規定するために設けられるのではなく、
電荷蓄積後にCCD9の遮光を行なうために用いられ
る。したがって、フォーカルプレーンシャッター13に
先幕、後幕という2組のシャッター幕を設けてそれらを
正確に作動させる必要はなく、1組のシャッター幕だけ
で十分である。シャッター幕を1組だけにすると、従来
の2組のシャッター幕を備えたフォーカルプレーンシャ
ッターに比べて、シャッターユニットの厚さを薄くする
ことが可能となり、設置スペースが小さくなってカメラ
の小型化を図ることができる。
【0010】なお、この実施の形態では複数のシャッタ
ー羽根から成るシャッター幕を例に上げて説明するが、
シャッター幕の構造はこの実施の形態に限定されず、例
えば布幕を用いた構造のものであってもよい。
【0011】図2は一実施の形態の電気機器の構成を示
す。なお、図1に示す機器と同様な機器に対しては同一
の符号を付して説明を省略する。マイクロコンピュータ
ー20は電子スチルカメラの演算やシーケンス制御を行
う。AFモーター21は撮影レンズ4の焦点調節を行う
ためのアクチュエーターであり、ドライバー22はAF
モーター21を駆動する回路である。撮像回路23は、
CCD9から読み出した蓄積電荷を処理して画像信号を
生成する。レリーズスイッチ25はレリーズボタン(不
図示)に連動して作動するスイッチであり、幕閉スイッ
チ26はシャッター13が閉じているときにオンするス
イッチである。また、シーケンススイッチ27は1駒の
撮影シーケンス内の所定のタイミングで作動するスイッ
チである。
【0012】シーケンスモーター28はシーケンス駆動
機構30を駆動してミラー5の昇降とシャッター13の
開閉を行い、一連の撮影動作を行う。ドライバー29は
このシーケンスモーター28を駆動する回路である。フ
ォーカルプレーンシャッター13は、第1マグネット3
1と第2マグネット32を備えている。第1マグネット
31はシャッター13の開動作を開始させ、第2マグネ
ット32はシャッター13の閉動作を開始させる。ドラ
イバー33は第1マグネット31を駆動し、ドライバー
34は第2マグネット32を駆動する。
【0013】なお、この実施の形態の電子スチルカメラ
には画像圧縮/伸長回路39、画像記憶メモリー40、
メモリーカード41、液晶モニター44、PCインタフ
ェース46などが装備されているが、これらは本発明と
直接、関係するものではないので、説明を省略する。
【0014】図3〜図11は、ミラー5およびシャッタ
ー13の1駒の撮影シーケンスにおける動作を順に示
す。各図の上部はミラー5を横から見た図であり、下部
はシャッター13の一部を撮影レンズ4側から見た図で
ある。なお、図1、図2に示す機器と同様な機器に対し
ては同一の符号を付して説明を省略する。シーケンスモ
ーター28は、ミラー5を駆動するカム54、シーケン
ススイッチ27を駆動するカム56、シャッター13を
駆動するカム57,58,80をそれぞれ駆動し、一連
の撮影動作を実行する。シーケンスモーター28が正転
すると、カム54,56,57,58が反時計回転方向
に回転し、カム80が時計回転方向に回転する。各カム
54,56,57,58,80が360度回転すると、
1駒の撮影動作が完了する。
【0015】図3は、ミラー5およびシャッター13の
撮影シーケンスの開始位置を示す。ミラー5はミラー支
持部材51によりカメラ本体に回転可能に支持される。
そして、ミラーバネ52によって反時計回転方向に付勢
され、ミラー受け55で45度位置に保持される。ミラ
ー5と一体に設けられたミラー駆動ピン53がミラーカ
ム54により駆動され、ミラー5が45度位置から跳ね
上げられる。シーケンススイッチ27はカム56により
駆動され、カム角度の0度と180度近傍でオンする。
【0016】フォーカルプレーンシャッター13は5枚
1組の羽根から成るシャッター幕102を有し、周知の
アーム機構により5枚の羽根が連動して開閉する。第1
レバー87は、軸82でシャッター13上に回転可能に
軸支され、シャッター13に植設された制限ピン88に
より時計方向回転が制限される。第1レバー87の裏側
