JP5534679B2 - シャッタ装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ用シャッタ装置、および、この種のシャッタ装置を具備し、撮像手段で撮像された画像を液晶等の画像表示手段に表示する機能を有したデジタルカメラ等の撮像装置に関するものである。
被写体を観察するためのファインダ像として、撮像素子で撮像した被写体像を、LCD(液晶表示器)等のモニターに表示する機能(以下、ライブビューと呼ぶ)を有したデジタル一眼レフカメラが知られている。このようなデジタル一眼レフカメラには、以下のようなシャッタ装置を用いることが可能である。
第1の従来例は、銀塩カメラで用いられているシャッタ装置である。このシャッタ装置は露光時にシャッタ開口を遮蔽状態から開放状態へ移行させる先羽根群と、露光時にシャッタ開口を開放状態から遮蔽状態へ移行させる後羽根群とを有する。先羽根群はバネ等の羽根走行用の駆動源と先羽根保持電磁石に吸着保持されるアマチャを有した先羽根駆動レバーに連結されている。撮影準備状態で、チャージレバーによりアマチャを先羽根保持電磁石のヨーク吸着面に接触させ、シャッタ開口を遮蔽した状態で保持される。後羽根群も先羽根群と同様な構成の後駆動レバーに連結されている。撮影準備状態で、チャージレバーによりアマチャを後羽根保持電磁石のヨーク吸着面に接触させ、シャッタ開口を開放した状態で保持される。レリーズ後、チャージレバーは羽根保持位置から退避し、先羽根群及び後羽根群は通電された保持電磁石の磁力によりスタート位置に保持され、最初に先羽根保持電磁石への通電が断たれる。すると、先羽根群はシャッタ開口を開放する。そして、所定秒時後、続いて後羽根保持電磁石への通電が断たれる。すると、後羽根はシャッタ開口を遮蔽する。こうして露光秒時を形成して画面が露光される。走行完了後、チャージレバーにより、先羽根群及び後羽根群は撮影準備位置へ移動し、次の撮影を待つ。
第2の従来例は特許文献1で開示されたシャッタ装置にて、ライブビュー時には後羽根保持電磁石ではなく、他の機構部材で後羽根駆動レバーを保持するよう構成されている。
第3の従来例は特許文献2で開示されたシャッタ装置にて、モータを配設し、連結されたチャージレバーを一方向へ回動させることによって、羽根群のチャージおよび解除動作を行わせるよう構成されている。
さらに、第4の従来例として、一眼レフタイプのデジタルカメラには、フォーカルプレーンシャッタと電子シャッタを併用して撮像動作を行うものがある(以下、ハイブリッドシャッタと呼ぶ。特許文献3参照)。このハイブリッドシャッタは後羽根をメカシャッタで構成し、後羽根の走行に先行して、撮像素子の画素のリセット走査を行う電子シャッタとにより、撮影を行う物である。この撮像素子の電荷蓄積開始走査(以下、リセット走査と称す)は、後羽根のメカシャッタの走行特性に合わせた走査パターンとなっている。
特開2006−98908号公報 特開平11−194394号公報 特開平11−41523号公報(段落番号0044〜0050、図1〜図3等)
第1の従来例のシャッタ装置では、ライブビュー中は後羽根保持電磁石に通電し続けなければならず、電力を無駄に消費してしまう。
第2の従来例のシャッタ装置では、ライブビュー中の後羽根保持電磁石への通電は不要であるが、後羽根保持電磁石とアマチャは離反した状態である。そのため、ライブビューからハイブリッドシャッタ撮影を行う際には、先羽根駆動レバーと後羽根駆動レバーのチャージ動作、解除動作の両方を行わなければならない。よって、ライブビューからのレリーズタイムラグが長くなってしまう。
第3の従来例のシャッタ装置を用いれば、モニター表示中の後羽根保持電磁石への通電を行わずに済む。しかし、カメラの連写駒速を上げるためには、チャージレバーの回転速度が速くする必要がある。チャージレバーの回転速度が速くなると、先羽根駆動レバーおよび後羽根駆動レバーのチャージスピードが速くなり、アマチャと電磁石が相当なスピードで衝突することになる。このことによって、アマチャと電磁石の吸着面に傷がつき、シャッタ精度が変化してしまう。即ち、耐久性が低くなってしまう。
本発明は低消費電力でライブビューからのハイブリッド撮影時のレリーズタイムラグを短くできるシャッタ装置にて、連写駒速が高速であっても精度変化が起きにくいシャッタ装置および撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシャッタ装置は、アパーチャが形成されるシャッタ地板と、前記アパーチャを開放または遮蔽する先羽根群と、前記先羽根群を駆動する先羽根駆動レバーと、前記先羽根駆動レバーに取り付けられる先羽根アマチャと、通電することで前記先羽根アマチャを吸着する先羽根電磁石と、前記アパーチャを開放または遮蔽する後羽根群と、前記後羽根群を駆動する後羽根駆動レバーと、前記後羽根駆動レバーに取り付けられる後羽根アマチャと、通電することで前記後羽根アマチャを吸着する後羽根電磁石と、記先羽根駆動レバーがトレースする先羽根第1カム面および先羽根第2