JP2004232335A - 断熱ドア枠構造及び断熱ドア枠の組立方法 - Google Patents

断熱ドア枠構造及び断熱ドア枠の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】断熱ドア枠の上下枠の端部加工が容易であり、また加工工数が減ることにより、製造コストを低減することができる断熱ドア枠構造を提供する。
【解決手段】金属上下枠11、12の端面11c、12cを金属縦枠13に固定してなる金属枠体10の室内側に樹脂部材20を配設してなる断熱ドア枠構造において、金属縦枠13は長手方向略全長に渡って室内側に突出する突片13aを有し、該突片13aと金属上枠11の端面11cとの間及び/又は突片13aと金属下枠12の端面12cとの間にジョイントピース30、31を設けると共に、該ジョイントピース30、31の内側面と金属縦枠13の見付方向内側面とは略面一状としてなる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属枠体の屋内側に樹脂部材を配設してなる断熱ドア枠構造に関し、特に縦枠に連結される上下枠の端部を簡易な構造としてなる断熱ドア枠構造及び断熱ドア枠の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物開口部に枠体を設け、その枠体の中にヒンジを介してドア本体を納めてなるドアが広く用いられている。このようなドアにおいて、枠体の室外側を金属で形成し、室内側に樹脂部材を配設した断熱ドア枠が存在する。このような断熱ドア枠の例としては、例えば特許文献1に示すようなものがあり、金属枠体の屋内側露出面を樹脂部材で略覆ってなるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−217560号公報
【0004】
断熱ドア枠は、縦枠の側面に上下枠の端面をそれぞれ当接させ、相互に固定することで枠組みされる。このため、上下枠の端面は、縦枠の側面に適合するような形状に形成されてなる。縦枠は断面中空の方形状またはL字状等の形状とされ、屋内側には縦枠の建物躯体に対する固定や、樹脂枠の固定のために突出した部分を有し、このため縦枠の側面は面一状ではなく、段差を有する。上下枠は縦枠の見込方向の長さと略同じ見込幅を有しているため、上下枠の端面は縦枠の側面に合わせて、段差を有するように形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の断熱ドア枠構造においては、以下のような問題点を有していた。
上下枠の端面を縦枠の側面に合わせて、段差を有するように形成するための加工は容易ではなく、またそれができたとしても加工のための工数がかかり、コストアップにつながる。特に、縦枠の室内側と室外側に2つ段差を有するような場合には、上下枠の端面に凹部を形成するように段差を2つ形成しなければならず、このような加工は特に困難である。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、断熱ドア枠の上下枠の端部加工が容易であり、また加工工数が減ることにより、製造コストを低減することができる断熱ドア枠構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る断熱ドア枠構造は、金属上下枠の端面を金属縦枠に固定してなる金属枠体の室内側に樹脂部材を配設してなる断熱ドア枠構造において、
上記金属縦枠は長手方向略全長に渡って室内側に突出する突片を有し、該突片と上記金属上枠の端面との間及び/又は上記突片と上記金属下枠の端面との間にジョイントピースを設けると共に、該ジョイントピースの内側面と上記金属縦枠の見付方向内側面とは略面一状としてなることを特徴として構成されている。
【0008】
また、本発明に係る断熱ドア枠構造は、上記ジョイントピースは合成樹脂からなると共に、上記金属縦枠の突片に嵌合取付されることを特徴として構成されている。
【0009】
さらに、本発明に係る断熱ドア枠構造は、上記ジョイントピースは中間部に上記金属縦枠と金属上枠又は金属下枠との組立用ビスが貫通するビス孔を形成されてなることを特徴として構成されている。
【0010】
さらにまた、本発明に係る断熱ドア枠構造は、上記金属縦枠の室内側に設けられる樹脂縦枠は室外側面に気密材を有し、該気密材の上下の端面は上記ジョイントピースの端面と略同位置としてなることを特徴として構成されている。
【0011】
そして、本発明に係る断熱ドア枠の組立方法は、金属上下枠の端面を金属縦枠に固定してなる金属枠体の室内側に樹脂部材を配設してなる断熱ドア枠の組立方法において、
