JP2656775B2 - 電子式レンズシヤツタ - Google Patents

電子式レンズシヤツタ

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JP2656775B2 JP27494687A JP27494687A JP2656775B2 JP 2656775 B2 JP2656775 B2 JP 2656775B2 JP 27494687 A JP27494687 A JP 27494687A JP 27494687 A JP27494687 A JP 27494687A JP 2656775 B2 JP2656775 B2 JP 2656775B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、露出時間を電子タイマ制御する電子式レ
ンズシヤツタ、特に同様の電子タイマ制御の電子式フオ
ーカルプレーンシヤツタを備えたカメラに装着し得る交
換レンズに内蔵される電子式レンズシヤツタに関する。
〔従来の技術〕
元来、フオーカルプレーンシヤツタはレンズ側との機
構上の関連性がなく、レンズシヤツタに比してレンズ設
計上の自由度が大きく、各種交換レンズの構造を簡略化
し得ると共に、レンズ交換時のフイルム面の遮光が容易
であり、且つ高速シヤツタ秒時も得やすいので、レンズ
交換可能なカメラの主流となつている。
反面、フオーカルプレーンシヤツタはエレクトロニツ
クフラツシユとの同調範囲が狭く、さらに高速被写体の
場合には画像に歪を生ずる恐れもあるので、必要に応じ
てこれらの欠点のないレンズシヤツタ内蔵レンズを併用
し得ることが望まれている。
このような交換レンズに内蔵される電子式レンズシヤ
ツタにおいては、シヤツタ羽根を開放させる羽根開放部
材と、開放したシヤツタ羽根を閉止させる羽根閉止部材
と、この羽根閉止部材をその付勢力に抗して蓄勢状態に
保持する電磁部材とを備えている。
そして、シヤツタのレリーズに際しては、まず、電磁
部材に通電して羽根閉止部材を蓄勢状態に保持したま
ま、羽根開放部材を釈放してシヤツタ羽根を開放させ、
所要の露出秒時の後電磁部材への通電を断つてシヤツタ
羽根を閉止させている。
一方、カメラ本体に内蔵される電子式フオーカルプレ
ーンシヤツタにおいては、シヤツタ先幕を蓄勢状態に保
持する方向に付勢された先幕係止部材と、シヤツタ後幕
を蓄勢状態から釈放する方向と付勢された後幕係止部材
と、この後幕係止部材をその付勢力に抗してシヤツタ後
幕を蓄勢状態に保持する電磁部材とを備えている。
そして、シヤツタのレリーズに際しては、まず電磁部
材に通電して後幕係止部材をシヤツタ後幕係止状態に保
持したまま、先幕係止部材を釈放してシヤツタ先幕を走
行させ、所要の露出秒時の後電磁部材への通電を断つて
後幕係止部材の拘束を解除し、後幕係止部材が自己の付
勢力により後幕の係止を解いて後幕を走行させている。
このように、電子式シヤツタにあつてはいずれの場合
でも露出時間中は電磁部材への通電を継続する必要があ
るので、バルブ,タイム等の数秒乃至数十秒というよう
な長時間露出の場合には電力の消費が著しく、短時間で
電源が消耗するという欠点があつた。
上記の欠点を解決するため、電子式フオーカルプレー
ンシヤツタにおいては永久磁石に励磁コイルを巻装した
複合マグネツトを用い、常時は永久磁石による磁力によ
り後幕係止部材を係止可能位置に保持してシヤツタ後幕
を蓄勢状態に保ち、所要の露出秒時後に上記の励磁コイ
ルに瞬時通電し、永久磁石と反対の極性を有する電磁力
を発生させて永久磁石の磁力をキヤンセルすることによ
り、後幕係止部材の拘束を解きこの後幕係止部材が自己
の付勢力により係止解除方向に変位することによりシヤ
ツタ後幕を走行させるようにしたものが多用されてい
る。
また、常時シヤツタ後幕を蓄勢状態に保持する方向に
