JPH11326992A - デジタルスチルカメラ - Google Patents
デジタルスチルカメラInfo
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- JPH11326992A JPH11326992A JP13576098A JP13576098A JPH11326992A JP H11326992 A JPH11326992 A JP H11326992A JP 13576098 A JP13576098 A JP 13576098A JP 13576098 A JP13576098 A JP 13576098A JP H11326992 A JPH11326992 A JP H11326992A
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- Cameras In General (AREA)
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Abstract
画像表示装置での被写体画像の表示を可能としたデジタ
ルスチルカメラを提供する。 【解決手段】 レンズ18からCCD19に至る撮影光
路APは初期状態において先羽根2及び後羽根5の双方
によって開口されている。撮影動作に際して先羽根が解
放された後に露出秒時に応じた時間差で後羽根が解放さ
れる。先羽根が走行する過程で撮影光路APは先羽根2
によって遮蔽され,この撮影光路の遮蔽はフォトインタ
ラプタ17によって検出される。このタイミングの後に
画像データの転送先を表示装置22から画像メモリ21
に切り換える。先羽根が更に走行することにより撮影光
路APは再度先羽根によって開口され,引き続く後羽根
の走行によって撮影光路は遮蔽され,一駒の撮影は終了
する。
Description
ラに関し,特に,フォーカルプレーンシャッタを備えな
がら,液晶ファインダ等の画像表示手段に対して撮影画
像を表示できる様にしたことを特徴とするデジタルスチ
ルカメラに関する。
画像を電気的に記録する様にしたデジタルスチルカメラ
が広く普及している。この種のデジタルスチルカメラで
は光学ファインダを通過した被写体像を視認する他にデ
ジタル画像を液晶ファインダ等の画像表示手段に表示で
きる様にすれば,露出効果等を画像表示手段上で予め確
認しての撮影が可能となる。又,スチルカメラ用のシャ
ッタの代表的な物としてはレンズシャッタとフォーカル
プレーンシャッタが知られているが,特に,レンズ交換
の容易さや高速露出秒時に対する適合性等の点ではフォ
ーカルプレーンシャッタが優れており,電子スチルカメ
ラでもフォーカルプレーンシャッタを使用したいという
要望が合った。
従来より知られているフォーカルプレーンシャッタは,
撮影用光路を遮蔽した状態にある先羽根を撮影用光路を
開口する状態に向けて走行させた後に,撮影用光路を開
口した状態にある後羽根を撮影用光路を遮蔽する状態に
向けて走行させることにより露光動作を行うものである
ので,初期状態においては撮影用光路は先羽根によって
遮蔽されており,液晶ファインダ等の画像表示装置をフ
ァインダとして使用することができず,結局はミラーや
ペンタプリズム等を使用した光学ファインダを使用せざ
るを得ないという問題があった。本発明はこの様な問題
点に鑑みてなされたものであり,フォーカルプレーンシ
ャッタを使用しながら液晶ファインダ等の画像表示手段
に対して撮影画像を表示できる様にしたデジタルスチル
カメラを提供することを目的とする。
スチルカメラは:撮影用レンズ18と,該撮影用レンズ
によって形成された光学画像を画像データに変換する撮
像手段19と,該撮像手段から出力された画像データを
視認可能に表示する画像表示手段22と,前記撮像手段
から出力された画像データを記憶する画像データ記憶手
段21とを備えるデジタルスチルカメラを前提として:
前記撮影用レンズから前記撮像手段に至る撮影光路AP
中に,該撮影光路を開口した初期位置から前記撮影光路
を開口した前進限まで走行する過程で前記撮影光路を遮
光した状態を経過する先羽根2と,前記撮影光路を開口
した初期位置から前記撮影光路を遮蔽した前進限まで走
