JPH1111716A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JPH1111716A
JPH1111716A JP9169023A JP16902397A JPH1111716A JP H1111716 A JPH1111716 A JP H1111716A JP 9169023 A JP9169023 A JP 9169023A JP 16902397 A JP16902397 A JP 16902397A JP H1111716 A JPH1111716 A JP H1111716A
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JP
Japan
Prior art keywords
medium
carrier
cassette
unit
processing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP9169023A
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English (en)
Inventor
Masato Aoki
正人 青木
Shigeru Takeda
茂 武田
Takumi Hashigami
卓己 橋上
Isao Kitahata
功 北畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理部から遠い位置にあるカセットから繰り
出される媒体をも確実に処理部に搬送することを可能と
し、媒体ジャムの発生を防止する。 【解決手段】 キャリア17をキャリア移動機構18に
より目的のカセット15に移動させ、キャリア17に設
けられた繰り出しローラーにより媒体を繰り出して受渡
しローラー間に保持した後、キャリア17をキャリア移
動機構18により媒体受渡し位置に移動させて位置決め
し、前記受渡しローラーにより媒体を処理部4の引取部
13に受け渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等で用い
られる媒体処理装置に関するもので、特に、カセットか
ら繰り出した媒体を処理部に搬送し、媒体に所定の処理
を施して発行する機能を有する媒体処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の媒体処理装置として、特
公平4−44587号公報に記載された通帳記帳装置が
ある。この通帳記帳装置は、通帳や証書等の媒体を収納
する複数のカセットが設けられたカセットユニット、各
カセットに対応して設けられた繰り出し機構、カセット
の列に沿って設けられた搬送するコンベア機構、このコ
ンベア機構から処理ユニットに至るように配置された搬
送ユニット、印字部や磁気記録部及び改頁部等を備えた
処理ユニット、及び情報入力用のキーボード、表示部等
を備え、オペレータや顧客がキーボードで入力した情報
に基づいて繰り出し機構によりカセットから媒体を繰り
出して、繰り出した媒体をコンベア機構、及び搬送ユニ
ットにより処理ユニットに搬送し、この処理ユニットで
必要に応じて媒体の頁めくりを行い、媒体に取引内容の
印字や磁気記録を行った後、装置外に排出して発行する
ものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では以下の問題がある。すなわち、従来の
装置においては、各カセットに共通してコンベア機構が
設けられているため、搬送ユニットの反対側のカセット
ユニットの端部に設けられているカセットから繰り出さ
れる媒体は長い経路をコンベア機構で送られることにな
り、しかもこのコンベア機構側で各カセットに対応して
設けられる繰り出し機構は繰り出し位置と退避位置との
間で移動自在に配置されているため、この繰り出し機構
の存在により媒体はコンベア機構で送られる途中でジャ
ムを発生し易いという問題がある。
【0004】また、各カセット毎に繰り出し機構を設け
ることから、構成が複雑となり、しかも各々の繰り出し
機構を繰り出し位置と退避位置との間で移動させる制御
を行わなければならないので、制御も煩雑になるという
問題もあった。従って、本発明は、媒体のジャムの発生
を抑えることができると共に、媒体の繰り出し、搬送の
際の制御が容易な媒体処理装置を実現することを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、カ
