JPH1111478A - 二重箱コンテナ - Google Patents

二重箱コンテナ

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JPH1111478A
JPH1111478A JP18573497A JP18573497A JPH1111478A JP H1111478 A JPH1111478 A JP H1111478A JP 18573497 A JP18573497 A JP 18573497A JP 18573497 A JP18573497 A JP 18573497A JP H1111478 A JPH1111478 A JP H1111478A
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box
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Kenji Iwamoto
謙二 岩本
Kazuo Fujimoto
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Zeon Kasei Co Ltd
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Zeon Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面表示装置に用いるガラス基板などの複数
の部品を、破損しないように、且つ、部品表面が汚れな
いように、保管あるいは搬送することができ、しかもク
リーンルーム間を直接搬送することもできる二重箱コン
テナを提供すること。 【解決手段】 リフト手段が差し込まれる凹所68が底
部に形成してある内箱50と、三次元的に交絡してなる
フィラメントから成り、内箱50が載置される底板70
に衝撃を吸収するように設けられた立体網状構造体78
を持つ衝撃吸収体72と、内箱50が載置される底板7
0および衝撃吸収体72が載置され、リフト手段が差し
込まれる凹所4が形成してあるパレット6と、パレット
6上に、内箱50を囲むように、且つ、パレット6に対
して着脱または折り畳み自在に装着される外箱8とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重箱コンテナに
係り、さらに詳しくは、平面表示装置に用いるガラス基
板などの破損し易く埃を嫌う部品を、簡易密封状態で、
破損することなく良好に保管または搬送することができ
る二重箱コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶表示装置やプラズマ表示装
置などの平面表示装置では、その製造過程で、ガラス基
板の表面に電極や隔壁などをスクリーン印刷などにより
形成し、そのガラス基板を、別の工場で組立あるいは再
加工したい場合がある。その場合には、ガラス基板を破
損しないように、且つ、基板表面が汚れないように、基
板を保管および搬送するためのコンテナが必要となる。
【0003】また、このような基板を搬送する際には、
空気遮断を行い、クリーンルーム間を直接往復できるよ
うなコンテナ構造が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンテナは、平面表示装置に用いるガラス基板などの薄
板を、破損しないように、且つ、基板表面が汚れないよ
うに、クリーンルーム間を直接搬送することができるも
のではなかった。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、平面表示装置に用いるガラス基板などの複数の部品
を、破損しないように、且つ、部品表面が汚れないよう
に、保管あるいは搬送することができ、しかもクリーン
ルーム間を直接搬送することもできる二重箱コンテナを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る二重箱コンテナは、リフト手段が差し
込まれる凹所が底部に形成してある内箱と、三次元的に
交絡してなるフィラメントから成り、前記内箱が載置さ
れる底板に衝撃を吸収するように設けられた立体網状構
造体と、前記内箱が載置される底板および立体網状構造
体が載置され、リフト手段が差し込まれる凹所が形成し
てあるパレットと、前記パレット上に、前記内箱を囲む
ように、且つ、前記パレットに対して着脱または折り畳
み自在に装着される外箱とを有する。
【0007】前記パレット上には、前記内箱の載置を案
内すると共に、パレットの平面に沿った内箱の移動を制
限するガイドストッパ部材が装着してあることが好まし
い。
【0008】前記内箱は、簡易密封可能な箱で構成して
あることが好ましい。たとえば内箱の内部は、不活性ガ