上記金属縦枠の室内側に突出する突片の室内側面における上記金属上枠と金属下枠の固定部分にジョイントピースを取付けた後、上記金属縦枠の上記金属上枠及び金属下枠と接する部分にそれぞれシーラーを貼付け、その後上記金属上枠及び金属下枠を金属縦枠に固定することを特徴として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は、本実施形態における断熱ドアの縦断面図であり、図2は、本実施形態における断熱ドアの横断面図である。これら各図において、本実施形態における断熱ドアは、建物開口部に枠体1を設け、この枠体1内にヒンジ部3を介してドア本体2を納めてなるものである。
【0013】
枠体1は、建物開口部の室外側に金属枠体10を設け、その金属枠体10の室内側に樹脂部材20を設けてなるものである。金属枠体10は、金属上枠11と金属下枠12及び左右の金属縦枠13、13からなり、これらを方形状に枠組みしてなる。ここで、この金属枠体10の枠組みは、金属上枠11及び金属下枠12の端面11c、12cをそれぞれ金属縦枠13、13の上部及び下部に当接させ、それらをねじによって固定することによってなされる。なお、金属枠体10を構成する各枠材は、断面中空状の押出し型材であり、通常アルミが用いられる。
【0014】
樹脂部材20は、樹脂上枠21及び樹脂縦枠22、22からなり、それぞれ金属上枠11及び金属縦枠13、13の室内側露出部分を覆うものである。これらの樹脂上枠21及び樹脂縦枠22、22は、それぞれ金属上枠11及び金属縦枠13、13の室内側面に係合及びねじ止めされることによって固定される。なお、樹脂部材20は塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型される。このように樹脂部材20にて金属枠体10の室内側露出部分を覆うことにより、金属による冷たい感じを隠し、また熱伝導率の低い樹脂によって断熱効果を向上させている。
【0015】
ドア本体2は、方形状のフレーム2aに薄板状の表面板2bと裏面板2cを固定し、一方の側面にはヒンジ部3をねじ止めし、もう一方の側面には戸先部2dを設けてなるものである。ヒンジ部3は、ドア本体2と共に、金属縦枠13にも固定されることで、ドア本体2を開閉自在としてなるものである。ドア本体の戸先部2dの先端には気密材を設けて、ドア本体2と金属縦枠13の隙間の気密性を確保している。
【0016】
金属枠体10と樹脂部材20との固定について、より詳細に説明する。金属枠体10を構成する各枠材には、室内側面にそれと直交する部分を形成している。すなわち、金属上枠11にはその室内側面に突片11aを、金属縦枠13にはその室内側面に突片13aを、それぞれ有している。また、金属上枠11にはその室内側面を下方に向かって延出させて被係止部11bを形成すると共に、金属縦枠13にはその室内側面を見付方向内側に向かって延出させて被係止部13bを形成する。樹脂上枠21は、係止部21aを被係止部11bに係止させると共に、金属上枠11の突片11aに当接させ、長手方向の数カ所でねじ止めすることによって固定される。また、樹脂縦枠22は、係止部22aを被係止部13bに係止させると共に、金属縦枠13の突片13aに当接させ、長手方向の数カ所で、ねじ止めされることによって固定される。
【0017】
金属下枠12には樹脂部材20は設けられない。その代わりに沓摺23が設けられる。沓摺23は、上面は平面状に形成され、室内側の床と略面一状とされてなる。また、沓摺23は、塩化ビニルやゴム等からなり、ドアの室内側における滑り止めとして機能する。金属下枠12には、その室内側面に突片12aが形成されており、突片12aは室内外端部にそれぞれ上方に延出した部分を有して凹部状を形成し、この凹部状の部分に沓摺23を納めて固定する。
【0018】
また、樹脂上枠21、金属下枠12、及び樹脂縦枠22の室外側面にはそれぞれ気密材35が設けられており、ドア本体2が閉じられた状態において、ドア本体2の室内側面に当接して、気密性を確保している。気密材35は、枠体1の四周を略連続状となるように設けられており、したがって各枠材を枠組みした場合においてそれぞれの気密材35が当接または近接しあうように設けられる。
【0019】
金属枠体10は、上述したように金属上枠11及び金属下枠12が金属縦枠13、13に挟まれるように枠組みされてなる。金属枠体10を連続状に枠組みするには、金属上枠11の端面11c及び金属下枠12の端面12cは、金属縦枠13の見付方向内側面に略適合する形状に形成されることが必要である。ここで、金属縦枠13の見付方向内側面は、突辺13aが室内側面から垂直に突出してなることから、樹脂縦枠22が納められる部分において段差を有している。また、金属縦枠13の見付方向内側面はその室外側端部にも段差を有している。