付勢された後幕係止部材を、ムービングコイルに瞬時通
電することによりその付勢力に抗して係止解除方向に駆
動してシヤツタ後幕を走行させるようにした電子式フオ
ーカルプレーンシヤツタも現れている。
ところが、このような電磁部材は比較的スペースに余
裕があるフオーカルプレーンシヤツタの場合には容易に
利用することができるが、00番や0番等の標準型レンズ
シヤツタにはスペースの点で利用できないという問題点
があり、このような電磁部材を備えた電子式レンズシヤ
ツタは未だ市販の域に達していない現状にある。
本出願人は、このような点を解決するため、レンズシ
ヤツタの使用時においても長時間露出秒時に設定した場
合には少なくとも露出時間中レンズシヤツタを機械的に
開放状態に保つと共に、レンズシヤツタ露出モードを自
動的にフオーカルプレーンシヤツタ露出モードに移行さ
せるようにし、電力の消費を最小限におさえた電子式レ
ンズシヤツタの長時間露出方法を、特開昭62−18537号
(特開昭63−187222号)として出願した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この先願に係るものにおいて、レンズ
シヤツタ付レンズ装着時、フオーカルプレーンシヤツタ
のX接点とレンズシヤツタのX接点とを直列に接続する
ようなようにしてカメラ本体側のホツトシユーを共用さ
せ、レンズシヤツタ使用時にはホツトシユー回路が自動
的にレンズシヤツタ側のX接点に切換わるようにすると
(例えば実開昭55−164621号公報参照)、レンズシヤツ
タを長時間露出秒時に設定した場合には、レンズシヤツ
タが機械的に開放状態に保たれてそのX接点が開放され
たままであるので、フオーカルプレーンシヤツタが開放
してもホツトシユー回路が閉成されず、ホツトシユーに
装着されたエレクトロニツクフラツシユが発光しないと
いう不都合を生ずる。
この発明はこのような問題点を解決し得る電子式レン
ズシヤツタを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記の目的を達成するため、シヤツタ後幕
を蓄勢状態で係止する後幕係止部材を、瞬時通電するこ
とによりその係止を解除する電磁部材を備えた電子式フ
オーカルプレーンシヤツタと、エレクトロニツクフラツ
シユを装着するホツトシユーとを有するカメラ本体に装
着可能な交換レンズに内蔵され、露出時間中通電するこ
とによりシヤツタ羽根を開放状態に保つ電磁部材を備え
た電子式レンズシヤツタにおいて、上記ホツトシユーに
接続され、上記電子式フオーカルプレンシヤツタの全開
時に開成されるX接点を上記カメラ本体側に有するホツ
トシユー回路に対して、上記X接点と直列に接続され、
上記電子式レンズシヤツタのシヤツタ作動に関連してシ
ヤツタ羽根開放時に開成される常開の第1の接点と、こ
の第1の接点に並列に接続され、少なくとも上記電子式
フオーカルプレーンシヤツタ開放時には開放される常閉
の第2の接点とを設けたものである。
ここでシヤツタ作動とは、露出に関連してシヤツタ羽
根駆動部材を作動させる全行程を意味する。
〔作 用〕
上記のように構成することにより、電子式レンズシヤ
ツタを長時間秒時に設定した場合、レンズシヤツタが機
械的に開放されて第1の接点が開放された状態にあつて
も、フオーカルプレーンシヤツタ開放時にはそのX接点
と第2の接点とがともに閉成され、ホツトシユー回路が
閉成されてエレクトロニツクフラツシユの発光が可能に
なる。
また、電子式レンズシヤツタを通常秒時に設定した場
合は、常閉の第2の接点が開放された状態でフオーカル
プレーンシヤツタが開放されてそのX接点が閉成された
後、レンズシヤツタが作動して第1の接点が閉成され、
ホツトシユー回路が閉成されてエレクトロニツクフラツ
シユの発光が可能になる。
