JPH0412494Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0412494Y2
JPH0412494Y2 JP1983117578U JP11757883U JPH0412494Y2 JP H0412494 Y2 JPH0412494 Y2 JP H0412494Y2 JP 1983117578 U JP1983117578 U JP 1983117578U JP 11757883 U JP11757883 U JP 11757883U JP H0412494 Y2 JPH0412494 Y2 JP H0412494Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
opening
switch
closing
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983117578U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6026033U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1983117578U priority Critical patent/JPS6026033U/ja
Publication of JPS6026033U publication Critical patent/JPS6026033U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0412494Y2 publication Critical patent/JPH0412494Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Shutter-Related Mechanisms (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レンズシヤツタを備える磁気記録式
一眼レフカメラのスイツチ機構、詳細には、磁気
記録装置の作動をシヤツタ羽根の開閉動作に同期
させるためのスイツチ機構に関する。
〔従来の技術〕
第1図に示すように、従来、例えばレンズシヤ
ツタを備える磁気記録式一眼レフカメラは、シヤ
ツタ羽根A、ミラーB、固体撮影素子C、磁気デ
イスクD、磁気記録装置E……等から構成されて
いる。
こうしたカメラにおいては、撮影前はフアイン
ダ系を介して被写体を観察できるようにシヤツタ
羽根Aが開放されている。
撮影に際しては、シヤツタ羽根Aが一旦閉じ、
次に露出のためにシヤツタ羽根Aが開放される
と、撮影レンズ系を通して得られた被写体の画像
は固体撮影素子Cにて電気信号に交換され、磁気
記録装置Eを介して磁気デイスクDに電送記録さ
れ、シヤツタ羽根が閉じ、再び観察のためシヤツ
タ羽根Aが開く。
そして、このような磁気記録式カメラにおいて
は、磁気デイスクへの記録動作とシヤツタ羽根の
開閉動作とは同期させることが必要である。
従つて、シヤツタボタンの押し下げによりシヤ
ツタ羽根が一旦閉じた時にシヤツタ羽根が閉じた
という信号を発生させる。
そして、この一旦閉じたという信号を磁気記録
装置に入力させ、その後、磁気記録装置の準備が
出来た時に磁気記録装置からシヤツタ羽根の開き
信号が発生してシヤツタ羽根が開き、露出が終了
してシヤツタ羽根が閉じると、露出終了信号を受
けて固体撮影素子の電気信号を磁気デイスクに電
送して記録するというようなシステムになつてい
る。
そのため、従来のレンズシヤツタを備える磁気
記録式一眼レフカメラにおいては、シヤツタ羽根
の開閉動作に連動して開閉させられるスイツチを
設け、このスイツチが最初に閉じた時の出力をシ
ヤツタ羽根が一旦閉じたという信号とし、シヤツ
タ羽根の開放に連動して開き、再びスイツチが閉
じた時の出力を露出終了の信号としていた。
このようなスイツチ機構であると、シヤツタ羽
根が全開まで動作した後で閉じる場合には十分に
機能するが、露出時間が短い場合であつてシヤツ
タ羽根が開き動作の途中から閉じるような場合に
は十分には機能しなかつた。
これは、露出時間が短い場合には、スイツチが
閉路−開路−閉路に要する時間がきわめて短いた
めに、スイツチのチヤタリングと同様の現象とな
り、本来の開閉動作なのか、あるいチヤタリング
現象なのかを判別することが困難となり、誤動作
が発生し易くなるという不都合があつた。
これを防ぐために、2種類のスイツチを備え、
双方の信号を確認して判別し誤動作を防ぐように
することが知られている。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、前者の場合にあつては、判別用
