JPH0649810Y2 - 装飾サッシ部材 - Google Patents

装飾サッシ部材

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JPH0649810Y2
JPH0649810Y2 JP3575788U JP3575788U JPH0649810Y2 JP H0649810 Y2 JPH0649810 Y2 JP H0649810Y2 JP 3575788 U JP3575788 U JP 3575788U JP 3575788 U JP3575788 U JP 3575788U JP H0649810 Y2 JPH0649810 Y2 JP H0649810Y2
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JP
Japan
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frame
decorative plate
sash member
sash
piece
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JP3575788U
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JPH01148488U (ja
Inventor
芳昭 浅野
利喜男 松田
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アルミ等の金属製のサッシ部材に木材やセラ
ミック、プラスチック等の異質部材からなる装飾板を結
合した装飾サッシ部材に関する。
(従来の技術) アルミサッシは気密性や耐久性において優れている反
面、金属光沢が冷たい感じを与え、実際に熱伝導性が良
好で外気温度の遮断性に劣ることから、最近ではアルミ
押出形材の内側に木製の装飾板を止着することによっ
て、木の温もりを感じさせる断熱性の良好なアルミサッ
シが提供されている(実開昭62-2784号公報)。
装飾板の取付け手段については、接着剤により接着した
り、ねじにより止めたりしていた。またさらに結合性を
良好にするために、アルミ押出形材と装飾板の間に空洞
部を作り、その中に硬化性樹脂を注入することによっ
て、両者を不離一体に結合する提案もなされている(特
開昭62-33987号公報)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、従来の装飾板の取付け手段によると、装飾板
をサッシ部材本体に安定して結合する必要がある関係
上、その間に断熱に有効な空間部を大きく取ることがで
きなく、空間部を設けても強度上の配慮から僅かであっ
て(実開昭62-2784号公報)、必要強度を確保するには
サッシ部材本体と装飾板とが密着した結合形態となり、
また、いずれの場合でもサッシ部材本体と装飾板との結
合に非常に手数が掛り、しかも室内側から見てサッシ部
材本体の一部が露出していることから、木質等の異質部
材の感じを出す点で不完全であった。
本考案は上記のような実情に鑑みて、サッシ部材本体に
対する装飾板の取付けを簡単且つ強固になし得るばかり
でなく、その間に大きい空間部を設けることができ、さ
らに室内側から見て全体がセラミック質や木質等の異質
材で出来ているが如くに感じられる装飾サッシ部材を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、窓枠や障子の
枠組みに使用する金属製のサッシ部材本体と、該サッシ
部材本体の室内側にビス止めされる装飾板と、ビス止め
の基材として装飾板に予め一体化された金属製押出形材
の取付部材とからなり、前記サッシ部材本体に対する装
飾板の組合せにおいて、サッシ部材本体と装飾板との間
に空間部を設けるとともに、該空間部の保持が可能にサ
ッシ部材本体の室内側の枠外端部と取付部材の枠内端部
にそれぞれ他方の端部の裏側に掛かる鉤形の掛止片を突
設してなり、さらに前記取付部材の枠内端部に該掛止片
とともに室外開口型のタイト材嵌着溝を形成する端部片
を設け、該端部片の枠内側外面を被覆する突出部を装飾
板に形成して装飾サッシ部材を構成した。
(作用) 装飾サッシ部材を上記のように構成したので、装飾板を
その取付け部材とともにサッシ部材本体に取り付けるこ
とになるが、その際にサッシ部材本体と装飾板とを並列
状態において、取付部材の枠内掛止片をサッシ部材本体
の枠内端部に、サッシ部材本体の枠外掛止片を取付部材
の枠外端部にそれぞれ掛け合わすので、その組合せは至
って簡単であり、その枠内外両方の掛け合わせのため
に、断面において一本だけのビス止めであっても組合せ
状態が安定化する。しかも取付部材は金属製であるた
め、サッシ部材本体と装飾板との間に大きく空間部を取
っても装飾板の取付け状態を安定して保持できる。ま
た、タイト材嵌着溝を形成する枠内端部片の外面を装飾
板の突出部が被覆するので、突出部により、室内側から
はサッシ部材本体はもとより、取付部材やタイト材が隠
れ、のぞき込んで見てもタイト材嵌着溝が装飾板に直接
形成されているが如くに見える結果、室内側からは全体
が装飾板の材質で出来ているように感じられる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて明する。
第3図及び第4図はサッシ枠Fに障子Sとしてドアを装
着したドアサッシにおいて実施した例を示したものであ
る。すなわち、サッシ窓枠Fは、上下枠および左右縦枠
により枠組みされ、また障子Sは、上下框および左右縦
框により枠組みされているので、それらの各部材を装飾
サッシ部材Pとして実施した。各枠部材および框部材は
ほぼ同じ断面構造であるので、説明の都合上、第1図に
示す下枠と第2図に示す下框について本考案を説明す
る。
装飾サッシ部材Pは、サッシ部材本体1と、装飾板2
と、取付部材3とから構成され、それぞれをまず第1図
において説明する。
サッシ部材本体1は、アルミ押出形材からなる中空体で
あって、その室内側端近くの上面に水返しの起立片5を
立設し、その上端に室内向きに段々の突縁部6を形成す