セットから繰り出した媒体に処理部で所定の処理を施し
て発行する発行機能を有する媒体処理装置において、発
行すべき媒体を収納した複数のカセットを、装置前面と
後面のいずれか一方からすべて個別に引き出すことがで
きるように各列複数段に複数列配置し、該カセットの媒
体繰り出し口側には、少なくとも媒体繰り出し搬送手段
を持つキャリアと、該キャリアを各カセットの媒体繰り
出し位置及び該カセットから繰り出した媒体を前記処理
部へ受け渡す位置へ移動して位置決めするキャリア駆動
機構を備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る媒体処理装置の実施の形態について説明する。図1は
本発明の実施の形態の概略的な内部構成を示す側面図、
図2は同正面図である。
【0007】図において1は装置の筐体、2はこの筐体
1の前面側上面に設けられた表示部で、この表示部2は
非使用時は筐体1上面沿って倒し、使用時に好みの角度
に引き起こすことができるようになっており、この表示
部2によるガイダンス誘導に応じて図示しないキーによ
り各種の取引内容を入力するものとなっている。3は筐
体1の前面上部に設けられた挿入排出口である。
【0008】4は筐体内1の上部に設けられた処理部
で、この処理部4には、媒体を挟持して搬送するローラ
ー等から成る搬送路5が挿入排出口3から後面方向に延
在するように設けられ、この搬送路4に沿って磁気記録
読み取り部6、光学読み取り部7、印字部8、及び改頁
部9が順に設けられている。従って、挿入排出口3から
媒体が頁が開かれた状態で挿入されると、磁気記録読み
取り部6が媒体に貼付されている磁気ストライプに対し
て磁気ヘッドにより口座番号や残高等の内容の読み取り
を行い、続いて光学読み取り部7により媒体の頁や印字
済行等が発光素子及び受光素子により読み取られ、未印
字の最初の行から印字部8が媒体に取引内容を印字す
る。
【0009】改頁部9は媒体が通帳のような冊子状のも
のである場合、必要に応じて表紙や中紙を捲るものであ
る。例えば、印字部8で印字された媒体が通帳であっ
て、その開かれた頁に取引内容をすべて印字できず、繰
越の取引内容がある場合等に、この通帳を改頁部9に搬
送して中紙を捲るものである。
【0010】改頁された通帳は光学読み取り部7に送り
戻され、印字可能頁及び印字開始行等が読み取られた
後、印字部8で残りの取引内容が印字され、磁気記録読
み取り部6で磁気ヘッドにより磁気ストライプに残高等
の内容が書き込まれ、挿入排出口3から排出される。ま
た、この他、処理部4には、改頁部9の後方において搬
送路5から分岐する形で取り込み部10と一時保留部1
1とが設けられ、更に搬送路5の後端には反転部12
と,引取部13が設けられている。
【0011】ここで、取り込み部10は、顧客の取り忘
れや発行不可となった媒体を取り込んで保管する部位で
ある。一時保留部11は、例えば、挿入排出口3から挿
入された媒体としての通帳に未印字欄がなくなった場
合、その通帳を一時的に保留する部位で、この一時保留
部11に保留された通帳は、新しい通帳の発行処理を行
って、その新しい通帳を挿入排出口3から挿入から排出
した後、磁気記録読み取り部6に送られ、所定の内容を
磁気記録してから排出される。
【0012】また、反転部12は、媒体が複数の磁気ス
トライプを貼付した多科目の通帳の場合、必要に応じて
この通帳を水平状態のまま前後を反転するもので、これ
によりいずれの方向の磁気ストライプであっても、読み
取り及び記録を可能にすると共に、印字の方向も揃えら
れるものである。引取部13は後述するキャリアから媒
体を引き取って反転部12に搬送する経路であり、この
引取部13の媒体引取位置は、処理部4の前後方向のほ
ぼ中央に設定されている。
【0013】また、印字部8から改頁部9を経た媒体の
取り込み部10,一時保留部11,及び反転部12に対
する搬送方向の切り替えは、搬送路5と取り込み部10
及び一時保留部11との分岐部に設けられている図示し
ないブレードの回動により行われ、引取部13から反転
部12への媒体の搬送と、反転部12から改頁部9への
媒体の搬送方向の切り替えも図示しないブレードの回動
により行われる。
【0014】14は筐体内1の下部に設けられたホッパ
部で、このホッパ部14は、未印字の通帳や証書等の媒
体を収納した複数のカセット15を左右2列に分けて6
段に整列配置したカセットユニット16と、これらのカ
セットから媒体を繰り出して処理部4に搬送するキャリ
ア17と、このキャリア17を移動させるキャリア移動
