JPH11117450A - 天井用および壁用ボードの取付部材 - Google Patents

天井用および壁用ボードの取付部材

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JPH11117450A
JPH11117450A JP9293563A JP29356397A JPH11117450A JP H11117450 A JPH11117450 A JP H11117450A JP 9293563 A JP9293563 A JP 9293563A JP 29356397 A JP29356397 A JP 29356397A JP H11117450 A JPH11117450 A JP H11117450A
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male
ridge
board
female
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JP9293563A
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Jiro Nose
次郎 能勢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄骨建物の天井または壁用のボードの取付を
容易に、効率的にし、かつ、現場ではボード取付けによ
るボードの屑の発生がないボード取付部材を提供する。 【解決手段】 柱体に拡径頭部37を有し、底面中心に
ネジ孔38を設けた雄型部材36と、底面42の両縁に
同方向にやや上開き状の側板41を有し、底面42に拡
径頭部37の径よりも大きい径の透孔44を設け、透孔
44縁に上方の開口縁の径が拡径頭部37の径よりも小
さく、開口縁から下方に向かって複数のスリット46を
設けた支持部43を立設し、側板41の先端縁にフラン
ジ41を設け、フランジ41に他の部材に係止するため
の手段を設けてなる雌型部材39とで、天井用または壁
用ボードの取付部材を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井用および壁
用ボードを取り付けるための雌雄係合型の取付部材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造りおよび鉄骨造りの
建物の天井材の取付は、図8に示すように、梁または床
版(図示省略)の底面に取付られた吊りボルト1で断面
コの字状の鋼製の野縁受け2を吊るし、板状または針金
状の取付金物(図示省略)で野縁4を複数平行に、通常
は約30cm間隔で、取り付ける。その野縁4にネジ釘
5で天井材のボード3を下面より打ち付けて取り付けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記野縁を使用
した工法では、現場で上記の部材取付を行うので、非常
に時間がかかり、作業員1人で1日にボードを80平米
前後しか取り付けることができない。
【0004】また、ボード3を野縁4に正しい間隔で取
り付けるのに神経を使い、それを長時間上向きの姿勢で
行うので、作業効率が悪い。
【0005】更にボード3を野縁4に取り付けるに当た
ってボード3にネジ釘5を螺入する際にボードの屑が発
生し、粉塵の処理をしなければならず、また、この粉塵
は健康上好ましくない。
【0006】この発明は、野縁および胴縁を雄型部材と
雌型部材の2部材で構成し、それら雌雄いずれかの部材
を予め工場でボードに取り付け、現場では、野縁受け、
または柱に、前記ボードに取付た部材とは雌雄反対の部
材を取付け、該部材と前記ボードに取り付けた部材とを
差し込み係合するだけでよく、作業が容易でスピード化
し、現場で取付けの際には屑も発生しない天井用および
壁用ボードの取付部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、対向
