JP3776339B2 - パネル取付構造及びこれを用いた断熱ドア装置 - Google Patents

パネル取付構造及びこれを用いた断熱ドア装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関の袖パネル、欄間パネル、あるいは嵌め殺し窓パネルなどのパネルを枠体に取付ける構造及びそのパネル取付構造を用いる断熱ドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
玄関の袖パネル、欄間パネル、あるいは嵌め殺し窓パネルなどのパネルは、通常、予めパネル材の周縁に保護材又は補強材を取付けた状態で単体に形成されており、そのパネルを取付ける玄関又は窓の枠体は、予め矩形に枠組みされて開口を形成している。そして、パネルを枠材に取付けるには、パネルを施工現場において枠体の開口に嵌合して固定するが、従来は、枠体の内周縁の屋内側部分に開口中心側に突出するように形成されている突縁にパネルの周縁部の屋内側面を当接し、そのパネルの屋外側から枠体に押し縁を嵌め込んで、パネルを枠体に固定するので通例である。
【0003】
ところで、寒冷地で用いる玄関ドア装置や窓装置においては、所要の断熱性を備えるため、断熱構造を有する枠体及びパネルが多く使用されている。その場合の枠体の断熱構造は、(a)枠体を屋外側金属枠と屋内側金属枠とに分割し、両枠の間に断熱材を介在させてビスにより結合したものや、(b)屋外側金属枠に屋内側樹脂枠を嵌着又は嵌着とビスにより結合したものがある。そして、パネルは、枠体とパネルの間に位置決め用ピースを介在させて位置決めをし、外枠と内枠に形成された突縁の先端に装着されたパッキングをパネルの周縁部の屋外側面及び屋内側面に密着させて保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来のパネル取付構造においては、上記(a)の場合は、期待に沿う断熱性能が得られない。上記(b)は断熱性能に優れているが、パネルの枠体に対する取付が容易でなく、手間がかかる問題があった。また、取付けビスが露見されるため、見栄えが良くない。
さらに、玄関ドア装置又は嵌め殺し窓に取付けられるパネルは、ドア開閉時又は引き戸開閉時に予想以上に大きな衝撃力を受け、台風時などには屋内外方向に大きな力を受けてパネルが枠体に対して移動して、気密性、水密性及び断熱性が低下する問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その課題は、パネル取付構造においては、パネルの枠体に対する取付を容易にするとともに、取付後のパネル周辺の見栄えを改善し、断熱ドア装置においては、断熱パネルを高い断熱性をもって取付けることを可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、パネルの収納が可能な開口を有する金属枠体の上枠及び一対の縦枠の室内側面に樹脂枠を結合してなる枠体にパネルを取り付けるパネル取付構造において、前記金属枠体の前記一対の縦枠に、その室内側面に沿って前記開口中心側に突出する取付縁を一体に形成し、前記パネルには、その縦辺に、室内側部分にねじ受け部を、室外側部分に前記金属枠体の縦枠の方向に突出するパッキングが設けられ、かつ、前記ねじ受け部と前記パッキングの間に隙間調整部品が備えられた金属製保持部材を取付け、前記金属枠体の口に前記パネルを収容し、前記取付縁に関して前記パネルと反対側からその取付縁に貫通したビスを前記ねじ受け部にねじ込んで前記パネルを前記金属枠体に固定し、前記樹脂枠の縦枠の前記取付縁よりも室内側部分に形成された互いに対向して開口する溝に樹脂カバーを嵌合して取付けて、その樹脂カバーにより前記取付縁及び前記ビスを被覆したことを特徴としている。