スイツチ1個を追加するのみで良いという長所を
有するものの、前述したように確実な判別を行な
い難いという不都合が生じるおそれがあつた。
一方、後者の場合にあつては、シヤツタ羽根の
開閉を確実に判別することが出来る長所を有して
いるが、この判別のために独立したスイツチ2個
を必要とすることから、Xシンクロ用の同期信号
を得るためのスイツチを従前から有している場合
にはこれと合わせ、部品点数の増加、構造が複雑
となるという不都合を生じるものであつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上述した従来技術の有してい
た不都合な点に鑑みてなされたものであつて、ス
イツチの数を増やすことなく簡易な構造でありな
がら、シヤツタ羽根が高速で開閉した時でも確実
に一旦閉じたという信号と、露出が終了したとい
う信号と、そしてXシンクロ用の同期信号という
3種類の信号を得るスイツチ機構を提供すること
を目的とすることにある。
〔解決する手段〕
上述した本考案の目的は、 フアインダ系を介して被写体が観察できる様に
撮影前は開放状態にあり、撮影に際しては一旦閉
じてから開閉動作するシヤツタ羽根と、 該シヤツタ羽根が一旦閉じてから開放した時に
撮影レンズ系を介して得られた被写体の画像を電
気信号に変換する固体撮影素子と、 該シヤツタ羽根が一旦閉じたという信号を受け
て該シヤツタ羽根の開きのための信号を発生し、
更にシヤツタ羽根が閉じて露出が終了したという
信号を受けて該固体撮影素子の電気信号を磁気デ
イスクに電送記録させるための信号を発生する磁
気記録装置とから構成されるレンズシヤツタを備
える磁気記録式一眼レフカメラにおいて、 往復動作することによつて該シヤツタ羽根を開
閉させる開閉レバーと、 該シヤツタ羽根が開放・閉鎖動作を行う時に常
に一定量移動する開きレバーと、 該開きレバー上に揺動可能に枢着されていて、
該開きレバーが一定量移動するまでの間、該開閉
レバーと係合し得るフツク部を有している閉じ係
止レバーと、 端子aおよびbを有していて、撮影前の状態か
ら該シヤツタ羽根を閉じる閉じ動作をして閉じ切
り状態に対応する該開閉レバーの移動領域におい
て、該開閉レバーに連動して切り替わる第1の動
作と、その後開閉レバーの開放動作により反転復
帰動作し、再び開閉レバーが閉じきると切り替わ
る第2の動作とをなす第1のスイツチと、 該第1のスイツチとは直列に接続され、端子b
およびcを有していて、該開きレバーの移動領域
の終端域において該開きレバーに連動して切り替
わる動作をなすXシンクロ用の第2のスイツチと
を具備していて、 前記第2のスイツチが開放されているとき、前
記第1のスイツチが該開閉レバーに連動して切り
替わる第1の動作がなされたとき端子a〜b間に
発生する一旦閉じたという信号と、 該第1のスイツチが反転復帰した後において、
該開閉レバーが該シヤツタ羽根を再び閉じきるこ
とにより該第1のスイツチが切り替わる第2の動
作と、該開きレバーが一定量移動してその移動領
域の終端域で該第2のスイツチが切り替わる動作
とがなされたとき端子a〜c間に発生する露出終
了の信号と、 該第1のスイツチが反転復帰し開放されている
とき、該第2のスイツチが切り替わる動作がなさ
れたとき端子b〜c間に発生するXシンクロ用の
同期信号とを得るようにしたスイツチ機構とする
ことにより達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の好適なる一実施例について、図
面を参照しながら説明する。
図 面 第2図は磁気デイスク側から見たシヤツタ機構
部をセツト状態で示す背面図で、第3図は第2図
の右側面図で、第4図は第2図の左側面図で、第
5図は第2図の主要部の底面図である。
構 成 1はシヤツタ基板で、観察用、露光用の光路と
なるアパーチヤ1aが形成されている。
2はフレームで、側板2a、側板2bが形成さ
れていて、シヤツタ基板1に固着されている。
3はミラー枠で、ミラー4を備えていて軸5を
介してフレーム2の側板2a、側板2bにより光
路内へ臨む位置(下降位置)と光路外へ退避する
位置(上昇位置)との間を往復揺動可能に支持さ
れ、図示しないバネによつて右旋習性(第3図)
が付与されているが、図示しないストツパピンに
当接していて観察時には45°傾斜状態、つまり下
降位置に保持される。
尚、ミラー枠3の側端にはピン3aが植立さ
れ、該ピン3aはフレーム2の側板2aに形成さ
れている溝2cから表側へと突出している(第3
図)。
6はレリーズ用の電磁石装置で、鉄芯6a、鉄
芯6b、永久磁石6c、コイル6dとから構成さ
