JPH11107639A - 複合窓枠の無目構造 - Google Patents

複合窓枠の無目構造

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JPH11107639A
JPH11107639A JP28312197A JP28312197A JPH11107639A JP H11107639 A JPH11107639 A JP H11107639A JP 28312197 A JP28312197 A JP 28312197A JP 28312197 A JP28312197 A JP 28312197A JP H11107639 A JPH11107639 A JP H11107639A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、上下方向に無目を介在させて連
設する複合窓枠において、金属製の上下枠と無目の室内
側面を金属に比して熱伝導率が極めて低い樹脂により連
続的に被覆して、連結部における連結強度の確保と、無
目部における断熱性の確保と、無目部における室内側の
意匠性の確保を図る。 【解決手段】 本発明は、金属枠の室内側に樹脂枠を配
設した複合窓枠を上下方向に連設する複合窓枠の連結構
造であって、上下方向連設する二つの窓枠1、2の上下
枠1d、2c間に金属製の無目3を介在させて各窓枠
1、2を連結させ、上下枠の金属部と無目3とを係合又
はネジ止めし、上記無目3の室内側面には樹脂製のカバ
ー体15を取付けると共に、このカバー体15と上記上
下枠の樹脂部材とを略連続状としたことを特徴として構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属枠の室内側に
樹脂枠を配設した複合窓枠を上下方向に連設するもので
あって、特に二つの複合窓枠の上下枠間に金属製の無目
を介在させて各窓枠を連設するようにした複合窓枠の無
目構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、アルミサッシ等の金属製枠からな
る窓枠を金属無目を介して上下方向に連設してなるいわ
ゆる組み合わせ窓がある。そして、アルミサッシ等の金
属製枠からなる窓枠に対し、その屋内側露出部分に樹脂
製枠を備えた複合窓枠が用いられるようになっている。
これは、金属製枠の屋内側を金属に比して熱伝導率が極
めて低い樹脂により覆うことによって、サッシ窓の断熱
性の向上を図ると共に室内側への結露を抑え、また金属
製枠の視覚的な冷たさを排除すると共に室内側の壁面装
飾との一体性を持たせることによって室内側の内装感の
向上を図るためである。しかしながら、金属製枠からな
る窓枠を連設するように金属製の無目を介して二つの窓
枠を上下方向に連結して組み合わせる複合窓は存在しな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような複合窓枠
は、単体の窓枠に対しては適用される場合があるもの
の、無目を介して上下方向に連設した二つの窓枠に対し
て適用するのには、多くの問題を有している。すなわ
ち、金属窓枠を連設するように金属製の無目を複合窓枠
間に介在させて連結した場合、連結強度は確保できるも
のの、金属製無目の側面が室内側に露出してしまうた
め、無目部の断熱性が低下してしまうと共に、無目側面
の意匠が複合窓枠の樹脂部材と異なるため、分離された
デザインとなって全体の意匠の統一感が失われてしまう
という問題がある。また、金属製の無目を使用せず、無
目を樹脂材のみで形成した場合、連結強度が不足すると
いう問題がある。
【0004】本発明は、この様な種々の問題点を鑑みて
なされたもので、金属枠の室内側に樹脂製カバー材を配
設した複合窓枠を上下方向に連設するものであって、二
つの複合窓枠の上下枠間に金属製の無目を介在させて各
窓枠を連設するようにして、化粧を施す二つの窓枠を連
設する構造であって、連結部における連結強度の確保
と、無目部における断熱性の確保と、無目部における室
内側において樹脂部材のデザイン統一を行なって意匠性
の確保を図ることができる複合窓枠の無目構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】このような複合窓枠の無目構造
における問題点を解決するために本発明は、金属枠の室
内側に樹脂枠を配設した複合窓枠を上下方向に連設する
複合窓枠の無目構造であって、上下方向連設する二つの
窓枠の上下枠間に金属製の無目を介在させて各窓枠を連
結させ、各上下枠の金属部と無目とを係合し及び又はネ
ジ止めしてなり、上記無目の室内側面には樹脂製のカバ
