JP2002128185A - コンテナ用防振装置及びそれを用いたコンテナ - Google Patents

コンテナ用防振装置及びそれを用いたコンテナ

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JP2002128185A JP2000323621A JP2000323621A JP2002128185A JP 2002128185 A JP2002128185 A JP 2002128185A JP 2000323621 A JP2000323621 A JP 2000323621A JP 2000323621 A JP2000323621 A JP 2000323621A JP 2002128185 A JP2002128185 A JP 2002128185A
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tube
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Shinji Matsuda
真次 松田
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Matsuda R&D Co Ltd
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MATSUDA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Matsuda R&D Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/22Safety features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pallets (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造可能であるとともに、重量も
小さいコンテナ用防振装置及びそれを用いたコンテナを
提供すること。 【解決手段】 内部に空気が充満される、中央部分に中
空部(201)を有する略ドーナツ形状のエアーチュー
ブ(2)と、該エアーチューブ(2)の上面に密着され
たアッパープレート(3)と、前記エアーチューブ
(2)の下面に密着されたロアプレート(4)と、前記
中空部(201)とアッパープレート(3)とロアープ
レート(4)とにより形成される閉塞空間(5)と、前
記アッパープレート(3)あるいはロアープレート
(4)の任意の箇所に形成した空気孔(301)と、一
端が前記エアーチューブ(2)に連結された、前記エア
ーチューブ(2)内にエアーを供給するためのエアー注
入手段(6)と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナ用防振装置
及びそれを用いたコンテナに係り、より詳しくは、中空
部を有する略ドーナツ形状のエアーチューブの上面及び
下面にプレートを装着してエアーチューブの中央部分に
閉塞空間を形成するととも、前記プレートの任意の箇所
に空気の出入りのための小孔を形成し、これにより前記
閉塞空間にエアーダンパーを構成したコンテナ用防振装
置、及びこれを用いたコンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、貨物の輸送あるいは保管に際
してはコンテナが用いられており、このコンテナを用い
ることにより、航空機や船によって荷物等を運搬、保管
等する場合において、効率よく荷物を収納可能であると
ともに運搬をも可能としている。
【0003】しかしながら、このコンテナにより貨物を
輸送する際には、コンテナの振動によりコンテナ内部の
貨物に悪影響が出てしまうことがある。
【0004】例えば、航空機により精密機器等を輸送す
る際においては、空港等においてはこのコンテナを台車
等によって航空機から運び出すことが一般的であるが、
その過程において路面の状況が悪い場合には台車が振動
してしまうとともに、この台車の振動をコンテナ内部の
精密機器等が直接受けてしまい、これにより精密機器等
が故障を起こしてしまうことが考えられる。
【0005】また、一般的に台車の車輪は硬質ゴム等に
より形成されており路面の凹凸を吸収することができな
いため、路面状況が良い場合であっても、台車は常に微
振動を起こしており、これによりコンテナも微振動を繰
り返してしまう。そしてそれにより、特に精密機器の場
合には輸送の過程で故障等を起こしてしまうことも考え
られる。
【0006】更に、例えば航空機の場合には、エアーポ
ケットに入った場合には高度が急激に変化するが、かか