れていて、シヤツタ基板1に固着されている。
7はレリーズ鉄片レバーで、鉄片7aを枢着
し、曲げ部7b、腕部7cとが形成されていて、
軸8を介してシヤツタ基板1に軸支されていて、
バネ9によつて右旋力が付勢されているが、鉄片
7aが鉄芯6a、鉄芯6bに吸着されることによ
り抑止されている。
10はバネで、レリーズ鉄片レバー7に左旋習
性を付与しているが、前記した右旋力を付勢する
バネ9に比して弱い。
12はミラー係止レバーで、腕部12a、フツ
ク部12bとが形成されていて、軸13を介して
側板2aに軸支されていて、バネ14によつて左
旋習性(第3図)が付与されているが、腕部12
aがレリーズ鉄片レバー7の腕部7cと当接し抑
止されている。
16はミラー駆動レバーで、ピン16a、ピン
16bを植立し、曲げ部16c、カム面16dが
形成されていて、軸17を介してフレーム2の側
板2aに軸支されていて、バネ18によつて右旋
力(第3図)が付勢されているが曲げ部16cが
ミラー係止レバー12のフツク部12bに当接し
て抑止されている。
20は第2のセツトレバーで、カム溝20a、
ノツチ20b、ノツチ20c、曲げ部20dが形
成されていて、軸21を介してフレーム2の側板
2aに軸支されており、バネ22によつて左旋力
(第3図)が付勢されているがカム溝20aがミ
ラー駆動レバー16のピン16aに当接して抑止
されている。
25はシヤツタ羽根用の開閉レバーで、ピン2
5a、ピン25bを植立し、曲げ部25c、曲げ
部25dが形成されていて、軸26を介してシヤ
ツタ基板1に軸支されており、バネ27によつて
左旋力が付勢されているが曲げ部25cがミラー
駆動レバー16のピン16bに当接して抑止され
ている。
29はシヤツタ羽根で、スロツト29aが形成
されていて、軸30を介してシヤツタ基板1に軸
支されていて、シヤツタ基板1に形成されている
溝1bを介してシヤツタ羽根用の開閉レバー25
のピン25aがスロツト29aに嵌合しているこ
とによつて第1図の開放状態に保持される。
尚、同様のシヤツタ羽根がもう一枚存在する
が、図示は省略されている。
32は開き制御用の電磁石装置で、鉄芯32
a、コイル32bから構成されている。
33は開き鉄片レバーで、鉄片33aを枢着
し、曲げ部33bが形成されていて、軸34を介
してシヤツタ基板1に軸支されておりバネ35に
よつて左旋習性が付与されているが、鉄片33a
が開き制御用の電磁石装置32の鉄芯32aに当
接して抑止されている。
37はバネで、前記したバネ35よりも強いバ
ネであるが、一端37aが前述の通りに第2のセ
ツトレバー20のノツチ20bと係合しているの
で開き鉄片レハー33の曲げ部33bには接触し
ていない。
39は開き係止レバーで、フツク部39a、フ
ツク部39bが形成されていて、前記した軸34
を介してシヤツタ基板1に軸支されており、ばね
40によつて左旋習性が付与されているが、フツ
ク部39aが開き鉄片レバー33の曲げ部33b
に当接して抑止されている。
42は開きレバーで、ピン42aを植立し、曲
げ部42b、ギヤ部42c、腕部42dが形成さ
れていて、前記した軸26に軸支されており、バ
ネ43によつて右旋力が付勢されているが曲げ部
42bが開き係止レバー39のフツク部39bに
当接して抑止されている。
45は閉じ係止レバーで、カム部45a、カム
部45b、フツク部45c、クチバシ部45dが
形成されていて、ピン46を介して開きレバー4
2の腕部42d上に枢着されていて、バネ47に
よつて右旋習性が付与されているがクチバシ部4
5dの後ろ側がシヤツタ羽根用の開閉レバー25
の曲げ部25dと当接して抑止されている。
46はピンで、スラスト方向に延びていて第2
のセツトレバー20の曲げ部20dと対向してい
る。
50はピンで、シヤツタ基板1に植立されてい
て、閉じ係止レバー45と当接し得る。
51は閉じ制御用の電磁石装置で、鉄芯51
a、コイル51bから構成されている。
52は閉じ鉄片レバーで、鉄片52aを枢着
し、曲げ部52b、曲げ部52cが形成されてい
て、軸53を介してシヤツタ基板1に軸支されて
いて、バネ54によつて右旋習性が付与されてい
るが、鉄片52aが鉄芯51aに当接して抑止さ
れている。
56はバネで、前記したバネ54よりも強く、
一端56aは第2のセツトレバー20のノツチ2
0cに係合しているので、閉じ鉄片レバー52の
曲げ部52bとは接触していない。
59は第1のセツトレバーで、ピン59a、ピ
ン59bを植立し、ギヤ部59c(第5図)が形
成されていて、軸60を介してシヤツタ基板1の
曲げ部1cに軸支されていて、バネ61によつて
左旋習性(第5図)が付与されているが図示しな
