JP2000120345A - 金属樹脂複合框及びガラス障子 - Google Patents
金属樹脂複合框及びガラス障子Info
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- JP2000120345A JP2000120345A JP10289148A JP28914898A JP2000120345A JP 2000120345 A JP2000120345 A JP 2000120345A JP 10289148 A JP10289148 A JP 10289148A JP 28914898 A JP28914898 A JP 28914898A JP 2000120345 A JP2000120345 A JP 2000120345A
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結露を防止できると共に、火災時等にガラス
が外れることのない框とする。 【解決手段】 金属製室外側部材10と樹脂製室内側部
材30の金属樹脂複合框で、その金属製室外側部材10
のガラス取付用の凹部15を形成する縦部17に切欠き
部20を形成してその部分での接触面積を小さくして結
露を防止し、残存部21で火災時等にガラスが外れない
ように支持する。
が外れることのない框とする。 【解決手段】 金属製室外側部材10と樹脂製室内側部
材30の金属樹脂複合框で、その金属製室外側部材10
のガラス取付用の凹部15を形成する縦部17に切欠き
部20を形成してその部分での接触面積を小さくして結
露を防止し、残存部21で火災時等にガラスが外れない
ように支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き違い窓の内障
子、外障子等に用いるアルミニウム等の金属製室外側部
材と塩化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂製室内側部材を
組み合わせた金属樹脂複合框及び、その框を用いたガラ
ス障子に関する。
子、外障子等に用いるアルミニウム等の金属製室外側部
材と塩化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂製室内側部材を
組み合わせた金属樹脂複合框及び、その框を用いたガラ
ス障子に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス障子を形成する框としては、アル
ミニウム製でガラス装着用の凹部を有する断面形状の長
尺材が知られている。この框を方形状に連結して框組体
とし、その各框の凹部にガラスを装着してガラス障子と
している。前述の框はアルミニウム製であるから室内側
部と室外側部とに熱が伝わり易く、この框を用いたガラ
ス障子であると、寒冷地等の室内と室外の温度差が大き
い場合に框の室内面に結露が生じる。
ミニウム製でガラス装着用の凹部を有する断面形状の長
尺材が知られている。この框を方形状に連結して框組体
とし、その各框の凹部にガラスを装着してガラス障子と
している。前述の框はアルミニウム製であるから室内側
部と室外側部とに熱が伝わり易く、この框を用いたガラ
ス障子であると、寒冷地等の室内と室外の温度差が大き
い場合に框の室内面に結露が生じる。
【0003】このことを解消する框としては、例えばア
ルミニウム等の金属製でガラス取付用の凹部を有する金
属製室外側部材と樹脂製室内側部材を組み合せた金属樹
脂複合框が提案されている。この金属樹脂複合框は室内
面が樹脂製であるので、この框を用いたガラス障子は寒
冷地等で框の室内面に結露が生じ難い。
ルミニウム等の金属製でガラス取付用の凹部を有する金
属製室外側部材と樹脂製室内側部材を組み合せた金属樹
脂複合框が提案されている。この金属樹脂複合框は室内
面が樹脂製であるので、この框を用いたガラス障子は寒
冷地等で框の室内面に結露が生じ難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の金属樹脂複合框
は金属製室外側部材の室内面に樹脂製室内側部材の室外
面が接しているから、そのアルミ製框本体と樹脂製室内
側部材の接触面積が断面形状、長さに応じた大きい値で
ある。このために、金属製室外側部材と樹脂製室内側部
材とにある程度の熱が伝わり、断熱性能が悪いので、寒
冷地等で室内と室外の温度差が大きい場合等に框の室内
