JP2526821B2 - 閃光撮影可能なレンズシャッタカメラ - Google Patents

閃光撮影可能なレンズシャッタカメラ

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JP2526821B2 JP63084359A JP8435988A JP2526821B2 JP 2526821 B2 JP2526821 B2 JP 2526821B2 JP 63084359 A JP63084359 A JP 63084359A JP 8435988 A JP8435988 A JP 8435988A JP 2526821 B2 JP2526821 B2 JP 2526821B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、開き動作が徐々に行なわれ閉じ動作が急速
に行なわれるプログラムレンズシャッタを備えた閃光撮
影可能なカメラに関する。
B.従来の技術 従来のプログラムレンズシャッタは、第6図(A)に
示すように、絞り兼用のシャッタ羽根の動き動作が徐々
に(15〜30ms程度)行なわれ、閉じ動作が急速に(5ms
程度)行なわれるような開口特性を有しているのが一般
である。
このような開口特性を持つレンズシャッタカメラにお
いて、電子閃光装置を動作させて撮影する場合は、フラ
ッシュマチック制御が行なわれ、このときは第6図
(B)に示すようにシャッタ羽根の開き動作途中、即ち
シャッタが全開する前にシンクロ接点を閉じて電子閃光
装置に発光開始信号Sを与え、これにより閃光動作させ
る場合がほとんどである。また、輝度の低い被写体に対
してはシャッタ速度が長くなって手振れを起こすおそれ
があるから、むやみに長秒時にならないように秒時制限
している。
C.発明が解決しようとする問題点 しかし、上述のようなシャッタ速度の秒時制限を行な
うと、被写体の一部に夜景や電灯あるいはローソクなど
があっても、これらはあまり良く写らず、人物などの主
要被写体のみが閃光に照らし出されて、暗黒のバックに
浮び上がるという不自然な写真となってしまう。
そこで、最近では、上記問題を解決するカメラとし
て、比較的遅いシャッタ秒時に同調して発光するいわゆ
るスローシンクロモードを備えたレンズシャッタカメラ
が出現してきている。しかしながらこのレンズシャッタ
カメラにおいても、電子閃光装置の発光タイミングは、
シャッタ羽根の開き動作途中にあるため、例えば結婚披
露宴のキャンドルサービスのローソクのように移動する
点光源を撮影した場合、露出の始めの方で電子閃光装置
が発光して点光源の本体部分(ローソク本体部)を露出
させ、その後シャッタが全開して露出が終わるまでに相
当の秒時があるので、電子閃光装置に照らされた移動ロ
ーソク本体の前方に灯の光跡が写し出されるという不自
然な写真となってしまう。
上記不具合を解決するために、一眼レフにおける後幕
シンクロの考え方を利用して、開口特性の閉じ側で電光
閃光装置を発光させることが考えられるが、従来のレン
ズシャッタにおける開口特性では、第6図(A)から明
らかな如く、その閉じ動作速度が5msと極めて早いた
め、発光タイミングの制御が難しく実現されていない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、シャッタ閉じ動作側での発光およびそのタイミン
グ制御を可能にして、特にスローシンクロモード時に発
光源を一部に有する被写体が時間と共に移動する場合で
あっても発光源の移動する方向の先端に発光源を一部に
有する被写体を写し込むような閃光撮影を可能とするレ
ンズシャッタカメラを提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明は、レンズシャッタを備え、所定のタイミング
で閃光装置へ発光開始信号を出力して閃光撮影を行なう
レンズシャッタカメラに適用される。そして上述した問
題点は、第1の閃光モードおよび第2の閃光モード信号
のいずれかの信号を出力するモード信号出力手段と、第
1の閃光モード信号が出力されているときには、レンズ
シャッタの開き動作を緩っくりと行ない閉じ動作を急速
に行なうとともに、第2の閃光モード信号が出力されて
いるときには、レンズシャッタの開閉両動作を緩っくり
と行なうシャッタ駆動手段と、第1のモード信号が出力
されているときには、レンズシャッタの開き動作時に発