〔実 施 例〕
以下、添付図面を参照してこの発明による電子式レン
ズシヤツタを説明するが、これに先立ちこの発明に用い
るレンズシヤツタの一例として、電子式フオーカルプレ
ーンシヤツタを有する一眼レフカメラの交換レンズに内
蔵される電子式レンズシヤツタについてその概略を第7
図乃至第9図を参照して説明する。
なお、このレンズシヤツタを装着するフオーカルプレ
ーンシヤツタ付カメラは、カメラ本体側に瞬時通電する
ことにより後幕を走行させるフオーカルプレーンシヤツ
タを有し、レンズシヤツタを装着することにより、カメ
ラ本体側がこれを検知してレンズシヤツタ優先に切換え
ると共に、レンズシヤツタ側には露出秒時設定手段及び
露出秒時制御手段を有せず、カメラ本体側からすべて制
御するようになつている。
また、カメラ側に設けたホツトシユーの中央接点は、
レンズシヤツタを有しないレンズを装着した場合にはフ
オーカルプレーンシヤツタのX接点を介してアースさ
れ、レンズシヤツタ付レンズを装着した場合にはレンズ
シヤツタのX接点を介してアースされるようになつてい
る。
第7図及び第8図は一眼レフカメラ用の交換レンズに
内蔵されるレンズシヤツタを斜前方及び斜後方から見た
状態を示すもので、図示しないレンズ鏡胴内に固設され
る電子式レンズシヤツタ(以下単に「レンズシヤツタ」
という)1は後面に絞りリング2及び駆動リング3がそ
れぞれレンズシヤツタ1と同心に回動自在に装着されて
いる。この駆動リング3に歯部3a,折曲部3bを設け、歯
部3aを減速ギヤ列4を介してモータ5に連結し、折曲部
3bをレンズシヤツタ1のチヤージレバー6に係合し得る
ようにしている。
レンズシヤツタ1の前面には、位置決めリング9及び
作動リング10をそれぞれ同心状に回動自在に装着し、位
置決めリング9の突起9a,9bにより駆動リング3の折曲
部3bを挾持するようにして、位置決めリング9を駆動リ
ング3に同動して回動させるようにすると共に、作動リ
ング10に間隔を置いて2個の突起10a,10bを突設し、駆
動リング3の正逆回動の両端域で折曲部3bが作動リング
10の突起10a,10bに係合し得るようにしている。
この作動リング10に折曲部10c,10d及びクリツク孔10e
をそれぞれ設け、折曲部10c,10dをレンズシヤツタ1の
レリーズレバー7及び羽根開閉レバー8にそれぞれ係脱
可能とし、クリツク孔10eを、固定部との間にばね13を
係着したクリツクボール14にチヤージ完了停止位置で係
合し得るようにしている。
また、位置決めリング9にはそれぞれ2個づつの切欠
溝9c,9d及び9e,9fを設け、この位置決めリング9を挟ん
でLED等の発光部とフオトトランジスタ等の受光部とが
一対になつて相対向して設けられた透過型のフオトイン
タラプタからなる第1,第2のセンサS1,S2をそれぞれ設
け、切欠溝9c,9d及び9e,9fと、第1,第2のセンサS1,S2
との関係位置によつて位置決めリング9と同動して回動
する駆動リング3の回動位置を検出し得るようになつて
いる。
そして駆動リング3の回動位置と共にその回動方向を
も知ることができるように、電子式レンズシヤツタ1の
シヤツタ羽根の開き始めにオフになつて露出秒時のカウ
ントを開始させる常閉のトリガスイツチTS(第9図参
照)を加えて、第1,第2のセンサS1,S2とトリガスイツ
チTSとで3ビツトの情報を得るようにし、この情報を基
にしてカメラ本体側の各作動部材との同期をとりなが
ら、モータ5を制御してレンズシヤツタ1を所定の作動
シーケンスで駆動し得るようにしている。
第9図は、レンズシヤツタ露出モードおける駆動リン
グ3,作動リング10及び位置決めリング9と、第1,第2の
センサS1,S2及びトリガスイツチTSとの各作動状態にお
けるそれぞれに関係位置の一例を展開して図式的に示す
ものであり、同図(A)はレリーズ位置、(B)はオー