には羽根駆動ピン92が植設され、この羽根駆動ピン9
2が長穴94に沿って動くとシャッター幕102が開閉
する。第1レバー87上に植設された係止ピン89は、
第2レバー81との回転を制限する。係止端90は後述
の第1係止レバー59で係止され、シャッター幕102
が閉じられている図3の位置で端部91が幕閉スイッチ
26をオンする。図3に示す位置から第1レバー87が
およそ68度反時計回転方向に回転すると、シャッター
幕102が開状態になる。
【0017】第2レバー81は軸82で第1レバー87
とは独立に回転可能に軸支され、ばね83で時計回転方
向に付勢されるとともに、引っ張りばね93で第1レバ
ー87と結合される。これにより、第1レバー87が第
2レバー81に対して反時計回転方向に付勢される。第
2レバー81の一端に植設されたチャージピン86は後
述のチャージカム80により駆動され、第2係止部85
は後述の第2係止レバー64で係止される。
【0018】第1係止レバー59は軸60でシャッター
13上に回転可能に軸支され、ばね61で反時計回転方
向に付勢される。フック部62は第1レバー87の係止
端90を係止し、第1レバー87が第1マグネットレバ
ー96により停止されるまで第1レバー87を図3の位
置に保持してシャッター幕102を閉位置に保持する。
【0019】第2係止レバー64は軸65でシャッター
13上に回転可能に軸支され、ばね66で時計回転方向
に付勢される。フック部67は第2レバー81の第2係
止部85を係止し、第2レバー81が第2マグネットレ
バー69により係止されるまで第2レバー81を図3の
位置に保持する。
【0020】第1カム57と第2カム58は一体的に設
けられ、カメラ本体に軸支される。第1カム57は従動
部63と当接して第1係止レバー59を駆動し、第2カ
ム58は従動部68と当接して第2係止レバー64を駆
動する。
【0021】第1マグネットレバー96は軸97でシャ
ッター13上に回転可能に軸支され、ばね98で時計回
転方向に付勢される。第1マグネット31に通電されて
吸着部101が吸着されると、第1マグネットレバー9
6はばね98に抗して反時計回転方向に回転し、フック
部100が第1レバー87の端部91を係止し、シャッ
ター幕102を閉状態に保持する。第1マグネット31
への通電が断たれると、第1マグネットレバー96はば
ね98により時計回転方向へ回転し、端部91の係止が
外れて第1レバー87がばね93により反時計回転方向
へ回転できるようになる。
【0022】第2マグネットレバー69は軸70でシャ
ッター13上に軸支され、ばね71により反時計回転方
向へ付勢される。第2マグネット32に通電されて吸着
部74が吸着されると、第2マグネットレバー69はば
ね71に抗して時計回転方向へ回転し、フック部73が
第2レバー81の第1係止部84を係止し、シャッター
幕102を開状態に保持する。第2マグネット32への
通電が断たれると、第2マグネットレバー69はばね7
1により反時計回転方向へ回転し、第1係止部84の係
止が外れて第2レバー81がばね83により時計回転方
向へ回転できるようになる。
【0023】チャージカム80はチャージピン86と当
接し、第2レバー81を図3の位置にチャージする。
【0024】図3〜図11により、一連の撮影シーケン
スを説明する。まず、撮影シーケンスの開始位置を示す
図3において、ミラー5は45度位置にあり、シーケン
ススイッチ27はオンしている。シャッター幕102は
閉状態にあり、第1レバー87は引っ張りばね93によ
る反時計回転方向の付勢を第1係止レバー59により係
止され、第2レバー81はばね83による時計回転方向
の付勢を第2係止レバー64により係止されている。幕
閉スイッチ26は第1レバー87によりオンしている。
【0025】図3に示す状態において、シャッターレリ
ーズ釦が操作されると、第1マグネット31と第2マグ
ネット32に通電されて第1マグネットレバー96と第
2マグネットレバー69がそれぞれ吸着され、シーケン
スモーター28が回転を始める。
