JP4401624B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば銀行、郵便局等の金融機関で使用される通帳等の媒体に印字を行うのに使用される印字装置及びインクリボンカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機関で使用されている印字装置は、取り扱われる通帳の磁気ストライプに記録されている顧客情報をセンターコンピュータに送信し、その顧客情報別に記憶されている顧客の未記帳データを返信させ、印字処理すべきページに全ての未記帳データ及び今回の取引内容を印字している。
【0003】
図16及び図17は従来の通帳印字装置の概略構成配置図である。図16及び図17において、通帳印字装置は、印字媒体である通帳1を吸入し、印字後、その通帳1を排出するための印字媒体吸入口111を前面に有している。また、印字媒体吸入口111の後側(印字装置本体の内側)には、印字媒体吸入口111より挿入された通帳1を印字位置112まで搬送し、印字後、再び印字媒体吸入口111まで搬送して排出する搬送部113が配設されている。
【0004】
図18は印字位置112の周辺における構造を示す図である。印字位置112には、同図(b)〜(e)に示すように交換可能なインクリボンカセット114を保持するホルダー115、及び通帳1に印字を行うための印字ヘッド116、プラテン117等が配置されているとともに、ホルダー115に装填されたインクリボンカセット114内のインクリボン118を一方向に駆動する力を付与するインクリボンモータ(不図示)が配設されている。また、印字ヘッド116は、印字装置本体120に両端部が支持されているメインシャフト(不図示)に沿ってスペーシング動作を行うキャリッジ(不図示)に固着されている。なお、印字装置本体120側には印字ヘッド116のヘッド部の周囲に位置して、リボンガイド134が配設されている。また、キャリッジのスペーシング動作は、同じく印字装置本体120に固着されているスペーシングモータ(不図示)の駆動力により行われる。
【0005】
インクリボンカセット114は、図18の(a)に示すように、インクリボン118を収納している本体部114aと本体部114aの両端にそれぞれ下側に向かって直角に突出した状態にして設けられている走行ガイドアーム部114bとを有し、本体部114aがホルダー15内の収納空間内にドロップインされて装脱自在に取り付けられる。その本体部114aの背面(裏面)には、2つの位置決めピン穴124及びリボンモータピンセット穴125とが設けられている。インクリボン118は、エンドレス状のリボンに単色のインクを含浸させて作られており、そのほとんどが本体部114aの内部に収納してあり、一部が本体部114aの左右の位置にそれぞれ設けられている引く出し口の片側より外部に引き出され、走行ガイドアーム部114bを通って先端まで導かれ、その先端から本体部114aの前面を平行に横切って反対側の走行ガイドアーム部114bの先端に至り、さらにその反対側の走行ガイドアーム部114bの外側を通って本体部114aの他側の引き出し口から再び内部に引き込まれる経路で走行される。
【0006】
ホルダー115は、前面側から本体部14aを差し込む(ドロップイン)ことによってインクリボンカセット14を装脱自在に保持することができる空間ホルダー部を有しており、左右の両側面が図示せぬ平行リンク機構126を介して印字装置本体120に装着され、平行リンク機構126の制御によりインクリボンカセット14とともに上下方向に平行移動されて、図18の(c),(d)に示すセット位置と同図(b)に示す装脱可能位置とに移動可能になっている。すなわち、図18の(b)はホルダー115が上側に回動されて装脱可能位置に配置され、かつホルダー115内に図18の(a)に示すインクリボンカセット114がドロップインされた直後の状態を示しており、図18の(c)はホルダー15が手動で下側に押され、この押下で印字装置本体120と近づく方向に移動されてインクリボンカセット14のインクリボン118がプリセット位置に配置された状態を示し、図18の(d)はさらに印字ヘッド116がセット位置に移動されてインクリボン118がリボンガイド134と接触する位置まで定置された状態、すなわちインクリボンカセットのセットが完了した状態を示している。この状態では、通帳1が印字位置112まで搬送されて来て、リボンガイド134とプラテン117との間に配置され、さらに印字ヘッド116が駆動されると、その通帳1に所定の印字を行うことができる。また、交換等でインクリボンカセット114を取り出す場合には、逆の手順をたどることによって取り外すことができ、交換したら前の手順でセット位置に配置させることにより再び使用が可能になる。
【0007】