バチヤージ装置、(C)はチヤージ完了停止位置、
(D)はブラツクアウト位置をそれぞれ示している。
すなわち、同図(A)はレリーズ完了時における駆動
リング3の停止状態を示すもので、モータ5のレリーズ
方向の回動により駆動リング3及びこれに同動して回動
する位置決めリング9が矢示Y方向に駆動された状態を
示している。
この状態では、作動リング10の折曲部10cがレリーズ
レバー7を自己の付勢力に抗して図で左右に駆動し、図
示しないシヤツタ羽根開放機構を作動させ、位置決めリ
ング9の切欠溝9c,9d及び9e,9fは、共に第1,第2のセン
サS1,S2から離間した位置にあり、トリガスイツチTSは
開放状態に保たれている。
この状態からモータ5にチヤージ方向に回動させて駆
動リング3を矢示X方向に駆動すると、チヤージレバー
6が図に左右に駆動されてレンズシヤツタ1がチヤージ
され、同時に駆動リング3の折曲部3bが作動リング10の
突起10aを矢示X方向に押圧して、他の折曲部10dが常時
閉止方向に付勢されている羽根開閉レバー8をその付勢
力に抗して羽根開放方向に駆動した後、この折曲部10d
の内面が回動した羽根開閉レバー8の先端に係合してシ
ヤツタ羽根を開放状態に保持し、クリツクボール14がク
リツク孔10eに嵌入して作動リング10がその位置にクリ
ツク止めされる。
同時に、レリーズレバー7が作動リング10の折曲部10
cによる拘束を解かれ、シヤツタ羽根駆動機構をチヤー
ジ状態に係止し得る状態となつて同図(B)に示すオー
バーチヤージ位置となる。
さらに、この状態からモータ5を逆転させて駆動リン
グ3を矢示Y方向に回動させると、作動リング10は同図
(B)に示す状態に保たれたまま、駆動リング3だけが
矢示Y方向に駆動され、チヤージレバー6が自己の付勢
力により僅かに矢示Y方向に戻つてレリーズレバー7に
よつてチヤージ状態に係止される。
駆動リング3が矢示Y方向にその行程の半ば以上進ん
でこれに同動する位置決めリング9の切欠溝9c,9fが第
1,第2のセンサS1,S2に対向した状態でモータ5への通
電を断つと、同図(C)に示すチヤージ完了停止位置と
なる。
撮影に際してカメラ本体側をレリーズすると、モータ
5が駆動リング3をさらに矢示Y方向に回動させ、その
折曲部3bが突起10bを押圧して作動リング10を矢示Y方
向に駆動する。
これにより、折曲部10dによる羽根開閉レバー8の拘
束が解除され、位置決めリング9の切欠溝9eが第2のセ
ンサS2に対向する位置となると羽根開閉レバー8が自己
の付勢力により復帰し、シヤツタ羽根を開放状態から一
旦閉止させて同図(D)に示すブラツクアウト状態とな
した後、折曲部10cがレリーズレバー7を駆動して露出
が行われ、再び同図(A)に示す状態に復帰する。
これらの各作動状態(A),(B),(C),(D)
は第1,第2のセンサS1,S2とトリガスイツチTSとからな
る3ビツト情報によりそれぞれの状態を検出されてカメ
ラ本体側のフオーカルプレーンシヤツタやミラーの作動
に関連して制御される。
ここで、第1,第2のセンサS1,S2が位置決めリング9
の切欠溝9c〜9fのいずれかに対向してオンになつた状態
を1,離間してオフになつた状態を0、レンズシヤツタレ
リーズ時、シヤツタ羽根が開き始めて露出秒時のカウン
トを開始するために、常閉のトリガスイツチTSがオフに
なつた状態を1,シヤツタ作動後オンになつた状態を0と
すると、第9図(A)〜(D)の各位置における位置情
報は下表のようになる。
次に、このような構成からなるレンズシヤツタ付レン
ズ又はレンズシヤツタを有しない通常のフオーカルプレ
ーンシヤツタ用レンズをフオーカルプレーンシヤツタを
有する一眼レフレンズのカメラ本体に装着した場合のシ
ヤツタ作動シーケンスを第10図に示すフローチャートを
参照して説明する。