【0026】図4は、カム54,56,57,58,8
0が30度まで回転した状態を示す。ミラー5がカム5
4に駆動されて上昇を始め、シーケンススイッチ27が
オフする。第1マグネットレバー96と第2マグネット
レバー69はそれぞれ第1マグネット31と第2マグネ
ット32に吸着されたままであり、シャッター幕102
は閉じている。
【0027】図5は、カム54,56,57,58,8
0が135度まで回転した状態を示す。ミラー5がカム
54に駆動されてさらに上昇する。第1カム57に駆動
されて第1係止レバー59がばね61に抗して時計回転
方向に回転し、フック部62による第1レバー87の係
止が解除されるが、第1レバー87は第1マグネットレ
バー96により係止されているので動かない。つまり、
シャッター幕102は閉じたままである。また、第2カ
ム58に駆動されて第2係止レバー64がばね66に抗
して反時計回転方向に回転し、フック部67による第2
レバー81の係止が解除されるが、第2レバー81は第
2マグネットレバー69により係止されているので動か
ない。
【0028】図6は、カム54,56,57,58,8
0が160度近傍まで回転した状態を示す。シャッター
レリーズから所定時間t1経過後、第1マグネット31
への通電が断たれ、第1マグネットレバー96がばね9
8の付勢により時計回転方向へ回転し、フック部100
による第1レバー87の係止が外れ、第1レバー87が
反時計回転方向へ回転し始める。これにより、シャッタ
ー幕102の開動作が開始される。その後、幕閉スイッ
チ26がオフする。
【0029】図7は、カム54,56,57,58,8
0が180度まで回転した状態を示す。ミラー5はカム
54に駆動されて完全に跳ね上げられる。シーケンスス
イッチ27がカム56によりふたたびオンし、これによ
りシーケンスモーター28が停止してカム54,56,
57,58,80が180度回転した位置で停止する。
第1レバー87がばね93に駆動されて反時計回転方向
に回転し、係止ピン89が第2レバー81に当接して止
まっている。第1レバー87の羽根駆動ピン92は長穴
94の上端にあり、シャッター幕102が完全に開いて
いる。
【0030】図8は、カム54,56,57,58,8
0が180度位置で停止したままでシャッター幕102
が閉じる直前の状態を示す。カム56が180度位置に
達してシーケンススイッチ27がオンしてから所定時間
t2が計時されると、CCD9の電荷蓄積が開始され
る。所定の蓄積時間後、電荷の読み出しに先立ってシャ
ッター幕102を閉じるために、第2マグネット32へ
の通電が断たれる。これにより、第2マグネットレバー
69が第2マグネット32で保持されなくなり、ばね7
1により反時計回転方向に回転して第2レバー81の係
止が解除され、第1レバー87とともにばね83により
時計回転方向へ回転する。これにより、シャッター幕1
02の閉動作が開始される。
【0031】このように、CCD9の電荷蓄積が終了し
たら直ちにシャッター幕102を閉じてCCD9を遮光
し、その後にCCD9の蓄積電荷の読み出しを行うよう
にしたので、電荷蓄積期間以外はCCD9が確実に遮光
され、フレームトランスファー型やインターラインの2
フィールド読み出し型のCCDを用いることができ、ス
ミアを防止することができる。また、複数のシャッター
羽根から成る単一のシャッター幕102によってCCD
9の遮光を行うようにしたので、シャッター13の設置
スペースが小さくなり、カメラの小型化を図ることがで
きる。
【0032】図9は、カム54,56,57,58,8
0が180度位置で停止したままでシャッター幕102
が閉じた状態を示す。第1レバー87と第2レバー81
がばね83により時計回転方向に回転し、第1レバー8
7が制限ピン88に当接して止まる。これにより、羽根
駆動ピン92が長穴94の下端まで移動し、シャッター
幕102が完全に閉じ、幕閉スイッチ26がオンする。
シャッター幕102が閉じて幕閉スイッチ26がオンし
たら、CCD9の電荷読み出しが開始されるとともに、
シーケンスモーター28がふたたび回転を始める。