カム面と、前記後羽根駆動レバーがトレースする後羽根第1カム面および後羽根第2カム面が形成され、回動することで前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーを回動させるシャッタカム部材とを有し、前記シャッタカム部材は、前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーの間であって、かつ前記シャッタカム部材の回動中心が前記先羽根駆動レバーの回動中心と前記後羽根駆動レバーの回動中心とを結ぶ線よりも前記アパーチャに対して反対側となるように、配置され、前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第1カム面トレースすることで前記先羽根駆動レバーは回動を開始し、前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第2カム面トレースすることで、前記先羽根アマチャが前記先羽根電磁石に吸着される位置まで前記先羽根駆動レバーを回動させ、前記先羽根第2カム面のカムリフトは前記先羽根第1カム面のカムリフトより小さく設定、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面トレースすることで前記後羽根駆動レバーは回動を開始し、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第2カム面トレースすることで、前記後羽根アマチャが前記後羽根電磁石に吸着される位置まで前記後羽根駆動レバーを回動させ、前記後羽根第2カム面のカムリフトは前記後羽根第1カム面のカムリフトより小さく設定することを特徴とする。
本発明のシャッタ装置によれば、第1から後羽根第2カム面を有することで、アマチャと電磁石の衝突時の速度を低くすることが可能となり、シャッタ装置の耐久性を向上することが出来る。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1および図2はそれぞれ、本発明の実施の形態であるカメラを前面および背面から見た図である。なお、本実施の形態のカメラはCCDやCMOS等の撮像素子により被写体像を光電変換して画像情報を生成し、任意のメモリ等の電子的記録媒体にその画像情報を記録するデジタルカメラである。
1はカメラ本体、2はカメラ本体に着脱可能な撮影レンズである。3は測光、測距の開始を指示し、撮影を指示するための2段スイッチとなっているレリーズボタンである。このレリーズボタン3を1段目まで軽く押し込んだ状態を「半押し」といい、この状態ではSW1をオンして測光および測距が行われる。半押しからさらに2段目まで押すことを「全押し」といい、この状態ではSW2をオンしてシャッタ4が駆動され、撮影が行われる。5はカメラの各種撮影モードを切り換えるモードダイアルスイッチである。また、6は撮影画像の確認や選択、メニュー機能の選択・設定に使用する画像表示部、7は被写体像を確認する光学ファインダーである。
次に、カメラの制御系の構成を示したブロック図を図3に示す。図3において、2は撮影レンズであり、8は複数の光学レンズ、9は絞り、4はシャッタである。10は画像を電気信号に変換する撮像素子であり、11は撮像素子10からのアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換部である。また、12は前記撮像素子10、A/D変換部11にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御部13及びシステム制御部14により制御されている。
15は画像処理部であり、前記A/D変換部11あるいはメモリ制御部13からの画像データに対して画素補間処理や色変換処理等の所定の画像処理を行う。また、画像処理部15は、前記A/D変換部11から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL(スルーザレンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)制御処理も行っている。
メモリ制御部13は、A/D変換部11、タイミング発生回路12、画像処理部15、画像表示メモリ16、表示制御部17、メモリ18、圧縮伸長部19を制御する。A/D変換部11から出力されるデータは、画像処理部15、メモリ制御部13を介して、あるいはA/D変換部11のデータが直接メモリ制御部13を介して、画像表示メモリ16あるいはメモリ18に書き込まれる。