なお、ホルダー115が配置されている印字位置112には、ホルダー115に装填されたインクリボンカセット114の位置決めピン穴124と対応して、位置決めピン(不図示)が上方に向かって突設されているとともに、リボンモータピンセット穴125と対応してインクリボンモータピン(不図示)が配設されている。そして、インクリボンカセット114がホルダー115に装着された状態で、カセットホルダー115と共にセット位置にセットされると、位置決めピンは位置決めピン穴124内に挿入係合されてインクリボンカセット114をその定位置に位置決め固定し、インクリボンモータピンはリボンモータピンセット穴125内に挿入されて、インクリボンカセット114内の図示せぬインクリボン駆動ローラと係合され、インクリボンモータの駆動力をインクリボン駆動ローラに伝達してインクリボン118を一方向に走行させる構造となっている。
【0008】
搬送部113は、印字媒体吸入口111より挿入された通帳1を印字位置112まで搬送して印字処理を行い、再び印字媒体吸入口111まで搬送して返却する媒体搬送機構を有している。その媒体搬送機構は、印字媒体吸入口111から連続した状態にして、上搬送部129aと下搬送部129bがそれぞれ上下に分かれて、互いに対向して配置されている。また、各搬送部129aには、印字媒体吸入口111から差し込まれた通帳1を案内するためのガイド板130,131がそれぞれ配置されている。各ガイド板130,131は印字位置112において、印字ヘッド116及びプラテン117を挟んで前後に分離されており、さらに上ガイド板130の印字位置112と隣接している端部130aは、それぞれ逃げ部として斜め上側に屈曲されている。さらに、上搬送部129aと下搬送部129bには、上下のガイド板130,131の開口をそれぞれ貫通した状態にして複数の駆動ローラ132と複数の従動ローラ133が互いに面接触した状態にして配設されている。その駆動ローラ132は印字装置本体120に固定されている媒体搬送用モータ(不図示)からの駆動力で正逆2方向に回転され、従動ローラ133は正逆2方向にフリーに回転される。
【0009】
そして、この媒体搬送機構の構造では、通帳1が開かれた状態で印字媒体吸入口111より挿入されると、通帳1の挿入が図示せぬセンサにより検出されて媒体搬送用モータを駆動し、同時に駆動ローラ132が回転される。これにより、通帳1は駆動ローラ132と従動ローラ133とで挟まれて印字位置112方向に移動され、まずインクリボン118とプラテン117との間、すなわち印字位置112を越えた位置まで搬送されて印字の処理を待つ。また、搬送の途中では通帳1の図示せぬ磁気ストライプに記録されている顧客情報が図示せぬ読み取り装置により読み取られ、その顧客情報をセンターコンピュータに送信し、その顧客情報別に記憶されている顧客の未記帳データを返信させ、印字処理を開始する。この印字処理では印字位置112、すなわちプラテン117とインクリボン118(印字ヘッド116)の間に停止した通帳1に対して、その通帳1の処理すべきページに未記帳データ及び今回の取引内容を印字する。また、全ての印字が終了すると媒体搬送用モータの駆動で印字媒体吸入口111まで戻され、顧客に返却される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の通帳印字装置では、次の(1)〜(3)に述べるような問題があった。
(1)印字位置112において通帳1に印字を行うとき、印字ヘッド116が図16及び図17の紙面奥から手前方向、すなわちライン方向に動きながら印刷を行うため、印字ヘッド116の下部には搬送部(ガイド板130,131、駆動ローラ132、従動ローラ133等)を設けて通帳1を積極的にガイドすることが不可能である。このため、通帳1が上搬送部129aにおける上ガイド板130の端部130aを通過するときにひっかかり、ジャムを発生させて故障を誘発する可能性が高い。
(2)また、装脱可能位置でホルダー115に装着したインクリボンカセット114をセット位置に配置した状態では、インクリボンカセット114側の位置決めピン穴124に印字装置本体120側の位置決めが挿入されるとともに、インクリボンカセット114側のリボンモータピンセット穴125に印字装置本体120側のインクリボンモータピンが挿入されて、インクリボンカセット114が印字装置本体120に定置される。しかし、インクリボン118がリボンプロテクタに定置されるとき、リボンプロテクタからインクリボン118が逃げて定置されない場合もあった。
(3)また、インクリボンカセット14の装填操作では、平行リンク機構126の動作を伴い、上下方向への移動と共に回転方向の移動を伴わせなくてはいけないので、動きが複雑となり、装脱位置とセット位置間の動作をワンタッチ的に操作することは不可能で、操作性が悪かった。
【0011】
本発明はこのような従来の問題を解決するためになされたもので、その第1の目的は印字媒体の搬送を確実に行うことができるとともに、インクリボンの装脱操作が簡単で操作性が良い印字装置及びインクリボンカセットを提供することにある。
【0012】