機構18により構成されている。
【0015】ここで、カセットユニット16は筐体1の
前面側に配置され、この筐体の前面下部に設けた図示し
ない扉を特定のオペレータが鍵やIDカード等により解
錠して開き、図示しないユニットストッパを外すこと
で、カセットユニット16を図示しない出入ガイドに沿
って筐体1から引き出したり、押し込んだりすることが
できるようになっており、各カセット15も同様にカセ
ットユニット16から引き出したり、押し込んだりする
ことができるようになっている。
【0016】また、キャリア17はカセット15の後端
つまり処理部4の前後方向におけるの前後方向のほぼ中
央に配置され、後部側がキャリア移動機構18に結合し
ている。19は制御部で、筐体1内の後面側下部に配置
されており、図示しないインタフェースを介して図示し
ない上位装置に接続されている。
【0017】この制御部19はCPUやメモリ等を備
え、オペレータや顧客により入力される情報あるいは上
位装置から入力される情報に基づいて処理部4の各部及
びキャリア17やキャリア移動機構18を制御するもの
となっている。図3はキャリア17の構成を示す側面
図、図4は同正面図である。このキャリア17は、後面
及び両側面からなる支持体20を有し、両側面間の上部
に一対の受渡しガイド21a,21bが前後方法に一定
の間隔をもって対向配置され、この受渡しガイド21
a,21bに沿って複数対の受渡しローラー22a,2
2b、及び23a,23bが媒体を挟持して搬送できる
ように配置されている。
【0018】この受渡しローラー22a,22b、及び
23a,23bは支持体20の両側面間に軸支され、受
渡しローラー22a,及び23aの回転軸24、及び2
5が支持体20に固定されたローラー駆動モーター(第
1の駆動源)26の動力を歯車列27aを介して受ける
ことにより、受渡しローラー22a,及び23aが回転
するものとなっている。
【0019】また、支持体20の両側面間の下部には、
回転軸28に固定されたコの字形のローラーブラケット
(第1のブラケット)26が揺動自在に設けられ、この
ローラーブラケット26に軸支された繰り出しローラー
30は、受渡しローラー22aの回転軸24から歯車列
27bを介して伝達される動力により回転するものとな
っており、これら21a,21b〜30の構成要素は媒
体繰り出し搬送手段を構成している。
【0020】一方、回転軸28にはブラケット駆動モー
ター(第2の駆動源)31の動力がギア32a、32b
を介して伝達され、これによりローラーブラケット29
は揺動するものとなっている。この回転軸28にはリン
クブラケット(第2のブラケット)33が固定されてい
て、ローラーブラケット29と共に揺動するものとなっ
ており、このリンクブラケット33にはピン34がが設
けられていて、このピン34はリンク部材35の上部に
設けられた第1の長穴36に係合している。
【0021】このリンク部材34は、下端が支軸37に
より支持体20の一側面に回転自在に取り付けられ、こ
の支軸37の上方に位置するようにリンク部材34に第
2の長穴38が設けられていて、この第2の長穴38は
ロックシャフト39の一端に設けられたピン40と係合
し、更にロックシャフト39の他端は支持体20の一側
面に設けられた案内板41の穴に遊嵌している。
【0022】42は支持体20の後面上部に設けられた
連結片、43aと43bは支持体20の両側面の設けら
れたX軸ガイド穴である。尚、図3において44はカセ
ット15の後端にある媒体繰り出し口に設けられた分離
ゲートで、この分離ゲート44はキャリア17の繰り出
しローラ30によってカセット15から繰り出される媒
体Pを1枚(冊)だけ通過させるものであり、カセット
15内の媒体Pは図示しない付勢手段により付勢された
押圧板等によってキャリア17側に押圧されている。
【0023】また、45はカセット15に設けられたス
トッパブラケットで、このストッパブラケットに設けら
れた穴にキャリア17のロックシャフト39が嵌合する
ことにより、カセット15に対してキャリア17が位置
固定される。図5はキャリア移動機構18の構成を示す
斜視図である。キャリア移動機構18は、後面及び両側
面から成るキャリアベース46を有しており、両側面間
に2本のX軸ガイド47a,47bが平行に渡され、こ
のX軸ガイド47a,47bがキャリア17の支持体2
0に設けられたX軸ガイド穴43a,43bを貫通する
ことにより、キャリア17はX軸方向に移動自在に支持
されている。