ー体を取付けると共に、このカバー体と上記各上下枠の
樹脂部材とを略連続状としてなることを特徴として構成
されている。
【0006】また、請求項2に記載の本発明は、金属枠
の室内側に樹脂枠を配設した複合窓枠を上下方向に連設
する複合窓枠の無目構造であって、上下方向連設する二
つの窓枠の上下枠間に金属製の無目を介在させて各窓枠
を連結させ、上記無目の室内側面には樹脂製のカバー体
が取付けられてなり、上記各上下枠の金属部と無目とを
係合し及び又はネジ止めすると共に、これら各上下枠の
樹脂部材と上記無目のカバー体とを略連続状としてなる
ことを特徴として構成されている。
【0007】また、請求項3に記載の本発明は、上記請
求項1又は2に記載の本発明において、上記カバー体を
中空状に形成したことを特徴として構成されている。
【0008】さらに、請求項4に記載の本発明は、上記
請求項3に記載の本発明において、上記中空状に形成し
たカバー体の室内側面部の上下端部に突片部を形成する
と共に、この突片部と上記上下枠の樹脂片とを係合状態
にして連続状としたことを特徴として構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に
係る複合窓枠の正面図、図2は図1に係る無目と上下窓
枠の連設状態を示す分解斜視図、図3は上下窓枠を無目
を介して連結するときの斜視図、図4は上下窓枠を無目
を介して連結した状態の斜視図、図5はカバー体を上下
枠に固着するときの概略平面図、図6は上下枠と無目と
の連設部の分解断面図、図7は上下枠と無目との連設部
の断面図、図8は上下枠と無目とを連設しガラスを取付
けた状態の断面図である。
【0010】これら各図に示すように、上下方向に重設
した2つの窓枠1、2は、隣接する下枠1dと上枠2c
間に無目3を介在させることによって連設されるもの
で、これら各窓枠1、2と無目3は、図1に示すように
家屋Aに設けた一つの窓開口部B内に装着されるもので
ある。図1に示すように、上記窓枠1、2はそれぞれ左
右の縦枠1a、1b、2a、2b、上枠1c、2c及び
下枠1d、2dによって構成されており、これら縦枠1
a、1b、2a、2b、及び上下枠1c、1d、2c、
2dの内部には、それぞれ一例として嵌め殺し窓である
上窓1Aと下窓2Aとが装着されて、いわゆる段窓を構
成している。またこれら上下枠1c、1d、2c、2
d、左右の縦枠1a、1b、2a、2bは複合型の枠材
であり、ベースとなるアルミ枠とその屋内側露出部分を
覆う樹脂枠1B、2Bとから各々構成されている。
【0011】これら窓枠を構成する上記アルミ枠はアル
ミの押出し型材にて成型され、また樹脂枠は塩化ビニル
やアクリル樹脂等から成型される。また、これらの樹脂
材には、木材粉等を混入させて外観上あたかも木材で形
成されているかのようにみせることができる。なお、上
記上窓1Aと下窓2Aを構成する縦枠1a、1bと、縦
枠2a、2bとは、それぞれ同じ形状のものを兼用する
することができる。ただし、上下に隣接する下枠1dと
上枠2cについては無目3と連結する場所にフィン部材
が突出しており、このフィン部材があると無目3による
連結ができないので該フィン部材は連結の際に切り取ら
なければならない。このフィン部材は薄厚にて形成され
るのでプライヤー等任意の切断具によって、その不要部
分を簡単に切り取ることができる。
【0012】次に、これら複合窓枠1、2と無目3との
無目連結構造について、本複合窓枠の組立設置工程とと
もに説明する。まず、上下枠1c、1d、2c、2d及
び縦枠1a、1b、2a、2bに対し樹脂枠1B、2B
を取付けて窓枠を枠組みし、次に、上下枠1c、1d、
2c、2d及び縦枠1a、1b、2a、2bの内部に嵌
め殺し窓からなる上窓1A、下窓2Aを装着する。
【0013】次に、図2から図4に示す工程により、内
部に嵌め殺し窓を装着した上記二つの複合窓枠1、2を
無目3を介して連結する。上記無目3は、断面長方形の
中空状に形成された中空本体4の上下面に係合部5、5
を形成すると共に、室内側面に上下に延出する連結片6
を設け、かつ、中空本体4より室外側に突出片7を設け
ると共に、その先端に防水スポンジからなるタイト材8
を取付けてなる。このタイト材8は、無目3が上枠1d
と下枠2cと接触する室外側に備えられており、室外側
の雨水がこの上枠1dと下枠2cの連結部分のわずかな
隙間から室内側に浸入することを防いでいる。ここで、
上記複合窓枠1、2の下枠1dと上枠2cの中間側面部
にはそれぞれ係合片11、11が設けられており、この
係合片11を上記無目3の各係合部5に係合自在として
ある。したがって、上枠1dと下枠2cの係合片11、