【0033】図10は、カム54,56,57,58,
80が210度まで回転した状態を示す。カム54がミ
ラー駆動ピン53を保持しなくなるため、ミラー5はば
ね52により下降し始める。また、第1カム57が第1
係止レバー59を保持しなくなるため、第1係止レバー
59はばね61により反時計回転方向に回転し、第1レ
バー87を係止する。
【0034】図11は、カム54,56,57,58,
80が310度まで回転した状態を示す。ミラー5は完
全に下降して45度の位置に復帰する。カム54,5
6,57,58,80が210度から310度まで回転
する間に、チャージカム80によりチャージピン86が
押されるので、第2レバー81がばね83に抗して反時
計回転方向に回転し、ばね93を伸長してチャージされ
る。このとき、第1レバー87は第1係止レバー59に
係止されているので、図10に示す位置に留まる。
【0035】さらに、カム54,56,57,58,8
0が360度まで回転する間に、第2カム58の第2係
止レバー64の保持が解除され、第2係止レバー64が
ばね66により時計回転方向に回転し、第2レバー81
を係止し、図3の状態に戻る。
【0036】上述したように、この実施の形態のフォー
カルプレーンシャッター13は、シャッター幕102を
閉状態に保持するための電気的な係止機構と機械的な係
止機構を備えている。電気的な係止機構は第1レバー8
7を係止する第1マグネットレバー96であり、第1マ
グネット31によりその係止状態が解除される。一方、
機械的な係止機構は第1レバー87を係止する第1係止
レバー59であり、シーケンスモーター28と第1カム
57によりその係止状態が解除される。撮影シーケンス
の中では、先に機械的な係止機構59が解除され、次に
第1マグネット31への通電が断たれて電気的な係止機
構96が解除される。この電気的な係止機構96の解除
によって、第1レバー87がばね93の付勢力により反
時計回転方向への回転を開始し、羽根駆動ピン92によ
りシャッター幕102の開動作が開始される。
【0037】また、この実施の形態のシャッター13
は、シャッター幕102の開状態を保持するための電気
的な係止機構と機械的な係止機構を備えている。電気的
な係止機構は第1レバー81を係止する第2マグネット
レバー69であり、第2マグネット32によりその係止
状態が解除される。一方、機械的な係止機構は第2レバ
ー81を係止する第2係止レバー64であり、シーケン
スモーター28と第2カム58によりその係止状態が解
除される。撮影シーケンスの中では、先に機械的な係止
機構64が解除され、次に第2マグネット32への通電
が断たれて電気的な係止機構69が解除される。この電
気的な係止機構69の解除によって、第1レバー87お
よび第2レバー81がともにばね83の付勢力により時
計回転方向への回転を開始し、羽根駆動ピン92により
シャッター幕102の閉動作が開始される。
【0038】図12は連続撮影モードにおける各部の動
作を示すタイムチャート、図13、図14は連続撮影モ
ードのマイクロコンピューター20の制御プログラムを
示すフローチャートである。これらの図により、一実施
の形態の動作を説明する。この実施の形態では、連続撮
影速度を上げるために、CCD9から前駒の電荷読み出
しが終了する前に次駒の撮影シーケンスを開始し、前駒
の電荷読み出しが終了すると同時に第1マグネット31
をオフして次駒を撮影するためにシャッター幕102の
開動作を開始する。つまり、前駒の電荷読出時間tyの
一部ty1時間が経過したときに次駒の撮影シーケンスを
開始し、残りのty2時間が経過して前駒の電荷の読み出
しを終了すると同時にシャッター幕102の開動作を開
始する。
【0039】ステップ1において、レリーズスイッチ2
5によりシャッターレリーズを確認し、シャッターレリ
ーズ操作がなされたらステップ2へ進む。ステップ2
で、第1および第2マグネット31,32へ通電し、シ
ーケンスモーター28を回転起動するとともに、タイマ
ー1を始動する。ステップ3では、CCD電荷の読み出