る場合にも、コンテナに何等防振手段を施していない場
合には、コンテナ内部の貨物に悪影響がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来から各種の
防振装置が提供されており、これをコンテナ内部に装備
することも考えられはするが、従来から提供されている
防振装置は、一般的に複雑な構造のものが多く、それに
よりコストが高くなってしまうという問題点があった。
【0008】また、従来から提供されている防振装置
は、スプリング等を用いたものが多く、それにより防振
装置自体の重量も大きくなってしまうという問題点もあ
った。
【0009】そこで、本発明は、低コストで製造可能で
あるとともに、重量も小さいコンテナ用防振装置及びそ
れを用いたコンテナを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテナ用防振
装置は、内部に空気が充満される、中央部分に中空部を
有する略ドーナツ形状のエアーチューブと、該エアーチ
ューブの上面に密着されたアッパープレートと、前記エ
アーチューブの下面に密着されたロアプレートと、前記
中空部とアッパープレートとロアープレートとにより形
成される閉塞空間と、前記アッパープレートあるいはロ
アープレートの任意の箇所に形成した空気孔と、一端が
前記エアーチューブに連結された、前記エアーチューブ
内にエアーを供給するためのエアー注入手段と、を備え
たことを特徴としており、これを用いたコンテナでは、
コンテナの底部に前記防振装置を複数個装着するととも
に、この防振装置の上側に床面を装備してなることを特
徴とする。
【0011】このように、本発明のコンテナ用防振装置
では、内部に空気が充満されるエアーチューブを用いて
いるために、防振装置に振動が加わった場合でもこの振
動をエアーチューブが吸収することができ、例えばこれ
をコンテナに装備した場合には、コンテナに振動が加わ
った場合であっても、エアーチューブがその振動を吸収
し、振動がコンテナ内部の貨物に与える悪影響を抑える
ことができる。
【0012】また、本発明のコンテナ用防振装置では、
エアーチューブの上下側にそれぞれアッパープレート及
びロアープレートを装着し、これにより、前記エアーチ
ューブの中空部を閉塞空間にするとともに、前記アッパ
ープレートあるいはロアープレートの任意の箇所には空
気を出入りさせるための小孔を形成し、これにより、中
空部とアッパープレートとロアープレートにより形成さ
れる閉塞空間にダンパー機能を持たせている。そのため
に、例えばこれを装備したコンテナに大きな振動が加わ
った場合であっても、ダンパー機能が発揮されることに
よりエアーチューブの急激な収縮を抑え、これによりコ
ンテナ内部の貨物への悪影響を無くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のコンテナ用防振装置で
は、中央部に中空部を有する、内部に空気を充満させる
ことが可能な略ドーナツ形状のエアーチューブの上面及
び下面にそれぞれ、アルミプレートよりなるアッパープ
レート及びロアープレートを装着しており、これによ
り、略ドーナツ形状のエアーチューブの中空部分を閉塞
空間としている。
【0014】また、前記アッパープレートの任意の箇所
には空気の出入りのための小孔を形成しており、これに
より、前記閉塞空間をエアーダンパーとして構成してい
る。
【0015】そして、前記エアーチューブにはエアー注
入手段の一端を連結して、これによりエアー注入手段を
介してエアーチューブ内に空気を供給可能にするととも
に、エアー注入手段の他端は、前記アッパープレートに
形成した空気注入口に連結し、これにより、防振装置の
外部からエアーチューブを膨張させることを可能として
おり、更に空気注入口にはシール手段としての蓋を装備
している。
【0016】ここで、前記アッパープレートに形成した
小孔の裏側にはバルブを備え、閉塞空間への空気の流入
を許容しつつ、閉塞空間からの空気の流出を制限するよ
うに構成するとよく、これにより前記閉塞空間をワンウ
ェイダンパーとすることができる。
【0017】また、本発明のコンテナは、その底部に前
記防振装置を複数個装備するとともに、この複数個の防
振装置の上面側には、精密機器等の貨物を載置するため
の床材を装備している。
【0018】
【実施例】本発明のコンテナ用防振装置(以下単に「防
振装置」と言う。)の実施例について図面を参照して説
明すると、図1は本実施例の防振装置全体を示す斜視図
であり、図において1が本実施例の防振装置である。
【0019】また、図において2はエアーチューブであ