行する後羽根5とを有するシャッタ装置を備えることを
特徴とするものである。請求項1による場合には先羽根
は初期位置においては撮影光路を開口した状態に置かれ
ているので,撮像手段は被写界光に露呈されており,撮
像手段から出力された画像データを画像表示手段に表示
することが可能となる。
上記を前提として:前記先羽根が前記撮影光路を遮蔽し
たことを認識する遮蔽認識手段を具備することを特徴と
するものである。又,請求項3に係るデジタルスチルカ
メラは:請求項2を前提として:前記遮蔽認識手段が,
前記先羽根が前記撮影光路を遮蔽する位置に到達したこ
とを検出するセンサ17であることを特徴とし,請求項
4に係るデジタルスチルカメラは請求項2を前提とし
て:前記遮蔽認識手段が,前記先羽根が走行を開始して
から前記撮影光路を遮蔽する位置に到達するのに要する
時間が経過したことを検出するタイマ27であることを
特徴とするものである。更に,請求項5記載のデジタル
スチルカメラは:請求項2,請求項3又は請求項4記載
のデジタルスチルカメラを前提してと:前記遮蔽認識手
段の出力を起算点として前記撮像手段から出力された画
像データを前記画像データ記憶手段に対して転送する動
作状態に切り換えることを特徴とするものである。本発
明では,撮像手段は初期状態では被写界光に露呈されて
おり,撮像手段から出力された画像データを画像表示手
段に対して表示することが可能となるとともに,先羽根
が初期位置から前進限に向けて走行する過程で撮影光路
を遮蔽した状態を経過する。従って,遮蔽認識手段が先
羽根が前記撮影光路を遮蔽したことを認識したタイミン
グを起算点として撮像手段から出力された画像データを
前記画像データ記憶手段に転送する動作状態に切り換え
れば,通常のフォーカルプレーンシャッタと同様の露出
制御を行うことが可能となる。
請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5
記載のデジタルスチルカメラを前提として:前記撮影用
レンズの着脱を検出するレンズ検出手段20を具備し,
該レンズ検出手段が前記撮影用レンズの離脱を検出する
と前記後羽根を前進限に作動させることを特徴とするも
のである。即ち,本発明のデジタルスチルカメラは撮像
手段は初期状態では被写界光に露呈された状態に置かれ
ているので,レンズ交換等を行う場合には撮像手段を保
護することが要望される。そこで,レンズ交換時にはレ
ンズが離脱されるので,レンズの着脱を検出するレンズ
検出手段がレンズの離脱を検出したことに基づいて後羽
根を前進限に作動させれば撮像手段は後羽根によって遮
蔽される。
しい実施形態を詳細に説明する。図1は本発明のデジタ
ルスチルカメラに使用されるフォーカルプレーンシャッ
タの平面図であり,図2は図1から先羽根,後羽根及び
羽根の連結機構を除外した平面図である。尚,これらの
平面図においては内部機構を視認しやすくする為に地板
1は一点鎖線で仮想的に示している。図中において2は
先羽根であり,先羽根2は初期位置においては地板1形
成された撮影光路APを開口した状態に置かれている。
この先羽根2は前進限まで走行すると撮影光路APを再
び開口するが,初期位置から前進限まで走行する過程で
撮影光路APを遮蔽する状態を経過する。
レバーであり,先羽根連結レバー3は地板1上の軸1a
に回動自在に軸支されており,先羽根連結レバー4は地
板1上の軸1bに回動自在に軸支されている。先羽根2
は先羽根連結レバー3の先端の軸3a及び先羽根連結レ
バー4の先端の軸4aによって回転可能にカシメられて
おり,先羽根連結レバー3,4は先羽根2を介在して平
行リンクを形成している。従って,先羽根連結レバー3
を軸1aを中心にして時計方向に回転させると先羽根連
結レバー4の回転を伴いながら先羽根2は地板1の上下
辺に対して平行状態を維持しながら上から下に向かって
走行する。
位置においては地板1形成された撮影光路APを開口し
た状態に置かれている。この後羽根5は前進限まで走行
すると撮影光路APを遮蔽する。6,7は後羽根5と連
結された後羽根連結レバーであり,後羽根連結レバー6
は地板1上の軸1cに回動自在に軸支されており,後羽
根連結レバー7は地板1上の軸1dに回動自在に軸支さ
れている。後羽根5は後羽根連結レバー6の先端の軸6
