JPH0736352Y2 - レンズシャッタ - Google Patents

レンズシャッタ

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Publication number
JPH0736352Y2
JPH0736352Y2 JP1987176668U JP17666887U JPH0736352Y2 JP H0736352 Y2 JPH0736352 Y2 JP H0736352Y2 JP 1987176668 U JP1987176668 U JP 1987176668U JP 17666887 U JP17666887 U JP 17666887U JP H0736352 Y2 JPH0736352 Y2 JP H0736352Y2
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JP
Japan
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shutter
cam
optical path
mirror
cam surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987176668U
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English (en)
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JPH0181639U (ja
Inventor
哲夫 有賀
賢次 小松
Original Assignee
チノン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、一眼レフカメラ用のレンズシャッタに関す
る。
(従来の技術) 従来、特公昭56-47538号公報に示されるように、撮影レ
ンズの光路をミラーによりファインダまたはフィルム面
のいずれかに切り替える一眼レフカメラにおいて、撮影
レンズのシャッタ羽根が絞り機能を有し、このシャッタ
羽根をステッピングモータにより駆動するレンズシャッ
タが知られている。このレンズシャッタは、一眼レフカ
メラであるので、通常の状態(非撮影状態)では、ファ
インダが観察可能となるように絞りが開放になってい
る。そして、撮影時は、 レリーズ操作により絞り込みが始まり、完全に閉じた
状態になる。
ミラーが上がり、フィルム面へ結像可能な状態で絞り
(シャッタ)が開き始める。
フィルムに適正な光量になると、絞り(シャッタ)が
閉じ始め、全閉になる。
ミラーが降りてフィルム面への光が反射されてファイ
ンダに結像される状態で、絞り(シャッタ)が開き始め
て、全開(絞り開放)に復帰する。
以上のが撮影の都度、ステッピングモータの駆
動力を得て繰り返えされる。すなわち、ステッピングモ
ータは、で正転、で逆転、で正転、で逆転とな
るように制御される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の動作で、露出作用に係わるのはとであり、
とは漏光対策上必要な動作である。ここで、とは
露光制御上適正な速度での定速走行が好ましい。しか
し、とは露光制御に関与しないので、迅速な動作が
好ましい。
しかし、上記従来のものでは、モータと絞り羽根が1対
1に対応しているので、特にとで迅速な動作が得ら
れず、このため露出に寄与しないファインダの暗転時間
が長いという問題がある。
本考案は、露出に寄与しないファインダの暗転時間を短
くすることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ミラーにより撮影光路の切り替えを行うこと
によりファインダ観察状態と撮影可能状態との切り替え
が行われる一眼レフカメラにてシャッタ羽根をステッピ
ングモータにより駆動開閉制御するレンズシャッタにお
いて、上記ステッピングモータに連結されて往復動され
るカム部材と、このカム部材によって作動され上記シャ
ッタ羽根を開閉作動する駆動部材とを備えた構成のレン
ズシャッタである。さらに、上記カム部材は、シャッタ
羽根閉状態にてミラーを撮影光路から退避させて撮影光
路をファインダ側からフィルム面側に切り替えて撮影可
能状態とすべく往動によりシャッタ羽根を閉作動させる
とともに、露光完了後の撮影光路へのミラー復帰により
撮影光路をフィルム面側からファインダ側に切り替えて
ファインダ観察状態とすべく復動によりシャッタ羽根を
開作動させる、変化率の大きい第1のカム面と、この第
1のカム面に連なって逆方向に変化するよう形成され、
上記撮影可能状態にて往復動によりシャッタ羽根を開閉
作動させて上記フィルム面への露光を行う、変化率の小
さい第2のカム面とを有している。
(作用) 本考案では、カム部材の第1のカム面でファインダの暗
転を迅速に制御し、第2のカム面で露出の時間と絞り口
径をゆっくり制御する。
また、ファインダの暗転開始から露出期間の前半までを
ステッピングモータの正転で駆動し、露出期間の後半か