18は撮影した画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。19はメモリ18から読み出した画像データを所定の画像圧縮方法(例えば、適用離散コサイン変換など)に従って画像データを圧縮・伸長する圧縮伸長部である。圧縮伸長部19はメモリ18に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ18に書き込む。処理を終えた画像データは更に、着脱可能な記録媒体20に記録される。この記録媒体20は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成されている。また、メモリ18はシステム制御部14の作業領域としても使用することが可能である。さらに、記録媒体20から画像データをメモリ18に読み出し、画像処理部15やメモリ制御部13を介して画像表示メモリ16に画像データを書き込む処理をし、表示制御部17により画像表示部6に表示する場合にも使用される。
21はシャッタ制御部である。シャッタ制御部21はシャッタ4の先羽根群をチャージ状態で保持する先羽根コイルと先羽根ヨークで構成された先羽根電磁石39と、後羽根群をチャージ状態で保持する後羽根コイルと後羽根ヨークで構成された後羽根電磁石40への電力供給制御を行っている。41はモータであり、モータ制御部22からの制御信号に基づいて駆動され、レリーズボタン3の操作に連動して、シャッタカムギア36やクイックリターンミラー30を所定の位置まで駆動させる。
23は絞り9を制御する絞り制御部、24は撮影レンズ2のフォーカシングを制御する測距制御部、25はストロボ、26はストロボ25の発光を制御するストロボ制御部である。
14はカメラ全体を制御するシステム制御部である。システム制御部14はCPUを含むマイクロコンピュータユニットから構成されており、メモリ27に格納されたプログラムを実行する。
27はシステム制御部14の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリである。
28は電源制御部で、電源検出回路、DC−DCコンバータ、電力を供給する回路ブロックを切換えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部28は電源部の装着の有無、電源の種類、電池残量の検出等を行い、検出結果及びシステム制御回路14の指示に基づいて該DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ電力を供給する。
図4は本発明の実施の形態であるカメラのシャッタ装置とクイックリターンミラーの分解斜視図である。
シャッタ地板29は、不図示のカメラ本体のミラーボックスに固定されており、先羽根群および後羽根群の駆動機構を構成する各部品が取り付けられている。先羽根群および後羽根群はシャッタ地板に形成されるアパーチャ29eを開放または遮蔽する。クイックリターンミラー30は、軸部30aを中心に往復回動することによりミラーボックス内において撮影光路に対し進退するよう上下揺動する。ミラー駆動部材であるミラー駆動レバー31は、MG地板32の軸部32aを中心に回動可能に支持されており、軸部31aにて撮影光軸より下側に配設されたクイックリターンミラー30の被駆動部である軸部30bと当接する。さらにミラー駆動レバー31は、軸部31bにて第2のカムギアであるミラーカムギア33のカム面33aと当接し、トレースする。なお、クイックリターンミラー30はミラー駆動レバー31の動きに追従するように不図示のバネによって付勢されている。
先羽根駆動レバー34、後羽根駆動レバー35はそれぞれシャッタ地板29に配設された先羽根軸29a、後羽根軸29bに回動可能に支持されている。シャッタカムギア36は先羽根軸29a、後羽根軸29bの間に配置されている。シャッタカムギア36の回動中心であるシャッタカムギア軸29cが先羽根軸29a、後羽根軸29bを結んだ線よりアパーチャ29eに対して反対側になるように支持されている。先羽根駆動レバー34に配設された先羽根チャージコロ34aおよび後羽根駆動レバー35に配設された後羽根チャージコロ35aはシャッタカムギア36(シャッタカム部材)に形成されたカム面と接する。また、先羽根駆動レバー34、後羽根駆動レバー35にはそれぞれ先羽根アマチャ37、後羽根アマチャ38が配設され、MG地板32に配設された先羽根電磁石39、後羽根電磁石40に電圧を印加することで吸着される。さらに、ミラーカムギア33(ミラーカム部材)はシャッタ地板29に配設された撮影光軸と同一方向のミラーカムギア軸29dを中心に回動可能に支持されており、シャッタカムギア36と直接連結する。
これにより、撮影光軸と同一方向の出力軸を配設したモータ41の駆動力が減速ギア列42、ミラーカムギア33を介して伝達されてミラー駆動レバー31およびシャッタカムギア36を回動させる。そして、ミラー駆動レバー31およびシャッタカムギア36が回転すると、クイックリターンミラー30の往復回動とシャッタ4のシャッタチャージおよび解除動作とを行うことができる。
次に、シャッタ4の構成について図5〜図9を参照しながら詳細に説明する。図5、図7〜図9は、カメラに組み込まれた状態において、被写体側から見た略右半分だけを示した平面図である。これらの図面において、図面の見易さのためにMG地板32は省略している。また、図6は図5の状態の右側面図であり、図面の見易さのために不要な部品は省略して記載している。