本発明の第2の目的は、インクリボンカセットを定位置に保持した状態で印字をすることができるようにして、印字品位の向上並びに信頼性を向上させることができる印字装置及びインクリボンカセットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、ヘッドベースと、印字装置の本体を構成する印字ベースと、印字ヘッドと印字媒体の間に位置するリボンプロテクタとを有する印字装置において、前記ヘッドベースはインクリボンを内蔵したインクリボンカセットを装着するカセットホルダーと、前記印字媒体の搬送方向と垂直方向に移動して印字する前記印字ヘッドとを有し、前記印字ベースは前記ヘッドベースをインクリボンカセットの装脱可能位置から印字をおこなうセット位置まで回転可能に支持する軸と、リボンガイドとが固定されており、前記リボンガイドは前記装脱可能位置では前記インクリボンより十分離れ、前記ヘッドベースの前記軸を支点とした前記セット位置への回転により前記インクリボンと当接し、前記セット位置ではインクリボンを支持して前記印字ヘッドと前記インクリボンとを接触させ、前記インクリボンが前記カセットホルダーと共に前記セット位置にセットされる動作に連動して前記インクリボンにテンションを与え、前記セット位置で前記インクリボンを前記印字ヘッドのヘッド面に接触させるものであり、前記リボンプロテクタは前記印字ヘッドとともに移動可能に前記セット位置に支持され、前記インクリボンを前記印字ヘッドと前記リボンプロテクタの間である正規位置にガイドする誘導面を設けたリボンストッパを有するものである。これにより、インクリボンはリボンガイドに支持されて印字ヘッドに接触されるため、印字ヘッドの印字が確実に行われ印字むらなどが起こらない。またリボンガイドによるインクリボンの支持はカセットホルダーの回転動作により実現されるから、操作を簡単に行うことができる。
【0015】
また、本発明の印字装置は、前記インクリボンが前記カセットホルダーと共に前記セット位置にセットされる動作に連動して前記インクリボンにテンションを与え、定位置で前記インクリボンを前記印字ヘッドのヘッド面に接触させるリボンガイド手段を設けたことを特徴とする。この構成によれば、ホルダーの回動に連動して印字ヘッドへのインクリボンのセットを同時に行うことができることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1乃至図3は本発明の一実施の形態として示す通帳印字装置の概略構成斜視図である。図1乃至図3において、通帳印字装置10は、印字媒体である通帳1を吸入し、印字後、その通帳1を排出するための印字媒体吸入口11を前面に有している。また、印字媒体吸入口11の後側(印字装置本体の内側)には、印字媒体吸入口11より挿入された通帳1を印字位置12まで搬送し、印字後、再び印字媒体吸入口11まで搬送して排出する搬送部13(図11乃至図13参照)が配設されている。印字位置12には、交換可能なインクリボンカセット14を保持するカセットホルダー15、及び通帳1に印字を行うための印字ヘッド16、プラテン17等が配置されているとともに、カセットホルダー15に装填されたインクリボンカセット14内のインクリボン18を一方向に駆動する力を付与するインクリボンモータ19が配設されている。
【0020】
通帳印字装置10を構成する上記部材のうち、インクリボン18を内蔵したインクリボンカセット14、前記インクリボンカセット14を装着するカセットホルダー15、および印字ヘッド16はヘッドベースHを構成している。また、プラテン17、プラテン17が取り付けられているフレーム20などは、印字装置の本体を構成する印字ベースPを形成している。そして、ヘッドベースHは軸26を介して印字ベースPに回転可能に取り付けられている。
【0021】
インクリボンカセット14は、図4乃至図7にも概略構造を示す。なお、図4はそのインクリボンカセット14の上面図、図5はその左側面図、図6はその右側面図、図7は図5のA−A線断面図である。図4乃至図7に示すインクリボンカセット14は、インクリボン18を収納する本体部14aと本体部14aの両端にそれぞれ下側に向かって直角に突出した状態に設けた走行ガイドアーム部14bとを有しており、本体部14aがカセットホルダー15内の収納空間内にドロップインされて装脱自在に取り付けられる。その本体部14aの下面には、2つの位置決めピン穴24及びリボンモータピンセット穴25とが設けられている。インクリボン18は、エンドレス状のリボンに単色のインクを含浸させて作られており、そのほとんどが本体部14aに収納してあり、一部が本体部14aの一側の引き出し口より外部に引き出された状態になっている。本体部14aの外部に引き出されたインクリボン18の部分は、走行ガイドアーム部14bの外側を通って先端ガイドローラ14cまで導かれ、その先端から本体部14aの前面を平行に横切って反対側の走行ガイドアーム部14bの先端ガイドローラ14cに至り、さらにその反対側の走行ガイドアーム部14bの外側を通って本体部14aの他端側の引き出し口から再び内部に引き込まれる経路で走行される。
【0022】