らファインダの暗転解除までをステッピングモータの逆
転で駆動する。
このように、本考案は、変化率の異なる互いに逆方向に
変化する連続カム面である第1と第2の2つのカム面を
カム部材に形成し、実働カム面を第1のカム面から第2
のカム面にそして再び第1のカム面へと1往復作動し、
この1往復作動でシャッタを2回開閉作動して1回の撮
影作動を完了するもので、第1のカム面によるシャッタ
の開閉作動と、撮影光路をファインダ側あるいはフィル
ム面側に切り替えるためのミラーの切り替え作動とを以
下のように対応させる。
すなわち、第1のカム面の往路での作用によりシャッタ
を閉状態とした後、ミラーを撮影光路から退避させて撮
影光路をフィルム面側に切り替えて撮影可能状態とす
る。続いてこの状態で第2のカム面の往復路での作用に
よりシャッタを開閉作動してフィルム面への露光を行い
シャッタを閉状態とする。さらに続いてこの状態にある
とき、先ずミラーを撮影光路に復帰させ、それから第1
のカム面の復路の作用によりシャッタを開状態として撮
影光路をファインダに導きファインダ観察状態とし1回
の撮影作動が完了する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一眼レフカメラを示しており、カメラ本体1の
前部に撮影レンズ2として、レンズ保持枠3に保持され
たフォーカシングレンズ群4およびレンズ保持枠5に保
持されたズーミングレンズ群6が配設されている。ま
た、上記カメラ本体1の後部に撮影レンズ2の光軸上に
おいてミラー7および遮光板8が回動自在に設けられて
いるとともに、このミラー7および遮光板8を変位駆動
するモータ9が設けられ、上記遮光板8の後方にフィル
ム装着部10が設けられている。さらに、上記ミラー7の
上方にペンタプリズム11が設けられ、このペンタプリズ
ム11の後方にファインダ12が設けられている。
そして、上記ズーミングレンズ群6内に絞り兼用のシャ
ッタ羽根14が組込まれているとともに、ズーミングレン
ズ群6のレンズ保持枠5に上記シャッタ羽根14を駆動制
御するステッピングモータ15が設けられている。
上記シャッタ羽根14は、第2図に示すように、互いに重
接した一対の羽根板17がその基端部において支軸18によ
り、上記ズーミングレンズ群6のレンズ保持枠5のフラ
ンジ部5a(第1図)に回動自在に軸支されているととも
に、一対の羽根板17の基端部に互いに交差する長孔19が
形成されている。また、第2図および第3図に示すよう
に、上記一方の支軸18と同軸上の支軸18aにより、上記
レンズ保持枠5のフランジ部5aの後側面側に駆動部材と
してのカム追従用のレバー20の基部が回動自在に軸支さ
れ、このレバー20の先端部に駆動ピン21が突設され、こ
の駆動ピン21が上記レンズ枠5のフランジ部5aに形成さ
れた長孔22を貫通して、上記一対の羽根板17の長孔19に
係合されている。さらに、上記レバー20にはカム追従ピ
ン23が突設されているとともに、レバー20にばね24が設
けられて、レバー20は常時一方に付勢されている。
また、第3図に示すように、上記レンズ保持枠5の外周
にカム部材としてのカム環26が回動自在に支持されてお
り、このカム環26には、一側部に円弧状のギヤ部27が形
成され、このギヤ部27に、上記ステッピングモータ15の
モータ軸ギヤ28と中間ギヤ29を介して結合した駆動ギヤ
30が噛合されている。
また、上記カム環26にカム部31が設けられている。この
カム部31には、ほぼV字状に第1のカム面32および第2
のカム面33が連設されている。この第1のカム面32は、
傾斜角が大きくて変化率が大きくなるように形成され、
また、第2のカム面33は第1のカム面32に連なって逆方
向に変化し、傾斜角が小さくて変化率が小さくなるよう
に形成されている。
そして、上記レバー20はばね24によってカム部31側に付
勢されて、カム追従ピン23が第1および第2のカム面3
2,33に常時追従当接されるようになっている。
つぎに、作動を説明する。
ステッピングモータ15を始動すると、そのモータ軸ギヤ
28、中間ギヤ29、駆動ギヤ30、ギヤ部27を介してカム環
26がレンズ保持枠5の外周で回動し、これとともに、カ
ム部31の第1および第2のカム面32,33にレバー20のカ
ム追従ピン23がばね24によって追従してレバー20を回動
し、このレバー20の回動により駆動ピン21が移動し、シ
ャッタ羽根14の一対の羽根板17をその長孔19との係合を
介して回動する。
いま、撮影前とすると、シャッタ羽根14は全開状態であ
り、カム環26は第3図(a)の状態にある。この撮影前
に、すなわち、露光動作開始前に、いわゆる開放側光に
より絞り値とシャッタスピードが図示しない制御機構に
より決定記憶され、その値になるようにステッピングモ
ータ15が制御される。この状態で、撮影のためにレリー
ズ操作すると、ステッピングモータ15が正転始動され、
カム環26が第3図(a)の反時計方向に回動し、レバー
20が傾斜の急な第1のカム面32に追従する。このため、
シャッタ羽根14は全開状態から急速に閉作動し、絞りは