【0024】また、キャリアベース46の後面外側には
X軸モーター48が固定され、このX軸モーター48に
より駆動される歯付きベルト49がX軸ガイド47aの
ほぼ全長にわたるように歯付きプーリ間に張設されてお
り、この歯付きベルト49にキャリア17の支持体20
に設けられた連結片42が取り付けられていて、X軸モ
ーター48により歯付きベルト49が駆動されると、キ
ャリア17はX軸ガイド47a,47bに沿ってX軸方
向に移動するものとなっている。
【0025】つまり、47a,47b〜49の構成要素
はキャリア17のX軸方向移動手段を構成し、ここでX
軸方向は図2におけるカセット配置の列方向である。一
方、キャリアベース46の後方にはY軸ガイド50a,
50bが垂直に立てられ、このY軸ガイド50a,50
bにキャリアベース46がY軸方向に移動自在に支持さ
れている。
【0026】そして、筐体1の底面等に固定されたY軸
モーター51によって駆動される歯付きベルト52a,
52bがY軸ガイド50a,50bのほぼ全長にわたる
ように歯付きプーリ間に張設されており、この歯付きベ
ルト52a,52bにキャリアベース46が取り付けら
れていて、Y軸モーター51により歯付きベルト52
a,52bが駆動されると、キャリア17はキャリアベ
ース46と共にY軸ガイド50a,50bに沿ってY軸
方向に移動するものとなっている。
【0027】つまり、50a,50b〜52a,52b
の構成要素はキャリア17のX軸方向移動手段を構成
し、ここでY軸方向は図2におけるカセット配置の段方
向である。この構成において、図2に示したようにカセ
ット15がA1〜A6、B1〜B6のように2列に並ん
でいる状態で、キャリア17がカセットA1から媒体P
を繰り出す位置にあるとき、キャリア17の受渡しガイ
ド21a,21bの上端が図1に示した処理部4の引取
部13の下端に対向して、キャリア17から処理部4に
媒体Pの受渡しができるように位置を設定し、この位置
を受渡し位置としている。
【0028】また、キャリア17がカセットA2の位置
にあって、このときキャリア17の上端がカセットA2
の上端と同じ高さにある位置をキャリア17ホームポジ
ションとし、このホームポジションに待機していると
き、キャリア14のローラーブラケット29とリンクブ
ラケット33は図3に示したように重なりあっている。
次に上述した構成の作用について説明する。
【0029】尚、ここでは主として媒体Pの発行動作に
ついて述べる。まず、挿入排出口3から挿入された媒体
Pの処理において未印字欄がなくなった場合、または上
位装置からの指示、あるいは顧客やオペレータからの入
力情報に基づいて媒体Pを発行する場合、制御部19は
媒体Pの種類を判断して、X軸モーター48とY軸モー
ター51の一方または両方を駆動し、キャリア17を目
的のカセット15に媒体繰り出し位置に移動させる。
【0030】例えば、いまキャリア17をホームポジシ
ョンからB6のカセット15の媒体繰り出し位置に移動
する場合、X軸モーター48とY軸モーター51を同時
に駆動すると、キャリア17は、図2において斜めに右
下方に移動し、最短時間でB6のカセット15の媒体繰
り出し位置に位置付けることができる。この移動中、キ
ャリア14のローラーブラケット29とリンクブラケッ
ト33は図3に示したように重なりあった状態に保たれ
ており、このときロックシャフト40はローラーブラケ
ット29側に引き込まれた状態にあるので、キャリア1
4の移動は支障なく行われる。
【0031】キャリア17が目的のカセット15に媒体
繰り出し位置に位置付けられると、制御部19により、
まず、ブラケット駆動モーター31が駆動され、これに
よりローラーブラケット29が回転軸28を中心にカセ
ット15側に回動して、このローラーブラケット29に
軸支されている繰り出しローラー30がカセット15の
後端の媒体Pに当接する。
【0032】また、ローラーブラケット29の回動と同
時に、リンクブラケット33も一体に回動する。このリ
ンクブラケット33の回動により、ピン34を介してリ
ンク35が押されるため、リンク36は下部の支点37
を中心にカセット側に回動し、このリンク36の回動に
よりピンを介してロックシャフト40がカセット側に押
されて、ロックシャフト40の先部はストッパブラケッ
ト45の穴に嵌合する。
【0033】これによりカセット15に対してキャリア
17の位置が固定されると、制御部19によりローラー
駆動モーター26が駆動され、このローラー駆動モータ
ー26の回転は歯車列27aを介して回転軸24,25