いストツパに当接して抑止されている。
63はギヤで、図示しない巻き上げセツト用の
モータに連動している。
65は第3のセツトレバーで、腕部65a、曲
げ部65bが形成されていて、軸66を介してフ
レーム2の側板2bに軸支されている(第4図)。
68は第4のセツトレバーで、腕部68a、曲
げ部68bが形成されていて、軸69を介してフ
レーム2の側板2bに軸支されている(第4図)。
71は第1のスイツチで、端子a、端子bが形
成されている。
72は第2のスイツチで、Xシンクロ用であつ
て、端子b、端子cが形成されている。
第6図に示すように、第1のスイツチ71と第
2のスイツチ72とは直列に接続されている。
動作の説明 以下、本実施例の動作について説明する。
非全開時の動作 第8図Aのタイムチヤートを参照しながら、全
開とならないとき(非全開時)の動作について説
明する。
撮影者によりシヤツタボタンが押し下げられる
と、電源がオンとなり図示しない制御回路が作動
を開始する。
これにより、先ず電磁石装置6,32,51に
通電される。
開き制御用電磁石装置32への通電により、開
き鉄片レバー33の鉄片33aが鉄芯32aに吸
着保持される。
閉じ制御用電磁石装置51への通電により、閉
じ鉄片レバー52の鉄片52aが鉄芯51aに吸
着保持される。
また、レリーズ用電磁石6への通電は、鉄芯6
a、鉄芯6bの永久磁石6cによる吸着力に対す
る逆励磁となるように行われ、結果として消磁と
なりレリーズ鉄片レバー7はバネ9の作用により
鉄芯から離脱し右旋する。
レリーズ鉄片レバー7の右旋により、腕部7c
がミラー係止レバー12の腕部12aを押して、
ミラー係止レバー12をバネ14に抗して右旋
(第3図)させる。
この右旋により、ミラー係止レバー12のフツ
ク部12bとミラー駆動レバー16の曲げ部16
cとの係合が解除され、抑止を解かれた該レバー
16はバネ18の作用により右旋(第3図)し、
続いてレバー16のカム面16dがミラー枠3の
ピン3aを押して該枠3の跳ね上げ動作を開始す
る。
また、ミラー駆動レバー16の右旋により、更
にピン16bとシヤツタ羽根用の開閉レバー25
の曲げ部25cとの係合が解除され、抑止を解か
れた該開閉レバー25はバネ27の作用により左
旋し、シヤツタ羽根29の閉じ動作を開始させ
る。
一方、ミラー駆動レバー16の右旋によつて、
更にピン16aが第2のセツトレバー20のカム
溝20aの押圧を解除する方向に動作するので、
該レバー20はバネ22の作用により左旋(第3
図)する。
この第2のセツトレバー20の左旋により抑止
を解かれたバネ37の一端37aは開き鉄片レバ
ー33の曲げ部33bを押圧して右旋力を付勢す
る。
同様に抑止を解かれたバネ56の一端56aは
閉じ鉄片レバー52の曲げ部52bを押圧して左
旋力を付勢する。
ただし、開き鉄片レバー33の鉄片33aおよ
び閉じ鉄片レバー52の鉄片52aは、すでに開
き制御用の電磁石装置32の鉄芯32a、閉じ制
御用の電磁石装置51の鉄芯51aにそれぞれ吸
着されているので、いずれのレバーも旋回は開始
出来ない。
一方、第2のセツトレバー20の左旋により、
さらに、曲げ部20dはピン46の押圧を解除す
る。
シヤツタ羽根用の開閉レバー25の左旋により
シヤツタ羽根29が閉じたとき、該レバー25の
曲げ部25dが閉じ係止レバー45のフツク部4
5cに当接して抑止されるが、この時、ピン25
bが第1のスイツチ71を押して閉じる。
第2のスイツチ72が開放されているとき、第
1のスイツチ71が閉路するよう切り替わる動作
をすることにより端子a〜b間に出力が発生す
る。
この出力に応じて、シヤツタ羽根29が一旦閉
じたという信号として磁気記録装置に入力する。
その後、磁気記録装置において、撮影準備が完
了すると、開き制御用電磁石装置32のコイル3
2bへの通電を断つ。
以後、撮影のための動作が開始される。
開き制御用電磁石装置32のコイル32bへの
通電が断たれると、鉄芯32aの磁力が削滅して
開き鉄片レバー33の鉄片33aに対する吸着力
が解除されるので、該レバー33はバネ37の作
用により右旋を開始する。
この開き鉄片レバー33の右旋により、曲げ部
33bが開き係止レバー39のフツク部39aを
押し、バネ40に抗して右旋させる。
開き係止レバー39の右旋により、フツク部3
9bと開きレバー42の曲げ部42bとの係合が
解除される。
開きレバー42は、その抑止を解かれたことで
バネ43の作用によつて右旋する。
この開きレバー42の右旋は、ギヤ部42cを
介して作用するブレーキ機構によつて緩速的に行
われる。
そして、閉じ係止レバー45も開きレバー42
の緩速右旋により一体的に動作する。