し中か否かを確認し、電荷読み出し中のときはステップ
5へ進む。ステップ5でタイマー2がtyになるまで待
ってからステップ6へ進み、CCD電荷の読み出しを終
了してステップ7へ進む。一方、ステップ3で電荷読み
出し中でないときはステップ4へ進み、タイマー1がt
1になるまで待ってからステップ7へ進む。
【0040】ステップ7では、第1マグネット31への
通電を終了してシャッター幕102の開動作を開始させ
る。ここでタイマー1の設定時間t1は、ミラー5の上
昇完了と同時にシャッター幕102が完全に開放される
ように設定する。ステップ8で、シーケンススイッチ2
7がオンしたか、つまりカム54,56,57,58,
80が180度回転したかどうかを確認する。カムが1
80度回転したらステップ9へ進み、シーケンスモータ
ー28を停止するとともに、タイマー1を始動する。ス
テップ10でタイマー1がt2になるまで待ってからス
テップ11へ進む。この時間t2には、ミラー5の上昇
直後のバウンドが収まるまでの時間を設定する。この時
点でミラー5の上昇と、シャッター13の機械係止解除
と、シャッター幕102の開放とが完了している。ステ
ップ11で、CCD9の電荷蓄積を開始するとともに、
タイマー1を始動する。
【0041】ステップ12で、タイマー1が露光時間に
なったかどうかを確認し、露光時間になったらステップ
13へ進み、CCD9の電荷蓄積を終了するとともに、
第2マグネット32の通電を終了してシャッター幕10
2の閉動作を開始する。ステップ14で幕閉スイッチ2
6によりシャッター幕102の閉じ完了を確認したらス
テップ15へ進み、CCD9から電荷読み出しを開始
し、シーケンスモーター28を回転起動するとともに、
タイマー2を始動する。ステップ16でシーケンススイ
ッチ27がオンか、すなわちカム54,56,57,5
8,80が360度回転したかどうかを確認する。カム
が360度回転したらステップ17へ進み、シーケンス
モーター28を停止する。この時点でミラー5の下降
と、シャッター13のチャージおよび機械係止が終了
し、次の撮影シーケンスを開始する準備が完了する。
【0042】連続撮影モードでは、この時点においてま
だCCD9からの電荷読み出し処理が継続している。ス
テップ18で、タイマー2がty1になるのを待ってから
ステップ19へ進み、レリーズスイッチ25によりレリ
ーズ操作がなされているかどうかを確認する。レリーズ
操作がなされていれば連続撮影と判断してステップ2へ
戻り、次の駒の撮影シーケンスに入る。そして、次駒の
撮影シーケンスのミラー上昇中に前駒の電荷読み出し処
理が終了する。一方、ステップ19でレリーズ操作がな
されていない場合は、ステップ20でタイマー2がty
になるのを待ってステップ21へ進み、電荷の読み出し
を終了して撮影シーケンスを終了する。
【0043】このように、CCDの電荷読み出しが終了
すると同時に第1マグネット31の通電を終了してシャ
ッター幕102の開動作を開始し、開動作終了がシーケ
ンススイッチ27のオンと一致するように、次の撮影シ
ーケンスにオーバーラップさせる電荷読み出し時間ty2
を決めている。これは、シャッター幕102の開動作の
開始を第1マグネット31で正確に制御することによっ
て可能になり、CCD電荷読み出しと次駒の撮影シーケ
ンスとのオーバーラップを最大限にすることができ、連
続撮影の速度を上げることができる。
【0044】−発明の一実施の形態の変形例−従来の銀
塩フィルムを用いるカメラで閃光撮影を行う場合には、
ミラーを上げシャッター幕を閉じた状態でストロボを予
備発光させる。そして、被写体からの反射光をシャッタ
ー羽根で反射させ、反射光をセンサーで計測してその情
報を本発光に利用する、予備発光制御が行われている。
この変形例では、単一のシャッター幕を備えた電子スチ
ルカメラで閃光撮影モードの予備発光制御を行う。な
お、この変形例の構成は図1および図2に示す構成と同
様であり、説明を省略する。
【0045】図15は連続撮影モードで閃光撮影の予備
発光を行う場合の各部の動作を示すタイムチャート、図