また、各走行ガイドアーム部14bの外側面には、インクリボン18の外側を押さえて走行をガイドするインクリボンガイド14dが走行ガイドアーム部14bと一体に形成されている。そのインクリボンガイド14dの中央には、インクリボン18を走行ガイドアーム部14bとインクリボンガイド14bとの間のインクリボンガイド通路22(図7参照)内に、その隙間を通して配置させるためのインクリボン取付用スリット23が設けられている。そのインクリボン取付用スリット23は、その向きをインクリボン18の走行方向(インクリボンガイド通路22の中心)と一致させることなく、走行方向(インクリボンガイド通路22の中心)に対して約30度の傾斜を持たせて作られている。すなわち、このインクリボンカセット14では、インクリボン18を走行ガイドアーム部14bに沿わせた状態で、インクリボン18の側縁をそのまま向きを90度変えただけでは、そのインクリボン18をインクリボン取付用スリット23を通してインクリボンガイド通路22に出し入れすることはできず、さらにインクリボンの途中をインクリボン取付用スリット23の傾斜分だけ傾斜させなければ出し入れすることができない。したがって、インクリボン18の走行時にインクリボン取付用スリット23を通ってインクリボン18が外れるというようなことを確実に防ぐことができる。
【0023】
カセットホルダー15は、その前面側からインクリボンカセット14の本体部14aを差し込む(ドロップイン)ことによって当該インクリボンカセット14を装脱自在に保持することができる空間ホルダー部を有しており、後面側が軸26を介してフレーム20に装着され、インクリボンカセット14とともに上下方向に回転されて、印字を行うときのセット位置と、インクリボンカセットを装着或いは取り出すときの装脱可能位置との間で移動可能になっている。すなわち、本実施の形態の構造では、カセットホルダー15の回転先端側を上方向にも持ち上げることによって装脱可能位置に配置させることができ、反対に下方向に押し下げるとセット位置に配置させることができ、各位置への切り換えがほぼワンタッチで簡単に行うことができる。また、装脱可能位置でインクリボンカセット14がカセットホルダー15にドロップインされると、インクリボン18は図8に示すように印字ヘッド16の先端面(ヘッド面16a)の真下に定置される。
【0024】
印字ヘッド16は、プラテン17と対向して、その印字ライン方向に移動するものであり、プラテン17と平行に配置されて、フレーム20に両端部が支持されているメインシャフト(不図示)に沿ってスペーシング動作を行うキャリッジの軸38(図10参照)に、印字ヘッドブロック43を介して上下方向に回転自在に固着されている。その印字ヘッド16は、カセットホルダー15が装脱可能位置に移動されるとき、軸38を支点としてカセットホルダー15と共に上方に移動し、カセットホルダー15にドロップインされたインクリボンカセット14のインクリボン18が印字ヘッド16のヘッド面16aの真下にセットし易くする。なお、インクリボンカセット14がセットされた後は、カセットホルダー15及びインクリボンカセット14と共に軸38を支点として下側に回転され、セット位置まで移動される。また、上記キャリッジのスペーシング動作は、同じくフレーム20に固着されているスペーシングモータ21の駆動により制御される。
【0025】
一方、カセットホルダー15が配置されている真下には、カセットホルダー15に装填されたインクリボンカセット14の位置決めピン穴24と対応して、位置決めピン27が上方に向かって突設されているとともに、リボンモータピンセット穴25と対応してインクリボンモータピン28が配設されている。そして、インクリボンカセット14がカセットホルダー15に装着された状態で、カセットホルダー15と共にセット位置にセットされると、位置決めピン27は位置決めピン穴24内に挿入係合されてインクリボンカセット14をその定位置に位置決め固定する。一方、インクリボンモータピン28はリボンモータピンセット穴25内に挿入されて、インクリボンカセット14内の図示せぬインクリボン駆動ローラと係合され、インクリボンモータ19の駆動力をインクリボン駆動ローラに伝達してインクリボン18を一方向に走行させる構造となっている。
【0026】
また、印字ベースP側には、図8及び図9で詳細に示しているように、インクリボンカセット14がセット位置にカセットホルダー15及び印字ヘッド16と共に配置されたとき、そのインクリボン18と対向するようにして、リボンプロテクタ35と、リボンガイドとしての機能を有する一対のリボンガイドローラA36と、一対のリボンガイドローラB37がそれぞれ配置されている。このうち、リボンプロテクタ35は印字ヘッド16のヘッド面16aと対向し、印字ライン方向に印字ヘッド16と一緒に移動するようにして配置されている。また、一対のリボンガイドローラA36はリボンプロテクタ35上で、かつ印字ヘッド16を挟んで左右に分かれて配置されている。さらに、一対のリボンガイドローラB37は、インクリボンカセット14の走行ガイドアーム部14bよりもそれぞれ若干内側に位置して配置されている。なお、図8は、インクリボンカセット14が装脱可能位置に配置されているときの当該インクリボンカセット14と印字ベースPとの位置関係を示したもので、この位置関係にあるときは、リボンガイドローラA36およびリボンガイドローラB37は、リボンインクリボン18およびインクリボンカセット14の装着軌跡より十分離れた場所に位置している。