カメラ本体のレリーズボタンを押圧して予備スイツチ
SW1をオンにし引続いてステツプ1で電磁レリーズスイ
ツチSW2がオンになると、ステツプ2でカメラ本体側の
ミラーが上昇を開始し、絞りが所要の値まで絞り込みを
開始する。
ここで、カメラ本体側に設けた露出設定ダイヤルによ
る露出秒時設定値がバルブBやタイムT等の長時間露出
秒時LTがダイヤルで選定し得る短時間露出秒時STかをス
テツプ3で検出し、その設定値が長時間露出秒時LTの場
合には、レンズシヤツタ付レンズを装着してレンズシヤ
ツタ露出モードで露出されている時でも、レンズシヤツ
タ露出モードからフオーカルプレーンシヤツタ露出モー
ドに自動的に切換えられ、ステツプ4でバルブBとタイ
ムTとが判別されてフオーカルプレーンシヤツタにより
バブルB又はタイムTの露出が与えられる(ステツプ5
及び6)。
また、露出秒時設定が短時間露出秒時STの場合には、
装着されているレンズシヤツタを有しているかどうかス
がテツプ7で判別され、レンズシヤツタ付レンズ装着時
にはレンズシヤツタ露出モードに、レンズシヤツタを有
しないレンズ装着時にはフオーカルプレーンシヤツタ露
出モードに自動的に切換えられていずれか一方のシヤツ
タにより露出が行われる(ステツプ8及び9)。
シヤツタ作動後は、ステツプ10でカメラ本体やシヤツ
タ,ミラー等のチヤージとフイルムの巻上げが行われて
次の撮影準備が完了する。
このようにバルブB及びタイムTの露出がフオーカル
プレーンシヤツタ露出モードに切換えられると、それぞ
れ第11図及び第12図に示すプログラムに従つてフオーカ
ルプレーンシヤツタが作動する。
すなわち、バルブBの作動時には、ミラー上昇及び絞
り込みが完了したかどうかをステツプ51で検出し、これ
らが完了するとフオーカルプレーンシヤツタの先幕が走
行して露出が開始され(ステツプ52)、レリーズボタン
の押圧が解除されてフオーカルプレーンシヤツタ側のト
リガスイツチTS′がオフになると(ステツプ53)、ステ
ツプ54でフオーカルプレーンシヤツタの後幕が走行して
露出が完了する。
また、タイプTの作動時には、同様にしてステツプ6
1,62を経た後、ステツプ63で押圧されているレリーズボ
タンが釈放されて電磁レリーズスイツチSW2がオフにな
つたことを検出すると、先幕が開放状態に保たれ、次に
レリーズボタンが押圧されて再び電磁レリーズスイツチ
SW2がオンになると(ステツプ64)、フオーカルプレー
ンシヤツタの後幕が走行して露出が完する。
さらに、レンズシヤツタを有しないフオーカルプレー
ンシヤツタ用レンズを装着したフオーカルプレーンシヤ
ツタ露出モードの場合には、一般のフオーカルプレーン
シヤツタと同様であり、第13図に示すようにステツプ8
1,82を経て先幕が走行を開始した後、所定の設定露出秒
時のカウントが完了すると(ステツプ83)、フオーカル
プレーンシヤツタの後幕が走行して露出が完了する(ス
テツプ84)。
なお、上記のフオーカルプレーンシヤツタ露出モード
にあつては、レンズシヤツタ付レンズ装着時でもレンズ
シヤツタを駆動するモータへの通電は断たれてレンズシ
ヤツタは第9図(C)で示し羽根開放状態に保たれ、絞
りだけが所要の絞り値まで絞り込まれる。
ここで、カメラ本体にレンズシヤツタ付レンズを装着
してバルブB,タイムT以外の短時間露出秒時STに設定し
た場合の作動シーケンスを第14図に示す。
第10図のステツプ1で電磁レリーズスイツチSW2がオ
ンになると、モータ5をレリーズ方向に回動させる(ス
テツプ901)。
モータ5のレリーズ方向の回動により駆動リング3が
矢示Y方向に回動すると、駆動リング3の折曲部3bが作
動リング10の突起10bを矢示Y方向に押圧し、その折曲
部10dが羽根開閉レバー8の拘束を釈放してシヤツタ羽
根が閉止して第9図(D)に示すブラツクアウト位置に