従つて、閉じ係止レバー45のフツク部45c
が開閉レバー25の曲げ部25dを押すことによ
り開閉レバー25はバネ27に抗して右旋し、シ
ヤツタ羽根29の開放動作を開始させ、露出が開
始される。
そしてこの時、開閉レバー25の右旋によりピ
ン25bが第1のスイツチ71から離反するの
で、該スイツチ71は反転復帰して開放され、端
子a〜b間の出力が落ちる。
所定の露出時間に応じて、図示しない制御回路
の作用により、シヤツタの閉じ信号が閉じ制御用
電磁石装置51へ入力されると、コイル51bへ
の通電が断たれ、鉄芯51aの磁力は削滅する。
すると、鉄片52aが電磁石装置の鉄芯51a
から離反し、閉じ鉄片レバー52は抑止が解かれ
るので、バネ56の作用により左旋を開始する。
この閉じ鉄片レバー52の左旋により、該レバ
ーの曲げ部52cは閉じ係止レバー45のカム部
45aを押し、バネ47に抗して左旋させる。
閉じ係止レバー45の左旋により、フツク部4
5cと開閉レバー25の曲げ部25dとの係合が
解除され、開閉レバー25は右旋の途中からバネ
27の作用により左旋を開始し、シヤツタ羽根2
9の閉鎖動作を開始する。
第1のスイツチ71は、開閉レバー25の左旋
により再びピン25bに押されて閉じ、端子a〜
b間に出力を発生する。
第2のスイツチ72は、開きレバー42がその
後も右旋を続けて一定量移動し、移動領域の終端
域において該レバー42のピン42aに押されて
閉じ、端子b〜c間に出力を発生する。
第1のスイツチ71が閉じ、続いて直列配置さ
れている第2のスイツチ72が閉じるように切り
替わり動作をなすことにより、端子a〜c間に出
力が発生する。
そして、露出終了の信号としてこの端子a〜c
間に発生した出力を磁気記録装置に入力し、従つ
て、磁気記録装置を介して固体撮像素子の電気信
号が磁気デイスクへ電送・記録される。
このとき、開きレバー42はギヤ部42cを介
して常に一定量を緩速されながら移動することか
ら、その移動に要する時間は一定と考えられる。
上述したように、本願考案によれば、露出終了
の信号は一方のスイツチすなわち第1のスイツチ
71が閉じただけでは発生せず、第1のスイツチ
71と第2のスイツチ72との双方が閉じること
により端子a〜c間に出力がなされてはじめてこ
れを露出終了の信号が発生したこととする。
これにより、第1のスイツチ71が一旦閉じた
後に開き、再び閉じるまでの時間が短時間であつ
ても誤動作を生じるおそれはなくなる。
さて、前述のようにシヤツタ羽根29を開き動
作の途中で閉じさせるような場合、つまり露出時
間が短い場合、シヤツタ羽根29の互いの重なり
量の大小や各部材間に必然的に存する機械的なタ
イムラグ等に起因し、シヤツタ羽根29がアパー
チヤ1aを開口する前に閉じ動作が始まり、結局
露光が行われないという不都合を生じるおそれが
ある。
本願考案では、こうした不都合を生じさせない
ための構成がなされている。
以下、第7図を参照しながら説明する。
第7図は、シヤツタ羽根29がアパーチヤ1a
を開口する前に、閉じ信号が入力されてしまつた
場合の動作状態を示すものである。
このとき閉じ鉄片レバー52は左旋して閉じ係
止レバー45を押しているが、クチバシ部45d
がピン50と当接しているので、閉じ係止レバー
45は左旋することが出来ない。
従つてフツク部45cとシヤツタ羽根用開閉レ
バー25の曲げ部25dとの係合が解除されず、
該開閉レバー25は右旋を続けてシヤツタ羽根2
9をさらに開放させようとする。
その後、閉じ係止レバー45が開きレバー42
の右旋によつて一体的に動作すると、カム部45
bがピン46を軸として左旋し、ついにはフツク
部45cと開閉レバー25の曲げ部25dとの係
合が解除され、該レバー25はバネ27の作用に
よつて左旋を開始する。
この左旋により、シヤツタ羽根29が閉鎖動作
を開始する。
つまり、閉じ係止レバー45のカム部45bの
カム形状は、シヤツタ羽根29が最小口径を形成
した時点で閉じ係止レバー45のフツク部45c
と開閉レバー25の曲げ部25dとの係合が解か
れるように形成されている。
全開時の動作 第8図Bに示したタイムチヤートを参照しなが
ら、全開時の動作について説明する。
シヤツタ羽根29が全開に達した後に閉鎖され
る、つまり露出時間が長い場合の動作について述
べる。
また、ストロボの発光は十分な露光量が得られ
ないような低輝度の状況においてストロボ撮影が
行われることから、一般にシヤツタの全開時に行
われている。
本実施例においても、ストロボの発光は全開時
の動作時に行うことから併せて説明する。
撮影者がカメラに対して不図示のスイツチ等を
操作したストロボの使用を設定すると、同じく不
図示のストロボ制御回路に通電され、発光準備が