【0027】
そして、インクリボンカセット14がカセットホルダー15と共に回転せしめられ、装脱可能位置からセット位置に移動される(すなわち、降下する)と、印字ヘッド16のヘッド面16a部分が一対のリボンガイドローラA36の間に入り込む。図9はインクリボンカセット14がセット位置に配置されているときの当該インクリボンカセット14と印字ベースPとの位置関係を示している。これにより、インクリボンカセット14と印字ベースPとの間においては、図9に示すように、リボンプロテクタ35の部分でインクリボン18のリボン表面が左右のリボンガイドローラA36に部分的に巻きついた形で接触するとともに、この巻きつき接触によりインクリボン18にテンション(張力)が発生する。このインクリボン18に発生したテンションをリボンガイドローラA36が支持し、インクリボン18を印字ヘッド16のヘッド面16aに所定の圧力をもって接触させる。また、上記インクリボンカセット14がカセットホルダー15と共に回転せしめられ、装脱可能位置からセット位置に移動されることにより、左右のリボンガイドローラB37はインクリボンカセット14側に入り込む。これにより、やはりインクリボン18のリボン表面が左右のリボンガイドローラB37に部分的に巻きついた形で接触し、インクリボン18に緩やかなテンションを付与して弛みが作られるのを防ぐ。このように、インクリボンカセット14と印字ベースPとの位置関係が図9に示す状態にあるときは、リボンガイドローラA36およびリボンガイドローラB37は、インクリボン18を支持して印字ヘッド16にインクリボン18を接触させる。
【0028】
また、リボンプロテクタ35には、図10に示すように、リボンストッパ35aが設けられている。なお、図10は図9のB−B線断面に相当するものである。そのリボンプロテクタ35は樹脂製であり、プラテン17と平行に配設されており、また自由に突き出した先端側には上記リボンストッパ35aが設けられている。リボンストッパ35aは、内面を傾斜面として形成されている。そのリボンストッパ35aの働きを図10を用いて説明すると、まず装脱可能位置でカセットホルダー15にインクリボンカセット14がセットされた同図(b)の状態から、カセットホルダー15が印字ヘッド16及びインクリボンカセット14と共にセット位置に向かって下方に回転されると、インクリボン18は同図(c)の矢印40の方向に逃げようとする動きが働く。そこで、インクリボン18の側縁がリボンストッパ35aと当接する同図(b)に示す位置までカセットホルダー15が回転され、さらに回転が進むと、リボンストッパ35aの傾斜面でインクリボン18は内側に押し寄せられる。そして、カセットホルダー15がセット位置に配置された状態では、同図(a)に示すように、インクリボン18はリボンプロテクタ35の定位置で印字ヘッド16の真下に配置される。したがって、このリボンストッパ35a付きのリボンプロテクタ35を設けることによって、インクリボン18を常に定位置にセットすることができることとなる。
【0029】
ここで、図1乃至図3に示す通帳印字装置の状態を説明すると、図2はカセットホルダー15が上側に回転されて装脱可能位置に配置され、かつカセットホルダー15にインクリボンカセット14が未だ装填されていない状態を示しており、図3はカセットホルダー15が装脱可能位置に配置され、かつインクリボンカセット14の本体部14aがカセットホルダー15に挿入装着(ドロップイン)し終えた状態を示し、図8及び図10(b)と同じ状態にある。図1はさらにカセットホルダー15がインクリボンカセット14とともに下側に押し下げ回転されてセット位置に配置された状態を示し、図9及び図10(a)と同じ状態にある。したがって、本例装置の構造では、図2の状態でカセットホルダー15にインクリボンカセット14を装填して図3の状態にし、さらにカセットホルダー15をインクリボンカセット14と共に押し下げ回転させて図1のセット位置に配置すると、インクリボンカセット14のセットが完了する。また、交換等でインクリボンカセット14を取り出す場合には、反対の手順をたどることによって取り外すことができ、交換し終えたら前の手順でセット位置に配置させることにより再び使用が可能になる。さらに、この状態で印字位置12におけるインクリボン18とプラテン17との間に通帳1が搬送されて来て、さらに印字コマンドが入力されると、キャリッジがライン方向にスペーシングされながら印字ヘッド16が駆動されて通帳1に対して印字を行う。
【0030】