面に結露が生じることがある。
は金属製室外側部材の室内面に樹脂製室内側部材の室外
面が接しているから、そのアルミ製框本体と樹脂製室内
側部材の接触面積が断面形状、長さに応じた大きい値で
ある。このために、金属製室外側部材と樹脂製室内側部
材とにある程度の熱が伝わり、断熱性能が悪いので、寒
冷地等で室内と室外の温度差が大きい場合等に框の室内
面に結露が生じることがある。
【0005】このことを解消するためには樹脂製室内側
部材を中空形状として断熱性を向上することが考えられ
る。しかしながら、金属樹脂複合框を用いた障子は、断
熱性向上等のためにペアガラスを取付けているので、ガ
ラス取付用の凹部の開口寸法が大きい。このために、樹
脂製室内側部材を中空形状とすると框の見込寸法が大き
くなり、窓枠の見込み寸法も大きくなってしまう。した
がって、樹脂製室内側部材を中空形状とすることは好ま
しくなく、寒冷地等で室内と室外の温度差が大きい場合
等に框の室内面に結露が生じることを完全に防止できな
い。
部材を中空形状として断熱性を向上することが考えられ
る。しかしながら、金属樹脂複合框を用いた障子は、断
熱性向上等のためにペアガラスを取付けているので、ガ
ラス取付用の凹部の開口寸法が大きい。このために、樹
脂製室内側部材を中空形状とすると框の見込寸法が大き
くなり、窓枠の見込み寸法も大きくなってしまう。した
がって、樹脂製室内側部材を中空形状とすることは好ま
しくなく、寒冷地等で室内と室外の温度差が大きい場合
等に框の室内面に結露が生じることを完全に防止できな
い。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたアルミ樹脂複合框及びガラス障子を提供する
ことを目的とする。
ようにしたアルミ樹脂複合框及びガラス障子を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、本体の内
側にガラス取付用の凹部を有する金属製室外側部材と、
この金属製室外側部材の室内面に取付けた樹脂製室内側
部材を備え、前記金属製室外側部材の凹部を形成する室
内側部分に切欠き部を形成したことを特徴とする金属樹
脂複合框である。
側にガラス取付用の凹部を有する金属製室外側部材と、
この金属製室外側部材の室内面に取付けた樹脂製室内側
部材を備え、前記金属製室外側部材の凹部を形成する室
内側部分に切欠き部を形成したことを特徴とする金属樹
脂複合框である。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、樹脂
製室内側部材は、凹部を形成する室内側部分の室内面に
接する薄板状の一側部と、本体の室内面に接する中空形
状の他側部から成る金属樹脂複合框である。
製室内側部材は、凹部を形成する室内側部分の室内面に
接する薄板状の一側部と、本体の室内面に接する中空形
状の他側部から成る金属樹脂複合框である。
【0009】第3の発明は、対向した横框と対向した縦
框を連結した框組体と、その框組体に取付けたガラスを
備え、前記横框と縦框の一方は、本体の内側にガラス取
付用の凹部を有し、かつその凹部を形成する室内側部分
に切欠き部が形成された金属製室外側部材と、この金属
製室外側部材の室内面に取付けた樹脂製室内側部材から
成る金属樹脂複合框で、前記横框と縦框の他方は、本体
の内側に鉤形部を有する金属製室外側部材と、この金属
製室外側部材の室内面に取付けられて鉤形部とでガラス
取付用の凹部を形成する樹脂製室内側部材から成る金属
樹脂複合框であることを特徴とするガラス障子である。
框を連結した框組体と、その框組体に取付けたガラスを
備え、前記横框と縦框の一方は、本体の内側にガラス取
付用の凹部を有し、かつその凹部を形成する室内側部分
に切欠き部が形成された金属製室外側部材と、この金属
製室外側部材の室内面に取付けた樹脂製室内側部材から
成る金属樹脂複合框で、前記横框と縦框の他方は、本体
の内側に鉤形部を有する金属製室外側部材と、この金属
製室外側部材の室内面に取付けられて鉤形部とでガラス
取付用の凹部を形成する樹脂製室内側部材から成る金属
樹脂複合框であることを特徴とするガラス障子である。
【0010】
【作 用】第1の発明によれば、金属製室外側部材の
凹部を形成する室内側部分と樹脂製室内側部材の接触面
積が小さいので、その部分での熱の伝導が少なく、結露
の発生を防止できる。金属製室外側部材の凹部を形成す
る室内側部分の残留部でガラスを支持するので、火災時