a及び後羽根連結レバー7の先端の軸7aによって回転
可能にカシメられており,後羽根連結レバー6,7は後
羽根5を介在して平行リンクを形成している。従って,
後羽根連結レバー6を軸1cを中心にして時計方向に回
転させると後羽根連結レバー7の回転を伴いながら後羽
根5は地板1の上下辺に対して平行状態を維持しながら
上から下に向かって走行する。
及び後羽根連結レバー6に駆動力を与える機構に関して
説明する。8は先羽根鉄片レバーであり,先羽根連結レ
バーと同じ軸1aに回動自在に支持されており,スプリ
ング9(図面の煩雑化を避けるため,スプリングは矢印
によって付勢方向のみを示す。)によって時計廻りに付
勢されている。この先羽根鉄片レバー8の先端には図面
上で手前側に向かって係合ピン8aが形成されており,
この係合ピン8aは図1に示す先羽根連結レバー3と係
合している。従って,先羽根鉄片レバー8がスプリング
9によって回転すると先羽根連結レバー3もこれに係合
されて時計廻りに回転する。この先羽根鉄片レバー8の
時計廻りの回転動作はセットディスク10或いは先羽根
マグネット11によって規制されている。
る。セットディスク10は地板上の軸1eによって回動
自在に支持されるとともにスプリング12によって反時
計廻りに付勢されている。このセットディスク10には
セット力を受け入れる為の動力導入アーム10aが形成
されており,この動力導入アーム10aはカメラボディ
ー側のセット部材13によって下側に押さえ込まれてい
る。尚,ここでカメラボディ側とはシャッタ地板1上の
部材でないという意味であり,セット部材13は例えば
図外のモータ等によって上下に駆動され,セット状態で
は図2に示す位置で図外の係止機構によって係止されて
停止しており,係止解除されることにより図面上で上方
に退避する様に構成されている。そしてセットディスク
10に形成された先羽根セットアーム10bは先羽根鉄
片レバー8に形成されたセットカム8bを押して先羽根
鉄片レバー8を初期位置でホールドする。次に,先羽根
マグネット11に関して説明すると先羽根マグネット1
1は鉄心及びコイルを有する電磁石で構成される。先羽
根鉄片レバー8の裏面には支持プレート8cが形成さ
れ,この支持プレート8cの裏側に鉄片8dが若干の遊
びを保って保持されている。そして先羽根マグネット1
1を励磁すると鉄片8dが先羽根マグネット11に磁着
され,先羽根鉄片レバー8は初期位置でホールドされ
る。
羽根連結レバーと同じ軸1cに回動自在に支持されてお
り,スプリング15によって時計廻りに付勢されてい
る。この後羽根鉄片レバー14の先端には図面上で手前
側に向かって係合ピン14aが形成されており,この係
合ピン14aは図1に示す後羽根連結レバー6と係合し
ている。従って,後羽根鉄片レバー14がスプリング1
5によって回転すると後羽根連結レバー6もこれに係合
されて時計廻りに回転する。この後羽根鉄片レバー14
の時計廻りの回転動作はセットディスク10或いは後羽
根マグネット16によって規制されている。
羽根セットアーム10cは後羽根鉄片レバー14に形成
されたセットカム14bを押して後羽根鉄片レバー14
を初期位置でホールドする。又,後羽根マグネット15
も鉄心及びコイルを有する電磁石で構成される。後羽根
鉄片レバー14の裏面には支持プレート14cが形成さ
れ,この支持プレート14cの裏側に鉄片14dが若干
の遊びを保って保持されている。そして後羽根マグネッ
ト16を励磁すると鉄片14dが後羽根マグネット11
に磁着され,後羽根鉄片レバー14は初期位置でホール
ドされる。又,17は羽根位置検出用のフォトインタラ
プタであり,遮蔽認識手段の一例となるものである。
11及び16は既述のマグネット,17は既述のフォト
インタラプタ,Q1,Q2,Q3はスイッチング用のト
ランジスタ,R1,R2,R3,R4は抵抗を各々示
し,フォトインタラプタ17は発光ダイオード17a及
びフォトトランジスタ17bを有している。又,18は
撮影用レンズ,19は撮像手段の一例たるCCD,20
はレンズ検出手段の一例たるレンズ検出センサを示し,
レンズ検出センサ20はレンズ18が周知のレンズマウ
ント部に装着されたことを検出することが可能な限りそ
