JP3573511B2 - ドア - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、断熱効果を向上させたドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドア枠内に化粧板を取付けたドアで室内外を仕切る場合、押出成形により一体化された中空の金属部材からなるドア枠内に、ガラス等の化粧板を取付けた構造のドアを用いていた。ドア枠の内周面には、化粧板の取付けにおけるシール性及び取付安定性を確保するため、樹脂材料等からなる受材を設け、この受材に化粧板をあてがっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のドアは、ドア枠が押出成形等による一体の金属部材であったため、ドア枠における熱伝導が、ドアの断熱効果を低下させる問題があった。そこで、断熱効果の高いドアを目的とし、組立てにおける工数の増加を招かないようなドアの構造を検討することとした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
検討の結果開発したものが、金属部材からなるドア枠内に化粧板を取付けたドアにおいて、ドア枠が室外側部材と室内側部材との間に断熱材を介し、間接的に結合させた構造にしてなるドアである。
【0005】
室外側部材と室内側部材とは、それぞれ断熱材との嵌合によって結合させるのがよく、また化粧板の受材と断熱材とを一体化するとよい。
【0006】
【作用】
本発明のドアは、室外側部材と室内側部材とが共に金属部材でありながら、両者が断熱材を介して間接的に結合した構造のドア枠であるため、従来の押出成形等による一体の金属部材からなるドア枠のような断熱効果の低下がなく、ドアの断熱性を向上させる。また、断熱材と受材とを一体化することで、部材数の削減とドア組立の簡略化とを実現する。
【0007】
【実施例】
以下、本発明のドアについて、図を参照しながら実施例を説明する。図1は、本発明を適用した断熱性を有するドア1の正面図、図2はドア1の竪框における図1中A−A断面図、図3はドア1の横框における図1中B−B断面図である。この実施例では、室外側部材3,4及び室内側部材5,6にアルミ合金の押出材、化粧板2にはガラス板、そして断熱材7,8と受材9,10とには、それぞれ硬質樹脂、軟質樹脂を用いている。
【0008】
本発明のドア1は、図1に見られるように、ドア枠11内に化粧板2を取付ける構造のものである。ドア枠11は、左右の竪框13を上下の横框12にネジ止めして構成する。
【0009】
本実施例において、竪框における室外側部材3と室内側部材5とは、図2に見られるように、対称な断面形状を持ち、受材9を掛止する鉤片14、受材9と断熱材7との隙間に挿入するリブ15、断熱材7と隠し片25との間に挿入する外周片16を有し、リブ15と外周片16との間に凸条17を竪框方向に設けている。断熱材7は受材9と一体の中空構造で、断熱材の正面側又は背面側には、前記凸条17を嵌込む嵌合溝18を設けている。凸条17は、板状の突出片26の上縁に断面円形の嵌入部27を設けた形状であり、この嵌入部27を嵌合溝18に嵌込むことで、断熱材7からの室外側部材3及び室内側部材5の逸脱を防止し、組付安定性を実現する。隠し片19は、室外側部材3と室内側部材5との突合せを露出させないようにする。
【0010】
横框における室外側部材4と室内側部材6とは、図3に見られるように、リブ21と外周片22とにそれぞれ凸条23を横框方向に設けている。断熱材8は、受材10と一体の中空構造で、断熱材8の内側面側又は外周面側には、前記凸条23を嵌込む嵌合溝24を設けている。凸条23は、中空円筒の上部を開放した形状で、組付に用いるビス(図示せず)を円筒面28に挿入できるようにしている。このため、凸条23を前記嵌合溝24へ装着した後、円筒面28にビスを挿入することで、断熱材8からの室外側部材4及び室内側部材6の逸脱を防止でき、組付安定性を実現する。
【0011】
室外側部材3,4と室内側部材5,6とは、部材の共通化を図れることから、対称な断面形状であるのが望ましいが、非対称な断面形状であってもよい。また、リブ15,21は、特に断熱材7,8と受材9,10との隙間へ挿入しなくてもよく、前記隙間を断熱材7,8と受材9,10との間に設ける必要もない。更に、強度的に問題がなければ、リブ15,21を設ける必要もない。
【0012】
なお、本実施例のドアにおいて、上下に位置する横框12の断熱材8は、竪框13により左右方向に位置規制され、左右に位置する竪框13の断熱材7は、ドアの組立の際におけるビス止めにより、上下方向に位置規制するようにしている。こうして、ドアの組立安定性を確保するのである。
【0013】
断熱材7,8は硬質樹脂であり、図2又は図3に見られるように、押出成形により、軟質樹脂である受材9,10と一体化している。これは、組立時の工数を減らすためで、図4又は図6に見られるように、断熱材29,33と受材30,34とを別部材としても構わない。また、室外側部材と室内側部材との突合せを隠す隠し片も特に必要ではないため、図4又は図6に見られるように、省くことができる。
【0014】
なお、本発明のドアは、例えば図5又は図7に見られるように、内周面側と外周面側とに分割した断熱材31,32又は断熱材35,36とを用いても構成することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のドアは、金属部材からなるドア枠を室外側部材と室内側部材との間に断熱材を介した構造とすることで、ドアの断熱効果の向上を図ることができる。また、断熱材と受材とを一体成形することで、各部材の位置決め、取付けを簡単にして、ドア枠の組立を容易にすることができる。こうして、断熱性を有するドアの費用対効果を高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した断熱性を有するドアの正面図である。
【図2】ドアの竪框における図1中A−A断面図である。
【図3】ドアの横框における図1中B−B断面図である。
【図4】断熱材と受材とを分離した図2相当図である。
【図5】断熱材を分割した図4相当図である。
【図6】断熱材と受材とを分離した図3相当図である。
【図7】断熱材を分割した図6相当図である。
【符号の説明】
3 室外側部材
5 室内側部材
7 断熱材
9 受材
Claims (2)
- 金属部材のドア枠内に化粧板を取付けたドアのドア枠を、室外側部材と室内側部材との間に断熱材を介した構造としたドアにおいて、化粧板は受材を介してドア枠内に取付けられ、該受材と断熱材とを一体化したことを特徴とするドア。
- 室外側部材と室内側部材とを断熱材との嵌合によって結合させてなる請求項1記載のドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01302795A JP3573511B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01302795A JP3573511B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08199924A JPH08199924A (ja) | 1996-08-06 |
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Family
ID=11821666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01302795A Expired - Fee Related JP3573511B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ドア |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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KR101436609B1 (ko) * | 2014-02-06 | 2014-09-01 | 주식회사 반석 | 창호 시스템 |
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-
1995
- 1995-01-30 JP JP01302795A patent/JP3573511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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