スでパージされることが好ましい。不活性ガスは、内箱
内に保持される各部品(たとえば薄板)の間に吹き出さ
れることが好ましい。不活性ガスとしては、取り扱い作
業性および輸送コストなどを考慮し、窒素ガスが好まし
い。
【0009】内箱の内部には、取り外し自在に乾燥剤ボ
ックスが装着してあることが好ましい。内箱内部の湿気
を取るためである。この乾燥剤ボックスには、内箱の内
部圧力を調整するためのフィルター付き孔が形成してあ
ることが好ましい。二重箱コンテナが飛行機などで輸送
されることを考慮するためである。
【0010】本発明において、立体網状構造体とは、動
的剛性試験値が、70N/cm2 ・cm以下であるよう
に、合成樹脂フィラメントを三次元的に交絡してなるも
のであることが好ましい。この値が低いほど、衝撃吸収
効果が向上する。この値があまりに高いと、衝撃吸収効
果が十分ではなくなる傾向にある。
【0011】このような立体網状構造体は、天然繊維フ
ィラメント、合成繊維フィラメントまたは金属繊維フィ
ラメントを三次元立体的に交絡してマット状に形成した
ものである。天然繊維フィラメントとしては、ロックウ
ール、パームなどのフィラメントが例示される。合成樹
脂フィラメントとしては、6ナイロン、66ナイロンな
どのナイロン類、ポリプロピレン、硬質または半硬質の
ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリエステルなどの
フィラメントが例示される。金属フィラメントとして
は、ステンレス鋼などのバネ定数が大きく錆びにくい材
質のフィラメントが例示される。
【0012】本発明では、立体網状構造体として、好ま
しくはナイロンフィラメントなどの合成樹脂フィラメン
トが用いられる。立体網状構造体として、ナイロンフィ
ラメントを用いると、圧縮クリープに対する抵抗力が高
くなると共に、衝撃吸収効果が高くなる傾向にある。圧
縮クリープに対する抵抗力が高くなると、その上に高荷
重の内箱が載置されても、底板の変形を有効に防止する
ことができる。
【0013】立体網状構造体は、十分な空隙率と剛性と
を有することが好ましく、フィラメント径は、0.2〜
4mm程度が好ましい。フィラメント径が0.2mmより細
いと、如何に網状構造が密でも、荷重や衝撃によって変
形してしまい、衝撃吸収効果が低下する傾向にある。ま
た、4mmよりも大きいと、得られる立体網状構造体の剛
性が高すぎ、衝撃を緩和できなくなる傾向にある。
【0014】この立体網状構造体の厚みは、網状構造体
の剛性にもよるが、室温で荷重負荷が作用しない状態に
おいて3〜50mm程度で用いられることが好ましい。厚
みが3mmより小さい場合には、衝撃吸収効果の確保が困
難になり、50mmよりも大きくしても、その割には衝撃
吸収の向上には寄与せず、コストアップになる傾向にあ
る。
【0015】
【作用】本発明に係る二重箱コンテナにおいては、内箱
の周囲を外箱で囲む構成を採用していることから、外箱
により内箱が保護され、内箱に収容される薄板などの部
品に埃やゴミが付着することを有効に防止することがで
きる。特に、内箱を簡易密封構造とすることで、ゴミや
埃の付着防止効果をさらに向上させることができる。
【0016】したがって、本発明では、クリーンルーム
内で内箱に薄板などの部品を収容し、準クリーンルーム
内で、外箱を組み立て、二重箱コンテナを別の場所へ運
搬し、その場所にある準クリーンルーム内で外箱を解体
または折り畳み、内箱を取り出し、クリーンルーム内で
内箱から部品を取り出すなどの使い方も可能となる。す
なわち、ガラス基板などのゴミや埃を嫌う部品を収容す
る内箱を、クリーンルーム間で直接受け渡しすることが
可能になる。
【0017】また、本発明では、内箱が外箱で覆われて
いるため、内箱自体の強度としては、必要最小限の強度
しか要求されず、内箱の側壁を、段ボールやプラスチッ
クなどの比較的安価な材質で構成することができる。外
箱の側壁は、金属枠などにより補強された合板などで構
成することで、段積み保管や運搬が可能である。
【0018】また、本発明では、二重箱コンテナの底部
が、パレットになっているので、フォークリフトなどの
リフト手段により容易に持ち上げて移動することが可能
である。また、内箱の底部にも、リフト手段が差し込ま
れる凹所が形成してあるので、フォークリフトまたはロ
ボットハンドなどにより内箱単独で容易に移動させるこ
とができる。
【0019】さらに、本発明では、外箱が、パレットに
対して着脱または折り畳み自在であるため、内箱を取り
出して空になったコンテナは、外箱がパレット上に解体
または折り畳まれて小さくなった状態で、運送元へ返却
し、再利用されることができる。
【0020】さらにまた、本発明では、内箱は、パレッ
ト上に、衝撃吸収特性に優れた立体網状構造体を介して