にそれぞれ伝達されるため、この両回転軸24,25と
一体に受渡しローラー22a,23aが回転する。ま
た、同時に回転軸24の回転が歯車列27bを介して繰
り出しローラー30の軸に伝達されて、繰り出しローラ
ー30が回転し、これによりカセット15から媒体Pが
繰り出される。
【0034】図6はキャリア17の媒体繰り出し動作を
示す側面図で、同図(a)に示したたように、繰り出し
ローラー30の回転によってカセット15から繰り出さ
れた媒体Pの先端は受渡しガイド21a,21b間に送
られ、この受渡しガイド21a,21bにより受渡しロ
ーラー22a,22b間に案内される。そして、媒体P
の後端が繰り出しローラー30に達し、図6(b)に示
したように媒体Pの先端が受渡しローラー22a,22
b間に挟持されると、制御部1はローラー駆動モーター
26の駆動を一旦停止して、受渡しローラー22a,2
3a及び繰り出しローラーの回転を停めると共に、ブラ
ケット駆動モーター31を前記と逆の方向に駆動して、
ローラーブラケット29とリンクブラケット33を元の
位置に戻す。
【0035】このとき、ロックシャフト40の先部はス
トッパブラケット45の穴から抜けて、キャリア17の
固定が解除される。その後、制御部19はローラー駆動
モーター26の再度駆動する。これにより媒体Pは受渡
しローラー22aの回転によりもう一対の受渡しローラ
ー23a,23b間に向かって搬送され、そして媒体P
の先端が受渡しローラー23a,23bに挟持されて、
媒体P全体が受渡しガイド21a,21b間に入ると、
制御部19はローラー駆動モーター26の駆動を停止
し、X軸モーター48とY軸モーター51の一方または
両方を駆動し、キャリア17をA1のカセット15から
媒体Pを繰り出す位置、つまり処理部4への媒体Pの受
渡し位置に移動させる。
【0036】この間、媒体Pは受渡しローラー22a,
22b及び23a,23bによって保持され、そしてキ
ャリア17が処理部4への媒体Pの受渡し位置に位置決
めされると、制御部19はローラー駆動モーター26を
駆動する。これにより受渡しローラー22a,23aが
回転して、媒体Pは処理部4の引取部13に送られ、引
取部13に引き取られる。
【0037】媒体Pが引取部13に引き取られると、制
御部19はローラー駆動モーター26の駆動を停止し、
そして、キャリア17をホームポジションに移動させる
が、続けて媒体Pの発行を行う場合は、前記の媒体Pの
受渡し位置から目的のカセット15に移動させ、前記と
同様の動作で次の媒体Pの繰り出し、保持、キャリア1
7の媒体Pの受渡し位置への移動を繰り返す。
【0038】尚、媒体Pの受渡し位置やホームポジショ
ンへの位置に対するキャリア17の位置決めに際して
は、センサーを設けて行うようにすると、位置決め制度
を向上させることができる。一方、引取部13に引き取
られた媒体Pは反転部12に一旦送られた後、読み取り
部7に送られ、更に、印字部8に送られて表紙の印字が
行われる。
【0039】その後、必要に応じて改頁部9での改頁や
反転部12での反転、印字部8での取引内容の印字等が
行われ、最後に磁気記録読み取り部6の磁気ヘッドで磁
気ストライプに磁気記録を行った後、挿入排出口3から
排出されてオペレータや顧客に発行される。尚、上述し
た実施の形態では、カセット15を2列6段に配置した
例を図示して説明したが、カセット15の列数、段数は
任意の数でよい。
【0040】また、上述した実施の形態では、カセット
ユニット16及び各カセット15を装置の筐体1の前面
側から引き出せるものとしたが、カセットユニット16
と各カセット15及びキャリア駆動機構17をキャリア
17の媒体受渡し位置を軸として前後に180°反転さ
せて配置することにより、各カセット15を装置後面側
から引き出すようにすることも可能である。
【0041】また、上述した実施の形態では、キャリア
17を目的とするカセット15に移動させる際、及び媒
体受渡し位置に移動させる際、キャリア17をX軸方向
及びY軸方向に同時に移動して、最短時間で移動を行う
ものとしたが、X軸方向及びY軸方向のいづれか一方づ
つ移動するようにすれば、移動に要する動力つまり電力
は少なくて済み、制御も容易となる。
【0042】更に、上述した上述した実施の形態では、
キャリア移動機構17のX軸モーター48及びY軸モー
ター51の動力伝達手段として歯付きベルト49、及び
52a,52bを用いたが、この歯付きベルト49、及
び52a,52bに代えてそれぞれスクリューシャフト
