JP2676066B2 - 輸送用除振コンテナ - Google Patents

輸送用除振コンテナ

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JP2676066B2
JP2676066B2 JP62093295A JP9329587A JP2676066B2 JP 2676066 B2 JP2676066 B2 JP 2676066B2 JP 62093295 A JP62093295 A JP 62093295A JP 9329587 A JP9329587 A JP 9329587A JP 2676066 B2 JP2676066 B2 JP 2676066B2
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JP
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vibration
container
vibration isolation
transportation
rubber
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惠一郎 水野
一嘉 飯田
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Bridgestone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は物品を輸送するために用いるコンテナに関す
るものである。 従来の技術 従来物品を輸送するコンテナの場合、輸送物品をウレ
タン等の緩衝材で包装したのちコンテナに搭載したり、
大きな物品などは単品ごとに木枠を組み、専用の木箱を
手作業で製作して、振動、衝撃の吸収を図り、輸送して
いた。 またそれほど大きくない物品は発泡スチロールなどで
ガタを止め、動かないようにしてダンボール箱に入れて
梱包し輸送するなどしていた。 発明が解決しようとする問題点 しかし振動、衝撃を吸収するように物品を梱包するの
に手間と時間を要していた。 また上記方法により物品を包装し輸送する場合でも、
振動、衝撃吸収に限界があり、さらにはある周波数の振
動に対して共振を起すなど問題があった。特に精密機器
を取り扱う場合など、吸収しきれない振動、衝撃が損傷
の原因となることがある。 本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的
とする処は、物品の搭載に際しての包装等を容易にし、
振動、衝撃吸収を行い搭載物品に損傷を与えない構造の
簡単な輸送用除振コンテナを供する点にある。 問題点を解決するための手段および作用 上記目的を達成するために、本発明は、コンテナ自体
に固定された防振装置によりコンテナを支持した輸送用
除振コンテナであって、前記防振装置は、水平方向の振
動を除去する第1防振部と上下方向の振動を除去する第
2防振部とが直列に配列してなり、前記第1防振部は、
ゴム層と金属板とを交互に積層した積層ゴム体であり、
前記第2防振部は、ゴムを主体とした弾性体である輸送
用除振コンテナとした。 コンテナが直列に配列された積層ゴム体と弾性体によ
り支持される輸送用除振コンテナであるので、本来ゴム
弾性体の有するばね要素とダンパー要素は上下方向およ
び水平方向いずれにも作用し、特に水平方向の振動は積
層ゴム体のばね要素とダンパー要素が吸収し、上下方向
の振動はゴム弾性体のばね要素とダンパー要素が吸収
し、上下水平いずれの方向の振動・衝撃も吸収し、共振
を回避して応答倍率を低く抑え振動の減衰時間を短くし
て効果的な除振により搭載物品の保護を図ることができ
る。 また積層ゴム体と弾性体を直列に配設する簡単な構造
でスペース的にも有利である。 さらにコンテナ自体に防振装置が固定されているの
で、梱包に要する手間が削減できる。 実 施 例 以下第1図ないし第6図に図示した本発明の一実施例
について説明する。 第1図は本実施例の輸送用除振コンテナ1の斜視図で
ある。 該除振コンテナ1は下方の長方体状の容器2と上方の
蓋部3とで物品を収納する内部空間が形成される。 そして容器2の底板下面に防振装置が固定されてお
り、同防振装置を隠すようにして各側面から下方にフレ
キシブルなカバー4が延設されている。 該除振コンテナ1の縦断面図を第2図および第3図に
示す。 なお15は搭載物品である。 防振装置は容器2の下面において上下2層からなる構
造をしており、下層に長尺の立方体状をなす積層ゴム体
5が2本並行に走り、上層の円柱状をなす防振ゴム6が
各積層ゴム体5につき3個ずつ羅列されて容器2の底板
と積層ゴム体5の頂面とを上下において固着せしめてい
る。 積層ゴム体5は第1防振部に相当しゴム層と金属板と
を交互に積層したものであり、主に水平方向の振動を除
去する。 防振ゴム6は第2防振部に相当し一般に用いられてい
る防振用のゴムで主に上下方向の振動を除去する。 本実施例に係るコンテナは以上のような構造をしてお
り、防振機構を説明するための模式図を図示すると第4
図のようになる。 下層の積層ゴム体5は水平方向に指向したばね5aと減
衰器(ダンパー)5bとからなり特に水平方向のばね特性
のやわらかい積層ゴムを用いており、水平方向の振動を
除去している。 上層の防振ゴム6は上下方向に指向したばね6aと減衰