なる。
ここで、ブラツクアウト位置かどうかを第1,第2のセ
ンサS1,S2及びトリガスイツチTSの状態から識別し(ス
テツプ902)、ブラツクアウト位置ならばモータ5への
通電を絶つてモータ5を一時停止させてモータ停止フラ
グ“1"を立てる(ステツプ903)。
次いで、ステツプ904でミラーが上昇完了かどうかを
検出し、ミラー上昇完了でモータ停止フラグ“1"の場合
には、カメラ本体側フオーカルプレーンシヤツタの先幕
を走行させて(ステツプ906)フイルム面を開放した
後、ステツプ903で一時停止していたモータ5を再びリ
レーズ方向に回動させて駆動リング3を矢示Y方向に回
動させると共にシヤツタ羽根閉じ防止用のマグネツトに
通電する(ステツプ907)。
駆動リング3の矢示Y方向の回動終期に作動リング10
の折曲部10cがレリーズレバー7を係止解除方向に駆動
するとシヤツタ羽根が開閉して露出が行われるが、シヤ
ツタ羽根の開き始めに常閉のトリガスイツチTSがオフに
なり(ステツプ908)、モータ5が停止し、レンズシヤ
ツタ1内の露出秒時制御回路により秒時カウントが開始
される(ステツプ909)。
ステツプ910で秒時カウントが終了かどうかを検出
し、終了した時にはシヤツタ羽根閉じ防止用マグネツト
への通電を停止してシヤツタ羽根を閉じ、同時にカメラ
本体側フオーカルプレーンシヤツタの後幕を閉じさせ
(ステツプ911)、モータ5をチヤージ方向に回動させ
(ステツプ912)、駆動リング3を矢示X方向に駆動し
て(B)のオーバチヤージ位置とし(ステツプ913)、
引続いてモータ5をレリーズ方向に逆転させて駆動リン
グ3を矢示Y方向に回動させる(ステツプ914)。
駆動リング3の矢示Y方向の回動により、(C)のチ
ヤージ完了停止位置になると(ステツプ915)、モータ
5が停止して一連の作動が停止し(ステツプ916)、レ
ンズシヤツタはレリーズ可能状態に保持される。
なお、上記実施例においては、電子式レンズシヤツタ
をバルブB及びタイムTに設定した場合にだけレンズシ
ヤツタ露出モードを自動的にフオーカルプレーンシヤツ
タ露出モードに切換えるようにしたが、シヤツタ秒時設
定ダイヤルにバルブB,タイムT以外にも長時間露出秒時
が存在する場合には、レンズシヤツタ付レンズ装着時で
も例えば1秒以上の長時間露出秒時の場合には自動的に
フオーカルプレーンシヤツタ露出モードに切換えるよう
にすることも可能である。
次に、第1図は上述のような電子式レンズシヤツタ付
レンズ及びこのレンズを装着すべき電子式フオーカルプ
レーンシヤツタ付一眼レフカメラに設ける接点回路に示
すもので、レンズ構体Aには、従来の一眼レフカメラ用
レンズシヤツタに設けられていた通常のX接点である第
1の接点15のほかに、第2の接点16を設けている。
また、レンズ構体Aのマウント部には第1の端子17及
び第2の端子18を設け、第1の端子17を互いに並列に接
続した第1,第2の接点15,16を介してアース側に接続す
ると共に、第2の端子18をレンズ構体に直接アースして
いる。
第1の接点15は、シヤツタ作動に関連してシヤツタ羽
根開放時に閉成される常開の接点であるが、一眼レフカ
メラ用レンズシヤツタの場合には、シヤツタ作動に関連
しないシヤツタ羽根開放時、すなわち照準のために機械
的にシヤツタ羽根を開放させる場合には閉成されないよ
うにして、エレクトロニツクフラツシユの無駄な発光と
外部端子に接触した場合の感電事故を防止している。
第2の接点16は、少なくともシヤツタ作動に関連して
開放される常閉の接点であり、第7図及び第8図に示し
た電子式レンズシヤツタの駆動リング3,位置決めリング
9,あるいは作動リング10等の回動に関連させて設けるこ
とができる。
一方、上記のような接点回路を備えた電子式レンズシ
ヤツタを装着し得る電子式フオーカルプレーンシヤツタ