上記構成により、パネルを金属枠体の開口に嵌合すると、隙間調整部品がパネルを左右いずれの方向にも偏らせることなく、中央の適正位置に位置決めするため、ねじ受け部が取付縁のねじ貫通孔に容易に合致する。従って、ビスの貫通・ねじ込みが容易にでき、パネルを簡単に固定することができる。また、左右のパッキングが均等な圧力で金属枠体に当接する。パネルは、取付縁を介して金属縦枠に直接固着される。従って、パネルは金属枠に確実に固定される。取付縁と取付ビス樹脂カバーにより被覆されるので、パネル周縁部の見栄えが良い。
【0007】
上記パネルの取付構造において、樹脂カバーの室外側端部に金属製保持部材のねじ受け部とパネルの室内側面との間に挿入される挿入縁が一体的に形成されるとともに、その挿入縁の室外側面に前記樹脂カバーが樹脂縦枠に嵌合して取り付けられた際に前記パネルの室内側面に弾力的に当接する当接部が突設されていることが望ましい。
上記構成により、適正な位置に収容されたパネルと枠体との間は、室外側のパッキングと室内側の当接部により二重に気密化及び水密化されるので、パネル取付状態気密性及び水密性の高いパネル取付構造とすることができる。すなわち、パネル取付後は樹脂カバーとパネルとの間に高い気密性及び水密性に支持された断熱性が得られる。
【0008】
請求項の発明の断熱ドア装置は、金属上枠と金属下枠と左右の金属縦枠とその金属縦枠に近い位置に設けられた金属方立とからなる金属枠体の中に断熱袖パネルと断熱ドアが備えられ、前記金属枠体の上枠、縦枠及び方立の屋内側面に樹脂上枠、樹脂縦枠及び樹脂方立が結合されている断熱ドア装置において、前記金属縦枠と金属方立に、その屋内側面に沿って前記断熱袖パネルを収容する開口の中心側に突出する取付縁を一体に形成し、前記開口に、室内側部分にねじ受け部を、室外側部分に前記金属枠体の縦枠及び方立の方向に突出するパッキングが設けられ、かつ、前記ねじ受け部と前記パッキングの間に隙間調整部品を備えられている金属製保持部材を少なくとも縦辺に取付けたパネルを収容し、屋内側から前記取付縁に貫通したビスを前記ねじ受け部にねじ込んで前記断熱袖パネルを前記金属枠体に固定し、前記樹脂縦枠及び前記樹脂方立の前記取付縁よりも室内側部分に形成された互いに対向して開口する溝に樹脂カバーを嵌合して取付けて、その樹脂カバーにより前記取付縁及び前記ビスを被覆したこを特徴としている。
上記構成により、隙間調整部品により断熱袖パネルが金属枠体の金属縦枠と金属方立の間の正確な位置に嵌合され、パネル固定用のビスのねじ込みが容易にでき、パネルが金属枠に直接固定されて、確実堅固に固定される。金属枠体の取付縁と取付ビスは樹脂カバーにより被覆されるので、断熱袖パネルの周縁部の見栄えが良い。また、断熱袖パネルと金属枠体との間に高い気密性及び水密性が確保される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明は、玄関ドア装置の袖パネル、玄関ドア装置の欄間パネル、あるいは、嵌め殺し窓のパネルの取付に適用可能であるが、以下には、本発明を玄関ドア装置の袖パネルの取付に適用した場合について説明する。
図1は2種類の玄関ドア装置の正面図、図2は図1の玄関ドア装置の概略横断面、図3は図2のX−X線断面図である。図4は図2の袖パネル取付部の拡大横断面図、図5は図4のY−Y断面図である。
【0010】
袖パネルを取付けた玄関ドア装置には、図1(a)の片袖パネル付きと、同図(b)の両袖パネル付きとがある。
片袖パネル付き玄関ドア装置においては、図1(a)及び図2(a)に示すように、ドア枠体F1は、いずれも金属形材で作られた上枠1、左右の縦枠2及び下枠3を矩形に枠組みし、上枠1と下枠3の間に1本の金属形材で作られた方立4をいずれかの縦枠に近い位置において接続してなっている。そして、方立4と方立から遠い縦枠2との間にドア収容用の開口O1が形成され、その開口O1にドア5が収容され、開閉自在に支持され、また、方立4と方立4に近い縦枠2との間にパネル収容用の開口O2が形成され、その開口O2に袖パネル6が固定されている。
