JP2001222059A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001222059A
JP2001222059A JP2000035701A JP2000035701A JP2001222059A JP 2001222059 A JP2001222059 A JP 2001222059A JP 2000035701 A JP2000035701 A JP 2000035701A JP 2000035701 A JP2000035701 A JP 2000035701A JP 2001222059 A JP2001222059 A JP 2001222059A
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田 真 人 清
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一眼レフタイプの電子カメラにおいて、光学フ
ァインダとLCD画像表示部に、ファインダとしての機
能を与えていずれかを選択できるようにする。 【解決手段】CCD撮像素子10と、先羽根群21及び
後羽根群22からなるシャッタ20と、光学ファインダ
30と、反射ミラー40と、撮像素子10を介して得ら
れた画像を表示するLCD画像表示部50とを備えた電
子カメラにおいて、撮影者の希望に応じて、光学ファイ
ンダ30又はLCD画像表示部50の一方をファインダ
として選択できるようなミラー駆動手段及びシャッタ駆
動手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の情報を、
CCD等の撮像素子を用いて電気信号に変換することに
より撮影する電子カメラに関し、特に、撮影の際に被写
体を確認するためのファインダとしての機能、撮影した
画像をその後表示するモニタとしての機能を備えた電子
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一眼レフタイプの電子カメラとし
ては、撮影に際して被写体を確認(フレーミング等)す
るための光学ファインダ、撮影後の画像を確認するため
に表示させる液晶モニタ等を備えたものが知られてい
る。この電子カメラにおいては、撮影を行なう場合、先
ず、ファインダとしての機能をなす光学ファインダで被
写体を確認して、種々の条件設定を行なう。そして、撮
影の段階になると、反射ミラーが待避位置に移動させら
れて撮像素子への被写体光の光路が確保され、シャッタ
が作動して撮像素子に対する遮光及び露光動作を及ぼ
し、被写体が撮像素子に撮像される。その後、撮影した
画像をモニタとしの機能をなす液晶モニタにより表示さ
せることで、その撮影した画像を即座に確認することが
できるようになっていた。
【0003】また、他の電子カメラとしては、液晶モニ
タのみで光学ファインダを備えておらず、この液晶モニ
タを、撮影の際に被写体を確認するファインダとして機
能させると共に、撮影後の撮影画像を確認するために表
示させるモニタとしても機能させるものが知られてい
る。この電子カメラにおいては、ファインダとして機能
させる場合及びモニタとして機能させる場合のいずれに
おいても、電力を必要とするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記光学フ
ァインダと液晶モニタとを備えた一眼レフタイプの電子
カメラにおいては、撮影の際の被写体を確認する場合、
常に光学ファインダだけでしか行なうことができず、撮
影者の目線の位置に光学ファインダの位置を合わせるこ
とが困難な状態の場合、例えば、手を伸ばして高い位置
から撮影するような場合、光学ファインダを覗き込むこ
とができず、よって撮影し難いという問題があった。
【0005】また、上記液晶モニタのみを備えた電子カ
メラにおいては、電源の電圧が低下すなわち電池あるい
はバッテリの残量が少なくなった場合、この残りの電力
が、液晶モニタをファインダとして機能させるために消
費されて、本来の撮影を行なうことができなくなるとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、構造の
複雑化を招くことなく、被写体を確認するファインダ機
能として光学式あるいは映像(画像表示)式のいずれか
を選択できるようにして、撮影の際の取り扱い性、利便
性等を向上させることのできる一眼レフタイプの電子カ
メラを提供することにある。また、電源電圧が低下した
場合でもできるだけ撮影を可能にし、さらに、シャッタ
による露出時間の安定化、高速化等を図ることのできる
一眼レフタイプの電子カメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子カメラは、
撮像素子と、撮像素子に対する開口部を覆う閉鎖位置及
び開口部を開放する開放位置との間で移動可能な羽根群
からなるシャッタと、撮影の際の被写体を確認するため
の光学ファインダと、光学ファインダへ被写体光を反射
して導く反射位置と撮像素子へ被写体光を導く待避位置
との間で可動に配置された反射ミラーと、撮像素子を介
して得られた画像を表示する画像表示部とを備え、上記
光学ファインダ及び画像表示部の一方を、撮影する際の
被写体を確認するファインダとして機能させるべく選択
するファインダ選択手段を有する、ことを特徴としてい
る。上記構成によれば、ファインダ選択手段により、フ
ァインダとして光学ファインダが選択されると、この光
学ファインダから被写体を確認することができる。尚、
撮影するときは、反射ミラーが待避位置に移動して撮像
素子へ被写体光が導かれ、撮像素子による撮像が行なわ
れる。一方、ファインダ選択手段により、ファインダと
して画像表示部が選択されると、この画像表示部に表示
された画像として被写体を確認することができる。尚、
撮影するときは、反射ミラーが待避位置にそのまま保持
されて、撮像素子による撮像が行なわれる。
【0008】上記構成において、ファインダ選択手段
は、ファインダとして光学ファインダが選択されたとき
反射ミラーを反射位置に位置付けかつファインダとして
画像表示部が選択されたとき反射ミラーを待避位置に位
置付けるミラー駆動手段と、ファインダとして画像表示
部が選択されたとき、シャッタの羽根群を開放位置に位
置付けるシャッタ駆動手段とを有する、構成を採用する
ことができる。上記構成によれば、ファインダとして光
学ファインダが選択されたとき、ミラー駆動手段が作動
して、反射ミラーを反射位置に位置付ける。これによ
り、光学ファインダを通して、被写体を確認することが
できる。一方、ファインダとして画像表示部が選択され
たとき、ミラー駆動手段が作動して反射ミラーを反射位
置に位置付けると共に、シャッタ駆動手段が作動して、
シャッタの羽根群を開放位置に位置付ける。これによ
り、撮像素子を介して画像表示部に被写体の画像が表示
され、この画像を確認することができる。
【0009】上記構成において、ミラー駆動手段が、反
射ミラーの一部に一端が係合した状態で揺動自在に配置
された第1揺動レバーと、この第1揺動レバーの他端と
係合しかつ回転駆動により反射ミラーを反射位置及び待
避位置との間で移動させるカム高さをもつ第1カム部材
とを有し、シャッタ駆動手段が、シャッタの羽根群を駆
動する駆動レバーと、シャッタの羽根群のシャッタチャ
ージをセットするべく駆動レバーに係合し得るように回
動自在に配置されたセットレバーと、このセットレバー
の一部に一端が係合した状態で揺動自在に配置された第