載置されることから、コンテナ外部から衝撃が加わった
場合でも、内箱に対して加えられる衝撃は少なく、内箱
内に収容された部品が破損することを有効に防止するこ
とができる。
【0021】本発明において、パレット上にガイドスト
ッパ部材が装着してある場合には、パレット上に内箱を
載置する際に、内箱がガイドストッパ部材により案内さ
れるため、パレット上の所定位置に内箱を載置すること
が容易となる。また、パレット上に内箱が載置された後
には、パレットの平面に沿った内箱の移動は、ガイドス
トッパ部材により制限されるので、内箱が外箱の内部で
がたつくことも有効に防止できる。外箱の内部での内箱
のがたつきを、さらに有効に防止する観点からは、内箱
は、締め付けバンドなどを用いて、パレット上に固定さ
れることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0023】図1は本発明の1実施形態に係る二重箱コ
ンテナにおける外箱とパレットとの関係を示す分解斜視
図、図2は外箱とパレットとの連結構造を示す要部分解
斜視図、図3は二重箱コンテナにおける内箱とパレット
との関係を示す分解斜視図、図4は内箱の内部を示す要
部斜視図、図5は底板とガイドストッパ部材との関係を
示す要部断面図、図6は立体網状構造体の要部断面図で
ある。
【0024】図1に示すように、本発明の1実施形態に
係る二重箱コンテナ2は、フォークリフトなどのリフト
手段の爪部が挿入可能な凹所4が形成してあるパレット
6と、このパレット6の上に、着脱および/または折り
畳み自在に装着される外箱8とを有する。
【0025】図1に示すように、外箱8の4つの側壁
は、対向する一対の短辺側壁10と、これら側壁10を
連結するように対向する一対の長辺側壁12とから成
る。各短辺側壁10は、単一のパネル16で構成してあ
り、各長辺側壁12は、それぞれ中央部13で分割可能
な一対のパネル18,18で構成してある。これら側壁
10,12を構成するパネル16,18は、後述する方
法により解体自在に組み立てられ、パネル16とパネル
18との連結を強固にするために、側壁12の中央部両
端には、止め金具14が装着してある。
【0026】パレット6の上で、側壁10,12により
囲まれた空間が、後述する内箱を収納するための内部空
間となる。これら側壁10,12で囲まれた空間を閉じ
るために、側壁10,12の上端には、矩形の蓋20が
着脱自在に装着される。
【0027】本実施形態では、各短辺側壁10を構成す
るパネル16が、下述するような構造を採用することに
より、パレット6に対して折り畳み自在となっている。
また、各長辺側壁12は、それぞれ中央部13の位置で
分割可能なパネル18,18で構成してあり、下述する
ような構造を採用することにより、パレット6に対して
着脱自在となっている。なお、これらパネル16,18
は、本実施形態では、木製合板で構成してある。
【0028】本実施形態では、図2に示すように、パレ
ット6の上の四隅位置には、下金具24が立設してあ
る。各下金具24の内側には、断面略L字形状の係止片
26が固定してあり、上下方向に延びる垂直溝28と、
その溝28の下端部に連続するように水平方向に延びる
水平溝30とを形成するようになっている。
【0029】一方、短辺側壁10を構成するパネル16
の両側端部には、高さ方向に沿って金属製の側端金枠3
2が装着してある。各側端金枠32は、パネル16を補
強する作用を有する。また、各側端金枠32には、長辺
側壁12を構成するパネル18の縁部19がそれぞれス
ライド式に差し込まれるためのスライド溝34が形成し
てある。また、この側端金枠32の下端部に、回動用突
起42が具備してある。
【0030】各回動用突起42は、図2に示すように、
下金具24の垂直溝28に沿って挿入され、その溝28
の下端部で、水平方向に移動させることで(図2中矢印
A)、回動用突起42は係止片26により上方への抜け
止めがなされる。したがって、各側壁10を構成するパ
ネル16は、パレット6に対して上方への抜け止めがな
され、その状態で、パネル16は、コンテナ2の内側方
向Bへの回動が許容される。パネル10のコンテナ外側
への回動は、パネル10が、パレット6の上に固定され
た下金具24、係止片26および帯状金具44に当接す
ることにより制限される。
【0031】本実施形態では、上述した構造を採用する
ことにより、側壁10,12を構成するパネル16,1
8が、パレット6に対して折り畳み自在または着脱自在
に装着される。なお、パネル18の縁部19には、金属
製等の保護枠が装着してあることが好ましい。保護枠
は、ポリエステル樹脂、ABS樹脂などの合成樹脂を塗
布乾燥して形成することができる。保護枠を装着するこ
とが好ましいのは、側壁12を構成する各パネル18の