を備えた一眼レフカメラのカメラ本体Cは、フオーカル
プレーンシヤツタの全開時に閉成される常開のX接点20
を備えたものであり、上部にホツトシユー21を外周部を
アースして設けてあり、その外周部から絶縁された中央
接点21aを、カメラ本体側のX接点20を介してカメラ本
体側マウント部の第1の端子22に接続すると共に、第2
の端子23をアース側に接続している。
そして、このように構成したレンズ構体Aを上記のカ
メラ本体Cに装着した場合には、レンズ側マウント部に
設けた第1,第2の端子17,18が本体側マウント部に設け
た第1,第2の端子22,23にそれぞれ接続されて実質的に
第2図に示すようなホツトシユー回路を構成している。
また第3図に示すように、レンズシヤツタを有しない
レンズ構体Bには、カメラ本体C側の第1,第2の端子2
2,23に対応して、第1,第2の端子24,25がそれぞれ設け
てあり、第1,第2の端子24,25をそれぞれアースしてい
て実質的に第4図に示すようなホツトシユー回路が構成
される。
したがつて、電子式レンズシヤツタ付レンズのレンズ
構体Aをカメラ本体Cに装着した第2図に示す状態で、
レンズシヤツタを通常の短時間秒時に設定すると、第5
図のタイムチヤートに示すような作動が得られる。
すなわち、レンズ構体側のレンズシヤツタ及びカメラ
本体側のフオーカルプレーンシヤツタのチヤージが完了
した状態では、レンズシヤツタのシヤツタ羽根が機械的
に開放されてフアインダ面での照準を可能にしている。
この状態では、レンズシヤツタ側の第1の接点15は開
放状態、第2の接点16は閉成状態にあるが、フオーカル
プレーンシヤツタが閉止状態にあつてそのX接点20が開
放されているので、ホツトシユー回路は開放状態にあ
る。
ここで、撮影のためにカメラ本体側がレリーズされる
と、まず、レンズシヤツタ側の駆動リング3(第7図参
照)が始動して常閉の第2の接点16が開放され、ほぼ同
時にレンズシヤツタのシヤツタ羽根が閉止した後、フオ
ーカルプレーンシヤツタの先幕が走行してシヤツタが全
開し、そのX接点20が閉成される。
フオーカルプレーンシヤツタ全開状態で、第7図に示
すレンズシヤツタの作動リング10がレリーズレバー7を
押圧してシヤツタ羽根が全開すると第1の接点15が閉成
され、ホツトシユー回路が閉成されてホツトシユー21に
装着されたエレクトロニツクフラツシユが発光して撮影
が行なわれ、レンズシヤツタが閉止するとフオーカルプ
レーンシヤツタも閉止して全作動が完了する。
また、レンズシヤツタが長時間露出モードに設定され
ると、すでに述べたようにレンズシヤツタ露出モードか
らフオーカルプレーンシヤツタ露出モードに切換えられ
る。
この状態でカメラ本体側がレリーズされると、その作
動は第6図に示すタイムチヤートのようになり、レンズ
シヤツタは作動せず、シヤツタ羽根は機械的に開放され
た状態に保持され、第1の接点15は開放状態に、第2の
接点16は閉成状態にそれぞれ保たれている。
したがつてフオーカルプレーンシヤツタの先幕が走行
し終つた時点でX接点20が閉成されてホツトシユー回路
が閉成され、ホツトシユー21に装着されたエレクトロニ
ツクフラツシユが発光し、その後所要の秒時後に後幕が
走行して撮影が完了する。
同様にレンズシヤツタを有しないレンズBを装着した
第4図に示した状態でも、図から明らかなようにフオー
カルプレーンシヤツタのX接点だけに同調してフラツシ
ユ撮影が行われる。
なお、上記の実施例においては、この発明による電子
式レンズシヤツタをフオーカルプレーンシヤツタを有す
る一眼レフカメラのレンズ構体に適用した場合について
説明したが、この発明はこれに限るものではなく、例え
ばX接点を開放したまま後幕だけで単独に巻き上げてシ
ヤツタを開放し得る電子式フオーカルプレーンシヤツタ
と、機械的に開放し得るシヤツタ羽根を備えた電子式レ