する2つの係止爪縁を有する雌型部材と、前記2つの係
止爪縁の間隔を押し広げて挿入し、前記2つの係止爪縁
に係止可能な係止爪縁を有する雄型部材とで差し込み係
合型の天井用および壁用ボード取付部材を構成する。
【0008】請求項2の発明は、長手プレートを長手中
心線に沿ってほぼ直角に折り曲げて断面L字状となし、
その垂直部の先端縁部を外方向にほぼ直角または鋭角に
折り返して係止爪縁となした部材を2個一組として係合
型の天井用および壁用ボード取付部材を形成する。
【0009】請求項3の発明は、柱体の先端部に拡径頭
部を形成し、底面中心にネジ孔を有する雄型部材と,底
面の両縁に同方向に、または、やや上開き状に、側板を
有し、該底面には前記雄型部材の拡径頭部の径よりも大
きい径の1または複数の透孔を有し、それらそれぞれの
透孔縁に、上方の開口の径が前記拡径頭部の径よりも小
さい径の筒状であって、上方開口縁から下方に向かって
複数のスリットまたは切り欠きを設けて、前記筒状の部
分のスリットまたは切り欠きにより分割された部分に弾
力を持たした支持部を立設し、前記側板の先端縁にフラ
ンジを設け、該スランジに野縁受けまたは柱等他の部材
に係止するための手段を設けてなる雌型部材,とで構成
し、前記雄型部材の拡径頭部を前記雌型部材の底面の透
孔から支持部に挿入し、スリットまたは切り欠きのある
部分を押し広げて前記拡径頭部を支持部の上方開口から
突出させ、上方開口縁が縮径して拡径頭部の顎の下面に
当接し、雄型部材と雌型部材とが係合可能する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
により説明する。野縁受け2は従来用いられているもの
と同じく断面コの字状であって鋼製またはプラスチック
製のものを梁または床版(図示省略)に吊りボルト1で
吊るす。
【0011】野縁は、雄型野縁6と雌型野縁7の2部材
で構成し、雌型野縁7に雄型野縁6を差し込み係合可能
とする。
【0012】図1に示す雄型野縁6は、鋼製またはプラ
スチック製の長手の水平プレート8の一方の面の長手中
心線に直角に断面矢印型の挿入部9を設けたものであ
る。挿入部9はプレート8に対する直角の突出プレート
9aの先端に突出プレート9aに対して鋭角をなす係合
爪縁9b、9cを有する。
【0013】雄型野縁6の代わりに、図3に示すものを
用いてもよい。すなわち、図3(A)に示す雄型野縁6
aは、長手のプレートを長手中心線に平行の線でプレー
トに直角に折り曲げ、更に一方の辺9xの先端縁部を鋭
角に内方向に折り曲げて係止爪縁9yとしたものを2個
用い、それらの辺9xと9xとを背中合わせにして溶接
または接着し、他の辺9zと9zとを同一平面上に位置
させたものである。雄形野縁6aを使用する場合には、
辺9z、9zを係止爪13またはネジ釘でポード3また
は野縁受け2のフランジに係止する。
【0014】図3(B)に示す雄型野縁6bは、長手の
プレートの長手方向の両縁部を長手中心線に平行の線で
同方向に鈍角、好ましくは対称的に145度で折り曲
げ、一方の傾斜辺9xaの先端縁部を鋭角に内方向に折
り曲げて係止爪縁9yaとしたものを2個用い、係止爪
縁9yaのある傾斜辺9xa、9xaを背中合わせにし
て溶接または接着したものである。係止爪縁9yaの内
2つの傾斜辺9za、9zaは同一の平面上に位置する
ものとする。
【0015】これら雄型野縁6a、6bは、辺9z、傾
斜辺9zaをボード3または野縁受け2のフランジに固
定する。雄型野縁6a、6bと雌型野縁7との係合は、
雄型野縁6と雌型野縁7との係合については前記説明し
たのと同様である。
【0016】雄形野縁6a、6bの代わりに、図3
(C)に示すように、1枚のプレートを曲げ加工した雄
形野縁6cを用いてもよい。
【0017】そして図1に示す雌型野縁7は、鋼製また
はプラスチック製の長手のプレートの両縁部を同一面側
で対称に鋭角に折り曲げて傾斜壁10、11を形成し、
更に傾斜壁10、11の先端縁部を対称的に傾斜面に対