される。
撮影者がシヤツタボタンを押し下げてから、シ
ヤツタ羽根が一旦閉じて、露光のために開き始め
るまでは、既述したシヤツタ羽根が開放途中で閉
じる非全開(小絞り)時の場合と同様であるので
説明を省略する。
シヤツタ羽根29が全開域に達し、開きレバー
42の右旋が終了して該レバー42のピン42a
がXシンクロ用スイツチである第2のスイツチ7
2を閉じるよう切り替わる動作を行わせたとき端
子b〜c間に出力が発生し、これがXシンクロ用
の同期信号となる。
ストロボ使用の設定がなされているので、第2
のスイツチ72の端子b〜c間の出力に応じて不
図示のストロボ制御回路が働き、ストロボを発光
させる。
このとき、第1のスイツチ71は開放されてい
て端子a〜b間に出力は発生していないので、第
2のスイツチ72の切り替わる動作がなされて
も、端子a〜c間には出力は発生せず露出終了信
号と誤ることはない。
所定の露出秒時に応じて、図示しない制御回路
から信号が発せられ、閉じ制御用電磁石装置51
への通電が断たれる。
通電が断たれ開閉レバー25が左旋し、シヤツ
タ羽根29は閉じ動作を開始する。
開閉レバー25が左旋して第1のスイツチ71
が閉じるように切り替わり動作がなされると、第
2のスイツチ72は開きレバー42により既に閉
じているので端子a〜c間に出力が発生し、シヤ
ツタ羽根29が閉じたことが判別され、これを露
出終了の信号として磁気記録装置に入力する。
前述の説明においては、ストロボが発光する場
合について説明しているが、撮影者がストロボの
使用を設定する操作を行つていない時には、第2
のスイツチ72の開閉にかかわらず勿論ストロボ
は発光することなく、通常の全開時の露光動作が
なされる。
シヤツタセツト動作 次にシヤツタセツト動作について説明する。
撮影終了に応じて、図示しないモータが作動
し、ギヤ63を介して伝達され第1のセツトレバ
ー59がバネ61に抗して右旋(第5図)し、ピ
ン59bが第3のセツトレバー65の曲げ部65
bを押し、該レバー65を右旋(第4図)させ
る。
第3のセツトレバー65の右旋により腕部65
aが第4のセツトレバー68の腕部68aを押し
て、該レバー68を左旋(第4図)させる。
第4のセツトレバー68が左旋し、曲げ部68
bがバネ9の一端9aを押してレリーズ鉄片レバ
ー7から離すと、該レバー7はバネ10の作用に
よつて左旋して第2図の状態に復帰し、該レバー
7の鉄片7aが永久磁石6cの磁力によりレリー
ズ用電磁石装置6の鉄芯6a、鉄芯6bに吸着保
持される。
一方、第1のセツトレバー59の右旋により、
さらにピン59aがミラー駆動レバー16のピン
16aを押し、これを左旋(第3図)させる。
ミラー駆動レバー16の左旋によりカム面16
dがミラー枠3のピン3aの押圧を解除し、ミラ
ー枠3は不図示のバネの作用によつて右旋して第
3図の状態に復帰する。
また、ミラー駆動レバー16の左旋によつて、
ピン16dが開閉レバー25の曲げ部25cを押
して開閉レバー25を右旋させて第2図の状態に
復帰させ、シヤツタ羽根29を開放する。
さらに、ミラー駆動レバー16の左旋により、
ピン16aが第2のセツトレバー20のカム溝2
0aを押して該レバー20をバネ22に抗して右
旋(第3図)させる。
第2のセツトレバー20の右旋により、曲げ部
20dがピン46を押し開きレバー42を左旋さ
せる。
勿論開閉レバー45も一体的に動作する。
また、第2のセツトレバー20が右旋すると、
ノツチ部20bはバネ37の一端37aを、ノツ
チ部20cはバネ56の一端56aをそれぞれ押
して、開き鉄片レバー33の曲げ部33bおよび
閉じ鉄片レバー52の曲げ部52bから離す。
すると、開き鉄片レバー33および閉じ鉄片レ
バー52は、それぞれバネ35、バネ54の作用
により第2図の状態に復帰する。
その後、モータへの通電を断てば、第1のセツ
トレバー59はバネ61の作用により第5図の状
態へ復帰する。
そこで、オーバーランしていたミラー駆動レバ
ー16および開きレバー42は若干右旋し、ミラ
ー駆動レバー16は第3図に示すようにミラー係
止レバー12に係合抑止され、開きレバー42は
第2図に示すように開き係止レバー39に係合抑
止される。
〔他の実施例〕
以上が、本願考案に係るレンズシヤツタを備え
る磁気記録式一眼レフカメラのスイツチ機構の構
成および動作の説明であるが、本願考案はこの実
施例に限定されないことは勿論である。
例えば、上述した実施例では第2のスイツチ7
2を開きレバー42によつて制御するようにして
いるが、閉じ鉄片レバー52によつて制御するよ
うにしても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本願考案によればシヤツタ