2揺動レバーと、この第2揺動レバーの他端と係合しか
つ回転駆動によりシャッタチャージをセットするセット
位置とシャッタチャージを解除可能な解除位置との間で
セットレバーを回動させるカム高さをもつ第2カム部材
とを有する、構成を採用することができる。上記構成に
よれば、第1カム部材が回転して、第1揺動レバーが一
方向に揺動すると反射ミラーが待避位置に移動させら
れ、第1揺動レバーが他方向に揺動すると反射ミラーが
反射位置に移動させられる。また、第2カム部材が回転
して、第2揺動レバーが一方向に揺動すると、セットレ
バーがセット位置に向けて回転させられ、駆動レバーが
シャッタの羽根群のシャッタチャージをセットする。一
方、第2揺動レバーが他方向に揺動すると、セットレバ
ーが解除位置に向けて回転させられ、シャッタチャージ
の解除が可能な状態となる。
【0010】上記構成において、シャッタが、先羽根群
及び後羽根群を有し、駆動レバーが、後羽根群を閉鎖位
置に移動させるように付勢された後羽根駆動レバーと、
先羽根群を閉鎖位置に移動させるように付勢された第1
先羽根駆動レバーと、この第1先羽根駆動レバーに係合
して先羽根群を開放位置に移動させるように付勢された
第2先羽根駆動レバーとからなり、セットレバーが、シ
ャッタチャージのセット時に、後羽根駆動レバー及び第
2先羽根駆動レバーをセット位置に移動させ、かつ、先
羽根群を開放位置に位置付けるべく第1先羽根駆動レバ
ーの移動を規制するように、後羽根駆動レバー、第1先
羽根駆動レバー及び第2先羽根駆動レバーのそれぞれに
係合し得る係合部を有する、構成を採用することができ
る。上記構成によれば、セット動作により、後羽根駆動
レバーが、付勢力に抗して移動することにより後羽根群
を開放位置に位置付け、又、第2先羽根駆動レバーが、
付勢力に抗して移動する。これにより、露光動作のため
のシャッタチャージ(エネルギ蓄積)が完了する。一
方、第1先羽根駆動レバーは、セットレバーによりその
移動が規制されて、先羽根群は開放位置にそのまま保持
される。これにより、撮像素子へ被写体光が入射し、撮
像された画像を、画像表示部に表示することができ、画
像表示部がファインダとして機能することになる。
【0011】上記構成において、ミラー駆動手段を構成
する1カム部材及びシャッタ駆動手段を構成する第2カ
ム部材を、2つの歯車にそれぞれ一体的に形成し、この
2つの歯車を、一つの駆動モータにより連動して駆動さ
せる、構成を採用することができる。上記構成によれ
ば、一つの駆動源により、ミラー駆動手段及びシャッタ
駆動手段が駆動されるため、構造を簡略化でき、又、部
品点数の削減による低コスト化が行なえる。さらに、第
1カム部材と第2カム部材とが連動しているため、反射
ミラーとシャッタ(先羽根群及び後羽根群)とを、所望
のタイミングで、かつ、両者間にずれを生じることなく
確実に駆動させることができる。
【0012】上記構成において、駆動モータは、選択さ
れたファインダに応じて、レリーズ後における回転方向
が切り替えられる、構成を採用することができる。上記
構成によれば、第1カム部材及び第2カム部材を採用す
るが故に、レリーズ後の作動に要する時間等を短縮する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図10
は、本発明に係る電子カメラの一実施形態を示すもので
あり、図1ないし図3はその内部構造を示す側面図、図
4はその内部構造を示す正面図、図5及び図6はシャッ
タを駆動するシャッタ駆動手段の一部を示す正面図、図
7ないし図10はシャッタの動作状態を示す正面図であ
る。尚、図7ないし図10においては、説明の便宜上、
その一部において、点線で示すべき隠れ線を実線にて又
実線にて示すべきところを点線にて表している。
【0014】この実施形態に係る電子カメラは、図1な
いし図4に示すように、撮影レンズ(不図示)と対向す
る最奥部に配置された撮像素子(CCD)10と、この
撮像素子10に対する遮光及び露光動作を行なうための
先羽根群21及び後羽根群22等からなるシャッタ20
と、撮影の際の被写体を確認するための光学ファインダ
30と、光学ファインダ30へ被写体光Lを反射して導
く反射位置と撮像素子10へ被写体光Lを導く待避位置
との間で可動に配置された反射ミラー40と、撮像素子
10を介して得られた画像を表示する画像表示部(LC
D)50(図2参照)等を、その基本構成として備えて
いる。
【0015】また、この電子カメラは、上記反射ミラー
40を駆動するミラー駆動手段、シャッタ20を駆動す
るシャッタ駆動手段、撮影する際の被写体を確認するフ
ァインダとして機能させるべく、光学ファインダ30及
び画像表示部50の一方を選択するファインダ選択手
段、さらに、種々の信号処理を行なう信号処理部及び種
々の制御を司る制御部(CPU)等を備えている。尚、
ここでは、撮影に先立って(撮影の際に)フレーミング
等のために被写体を確認するために適用する機能をファ
インダとしての機能(ファインダ機能)と称し、撮影後
において撮影画像を確認するために適用する機能をモニ
タとしての機能(モニタ機能)と称する。
【0016】ところで、上記光学ファインダ30は、図
1に示すように、撮影者が直接覗き込む接眼レンズ3
1、被写体光Lの光路において、この接眼レンズ31の
上流側に配置された凹レンズ32、反射ミラー40によ
り反射された被写体光Lを反射してその方向を変えるプ
リズム33等を備えている。
【0017】シャッタ20を構成する先羽根群21及び
後羽根群22は、図1ないし図3に示すように、被写体
光Lの光路において撮像素子10よりも上流側に配置さ
れて、撮像素子10に対する遮光及び露光動作を行なう
ようになっている。すなわち、開口部101aを画定す
るベースプレート101、同様に開口部を画定する中間
プレート(不図示)、同様に開口部102aを画定する
補助プレート102が、被写体光Lの光路方向において
順次に離隔して配置されている。そして、ベースプレー
ト101と中間プレートとの間には、先羽根群21が配
置されており、この先羽根群21は、開口部101a,
102aの下方の位置にて重なり、上方へ向けて展開し
開口部を覆うようになっている。また、中間プレートと
補助プレート102との間には、後羽根群22が配置さ
れており、この後羽根群22は、開口部101a,10
2aの上方の位置にて重なり、下方へ向けて展開し開口
部を覆うようになっている。
【0018】反射ミラー40は、図1ないし図4に示す
ように、ベースプレート101に取り付けられた枢軸部
41と、被写体光を反射するミラー部42と、このミラ
ー部42を保持するフレーム43と、このフレーム43
に一体的に設けられて水平方向に突出する係合ピン44
等により構成されている。そして、図1に示すように、
被写体光Lの進行方向に対して略45°に傾斜した状態
で、進入した被写体光Lを反射して光学ファインダ30
へ導く反射位置と、図2及び図3に示すように、被写体
光Lの進行方向に略平行で撮像素子10へ被写体光Lを
導く待避位置との間を、枢軸部41回りに揺動自在とな
っている。尚、上記反射ミラー40は、枢軸部41の位
置に配置された捩りスプリング(不図示)により、常時
反射位置に向けてすなわち下向きに回動するように付勢
されている。
【0019】ミラー駆動手段は、装置の外部に設けられ
たファインダ選択ボタン(不図示)等からのファインダ
の選択指令信号に応じて、制御部を介して起動される駆
動モータ60と、この駆動モータ60により駆動される
歯車列70と、この歯車列70の一つの歯車74に一体