して鋭角に内方へ折り曲げて係合爪縁10a、11aを
形成し、係合爪縁10aと11aの先端縁との間に間隔
を設ける。12は雌型野縁の底部である。底部12には
ボードまたは野縁のフランジに取り付けるためのネジ孔
またはボルト孔(図示省略)を複数の箇所に設ける。
【0018】雄型野縁6の水平プレートには、長手中心
線に対して対称に一定の間隔に係止爪13、13を複数
の箇所に設ける。係止爪13は、L字型をなし、L字の
垂直線が水平プレート8の面に対して平行とさせたもの
で、その平行間隔に野縁受け2のフランジの先端縁が挿
入可能としている。この係合爪13は、雄型野縁6が鋼
製の場合には、プレス加工で形成するのが好ましい。1
4がプレス加工の際にできる孔である。雄型野縁6がプ
ラスチック製の場合は、係止爪13は成形時一体成形す
る。
【0019】雄型野縁6には、水平プレート8に、長手
中心線に対して対称にボルト孔15、15またはネジ孔
を複数の箇所に設ける。野縁受 2のフランジにもボル
ト孔15、15またはネジ孔に対応するボルト孔16、
16またはネジ孔を設ける。
【0020】前記係止爪13とボルト孔15またはネジ
孔は双方を設けてもよく、または、何れか一方を設けて
もよい。
【0021】雄型野縁6と雌型野縁7を用いてボード3
を次のとおり張り付け施工する。
【0022】従来と同様に梁または床版(図示省略)に
吊りボルト1で複数の野縁受け2を平行に、同じ高さに
取り付ける。次いで雄型野縁6を野縁受け2に対して直
角にして水平プレート8の面を吊るした野縁受け2の下
方のフランジの下面に当接させて水平にずらし、係止爪
13と水平プレート8の面との間隔に野縁受け2の下方
のフランジの先端縁を挿入させ、差し込み型野縁6を野
縁受け2に係止する。更にボルト孔15と16またはネ
ジ孔にボルトまたはネジ釘(図示省略)を装着して野縁
受け2と雄型野縁6との係止を強固にする。
【0023】野縁受け2と雄型野縁6との係止は、係止
爪13とボルトまたはネジ釘の双方か、または何れか一
方とする。係止爪13を用いる方法は係止作業が容易で
ある。
【0024】上記要領で、複数の雄型野縁6を順次平行
に所定の同じ間隔で係止する。野縁受け2のフランジに
予め雄型野縁6の係止位置に印をしておくのが好まし
い。
【0025】一方予め工場でボード3に複数の雌型野縁
7を、平行に、前記雄型野縁6の取付間隔と同じ間隔
で、底部12をボード3に載置し、ネジ釘またはボルト
で係止しておく。
【0026】工場で雌型野縁7を取り付けたボード3を
現場に運び、雌型野縁7を上にしてボード3を持ち上
げ、雄型野縁6の挿入部9が雌型野縁7の係止爪縁10
a、11aとの間隔を押し広げて雌型野縁7内に挿入す
る。鋼またはプラスチックの弾力により係止爪縁10a
と11aの間隔は元に戻る。係止爪縁9b、9cと係止
爪縁10aと11aとが係合してボード3が固定する。
その状態は図2に示すとおりである。
【0027】図1においては、雄型野縁6を野縁受け2
に雌型野縁7をボード3に取り付けたが、反対に、雄型
野縁6をボード3に、雌型野縁7を野縁受け2に取り付
けてもよい。この場合、雌型野縁7の底部12の外面に
係止爪13を設けるのが好ましく、雄型野縁6の水平プ
レートには係止爪13を設けない。
【0028】係合型の2部材よりなる野縁は、図2に示
す雄型野縁6と雌型野縁7の構造に限定せず、他の構造
のものを用いることができる。
【0029】図3は係合型2部材よりなる野縁の他の実
施の形態を示す。
【0030】すなわち、雄型野縁17は、長手のプレー
トの長手両縁を共に下方に折り曲げて傾斜側縁18、1
9を形成し、更に、それら傾斜側縁18、19のそれぞ
れの先端縁を傾斜側縁18、19に対して外側に鋭角に
折り返して係合爪縁20、21とし、傾斜側縁18、1
9の上端間を頂面水平部23としている。
【0031】雌型野縁23は長手のプレートの長手両縁
を共に上方に折り曲げて側縁24、25を形成し、更
に、それら側縁24、25を直角または鋭角に折り曲げ
て互いに対向する係合爪縁26、27を形成している。