縁部19は、図1に示す中央部13の分割線に沿って相
互に当接すると共に、図2に示すスライド溝34に沿っ
てスライド移動することが要求され、多数回の使用にも
耐えられる滑り易さと耐久性が要求されるからである。
【0032】本実施形態では、このようにしてパレット
6の上に着脱および/または折り畳み自在に装着された
外箱8の内部に、内箱50が設置される。なお、内箱5
0の設置は、図1に示す外箱8の組立前に行われる。
【0033】図3に示すように、内箱50は、対向する
短辺側壁52と、短辺側壁52を連結するように対向す
る長辺側壁54とを有し、図1に示す外箱8に比較し
て、一回り小さく形成してある。これら側壁52,54
は、たとえば段ボール、プラスチックなどのパネルで構
成され、パネルの縁部が金属枠などで補強してある。こ
れら側壁52,54と図示省略してある底板とにより囲
まれる内部空間の上部開口部55から複数のガラス基板
が収容され、内蓋56により内部が簡易密封される。
【0034】内箱50の内部には、短辺側壁52の内面
に沿って、図4に示す側部緩衝部材58が装着してあ
る。側部緩衝部材58は、本実施形態では、弾力性を有
する部材で構成してあり、たとえばスチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレ
ンゴム(IR)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、
クロロプレンゴム(CR)などのジエン系ゴム、ブチル
ゴム(IIR)、エチレン−プロピレン−ジエンターポ
リマーゴム(EPDM)、アクリルゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、多
硫化ゴム、またはこれらの発泡体、またはウレタンもし
くはナイロンの発泡体などで構成される。
【0035】側部緩衝部材58には、その上下方向に沿
って延びるガイド溝60が所定間隔で略平行に形成して
ある。これらガイド溝60には、図4に示すように、ガ
ラス基板62の両側端部がスライド自在に装着される。
ただし、ガラス基板62の保持は、内箱50の底部に装
着してある下端保持緩衝部材(図示省略)と、図3に示
す内蓋56の内面に装着してある上端保持緩衝部材64
とにより行われ、側部緩衝部材58のガイド溝60は、
単なるガイドの役割を果たす。このような観点から、ガ
イド溝60の溝幅は、ガラス基板62の厚みよりも、好
ましくは5〜40%、さらに好ましくは10〜25%大
きめに形成される。
【0036】本実施形態に係る内箱50では、内箱50
内に収容される複数のガラス基板62は、各ガラス基板
62の上端部が上端保持緩衝部材64に当接し、各ガラ
ス基板62の下端部が下端弾性保持部材により保持され
る。すなわち、複数のガラス基板62は、上下方向に挟
み込むように保持される。したがって、内箱50に振動
が加わっても、ガラス基板62は上下方向に弾性保持し
てあるので、破損することはない。また、これらのガラ
ス基板62の間は、空間になっているので、ガラス基板
62の表面が汚染されることはない。特に、ガラス基板
62の間に窒素ガスなどの不活性ガスを吹き付けるよう
に構成すれば、ガラス基板62の表面への埃やゴミの付
着を効果的に防止することができる。
【0037】図3に示すように、内箱50の底部には、
フォークリフトやロボットハンドなどのリフト手段が差
し込み可能になっている凹所68が形成されるように、
脚部66が所定間隔で配置してある。脚部66は、木材
あるいは発砲プラスチックなどで構成してある。
【0038】図3および5に示すように、パレット6の
上の四隅部分にガイドストッパ部材74が具備してあ
る。ガイドストッパ部材74の上端部には、案内用テー
パ部75が形成してあり、パレット6上に底板70を載
置する際のガイドを行うと共に、底板70がパレット6
上で位置ズレすることを防止する。また、ガイドストッ
パ部材74は、底板70の上に、内箱50を載置する際
のガイドを行うと共に、内箱50がパレット6上で位置
ズレすることを防止する。
【0039】本実施形態では、底板70の底面には、衝
撃吸収体72が所定間隔で配置してある。衝撃吸収体7
2は、図6に示すように、立体網状構造体層78と、こ
の立体網状構造体層78の表裏面に接着される取付板8
0と、上側の取付板80の表面に接着される緩衝層82
とを有する。
【0040】支持板80は、立体網状構造体層を支持す
る機能を有し、たとえば合板、パーティクルボード、天
然木板、コルク板、プラスチックボード、セラミック系
ボード、およびこれらの複合ボードなどで構成される。
その厚みは、特に限定されないが、2〜30mm程度であ
ることが好ましい。支持板80の幅は、立体網状構造体
層78の幅と同程度である。