的に形成されて反射ミラー40の反射位置及び待避位置
に対応するカム高さをもつ第1カム部材としてのミラー
アップカム81と、このミラーアップカム81に対して
第1端部(他端)91が係合し第2端部(一端)92が
反射ミラー40の係合ピン44に係合する第1揺動レバ
ーとしてのミラーアップレバー90等を備えている。
【0020】このミラー駆動手段は、図1及び図4に示
すように、ベースプレート101の面に対して略直交す
る方向に面をもつ支持プレート103及び押えプレート
104の領域に、配置されている。すなわち、図4に示
すように、駆動モータ60が押えプレート104に固定
され、そのスピンドル61が支持プレート103と押え
プレート104との間の空間に突出し、このスピンドル
61に対して駆動歯車62が固着されている。
【0021】この駆動歯車62には、支軸71aの回り
に回動自在に配置された第1歯車71が噛合され、この
第1歯車71には、支軸72aの回りに回動自在に配置
された第2歯車72が噛合されている。また、この第2
歯車72には、支軸73aの回りに回動自在に配置され
た第3歯車73が噛合され、さらに、この第3歯車73
には、支軸74aの回りに回動自在に配置された第4歯
車74が噛合されている。これら第1歯車71、第2歯
車72、第3歯車73、及び第4歯車74から成る歯車
列70は、支持プレート103と押えプレート104と
の間において、回動自在に支持されている。
【0022】上記第4歯車74には、その側面において
一体的にミラーアップカム(第1カム部材)81が形成
されている。このミラーアップカム81は、支軸74a
の近傍においてカム高さが最も低い基礎面部81aと、
この基礎面部81aに連続して徐々にカム高さが増加し
ていく遷移面部81bと、さらにこの遷移面部81bに
連続すると共に所定の範囲に亘って一定の最も高いカム
高さをもつ最大リフト面部81cとを備えた対称カムの
形状に形成されている。すなわち、ミラーアップカム8
1の最大リフト面部81cが、反射ミラー40の反射位
置に対応し、ミラーアップカム81の基礎面部81a
が、反射ミラー40の待避位置に対応するようになって
いる。
【0023】また、支持プレート103と押えプレート
104との間には、ミラーアップレバー(第1揺動レバ
ー)90が、支持軸100の回りに揺動自在に配置され
ており、又、支持軸100の回りに配置された捩りスプ
リング(不図示)により、時計回りに回転するように付
勢されている。このミラーアップレバー90は、その第
1端部(他端)91が、第4歯車74に形成されたミラ
ーアップカム81に上方から係合させられ、又、その第
2端部(一端)92が、反射ミラー40の係合ピン44
に下方から係合させられている。すなわち、図1に示す
ように、ミラーアップレバー90の第1端部91が、ミ
ラーアップカム81の最大リフト面部81cに係合した
状態にあるとき、反射ミラー40は、光学ファインダ3
0へ向けて被写体光を反射し得る反射位置に、位置して
いる。
【0024】この反射位置に位置する状態から、駆動モ
ータ60が例えば正転(図1中反時計回りに回転)させ
られると、第4歯車74も反時計回りに回転する。そし
て、この第4歯車74が略90°回転すると、図2に示
すように、ミラーアップレバー90の第1端部91は、
ミラーアップカム81の遷移面部81bを経由して基礎
面部81aに係合し、ミラーアップレバー90は時計回
りに回転して、その第2端部92が係合ピン44を上方
に向けて押し上げる。これにより、反射ミラー40は上
方に向けて揺動させられ、略水平となる待避位置に位置
付けられる。反射ミラー40が待避位置に位置すること
で、被写体光Lは、反射ミラー40に遮られることな
く、直接撮像素子10に向かって直進することになる。
この状態において、画像表示部50をファインダとし
て、撮像素子10を介して得られた被写体の画像を確認
することができる。尚、図1に示す状態からレリーズさ
れるときは、駆動モータ60は逆転させられる。
【0025】また、図2に示す状態から、駆動モータ6
0がさらに正転(図2中反時計回りに回転)させられ、
第4歯車74が反時計回りに略80°回転すると、その
第1端部91にはミラーアップカム81の基礎面部81
aが作用し続けているため、ミラーアップレバー90は
揺動することなく反射ミラー40を待避位置に保持する
ことになる。尚、図3は、レリーズ直後に、先羽根群2
1が画枠101aを覆った状態を示している。
【0026】また、図3に示す状態から、さらに駆動モ
ータ60が正転(図3中反時計回りに回転)させられる
と、第4歯車74も反時計回りにさらに回転する。そし
て、再び、図1に示すように、ミラーアップレバー90
の第1端部91が、ミラーアップカム81の遷移面部8
1bを経由して最大リフト面部81cに係合し、ミラー
アップレバー90は反時計回りに回転して、その第2端
部92も下方に移動する。そして、反射ミラー40は、
その係合ピン44が第2端部92に係合した状態で付勢
スプリングにより下向きに押し付けられる。これによ
り、反射ミラー40は下方に向けて揺動させられ、略4
5°傾斜した反射位置に位置付けられることになる。反
射ミラー40が反射位置に位置することで、被写体光L
は、この反射ミラー40により反射されて、光学ファイ
ンダ30に被写体光Lを導くことになる。
【0027】上記駆動モータ60、第1歯車71、第2
歯車72、第3歯車73、及び第4歯車74からなる歯
車列70、第4歯車74に一体的に形成されたミラーア
ップカム(第1カム部材)81、ミラーアップレバー
(第1揺動レバー)90等により、ファインダとして光
学ファインダ30が選択されたとき反射ミラー40をそ
の反射位置に位置付け、ファインダとして画像表示部5
0が選択されたとき反射ミラー40をその待避位置に位
置付けるミラー駆動手段が構成されている。
【0028】シャッタ駆動手段は、上記駆動モータ60
と、この駆動モータ60により駆動される歯車列70´
(第1歯車71、第2歯車72、及び第3歯車73)
と、先羽根群21を駆動する第1先羽根駆動レバー15
0及び第2先羽根駆動レバー130、後羽根群22を駆
動する後羽根駆動レバー140、先羽根群21及び後羽
根群22のシャッタチャージをセットするべく上記第2
先羽根駆動レバー130及び後羽根駆動レバー140に
係合し得るように回動自在に配置されたセットレバー1
20、セットレバー120の一部に第1端部(一端)1
12が係合した状態で揺動自在に配置された第2揺動レ
バーとしてのチャージレバー110、このチャージレバ
ー110の第2端部(他端)111と係合してシャッタ
チャージをセットするセット位置とシャッタチャージを
解除可能な解除位置との間でセットレバー120を回動
させるカム高さをもつ第2カム部材としてのチャージカ
ム82等を備えている。
【0029】このシャッタ駆動手段は、図1及び図4、
並びに図5ないし図10に示すように、支持プレート1
03と押えプレート104との領域及びベースプレート
101の前面側及び背面側に配置されている。すなわ
ち、支持プレート103及び押えプレート104の領域
に配置された第3歯車73には、その側面において一体
的にチャージカム(第2カム部部)82が形成されてい
る。このチャージカム82は、支軸73aの近傍におい
てカム高さが最も低い基礎面部82aと、この基礎面部
82aに連続して徐々にカム高さが増加していく遷移面
部82bと、さらにこの遷移面部81bに連続すると共
に所定の範囲に亘って一定の最も高いカム高さをもつ最