【0032】雄型野縁17の頂面水平部22の複数の箇
所に複数のボルト孔28またはネジ孔および前記の係止
爪13と同じ構成の係止爪(図示省略)のいずれか、ま
たは双方を設ける。
【0033】雌型野縁23の水平の底部29の複数の箇
所にボルト孔30またはネジ孔を設ける。
【0034】この野縁は次のとおり使用する。先ずボル
ト(図示省略)で梁(図示省略)に吊るした野縁受け2
の下方フランジの下面に直交して雄型野縁17の頂面水
平部22を順次所定の間隔で当接させてボルトまたはネ
ジ釘および係止爪13のいずれかまたは双方で係止す
る。
【0035】一方、予め工場で複数の雌型野縁23を平
行に所定の間隔にボルトまたはネジ孔で取り付けたボー
ド3を、雌型野縁23を上向きにし、各雌型野縁23を
上記各雄型野縁17に対向させて押し上げると、雄型野
縁17の係合爪縁20および21の外面で雌型野縁23
の対向する係合爪縁26と27を外側へ押しつつ順次間
隔を拡げ、それに従って係合爪縁26、27が順次雌型
野縁23内に差し込まれ、係合爪縁26、27の先端が
雌型野縁23内に入ると対向する係合爪縁26、27は
弾力でその間隔を挟ばまり、係合爪縁26、27の先端
は係合爪縁26、27の下面に当接し、雄型野縁17と
雌型野縁23との係合が完了し、ボード3の張り付けも
完了する。
【0036】図4に示す野縁の使用方法において、雄型
野縁17を野縁受け2に、雌型野縁23をボードに取り
付けたが、反対に、雄型野縁17をボード3に、雌型野
縁23を野縁受け2に取り付けてもよい。この場合、雌
型野縁23の底部外面に係止爪13を設けるのが好まし
く、雄型野縁17の頂面水平部22には係止爪13を設
けない。
【0037】図5は係合型2部材よりなる野縁の他の実
施の形態を示す。
【0038】雄型野縁31と雌型野縁32とは同形状で
あって、長手プレートを長手に2つにほぼ直角に折り曲
げて断面L字状とし、L字状の垂直部33の先端部を更
にL字状の左方向へ直角または鋭角に折り返して係止爪
縁34を形成している。
【0039】野縁受け2に取り付ける雄型野縁31のL
字状の水平部35には複数の箇所にボルト孔またはネジ
孔および係止爪13のいずれかまたは双方を設け、前記
実施の形態で説明したのと同じ要領で雄型野縁31を梁
に取り付けた野縁受け2の下方のフランジに取り付け
る。
【0040】ボード3に取り付ける雌型野縁32のL字
状の水平部35には複数の箇所にボルト孔またはネジ孔
を設け、予め工場でボード3にボルトまたはネジ釘で複
数の雌型野縁32を平行に所定の間隔で取り付けてお
く。
【0041】雌型野縁32を取り付けたボード3を現場
に運び、雌型野縁32を上に向けて雄型野縁31に対向
させてボード3を持ち上げると、互いの係止縁34、3
4とが押し合って互いの垂直部33、33とが反対方向
に押され、雄型野縁31の係止爪縁34が雌型野縁32
の係止爪縁34の下に入り、双方の係止爪縁34、34
が係合し固定する。それによりボード3の取付けが完了
する。
【0042】いずれ実施の形態においても、雄型野縁お
よび雌型野縁は複数の野縁受け2にまたがる1本の長手
のものを用いる代わりに、野縁受け2に直交する直線上
において、各野縁毎にのみポイント的な野縁、または隣
接する2本または3本の野縁受け2にまたがる比較的短
い長さの野縁を用いてもよい。ポイント的な野縁の場合
には、雄型、雌型の野縁を予め工場でボード3および野
縁受け2に取り付けておくことができ、現場での作業を
簡易にすることができる。ただし、強度上は長い程好ま
しい。
【0043】図6および図7は、雄型野縁をポイント型
とした場合の係合型野縁を示す。
【0044】雄型野縁36は、鋼またはプラスチックよ
りなり、その形状は円柱状または角柱状であって、先端
部は拡径頭部37を形成し、底面中心にネジ孔38を有
する。
【0045】雌型野縁39は、長手のプレートの長手縁
に沿った両側部を同方向に長手中心線に平行に折り曲げ
て側壁40、40を形成し、それら側壁の先端部を更に