る。またその室内端面の下端部から上面取付片7を突設
し、その基端部8a近くに突条8bを突設し、その基端部8a
と突条8bとにより鉤形の枠外掛止片8が構成される。
取付部材3は、上端近くにサッシ部材本体1の突縁部6
に掛かる鉤形断面の枠内掛止片9を設け、上端には室外
方向へ枠内端部片10を設け、枠内掛止片9と枠内端部片
10とによりタイト材嵌着溝12が形成される。また枠外端
部を室内側に屈折しその先端にサッシ部材本体1の枠外
掛止片8の突条8bを挟む挟持片13を設け、この屈折した
枠外端部の基端部に他よりも若干厚肉のねじ切り部11を
形成する。さらに枠内掛止片9の突設部裏側には断面L
字形の係合片14を、枠外端部片の先端には起立した係合
片15をそれぞれ突設する。
装飾板2は、セラミックにより厚肉に形成され、上端に
取付部材8の枠内端部片10の外面に掛かる突出部20を設
け、下端にはサッシ部材本体1の上面取付片7に掛かる
座部21を設ける。取付部材3との結合については、その
両係合片14,15が嵌まる係合溝22,23を形成する。なおセ
ラミックは焼結により幾らか縮小するので、その分を見
越して大きめに成形するが、係合溝22,23が係合片14,15
と完全に一致することは難しいので、図示はしないが大
き目に係合溝22,23を形成し結合剤を隙間に充填する。
このように装飾板2は取付部材3と予め一体に組み合わ
せられるので、これをサッシ部材本体1に取り付けると
きには、端から挿入することを要しなく、取付部材3の
枠内掛止片9をサッシ部材本体1の枠内端の突縁部6に
掛けるとともに、両挟持片13を突条8bに挟んでから、枠
外掛止片8に通したビス30をねじ切り部11に螺入する。
そのため、枠外掛止片8にはビス30の通し孔を、ねじ切
り部11には螺入孔を予め穿設することになるが、螺入孔
の穿設やビス30の螺入に妨げにならないように、装飾板
2にはビス30の当たる箇所に一部を欠除しておくことが
望ましい。
このようにして装飾体2をサッシ部材本体1に取り付け
ると、室内外方向および下方向のいずれにも移動不能に
固定され、ビス30止めによってその係合状態が保持され
るとともに、長手方向および上方向へ移動不能に固定さ
れ、結局安定した完全な固定状態が得られる。
またこの固定状態において、サッシ部材本体1と取付部
材3との間に起立片5が室外に退いた分の幅で空間部32
ができ、その空間部32が安定して保持される。
第2図に示す下框としての装飾サッシ部材Pは、前記の
装飾サッシ部材Pとは逆に、起立片5を室内側に迫り出
し、その室内側面に上下突条33,34が設けられる。その
ため、サッシ部材本体1と取付部材3との間には、下部
に幅広く、上部に幅狭い空間部32が生じている。
また取付部材3にはねじ切り部11を上部に設けてある。
その他の点については、同じ符号を付して説明を省略す
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、窓枠や障子の枠
組みに使用する金属製のサッシ部材本体に対して、その
室内側に装飾板を組み合わせるにつき、ビス止めの基材
として装飾板に金属製押出形材の取付部材を結合するの
で、サッシ部材本体と装飾板との組合せをその間に大き
な空間部を設けても安定化することができたものであっ
て、装飾サッシ部材の断熱性を非常に高めることがで
き、装飾板が取付部材により補強されるので形態的に安
定し、装飾板がセラミックや木等であっても、損壊した
り曲がる等の不都合が防止される。またサッシ部材本体
の室内側壁の枠外端部と取付部材の枠内端部にそれぞれ
他方の端部の裏側に掛かる鉤形の掛止片を突設したか
ら、サッシ部材に装飾板を並列状態から能率的に組み合
わせることができ、しかも断面において一箇所のみにお
けるビス止めによって堅牢に固定できるので、組合せが
非常に安易である。さらに取付部材の枠内端部にタイト
材嵌着溝を設け、それを構成する端部片の外面を装飾板
の突出部で被覆したので、サッシ部材本体や取付部材、
タイト材が隠れて見えがたく、たとえのぞき込んでもタ
イト材嵌着溝が恰も装飾板に形成されているかに見える
結果、室内側からは全体が装飾板の材質で出来ているが
如くの体裁を呈するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は下枠としての装飾サッ
シ部材の断面図、第2図は下框としての装飾サッシ部材
の断面図、第3図はドアサッシの縦断面図、第4図は一
部横断面図である。 F……窓枠、S……障子 1……サッシ部材本体、2……装飾板 3……取付部材、8……枠外掛止片 9……枠内掛止片、10……枠内端部片 12……タイト材嵌着溝、20……突出部 32……空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠Fや障子Sの枠組みに使用する金属製
    のサッシ部材本体1と、該サッシ部材本体1の室内側に
    ビス30止めされる装飾板2と、ビス止めの基材として装
    飾板2に予め一体化された金属製押出形材の取付部材3
    とからなり、前記サッシ部材本体1に対する装飾板2の
    組合せにおいて、サッシ部材本体1と装飾板2との間に
    空間部32を設けるとともに、該空間部32の保持が可能に
    サッシ部材本体1の室内側の枠外端部と取付部材3の枠
    内端部にそれぞれ他方の端部の裏側に掛かる鉤形の掛止
    片8,9を突設してなり、さらに前記取付部材3の枠内端
    部に該掛止片9とともに室外開口型のタイト材嵌着溝12
    を形成する端部片10を設け、該端部片10の枠内側外面を
    被覆する突出部20を装飾板2に形成したことを特徴とす
    る装飾サッシ部材。
JP3575788U 1988-03-17 1988-03-17 装飾サッシ部材 Expired - Lifetime JPH0649810Y2 (ja)

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JPH01148488U JPH01148488U (ja) 1989-10-13
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