図5はオーバーチャージ状態、すなわち、カメラが停止している状態を示している。また、図7は走行前待機状態、図8は先羽根走行完了状態、図9は後羽根走行完了状態を示している。
シャッタ地板29には、先羽根群および後羽根群の駆動機構を構成する各部品が取り付けられている。29eは被写体光束が通過するアパーチャであり、シャッタ地板29に形成されている。
シャッタ地板29の表面に設けられた先羽根軸29aには、先羽根駆動レバー34が回動可能に支持されている。先羽根軸29aの外周には不図示のねじりコイルバネが配置されており、このねじりコイルバネは先羽根駆動レバー34を図5中の反時計回り方向(先羽根群を走行させる方向)に付勢している。
先羽根駆動レバー34の先端部には先羽根駆動ピン34bが形成されている。先羽根駆動ピン34bはシャッタ地板29に形成された先羽根溝部29fを貫通して不図示の先羽根駆動アームと係合している。先羽根駆動アームは、リンク機構を介して先羽根群34bと連結している。先羽根群34bは複数のシャッタ羽根で構成されている。
先羽根駆動レバー34の回動によって先羽根駆動ピン34bが先羽根溝部29fに沿って移動すると、先羽根駆動アームが回動して先羽根群34cを展開させたり、重畳させたりする。この先羽根群34cの動作によって、アパーチャ29eを開き状態(被写体光束を通過させる状態)にさせたり、閉じ状態(被写体光束を概ね遮断する状態)にさせたりすることができる。ここで、先羽根駆動レバー34は、先羽根溝部29fによって回動範囲が制限されている。
図5に示すように、先羽根駆動レバー34には先羽根アマチャ支持部34dが設けられている。先羽根アマチャ支持部34dに形成された不図示の貫通孔部には、貫通孔部の内径よりも大きなフランジ部を有する。このフランジ部に先羽根アマチャ37に対して一体的に取り付けられた先羽根アマチャ軸37aが係合している。先羽根アマチャ軸37aは、先羽根アマチャ37の吸着面に対して略直交方向に延びている。
先羽根アマチャ37と先羽根アマチャ支持部34dの間であって、先羽根アマチャ軸37aの外周には、不図示の圧縮バネが配置されており、先羽根アマチャ37および先羽根アマチャ支持部34dを互いに離す方向(図5の上下方向)に付勢している。
先羽根電磁石39は、先羽根ヨーク39aと、先羽根ヨーク39aの外周に設けられた先羽根コイル39bで構成されている。先羽根コイル39bに電圧を印加すると、先羽根ヨーク39aに磁力を発生させることができ、この磁力によって先羽根アマチャ37を吸着することができる。
シャッタ地板29の表面に設けられた後羽根軸29bには、後羽根駆動レバー35が回動可能に支持されている。後羽根軸29bの外周には不図示のねじりコイルバネが配置されており、このねじりコイルバネは後羽根駆動レバー35を図5中の反時計回り方向(後羽根群を走行させる方向)に付勢している。
後羽根駆動レバー35の先端部には後羽根駆動ピン35bが形成されている。後羽根駆動ピン35bはシャッタ地板29に形成された後羽根溝部29gを貫通して不図示の後羽根駆動アームと係合している。後羽根駆動アームは、リンク機構を介して後羽根群35c(図5、図7、図8では重畳状態にある)と連結している。後羽根群35cは複数のシャッタ羽根で構成されている。
後羽根駆動レバー35の回動によって後羽根駆動ピン35bが後羽根溝部29gに沿って移動すると、後羽根駆動アームが回動して後羽根群35cを展開させたり、重畳させたりする。この後羽根群35cの動作によって、アパーチャ29eを開き状態(被写体光束を通過させる状態)にさせたり、閉じ状態(被写体光束を概ね遮断する状態)にさせたりすることができる。ここで、後羽根駆動レバー35は、後羽根溝部29gによって回動範囲が制限されている。
後羽根駆動レバー35には後羽根アマチャ支持部35dが設けられている。後羽根アマチャ支持部35dに形成された不図示の貫通孔部には、貫通孔部の内径よりも大きなフランジ部を有する。このフランジ部に後羽根アマチャ38に対して一体的に取り付けられた後羽根アマチャ軸38aが係合している。後羽根アマチャ軸38aは、後羽根アマチャ38の吸着面に対して略直交方向に延びている。
後羽根アマチャ38と後羽根アマチャ支持部35dの間であって、後羽根アマチャ軸38aの外周には、不図示の圧縮バネが配置されており、後羽根アマチャ38および後羽根アマチャ支持部35dを互いに離す方向(図5の上下方向)に付勢している。
後羽根電磁石40は、後羽根ヨーク40aと、後羽根ヨーク40aの外周に設けられた後羽根コイル40bで構成されている。後羽根コイル40bに電圧を印加すると、後羽根ヨーク40aに磁力を発生させることができ、この磁力によって後羽根アマチャ38を吸着することができる。