大リフト面部82cとを備えた略ハート型の対称カムの
形状に形成されている。上記チャージカム82の最大リ
フト面部82cが、シャッタ20(先羽根群21及び後
羽根群22)のチャージを完了する位置、つまり、シャ
ッタ20が画枠101a,102aを開放する位置に対
応し、チャージカム82の基礎面部82aが、シャッタ
20(先羽根群21及び後羽根群22)のチャージを解
除し得る位置、つまり、シャッタ20が撮像素子10に
対して遮光及び露光動作を行なえる位置に対応するよう
になっている。
【0030】また、支持プレート103と押えプレート
104との間には、チャージレバー(第2揺動レバー)
110が、支持軸100の回りに揺動自在に配置されて
いる。そして、この支持軸100の回りに配置された捩
りスプリング(不図示)により、チャージレバー110
は、時計回りに回転するように付勢されている。このチ
ャージレバー110は、その第2端部111が、第3歯
車73に形成されたチャージカム(第2カム部材)82
に上方から係合させられ、又、その第1端部112が、
セットレバー120の突起部(一部)121に上方から
係合させられている。
【0031】すなわち、図1に示すように、チャージレ
バー110の第2端部111が、チャージカム82の最
大リフト面部82cに係合した状態にあるとき、図5
(b)に示すように、セットレバー120は時計回りに
回転させられて、シャッタ20を開放位置に位置付け
る。尚、このとき、反射ミラー40は、反射位置に位置
付けられている。
【0032】この状態から、駆動モータ60が例えば逆
転(図1中において時計回りに回転)させられると、第
3歯車73(チャージカム82)が略80°反時計回り
に回転したところで、図3に示すように、チャージレバ
ー110の第2端部111はチャージカム82の遷移面
部82bを経由して基礎面部82aに係合し、チャージ
レバー110は時計回りに回転して、その第1端部11
2は上方に移動し、セットレバー120はその突起部1
21が上昇する方向に逆回転して、シャッタ20の遮光
及び露光動作を許容する(シャッタチャージを解除可能
な)状態となる。
【0033】上記セットレバー120は、ベースプレー
ト101の前面において、支持軸120aの回りに回動
自在に配置されており、この支持軸120aの領域に配
置された捩りスプリング(不図示)により、図4中の反
時計回りに回転するように付勢されて、その突起部12
1がチャージレバー110の第1端部112に対して、
下側から常時係合するようになっている。このセットレ
バー120は、図5(a)に示すように、前方へ向かう
突起部121が一体的に形成されると共に湾曲をなす第
1係合部122a及び第2係合部122bを同一平面に
もつ前面部122と、この前面部122の背後に一体的
に形成されると共に円弧状部123a及び逃げ部123
bを同一平面にもつ規制部123等により形成されてい
る。
【0034】また、このセットレバー120の上下斜め
近傍の領域には、図5及び図6に示すように、第2先羽
根駆動レバー130、後羽根駆動レバー140、第1先
羽根駆動レバー150等が配置されている。この第2先
羽根駆動レバー130は、図5及び図6に示すように、
ベースプレート101の前面でかつセットでバー120
の斜め下方領域において、支持軸130aの回りに回動
自在に配置されており、この支持軸130aの領域に配
置された捩りスプリング(不図示)により、図5中の時
計回りに回転するように付勢されている。また、この第
2先羽根駆動レバー130は、セットレバー120の第
1係合部122aと係合し得る第1係合部131と、第
1先羽根駆動レバー150の一部(第2係合部152)
と係合し得る第2係合部132と、磁力に引寄せられる
鉄片部133等により形成されている。
【0035】後羽根駆動レバー140は、図5及び図6
に示すように、ベースプレート101の前面でかつセッ
トレバー120の斜め上方領域において、支持軸140
aの回りに回動自在に配置されており、この支持軸14
0aの領域に配置された捩りスプリング(不図示)によ
り、図5中の時計回りに回転するように付勢されてい
る。また、この後羽根駆動レバー140は、セットレバ
ー120の第2係合部122bと係合し得る第1係合部
141と、湾曲案内溝101cを通して後方に伸びて後
羽根群22の一部に係合する第2係合部142と、磁力
に引寄せられる鉄片部143等により形成されている。
【0036】第1先羽根駆動レバー150は、図5及び
図6に示すように、ベースプレート101の前面でかつ
第2先羽根駆動レバー130の背後において、同様に支
持軸130aの回りに回動自在に配置されており、この
支持軸130aの領域に配置された捩りスプリング(不
図示)により、図5中の反時計回りに回転するように付
勢されている。また、この第1先羽根駆動レバー150
は、セットレバー120の規制部123(円弧状部12
3a)と係合し得る第1係合部151と、第2先羽根駆
動レバー130の第2係合部132と係合し得る第2係
合部152と、湾曲案内溝101bを通して後方に伸び
先羽根群21の一部に係合する第3係合部153等によ
り形成されている。
【0037】上記第1先羽根駆動レバー150、第2先
羽根駆動レバー130、後羽根駆動レバー140、セッ
トレバー120、チャージレバー110、チャージカム
82等により、ファインダとして画像表示部50が選択
されたとき、シャッタ20の先羽根群21及び後羽根群
22を開放位置に位置付けるシャッタ駆動手段が構成さ
れている。また、前述のミラー駆動手段、シャッタ駆動
手段、撮影者が操作できる外部のファインダ選択ボタン
(不図示)等により、光学ファインダ30及び画像表示
部50の一方を、撮影する際の被写体を確認するファイ
ンダとして機能させるべく選択するファインダ選択手段
が構成されている。
【0038】シャッタ20を構成する先羽根群21は、
図7ないし図10に示すように、ベースプレート101
の背面側に配置された4枚の先羽根21a,21b,2
1c,21dと、これらの先羽根を回動自在にリンクす
る2本のリンク部材21e,21f等により構成されて
いる。そして、このリンク部材21eの一端部21e´
は、ベースプレート101に設けられた支持軸130a
の回りに回動自在に配置され、又、リンク部材21fの
一端部21f´は、ベースプレート101に設けられた
枢軸21gの回りに回動自在に配置されている。また、
上記リンク部材21eには、第1先羽根駆動レバー15
0の第3係合部153が係合されている。したがって、
先羽根群21は、第1先羽根駆動レバー150の回動動
作に連動して、開口部101aを閉鎖する閉鎖位置と、
開口部101aを開放する開放位置との間を、往復動自
在に移動させられるようになっている。
【0039】シャッタ20を構成する後羽根群22は、
図7ないし図10に示すように、ベースプレート101
の背面側に配置された4枚の先羽根22a,22b,2
2c,22dと、これらの後羽根を回動自在にリンクす
る2本のリンク部材22e,22f等により構成されて
いる。そして、このリンク部材22eの一端部22e´
は、ベースプレート101に設けられた支持軸140a
の回りに回動自在に配置され、又、リンク部材22fの
一端部22f´は、ベースプレート101に設けられた
枢軸22gの回りに回動自在に配置されている。また、
上記リンク部材22eには、後羽根駆動レバー140の
第2係合部142が係合されている。したがって、後羽
根群22は、後羽根駆動レバー140の回動動作に連動