【0020】
金属下枠12は、室内側端部は金属縦枠13の室内側端部と略同位置であり、室外側端部は金属縦枠13の室外側の段差と略同位置である。従来の断熱ドア枠においては金属下枠12の端面12cをこの形状に合わせて、室内側端部に段差を有するように形成していた。また、金属上枠11は、室内側端部は金属縦枠13の室内側端部と略同位置であり、室外側端部は金属縦枠13の室外側端部と略同位置である。したがって従来の断熱ドア枠においては、金属上枠11の端面11cをこの形状に合わせて、室内側端部及び室外側端部に段差を有するように形成していた。
【0021】
これに対して、本発明では金属上枠11の端面11c及び金属下枠12の端面12cの室内側の段差をなくして平面状とし、それによって生じる金属縦枠13の段差との隙間には、それぞれ上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31を設けて、枠体1が連続状としてなるようにしている。すなわち、上枠ジョイントピース30と下枠ジョイントピース31は、いずれも金属縦枠13の室内側において、突片13aによって形成された段差に設けられて、その内側面30d、31dによって金属縦枠13の見付方向内側面を略面一状とするように形成される。
【0022】
図3に示すように、金属縦枠13と金属上枠11の連結部分において、上枠ジョイントピース30は樹脂上枠21の断面形状に略合わせてL字形状とされてなり、金属縦枠13の突片13aにおける見付方向内側面が、上枠ジョイントピース30の内側面30dによってそれ以外の金属縦枠13の見付方向内側面13eと略面一状となるように設けられる。また、図4に示すように、金属縦枠13と金属下枠12の連結部分において、下枠ジョイントピース31は金属下枠12の沓摺23取付部の断面形状に略合わせて長方形状とされてなり、金属縦枠13の突辺13aにおける見付方向内側面が、下枠ジョイントピース31の内側面31dによってそれ以外の金属縦枠13の見付方向内側面13eと略面一状となるように設けられる。そして、これら上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31により、金属上枠11の端面11cと金属下枠12の端面12cは、金属上枠11の室外側を除いて略平面状に形成することができる。金属上枠11の端面11cは室外側に依然として段差を有しているものの、段差を室内側と室外側に2つ形成して、端面11cを凹部状に加工するのに比べると、加工は容易であり工数を少なくすることができる。
【0023】
図5は、上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31を取付けた状態において、金属縦枠13を見付方向内側面から見たものである。また、図8は図5におけるA−A断面図である。図5に示すように、上枠ジョイントピース30と下枠ジョイントピース31は樹脂縦枠22の上端及び下端部に略適合する形状に形成されている。そして、上枠ジョイントピース30と下枠ジョイントピース31の上端及び下端は、樹脂縦枠22に取付けられる気密材35の上端及び下端とそれぞれ略同位置とされている。これにより、気密材35を枠体1の四周に略連続状に設けることができる。
【0024】
上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31によって略面一状とされた金属上枠11及び金属下枠12の取付部分には、それぞれ薄板状の上枠シーラー32及び下枠シーラー33が貼付けられる。これら上枠シーラー32及び下枠シーラー33は、ゴム等からなり、金属縦枠13と金属上枠11または金属下枠12との当接部のシール材として機能する。
【0025】
また、金属縦枠13の上端面には、キャップ34が設けられる。これは、金属縦枠13は、断面中空状に形成されており、枠体1を枠組みすると上方開放状となるために、雨水等の侵入を防ぐためである。ここで、キャップ34には、金属縦枠13に設けられた孔に嵌合固定するための嵌合片34aが形成されている。また、金属上枠11の上端面は、浸入した雨水が室外側に流れやすいように室外側に向かう下り傾斜状に形成されており、キャップ34の上端面も同様に下り傾斜状に形成される。
【0026】