16、図17は連続撮影モードのマイクロコンピュータ
ー20の制御プログラムを示すフローチャートである。
これらの図により、変形例の動作を説明する。ステップ
31において、レリーズスイッチ25によりシャッター
レリーズを確認し、シャッターレリーズ操作がなされた
らステップ32へ進む。ステップ32で、第1および第
2マグネット31,32へ通電し、シーケンスモーター
28を回転起動する。ステップ33では、CCD電荷の
読み出し中か否かを確認し、電荷読み出し中のときはス
テップ35へ進む。ステップ35でタイマー2がtyに
なるまで待ってからステップ36へ進み、CCD電荷の
読み出しを終了してステップ34へ進む。一方、ステッ
プ33で電荷読み出し中でないときはステップ34へ進
む。
【0046】ステップ34で、シーケンススイッチ27
がオンしたか、つまりカム54,56,57,58,8
0が180度回転したかどうかを確認する。カムが18
0度回転したらステップ37へ進み、シーケンスモータ
ー28を停止するとともに、タイマー1,2を始動す
る。次に、ステップ38でストロボの予備発光を行う。
ステップ39でタイマー1がt11になるのを待ってステ
ップ40へ進み、第1マグネット31の通電を終了して
シャッター幕102の開動作を開始する。ステップ41
でタイマー2がt12になるのを待ってからステップ42
へ進み、CCD9の電荷蓄積を開始してストロボの本発
光を行い、タイマー1を始動する。
【0047】ステップ43で、タイマー1が露光時間に
なったかどうかを確認し、露光時間になったらステップ
44へ進み、CCD9の電荷蓄積を終了するととに、第
2マグネット32の通電を終了してシャッター幕102
の閉動作を開始する。ステップ45で幕閉スイッチ26
によりシャッター幕102の閉じ完了を確認したらステ
ップ46へ進み、CCD9から電荷読み出しを開始し、
シーケンスモーター28を回転起動するとともに、タイ
マー2を始動する。ステップ47でシーケンススイッチ
27がオンか、すなわちカム54,56,57,58,
80が360度回転したかどうかを確認する。カムが3
60度回転したらステップ48へ進み、シーケンスモー
ター28を停止する。この時点でミラー5の下降と、シ
ャッター13のチャージおよび機械係止が終了し、次の
撮影シーケンスを開始する準備が完了する。
【0048】連続撮影モードでは、この時点においてま
だCCD9からの電荷読み出し処理が継続している。ス
テップ49で、タイマー2がty1になるのを待ってから
ステップ50へ進み、レリーズスイッチ25によりレリ
ーズ操作がなされているかどうかを確認する。レリーズ
操作がなされていれば連続撮影と判断してステップ32
へ戻り、次の駒の撮影シーケンスに入る。そして、次駒
の撮影シーケンスのミラー上昇中に前駒の電荷読み出し
処理が終了する。一方、ステップ50でレリーズ操作が
なされていない場合は、ステップ51でタイマー2がt
yになるのを待ってステップ52へ進み、電荷の読み出
しを終了して撮影シーケンスを終了する。
【0049】この変形例では、閃光撮影モードの予備発
光の開始からt11時間後にシャッター幕102の開動作
を開始させており、これはシャッター幕102の開動作
の開始を第1マグネット31で制御することによって可
能にしている。これにより、閃光撮影モードの予備発光
を行うことによる撮影シーケンスの延長を最小限にする
ことができる。
【0050】また、1つの電子スチルカメラで閃光撮影
モードで予備発光を行う撮影の場合は変形例の撮影シー
ケンスを、閃光撮影モードで予備発光を行わない場合は
上述した一実施の形態の撮影シーケンスを実行すれば、
撮影モードに合わせて最少のシーケンス時間で撮影を行
うことができる。このように、シャッター開動作の開始
を撮影モードに最適なタイミングに設定するには、機械
的な係止解除によるシャッター開動作の開始方法では困
難であり、係止解除をマグネットで制御することによっ
て達成される。
【0051】以上の一実施の形態の構成において、CC
D9が撮像素子を、シャッター幕102がシャッター幕