して、開口部101aを閉鎖する閉鎖位置と、開口部1
01aを開放する開放位置との間を、往復動自在に移動
させられるようになっている。
【0040】一方、ベースプレート101の前方側に配
置された上記セットレバー120、第2先羽根駆動レバ
ー130、後羽根駆動レバー140、及び第1先羽根駆
動レバー150の前方には、図4に示すように、ベース
プレート101と平行に回路基板105が配置されてい
る。そして、この回路基板105とベースプレート10
1とにより、支持軸120a,130a,140a等が
保持されている。
【0041】また、この回路基板105の背面には、先
羽根用電磁石160及び後羽根用電磁石170が取り付
けられている。これら先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170は、図6(a)に示すように、それぞれ
鉄芯160a,170aと、これら鉄芯160a,17
0aの回りに巻回された電磁コイル160b,170b
等により構成されている。そして、これら電磁コイル1
60b,170bが通電されることで、電磁力が発生し
て、これら先羽根用電磁石160及び後羽根用電磁石1
70は、第2先羽根駆動レバー130の鉄片部133、
後羽根駆動レバー140の鉄片部143をそれぞれ吸着
するようになっている。
【0042】上記セットレバー120、第2先羽根駆動
レバー130、後羽根駆動レバー140、及び第1先羽
根駆動レバー150の相互関係については、図5(a)
に示すように、先ず、セットレバー120が、チャージ
レバー110により押し下げられていない休止位置(解
除位置)にあるとき、第2先羽根駆動レバー130は捩
りスプリングの付勢力により時計回りに回転させられ
て、図5(a)に示す休止位置(復帰位置)にある。こ
のとき、第1先羽根駆動レバー150は、その第2係合
部152が第2先羽根駆動レバー130の第2係合部1
32により押されることになる。したがって、捩りスプ
リングにより反時計回りに回転するように付勢される付
勢力に抗して、この第1先羽根駆動レバー150は、第
2先羽根駆動レバー130と共に時計回りに回転した休
止位置に位置することになる。
【0043】すなわち、第2先羽根駆動レバー130を
時計回りに付勢する捩りスプリングの付勢力が、第1先
羽根駆動レバー150を反時計回りに付勢する捩りスプ
リングの付勢力よりも大きく設定されている。また、後
羽根駆動レバー140は、捩りスプリングの付勢力によ
り時計回りに回転させられて、図5(a)に示す休止位
置(復帰位置)にある。この状態において、シャッタ2
0(先羽根群21及び後羽根群22)は、図7に示すよ
うに、先羽根群21が重なり合った露光位置に位置し、
後羽根群22が展開した閉鎖位置に位置している。すな
わち、シャッタ20のチャージ(エネルギ蓄積)をセッ
トする前の状態(あるいは露光作動後の状態)に対応し
ている。
【0044】続いて、セットレバー120が、チャージ
レバー110により押し下げられて、図5(b)に示す
ように、時計回りに略90°回転してセット位置に至る
とき、その第1係合部122aが第2先羽根駆動レバー
130の第1係合部131に係合し、又、その第2係合
部122bが後羽根駆動レバー140の第1係合部14
1に係合する。そして、第2先羽根駆動レバー130
は、捩りスプリングの付勢力に抗しつつ反時計回りに回
転させられる。このとき、第1先羽根駆動レバー150
は、その第2係合部152が第2先羽根駆動レバー13
0の第2係合部132から離脱し、捩りスプリングの付
勢力により若干反時計回りに回転する。と同時に、第1
先羽根駆動レバー150は、その第1係合部151がセ
ットレバー120の規制部123(円弧状部123a)
に係合して、反時計回りのそれ以上の回転が規制される
ことになる。また、後羽根駆動レバー140も、捩りス
プリングの付勢力に抗しつつ反時計回りに回転させられ
る。この状態において、シャッタ20(先羽根群21及
び後羽根群22)は、図8に示すように、先羽根群21
がそのまま重なり合った開放位置に位置し、後羽根群2
2が重なり合った開放位置に位置している。すなわち、
シャッタ20のチャージをセットした後の状態に対応し
ている。
【0045】続いて、レリーズ動作により、チャージレ
バー110によるセットレバー120の押し下げが解除
されて、セットレバー120が、図6(a)に示すよう
に、捩りスプリングの付勢力により、反時計回りに回転
して復帰位置に戻り始める。この際に、先ず、先羽根用
電磁石160及び後羽根用電磁石170がそれぞれ通電
されて、先羽根用電磁石160が第2先羽根駆動レバー
130の鉄片部133を吸着し、又、後羽根用電磁石1
70が後羽根駆動レバー140の鉄片部143を吸着す
る。これにより、セットレバー120の第1係合部12
2a及び第2係合部122bが、第2先羽根駆動レバー
130の第1係合部131及び後羽根駆動レバー140
の第1係合部141から離脱しても、第2先羽根駆動レ
バー130及び後羽根駆動レバー140は、反時計回り
に回転したその状態に保持される。この状態において、
シャッタ20(先羽根群21及び後羽根群22)は、図
9に示すように、先羽根群21がそのまま重なり合った
開放位置に位置し、後羽根群22もそのまま重なり合っ
た開放位置に位置している。すなわち、シャッタ20の
レリーズ直後の状態(セットレバー120が戻り動作を
行なっている途中の状態)に対応している。
【0046】さらに続いて、セットレバー120が、捩
りスプリングの付勢力により、図6(b)に示すよう
に、反時計回りに回転して休止位置(解除位置)に至る
と、第1先羽根駆動レバー150の第1係合部151
が、セットレバー120の規制部123から離脱する。
これにより、第1先羽根駆動レバー150は、捩りスプ
リングの付勢力により反時計回りに回転し、その第2係
合部152が第2先羽根駆動レバー130の第2係合部
132に当接(係合)したところで、その回転が止まる
ことになる。この状態において、シャッタ20(先羽根
群21及び後羽根群22)は、図10及び図3に示すよ
うに、先羽根群21が画枠101aを閉鎖するように展
開した閉鎖位置に位置し、後羽根群22はそのまま重な
り合った開放位置に位置している。すなわち、シャッタ
20のレリーズ後、露光動作を行なう直前に撮像素子1
0をリセット(初期化)した状態に対応している。
【0047】図10に示す状態において、先羽根用電磁
石160及び後羽根用電磁石170への通電が順次に断
たれると、先ず、第2先羽根駆動レバー130が捩りス
プリングの付勢力により時計回りに回転すると共に、第
2先羽根駆動レバー130の第2係合部132が第1先
羽根駆動レバー150の第2係合部152を押すことに
より、第1先羽根駆動レバー150も、捩りスプリング
の付勢力に抗して時計回りに回転する。これにより、先
羽根群21は、展開して開口部101aを覆った閉鎖位
置から開口部101aの下側にて重なった開放位置に移
動させられる。続いて、所定の時間(露出時間t)を空
けて、後羽根駆動レバー140が、捩りスプリングの付
勢力により時計回りに回転する。これにより、後羽根群
22は、画枠101aの上側にて重なった開放位置から
展開して、開口部101aを覆う閉鎖位置に移動させら
れる。上記先羽根群21及び後羽根群22の動作によ
り、撮像素子10に対する露光動作が、高速かつ安定し
た状態で行なわれる。
【0048】次に、ファインダ選択手段により、ファイ
ンダ機能をなすものとして光学ファインダ30が選択さ
れている場合と、ファインダ機能をなすものとして画像