36はシャッタカムギアであり、シャッタ地板29に設けられたシャッタカムギア軸29cによって回動可能に支持されている。シャッタカムギア36に形成された先羽根カム部36aには先羽根第1カム面36a1と先羽根第2カム面36a2が形成されている。先羽根第2カム面36a2は先羽根第1カム面36a1とカムトップをつなぐテーパー面となっている。シャッタカムギア36が回動すると、先羽根駆動レバー34に設けられた先羽根チャージコロ34aに、まず、先羽根第1カム面36a1が当接してトレースすることで、先羽根駆動レバー34を作動角の半分以上を急激にチャージする。次に、先羽根第2カム面36a2が当接してトレースすることで、緩やかにチャージする。具体的には、シャッタカムギア36の先羽根カム部36aは、先羽根群34cの走行を完了させた状態にある(先羽根群34cを重畳状態とさせたときの)先羽根駆動レバー34を、図5中時計回り方向に回動させることによって、チャージ動作を行う。
シャッタカムギア36に形成された羽根カム部36bには後羽根第1カム面36b1と後羽根第2カム面36b2が形成されている。後羽根第2カム面36b2は後羽根第1カム面36b1とカムトップをつなぐテーパー面となっている。シャッタカムギア36が回動すると、後羽根駆動レバー35に設けられた後羽根チャージコロ35aに、まず、後羽根第1カム面36b1が当接してトレースすることで、後羽根駆動レバー35を作動角の半分以上を急激にチャージする。次に、後羽根第2カム面36b2が当接してトレースすることで、緩やかにチャージする。具体的には、シャッタカムギア36の後羽根カム部36bは、後羽根群35cの走行を完了させた状態にある(後羽根群35cを展開状態とさせたときの)後羽根駆動レバー35を、図5中時計回り方向に回動させることによって、チャージ動作を行う。
ミラー駆動レバー31は、MG地板32の軸部32aに回動可能に支持されている。軸部32aの外周には不図示のねじりコイルバネが配置されており、このねじりコイルバネはミラー駆動レバー31を時計回り方向(クイックリターンミラー30をアップさせる方向)に付勢している。
ミラーカムギア33はシャッタ地板29に設けられたミラーカムギア軸29dによって回動可能に支持されており、シャッタカムギア36と直接噛み合っている。
ミラーカムギア33に形成されたカム面33aは、ミラーカムギア33の回動に応じて、ミラー駆動レバー31に設けられた軸部31bに当接して、ミラー駆動レバー31を回動させる。具体的には、ミラーカムギア33のカム面33cは、クイックリターンミラー30がアップ状態にあるミラー駆動レバー31を、図5中反時計回り方向に回動させることによって、チャージ動作を行う。
チャージ動作はモータ41の回転力が減速ギア列42を介してミラーカムギア33とシャッタカムギア36に伝達されることで実施される。
次に、実際に撮影を行う際のシャッタ4の動作について説明する。
まず、光学ファインダー7で被写体を観察しながら撮影するモード(通常撮影モード)でのシャッタ4の動作について、図5、図7〜9を用いて説明する。
図5の状態でレリーズボタン3が全押しされると、先羽根コイル39b、後羽根コイル40bへの通電を開始するとともに、モータ41の回転によって、ミラーカムギア33は時計回りに、シャッタカムギア36は反時計回りに回転する。すると、ミラー駆動レバー31の軸部31bが、カム面33aのカムボトム(カムリフトが最も小さい部分)に落ちることによって、ミラー駆動レバー31はクイックリターンミラー30を跳ね上げる。また、シャッタカムギア36の先羽根カム部36a、後羽根カム部36bから、先羽根チャージコロ34a、後羽根チャージコロ35aが離れ、図7に示す走行前待機状態へと移行する。図7で、先羽根アマチャ37と後羽根アマチャ38が電磁的に吸着保持されているため、先羽根駆動レバー34と後羽根駆動レバー35は回転しない。
その後、レリーズボタン3が全押しされると、先羽根コイル39bの通電をオフする。先羽根コイル39bの通電がオフされることにより、先羽根駆動レバー34が反時計方向に回転し、図8の先羽根走行完了状態となる。先羽根コイル39bの通電をオフしたのち、システム制御部14によって設定されたシャッタ秒時に対応する時間間隔を設けて、後羽根コイル40bの通電をオフする。後羽根コイル40bの通電がオフされることにより、後羽根駆動レバー35が反時計方向に回転し、図9の後羽根走行完了状態となる。
撮像素子10への露光終了後、モータ41の回転によって、ミラーカムギア33は時計回りに、シャッタカムギア36は反時計回りに回転する。回転により、カム面33aが軸部31bを、カム部36a、36bが先羽根チャージコロ34a、後羽根チャージコロ35aを押す(チャージ動作と呼ぶ)ことで図9の状態から図5の状態に戻る。
次に、ライブビューモードでハイブリッドシャッタ撮影を行う際のシャッタ4の動作について、図5、図8〜図11を用いて説明する。図10はライブビュー前待機状態、図11はライブビュー状態を表している。