等にガラスが外れることがない。
凹部を形成する室内側部分と樹脂製室内側部材の接触面
積が小さいので、その部分での熱の伝導が少なく、結露
の発生を防止できる。金属製室外側部材の凹部を形成す
る室内側部分の残留部でガラスを支持するので、火災時
等にガラスが外れることがない。
【0011】第2の発明によれば、樹脂製室内側部材の
一側部が薄板状であるから凹部の開口寸法が大きくとも
框の見込み寸法を小さくできる。樹脂製室内側部材の他
側部が中空形状であるから、その部分での熱の伝導が少
なく、結露の発生を防止できる。
一側部が薄板状であるから凹部の開口寸法が大きくとも
框の見込み寸法を小さくできる。樹脂製室内側部材の他
側部が中空形状であるから、その部分での熱の伝導が少
なく、結露の発生を防止できる。
【0012】第3の発明によれば、各樹脂製室内側部材
と各金属製室外側部材の凹部を形成する室内側部分の接
触面積が極く小さく、結露の発生を防止するガラス障子
となる。横框と縦框の一方の金属製室外側部材の凹部を
形成する室内側部分の残存部によってガラスを支持する
ので、火災時等にガラスが外れることがない。
と各金属製室外側部材の凹部を形成する室内側部分の接
触面積が極く小さく、結露の発生を防止するガラス障子
となる。横框と縦框の一方の金属製室外側部材の凹部を
形成する室内側部分の残存部によってガラスを支持する
ので、火災時等にガラスが外れることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、窓枠Aに内障
子Bと外障子Cが引き違いに装着されて引き違い窓を形
成している。内障子B、外障子Cは対向した横框、例え
ば上框1、下框2と対向した縦框、例えば召合せ框3、
戸当り框4を連結して框組体とし、その框組体の内部に
ガラス、例えばペアガラス5が取付けてある。
子Bと外障子Cが引き違いに装着されて引き違い窓を形
成している。内障子B、外障子Cは対向した横框、例え
ば上框1、下框2と対向した縦框、例えば召合せ框3、
戸当り框4を連結して框組体とし、その框組体の内部に
ガラス、例えばペアガラス5が取付けてある。
【0014】前記内障子Bの上框1、下框2、召合せ框
3、戸当り框4は図2、図3に示すように、アルミニウ
ム等の金属製室外側部材10と塩化ビニルやアクリル樹
脂等の樹脂製室内側部材30を組み合せた金属樹脂複合
框である。
3、戸当り框4は図2、図3に示すように、アルミニウ
ム等の金属製室外側部材10と塩化ビニルやアクリル樹
脂等の樹脂製室内側部材30を組み合せた金属樹脂複合
框である。
【0015】下框2の金属製室外側部材10は図4に示
すように、室内側板11と室外側板12と連結板13で
中空形状の本体14と、この本体14の内側に形成した
ガラス取付用の凹部15を有する所定の幅と高さと長さ
を有する断面形状の長尺材である。前記室内側板11は
凹部15を形成する室内側部分が横部16と縦部17で
鉤形状で、凹部15の開口寸法H1が本体14の見込み
寸法H2よりも大きい。
すように、室内側板11と室外側板12と連結板13で
中空形状の本体14と、この本体14の内側に形成した
ガラス取付用の凹部15を有する所定の幅と高さと長さ
を有する断面形状の長尺材である。前記室内側板11は
凹部15を形成する室内側部分が横部16と縦部17で
鉤形状で、凹部15の開口寸法H1が本体14の見込み
寸法H2よりも大きい。
【0016】前記室内側板11の一端面11a(凹部1
5と反対側面)よりも室外側板12の一端面12aが高
さ方向他側に突出し、室内側板11の連結板13よりも
突出した部分が長手方向に連続した係止片18を形成し
ている。前記室内側板11の本体14を形成する部分の
凹部15寄りには凹溝状の係止部19が長手方向に連続
して一体的に形成してある。
5と反対側面)よりも室外側板12の一端面12aが高
さ方向他側に突出し、室内側板11の連結板13よりも
突出した部分が長手方向に連続した係止片18を形成し
ている。前記室内側板11の本体14を形成する部分の
凹部15寄りには凹溝状の係止部19が長手方向に連続
して一体的に形成してある。
【0017】前記室内側板11の横部16と縦部17に
おける長手方向中間部には切欠き部20が長手方向に間
隔を置いて複数形成してある。この切欠き部20の長
さ、間隔、数は任意であるし、図5(a)に示すように
長手方向中間部の全長に亘って1つの切欠部を形成して