羽根が一旦閉じた時の信号と次にシヤツタ羽根が
閉じて露出が終了した時の信号とが、明確に判別
でき、磁気記録装置が誤動作を生じることがない
という効果を得られる。
さらなる効果として、Xシンクロ用のスイツチ
と、新規に加えたもう一つのスイツチとの2つの
スイツチを直列に接続し、それぞれの開閉の組み
合わせに応じた出力を発生させることにより、シ
ヤツタ羽根が一旦閉じたという信号と、露出終了
の信号と、そしてXシンクロ用の同期信号という
3種類の信号を得ることが出来るので、それぞれ
の信号を得るための独立したスイツチを必要とす
ることのない簡素なスイツチ機構の構成を得るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はレンズシヤツタを備える磁気記録式一
眼レフカメラの概略を示す側面図であつて、第2
図は第1図のカメラに内蔵されているシヤツタ機
構部の拡大した背面図で、第3図は第2図の右側
面図で、第4図は第2図の左側面図で、第5図は
第2図の底面図で、第6図はスイツチの接続状態
を示す簡略な回路図で、第7図は第2図の動作状
態を示す図で、第8図Aは非全開時の動作を示し
たタイムチヤートで、第8図Bは全開時の動作を
示したタイムチヤートである。 A……シヤツタ羽根、B……ミラー、C……固
体撮像素子、D……磁気デイスク、E……磁気記
録装置、1……シヤツタ基板、1a……アパーチ
ヤ、3……ミラー枠、4……ミラー、6……レリ
ーズ用電磁石装置、7……レリーズ鉄片レバー、
12……ミラー係止レバー、16……ミラー駆動
レバー、20……第2のセツトレバー、25……
シヤツタ羽根用の開閉レバー、29……シヤツタ
羽根、32……開き制御用の電磁石装置、33…
…開き鉄片レバー、39……開き係止レバー、4
2……開きレバー、45……閉じ係止レバー、5
1……閉じ制御用の電磁石装置、52……閉じ鉄
片レバー、59……第1のセツトレバー、65…
…第3のセツトレバー、68……第4のセツトレ
バー、71……第1のスイツチ、72……第2の
スイツチ(Xシンクロ用)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フアインダ系を介して被写体が観察できる様に
    撮影前は開放状態にあり、撮影に際しては一旦閉
    じてから開閉動作するシヤツタ羽根と、 該シヤツタ羽根が一旦閉じてから開放した時に
    撮影レンズ系を介して得られた被写体の画像を電
    気信号に変換する固体撮像素子と、 該シヤツタ羽根が一旦閉じたという信号を受け
    て該シヤツタ羽根の開きのための信号を発生し、
    更に該シヤツタ羽根が閉じて露出が終了したとい
    う信号を受けて該固体撮像素子の電気信号を磁気
    デイスクに電送記録させるための信号を発生する
    磁気記録装置とから構成されるレンズシヤツタを
    備える磁気記録式一眼レフカメラにおいて、 往復動作することによつて該シヤツタ羽根を開
    閉させる開閉レバーと、 該シヤツタ羽根が開放・閉鎖動作を行う時に常
    に一定量移動する開きレバーと、 該開きレバー上に揺動可能に枢着されていて、
    該開きレバーが一定量移動するまでの間、該開閉
    レバーと係合し得るフツク部を有している閉じ係
    止レバーと、 端子aおよびbを有していて、撮影前の状態か
    ら該シヤツタ羽根を閉じる閉じ動作をして閉じ切
    り状態に対応する該開閉レバーの移動領域におい
    て、該開閉レバーに連動して切り替わる第1の動
    作と、その後開閉レバーの開放動作により反転復
    帰動作し、再び開閉レバーが閉じきる切り替わる
    第2の動作とをなす第1のスイツチと、 該第1のスイツチとは直列に接続され、端子b
    およびcを有していて、該開きレバーの移動領域
    の終端域において該開きレバーに連動して切り替
    わる動作をなすXシンクロ用の第2のスイツチと
    を具備していて、 前記第2のスイツチが開放されているとき、前
    記第1のスイツチが該開閉レバーに連動して切り
    替わる第1の動作がなされたとき端子a〜b間に
    発生する一旦閉じたという信号と、 該第1のスイツチが反転復帰した後において、
    該開閉レバーが該シヤツタ羽根を再び閉じきるこ
    とにより該第1のスイツチが切り替わる第2の動
    作と、該開きレバーが一定量移動してその移動領
    域の終端域で該第2のスイツチが切り替わる動作
    とがなされたとき端子a〜c間に発生する露出終
    了の信号と、 該第1のスイツチが反転復帰し開放されている