器6bとからなり、上下方向の振動を除去している。 いま該除振コンテナ1と通常の防振装置を有しないコ
ンテナ(コンテナ内部に緩衝材が入れられているもの)
とを比較した振動試験の結果を第5図および第6図に示
す。 第5図は上下方向の床振動(振動加速度)が該除振
コンテナ1に加わった場合のコンテナ本体の振動(振動
加速度)を応答倍率(=|/)として示したもの
で横軸が床振動周波数であり、縦軸が応答倍率を示す。 同図において実線が本実施例の除振コンテナ1の場合
の結果を示し、破線が防振装置を有しない通常のコンテ
ナの場合の結果である。 従来の場合(破線)、共振周波数(約20Hz)を有し、
その前後で応答倍率は極めて大きな値を示しており、応
答倍率が1以下を示すのは、約50Hz以上の振動に対して
のみであり、50Hz以下では振動がそのままコンテナ本体
に伝わるか、かえって大きくなって伝搬される。 これに対し本実施例に係る除振コンテナ1の場合は、
応答倍率が共振点付近でも1をわずかに越えるだけであ
り、その他の周波数帯域では完全に1以下であり、特に
50Hzを越える周波数帯域では極めて小さい応答倍率を得
られるという非常に性能のよい防振効果を示している。 第6図は上下方向の衝撃が加わった場合の時間経過に
伴う応答波形(減衰特性)を示し、破線が通常のコンテ
ナ、実線が本実施例に係る除振コンテナ1の応答波形を
示している。 明らかに本実施例のコンテナの方が大幅に振幅が減じ
ているとともに、減衰時間も短時間で良好な結果が得ら
れている。 以上の試験は上下方向の振動、衝撃試験であったが、
水平方向についても略同様の結果が得られ、大きな防振
効果を発揮することができる。 以上の実施例のほか第3図においてコンテナの容器2
の側板、および底板の下面に破線で示したようにダイナ
ミックダンパー10を取り付けることも可能であり、この
ようにすることで吸振効果が作用し、さらに大きな防振
効果を期待できる。 以上の実施例では防振装置の下層を長方体状の積層ゴ
ム体としたが第7図に図示するように、上層の防振ゴム
6と対応させて複数個の積層ゴム体5′に分割してもよ
い。 また第8図に示すように、コンテナ本体の側板を取り
除いて底板11のみのパレットとしたものについても同様
に適用できる。 さらにコンテナ下部を覆うカバーの一部を切欠いてお
き、コンテナが平らな面に置かれた状態でフォークリフ
ト爪が防振部材間に挿入できるようにすれば移載作業も
容易に行うことができる。 発明の効果 本発明はコンテナ自体に第1,第2防振部を装備するの
で、特に振動を避けなければならない物品に要求される
梱包作業を大幅に削減できる。 第1防振部が水平方向の振動・衝撃を吸収し、第2防
振部が上下方向の振動・衝撃を吸収し、共振を回避して
応答倍率を低く抑え振動の減衰時間を短かくして有効な
防振効果を得ることができ、精密機器輸送の場合には、
特にその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る一実施例の除振コンテナの斜視
図、第2図はその縦断面図、第3図は第2図のIII−III
線で截断した縦断面図、第4図は同実施例の模式図、第
5図は同実施例の振動試験における応答倍率を示した
図、第6図は同実施例の衝撃試験における減衰特性を示
した図、第7図は別実施例の除振コンテナの縦断面図、
第8図は別実施例の除振コンテナの縦断面図である。 11……除振コンテナ、2……容器、3……蓋部、4……
カバー、5,5′……積層ゴム体、6……防振ゴム、10…
…ダイナミックダンパー、11……底板、15……搭載物
品。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.コンテナ自体に固定された防振装置によりコンテナ
    を支持した輸送用除振コンテナであって、 前記防振装置は、水平方向の振動を除去する第1防振部
    と上下方向の振動を除去する第2防振部とが直列に配列
    してなり、 前記第1防振部は、ゴム層と金属板とを交互に積層した
    積層ゴム体であり、 前記第2防振部は、ゴムを主体とした弾性体であること
    を特徴とする輸送用除振コンテナ。
JP62093295A 1987-04-17 1987-04-17 輸送用除振コンテナ Expired - Lifetime JP2676066B2 (ja)

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JP62093295A JP2676066B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 輸送用除振コンテナ
US07/182,706 US4877136A (en) 1987-04-17 1988-04-18 Vibration free container for transportation
US07/378,112 US5100096A (en) 1987-04-17 1989-07-07 Vibration free container for transportation

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JPS63258776A JPS63258776A (ja) 1988-10-26
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