JP2752591B2 - 断熱形材 - Google Patents

断熱形材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金製押
出形材からなる室外側部材と室内側部材の相互の対向部
間を断熱材により結合してなるサッシ用断熱形材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は断熱形材を用いない従来の出窓で
あり、左右の方立1、1間に引き違い窓を構成する外障
子2と内障子3とが装着され、左右の方立1と縦枠4と
の間に障子5が固定されて嵌め殺し窓を構成した例につ
いて示す。6は出窓を取付ける建物開口部7を構成する
柱、8は柱6に固定した額縁である。
【0003】このような出窓においては、一般的には、
図8に示すような断熱形材は普及していないのが現状で
ある。図8に示す断熱形材は、室外部材9と室内側部材
10間を断熱材11により結合してなる。このような断
熱形材は、アルミニウム合金製室外側部材9と室内側部
材10との対向部に設けたかしめ穴12に断熱材11の
端部を入れ、かしめローラ13によってかしめ穴12を
構成するかしめ片12aを矢印Yで示すように押圧する
ことによってかしめ、これにより断熱材11を室外側部
材9と室内側部材10に結合して取付ける。このような
断熱形材を出窓に用いれば、熱がサッシを通して室内外
方向に伝達されることを防止できるため、寒冷地等にお
いても出窓を普及させることができ、また、冷暖房に要
するエネルギを節約することができると共に、室内空間
が広がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すような断熱
形材を用いて図7に示す角度方立1(障子2、3と5と
が面一ではなく、角度をなして方立において突き合わさ
れる方立)を構成する場合、図9に示すような構成が考
えられる。図9に示す角度方立1の場合には、障子に対
面する見込み面1a、1bの少なくとも一方(図9の例
は嵌め殺し窓に比較して広い見込み面が必要とされる引
き違い窓用の障子2、3側の見込み面1b)がかしめ付
け時の押圧方向Yに対して垂直でなく、90度以外の角
度をなし、即ち傾斜させることになる。このため、仮に
2本の断熱材11の一方を見込み面1b側に極力寄せて
設けたとしても、2本の断熱材11を平行に設ける必要
があることから、略3角形の空間20が形成されること
が避けられず、このため、ジョイント板21とねじロッ
ド22により結合される下枠23や上枠(図示せず)と
の間の気水密性が低下すると共に、断熱性や外観も悪く
なるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
角度方立等のように、室外側部材と室内側部材とを結合
する断熱材の面に垂直をなす面に対して傾斜した見込み
面を有するサッシにおいて、気水密性および断熱性を向
上させ、外観も向上させることができる構成の断熱形材
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
合金製押出形材からなる室外側部材と室内側部材の相互
の対向部間を1本または平行な2本の断熱材により結合
して断熱形材を構成すると共に、前記断熱材の内外方向
に対して断熱形材の少なくとも一方の見込み面を非平行
とし、該非平行の見込み面に形成された前記室外側部材
と室内側部材との間の空間の入口を低熱伝導性のカバー
により閉塞すると共に、該カバーと前記非平行とした見
込み面とを略面一に形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、見込み面と断熱材との間の
空間が低熱伝導性のカバーにより閉塞され、見込み面と
カバーが面一をなすため、該断熱形材が突き合わされる
別の断熱形材との突き合わせ部の間の空間が生じず、こ
のため、気水密性が向上する。また、カバーにより室外
側部材と室内側部材と断熱材とで囲まれた部屋が形成さ
れるため、断熱形材内の部屋の断面積が減少して対流が
減少し、断熱性が向上する。
【0008】
【実施例】図1は本発明による断熱形材の一実施例を方
立について示す断面図、図2は図1の方立を有する出窓
の全体構成を示す平面図、図3はかしめ付け状態を示す
断面図であり、図2に示すように、図7に示した出窓に
おける角度方立1のかわりに断熱形材でなる方立16が
用いられるものについて示す。該方立16は、図1、図
3に示すように、アルミニウム合金製室外側部材17お
よび室内側部材18と、両者の対向部間にかしめ付けに
より取付けられてこれらの部材17、18を結合する合
成樹脂製断熱材11とからなる。前述のように、方立1