光開始信号を出力するとともに、第2のモード信号が出
力されているときには、レンズシャッタの閉じ動作時に
発光開始信号を出力する発光開始信号出力手段とを具備
することにより解決される。
E.作用 本発明においては、例えばスローシンクロモードを指
令すべく第2の閃光モード信号が出力されている時に
は、シャッタの開閉動作が共に緩っくりと行なわれ、閉
じ動作時に発光開始信号を出力して閃光装置を発光させ
る。緩っくりとした閉動作時に発光開始信号が出力され
るからその発光タイミングの制御が容易となり、一眼レ
フカメラの後幕シンクロと同様に露出工程の後側のタイ
ミングで容易に発光することが可能となる。したがっ
て、光源が移動するような被写体であっても自然な撮影
が可能になる。なお、通常の閃光モードを指令をすべく
第1の閃光モード信号が出力されているときには、シャ
ッタの開動作時に発光が開始される。
F.実施例 本発明の一実施例を第1図〜第5図に基づいて詳細に
説明する。
第1図はレンズシャッタおよびその制御回路の全体の
構成図であり、第2図〜第4図はその動作状態を示す正
面図である。
−レンズシャッタの構成− 第1図において、露出動作する一対のシャッタ羽根1,
2は、全閉時にその一部が互いに重なり合うように配置
され、そして、各シャッタ羽根1,2の一端部は、互いに
平行するそれぞれの軸3,4に回転可能に軸支されてい
る。
扇形の第1ギヤ部材5は回転軸3に回動可能に取り付
けられ、シャッタ羽根1,2を開閉動作して光軸Lを中心
に露出用開口を形成する。この第1ギヤ部材5の歯部側
面に直角に突設したピン6の先端は、シャッタ羽根1,2
の枢支部側に形成した長孔1a,2a(長孔2aは図面の関係
上図示されていない)に嵌合されている。また、第1ギ
ヤ部材5の歯部側には、シャッタ羽根1,2を閉じ方向に
付勢するばね7が連結されており、さらに、第1ギヤ部
材5の枢支基部に歯部と反対の方向に突設した突片5aは
ストッパ8に当接し、第1ギヤ部材の時計回り方向の回
転を規制してシャッタ羽根1,2を全閉位置に保持する。
第1ギヤ部材5に噛合する扇形の第2ギヤ部材9は軸
10に回転可能に支持されている。第2ギヤ部材9の枢支
基部に歯部と反対の方向に突設した突片9aには、操作ピ
ン11の一端が軸10と平行に固定されている。
シャッタ羽根1,2を開閉動作する第2ギヤ部材9の回
動軸10はアーマチャーレバー12の一端に支持されてお
り、そしてアーマチャーレバー12の略中間部が軸3に回
動可能に枢着されていると共に、その他端にはアーマチ
ャー13が固定され、そのアーマチャー13は、これを吸着
する電磁石装置14に対向している。さらに、アーマチャ
ーレバー12の他端には、これを反時計回り方向に付勢し
てアーマチャー13を電磁石装置14と当接するように付勢
するリセットばね15が連結されている。
駆動リング16は、シャッタ羽根1,2を開放方向あるい
は閉成方向へ操作するためのもので、光軸Lを中心にし
て回転可能に支持されており、その外周縁の一部にはギ
ヤ部16aが形成されている。またこのギヤ部16aの一端に
隣接して第2ギヤ部材9の操作ピン11に係合するカム16
bが形成され、ギヤ部16aには、後述するモータ18により
回転されるギヤ17が噛合されている。
なお、以上説明したシャッタ羽根1,2の駆動機構が特
許請求の範囲のシャッタ駆動手段を構成する。
−制御系の構成− 第1図において、演算制御回路19は、電磁石装置14,
モータ18および電子閃光装置20を制御するためのもの
で、この演算制御回路19には、図示しないレリーズ釦の
半押し操作開始に伴い作動される測光回路21および測距
回路22が接続され、測光回路21からは、被写体の明るさ
に応じた輝度情報が演算制御回路19へ入力される。ま
た、測距回路22からは、被写体までの距離に応じた距離
情報が演算制御回路19に入力される。さらに演算制御回
路19の入力側には、閃光装置内蔵のレンズシャッタカメ
ラを通常の閃光モードとスローシンクロモードに切換え
るモード信号出力回路23が接続されている。ここで、通
常の閃光モードとは、比較的短いシャッタ秒時に同調し
て発光させるもので、スローシンクロモードとは、それ
よりも長いシャッタ秒時に同調して発光させるものであ
り、例えばカメラ本体に設けたモード選択スイッチの操
作によっていずかのモードが選択され、モード信号出力
回路23から通常閃光モード信号(第1の閃光モード信