も良い。また、図5(b)に示すように長手方向両端寄
り部分を切欠きしても良い。つまり、ガラスを支持する
残存部21を残して切欠きすれば良い。なお、縦部17
にのみ切欠き部20を形成しても良い。
おける長手方向中間部には切欠き部20が長手方向に間
隔を置いて複数形成してある。この切欠き部20の長
さ、間隔、数は任意であるし、図5(a)に示すように
長手方向中間部の全長に亘って1つの切欠部を形成して
も良い。また、図5(b)に示すように長手方向両端寄
り部分を切欠きしても良い。つまり、ガラスを支持する
残存部21を残して切欠きすれば良い。なお、縦部17
にのみ切欠き部20を形成しても良い。
【0018】樹脂製室内側部材30は高さ方向の一側部
31(金属製室外側部材10の凹部14を形成する部分
と対向した部分)と高さ方向の他側部32(金属製室外
側部材10の本体14と対向した部分)で金属製室外側
部材10と略同一高さである。前記高さ方向の一側部3
1は薄板状で、かつ端縁に係止片33を有し、図2に示
すように金属製室外側部材10の縦部17の室内面に接
すると共に、係止片33が縦部17の端縁に係止する。
31(金属製室外側部材10の凹部14を形成する部分
と対向した部分)と高さ方向の他側部32(金属製室外
側部材10の本体14と対向した部分)で金属製室外側
部材10と略同一高さである。前記高さ方向の一側部3
1は薄板状で、かつ端縁に係止片33を有し、図2に示
すように金属製室外側部材10の縦部17の室内面に接
すると共に、係止片33が縦部17の端縁に係止する。
【0019】前記高さ方向の他側部32は第1中空部3
4と第2中空部35を有し、第1中空部34の見込み寸
法は大で、室内側面が高さ方向の一側部31の室内側面
と面一となり、かつ室内側面が高さ方向の一側部31よ
りも室外側に突出している。その室外側面の一側寄りに
係止片36が一体的に設けてある。第1中空部34は金
属製室外側部材10の横部16、本体14の室内面に接
し、係止片36が係止部19に係止する。
4と第2中空部35を有し、第1中空部34の見込み寸
法は大で、室内側面が高さ方向の一側部31の室内側面
と面一となり、かつ室内側面が高さ方向の一側部31よ
りも室外側に突出している。その室外側面の一側寄りに
係止片36が一体的に設けてある。第1中空部34は金
属製室外側部材10の横部16、本体14の室内面に接
し、係止片36が係止部19に係止する。
【0020】第2中空部35は第1中空部34よりも室
外側に突出し、その一側部に凹溝状の係止部37が長手
方向に連続して形成してある。第2中空部35は係止部
37が金属製室外側部材10の係止片18に係止し、こ
の第2中空部35が金属製室外側部材10の室外側板1
2の本体14を形成する部分よりも高さ方向他側寄り部
分と対向して幅狭い外側部分を形成している。
外側に突出し、その一側部に凹溝状の係止部37が長手
方向に連続して形成してある。第2中空部35は係止部
37が金属製室外側部材10の係止片18に係止し、こ
の第2中空部35が金属製室外側部材10の室外側板1
2の本体14を形成する部分よりも高さ方向他側寄り部
分と対向して幅狭い外側部分を形成している。
【0021】このようであるから、金属製室外側部材1
0の室内側板11における縦部17が樹脂製室内側部材
30の高さ方向一側部分31で覆われ、金属製室外側部
材10の室内側板11における中空部を有する本体14
を形成する部分が樹脂製室内側部材30の第1中空部3
4で覆われる。しかも、金属製室外側部材10の室内側
板11における凹部15を形成する縦部17と樹脂製室
内側部材30の高さ方向一側部分31の接触面積が切欠
部20によって小さいので、その部分においての熱伝導
が少なく、断熱性能が向上する。
0の室内側板11における縦部17が樹脂製室内側部材
30の高さ方向一側部分31で覆われ、金属製室外側部
材10の室内側板11における中空部を有する本体14
を形成する部分が樹脂製室内側部材30の第1中空部3
4で覆われる。しかも、金属製室外側部材10の室内側
板11における凹部15を形成する縦部17と樹脂製室
内側部材30の高さ方向一側部分31の接触面積が切欠
部20によって小さいので、その部分においての熱伝導
が少なく、断熱性能が向上する。
【0022】凹部15内に取付けたペアガラス5は縦部
17の残存部分21で支持される。これによって、樹脂
製室内側部材30の樹脂材料の物性値等の変化によって