6の前記引き違い窓用障子2、3に対面する見込み面1
6bは、長尺板状をなす断熱材11の内外方法に対して
非平行をなし、対向する嵌め殺し障子5側の見込み面1
6aは断熱材11の内外方法に対して平行をなす。ま
た、嵌め殺し障子5側の断熱材11は見込み面16aと
略面一をなす。
【0009】19は室外側部材17と室内側部材18と
断熱材11との間の空間20の入口を閉塞する合成樹脂
等の低熱伝導性材料からなるカバーであり、該カバー1
9は前記空間20の入口部を構成する室外側部材17側
に設けた溝状のカバー取付け部17aと、室内側部材1
8側の溝状のカバー取付け部18aに、カバー19の両
側19a、19bを嵌合して取付けることにより、前記
空間20を閉塞している。該カバー19は、方立16の
障子2、3側の見込み面16bと略面一をなす。また、
カバー19の裏面にはリブを兼ねた垂直片19cを形成
し、カバー19の撓みを防止すると共に、その先端を室
外側部材17とかしめ片12aとの間の凹部に当てるこ
とにより、外圧によりカバー19が凹まないようにして
いる。カバー19の取付け部17a、18aは、図3に
示すように、空間20内、すなわちかしめローラ13の
挿脱軌跡に突出しないように形成される。
【0010】25は障子2に取付けた気水密材26の受
け片であり、該受け片25は後付けできるように、室外
側部材17のほぼ全長にわたって設けた取付け溝17
b、17cに、受け片25を嵌合することにより、室外
側部材17のほぼ全長にわたって添設する形で取付けら
れる。図3に示すように、該受け片25は、室外側部材
17と室内側部材18との間の空間20を、断熱材11
に垂直の方向に外側に延長した位置に一部がある(すな
わちかしめローラ13の挿脱軌跡に突出する)ように取
付けられる。図1に示すように、障子2、3も方立16
や縦横の枠(図示せず)と同様に、室外側部材27と室
内側部材28との間を断熱材11により結合した構造と
し、また、障子2、3、5は2重パネル構造とする。
【0011】この方立16における断熱材11のかしめ
付けは、図3に示すように、カバー19や気水密材受け
片25を取付ける前に、室外側部材17と室内側部材1
8との間の空間20にかしめローラ13を挿入して行
う。そして断熱材11をかしめ付けた後に、カバー19
や受け片25を取付ける。
【0012】このように、傾斜した見込み面16bと断
熱材11との間の空間20が低熱伝導性のカバー19に
より閉塞され、見込み面16bとカバー19が面一をな
すため、図4に示すように、前述のジョイント板21と
ねじロッド22により結合される断熱形材である下枠2
3や上枠29が突き合わされる突き合わせ部の間に空間
が生じないため、気水密性が向上する。また、カバー1
9により室外側部材17と室内側部材18と断熱材11
とで囲まれた部屋が形成されるため、対流が減少し、断
熱性が向上する。特に本例のように、補強片19cによ
り、室外側部材17と室内側部材18との間の部屋が、
補強片19cの両側の部屋a、bと、2本の断熱材1
1、11間の部屋cに3分割され、部屋の断面積が狭く
なるので、対流がより有効に防止される。また、引き違
い窓のように、見込み面16bが室内から見える場合に
は、空間20が閉塞されて見込み面16bと面一をなす
ことにより、外観が向上する。
【0013】また、本実施例においては、嵌め殺し窓側
の見込み面16aを、一方の断熱材11と面一に形成し
ているので、他の枠材との突き合わせ部において空間が
生じることがなく、気水密性が向上する。また、嵌め殺
し窓ではなく、見込み面16a側が露出する窓を構成す
る場合には、外観も向上する。また、断熱材11に前記
カバー19の面一化機能を合わせ持たせているので、カ
バーが不要となり、部品点数が低減するという効果もあ
る。なお、カバー19には気水密材の受け部を設ける場
合もある。
【0014】図5は本発明の他の実施例を示す出窓の横
断面図、図6はその方立の拡大図であり、本実施例は、
カバー38を角度方立32の両側の見込み面に取付けた
例でる。本実施例においては、左右の角度方立32間に
障子33を固定して嵌め殺し窓を構成し、方立32と縦
枠34との間に縦辷り出し窓を構成する障子35を装着
している。方立32は、2本の断熱材11を室外側部材
36と室内側部材37との間に平行に設置してかしめ付
けると共に、見込み面32a、32bを断熱材11の内
外方向に対して非平行に形成してなり、断熱材11の両
側に形成されるかしめ付け用空間の入口をそれぞれ閉塞
する低熱伝導性材料でなるカバー38を、見込み面32
a、32bとそれぞれ略面一に形成している。
【0015】なお、本例においては、室外側部材36の
露出面36a、36bと、室内側部材37の露出面37