り、このエアーチューブ2は、図3に示すように、略ド
ーナツ形状をしており、その中央部分には中空部201
が形成されている。そして、本実施例においてこのエア
ーチューブは、ゴム製としている。
【0020】また、このエアーチューブ2の内部には空
気を充満することが可能であり、内部に空気を充満させ
ることにより、エアーチューブ2の全体に弾力性を持た
せることが可能である。そのため、このエアーチューブ
2に微振動等が加わった場合でも、その微振動等を吸収
することが可能である。
【0021】次に、図において3はアッパープレート、
4はロアープレートであり、本実施例においては、前記
エアーチューブ2の上面及び下面に、少なくとも前記中
空部201を閉塞するような配置において、アルミプレ
ートよりなるアッパープレート3、及びロアープレート
4が密着され、これにより、前記中空部201とアッパ
ープレート3とロアープレート4とにより閉塞空間5を
形成している(図2参照)。
【0022】また、前記アッパープレート3の任意の箇
所には、閉塞空間5への空気の出入りのための小孔30
1が形成されており、これにより、前記閉塞空間5がエ
アーダンパーとして機能するように構成している。
【0023】即ち、アッパープレート3上に貨物等を載
置した状態で、何らかの原因で前記エアーチューブ2が
上下動したとき、前記中空部201とアッパープレート
3とロアープレート4によりエアーダンパーを構成して
いない場合は、エアーチューブは、貨物の重さ等によ
り、落下したときに大きく収縮する。そうすると、その
収縮の度合いが大きいとともに、収縮の速度が速い場合
には、アッパープレート3上に載置した貨物もまた大き
く上下動してしまい、この大きな上下動により貨物に悪
影響を与えてしまうことが考えられる。
【0024】しかしながら、本実施例では、中空部20
1とアッパープレート3とロアープレート4により閉塞
空間5を形成するとともにアッパープレート3の任意の
箇所に小孔301を形成してエアーダンパーを構成して
いるため、エアーチューブ2が大きく上下動した場合
に、閉塞空間5内の空気の抵抗がエアーチューブ2の落
下の際における収縮に干渉し、その結果エアーチューブ
2の収縮を緩やかにすることができる。そのため、本実
施例によれば、微振動のみならず大きな上下動が起きた
場合でも、貨物に与える悪影響を最小限度に抑えること
ができる。
【0025】なお、エアーチューブ2の上下面にアッパ
ープレート3及びロアープレート4を密着する方法に関
しては特に限定はされないが、例えばワイヤーを用い
て、アッパープレート3とロアープレート4とでエアー
チューブ2を強く挟み込むようにして、アッパープレー
ト3及びロアープレート4をエアーチューブ2に密着さ
せると良い。
【0026】また、前述の形態では、アッパープレート
3に閉塞空間5への空気の出入りのための小孔301が
形成した場合について説明したが、この小孔301は必
ずしもアッパープレート3に形成する必要は無く、ロア
ープレートの任意の箇所に形成しても良い。
【0027】次に、図2は、本実施例の防振装置1の構
造を説明するための断面図であり、図において6は、前
記エアーチューブ2に空気を供給するためのエアー注入
用バルブであり、このエアー注入用バルブ6は、前記閉
塞空間5内に配置されており、その一端は前記エアーチ
ューブ2に連結されている。また、その他端は、前記ア
ッパープレート3の任意の箇所に形成した空気注入口3
02に連結され、これにより、防振装置1の外部よりエ
アーチューブ2内へ空気注入可能としている。
【0028】ここで、図5はこの空気注入口302近傍
の構造を示した断面図であり、本実施例においては、図
にも示されるように、前記アッパープレート3に形成し
た空気注入口302の内周面にねじ切りをするととも
に、このこのねじ切りした内周面に螺合するようにして
シール手段としての蓋7が装着され、これにより、エア
ーチューブ2内の空気が外部へ漏れ出ないようにしてい
る。
【0029】なお、空気注入口302は、必ずしもアッ
パープレート3に形成する必要は無く、ロアープレート
4の任意の箇所に形成しても良い。
【0030】また、前記エアー注入用バルブ6は、必ず
しも前記閉塞空間5内に配置する必要は無く、エアーチ
ューブ2に空気を供給可能な箇所であればいずれの箇所
に配置しても良い。従って、例えばエアーチューブ2の
外周側にエアー注入用バルブ6を連結し、アッパープレ
ート3あるいはロアープレート4には空気注入口302
を形成しないような形態にしてもよく、その他、エアー
チューブ2の上面側あるいは下面側に対応するアッパー
プレート3あるいはロアープレート4の任意の箇所に空
気注入口302を形成するとともに、エアー注入用バル