樹脂製室内側部材30によるガラス保持力の低下や、火
災時に樹脂製室内側部材30が軟化溶融した場合にガラ
スが脱落することを防止できる。
17の残存部分21で支持される。これによって、樹脂
製室内側部材30の樹脂材料の物性値等の変化によって
樹脂製室内側部材30によるガラス保持力の低下や、火
災時に樹脂製室内側部材30が軟化溶融した場合にガラ
スが脱落することを防止できる。
【0023】樹脂製室内側部材30の高さ方向一側部3
1の端縁が係止片33で金属製室外側部材10の縦部1
7の端縁に係止しているから、その高さ方向一側部31
が金属製室外側部材10の縦部17に強固に支持され
る。これによって、ガラス装着後にガスケットを装着し
た時に樹脂製室内側部材30の高さ方向一側部31が金
属製室外側部材10の縦部17から室内側に離れること
がない。
1の端縁が係止片33で金属製室外側部材10の縦部1
7の端縁に係止しているから、その高さ方向一側部31
が金属製室外側部材10の縦部17に強固に支持され
る。これによって、ガラス装着後にガスケットを装着し
た時に樹脂製室内側部材30の高さ方向一側部31が金
属製室外側部材10の縦部17から室内側に離れること
がない。
【0024】樹脂製室内側部30の金属製室外側部材1
0の本体14と対向した部分(第1中空部34)が本体
14の室内面に長手方向に亘って連続して接触している
が、その部分は中空形状であるので、金属製室外側部材
10からその室内面34aに伝わる熱は少なく、断熱性
を低下することがない。
0の本体14と対向した部分(第1中空部34)が本体
14の室内面に長手方向に亘って連続して接触している
が、その部分は中空形状であるので、金属製室外側部材
10からその室内面34aに伝わる熱は少なく、断熱性
を低下することがない。
【0025】樹脂製室内側部材30の高さ方向他側部3
2の端部寄り部分(第2中空部35)は室外寄りで、框
本体10の室外側縦板12の高さ方向・他側寄り部分と
対向して幅狭い外側部分を形成しているので、内側部分
の凹部15の開口寸法を大きくして外側部分の見込み寸
法を小さくできる。
2の端部寄り部分(第2中空部35)は室外寄りで、框
本体10の室外側縦板12の高さ方向・他側寄り部分と
対向して幅狭い外側部分を形成しているので、内側部分
の凹部15の開口寸法を大きくして外側部分の見込み寸
法を小さくできる。
【0026】前記端部寄り部分は中空形状で強度大であ
るし、係止部37が金属製室外側部材10の係止片18
に係止しているから取付け強度が大である。これによつ
て、外側部分の強度を十分に保持できるし、その部分の
断熱性が優れたものとなる。
るし、係止部37が金属製室外側部材10の係止片18
に係止しているから取付け強度が大である。これによつ
て、外側部分の強度を十分に保持できるし、その部分の
断熱性が優れたものとなる。
【0027】前記内障子Bの上框1、戸当り框4は図
2、図3に示すように下框2と略同一断面形状である。
召合せ框3は図3に示すように、樹脂製室内側部材30
の一側部31が中空形状としてある。
2、図3に示すように下框2と略同一断面形状である。
召合せ框3は図3に示すように、樹脂製室内側部材30
の一側部31が中空形状としてある。
【0028】下框2と戸当り框4は図6又は図7に示す
ように連結してある。下框2の金属製室外側部材10に
おける室外側板11の凹部15を形成する部分の長手方
向両端部を切り欠きする。残存した室外側板11と室内
側板12と樹脂製室内側部材30を戸当り框4の凹部1
5内に嵌め込み、室外側板12の切欠き端面12bを戸
当り框4の室外側板12の端面12cに当接して連結す
る。図6、図7で符号40はコーナーブロックである。
上框1と戸当り框4及び上框1、下框2と召合せ框3も
同様に連結される。
ように連結してある。下框2の金属製室外側部材10に
おける室外側板11の凹部15を形成する部分の長手方
向両端部を切り欠きする。残存した室外側板11と室内
側板12と樹脂製室内側部材30を戸当り框4の凹部1
5内に嵌め込み、室外側板12の切欠き端面12bを戸
当り框4の室外側板12の端面12cに当接して連結す
る。図6、図7で符号40はコーナーブロックである。
上框1と戸当り框4及び上框1、下框2と召合せ框3も
同様に連結される。
【0029】前述のように上框1、下框2、召合せ框
3、戸当り框4をそれぞれ連結して框組体とし、その框
組体にペアガラス5を取付けたガラス障子とする。この