図11乃至図13は、印字媒体吸入口11より挿入された通帳1を印字位置12まで搬送して印字処理を行い、再び印字媒体吸入口11まで搬送して返却する搬送部13の周辺における構成を示す概略構成配置図である。図11乃至図13において、搬送部13は、印字媒体吸入口11から連続した状態にして、上搬送部13aと下搬送部13bがそれぞれ上下に分かれて互いに対向して配置されている。また、各搬送部13a,13bには、印字媒体吸入口11から差し込まれた通帳1を案内するためのガイド部材としてのガイド板30,31がそれぞれ配置されている。各ガイド板30,31は印字位置12において、印字ヘッド16及びプラテン17を挟んで前後に分離されており、その分離された部分にガイド板30,31を持たないブランクの部分が形成されているとともに、上ガイド板30の印字位置12と隣接している端部30aは、それぞれ逃げ部として斜め上側に屈曲されている。さらに、上搬送部13aと下搬送部13bには、上下のガイド板30,31の開口をそれぞれ貫通した状態にして複数の駆動ローラ32と複数の従動ローラ33が互いに面接触した状態にして配設されている。
【0031】
駆動ローラ32はフレーム20に固定されている媒体搬送用モータ39からの駆動力で正逆2方向に回転され、従動ローラ33は正逆2方向にフリーに回転される。加えて、前側のガイド板30と印字位置12との間には、可動ガイド板41が配設されている。可動ガイド板41は、通帳1が印字処理途中以外の操作でガイド板30の端部30aを乗り越えるときに、その先端部が端部30aに引っ掛かり、ジャムが発生するのを防止するためのもので、通帳1が図13のようにガイド板30の端部30aに移動する直前に可動ガイド板41がガイド板30が途切れてブランクとなっている印字位置12上に移動し、通帳1の先端が端部30aに引っ掛かるのを防止し、通帳1の先端が通過した後は図12で示すように印字動作が行われるときに、印字ヘッド16の動作の妨げとならないように図13の位置から図11の位置に復帰する構造になっている。なお、図14及び図15は可動ガイド板41の動作をそれぞれ模式的に示しているもので、図14は可動ガイド板41が図11の位置にあるときの状態であり、図15は可動ガイド板41が図13の位置にあるときの状態である。図14及び図15からも解るように、可動ガイド板41にはリボンプロテクタ35を逃げるための切り欠き42が設けられており、可動ガイド板41が印字位置12を覆った位置(ブランクの位置)に移動するときには、リボンプロテクタ35が印字ヘッド16と共に、切り欠き42と対応する位置に移動された状態で移動される。また、本実施の形態の構造では、ガイド板41は、インクリボン18の下側を通ってブランク内に移動される。
【0032】
そして、この媒体搬送機構の構造では、通帳1が開かれた状態で印字媒体吸入口11より挿入されると、通帳1の挿入が図示せぬセンサにより検出されて媒体搬送用モータ34を駆動し、同時に駆動ローラ32が回転される。これにより、通帳1は駆動ローラ32と従動ローラ33とで挟まれて印字位置12方向に移動され、まずインクリボン18とプラテン17との間、すなわち印字位置12まで搬送されて印字の処理を待つ。なお、この通帳1の移動で、先端がガイド板30の端部30aを乗り越えるとき、その直前では可動ガイド板41が一時的に印字位置12を覆う位置(図13及び図15に示す位置)に移動され、その後、図12及び図11に示す位置まで戻される。また、搬送の途中では通帳1の図示せぬ磁気ストライプに記録されている顧客情報が図示せぬ読み取り装置により読み取られ、その顧客情報をセンターコンピュータに送信し、その顧客情報別に記憶されている顧客の未記帳データを返信させ、印字処理を開始する。この印字処理では印字位置12、すなわちプラテン17とインクリボン18(印字ヘッド16)の間に停止した通帳1に対して、その通帳1の処理すべきページに未記帳データ及び今回の取引内容を印字する。さらに、全ての印字が終了すると媒体搬送用モータ34の駆動で印字媒体吸入口11まで戻され、顧客に返却される。
【0033】
また、本発明の上記実施の形態における印字装置及びインクリボンカセッでは次に述べるような構成および作用、効果を有している。
(1)印字装置において、搬送部13に可動ガイド板41を設け、印字処理途中以外で通帳1がガイド板30の配置が途切れている印字位置12の部分(ブランク部分)を通過するとき、一時的に可動ガイド板41を印字位置12上に配置して通帳1のガイドをし、その後印字ヘッド16の印字動作の邪魔にならない位置へ戻すようにしている。これにより、通帳1の搬送時における引っ掛かりによるジャムをなくすことができる。
(2)イングリボンカセット14のセットでは、カセットホルダー15を装脱可能位置に配置させた状態で、イングリボンカセット14をカセットホルダー15内にドロップインし、続いてカセットホルダー15を下方に押し下げれば良く、ほぼワンタッチでセットすることができる。また、反対に取り出す場合には、セットするときとは逆の動作を行えば簡単に取り出すことができる。