の構造は問わない。21はCCD19から得られた画像
データを蓄積記憶する画像データ記憶手段の一例たる画
像メモリであり,画像データを記憶することができる限
り例えばメモりカードやディスク類等周知の媒体を使用
することができる。22はCCD19から得られた画像
データを表示する画像表示手段の一例たる液晶表示装
置,23はレリーズスイッチ,24は被写界輝度を測定
する周知の測光装置を各々示し,測光装置はCCD19
の出力レベルの測定により置き換えることができる。
又,25は露出秒時を制御する為の露出制御タイマ,2
6は全体の制御を行う制御装置を各々示す。又,27は
フォトインタラプタ17に替えて設けることができる羽
根検出タイマであり,先羽根2が走行を開始してから先
羽根2が撮影光路APを遮蔽するのに要する時間を設定
することによりフォトインタラプタ17を不要とするも
のである。更に,28は露出秒時をセットする露出制御
タイマを示している。
して上記実施例の動作を説明する。先ず,初期状態にお
いて機構は図1に示す状態に置かれている。従って,撮
影光路APは開口しており,CCD19はレンズ18を
通過した被写界光に露呈されている。この状態で図外の
電源スイッチがメークすると制御装置26はCCD19
が出力する画像データを液晶表示装置22に表示する。
尚,この時の画像データの取り込みは所望によりインタ
レースとしても良い。さて,この状態でレリーズスイッ
チ23の第1ストロークで抵抗R1のレベルが上昇する
と制御装置26はトランジスタQ1,Q2,Q3を各々
オンするとともにセット部材13を上方に退避させる。
従って,セットディスク10は図4に示す様にスプリン
グ12の付勢力によって反時計方向に回転し,セットデ
ィスク10に形成された先羽根セットアーム10bは先
羽根鉄片レバー8に形成されたセットカム8bを解放す
るとともに,後羽根セットアーム10cは後羽根鉄片レ
バー14に形成されたセットカム14bを解放する。従
って先羽根鉄片レバー8はスプリング9の付勢力によっ
て,後羽根鉄片レバー14はスプリング15の付勢力に
よって各々僅かに時計廻りに回転するが,この時点では
トランジスタQ1,Q2のオンに伴ってマグネット1
1,16がともに励磁されているので,先羽根鉄片レバ
ー8は鉄片8dがマグネット11に磁着され,後羽根鉄
片レバー14は鉄片14dがマグネット16に磁着され
て停止する。図4この様に,セットディスク10が退避
した状態を示しており,この時先羽根鉄片レバー8及び
後羽根鉄片レバー14の僅かな回転に伴って双方の連結
アーム3,4,6,7も各々の軸1a,1b,1c,1
dを中心に僅かに時計廻りに回転し,先羽根2及び後羽
根5は図面上で僅かに下方に走行する。又,この時点で
制御装置26は測光装置24から被写界輝度情報を読み
込み,露出制御タイマ28に先羽根2を走行開始させて
から後羽根5を走行開始させるまでの遅延時間をセット
する。又,トランジスタQ3のオンに伴ってフォトイン
タラプタ17を構成する発光ダイオード17aが発光し
てフォトトランジスタ17bが導通し,そのエミッタレ
ベルはLレベルになる。
ークで抵抗R2のレベルが上昇すると制御装置26はト
ランジスタQ1をオフしてマグネット11を消磁し,露
出制御タイマ28の設定時間が経過したタイミングでト
ランジスタQ2をオフしてマグネット16を消磁する。
この時点では先羽根鉄片レバー8及び後羽根鉄片レバー
14共にセットディスク10から解放されているので,
先ず,マグネット11の消磁に伴って先羽根鉄片レバー
8はスプリング9の付勢力によって軸1aを中心にして
時計廻りに回動し,先羽根鉄片レバー8の時計廻りの回
動に伴って先羽根連結レバー3は先羽根連結レバー4を
伴って時計廻りに回動して,先羽根2を図面上で下方に
走行させる。同様に,マグネット16の消磁に伴って後
羽根鉄片レバー14はスプリング15の付勢力によって
軸1cを中心にして時計廻りに回動し,後羽根鉄片レバ
ー14の時計廻りの回動に伴って後羽根連結レバー6は
後羽根連結レバー7を伴って時計廻りに回動して,後羽
根3を図面上で下方に走行させる。そして,先羽根2が
図5に示す様に撮影光路APを遮蔽した時点で先羽根2
の下端縁がフォトインタラプタ17の光路を遮光し,フ