【0041】緩衝層82は、必ずしも装着する必要はな
いが、底板70に柔らかく接触するためのものであり、
たとえばプラスチック皮膜で構成される。
【0042】なお、立体網状構造体層78は、必ずしも
一層ではなくとも良く、2層以上の立体網状構造体層7
8を支持板でサンドイッチしても良い。
【0043】本実施形態では、立体網状構造体層78
は、動的剛性試験値が、70N/cm2 ・cmm以下で
あるように、ナイロンフィラメントを三次元的に交絡し
てマット化したものをストライプ状に切断したものであ
る。動的剛性試験値の値が低いほど、衝撃吸収効果が向
上する。この値があまりに高いと、衝撃の緩和効果が十
分ではなくなり、衝撃吸収性能が低下する傾向にある。
【0044】立体網状構造体層78は、十分な空隙率と
剛性とを有することが好ましく、フィラメント径は、
0.2〜4mm程度が好ましい。フィラメント径が0.2
mmより細いと、如何に網状構造が密でも、荷重や衝撃に
よって変形してしまい、衝撃吸収効果が低下する傾向に
ある。また、4mmよりも大きいと、得られる立体網状構
造体層の剛性が高すぎ、衝撃を緩和できなくなる傾向に
ある。
【0045】この立体網状構造体層78の厚みは、網状
構造体の剛性にもよるが、室温で荷重負荷が作用しない
状態において3〜50mm程度で用いられることが好まし
い。厚みが3mmより小さい場合には、衝撃吸収機能の確
保が困難になり、50mmよりも大きくしても、その割に
は衝撃吸収性能の向上には寄与せず、コストアップにな
る傾向にある。
【0046】このような立体網状構造体層78を持つ衝
撃吸収体72は、300〜600mmの間隔で配置される
ことが好ましい。このような間隔で配置することで、全
面に配置する場合に比較して、衝撃吸収効果が向上す
る。間に空間がある方が衝撃吸収効果が高くなるためと
考えられる。
【0047】衝撃吸収体72の幅は、30〜100mmが
好ましい。この幅があまりに広い場合には、立体網状構
造体を全面に敷き詰めた場合と同じになる傾向にあり、
あまりに狭い場合には、底板70の支持が不安定になる
傾向にある。
【0048】図1および3に示すように、本実施形態に
係る二重箱コンテナ2においては、内箱50の周囲を外
箱8で囲む構成を採用していることから、外箱8により
内箱50が保護され、内箱50に収容されるガラス基板
62(図4参照)に埃やゴミが付着することを有効に防
止することができる。特に、内箱50を簡易密封構造と
することで、ガラス基板62に対するゴミや埃の付着防
止効果をさらに向上させることができる。
【0049】したがって、本実施形態では、クリーンル
ーム内で内箱50に複数のガラス基板62を収容し、準
クリーンルーム内で、外箱8を組み立て、その二重箱コ
ンテナ2を別の場所へ運搬し、その場所にある準クリー
ンルーム内で外箱8を解体または折り畳み、内箱50を
取り出し、クリーンルーム内で内箱50からガラス基板
62を取り出すなどの使い方が可能となる。すなわち、
平面表示装置の製造部品としてのガラス基板62は、ゴ
ミや埃を嫌うことから、クリーンルーム間で受け渡しす
ることが好ましく、本実施形態では、このような要求を
満足させることができる。
【0050】また、本実施形態では、内箱50が外箱8
で覆われているため、内箱50自体の強度としては、必
要最小限の強度しか要求されず、内箱50の側壁52,
54を、段ボールやプラスチックなどの比較的安価な材
質で構成することができる。外箱8の側壁は、金属枠な
どにより補強された合板などで構成してあるので、段積
み保管や運搬が可能であり、小さいスペースでの保管や
運搬が可能となる。
【0051】また、本実施形態では、二重箱コンテナ2
の底部が、パレット6になっているので、フォークリフ
トにより容易に持ち上げて移動することが可能である。
また、内箱50の底部にも、リフト手段が差し込まれる
凹所68が形成してあるので、フォークリフトまたはロ
ボットハンドなどにより内箱単独で容易に移動させるこ
とができる。
【0052】さらに、本実施形態では、外箱8が、パレ
ット6に対して着脱または折り畳み自在であるため、内
箱50を取り出して空になったコンテナ2は、外箱8を
パレット6上に解体または折り畳んで小さくした状態
で、運送元へ返却し、再利用することができる。
【0053】さらにまた、内箱50は、パレット6上
に、衝撃吸収特性に優れた立体網状構造体層78を持つ
衝撃吸収体72を介して載置されることから、コンテナ
2の外部から衝撃が加わった場合でも、内箱50に対し
て加えられる衝撃は少なく、内箱内に収容された部品が
破損することを有効に防止することができる。
【0054】また、パレット6上にガイドストッパ部材
74が装着してあるので、パレット6上に内箱50を載
置する際に、内箱50がガイドストッパ部材74により