一気に全閉状態となる。
つづいて、第3図(b)の状態に至って、カム環26がさ
らに反時計方向に回動すると、レバー20は傾斜のゆるや
かな第2のカム面33に追従し、ゆっくり変位する。この
ため、シャッタ羽根14は全閉状態からゆるやかに開作動
し、絞りはゆっくり変化し、フィルム面に至る光量を制
御する。そして、低輝度状態の撮影では、第3図(C)
の状態までカム環26が回動し、絞りは全開となる。
ついで、ステッピングモータ15が逆転始動され、カム環
26が第3図中時計方向に回動することにより、シャッタ
羽根14が全閉状態に戻され、撮影すなわち露出動作が完
了する。その後、シャッタ羽根14は全開状態になる。
上記撮影時の一連の動作を第4図によって説明する。
まず、シャッタ羽根14が全開状態となっているA時点で
レリーズボタンを押下げると、ステッピングモータ15が
正転始動され、急速にシャッタ羽根14を全閉とし、B時
点でステッピングモータ15を停止する。B〜C間でミラ
ー7をアップ動作し、さらに、遮光板8をアップ動作を
する。C時点でステッピングモータ15は正転再始動さ
れ、シャッタ羽根14を開いて露光動作を行なう。高輝度
撮影状態では、D時点でステッピングモータ15が逆転始
動され、E時点で停止され、シャッタ羽根14を全閉とす
る。すなわち、露光時間は短い。
一方、低輝度撮影状態では、C時点でステッピングモー
タ15が正転始動されて、シャッタ羽根14を開いて露光動
作を行ない、F時点で正転が停止され、G時点で逆転始
動され、H時点で停止され、シャッタ羽根14を全閉とす
る。H〜I間で遮光板8がダウンするとともに、ミラー
7がダウンし、I時点でステッピングモータ15が逆転再
始動され、急速にシャッタ羽根14を全開にしてJ時点で
停止する。
このようにすることにより、露出に寄与しないファイン
ダ12の暗転期間を短縮できる。また、ファインダ12での
観察状態(非撮影状態)では、第1および第2のカム面
32,33によりシャッタ羽根14は全開状態に維持されるの
で、開放方向へシャッタ羽根14を付勢するばねなどは不
要になる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、カム部材の第1のカム面でファインダ
の暗転を迅速に制御し、第2のカム面で露出の時間と絞
り口径をゆっくり制御し、また、ファインダの暗転開始
から露出期間の前半までをステッピングモータの正転で
駆動し、露出期間の後半からファインダの暗転解除まで
をステッピングモータの逆転で駆動することにより、モ
ータの1往復でシャッタ羽根は2回の開閉動作が得ら
れ、しかも2回の開閉時間、すなわち、羽根の変化率に
差をつけることができ、露出に寄与しないファインダ12
の暗転期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は一眼レフ
カメラの構成図、第2図はシャッタ羽根の正面図、第3
図(a)(b)(c)はシャッタ羽根駆動部の正面図、
第4図は動作説明図である。 14……シャッタ羽根、15……ステッピングモータ、20…
…駆動部材としてのレバー、26……カム部材としてのカ
ム環、32,33……第1および第2のカム面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーにより撮影光路の切り替えを行うこ
    とによりファインダ観察状態と撮影可能状態との切り替
    えが行われる一眼レフカメラにて、シャッタ羽根をステ
    ッピングモータにより駆動開閉制御するレンズシャッタ
    において、 上記ステッピングモータに連結されて往復動されるカム
    部材と、このカム部材によって作動され上記シャッタ羽
    根を開閉作動する駆動部材とを備え、 上記カム部材は、 シャッタ羽根閉状態にてミラーを撮影光路から退避させ
    て撮影光路をファインダ側からフィルム面側に切り替え
    て撮影可能状態とすべく往動によりシャッタ羽根を閉作
    動させるとともに、露光完了後の撮影光路へのミラー復
    帰により撮影光路をフィルム面側からファインダ側に切
    り替えてファインダ観察状態とすべく復動によりシャッ
    タ羽根を開作動させる、変化率の大きい第1のカム面
    と、 この第1のカム面に連なって逆方向に変化するよう形成
    され、上記撮影可能状態にて往復動によりシャッタ羽根
    を開閉作動させて上記フィルム面への露光を行う、変化
    率の小さい第2のカム面と を有することを特徴とするレンズシャッタ。
JP1987176668U 1987-11-19 1987-11-19 レンズシャッタ Expired - Lifetime JPH0736352Y2 (ja)

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JPH0181639U JPH0181639U (ja) 1989-05-31
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