ォトトランジスタ17bのエミッタレベルがHレベルに
なって制御装置26に入力される。そして制御装置26
は先羽根2よって撮影光路APが遮蔽されたことを認識
する。尚,先羽根2が走行を開始してから先羽根2が撮
影光路APを遮蔽するのに要する時間を予め測定して羽
根検出タイマ27に設定しておき,先羽根用のマグネッ
ト11を消磁するのと同時に羽根検出タイマ27を起動
すれば,羽根検出タイマ27のタイムアップ出力をフォ
トインタラプタ17の出力に代用することが可能とな
り,フォトインタラプタ17やこれに代替される羽根位
置検出タイマ27は撮影光路APが先羽根2によって遮
蔽されたことを認識する遮蔽認識手段として作用する。
又,この時先羽根2の上端縁と後羽根5の下端縁の間に
は露出秒時に対応したスリットが形成される。
2によって遮蔽されたことを認識すると,制御装置26
はCCD19の出力である画像データの画像メモリ21
に対する転送を開始する。尚,本実施例は画像データの
画像メモリ21への転送はノンインタレースモードで行
うことを想定している。先羽根2及び後羽根5は各々の
スプリング9,15の付勢力によって引き続き下方に向
かって走行しており,先羽根2の上端縁が撮影光路AP
の上端縁を通過した時点からCCD19は先羽根2の上
端縁と後羽根5の下端縁で形成されるスリットを通過し
た被写界光に露呈され,CCD19が出力する画像デー
タはノンインタレースで画像メモリに蓄積される。尚,
図6は先羽根2の上端縁と後羽根5の下端縁で形成され
るスリットが撮影光路APを横切っている状態を示して
おり,先羽根2及び後羽根5が図7で示す様にアドバン
スエンドまで走行した時点で撮影光路APは後羽根5に
よって遮蔽される。制御装置26はフォトインタラプタ
17の出力によって撮影光路APが遮蔽されたことを認
識すると図外の機構によってセット部材13を下方に向
けて駆動し,セットディスク10はセット部材13によ
って動力導入アーム10aが押し下げられ,軸1eを中
心にして時計廻りに回転する。従って,セットディスク
10に形成された先羽根セットアーム10bはセットカ
ム8bを押しながら先羽根鉄片レバー8を図1に示す初
期位置に向けて反時計方向に回転させ,又後羽根セット
アーム10cはセットカム14bを押しながら後羽根鉄
片レバー14を図1に示す初期位置に向けて反時計方向
に回転させる。
反時計方向に回転すると,先羽根連結レバー3は先羽根
連結レバー4を伴いながら反時計方向に回転して先羽根
2を図面上で上方に移動させる。同様に,後羽根鉄片レ
バー6が図7に示す状態から反時計方向に回転すると,
後羽根連結レバー6は後羽根連結レバー7を伴いながら
反時計方向に回転して後羽根5を図面上で上方に移動さ
せて,図1に示す初期位置に復帰する。この時に図7を
参照すると明らかな様に,先羽根2及び後羽根5がアド
バンスエンドに到達した状態においては,セットディス
ク10に形成された先羽根セットアーム10bと先羽根
鉄片レバー8のセットカム8bとの間隔はセットディス
ク10に形成された後羽根セットアーム10cと後羽根
鉄片レバー14のセットカム14との間隔よりも充分に
大きいので,図7に示す状態からセットディスク10が
反時計方向に回転する際には,先羽根鉄片レバー8の復
帰動作が後羽根鉄片レバー14の復帰動作よりも先行し
て行われることになる。従って,撮影光路APが遮蔽さ
れた状態が充分に維持されるので,CCD19が出力し
た画像データを画像メモリ21に取り込むのに要する時
間は十分に確保される。
の為にレンズ18が図外のレンズマウントの部分から離
脱されるとレンズ検出センサ20がブレークして抵抗R
4の端子レベルがLレベルになる。制御装置26は抵抗
R4の端子レベルがLレベルになると先羽根マグネット
11及び後羽根マグネット16を消磁したままでセット
部材13を上方に退避させることによってセットディス
ク10を時計廻りに回転させる。従って,先羽根側及び
後羽根側の各々の鉄片レバー8,14は各々のセットカ
ム8b,14bがセットディスク10の各々のセットア
ーム10b,10cに追従しながら時計方向に回転す
る。従って,全ての連結レバー3,4,6,7も時計方
向に回転して先羽根2及び後羽根5はアドバンスエンド