を用い、このスクリューシャフトに螺合ナット等をキャ
リア17及びキャリアベースに設けて移動させるように
すれば、より精度の高い位置決めが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャリア
により媒体をカセットから繰り出し、その繰り出した媒
体をキャリア内に保持しつつ、キャリアをX軸方向、Y
軸方向に移動させて処理部に搬送するため、処理部から
遠い位置にあるカセットから繰り出される媒体をも確実
に処理部に搬送することが可能となり、媒体ジャムの発
生を防止できるという効果が得られ、これによりジャム
の処理の多大な労力を費やすことがなくなる。
【0044】また、カセット内から媒体を繰り出す手段
がキャリアに設けられているため、構成が簡単になり、
制御も容易になるという効果が得られ、保守も容易に行
えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図3】実施の形態におけるキャリアの構成を示す側面
図である。
【図4】実施の形態におけるキャリアの構成を示す正面
図である。
【図5】実施の形態におけるキャリア移動機構の構成を
示す正面図である。
【図6】キャリアの媒体繰り出し動作を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
3 挿入排出口 4 処理部 5 搬送路 6 磁気記録読み取り部6 7 光学読み取り部 8 印字部 9 改頁部 10 取り込み部 11 一時保留部 12 反転部 13 引取部 14 ホッパ部 15 カセット 16 カセットユニット 17 キャリア 18 キャリア移動機構 19 制御部 21a,21b 受渡しガイド 22a,22b 受渡しローラー 23a,23b 受渡しローラー 26 ローラーブラケット 30 繰り出しローラー 35 リンクブラケット 40 ロックシャフト 46 キャリアベース 48 X軸モーター 51 Y軸モーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、支持体20の両側面間の下部には、
回転軸28に固定されたコの字形のローラーブラケット
(第1のブラケット)2が揺動自在に設けられ、この
ローラーブラケット2に軸支された繰り出しローラー
30は、受渡しローラー22aの回転軸24から歯車列
27bを介して伝達される動力により回転するものとな
っており、これら21a,21b〜30の構成要素は媒
体繰り出し搬送手段を構成している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】一方、回転軸28にはブラケット駆動モー
ター(第2の駆動源)31の動力がギア32a、32b
を介して伝達され、これによりローラーブラケット29
は揺動するものとなっている。この回転軸28にはリン
クブラケット(第2のブラケット)33が固定されてい
て、ローラーブラケット29と共に揺動するものとなっ
ており、このリンクブラケット33にはピン34が設け
られていて、このピン34はリンク部材35の上部に設
けられた第1の長穴36に係合している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このリンク部材35は、下端が支軸37に
より支持体20の一側面に回転自在に取り付けられ、こ
の支軸37の上方に位置するようにリンク部材34に第
2の長穴38が設けられていて、この第2の長穴38は
ロックシャフト39の一端に設けられたピン40と係合
し、更にロックシャフト39の他端は支持体20の一側
面に設けられた案内板41の穴に遊嵌している。つま
り、50a,50b〜52a,52bの構成要素はキャ
リア17の軸方向移動手段を構成し、ここでY軸方向
は図2におけるカセット配置の段方向である。この構成
において、図2に示したようにカセット15がA1〜A
6、B1〜B6のように2列に並んでいる状態で、キャ
リア17がカセットA1から媒体Pを繰り出す位置にあ
るとき、キャリア17の受渡しガイド21a,21bの
上端が図1に示した処理部4の引取部13の下端に対向
して、キャリア17から処理部4に媒体Pの受渡しがで
きるように位置を設定し、この位置を受渡し位置として
いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また、キャリア17がカセットA2の位置
にあって、このときキャリア17の上端がカセットA2
の上端と同じ高さにある位置をキャリア17ホームポジ