を、第1マグネット31が第1マグネットを、第2マグ
ネット32が第2マグネットを、マイクロコンピュータ
ー20が制御手段を、第1係止レバー59が第1係止機
構を、第1マグネットレバー96が第2係止機構を、第
1カム57がモーター駆動カムをそれぞれ構成する。
【0052】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、電荷
蓄積型撮像素子へ被写体光束を通過させる開状態と被写
体光束を遮光する閉状態との間で開閉動作する単一のシ
ャッター幕と、シャッター幕を閉状態に係止する機構を
解除してシャッター幕の開動作を開始させる第1マグネ
ットと、シャッター幕を開状態に係止する機構を解除し
てシャッター幕の閉動作を開始させる第2マグネットと
を設け、第1および第2マグネットを駆動制御し、シャ
ッター幕の開動作が終了したら撮像素子の電荷蓄積を開
始し、電荷蓄積が終了したらシャッター幕の閉動作を開
始するようにしたので、シャッター幕の開閉タイミング
を正確に制御することができ、電荷蓄積期間以外は撮像
素子への被写体光束を確実に遮光することができる。し
たがって、撮影素子に、フレームトランスファー型やイ
ンターラインの2フィールド読み出し型のCCDを用い
ることができる上に、スミアを防止することができる。
さらに、単一のシャッター幕によって撮像素子の遮光を
行うようにしたので、シャッターの設置スペースが小さ
くなり、カメラの小型化を図ることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、シャッター幕を閉状
態に係止する機構は、モーター駆動カムにより解除する
第1係止機構と、第1マグネットにより解除する第2係
止機構とを備え、第2係止機構の解除に先立って第1係
止機構を解除するようにしたので、シャッター開放動作
の信頼性を向上させることができる。 (3) 請求項3の発明によれば、撮影モードに応じて
シャッター幕の開動作の開始タイミングを変更するよう
にしたので、撮影モードごとに最適なシャッター開放タ
イミングを得ることができる。 (4) 請求項4の発明によれば、連続撮影モードが設
定されると、撮像素子から前駒の蓄積電荷の読み出しが
終了する前に次駒の撮影シーケンスを開始し、前駒の蓄
積電荷の読み出しが終了した時点で第1マグネットによ
りシャッター幕の開動作を開始するようにしたので、前
駒の蓄積電荷の読み出しと次駒の撮影シーケンスとのオ
ーバーラップを最大限にすることができ、連続撮影速度
を上げることができる。 (5) 請求項5の発明によれば、閃光撮影モードの予
備発光が終了したらシャッター幕の開動作を開始するよ
うにしたので、閃光撮影モードで予備発光を行っても撮
影シーケンスの延長を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のレンズ交換可能な一眼レフ電
子スチルカメラの断面図である。
【図2】 一実施の形態の電気機器の構成を示す図であ
る。
【図3】 ミラーおよびシャッターの撮影シーケンスに
おける動作を示す図である。
【図4】 図3に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図5】 図4に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図6】 図5に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図7】 図6に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図8】 図7に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図9】 図8に続く、ミラーおよびシャッターの撮影
シーケンスにおける動作を示す図である。
【図10】 図9に続く、ミラーおよびシャッターの撮
影シーケンスにおける動作を示す図である。
【図11】 図10に続く、ミラーおよびシャッターの
撮影シーケンスにおける動作を示す図である。