外方向に水平に折り曲げて野縁受けまたはボードに対す
る取付部41、41を形成する。側壁40と40との間
は平面部42である。
【0046】そして雌型野縁39における雄型野縁36
との係合部43は、中心に雄型野縁36を挿入しうる円
筒型または角筒型の挿入孔44を有して裾拡がり(図6
において)の支持部45を形成し、支持部45には、挿
入孔44の上方開口縁から下方中間部に至って縦に、従
って放射状に複数のスリット46または切り欠きを設け
ている。
【0047】雌型野縁39の取付部41には、野縁受け
2の下方のフランジと係合する係止爪13を設けるか、
またはネジ孔を設ける。
【0048】雌型野縁39は、雄型野縁36を複数挿入
しうる複数の係合部43を設けた長手のものでもよく、
また、1個の係合部43を設けた円形または角型のポイ
ント型のものでもよい。ポイント型のものは、工場で予
め野縁受け2に取り付けておくことができるので、現場
での作業を容易かつ短時間にすることができる。
【0049】雄型野縁36および雌型野縁39は次のよ
うに使用する。すなわち、図7に示すように、雄型野縁
36をボード3にネジ釘47で固定し、雌型野縁39を
係止爪13またはネジ釘(図示省略)で野縁受け2の下
方のフランジに固定するか、または反対に、図示してい
ないが、雄型野縁36を野縁受け2の下方のフランジの
下面にネジ釘で固定し、雌型野縁39の取付部41をボ
ード3に当接させネジ釘で固定する。ボード3に取り付
ける雌型野縁39には係止爪13を設けない。
【0050】雄型野縁36および36ポイント型の雌型
野縁39は、予め工場で上記のとおり野縁受け2のフラ
ンジおよびボード3に固定しておくことができる。
【0051】次いで、雄型野縁36を固定したボード3
を、雄型野縁36を上にして持ち上げ、雄型野縁36の
拡径頭部37を雌型野縁39の係合部43に対向させて
押し上げると、拡径頭部37は挿入孔44の縁部を押す
と、その縁部にはスリット46が設けられているので縁
部が曲がって挿入孔44が拡大して拡径頭部37が挿入
孔44を通過し、スリット46が設けられた縁部は弾力
で元に戻り拡径頭部37の下方に入り、拡径頭部37が
抜け止めとなる。
【0052】図2および図3に示すように、雄型野縁と
雌型野縁とを係合させた場合には、雄型野縁の先端と雌
型野縁の底面との間、および、雌型野縁の先端と雄型野
縁の水平プレート8との間または頂面水平部22の高さ
との間に間隔があって、ボード3が上方に押されると、
雌型野縁が上下に動き、従って、ボード3も上下に動
く。この雌型野縁およびボードが上下に動くのを防止す
るために、雌型野縁の両端内部で、雄型野縁の先端と雌
型野縁の底面の間に、プラスチック、木、ゴム等のピー
ス48を嵌挿するのが好ましい。
【0053】前記いずれの実施の形態の雄型および雌型
の野縁も、そのままの構成で、壁用ボードを取り付ける
ための胴縁として使用することができる。すなわち、雄
型胴縁および雌型胴縁のいずれか一方を鉄骨柱に固定
し、他方を壁用ぼードに固定し、雄型胴縁を雌型胴縁に
差し込み係合させて、壁用ボードを固定することができ
る。
【0054】
【発明の効果】この発明に係る野縁および胴縁は、雄型
および雌型の2部材に分割されていて、少なくとも一方
を予め工場でボードに取り付けておき、現場では野縁受
けまたは鉄骨柱に取り付けた一方の部材とボードに取り
付けた他方の部材とを差し込み係合させるだけでボード
の取付けが完了するので、現場での作業が容易であり、
作業速度も速くなる。特に天井用ボードの取付けは、従
来の工法に比べて作業スピードが少なくとも5倍速くな
り、無理な姿勢で長く作業する必要がなく、作業が楽に
なる。従って、労働コストも非常に安くなる。また、従
来のような現場でのボードの孔あけによる屑の発生もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る係合型野縁の部材取付説明図で
ある。
【図2】部材取付状態の説明図である。