案内されるため、パレット6上の所定位置に内箱50を
載置することが容易となる。また、パレット6上に内箱
50が載置された後には、パレット6の平面に沿った内
箱50の移動は、ガイドストッパ部材74により制限さ
れるので、内箱50が外箱8の内部でがたつくことも有
効に防止できる。外箱8の内部での内箱50のがたつき
を、さらに有効に防止するために、内箱50は、パレッ
ト6の上に形成してある金具76に締め付けバンド(図
示省略)を引っかけてパレット上に固定される。
【0055】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0056】たとえば、上述した実施形態では、二重箱
コンテナ2内に収容される部品として、ガラス基板を例
示したが、本発明に係るコンテナには、ガラス基板に限
らず、特に埃やゴミなどを嫌う壊れ易いその他の部品を
収容することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
二重箱コンテナによれば、内箱の周囲を外箱で囲む構成
を採用していることから、外箱により内箱が保護され、
内箱に収容される薄板などの部品に埃やゴミが付着する
ことを有効に防止することができる。特に、内箱を簡易
密封構造とすることで、ゴミや埃の付着防止効果をさら
に向上させることができる。
【0058】また、本発明では、二重箱コンテナの底部
が、パレットになっているので、フォークリフトなどの
リフト手段により容易に持ち上げて移動することが可能
である。また、内箱の底部にも、リフト手段が差し込ま
れる凹所が形成してあるので、フォークリフトまたはロ
ボットハンドなどにより内箱単独で容易に移動させるこ
とができる。
【0059】さらに、本発明では、外箱が、パレットに
対して着脱または折り畳み自在であるため、内箱を取り
出して空になったコンテナは、外箱がパレット上に解体
または折り畳まれて小さくなった状態で、運送元へ返却
し、再利用されることができる。
【0060】さらにまた、本発明では、内箱は、パレッ
ト上に、衝撃吸収特性に優れた立体網状構造体を介して
載置されることから、コンテナ外部から衝撃が加わった
場合でも、内箱に対して加えられる衝撃は少なく、内箱
内に収容された部品が破損することを有効に防止するこ
とができる。
【0061】本発明において、パレット上にガイドスト
ッパ部材が装着してある場合には、パレット上に内箱を
載置する際に、内箱がガイドストッパ部材により案内さ
れるため、パレット上の所定位置に内箱を載置すること
が容易となる。また、パレット上に内箱が載置された後
には、パレットの平面に沿った内箱の移動は、ガイドス
トッパ部材により制限されるので、内箱が外箱の内部で
がたつくことも有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施形態に係る二重箱コンテ
ナにおける外箱とパレットとの関係を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図2は外箱とパレットとの連結構造を示す要部
分解斜視図である。
【図3】図3は二重箱コンテナにおける内箱とパレット
との関係を示す分解斜視図である。
【図4】図4は内箱の内部を示す要部斜視図である。
【図5】図5は底板とガイドストッパ部材との関係を示
す要部断面図である。
【図6】図6は立体網状構造体の要部断面図である。
【符号の説明】
2… コンテナ 4,68… 凹所 6… パレット 8… 内箱 10,12,52,54… 側壁 50… 内箱 70… 底板 72… 衝撃吸収体72 74… ガイドストッパ部材 78… 立体網状構造体 80… 支持板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフト手段が差し込まれる凹所が底部に
    形成してある内箱と、 三次元的に交絡してなるフィラメントから成り、前記内
    箱が載置される底板に衝撃を吸収するように設けられた
    立体網状構造体と、 前記内箱が載置される底板および立体網状構造体が載置
    され、リフト手段が差し込まれる凹所が形成してあるパ
    レットと、 前記パレット上に、前記内箱を囲むように、且つ、前記
    パレットに対して着脱または折り畳み自在に装着される
    外箱とを有する二重箱コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記パレット上には、前記内箱の載置を
    案内すると共に、パレットの平面に沿った内箱の移動を
    制限するガイドストッパ部材が装着してある請求項1に
    記載の二重箱コンテナ。
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