ンズシヤツタとを備え、両シヤツタを開放した状態で画
面枠に焦点板を密着させて照準を行つた後、焦点板をフ
イルムホルダに交換して撮影を行うことができるカメラ
に適用すれば、レンズシヤツタとフオーカルプレーンシ
ヤツタとを必要に応じて随時切り換え得て撮影すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明による電子式レンズシヤ
ツタは、通常のX接点である常開の第1の接点と並列
に、少なくともシヤツタ作動に関連して開放される常閉
の第2の接点を設けたので、電子式フオーカルプレーン
シヤツタを備えたカメラに装着して、いかなる露出秒時
でも最小の電力消費でカメラ側ホツトシユーに装着した
エレクトロニツクフラツシユによるフラツシユ撮影が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子式レンズシヤツタを備えた
レンズ構体及びそのレンズ構体を装着すべき電子式フオ
ーカルプレーンシヤツタ付カメラの接点回路図、 第2図はレンズシヤツタ付レンズを装着したカメラのホ
ツトシユー回路図、 第3図はレンズシヤツタを有しないレンズの回路図、 第4図はレンズシヤツタを有しないレンズを装着したカ
メラのホツトシユー回路図、 第5図はカメラに装着したレンズシヤツタを通常秒時に
設定した場合のシヤツタのタイミングチヤートを示す線
図、 第6図はカメラに装着したレンズシヤツタを長時間秒時
に設定した場合のシヤツタのタイミングチヤートを示す
線図、 第7図はこの発明による電子式レンズシヤツタを斜前方
から見た分解斜視図、 第8図は同じく斜後方から見た要部のみを示す分解斜視
図、 第9図はその各駆動状態を展開して示す説明図、 第10図はこの発明の前提になる露出方法を示すフローチ
ヤート図、 第11図は同じくそのバルブ設定時の露出方法を示すフロ
ーチヤート図、 第12図は同じくそのタイム設定時の露出方法を示すフロ
ーチヤート図、 第13図は同じくフオーカルプレーンシヤツタの秒時露出
方法を示すフローチヤート図、 第14図は同じくレンズシヤツタの秒時露出方法を示すフ
ローチヤート図である。 1……電子式レンズシヤツタ 3……駆動リング、5……モータ 6……チヤージレバー、7……レリーズレバー 8……羽根開閉レバー、9……位置決めリング 10……作動リング 15……レンズシヤツタの第1の接点 16……レンズシヤツタの第2の接点 20……フオーカルプレーンシヤツタのX接点 21……ホツトシユー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヤツタ後幕を蓄勢状態で係止する後幕係
    止部材を、瞬時通電することによりその係止を解除する
    電磁部材を備えた電子式フオーカルプレーンシヤツタ
    と、エレクトロニツクフラツシユを装着するホツトシュ
    ーとを有するカメラ本体に装着可能な交換レンズに内蔵
    され、露出時間中通電することによりシヤツタ羽根を開
    放状態に保つ電磁部材を備えた電子式レンズシヤツタに
    おいて、 上記ホツトシユーに接続され、上記電子式フオーカルプ
    レーンシヤツタの全開時に閉成されるX接点を上記カメ
    ラ本体側に有するホツトシユー回路に対して、上記X接
    点と直列に接続され、上記電子式レンズシヤツタのシヤ
    ツタ作動に関連してシヤツタ羽根開放時に閉成される常
    開の第1の接点と、該第1の接点に並列に接続され、少
    なくとも上記電子式フオーカルプレーンシヤツタ開放時
    には開放される常閉の第2の接点とを設けたことを特徴
    とする電子式レンズシヤツタ。
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