ションとし、このホームポジションに待機していると
き、キャリア1のローラーブラケット29とリンクブ
ラケット33は図3に示したように重なりあっている。
次に上述した構成の作用について説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】尚、ここでは主として媒体Pの発行動作に
ついて述べる。まず、挿入排出口3から挿入された媒体
Pの処理において未印字欄がなくなった場合、または上
位装置からの指示、あるいは顧客やオペレータからの入
力情報に基づいて媒体Pを発行する場合、制御部19は
媒体Pの種類を判断して、X軸モーター48とY軸モー
ター51の一方または両方を駆動し、キャリア17を目
的のカセット15媒体繰り出し位置に移動させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】例えば、いまキャリア17をホームポジシ
ョンからB6のカセット15の媒体繰り出し位置に移動
する場合、X軸モーター48とY軸モーター51を同時
に駆動すると、キャリア17は、図2において斜めに右
下方に移動し、最短時間でB6のカセット15の媒体繰
り出し位置に位置付けることができる。この移動中、キ
ャリア1のローラーブラケット29とリンクブラケッ
ト33は図3に示したように重なりあった状態に保たれ
ており、このときロックシャフト39はローラーブラケ
ット29側に引き込まれた状態にあるので、キャリア1
の移動は支障なく行われる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】キャリア17が目的のカセット15媒体
繰り出し位置に位置付けられると、制御部19により、
まず、ブラケット駆動モーター31が駆動され、これに
よりローラーブラケット29が回転軸28を中心にカセ
ット15側に回動して、このローラーブラケット29に
軸支されている繰り出しローラー30がカセット15の
後端の媒体Pに当接する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、ローラーブラケット29の回動と同
時に、リンクブラケット33も一体に回動する。このリ
ンクブラケット33の回動により、ピン34を介してリ
ンク35が押されるため、リンク36は下部の支点37
を中心にカセット15側に回動し、このリンク36の回
動によりピン40を介してロックシャフト39がカセッ
15側に押されて、ロックシャフト39の先部はスト
ッパブラケット45の穴に嵌合する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】図6はキャリア17の媒体繰り出し動作を
示す側面図で、同図(a)に示したたように、繰り出し
ローラー30の回転によってカセット15から繰り出さ
れた媒体Pの先端は受渡しガイド21a,21b間に送
られ、この受渡しガイド21a,21bにより受渡しロ
ーラー22a,22b間に案内される。そして、媒体P
の後端が繰り出しローラー30に達し、図6(b)に示
したように媒体Pの先端が受渡しローラー22a,22
b間に挟持されると、制御部1はローラー駆動モータ
ー26の駆動を一旦停止して、受渡しローラー22a,
23a及び繰り出しローラー30の回転を停めると共
に、ブラケット駆動モーター31を前記と逆の方向に駆
動して、ローラーブラケット29とリンクブラケット3
3を元の位置に戻す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】このとき、ロックシャフト39の先部はス
トッパブラケット45の穴から抜けて、キャリア17の
固定が解除される。その後、制御部19はローラー駆動
モーター26再度駆動する。これにより媒体Pは受渡
しローラー22aの回転によりもう一対の受渡しローラ
ー23a,23b間に向かって搬送され、そして媒体P
の先端が受渡しローラー23a,23bに挟持されて、
媒体P全体が受渡しガイド21a,21b間に入ると、
制御部19はローラー駆動モーター26の駆動を停止
し、X軸モーター48とY軸モーター51の一方または
両方を駆動し、キャリア17をA1のカセット15から
媒体Pを繰り出す位置、つまり処理部4への媒体Pの受
渡し位置に移動させる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、上述した実施の形態では、カセット
ユニット16及び各カセット15を装置の筐体1の前面
側から引き出せるものとしたが、カセットユニット16