図6には、上枠ジョイントピース30の詳細図を示す。この図において、(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。上枠ジョイントピース30は、樹脂上枠21の形状に略合わせてL字形状のピース部材として合成樹脂により形成される。そして、金属縦枠13に固定するために、嵌合片30a及び差込片30cを有している。嵌合片30aは、金属縦枠13の突辺13aに向かって突出するように形成され、その先端は突辺13aに設けた取付孔13cに嵌合して固定される。また、差込片30cは、突辺13aに設けた差込孔13dに差込まれ、上枠ジョイントピース30を回転しないように固定する。
【0027】
また、上枠ジョイントピース30は、その中間部にビス孔30bを有している。金属上枠11と金属縦枠13は、ビスによって数カ所を相互に連結される。その際に上枠ジョイントピース30を設ける位置において、ビス固定がなされるため、そのビスを通すためのビス孔30bを設けたものである。このように構成することで、金属上枠11と金属縦枠13及び上枠ジョイントピース30を強固に固定することができる。
【0028】
図7には、下枠ジョイントピース31の詳細図を示す。この図において、(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。下枠ジョイントピース31は、金属下枠12の沓摺23取付部の断面形状に合わせて長方形状のピース部材として合成樹脂により形成される。そして、上枠ジョイントピース31と同様に嵌合片31a、ビス孔31b、及び差込片31cをそれぞれ有している。これらの形状及び機能については上枠ジョイントピース30のものと同様である。
【0029】
次に、本実施形態における断熱ドアの組立方法について説明する。まず、樹脂縦枠22を取付固定した金属縦枠13の上端面にキャップ34を取付ける。キャップ34はその嵌合片34aを、金属縦枠13に設けられた孔に嵌合することによって固定する。次に、金属縦枠13の突片13aの上端部及び下端部にそれぞれ上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31を取付ける。上枠ジョイントピース30の嵌合片30a及び下枠ジョイントピース31の嵌合片31aは、それぞれ金属縦枠13の取付孔13c、13cに嵌合固定する。また、上枠ジョイントピース30の差込片30c及び下枠ジョイントピース31の差込片31cは、それぞれ金属縦枠13の差込孔13d、13dに差込まれ、上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31の回転を防止する。なお、キャップ34と上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31の取付けは、その手順を逆にしてもよい。
【0030】
金属縦枠13にキャップ34と上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31を取付けたら、次に上枠シーラー32及び下枠シーラー33を金属縦枠13に貼付ける。上枠シーラー32は、図5に示すように金属上枠11との対向面、すなわち金属縦枠13の上端部及び上枠ジョイントピース30を覆うように貼付けられる。また、下枠シーラー33は、図5に示すように金属下枠12との対向面、すなわち金属縦枠13の下端部及び下枠ジョイントピース31を覆うように貼付けられる。
【0031】
その後、金属縦枠13に対して金属上枠11及び金属下枠12を取付ける。上枠ジョイントピース30及び下枠ジョイントピース31によって取付面は略面一状とされており、図3及び図4に示すように(これら各図ではキャップ34と上枠シーラー32及び下枠シーラー33は省略されている)金属上枠11及び金属下枠12を金属縦枠13に対して取付け、断熱ドア枠の枠組みを行う。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用しうるものである。例えば、本実施形態では、断熱ドア枠の中にドア本体2を1枚納めているが、ドア本体2を2枚納め、ヒンジ部3をそれぞれに設けて両開きのドアとすることもでき、この場合の断熱ドア枠構造にも本発明を適用することができる。さらに欄間がある断熱ドア枠の無目材と縦枠との当接部の構造にも本発明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、突片と金属上枠の端面との間及び/又は突片と金属下枠の端面との間にジョイントピースを設けると共に、該ジョイントピースの内側面と金属縦枠の見付方向内側面とは略面一状としてなることにより、金属上枠及び金属下枠の端面の段差を減らすことができたり、なくしたりすることができるので、端部加工が容易であり、加工工数が減ることにより、製造コストを低減することができるという効果がある。
【0034】