ブ6を、この空気注入口302に連結するような配置で
エアーチューブ2の上面側あるいは下面側に連結しても
良い。
【0031】次に、図1において8は、前記アッパープ
レート3の下面において、前記小孔301を閉塞するよ
うな配置において装着されたバルブであり、このバルブ
7は、前記閉塞空間5への空気の入り込みのみを許容す
る逆止弁として作用している。
【0032】即ち、図4はこのバルブ8の周辺の構造を
示す断面図であり、このバルブ8は、アッパープレート
3の下側へのみ変形可能としており、これにより、閉塞
空間5への空気の流入は許容するが、閉塞空間5からの
空気の流出を制限するようにしている。
【0033】そのため、本実施例においては、エアーチ
ューブ2が大きく上下動する場合における落下の際に、
小孔301を通って閉塞空間5から空気が急激に流出し
てしまうことを防止でき、エアーチューブ2の急激な収
縮をより有効に防止することができる。
【0034】なお、バルブ8は必ずしもアッパープレー
ト3に形成する必要は無く、例えば、閉塞空間5への空
気の出入りのための小孔301をロアープレート4に形
成した場合には、それに対応するように、ロアープレー
ト4にバルブ8を装着する必要がある。また、このバル
ブ8は必ずしも必要なものでは無く、本発明において
は、このバルブ8を備えない場合においても十分に防振
装置としての効果を奏する。
【0035】次に、図において9は前記閉塞空5内に備
えた支柱であり、これによりアッパープレート3の強度
を増している。但し、この支柱9は必ずしも必要なもの
では無く、この支柱9を備えない構造としても良い。
【0036】このように構成される本実施例の防振装置
1において、エアーチューブ2内に空気を充満した状態
において、防振装置1に下側から微振動が加わった場合
には、エアーチューブ2がその振動を吸収するため、例
えばアッパープレート3上に精密機器等を載置している
場合でも、振動が精密機器に直接伝わることが無く、振
動による精密機器の故障等を防止することができる。
【0037】また、何らかの理由で防振装置が大きく上
下動した場合には、閉塞空間5がエアーダンパーとして
作用するため、防振装置1が落下する際に、エアーチュ
ーブ2が急激に収縮することを防止でき、これにより精
密機器に与える悪影響を防止することが可能である。
【0038】このように、本実施例の防振装置1は、エ
アーチューブ2により微振動等を吸収可能であるのみな
らず、エアーチューブ2の中空部201とアッパープレ
ート3とロアープレート4とで構成されるエアーダンパ
ーにより、大きな上下動が発生した場合でもこれによる
貨物に与える影響を最小限度に抑えることができるた
め、特に精密機器の輸送の際には微振動や上下動による
精密機器の故障を無くすることが可能である。
【0039】また、ゴム製のエアーチューブを用いてい
るとともに、このエアーチューブの上下面にプレートを
密着することによりエアーダンパーを構成しているため
に、防振装置全体を軽量にすることが可能であるととも
に、製造コストを低く抑えることが可能である。
【0040】次に、図6及び図7は、前述の防振装置1
の実施例を用いた本発明のコンテナの実施例を説明する
ための図であり、図4は、本実施例のコンテナ11内の
底部12を示した図、図5はコンテナ11の床面の構造
を示した一部断面図である。
【0041】そして、本実施例のコンテナ11では、コ
ンテナ内部における底部12の四隅部分、及び中央部分
の合計5箇所に、前述した防振装置1を装備するととも
に、この防振装置1を装備した底部12の上側に床材1
3を装着し、床材13上に精密機器等の貨物を載置可能
としている。
【0042】なお、床材13を装着する際には、床材1
3により防振装置1のアッパープレート3に形成した小
孔302を塞がないようにすると良い。
【0043】このように、本実施例のコンテナ11で
は、前述した防振装置1を内部における底部に複数個配
置するとともに、その上側に床材を装備しているため、
特に精密機器を運搬する際には、路面の状況が悪い場合
や、あるいは台車を介した微振動がある場合、更には航
空機による輸送の際のエアーポケットによる急激な上下
動があった場合でも、これらの振動や衝撃から精密機器
等を有効に保護することが可能である。
【0044】なお、本実施例のコンテナ11は、航空コ
ンテナや船舶コンテナあるいはその他の一般のコンテナ
すべてに用いられる。
【0045】
【発明の効果】本発明のコンテナ用防振装置及びそれを
用いたコンテナは以上説明したような形態で実施され、
以下に記載するような効果を奏する。
【0046】本発明のコンテナ用防振装置は、内部に空