【図3】雄型部材の説明図である。
【図4】他の実施の形態の係合型の野縁を使用した部材
取付状態の説明図である。
【図5】他の実施の形態の係合型野縁を使用した部材取
付状態の説明図である。
【図6】ポイント型の雄型野縁のための雌型野縁の平面
図である。
【図7】ポイント型の雄型野縁と雌型野縁を使用した部
材取付状態の説明図である。
【図8】従来の工法の部材取付説明図である。
【符号の説明】
1 吊りボルト 2 野縁受け 3 ボード 4 野縁 5 ネジ釘 6 差し込み型野縁 7 受け型野縁 8 水平プレート 9 挿入部 9a 突出プレート 9b 係合爪縁 9c 係合爪縁 10 傾斜壁 10a 係合爪縁 11 傾斜壁 11a 係合爪縁 12 底部 13 係止爪 14 孔 15 ボルト孔 16 ボルト孔 36 雄型野縁 37 拡径頭部 39 雌型野縁 43 係合部 44 挿入孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項3の発明は、柱体の先端部に拡径頭
部を形成し、底面中心にネジ孔を有する雄型部材と,底
面の両端に同方向に、または、やや上開き状に、側板を
有し、該底面には前記雄型部材の拡径頭部の径よりも大
きい径の1または複数の透孔を有し、それらそれぞれの
透孔縁に、上方の開口の径が前記拡径頭部の径よりも小
さい径の筒状であって、上方開口縁から下方に向かって
複数のスリットまたは切り欠きを設けて、前記筒状の部
分のスリットまたは切り欠きにより分割された部分に弾
力を持たした支持部を立設し、前記側板の先端縁にフラ
ンジを設け、該フランジに野縁受けまたは柱等他の部材
に係止するための手段を設けてなる雌型部材,とで構成
し、前記雄型部材の拡径頭部を前記雌型部材の底面の透
孔から支持部に挿入し、スリットまたは切り欠きのある
部分を押し広げて前記拡径頭部を支持部の上方開口から
突出させ、上方開口縁が縮径して拡径頭部の顎の下面に
当接し、雄型部材と雌型部材とが係合可能とする

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2つの係止爪縁を有する雌型部
    材と、前記2つの係止爪縁の間隔を押し広げて挿入し、
    前記2つの係止爪縁に係止可能な2つの係止爪縁を有す
    る雄型部材とよりなる差し込み係合型の天井用および壁
    用ボードの取付部材。
  2. 【請求項2】 長手プレートを長手中心線に沿ってほぼ
    直角に折り曲げて断面L字状となし、その垂直部の先端
    縁部を外方向にほぼ直角または鋭角に折り返して係止爪
    縁となした部材を2個一組としてなる係合型の天井用お
    よび壁用ボードの取付部材。
  3. 【請求項3】 柱体の先端部に拡径頭部を形成し、底面
    中心にネジ孔を有する雄型部材と,底面の両縁に同方向
    に、または、やや上開き状に、側板を有し、該底面には
    前記雄型部材の拡径頭部の径よりも大きい径の1または
    複数の透孔を有し、それらそれぞれの透孔縁に、上方の
    開口の径が前記拡径頭部の径よりも小さい径の筒状であ
    って、上方開口縁から下方に向かって複数のスリットま
    たは切り欠きを設けて、前記筒状の部分のスリットまた
    は切り欠きにより分割された部分に弾力を持たした支持
    部を立設し、前記側板の先端縁にフランジを設け、該ス
    ランジに野縁受けまたは柱等他の部材に係止するための
    手段を設けてなる雌型部材,とよりなり、前記雄型部材
    の拡径頭部を前記雌型部材の底面の透孔から支持部に挿
    入し、スリットまたは切り欠きのある部分を押し広げて
    前記拡径頭部を支持部の上方開口から突出させ、上方開
    口縁が縮径して拡径頭部の顎の下面に当接し、雄型部材
    と雌型部材とが係合可能とした天井用および壁用ボード
    の取付部材。
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