11と無目3の係合部5の係合によって上枠1dと下枠
2cと無目3とが連結される。また、この無目3の形状
は、上記したものの他一般的な形状のものが自在に利用
できる。
【0014】上記無目3には、図6に示すように、その
室内側端部から上下方向に延びる連結片6が設けられて
おり、この連結片6には、図3に示すようにネジを螺合
させるための通孔3aが横列状に多数設けられている。
したがって、無目3の連結片6の通孔介して上枠1d、
下枠2cにネジを螺合させることによって上記上枠1d
と下枠2cは無目3によって確実に連結・固着される
(図3、4)。
【0015】次に、上記下枠1d、上枠2cの室内側端
部には、図6に示すように、連結片6の側方から室内側
に延びる延出片12、12が各々設けられており、これ
ら延出片12、12と上記無目3の連結片6によって室
内側に略コ字状の凹部10が形成される。また上述の樹
脂枠1B、2Bの各室内側端部には、下枠1d、上枠2
cの延出片12の表面にまで延出し、これらを被覆する
樹脂片13、13が形成されている。なお、樹脂片13
を突設した樹脂枠1B、2Bは、該樹脂枠に設けた係合
部14と上下枠1d、上枠2cに設けられた係合片9と
の係合により下枠1d、上枠2cに取付けられている。
【0016】次に、図7及び図8に示すように、下枠1
d、上枠2cの延出片12と無目3の連結片6によって
形成される凹部10に該凹部10を被覆する樹脂製のカ
バー体15を取付ける。このカバー体15は、図7に示
すように、全体として横長の中空体にて形成されてお
り、中間部に薄幅の中間中空部15aを挟んで上下に対
称形状の中空部15b、15cを設けて構成され、その
結果、圧縮やねじり等の強度の向上が図られるようにし
てある。このカバー体15は、上記樹脂枠5と同様に塩
化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂により形成されてお
り、また該カバー体15の見付け方向寸法は上記延出片
12の見付け方向長さと略同一に形成されている。した
がって、上述のように上枠1d、下枠2cの延出片12
と無目の連結片6によって形成される凹部10に樹脂製
のカバー体15を嵌合させて取付けることによって、無
目3の連結片6を該カバー体15で覆うと共に、これら
樹脂製の樹脂枠1B、2B(樹脂片13)とカバー体1
5とを連続状にして一体化するようにしている。
【0017】また、上記全体として中空状に形成したカ
バー体15の室内側面の上下両側端部には突片部15
f、15fを形成すると共に、この各突片部15fと上
記樹脂片13とを係合状態にして連続状としている。こ
の突片部15fによって、両者の連続構造が一層強固な
ものとなっている。そして、上記カバー体15の下枠1
d、上枠1cの延出片12に接触する側面部には、ネジ
15g、15gを螺合させるための中空状の受部15e
が設けられている。したがって、図86に示すように、
樹脂枠1B、2Bの樹脂片13から上枠1d、下枠2c
の延出片12及びカバー体15にネジ15gを螺合させ
ることによって上記カバー体15は上枠1d、下枠2c
に強固に固着されるものである。
【0018】また、上記カバー体15の室外側面には、
上記下枠1d、上枠1cに連結片6を固着するために使
用するネジの頭の高さに対応すると共に、無目3の突部
を収納するために、室内側に二段状に凹んだ段部15d
が設けられている。これは、カバー体15を上記凹部1
0に挿入した際に、カバー体15の室外側面部が上記ネ
ジの頭や突部に接触してガタツキを生じるのを防止して
いる。上記図8において、各樹脂枠1B、2Bには押し
縁部材19、19が取付けられて、上下枠1d、2cと
の間にガラス体18を挟持して取付けてある。
【0019】次に、図4、5に示すように、2つの複合
窓枠の連結工程の最終工程として、無目3及び下枠1
d、上枠1cの両側面部にキャップ16を被せ、これを
ビスにより止める。さらに、室外側の枠継ぎ目部17を
シリコンチューブにより該キャップ及びビス部分にシー
ルを施して雨水などの浸入を防止する。以上により、2
つの複合窓枠の連結工程は終了し、これら一体となった
複合窓枠を窓開口部に設置すれば、無目3により上下方
向に重設状に連結された段窓が完成する。
【0020】さて、これまで本発明の一実施形態につい
て説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定さ
れず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態
にて実施されてよいものであり、以下、これら異なる形
態について説明する。まず、上記実施形態において、窓