と各カセット15及びキャリア駆動機構1をキャリア
17の媒体受渡し位置を軸として前後に180°反転さ
せて配置することにより、各カセット15を装置後面側
から引き出すようにすることも可能である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】更に、上述した上述した実施の形態では、
キャリア移動機構1のX軸モーター48及びY軸モー
ター51の動力伝達手段として歯付きベルト49、及び
52a,52bを用いたが、この歯付きベルト49、及
び52a,52bに代えてそれぞれスクリューシャフト
を用い、このスクリューシャフトに螺合するナット等を
キャリア17及びキャリアベースに設けて移動させるよ
うにすれば、より精度の高い位置決めが可能となる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北畠 功 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットから繰り出した媒体に処理部で
    所定の処理を施して発行する発行機能を有する媒体処理
    装置において、 発行すべき媒体を収納した複数のカセットを、装置前面
    と後面のいずれか一方から個別に引き出すことができる
    ように各列複数段に複数列配置し、 該カセットの媒体繰り出し口側には、少なくとも媒体繰
    り出し搬送手段を持つキャリアと、該キャリアを各カセ
    ットの媒体繰り出し位置及び該カセットから繰り出した
    媒体を前記処理部へ受け渡す位置へ移動して位置決めす
    るキャリア駆動機構を備えたことを特徴とする媒体処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の媒体処理装置において、 カセット配置の列方向をX軸方向、段方向をY軸方向と
    し、 キャリア駆動駆動は、キャリアを前記X軸方向へ移動さ
    せるX軸方向移動手段と、前記Y軸方向へ移動させるY
    軸方向移動手段とより成ることを特徴とする媒体処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の媒体処理装置において、 キャリアが媒体を処理部へ受け渡す位置は、複数列に配
    置されたカセットのうちの1つの列と同列にあることを
    特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の媒体処理装置において、 キャリアが媒体を処理部へ受け渡す位置は、複数列,複
    数列配置されたカセットのうちの1つのカセットの媒体
    繰り出し位置と同一であることを特徴とする媒体処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の媒体処理装置において、 キャリアが媒体を処理部へ受け渡す位置は、装置の前後
    方向における処理部のほぼ中央とし、カセット群及びキ
    ャリア駆動手段を前後方向の受渡し位置を軸として18
    0°反転させて配置することにより、各カセットを装置
    前面と後面のいずれか一方に引き出すことを可能とした
    ことを特徴とする媒体処理装置。
JP9169023A 1997-06-25 1997-06-25 媒体処理装置 Pending JPH1111716A (ja)

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JP9169023A JPH1111716A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 媒体処理装置

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ID=15878902

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100797361B1 (ko) * 2001-09-19 2008-01-22 주식회사 포스코 고로 미분탄 취입용 곡관장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100797361B1 (ko) * 2001-09-19 2008-01-22 주식회사 포스코 고로 미분탄 취입용 곡관장치

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