号)またはスローシンクロモード信号(第2の閃光モー
ド信号)が出力される。
また、演算制御回路19の出力側には、電磁石装置14を
オン・オフ制御する電磁石ドライブ回路24と、モータ18
を制御するモータドライブ回路25と、電子閃光装置20と
が接続されており、電子閃光装置20は、発光制御回路20
aと、その出力により動作する発光管20bとから構成さ
れ、演算制御回路19から発光開始信号が入力されると発
光制御回路20aが動作して発光管20bが発光する。通常の
閃光モード時にはこの発光開始信号はシャッタの開き動
作時の所定のタイミングで出力され、スローシンクロモ
ード時にはシャッタ閉じ動作時の所定のタイミングで出
力される。そして、その発光タイミングは、測距情報に
基づいて被写体までの距離が遠いほど絞り開放に近い時
点に設定され、ある条件下では開き動作が終了する全開
のタイミングに設定されたり、閉じ動作が開始する全開
のタイミングに設定される。したがって、開き動作時あ
るいは閉じ動作時とは、全開をも含むものである。
以上の制御系において、モード信号出力回路23がモー
ド信号出力手段を、演算制御回路19が発光開始信号出力
手段をそれぞれ構成する。
次に上述のように構成された本実施例の動作について
説明する。
第2図は、第1,第2ギヤ部材5,9およびアーマチャー
レバー12がシャッタ羽根1,2を全閉させている作動前の
状態(リセット状態)である。かかる状態において、モ
ード信号出力回路23を通常閃光モードにセットし、図示
しないレリーズ釦を操作すると、測光回路21がイネーブ
ルされて、被写体の明るさを測光すると同時に、測距回
路22もイネーブルされてカメラ本体から被写体までの距
離を計測し、これら輝度情報および距離情報を演算制御
回路19に取り込んで演算処理し、電磁石ドライブ回路24
に対しては、電磁石装置14の吸着指令および吸着解放
(シャッタ閉)指令を出力すると共に、モータドライブ
回路25に対しては、モータ18の正転によるシャッタ開指
令および逆転タイミング指令を出力し、さらに電子閃光
装置20の発光制御回路20aに対しては発光開始指令を出
力する。
電磁石ドライブ回路24への吸着指令により電磁石装置
14が励磁されると、アーマチャー13が吸着される。そし
て、モータドライブ回路25への正転指令によりモータ18
が正転動作すると、ギヤ17は、第2図の矢印A方向に回
転して駆動リング16を反時計回り方向に回転させる。す
ると、駆動リング16の回転に伴いカム16bが第2ギヤ部
材9の操作ピン11に係合し始め、操作ピン11をカム16b
の傾斜面16b1に沿って光軸Lから離間する方向へ押す。
この時、アーマチャー13が電磁石装置14に吸着されてい
るため、アーマチャーレバー12は動かず、第2ギヤ部材
9を軸10を中心にして時計回り方向へ回転する。これに
伴い第2ギヤ部材9と噛み合っている第1ギヤ部材5が
閉じばね7の付勢力に抗して軸3を中心に反時計回り方
向へ回転する。このとき、アーマチャーレバー12と一体
のピン6が反時計回り方向へ移動することにより、シャ
ッタ羽根1,2がそれぞれの軸3および4を中心に第1図
の矢印B,C方向へ回動され、この結果、シャッタ羽根1,2
が傾斜面16b1に沿い開き方向へ緩っくりと作動する。そ
して、傾斜面16b1の終端に連設される平坦面16b2が操作
ピン11と係合した時点ではシャッタ羽根1,2は最大に開
かれる。
この時のシャッタ羽根1,2の開き動作スピードは、傾
斜面16b1の傾斜角度と駆動リング16の回転スピードによ
って設定され、シャッタの開き動作は第5図(A)の開
口特性Iに示すようになる。
第1ギヤ部材5が反時計回り方向に回転している間
は、閉じばね7が操作ピン11をカム16bの傾斜面16b1
たは平坦面16b2に押し付けているので、その反力として
アーマチャーレバー12は、これを時計回り方向に回転さ
せようとする力を受けるが、その回転はアーマチャー13
が電磁石装置14に吸着されていることによって阻止され
る。
第3図は、駆動リング16の反時計回り方向への回転が
最終端に達し、カム16bの平坦面16b2が操作ピン11に係
合してシャッタ羽根1,2を全開した状態である。
かかる状態で、電磁石ドライブ回路24へのシャッタ閉
指令により電磁石装置14への通電を停止するとアーマチ
ャー13に対する吸着力がなくなるため、アーマチャーレ