また、本発明によれば、ジョイントピースは合成樹脂からなると共に、金属縦枠の突片に嵌合取付されることにより、上枠と縦枠とのコーナー部の室内側が樹脂材で覆われ、意匠性の統一を図ることができ、またその固定も容易であるという効果がある。
【0035】
さらに、本発明によれば、ジョイントピースは中間部に金属縦枠と金属上枠又は金属下枠との組立用ビスが貫通するビス孔を形成されてなることにより、縦枠と上枠及びジョイントピースを直接固定することができ、これらを強固に固定することができるという効果がある。
【0036】
さらにまた、本発明によれば、金属縦枠の室内側に設けられる樹脂縦枠は室外側面に気密材を有し、該気密材の端面はジョイントピースの上下の端面と略同位置としてなることにより、気密材を四周に渡って略連続状としてなることができ、断熱ドアの気密性を十分確保することができるという効果がある。
【0037】
そして、本発明によれば、突片の室内側面における金属上枠と金属下枠の固定部分にジョイントピースを取付けた後、金属縦枠の金属上枠及び金属下枠と接する部分にそれぞれシーラーを貼付け、その後金属上枠及び金属下枠を金属縦枠に固定することにより、金属縦枠の金属上枠又は金属下枠との対向面及びジョイントピースを一体的に形成されたシーラーにてシールすることができるので、雨水等に対する水密性を十分確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における断熱ドアの縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態における断熱ドアの横断面図である。
【図3】本発明の実施形態における断熱ドアの縦枠と上枠の組立斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における断熱ドアの縦枠と下枠の組立斜視図である。
【図5】本発明の実施形態における断熱ドアの縦枠の詳細図である。
【図6】本発明の実施形態における断熱ドアの上枠ジョイントピースの詳細図であり、(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。
【図7】本発明の実施形態における断熱ドアの下枠ジョイントピースの詳細図であり、(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。
【図8】図5のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 ドア本体
3 ヒンジ部
10 金属枠体
11 金属上枠
11c 端面
12 金属下枠
12c 端面
13 金属縦枠
13a 突片
20 樹脂部材
21 樹脂上枠
22 樹脂縦枠
23 沓摺
30 上枠ジョイントピース
30b ビス孔
30d 内側面
31 下枠ジョイントピース
31b ビス孔
31d 内側面
32 上枠シーラー
33 下枠シーラー
34 キャップ
35 気密材

Claims (5)

  1. 金属上下枠の端面を金属縦枠に固定してなる金属枠体の室内側に樹脂部材を配設してなる断熱ドア枠構造において、
    上記金属縦枠は長手方向略全長に渡って室内側に突出する突片を有し、該突片と上記金属上枠の端面との間及び/又は上記突片と上記金属下枠の端面との間にジョイントピースを設けると共に、該ジョイントピースの内側面と上記金属縦枠の見付方向内側面とは略面一状としてなることを特徴とする断熱ドア枠構造。
  2. 上記ジョイントピースは合成樹脂からなると共に、上記金属縦枠の突片に嵌合取付されることを特徴とする請求項1記載の断熱ドア枠構造。
  3. 上記ジョイントピースは中間部に上記金属縦枠と金属上枠又は金属下枠との組立用ビスが貫通するビス孔を形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱ドア枠構造。
  4. 上記金属縦枠の室内側に設けられる樹脂縦枠は室外側面に気密材を有し、該気密材の上下の端面は上記ジョイントピースの端面と略同位置としてなることを特徴とする請求項1〜3記載の断熱ドア枠構造。
  5. 金属上下枠の端面を金属縦枠に固定してなる金属枠体の室内側に樹脂部材を配設してなる断熱ドア枠の組立方法において、
    上記金属縦枠の室内側に突出する突片の室内側面における上記金属上枠と金属下枠の固定部分にジョイントピースを取付けた後、上記金属縦枠の上記金属上枠及び金属下枠と接する部分にそれぞれシーラーを貼付け、その後上記金属上枠及び金属下枠を金属縦枠に固定することを特徴とする断熱ドア枠の組立方法。
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