    とき、該第2のスイツチが切り替わる動作がなさ
    れたとき端子b〜c間に発生するXシンクロ用の
    同期信号とを得るようにしたこと を特徴とするレンズシヤツタを備える磁気記録式
    一眼レフカメラのスイツチ機構。
JP1983117578U 1983-07-28 1983-07-28 レンズシャッタを備える磁気記録式一眼レフカメラのスイッチ機構 Granted JPS6026033U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983117578U JPS6026033U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 レンズシャッタを備える磁気記録式一眼レフカメラのスイッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983117578U JPS6026033U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 レンズシャッタを備える磁気記録式一眼レフカメラのスイッチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6026033U JPS6026033U (ja) 1985-02-22
JPH0412494Y2 true JPH0412494Y2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=30270602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983117578U Granted JPS6026033U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 レンズシャッタを備える磁気記録式一眼レフカメラのスイッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026033U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6026033U (ja) 1985-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4667657B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2006208704A (ja) 電子カメラ
JPH0412494Y2 (ja)
JP6162443B2 (ja) 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ
JP2526821B2 (ja) 閃光撮影可能なレンズシャッタカメラ
US4132474A (en) Electromagnetic release device for use in cameras
TW201418868A (zh) 相機用焦點平面快門、及具備前述快門的數位相機
GB2071344A (en) Camera film wind mechanism
JP4667590B2 (ja) デジタル一眼レフカメラ
US6174093B1 (en) Motor-driven single-lens reflex camera and motor-driven single-lens reflex camera for self-feeding film cartridge
JPS601610B2 (ja) 電磁レリ−ズ装置を備えたカメラ
US4502769A (en) Quick-return mirror driving mechanism for single-lens reflex cameras
JP2583632Y2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2821910B2 (ja) 電気シヤッタ
JP2001133835A (ja) カメラのシャッタ装置
JPH0328424Y2 (ja)
JPH0257293B2 (ja)
JPH033207B2 (ja)
JPH04339Y2 (ja)
JP2656775B2 (ja) 電子式レンズシヤツタ
JPS6136981Y2 (ja)
JP2002139767A (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JP3476297B2 (ja) 絞り制御機構
JPH0219933B2 (ja)
JPS5860734A (ja) 自動合焦カメラのシヤツタ−レリ−ズ装置