図5の状態でモードダイアル5によってライブビューモードが選択されると、先羽根コイル39bへの通電を開始するとともに、モータ41の回転によって、ミラーカムギア33は時計回りに、シャッタカムギア36は反時計回りに回転する。すると、図10に示すように、ミラー駆動レバー31の軸部31bが、カム面33aのカムボトムに落ちることによって、ミラー駆動レバー31はクイックリターンミラー30を跳ね上げる。また、シャッタカムギア36の先羽根カム部36aから先羽根チャージコロ34aは離れているが、後羽根チャージコロ35aは後羽根カム部36bに乗った状態に遷移する。図10の状態で先羽根コイル39bへの通電をカットすることで先羽根駆動レバー34が走行し、図11のライブビュー状態へと移る。このライブビュー状態では、後羽根チャージコロ35aは後羽根カム部36bに乗っているため、後羽根コイル40bへの通電は不要である。
ライブビュー状態では、撮像素子10に入射した被写体像が画像表示部6に表示される。
ライブビュー状態でレリーズボタン3が全押しされると、後羽根コイル40bへの通電を開始するとともに、モータ41の回転によって、ミラーカムギア33は時計回りに、シャッタカムギア36は反時計回りに回転し、図8の状態に遷移する。その後、システム制御部14によって設定されたシャッタ秒時に対応する時間間隔を設けて、撮像素子10の画素のリセット走査(以下、電子先羽根と呼ぶ)と、後羽根コイル40bの通電オフを実行することで、図9の状態に移行する。
撮像素子10への露光終了後、モータ41の回転によって、チャージ動作が行われ、図5、図10の状態を経て図11のライブビュー状態に戻る。
図12は、ミラーカムギア33およびシャッタカムギア36のカム線図であり、図13は先羽根駆動レバー34および後羽根駆動レバー35のチャージ時間とチャージ角度を示した図である。上述のシャッタ4の動きについて、図12、13を用いてカム線図とチャージスピードの視点から説明する。
図5で表されるカメラ停止位相(第1の位相)はカム線図の0°〜55°の間であり、ミラーカムギア33のカム面33a、シャッタカムギア36の先羽根カム部36a、後羽根カム部36bは全てカムトップ状態になっている。
各カムギアが55°から85°まで回転することにより、ミラーカムギア33のカム面33aは、ミラー駆動レバー31の軸部31bの回転軌跡から退避し、クイックリターンミラー30のアップ動作が行われる。また、シャッタカムギア36の先羽根カム部36aは、先羽根チャージコロ34aの回転軌跡から退避することで、先羽根駆動レバー34の解除動作が行われる。以上のようにして、カメラ停止位相から85°〜105°の間で示されるライブビュー位相(第2の位相)に遷移する。
シャッタカムギア36が105°から135°まで回転することにより、シャッタカムギア36の後羽根カム部36bは、後羽根チャージコロ35aの回転軌跡から退避することで後羽根駆動レバー35の解除動作が行われる。このようにして、ライブビュー位相から135°〜185°の間で示される撮影位相(第3の位相)に遷移する。
185°から360°までの間では、各カムは順次ボトムからトップへと遷移し、チャージ動作を行う。このとき、先羽根第1カム面36a1は240°から296°までのチャージ動作を行い、先羽根駆動レバー34の作動角の半分以上のチャージ動作を行う。そして、先羽根第2カム面36a2は296°から311°までのチャージ動作を行い、先羽根駆動レバー34のチャージが完了する。また、後羽根第1カム面36b1は281°から341°までのチャージ動作を行い、後羽根駆動レバー35の作動角の半分以上のチャージ動作を行う。最後に、後羽根第2カム面36a2が341°から360°までのチャージ動作を行い、チャージ動作が完了する。
先羽根第1カム面36a1、後羽根第1カム面36b1が、それぞれ先羽根駆動レバー34と後羽根駆動レバー35の作動角の半分以上のチャージを行うことで、先羽根第2カム面36a2および後羽根第2カム面36b2をより緩やかに設定することが可能となる。そのため、先羽根アマチャ37が先羽根電磁石39と接触する際の角速度と、後羽根アマチャ38が後羽根電磁石40と接触する際の角速度をより低く抑えることができ、シャッタ装置の耐久性をより向上させることが出来る。
本実施例では、先羽根駆動レバー34と後羽根駆動レバー35はチャージ角60°で各アマチャ37,38が各電磁石39、40と接触するよう構成されている。この際、先羽根第1カム面36a1、および後羽根第1カム面36b1による駆動レバーのチャージ角は50°以上であることが好ましい。
本実施例では、以下に述べるカム面の設定により、先羽根駆動レバー34のチャージ角57°でカム面が切り替わり、後羽根駆動レバー35のチャージ角57.5°でカム面が切り替わるようになっている。
モータ41は作動開始から加速していくため、チャージ初期段階よりチャージ終了間際の方がシャッタカムギヤ36の角速度は速くなる。そこで、先羽根第1カム面36a1のチャージ角(本実施形態では41°)より、後羽根第1カム面36b1のチャージ角(本実施形態では45°)を大きくしている。また、先羽根第2カム面36a2のチャージ角(本実施形態では15°)より後羽根第2カム面36b2のチャージ角(本実施形態では19°)を大きくしている。こうすることで、先羽根アマチャ37が先羽根電磁石39と接触する際の角速度と、後羽根アマチャ38が後羽根電磁石40と接触する際の角速度を略同一となるようにしている。