バー12は、第4図に示すように閉じばね7の引っ張りば
ね力により軸3を中心に時計回り方向へ回動されると同
時に、第1ギヤ部材5も軸3を中心に時計回り方向へ回
転し、その突片5aがストッパ8に当接することで第1ギ
ヤ部材5の時計回り方向への回転を停止し、この位置で
シャッタ羽根1,2が全閉する。この時のシャッタ閉じ動
作は第5図(A)の開口特性IIに示すように急速な立下
がりとなる。
なお、アーマチャーレバー12にはリセットばね15が掛
けられているが、このリセットばね15によるアーマチャ
ーレバー12の反時計回り方向へのモーメントは、閉じば
ね7によりアーマチャーレバー12が受ける時計回り方向
へのモーメントよりずっと弱く設定されているため、上
記シャッタの閉じ動作には支障を与えることがない。
以上の説明は、シャッタ羽根1,2が全開した後に閉じ
動作する場合であるが、開き途中、即ちカム16bの傾斜
面16b1の中間部分が操作ピン11に係合している時点で電
磁石装置14への通電を停止すれば、その位置から第5図
(A)の1点鎖線のようにシャッタ羽根1,2が閉じ始
め、プログラマブルに露光量を調節することができる。
また、第4図の状態からモータドライブ回路25に加え
られる逆転タイミング指令によりモータ18を逆転して駆
動リング16を時計回り方向へ回転させれば、リセットば
ね15のばね力だけでアーマチャーレバー12は第2図に示
す原位置に復帰(リセット)され、アーマチャー13が電
磁石装置14に押圧される。したがって、撮影シーケンス
の所定のタイミングで電磁石装置14に通電してアーマチ
ャー13を吸着してから、上述の動作を開始させることが
できる。なお、全開前にシャッタ羽根1,2が閉じ動作に
入る場合も、駆動リング16を時計回り方向へ回動するこ
とで、第2図に示す状態に復帰できる。
以上が通常撮影時のシャッタ作動であり、その開口特
性は第5図(A)の実線Iに閉じ特性は実線IIにそれぞ
れ示すようになる。
ここで、上述の通常閃光モード信号が出力されていて
被写体の輝度が所定値以下の場合には、シャッタの開き
動作の途中で、演算制御回路19から発光開始指令信号S1
(第5図(B)参照)が出力され、この信号S1により発
光制御回路20aが動作して発光管20bが発光される。そし
てその出力タイミングは、上述したとおり、被写体まで
の距離が遠いほど絞り開放に近い時点で出力される。
次に、カメラをスローシンクロモードで動作させる場
合について述べる。
不図示の閃光モード選択スイッチによりスローシンク
ロモードが指令されると、モード信号出力回路23は、演
算制御回路19にスローシンクロモード信号を出力する。
これにより、モータドライブ回路25がスローシンクロモ
ードに設定される。かかる状態で図示しないレリーズ釦
を操作すると、上述したと同様に測光回路21および測距
回路22がイネーブルされ、輝度情報および距離情報が演
算制御回路19に取り込まれる。これと同時に通常閃光撮
影時と同様にしてシャッタ羽根1,2が第5図(A)の実
線に示す開口特性Iに沿って緩っくりと開動作し、全開
される。ここで、所定のシャッタ秒時が計時されると、
演算制御回路19からのモータ逆転タイミング指令に基づ
いて、モータドライブ回路25が逆転指令を与えてモータ
18を開き動作とほぼ同一の速度で逆回転させる。このと
き、電磁石装置14の通電状態は保持したままにしてお
く。モータ18が逆転されると、駆動リング16が時計回り
方向に回転する。今、電磁石装置14への通電が続行され
てアーマチャー13が吸着されているからカム16bで全開
されていたシャッタ羽根1,2は、操作ピン11がばね7の
ばね力でカム16bの傾斜面に沿って光軸方向に復帰動作
することにより、第5図(A)の破線IIIに示すように
駆動リング16の回転速度に同期して緩っくりと閉じ動作
する。そして、被写体の輝度が所定値以下であれば、距
離情報に応じて演算された時限になると、発光制御回路
20aに演算制御回路19から第5図(B)に示すタイミン
グで発光開始信号S2が送出され、これにより発光管20b
を発光させ、被写体を照明する。
このようにスローシンクロモード時の発光制御回路20
aの発光タイミングは、シャッタの閉じ動作途中であり
発光後の露出秒時は短いため、被写体が移動点光源であ
っても点光源の光跡が移動する点光源本体の前方に写し
出されることがなく、むしろ、光源本体の後方に光跡が