ガラス障子の場合に上框1、下框2又は戸当り框4と召
合せ框3の金属製室外側部材10は縦部17を有しない
形状、例えば図8に示すように本体40の内側に室外側
板12と連結板13で鉤形部41を有する形状としても
良い。つまり、戸当り框4と召合せ框3又は上框1と下
框2の金属製室外側部材10が縦部17を有する形状で
あればペアガラス5が外れることがないし、その縦部1
7に切欠き部20を形成して樹脂製室内側部材30の一
側部31との接触面積を小さくすることで結露が生じる
ことを確実に防止できる。
3、戸当り框4をそれぞれ連結して框組体とし、その框
組体にペアガラス5を取付けたガラス障子とする。この
ガラス障子の場合に上框1、下框2又は戸当り框4と召
合せ框3の金属製室外側部材10は縦部17を有しない
形状、例えば図8に示すように本体40の内側に室外側
板12と連結板13で鉤形部41を有する形状としても
良い。つまり、戸当り框4と召合せ框3又は上框1と下
框2の金属製室外側部材10が縦部17を有する形状で
あればペアガラス5が外れることがないし、その縦部1
7に切欠き部20を形成して樹脂製室内側部材30の一
側部31との接触面積を小さくすることで結露が生じる
ことを確実に防止できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、金属製室
外側部材の凹部を形成する室内側部分と樹脂製室内側部
材の接触面積が小さいので、その部分での熱の伝導が少
なく、結露の発生を防止できる。金属製室外側部材の凹
部を形成する室内側部分の残留部でガラスを支持するの
で、火災時等にガラスが外れることがない。
外側部材の凹部を形成する室内側部分と樹脂製室内側部
材の接触面積が小さいので、その部分での熱の伝導が少
なく、結露の発生を防止できる。金属製室外側部材の凹
部を形成する室内側部分の残留部でガラスを支持するの
で、火災時等にガラスが外れることがない。
【0031】請求項2に係る発明によれば、樹脂製室内
側部材の一側部が薄板状であるから凹部の開口寸法が大
きくとも框の見込み寸法を小さくできる。樹脂製室内側
部材の他側部が中空形状であるから、その部分での熱の
伝導が少なく、結露の発生を防止できる。
側部材の一側部が薄板状であるから凹部の開口寸法が大
きくとも框の見込み寸法を小さくできる。樹脂製室内側
部材の他側部が中空形状であるから、その部分での熱の
伝導が少なく、結露の発生を防止できる。
【0032】請求項3に係る発明によれば、各樹脂製室
内側部材と各金属製室外側部材の凹部を形成する室内側
部分の接触面積が極く小さく、結露の発生を防止するガ
ラス障子となる。横框と縦框の一方の金属製室外側部材
の凹部を形成する室内側部分の残存部によってガラスを
支持するので、火災時等にガラスが外れることがない。
内側部材と各金属製室外側部材の凹部を形成する室内側
部分の接触面積が極く小さく、結露の発生を防止するガ
ラス障子となる。横框と縦框の一方の金属製室外側部材
の凹部を形成する室内側部分の残存部によってガラスを
支持するので、火災時等にガラスが外れることがない。
【図1】引き違い窓の内観図である。
【図2】内障子の縦断面図である。
【図3】内障子の横断面図である。
【図4】下框の分解斜視図である。
【図5】切欠き部の他の例を示す金属製室外側部材の正
面図である。
面図である。
【図6】下框と戸当り框の連結の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】下框と戸当り框の連結の他の例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】下框の他の例を示す断面図である。
1…上框(横框) 2…下框(横框) 3…召合せ框(縦框) 4…戸当り框(縦框) 5…ペアガラス(ガラス) 10…金属製室外側部材 14…本体 15…凹部 17…縦部(凹部を形成する室内側部分) 20…切欠き部 21…残存部 30…樹脂製室外側部材 31…一側部 32…他側部 41…鉤形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E014 AA03 BA01 BB01 BB08 BD08 2E016 HA01 HA02 JA01 KA06 LB09 LC01 MA01 MA06 MA08
Claims (3)
- 【請求項1】 本体の内側にガラス取付用の凹部を有す
る金属製室外側部材と、この金属製室外側部材の室内面