表示部50が選択されている場合とにおいて、図11及
び図12を参照しつつそれぞれの動作を説明する。図1
1に示すように、先ず、ファインダ機能をなすものとし
て光学ファインダ30が選択されている場合(画像表示
部50のファインダ機能としてのスイッチがOFFの場
合)、駆動モータ60が正転させられると、図1に示す
ように、ミラーアップレバー90はミラーアップカム8
1(最大リフト面部81c)の作用により反時計回りに
回転し、反射ミラー40は反射位置に位置付けられる。
【0049】また、チャージレバー110は、チャージ
カム82(最大リフト面部82c)の作用により反時計
回りに回転し、セットレバー120を作動させてシャッ
タのチャージ動作が行なわれ、後羽根群22が開放位置
に移動して、開口部101aが開放される。この状態に
おいて、光学ファインダ30には反射ミラー40を介し
て被写体光が導かれるため、撮影者はこの光学ファイン
ダ30の覗き込んで、フレーミング等を行なうことがで
きる。
【0050】その後、レリーズされると、先羽根用電磁
石160及び後羽根用電磁石170が通電されると共
に、駆動モータ60が逆転させられる。そして、チャー
ジカム82が略80°逆回転(図1において反時計回り
に回転)したところで、図3に示すように、チャージカ
ム82の基礎面部82aにチャージレバー110の第2
端部111が入り込む。これにより、セットレバー12
0が休止位置(解除位置)に戻されると共に、第1先羽
根駆動レバー150が、反時計回りに回転して先羽根群
21を展開させて開口部101aを覆い、撮像素子10
のリセット(初期化)を行なう。
【0051】このように、駆動モータ60を逆回転させ
ることで、図1に示すように、チャージカム82の右側
の遷移面部82bを経由した短い行程で、チャージレバ
ー110の第2端部111が基礎面部82aに入り込む
ことができる。したがって、駆動モータ60をそのまま
正回転させる場合に比べて、レリーズに要する時間を短
縮することができる。
【0052】その後、先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170への通電が順次に断たれて、先ず、展開
状態にある先羽根群21が開口部101aの下方(開放
位置)に移動し、露出時間tをおいて、後羽根群22が
開口部101aを覆うように展開して閉鎖位置に移動す
る。これら先羽根群21及び後羽根群22の露光動作に
より、撮像素子10は被写体を撮像することになる。そ
の後、画像表示部50をモニタとして、撮影した画像を
確認することができる。
【0053】この後、光学ファインダ30がファインダ
として選択された状態(画像表示部50のファインダ機
能としてのスイッチがOFFの状態)で、再び駆動モー
タ60が正転させられて、セットレバー120によるシ
ャッタ20のチャージ動作が行なわれ、ミラーアップレ
バー90による反射ミラー40の反射位置への位置付け
が行なわれた段階において、ファインダとして画像表示
部50が選択されると(画像表示部50のファインダ機
能としてのスイッチがONとされると)、駆動モータ6
0は、図1に示す状態からさらに正転させられて図2に
示す状態に至り、ミラーアップレバー90が時計回りに
回転して反射ミラー40を待避位置に位置付ける。
【0054】これにより、被写体光は、反射ミラー40
により遮られることなく、開放された開口部101aを
通して撮像素子10に進入する。したがって、この状態
において、画像表示部50には、撮像素子10を介して
写し出された被写体の画像が表示されることになる。こ
の状態において、撮影者は、この画像表示部50をファ
インダとして、表示された画像を見ることによりフレー
ミング等を行なうことができる。
【0055】その後、レリーズされると、先羽根用電磁
石160及び後羽根用電磁石170が通電されると共
に、駆動モータ60がさらに正転させられる。そして、
チャージカム82が、図2に示す状態から略80°正転
(時計回りに回転)したところで、図3に示すように、
チャージカム82の基礎面部82aにチャージレバー1
10の第2端部111が入り込む。これにより、セット
レバー120が解除位置に戻されると共に、第1先羽根
駆動レバー150が、反時計回りに回転して先羽根群2
1を展開させて開口部101aを覆い、撮像素子10の
リセット(初期化)を行なう。
【0056】その後、先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170への通電が順次に断たれて、先ず、展開
状態にある先羽根群21が開口部101aの下方(開放
位置)に移動し、露出時間tをおいて、後羽根群22が
開口部101aを覆うように展開して閉鎖位置に移動す
る。これら先羽根群21及び後羽根群22の露光動作に
より、撮像素子10は被写体を撮像することになる。そ
の後、画像表示部50をモニタとして、撮影した画像を
確認することができる。
【0057】次に、図12に示すように、ファインダ機
能をなすものとして画像表示部50が選択されている場
合(画像表示部50のファインダ機能としてのスイッチ
がONの場合)、駆動モータ60が正転させられると、
図2に示すように、ミラーアップレバー90は、ミラー
アップカム81(基礎面部81a)の作用により時計回
りに回転して反射ミラー40を待避位置に位置付け、
又、チャージレバー110は、チャージカム82(最大
リフト面部82c)の作用により反時計回りに回転し
て、セットレバー120によるシャッタ20のチャージ
動作が行なわれ、後羽根群22が開放位置に移動して、
開口部101aが開放される。
【0058】これにより、被写体光は、反射ミラー40
により遮られることなく、開放された開口部101aを
通して撮像素子10に進入する。したがって、この状態
において、画像表示部50には、撮像素子10を介して
写し出された被写体の画像が表示されることになる。こ
の状態において、撮影者は、この画像表示部50をファ
インダとして、表示された画像を見ることによりフレー
ミング等を行なうことができる。
【0059】その後、レリーズされると、先羽根用電磁
石160及び後羽根用電磁石170が通電されると共
に、駆動モータ60がさらに正転(図2中の時計回りに
回転)させられる。そして、チャージカム82が略80
°回転したところで、図3に示すように、チャージカム
82の基礎面部82aにチャージレバー110の第2端
部111が入り込む。これにより、セットレバー120
が解除位置に戻されると共に、第1先羽根駆動レバー1
50が、反時計回りに回転して先羽根群21を展開させ
て開口部101aを覆い、撮像素子10のリセット(初
期化)を行なう。
【0060】その後、先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170への通電が順次に断たれて、先ず、展開
状態にある先羽根群21が開口部101aの下方(開放
位置)に移動し、露出時間tをおいて、後羽根群22が
開口部101aを覆うように展開して閉鎖位置に移動す
る。これら先羽根群21及び後羽根群22の露光動作に
より、撮像素子10は被写体を撮像することになる。そ
の後、画像表示部50をモニタとして、撮影した画像を
確認することができる。
【0061】この後、画像表示部50がファインダとし
て選択された状態(画像表示部50のファインダ機能と
してのスイッチがONの状態)で、再び駆動モータ60
が正転させられて、図2に示すように、セットレバー1