写し出されることになり、移動する点光源が自然な形の
写真として撮影し得る。
また、駆動リング16の時計回り方向への回転が終端に
達すると、モータ18の逆転が停止するとともに、電磁石
装置14への通電がオフされ、レンズシャッタは第2図に
示すリセット状態になる。
なお、上記実施例では、スローシンクロモード時のシ
ャッタ閉じ動作を第5図(A)破線IIIに示すように開
き動作と同じ傾きの特性で行う場合について述べたが、
開き動作とは異なった傾きでもよい。また、以上の実施
例では比較的遅い秒時に同調して発光するいわゆるスロ
ーシンクロモードについて説明したが、必ずしも遅い秒
時に同調させる必要はなく、第5図(A)の2点鎖線IV
に示す如くシャッタの開き動作途中からモータ18を逆転
させて閉じ動作を行い、その閉じ動作中に発光させても
良い。すなわち、本発明は、一眼レフカメラの後幕シン
クロの考え方をレンズシャッタに採用可能にするもの
で、シャッタ閉じ動作時に発光すればシャッタ秒時の長
短は問わない。
さらに、発光のタイミングを被写体までの距離に応じ
て変更したが、一定のタイミングで発光させてもよい。
さらにまた、カメラ側で発光の有無を判定したが、操作
者の意志により閃光撮影の要否をカメラ側に指令するも
のでもよく、外付けの電子閃光装置を用いるレンズシャ
ッタカメラにも本発明を適用できる。また、電磁石装置
14によるアーマチャーレバー12の吸着方式は上記実施例
の方式に限定されない。
G.発明の効果 以上のように本発明によれば、たとえばスローシンク
ロモードを設定すると、シャッタ閉じ動作をシャッタ開
き動作のように緩っくりと行ない、この閉じ動作側で閃
光装置を発光させるようにしたので、その発光タイミン
グ制御が容易となり、一眼レフカメラの後幕シンクロと
同様な閃光撮影が可能となり、この結果、例えばキャン
ドルサービスのローソクのように発光源を一部に有する
被写体が時間と共に移動するものであっても、自然な写
真が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した閃光装置内蔵形レンズシャッ
タ制御装置の全体の構成図である。 第2図は本実施例における作動前のシャッタ開閉機構の
正面図である。 第3図は本実施例におけるシャッタ羽根開放作動状態の
シャッタ開閉機構の正面図である。 第4図は同じく本実施例におけるシャッタ羽根閉じ直後
(リセット前)の作動状態を示すシャッタ開閉機構の正
面図である。 第5図(A),(B)は本実施例におけるシャッタの開
口特性図および発光開始信号のタイミング図である。 第6図(A),(B)は従来のシャッタの開口特性図お
よび発光開始信号のタイミング図である。 1,2:シャッタ羽根 3.4:軸、5:第1ギヤ部材 6:ピン、7:閉じばね 8:ストッパ、9:第2ギヤ部材 10:軸、11:操作ピン 12:アーマチャーレバー 13:アーマチャー、14電磁石装置 15:リセットばね、16:駆動リング 16a:ギヤ部、16b:カム 17:ピニオン、18:モータ 19:演算制御回路 20:電子閃光装置 21:測光回路、22:測距回路 23:モード信号出力回路 24,25:ドライブ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズシャッタを備え、所定のタイミング
    で閃光装置へ発光開始信号を出力して閃光撮影を行なう
    レンズシャッタカメラにおいて、 第1の閃光モード信号および、第2の閃光モード信号の
    いずれかの信号を出力するモード信号出力手段と、 前記第1の閃光モード信号が出力されているときには、
    前記レンズシャッタの開き動作を緩っくりと行ない閉じ
    動作を急速に行なうとともに、前記第2の閃光モード信
    号が出力されているときには、前記レンズシャッタの開
    閉両動作を緩っくりと行なうシャッタ駆動手段と、 前記第1のモード信号が出力されているときには、前記
    レンズシャッタの開き動作時に前記発光開始信号を出力
    するとともに、前記第2のモード信号が出力されている
    ときには、前記レンズシャッタの閉じ動作時に前記発光
    開始信号を出力する発光開始信号出力手段とを具備する
    ことを特徴とする閃光撮影可能なレンズシャッタカメ
    ラ。
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