(3)リボンプロテクタ35にリボンストッパ35aを設け、インクリボンカセット14がセット位置にカセットホルダー15と共にセットされるとき、リボンストッパー35aの傾斜面により定位置の方向に動かして位置決めをするようにしている。これにより、常にインクリボン18を定位置に配置させた状態で印字を行うことができ、印字品位を安定させることができる。
(4)印字装置において、セット位置にリボンガイドローラA36及びリボンガイドローラB37を設け、カセットホルダー15に収納されてインクリボンカセット14がセット位置にセットされると、リボンガイドローラ36,37が印字ヘッド16のヘッド面16aにインクリボン18を、インクリボン18にテンションを加えて当接するようにしてセットされるようになっている。これにより、インクリボン18が印字ヘッド16に対して常に同じ状態でセットされ、印字品位を安定させることができる。
(5)また、インクリボンカセット14において、走行ガイドアーム部14bの外側の一部を覆って、その走行ガイドアーム部14bの外側に凹状(或いはトンネル状)をしたインクリボンガイド通路22を形成しているインクリボンガイド14dの中央に、インクリボンガイド通路22内にインクリボン18を出し入れするためのインクリボン取付用スリット23を、その向きをインクリボン18の走行方向と一致させることなく、走行に対して約30度の傾斜を持たせて形成している。このため、インクリボン18を走行ガイドアーム部14bに沿わせた状態で、インクリボン18の側縁をそのまま向きを90度変えただけでは、そのインクリボン18をインクリボン取付用スリット23を通してリボンガイド通路22に出し入れすることはできず、さらにインクリボン18の途中をインクリボン取付用スリット23が傾いている分だけ傾斜させる必要があるので、インクリボン18の走行時にインクリボン取付用スリット23を通ってインクリボン18が外れるというようなことを確実に防ぐことができ、信頼性の向上が図れる。
【0034】
なお、本実施の形態においては、印字媒体としての通帳1に印字する場合について説明したが、通帳1以外の印字媒体を取り扱う印字装置にも適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記実施の形態より明らかなように、インクリボンカセットの装脱操作が容易で操作性が良く、かつ印字品質の向上並びに信頼性の優れた効果を有する印字装置及びインクリボンカセットを提供することができるものである。
【0036】
また、本発明の印字装置及びインクリボンカセットの構造では、カセットホルダーの回転により前記インクリボンを支持して前記印字ヘッドに前記インクリボンを接触させる印字ベース上の位置に固定して設けられたリボンガイドとを備えており、インクリボンはリボンガイドに支持されて印字ヘッドに接触されるため、印字ヘッドの印字が確実に行われ印字むらなどが起こらない。またリボンガイドによるインクリボンの支持はカセットホルダーの回転動作により実現されるから、操作を簡単に行うことができる。
【0037】
また本発明によれば、印字装置において、搬送部に可動ガイド板を設け、印字処理途中以外で印字媒体がガイド板の配置が途切れている印字位置の部分(ブランク部分)を通過するとき、一時的に可動ガイド板を印字位置上に配置して印字媒体のガイドをし、その後印字ヘッドの印字動作の邪魔にならない位置へ戻すようにしているので、印字媒体の搬送時における引っ掛かりによるジャムをなくすことができる。
【0038】
また本発明によれば、イングリボンカセットのセットでは、カセットホルダーを装脱可能位置に配置させた状態で、イングリボンカセットをカセットホルダー内にドロップインし、続いてカセットホルダーを下方に押し下げれば良く、ほぼワンタッチでセットすることができる。また、反対に取り出す場合には、セットするときとは逆の動作を行えば簡単に取り出すことができ操作が簡単である。
【0039】
また本発明によれば、リボンプロテクタにリボンストッパを設け、インクリボンカセットがセット位置にカセットホルダーと共にセットされるとき、リボンストッパーの傾斜面により定位置の方向に動かして位置決めをするので、常にインクリボンを定位置に配置させた状態で印字を行うことができ、印字品位を安定させることができる。
【0040】
また本発明によれば、印字ベース側のセット位置にリボンガイドを設け、カセットホルダーに収納されてインクリボンカセットがセット位置にセットされると、リボンガイドが印字ヘッドのヘッド面にインクリボンを、インクリボンにテンションを加えて接触するようにしてセットされるので、インクリボンが印字ヘッドに対して常に同じ状態でセットされ、印字品位を安定させることができる。
【0041】