a、37bとを、2本の断熱材11間の中間を通る面4
0に対して対称形(θ、αは面40と露出面36a、3
6bあるいは37a、37bとのなす角度を表す)に形
成している。これは、室外側部材36や室内側部材37
が断熱材11により結合される前に、断熱材11のかし
め付け強度を上げるために、かしめ穴12の入口を回転
歯などのナーリング用回転体により押圧しながらナーリ
ング(粗面化)する際、対称形に形成した露出面36
a、36bあるいは37a、37bを受けローラ(図示
せず)でナーリング時の押圧力を受けることにより、安
定してナーリング圧力が受けられるようにしてナーリン
グ品質が向上するようにしたものである。
【0016】上記各実施例においては、室外側部材1
7、36と室内側部材18、37との間に2本の断熱材
11が設けられる場合について示したが、室外側部材1
7、36と室内側部材18、37との間に1本の断熱材
11をかしめ付ける場合、すなわちかしめ穴12が1つ
の場合にも本発明を適用できる。また、本発明は、出窓
に引き違い窓、辷り出し窓、嵌め殺し窓を構成する場合
のみならず、開閉窓や回転窓あるいは上げ下げ窓等を構
成する場合にも適用でき、また、本発明は出窓以外の各
種窓や戸等の建具の角度枠や框に適用できる。また、断
熱材11をかしめ付け以外に成形により設ける場合にも
適用でき、その他、室外側部材17、36、室内側部材
18、37、断熱材11およびの構成や組合わせについ
て種々の変更、付加が可能である。
【0017】
【発明の効果】請求項1によれば、断熱材の内外方向に
対して非平行をなす見込み面における前記室外側部材と
室内側部材との間の空間の入口を、低熱伝導性のカバー
により閉塞すると共に、該カバーと前記非平行の見込み
面とを略面一に形成したので、該断熱形材が突き合わさ
れる別の断熱形材との突き合わせ部の間の空間が生じな
いため、気水密性が向上すると共に、外観が向上する。
また、カバーにより室外側部材と室内側部材と断熱材と
で囲まれた部屋が形成されるため、対流が減少し、断熱
性が向上する。
【0018】請求項2によれば、断熱形材の見込み面の
一方のみが断熱材の内外方向に対して非平行をなし、他
方の見込み面が断熱材の内外方向に対して平行とし、該
平行となる側の断熱材の面を該見込み面と略面一にした
ので、気密性ならびに外観が向上する。また、該断熱材
が見込み面と略面一をなすので、この見込み面について
は請求項1のカバーが不要となり、部品点数が低減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を出窓の方立に適用した一実施例を示す
横断面図である。
【図2】図1の実施例の方立を有する出窓の全体を示す
横断面図である。
【図3】図1の実施例の断熱材のかしめ付けを説明する
断面図である。
【図4】図1の実施例の上下枠と方立との突き合わせ部
を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例の出窓の全体を示す横断面
図である。
【図6】図5の実施例の方立を拡大して示す横断面図で
ある。
【図7】従来の出窓を示す横断面図である。
【図8】断熱形材の断熱材結合部の一例を示す端面図で
ある。
【図9】図7の出窓における方立に断熱形材を適用した
一例を示す横断面図である。
【符号の説明】
2、3:引き違い障子、5、33:嵌め殺し障子、1
1:断熱材、12:かしめ穴、13:かしめローラ、1
6:方立、16a:断熱材に平行をなす見込み面、16
b、32a、32b:断熱材に非平行をなす見込み面、
17、36:室外側部材、18、37:室内側部材、1
9、38:カバー、20:空間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム合金製押出形材からなる室外
    側部材と室内側部材の相互の対向部間を1本または平行
    な2本の断熱材により結合して断熱形材を構成すると共
    に、 前記断熱材の内外方向に対して断熱形材の少なくとも一
    方の見込み面を非平行とし、 該非平行の見込み面に形成された前記室外側部材と室内
    側部材との間の空間の入口を低熱伝導性のカバーにより
    閉塞すると共に、 該カバーと前記非平行とした見込み面とを略面一に形成
    したことを特徴とする断熱形材。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記断熱材の内外方向に対して断熱形材の一方の見込み
    面を非平行とし、 他方の見込み面を断熱材の片面と略面一に形成したこと
    を特徴とする断熱形材。
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