20によるシャッタ20のチャージ動作が行なわれ、ミ
ラーアップレバー90による反射ミラー40の待避位置
への位置付けが行なわれた段階において、ファインダと
して光学ファインダ30が選択されると(画像表示部5
0のファインダ機能としてのスイッチがOFFとされる
と)、駆動モータ60は、図2に示す状態から図1に示
す状態まで逆転(図2において時計回りに回転)させら
れる。そして、ミラーアップレバー90が反時計回りに
回転して、正転させる場合に比べて短時間で反射ミラー
40を反射位置に位置付ける。この状態において、光学
ファインダ30には反射ミラー40を介して被写体光が
導かれるため、撮影者はこの光学ファインダ30の覗き
込んで、フレーミング等を行なうことができる。
【0062】その後、レリーズされると、先羽根用電磁
石160及び後羽根用電磁石170が通電されると共
に、駆動モータ60はさらに逆転させられて、図3に示
すように、セットレバー120が解除位置に戻されると
共に、第1先羽根駆動レバー150が、反時計回りに回
転して先羽根群21を展開させて開口部101aを覆
い、撮像素子10のリセット(初期化)を行なう。ま
た、ミラーアップレバー90が時計回りに回転して反射
ミラー40を待避位置に移動させる。このレリーズの際
にも、駆動モータ60が逆転させられることにより、前
述同様に、駆動モータ60をそのまま正回転させる場合
に比べて、レリーズに要する時間を短縮することができ
る。
【0063】その後、先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170への通電が順次に断たれると、先ず、展
開状態にある先羽根群21が開口部101aの下方(開
放位置)に移動し、露出時間tをおいて、後羽根群22
が開口部101aを覆うように展開して閉鎖位置に移動
する。これら先羽根群21及び後羽根群22の露光動作
により、撮像素子10は被写体を撮像することになる。
その後、画像表示部50をモニタとして、撮影した画像
を確認することができる。
【0064】次に、上記実施形態に係る電子カメラの制
御動作について、図13を参照しつつ説明する。先ず、
撮影者がファインダ選択ボタンを操作して、光学ファイ
ンダ30と画像表示部50のいずれをファインダとして
選択したか、すなわち、画像表示部50のファインダ機
能としてのスイッチがON(表示SW−ON)とされて
いるか否かの判断が行なわれる(ステップS1)。ここ
で、表示SW−ONと判断されると、駆動モータ60が
正転させられ、その後、反射ミラー40が待避位置(ミ
ラーアップ状態)にあるか否か、すなわち、ミラーダウ
ン検出値がローレベル(L)か否かが判断される(ステ
ップS2)。そして、Lレベルと判断されるとステップ
S4に進み、Lレベルでないと判断されると、再度検出
値の判断が行なわれる。一方、ステップS1において、
表示SW−ONでないと判断されると、駆動モータ60が
逆転させられて、反射ミラー40が反射位置(ミラーダ
ウン状態)にあるか否か、すなわち、ミラーダウン検出
値がハイレベル(H)か否かが判断される(ステップS
3)。そして、Hレベルと判断されるとステップS4に
進み、Hレベルでないと判断されると、再度検出値の判
断が行なわれる。
【0065】次に、レリーズされているか否か(レリー
ズONか否か)が判断され(ステップS4)、レリーズ
ONでないと判断されると再びステップS1に戻る。一
方、レリーズONと判断されると、反射ミラー40が待
避位置(ミラーアップ状態)にあるか否か、すなわち、
ミラーダウン検出値がローレベル(L)か否かが判断さ
れる(ステップS5)。ここで、Lレベルと判断される
と、先羽根用電磁石160及び後羽根用電磁石170が
共に通電され、さらに駆動モータ60が正転させられ
る。一方、Lレベルでないと判断されると、先羽根用電
磁石160及び後羽根用電磁石170が共に通電され、
さらに駆動モータ60が逆転させられる。
【0066】続いて、再び反射ミラー40が待避位置
(ミラーアップ状態)にあるか否か、すなわち、ミラー
ダウン検出値がローレベル(L)か否かが判断される
(ステップS6)。ここで、Lレベルでないと判断され
るとエラーとして処理される。一方、Lレベルと判断さ
れると、続いてシャッタ20がチャージされてセットレ
バー120が戻り状態にあるか否か、すなわち、チャー
ジ検出値がローレベル(L)か否かが判断される(ステ
ップS7)。ここで、Lレベルでないと判断されると、
再びその判断が行なわれ、一方、Lレベルと判断される
と、駆動モータ60の駆動が停止される。そして、第1
先羽根駆動レバー150が移動して先羽根群21を展開
させて、撮像素子(CCD)10をリセット(初期化)
する(ステップS8)。
【0067】その後、先羽根用電磁石160及び後羽根
用電磁石170への通電が順次に断たれて、先羽根群2
1及び後羽根群22による露光動作が行なわれる。その
後、撮像素子10により撮影した画像が、画像表示部5
0により表示され、ここで、この撮影画像を記録するか
否かの判断が行なわれる(ステップS9)。続いて、駆
動モータ60が正転させられて、再びセットレバー12
0によるシャッタチャージがセットされた(セット完了
状態にある)か否か、すなわち、チャージ検出値がハイ
レベル(H)か否かの判断が行なわれる(ステップS1
0)。そして、Hレベルでないと判断されると再びこの
判断が行なわれ、Hレベルと判断されると、再び表示S
W−ONか否かの判断が行なわれる(ステップS1
1)。ここで、表示SW−ONでないと判断されると、
駆動モータ60の回転が停止させられる。一方、表示S
W−ONと判断されると、反射ミラー40が待避位置に
あるか否か、すなわち、ミラーダウン検出値がローレベ
ル(L)か否かの判断が行なわれる(ステップS1
2)。そして、Lレベルでないと、判断されると再度検
出値の判断が行なわれ、一方、Lレベルと判断される
と、駆動モータ60の回転が停止させられる。
【0068】以上述べた実施形態においては、先羽根群
21及び後羽根群22を駆動する手段として、第1先羽
根駆動レバー150、第2先羽根駆動レバー130、後
羽根駆動レバー140、セットレバー120、チャージ
レバー110等を用いた構成において、本発明に係るフ
ァインダ選択手段を採用したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、先羽根群21及び後羽根群22をそ
れぞれステップモータ等の電磁駆動源により直接駆動さ
せるような構成において、本発明に係るファインダ選択
手段を採用することも可能である。また、上記の実施形
態に係る電子カメラにおいては、シャッタ20を先羽根
群21及び後羽根群22により構成して、開口部101
aの開放及び閉鎖を行なうようにしているが、撮像素子
10の露光開始もしくは露光終了のいずれかを、撮像素
子10のオン・オフによる動作制御で行なうようにした
電子カメラの場合には、シャッタを先羽根群もしくは後
羽根群のいずれか一方により形成して、開口部の開放及
び閉鎖を行なわせるようにしたものでも、勿論本発明を
適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子カメラ
によれば、光学ファインダ及び画像表示部の一方をファ
インダとして選択するファインダ選択手段を採用したこ
とにより、撮影者の希望に応じて、光学ファインダ又は
画像表示部のいずれかを、被写体を確認等する際のファ
インダとして用いることができる。これにより、撮影の
際の取り扱い性あるいは利便性が向上する。特に、電池