【図12】連続撮影モードにおける各部の動作を示すタ
イムチャートである。
【図13】連続撮影モードのマイクロコンピューターの
制御プログラムを示すフローチャートである。
【図14】図13に続く、連続撮影モードのマイクロコ
ンピューターの制御プログラムを示すフローチャートで
ある。
【図15】連続撮影モードで閃光撮影の予備発光を行う
場合の各部の動作を示すタイムチャートである。
【図16】連続撮影モードで閃光撮影の予備発光を行う
マイクロコンピューターの制御プログラムを示すフロー
チャートである。
【図17】図16に続く、連続撮影モードで閃光撮影の
予備発光を行うマイクロコンピューターの制御プログラ
ムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 4 撮影レンズ 5 ミラー 9 CCD 13 フォーカルプレーンシャッター 20 マイクロコンピューター 25 レリーズスイッチ 26 幕閉スイッチ 27 シーケンススイッチ 28 シーケンスモーター 29 ドライバー 30 シーケンス駆動機構 31 第1マグネット 32 第2マグネット 33,34 ドライバー 35 電池 36 タイマー1 37 タイマー2 38 メモリー 54,56,57,58,80 カム 59 第1係止レバー 64 第2係止レバー 69 第2マグネットレバー 81 第2レバー 87 第1レバー 96 第1マグネットレバー 102 シャッター幕

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体からの光束を受光して電荷を蓄積す
    る電荷蓄積型撮像素子と、 前記撮像素子へ被写体光束を通過させる開状態と被写体
    光束を遮光する閉状態との間で開閉動作する単一のシャ
    ッター幕と、 前記シャッター幕を閉状態に係止する機構を解除して前
    記シャッター幕の開動作を開始させる第1マグネット
    と、 前記シャッター幕を開状態に係止する機構を解除して前
    記シャッター幕の閉動作を開始させる第2マグネット
    と、 前記第1および第2マグネットを駆動制御し、前記シャ
    ッター幕の開動作が終了したら前記撮像素子の電荷蓄積
    を開始し、電荷蓄積が終了したら前記シャッター幕の閉
    動作を開始する制御手段とを備えることを特徴とする電
    子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子スチルカメラにおい
    て、 前記シャッター幕を閉状態に係止する機構は、モーター
    駆動カムにより解除する第1係止機構と、前記第1マグ
    ネットにより解除する第2係止機構とを備え、前記第2
    係止機構の解除に先立って前記第1係止機構を解除する
    ことを特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電子スチ
    ルカメラにおいて、 前記制御手段は、撮影モードに応じて前記シャッター幕
    の開動作の開始タイミングを変更することを特徴とする
    電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電子スチルカメラにおい
    て、 前記制御手段は、連続撮影モードが設定されると、前記
    撮像素子から前駒の蓄積電荷の読み出しが終了する前に
    次駒の撮影シーケンスを開始し、前駒の蓄積電荷の読み
    出しが終了した時点で前記第1マグネットにより前記シ
    ャッター幕の開動作を開始することを特徴とする電子ス
    チルカメラ。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の電子スチルカメラにおい
    て、 前記制御手段は、閃光撮影モードの予備発光が終了した
    ら前記シャッター幕の開動作を開始することを特徴とす
    る電子スチルカメラ。
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