枠の内部に配置される二つの窓は共に嵌め殺し窓であっ
たが、一方が嵌め殺し窓で、もう一方が引き違い窓、あ
るいは開き窓等の組み合せであってもよい。ただしこの
場合には、無目3を下枠1d、上枠1cに固着するため
のネジ孔の位置は、適宜変更される。また同様に、これ
らの窓枠の双方が引き違い窓であってもよい。
【0021】なお、上記した無目3は、図9に示すもの
であってもよい。すなわち、この例においては、無目3
の室内側面には、カバー体15が予め一体的に取付けら
れているもので、このように、予めカバー体15を一体
的に取付けた無目3と上記した窓枠1、2の下枠1d、
上枠2cとを連結するものである。また、カバー体15
の無目3への取付けは、ネジ止めや、係止構造や、張り
付け構造等自在に選択できるものであり、同時に、カバ
ー体15の形状も中空状に限らず、扁平な板状等であっ
てもよい。なお、上記図9の各符合は図6のものと実質
的に同一であるので説明を省略する。
【0022】
【発明の効果】上記したように本発明は、金属枠の室内
側に樹脂枠を配設した複合窓枠を上下方向に連設するも
のであって、二つの複合窓枠の上下枠間に金属製の無目
を介在させて各窓枠を連設するようにして、上記無目の
室内側面には樹脂製のカバー体を取付けると共に、この
カバー体と上記各上下枠の樹脂部材とを略連続状として
なることから、金属枠と無目とは金属部で連結されて連
結強度の確保が図られ、また室内側の金属部が樹脂部材
で連続的に被覆されて断熱性の確保が図られると共に、
上記樹脂製のカバー体とこれと連続する樹脂部材とのデ
ザイン統一等がなされて意匠性の確保を図ることができ
る。
【0023】また、請求項3に記載の本発明は、カバー
体を中空状に形成して強度を向上してあるので、室内側
において、人や物が当接してもカバー体の変形を防止す
ることができると共に、室内側の断熱効果を一層向上さ
せる効果がある。
【0024】さらに、請求項4に記載の本発明は、カバ
ー体には室内側面部の両端部に突片部を形成すると共
に、この突片部と各上下枠の樹脂部材とを係合状態にし
て連続せしめたことにより、このカバー体の室内側表面
と樹脂部材との連続性を一層強固にして、サッシ窓の断
熱性の向上と、連結強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合窓枠の正面図である。
【図2】図1に係る無目と上下窓枠の連設状態を示す分
解斜視図である。
【図3】上下窓枠を無目を介して連結するときの斜視図
である。
【図4】上下窓枠を無目を介して連結した状態の斜視図
である。
【図5】カバー体を上下枠に固着するときの概略平面図
である。
【図6】上下枠と無目との連設部の分解断面図である。
【図7】上下枠と無目との連設部の断面図である。
【図8】上下枠と無目とを連設しガラスを取付けた状態
の断面図である。
【図9】上下枠と無目との連設部の他の実施例の断面図
である。
【符号の説明】
A 家屋 B 窓開口部 1、2 複合窓枠 1B、2B 樹脂枠 1d 上枠 2c 下枠 3 無目 4 中空本体 5 係合部 6 連結片 7 突出片 8 タイト材 9 係合片 10 凹部 11 係合片 12 延出片 13 樹脂片 5 係合部 15 カバー体 15a 中間中空部 15b 中空部 15c 中空部 15d 段部 15e 受部 15f 突片部 15g ネジ 16 キャップ 17 枠継ぎ目部 18 ガラス体 19 押縁部材
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に、図7及び図8に示すように、下枠1
d、上枠2cの延出片12と無目3の連結片6によって
形成される凹部10に該凹部10を被覆する樹脂製のカ
バー体15を取付ける。このカバー体15は、図7に示
すように、全体として横長の中空体にて形成されてお
り、中間部に薄幅の中間中空部15aを挟んで上下に対
称形状の中空部15b、15cを設けて構成され、その
結果、圧縮やねじり等の強度の向上が図られるようにし
てある。このカバー体15は、上記樹脂枠と同様に塩化
ビニルやアクリル樹脂等の樹脂により形成されており、
また該カバー体15の見付け方向寸法は上記延出片12
の見付け方向長さと略同一に形成されている。したがっ
て、上述のように上枠1d、下枠2cの延出片12と無
目の連結片6によって形成される凹部10に樹脂製のカ
バー体15を嵌合させて取付けることによって、無目3
の連結片6を該カバー体15で覆うと共に、これら樹脂
製の樹脂枠1B、2B(樹脂片13)とカバー体15と
を連続状にして一体化するようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、上記全体として中空状に形成したカ