及びバッテリ等の残量が少なくなった場合には、ファイ
ンダとして光学ファインダを選択することにより、電力
の消費を抑えて撮影可能な枚数を増加させることができ
る。また、ファインダ選択手段を、ミラー駆動手段及び
シャッタ駆動手段により構成し、これらを一つの駆動源
により連動させて駆動させるようにしたことから、構造
の簡略化を達成しつつ、反射ミラーとシャッタとを、所
定のタイミングで確実に駆動させることができる。さら
に、シャッタとして先羽根群及び後羽根群を採用してい
ることから、露光動作を高速化及び安定化させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カメラにおいて、光学ファイ
ンダがファインダとして選択された状態における内部の
状態を示す側面図である。
【図2】本発明に係る電子カメラにおいて、画像表示部
がファインダとして選択された状態における内部の状態
を示す側面図である。
【図3】本発明に係る電子カメラにおいて、レリーズ直
後の内部の状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る電子カメラにおいて、反射ミラー
及びシャッタの駆動手段の一部を示す正面図である。
【図5】本発明に係るシャッタ駆動手段の動作を説明す
る図であり、(a)はチャージセット前の状態、(b)
はチャージセット後の状態を示す動作図である。
【図6】本発明に係るシャッタ駆動手段の動作を説明す
る図であり、(a)はレリーズ直後の状態、(b)は露
光動作直前の状態を示す動作図である。
【図7】シャッタがチャージセットされる前の状態を示
す正面図である。
【図8】シャッタがチャージセットされた状態を示す正
面図である。
【図9】レリーズ直後のシャッタの状態を示す正面図で
ある。
【図10】露光動作直前のシャッタの状態を示す正面図
である。
【図11】本発明に係る電子カメラの動作を示すタイム
チャートである。
【図12】本発明に係る電子カメラの動作を示すタイム
チャートである。
【図13】本発明に係る電子カメラの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】 10 撮像素子 20(21,22) シャッタ(先羽根群,後羽根群) 30 光学ファインダ 40 反射ミラー 50 画像表示部 60 駆動モータ 73 第3歯車 74 第4歯車 81 ミラーアップカム(第1カム部材) 82 チャージカム(第2カム部材) 90 ミラーアップレバー(第1揺動レバー) 91 第1端部(他端) 92 第2端部(一端) 101a 開口部 110 チャージレバー(第2揺動レバー) 111 第2端部(他端) 112 第1端部(一端) 120 セットレバー 121 突起部(一部) 122a 第1係合部 122b 第2係合部 123 規制部 130 第2先羽根駆動レバー 131 第1係合部 132 第2係合部 140 後羽根駆動レバー 141 第1係合部 150 第1先羽根駆動レバー 151 第1係合部 152 第2係合部 160 先羽根用電磁石 170 後羽根用電磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、撮像素子に対する開口部を
    覆う閉鎖位置及び開口部を開放する開放位置との間で移
    動可能な羽根群からなるシャッタと、撮影の際の被写体
    を確認するための光学ファインダと、光学ファインダへ
    被写体光を反射して導く反射位置と撮像素子へ被写体光
    を導く待避位置との間で可動に配置された反射ミラー
    と、撮像素子を介して得られた画像を表示する画像表示
    部と、を備え、 前記光学ファインダ及び画像表示部の一方を、撮影する
    際の被写体を確認するファインダとして機能させるべく
    選択するファインダ選択手段を有する、ことを特徴とす
    る電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記ファインダ選択手段は、 ファインダとして前記光学ファインダが選択されたとき
    前記反射ミラーを前記反射位置に位置付け、かつ、ファ
    インダとして前記画像表示部が選択されたとき前記反射
    ミラーを前記待避位置に位置付けるミラー駆動手段と、 ファインダとして前記画像表示部が選択されたとき、前
    記シャッタの羽根群を前記開放位置に位置付けるシャッ
    タ駆動手段と、を有する、ことを特徴とする請求項1記
    載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記ミラー駆動手段は、前記反射ミラー
    の一部に一端が係合した状態で揺動自在に配置された第
    1揺動レバーと、前記第1揺動レバーの他端と係合しか
    つ回転駆動により前記反射ミラーを前記反射位置及び待
    避位置との間で移動させるカム高さをもつ第1カム部材
    と、を有し、 前記シャッタ駆動手段は、前記シャッタの羽根群を駆動
    する駆動レバーと、前記シャッタの羽根群のシャッタチ
    ャージをセットするべく前記駆動レバーに係合し得るよ
    うに回動自在に配置されたセットレバーと、前記セット
    レバーの一部に一端が係合した状態で揺動自在に配置さ
    れた第2揺動レバーと、前記第2揺動レバーの他端と係
    合しかつ回転駆動により前記シャッタチャージをセット
    するセット位置と前記シャッタチャージを解除可能な解
    除位置との間で前記セットレバーを回動させるカム高さ
    をもつ第2カム部材と、を有する、ことを特徴とする請
    求項2記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記シャッタは、先羽根群及び後羽根群
    を有し、 前記駆動レバーは、前記後羽根群を閉鎖位置に移動させ
    るように付勢された後羽根駆動レバーと、前記先羽根群
    を閉鎖位置に移動させるように付勢された第1先羽根駆
    動レバーと、前記第1先羽根駆動レバーに係合して前記
    先羽根群を開放位置に移動させるように付勢された第2
    先羽根駆動レバーと、を有し、 前記セットレバーは、シャッタチャージのセット時に、
    前記後羽根駆動レバー及び第2先羽根駆動レバーを前記
    セット位置に移動させ、かつ、前記先羽根群を開放位置
    に位置付けるべく前記第1先羽根駆動レバーの移動を規
    制するように、前記後羽根駆動レバー、第1先羽根駆動
    レバー及び第2先羽根駆動レバーのそれぞれに係合し得
    る係合部を有する、ことを特徴とする請求項3記載の電
    子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1カム部材及び第2カム部材は、
    2つの歯車にそれぞれ一体的に形成されており、 前記2つの歯車は、一つの駆動モータにより連動して駆
    動される、ことを特徴とする請求項3又は4記載のカメ
    ラ装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動モータは、選択されたファイン
    ダに応じて、レリーズ後における回転方向が切り替えら
    れる、ことを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
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