に取付けた樹脂製室内側部材を備え、 前記金属製室外側部材の凹部を形成する室内側部分に切
欠き部を形成したことを特徴とする金属樹脂複合框。 - 【請求項2】 樹脂製室内側部材は、凹部を形成する室
内側部分の室内面に接する薄板状の一側部と、本体の室
内面に接する中空形状の他側部から成る請求項1記載の
金属樹脂複合框。 - 【請求項3】 対向した横框と対向した縦框を連結した
框組体と、その框組体に取付けたガラスを備え、 前記横框と縦框の一方は、本体の内側にガラス取付用の
凹部を有し、かつその凹部を形成する室内側部分に切欠
き部が形成された金属製室外側部材と、この金属製室外
側部材の室内面に取付けた樹脂製室内側部材から成る金
属樹脂複合框で、 前記横框と縦框の他方は、本体の内側に鉤形部を有する
金属製室外側部材と、この金属製室外側部材の室内面に
取付けられて鉤形部とでガラス取付用の凹部を形成する
樹脂製室内側部材から成る金属樹脂複合框であることを
特徴とするガラス障子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28914898A JP3448762B2 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 金属樹脂複合框及びガラス障子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28914898A JP3448762B2 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 金属樹脂複合框及びガラス障子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120345A true JP2000120345A (ja) | 2000-04-25 |
JP3448762B2 JP3448762B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17739390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28914898A Expired - Fee Related JP3448762B2 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 金属樹脂複合框及びガラス障子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448762B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188927A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Shin Nikkei Co Ltd | 複合サッシの障子 |
JP2013067979A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
JP2016145503A (ja) * | 2015-01-31 | 2016-08-12 | 三協立山株式会社 | 断熱サッシ |
-
1998
- 1998-10-12 JP JP28914898A patent/JP3448762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188927A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Shin Nikkei Co Ltd | 複合サッシの障子 |
JP2013067979A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
JP2016145503A (ja) * | 2015-01-31 | 2016-08-12 | 三協立山株式会社 | 断熱サッシ |
JP2020051247A (ja) * | 2015-01-31 | 2020-04-02 | 三協立山株式会社 | 断熱サッシ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3448762B2 (ja) | 2003-09-22 |
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