また本発明によれば、インクリボンカセットにおいて、走行ガイドアーム部の外側の一部を覆って、その走行ガイドアーム部の外側に凹状をしたインクリボンガイド通路を形成しているインクリボンガイドの中央に、インクリボンガイド通路内にインクリボンを出し入れするためのインクリボン取付用スリットを、その向きをインクリボンの走行方向と一致させることなく、走行に対して約30度の傾斜を持たせて形成している。このため、インクリボンを走行ガイドアーム部に沿わせた状態で、インクリボンの側縁をそのまま向きを90度変えただけでは、そのインクリボンをインクリボン取付用スリットを通してリボンガイド通路に出し入れすることはできず、さらにインクリボンの途中をインクリボン取付用スリットが傾いている分だけ傾斜させる必要があるので、インクリボンの走行時にインクリボン取付用スリットを通ってインクリボンが外れるというようなことを確実に防ぐことができ、信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態として示す通帳印字装置の概略構成斜視図
【図2】本実施の形態における通帳印字装置の概略構成斜視図
【図3】本実施の形態における通帳印字装置の概略構成斜視図
【図4】本実施の形態の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの上面図
【図5】本実施の形態の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの左側面図
【図6】本実施の形態の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの右側面図
【図7】図5のA−A線に沿う断面図
【図8】本実施の形態の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの装填動作説明図
【図9】本実施の形態の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの装填動作説明図
【図10】本実施の形態の通帳印字装置におけるリボンストッパーの動作説明図
【図11】本実施の形態の通帳印字装置における通帳搬送機構の概略構成配置図
【図12】本実施の形態の通帳印字装置における通帳搬送機構の概略構成配置図
【図13】本実施の形態の通帳印字装置における通帳搬送機構の概略構成配置図
【図14】本実施の形態の通帳印字装置における可動ガイド板の動作説明図
【図15】本実施の形態の通帳印字装置における可動ガイド板の動作説明図
【図16】従来の通帳印字装置における通帳搬送機構の概略構成配置図
【図17】従来の通帳印字装置における通帳搬送機構の概略構成配置図
【図18】従来の通帳印字装置におけるインクリボンカセットの装填操作手順説明図
【符号の説明】
1 通帳(印字媒体)
10 通帳印字装置
11 印字媒体吸入口
12 印字位置
13 搬送部
13a 上搬送部
13b 下搬送部
14 インクリボンカセット
14a 本体部
14b 走行ガイドアーム部
14c 先端ガイドローラ
14d インクリボンガイド
15 カセットホルダー
16 印字ヘッド
17 プラテン
18 インクリボン
22 インクリボンガイド通路
23 インクリボン取付用スリット
30 ガイド板
30a 端部
31 ガイド板
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 リボンガイド
35 リボンプロテクタ
35a リボンストッパ
36 リボンガイドローラA
37 リボンガイドローラB
38 軸
39 媒体搬送用モータ
41 可動ガイド板
42 切り欠き

Claims (2)

  1. ヘッドベースと、印字装置の本体を構成する印字ベースと、印字ヘッドと印字媒体の間に位置するリボンプロテクタとを有する印字装置において、
    前記ヘッドベースは
    インクリボンを内蔵したインクリボンカセットを装着するカセットホルダーと、前記印字媒体の搬送方向と垂直方向に移動して印字する前記印字ヘッドとを有し、
    前記印字ベースは
    前記ヘッドベースをインクリボンカセットの装脱可能位置から印字をおこなうセット位置まで回転可能に支持する軸と、リボンガイドとが固定されており、
    前記リボンガイドは
    前記装脱可能位置では前記インクリボンより十分離れ、前記ヘッドベースの前記軸を支点とした前記セット位置への回転により前記インクリボンと当接し、前記セット位置ではインクリボンを支持して前記印字ヘッドと前記インクリボンとを接触させるものであり、
    前記リボンプロテクタは
    前記印字ヘッドとともに移動可能に前記セット位置に支持され、
    前記インクリボンを前記印字ヘッドと前記リボンプロテクタの間である正規位置にガイドする誘導面を設けたリボンストッパを有するものであることを特徴とする印字装置。
  2. 前記インクリボンが前記カセットホルダーと共に前記セット位置にセットされる動作に連動して前記インクリボンにテンションを与え、定位置で前記インクリボンを前記印字ヘッドのヘッド面に接触させるリボンガイド手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
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