先羽根と後羽根のアマチャと電磁石が衝突する際の速度が略同一となると、耐久での先羽根と後羽根のアマチャと電磁石の傷つき具合が略同一になる。そのため、先羽根と後羽根の保持電磁石の離反時間がほぼ揃って変化するため、シャッタ精度の変化を小さくすることが出来る。
ここで、カメラ停止位相から撮影位相に直接遷移する際にモータ41に印加される電圧と、カメラ停止位相からライブビュー位相に遷移する際にモータ41に印加される電圧が同じであるとすると、ライブビュー位相は撮影位相と同程度の幅が必要となる。一方、本実施例では、カメラ停止位相から撮影位相に直接遷移する際にモータ41に印加される電圧に比べて、カメラ停止位相からライブビュー位相に遷移する際にモータ41に印加される電圧を低くしている。こうすることで、各カムギアがライブビュー位相で停止する際の各カムギアのオーバーランが小さくなっている。オーバーランが小さいため、ライブビュー位相の幅を小さくすることができる。したがって、カメラ停止位相から撮影位相までの間隔(本実施形態では55°〜135°)は、モータ41に印加する電圧の切替を行わない時に比べてより小さく設定されるので、通常撮影時のレリーズタイムラグの増加が抑えられる。このとき、モータ41に印加される電圧は、公知のPWM制御を用いて実効電圧を低くしてもよい。
また、ライブビュー位相から撮影位相に移るだけでハイブリッドシャッタ撮影を行うことが出来るため、第2の従来例のようなチャージ動作、解除動作両方を行う必要がない。よって、ライブビューからのハイブリッドシャッタ撮影に移る際のレリーズタイムラグを小さく出来る。
本発明の実施形態であるカメラの前面から見た斜視図 本発明の実施形態であるカメラの背面から見た斜視図 本発明の実施形態であるカメラの制御系の構成を示すブロック図 本発明の実施形態であるカメラのシャッタ装置とクイックリターンミラーの分解斜視図 本発明の実施形態のシャッタ装置のチャージ完了状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置のチャージ完了状態を示す右側面図 本発明の実施形態のシャッタ装置の走行前待機状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置の先羽根走行完了状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置の後羽根走行完了状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置のライブビュー前待機状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置のライブビュー状態を示す平面図 本発明の実施形態のシャッタ装置のカム線図 本発明の実施形態のシャッタ装置の駆動レバーのチャージ時間とチャージ角を示す図
1 カメラ本体
2 撮影レンズ
3 レリーズボタン
4 シャッタ
5 モードダイアル
6 画像表示部
7 光学ファインダー
29 シャッタ地板
30 クイックリターンミラー
31 ミラー駆動レバー
32 MG地板
33 ミラーカムギア
33a カム面
34 先羽根駆動レバー
34a 先羽根チャージコロ
35 後羽根駆動レバー
35a 後羽根チャージコロ
36 シャッタカムギア
36a 先羽根カム部(先羽根用カム部)
36a1 先羽根第1カム面(先羽根第1カム面)
36a2 先羽根第2カム面(先羽根第2カム面)
36b 後羽根カム部(後羽根用カム部)
36b1 後羽根第1カム面(後羽根第1カム面)
36b2 後羽根第2カム面(後羽根第2カム面)
37 先羽根アマチャ
38 後羽根アマチャ
39 先羽根電磁石
40 後羽根電磁石
41 モータ
42 減速ギア列

Claims (7)

  1. アパーチャが形成されるシャッタ地板と、
    前記アパーチャを開放または遮蔽する先羽根群と、
    前記先羽根群を駆動する先羽根駆動レバーと、
    前記先羽根駆動レバーに取り付けられる先羽根アマチャと、
    通電することで前記先羽根アマチャを吸着する先羽根電磁石と、
    前記アパーチャを開放または遮蔽する後羽根群と、
    前記後羽根群を駆動する後羽根駆動レバーと、
    前記後羽根駆動レバーに取り付けられる後羽根アマチャと、
    通電することで前記後羽根アマチャを吸着する後羽根電磁石と、
    記先羽根駆動レバーがトレースする先羽根第1カム面および先羽根第2カム面と、前記後羽根駆動レバーがトレースする後羽根第1カム面および後羽根第2カム面が形成され、回動することで前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーを回動させるシャッタカム部材とを有し、