に至り,撮影光路APは後羽根5によって遮蔽され,C
CD19が保護された状態でのレンズ交換が可能とな
る。
速秒時が得やすくレンズ交換の容易なフォーカルプレー
ンシャッタを使用しながら,初期状態において撮影光路
が開放されているので,撮像手段を被写界光に露呈して
おくことが出来,撮像手段から得られた画像データを液
晶表示装置等の画像表示手段に表示することが可能とな
る。又,光学ファインダや光学ファインダに光を導く為
のミラーやペンタプリズム等が不要となり,小型化軽量
化が容易になるとともに,特にミラーの除去に伴いレン
ズ設計の自由度が高くなる。又,本発明によると,初期
状態では撮像手段は被写界光に露呈されているが,シャ
ッタが作動する過程で撮影光路が先羽根によって遮蔽さ
れ,その撮影光路が遮蔽されたタイミングを認識するこ
とが出来るので,この撮影光路が遮蔽されたタイミング
で画像データの転送先を切り換えることにより,通常の
フォーカルプレーンシャッタと同様の露出制御を行うこ
とが出来る。又,レンズの離脱検出に基づいて後羽根に
より撮影光路を遮蔽する様にした場合にはレンズ交換時
に撮像手段が不用意に被写界光に露呈されることを防止
することが可能となる。
ンシャッタの初期状態における平面図。
機構の平面図。
を示すブロック図。
トディスクを退避させた状態を示す平面図
根が撮影光路を遮蔽した状態を示す平面図。
中の状態を示す平面図。
バンスエンドまで作動させた状態を示す平面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 撮影用レンズと,該撮影用レンズによっ
て形成された光学画像を画像データに変換する撮像手段
と,該撮像手段から出力された画像データを視認可能に
表示する画像表示手段と,前記撮像手段から出力された
画像データを記憶する画像データ記憶手段とを備えるデ
ジタルスチルカメラにおいて,前記撮影用レンズから前
記撮像手段に至る撮影光路中に,該撮影光路を開口した
初期位置から前記撮影光路を開口した前進限まで走行す
る過程で前記撮影光路を遮光した状態を経過する先羽根
と,前記撮影光路を開口した初期位置から前記撮影光路
を遮蔽した前進限まで走行する後羽根とを有するシャッ
タ装置を備えることを特徴とするデジタルスチルカメ
ラ。 - 【請求項2】 請求項1記載のデジタルスチルカメラに
おいて,前記先羽根が前記撮影光路を遮蔽したことを認
識する遮蔽認識手段を具備することを特徴とするデジタ
ルスチルカメラ。 - 【請求項3】 請求項2記載のデジタルスチルカメラに
おいて,前記遮蔽認識手段が,前記先羽根が前記撮影光
路を遮蔽する位置に到達したことを検出するセンサであ
ることを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 【請求項4】 請求項2記載のデジタルスチルカメラに
おいて,前記遮蔽認識手段が,前記先羽根が走行を開始
してから前記撮影光路を遮蔽する位置に到達するのに要
する時間が経過したことを検出するタイマであることを
特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 【請求項5】 請求項2,請求項3又は請求項4記載の
デジタルスチルカメラにおいて,前記遮蔽認識手段の出
力を起算点として前記撮像手段から出力された画像デー
タを前記画像データ記憶手段に対して転送する動作状態
に切り換えることを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
4又は請求項5記載のデジタルスチルカメラにおいて,
前記撮影用レンズの着脱を検出するレンズ検出手段を具
備し,該レンズ検出手段が前記撮影用レンズの離脱を検
出すると前記後羽根を前進限に作動させることを特徴と
するデジタルスチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13576098A JP4060439B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | デジタルスチルカメラ |
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