気が充満される、中央部分に中空部を有する略ドーナツ
形状のエアーチューブと、該エアーチューブの上面に密
着されたアッパープレートと、前記エアーチューブの下
面に密着されたロアプレートと、前記中空部とアッパー
プレートとロアープレートとにより形成される閉塞空間
と、前記アッパープレートあるいはロアープレートの任
意の箇所に形成した空気孔と、一端が前記エアーチュー
ブに連結されたエアー注入手段と、を備えたことを特徴
としており、これを用いたコンテナでは、コンテナの底
部に前記防振装置を複数個装着するとともに、この防振
装置の上側に床面を装備してなることを特徴としてい
る。
【0047】このように、本発明のコンテナ用防振装置
では、内部に空気が充満されるエアーチューブを用いて
いるために、防振装置に振動が加わった場合でもこの振
動をエアーチューブが吸収することができ、例えばこれ
をコンテナに装備した場合には、コンテナに振動が加わ
った場合であっても、エアーチューブがその振動を吸収
し、振動がコンテナ内部の貨物に与える悪影響を抑える
ことができる。
【0048】また、エアーチューブの上下側にそれぞれ
アッパープレート及びロアープレートを装着し、これに
より、前記エアーチューブの中空部を閉塞空間にすると
ともに、前記アッパープレートの任意の箇所には空気を
出入りさせるための小孔を形成して、中空部とアッパー
プレートとロアープレートにより形成される閉塞空間に
ダンパー機能を持たせているため、例えばこれを装備し
たコンテナに大きな振動が加わった場合であっても、ダ
ンパー機能が発揮されることによりエアーチューブの急
激な収縮を抑え、これによりコンテナ内部の貨物への悪
影響を無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナ用防振装置の実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明のコンテナ用防振装置の実施例を説明す
るための断面図である。
【図3】本発明のコンテナ用防振装置の実施例に用いら
れるエアーチューブを示す図である。
【図4】本発明のコンテナ用防振装置の実施例に用いら
れるバルブを説明するための図である。
【図5】本発明のコンテナ用防振装置の実施例に用いら
れる空気注入口を説明するための図である。
【図6】本発明のコンテナの実施例における底部を示す
図である。
【図7】本発明のコンテナの実施例の構造を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 防振装置 2 エアーチューブ 3 アッパーパネル 4 ロアーパネル 5 閉塞空間 6 エアー注入用バルブ 7 蓋 8 バルブ 9 支柱 11 コンテナ 12 底部 13 床材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に空気が充満される、中央部分に中空
    部(201)を有する略ドーナツ形状のエアーチューブ
    (2)と、 該エアーチューブ(2)の上面に密着されたアッパープ
    レート(3)と、 前記エアーチューブ(2)の下面に密着されたロアプレ
    ート(4)と、 前記中空部(201)とアッパープレート(3)とロア
    ープレート(4)とにより形成される閉塞空間(5)
    と、 前記アッパープレート(3)あるいはロアープレート
    (4)の任意の箇所に形成した空気孔(301)と、 一端が前記エアーチューブ(2)に連結された、前記エ
    アーチューブ(2)内部にエアーを供給するためのエア
    ー注入手段(6)と、を備えたコンテナ用防振装置。
  2. 【請求項2】前記アッパープレート(3)あるいはロア
    ープレート(4)の閉塞空間(5)側において、前記空
    気孔(301)を閉塞するような配置で、前記閉塞空間
    (5)への空気の流入を許容しつつ閉塞空間(5)から
    の空気の流出を制限するためのバルブ(8)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコンテナ用防振装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載のコンテナ用
    防振装置を備えたコンテナ(11)であって、前記コン
    テナ用防振装置(1)をコンテナ内部の底部(12)に
    複数個備えるとともに、該複数個のコンテナ用防振装置
    (1)を備えた底部(12)の上方側に床材(13)を
    装着してなることを特徴とするコンテナ。
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