    前記シャッタカム部材は、前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーの間であって、かつ前記シャッタカム部材の回動中心が前記先羽根駆動レバーの回動中心と前記後羽根駆動レバーの回動中心とを結ぶ線よりも前記アパーチャに対して反対側となるように、配置され、
    前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第1カム面トレースすることで前記先羽根駆動レバーは回動を開始し、前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第2カム面トレースすることで、前記先羽根アマチャが前記先羽根電磁石に吸着される位置まで前記先羽根駆動レバーを回動させ、前記先羽根第2カム面のカムリフトは前記先羽根第1カム面のカムリフトより小さく設定
    前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面トレースすることで前記後羽根駆動レバーは回動を開始し、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第2カム面トレースすることで、前記後羽根アマチャが前記後羽根電磁石に吸着される位置まで前記後羽根駆動レバーを回動させ、前記後羽根第2カム面のカムリフトは前記後羽根第1カム面のカムリフトより小さく設定することを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記シャッタカム部材が回動することで、
    前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第1カム面または前記先羽根第2カム面をトレースし、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面または前記後羽根第2カム面をトレースする状態である第1の位相と、
    前記先羽根駆動レバーが前記シャッタカム部材に当接することなく、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面または前記後羽根第2カム面をトレースする状態である第2の位相と、
    前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーが前記シャッタカム部材に当接することない第3の位相とを順にとることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記シャッタ装置は、
    クイックリターンミラーを駆動するミラー駆動レバーと、
    前記ミラー駆動レバーがトレースするカム面を有し、さらに前記シャッタカム部材と同一方向の回動する軸を備え、前記シャッタカム部材と直接連結されるミラーカム部材とを有することを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記シャッタカム部材が回動することで、
    前記先羽根駆動レバーが前記先羽根第1カム面または前記先羽根第2カム面をトレースし、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面または前記後羽根第2カム面をトレースし、前記ミラー駆動レバーが前記ミラーカム部材のカム面をトレースする状態である第1の位相と、
    前記先羽根駆動レバーが前記シャッタカム部材に当接することなく、前記後羽根駆動レバーが前記後羽根第1カム面または前記後羽根第2カム面をトレースし、前記ミラー駆動レバーが前記ミラーカム部材に当接することない状態である第2の位相と、
    前記先羽根駆動レバーおよび前記後羽根駆動レバーが前記シャッタカム部材に当接することなく、前記ミラー駆動レバーが前記ミラーカム部材に当接することない第3の位相とを順にとることを特徴とする請求項3に記載のシャッタ装置。
  5. 前記先羽根アマチャが前記先羽根電磁石に吸着される位置まで前記先羽根駆動レバーを回動させたときの角速度と、前記後羽根アマチャが前記後羽根電磁石に吸着される位置まで前記後羽根駆動レバーを回動させたときの角速度とが略同一となるように、前記第1ないし後羽根第2カム面を形成することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  6. 前記シャッタカム部材の前記先羽根第1カム面が形成される角度は前記シャッタカム部材の前記後羽根第1カム面が形成される角度よりも大きく設定するとともに、前記シャッタカム部材の前記先羽根第2カム面が形成される角度は前記シャッタカム部材の前記後羽根第2カム面が形成される角度よりも大きく設定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  7. 請求項1ないしに記載のシャッタ装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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