バー体15の室内側面の上下両側端部には突片部15
f、15fを形成すると共に、この各突片部15fと上
記樹脂片13とを係合状態にして連続状としている。こ
の突片部15fによって、両者の連続構造が一層強固な
ものとなっている。そして、上記カバー体15の下枠1
d、上枠cの延出片12に接触する側面部には、ネジ
15g、15gを螺合させるための中空状の受部15e
が設けられている。したがって、図8に示すように、樹
脂枠1B、2Bの樹脂片13から上枠1d、下枠2cの
延出片12及びカバー体15にネジ15gを螺合させる
ことによって上記カバー体15は上枠1d、下枠2cに
強固に固着されるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、上記カバー体15の室外側面には、
上記下枠1d、上枠cに連結片6を固着するために使
用するネジの頭の高さに対応すると共に、無目3の突部
を収納するために、室側に二段状に凹んだ段部15d
が設けられている。これは、カバー体15を上記凹部1
0に挿入した際に、カバー体15の室外側面部が上記ネ
ジの頭や突部に接触してガタツキを生じるのを防止して
いる。上記図8において、各樹脂枠1B、2Bには押し
縁部材19、19が取付けられて、上下枠1d、2cと
の間にガラス体18を挟持して取付けてある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】次に、図4、5に示すように、2つの複合
窓枠の連結工程の最終工程として、無目3及び下枠1
d、上枠cの両側面部にキャップ16を被せ、これを
ビスにより止める。さらに、室外側の枠継ぎ目部17を
シリコンチューブにより該キャップ及びビス部分にシー
ルを施して雨水などの浸入を防止する。以上により、2
つの複合窓枠の連結工程は終了し、これら一体となった
複合窓枠を窓開口部に設置すれば、無目3により上下方
向に重設状に連結された段窓が完成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さて、これまで本発明の一実施形態につい
て説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定さ
れず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態
にて実施されてよいものであり、以下、これら異なる形
態について説明する。まず、上記実施形態において、窓
枠の内部に配置される二つの窓は共に嵌め殺し窓であっ
たが、一方が嵌め殺し窓で、もう一方が引き違い窓、あ
るいは開き窓等の組み合せであってもよい。ただしこの
場合には、無目3を下枠1d、上枠cに固着するため
のネジ孔の位置は、適宜変更される。また同様に、これ
らの窓枠の双方が引き違い窓であってもよい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属枠の室内側に樹脂枠を配設した複合窓
    枠を上下方向に連設する複合窓枠の無目構造であって、 上下方向連設する二つの窓枠の上下枠間に金属製の無目
    を介在させて各窓枠を連結させ、各上下枠の金属部と無
    目とを係合し及び又はネジ止めしてなり、 上記無目の室内側面には樹脂製のカバー体を取付けると
    共に、このカバー体と上記各上下枠の樹脂部材とを略連
    続状としてなることを特徴とする複合窓枠の無目構造。
  2. 【請求項2】金属枠の室内側に樹脂枠を配設した複合窓
    枠を上下方向に連設する複合窓枠の無目構造であって、 上下方向連設する二つの窓枠の上下枠間に金属製の無目
    を介在させて各窓枠を連結させ、上記無目の室内側面に
    は樹脂製のカバー体が取付けられてなり、 上記各上下枠の金属部と無目とを係合し及び又はネジ止
    めすると共に、これら各上下枠の樹脂部材と上記無目の
    カバー体とを略連続状としてなることを特徴とする複合
    窓枠の無目構造。
  3. 【請求項3】上記カバー体は中空状に形成されることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の複合窓枠の無目構
    造。
  4. 【請求項4】上記カバー体には室内側面部の上下端部に
    突片部を形成すると共に、この突片部と上記上下枠の樹
    脂部材とを係合状態にして連続状としたことを特徴とす
    る請求項3に記載の複合窓枠の無目構造。
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