両袖パネル付き玄関ドア装置においては、図1(b)及び図2(b)に示すように、ドア枠体F2は、同様の上枠1、左右の縦枠2及び下枠3を矩形に枠組みし、上枠1と下枠3の間に2本の同様の方立4を両縦枠2に近い位置において接続してなっている。そして、両方立4の間にドア収容用の開口O1が形成され、その開口O1にドア5が収容されて開閉自在に支持され、各方立4と各方立に近い縦枠2との間にパネル収容用の開口O2が形成され、その開口O2に袖パネル6が後述されるようにして、取付られている。
【0011】
寒冷地の住宅に設けられる玄関ドア装置は、所要の断熱性を備えるため、ドア枠体F1,F2、ドア5及び袖パネル6が断熱構造を有している。すなわち、断熱ドア枠と断熱ドアと断熱袖パネルが用いられている。
図2(a)(b)は、このような断熱構造を備えた場合の図1(a)(b)にそれぞれ対応する概略横断面図であり、図3は図2のX−X線断面図である。
図示の例においては、ドア枠体F1,F2は、屋外側にアルミニウム合金などの金属製形材で形成された金属枠体を有し、その金属枠体の屋内側に合成樹脂製形材で形成された樹脂枠が接続されている。さらに詳述すると、金属枠体は、金属上枠1mと、左右の金属縦枠2mと、金属下枠3とを周知の方法により矩形に接続し、金属上枠1mと金属下枠3の間に、一方の金属縦枠2mに近い位置において金属方立4mを接続してなっている。そして、金属上枠1m、左右の金属縦枠2m及び金属方立4mの屋内側部分に樹脂枠1p,2p,4pが結合されている。
換言すると、ドア枠体F1の構成部材である上枠1は、所要の強度を有するため中空部を備えた金属上枠1mの屋内側に樹脂上枠1pを係合とねじ止めなどにより接続してなり、縦枠2は、同様に所要の強度を有するため中空部を備えた金属縦枠2mの屋内側に樹脂縦枠2pを係合とねじ止めなどにより接続してなり、また、方立4は、所要の強度を有するため中空部を備えた金属方立4mの屋内側に樹脂方立4pを係合とねじ止めなどにより接続してなっている。
【0012】
断熱ドア5は、矩形に接続されている樹脂枠体の中に発泡樹脂を充填してなり、軽量で断熱性に優れている。また、ドアは、丁番7を介して、図2(a)においては一方の縦枠2の金属縦枠2mに、図2(b)においては一方の方立4の金属方立4mに開閉自在に支持されている。
【0013】
そして、上記いずれの玄関ドア装置の場合も、袖パネル6は、同様の構造により上枠1と下枠3と一方の縦枠2と方立4との間に取付けられる。以下に、図4及び図5に基づいて、片袖パネル付き玄関ドア装置の場合について、詳細に説明する。図4は図2の袖部の拡大断面図、図5は図4のY−Y線断面図である。
【0014】
ドア枠体F1の縦枠2の金属縦枠2mと、方立4の金属方立4mは、上枠1の金属上枠1m及び下枠3との間に、袖パネル6を収納するための開口8を形成しているが、金属縦枠2m及び金属方立4mの開口8屋内側面に沿ってその開口中心側に突出する取付縁21,41が一体に形成されている。
上枠1の樹脂上枠1pは、金属上枠1mの屋内側部分において、開口8中心方向と屋内方向に突出するように形成された突縁11,12に係合して固定されている。また、縦枠2の樹脂縦枠2pは、金属縦枠2mの屋内側部分に形成された溝22と突縁23と前記取付縁21の一部に係合して固定されている。
下枠3は、金属下枠のみで形成され、その屋内側部分には段部31が一体に設けられ、その段部に上面に開口する溝32が形成されて、その溝にゴム製の滑り止め部材3aが嵌着されている。
【0015】
また、方立4の樹脂方立4pは、金属方立4mの屋内側部分に形成された溝42と突縁43と前記取付縁41の一部に係合して固定されている。
しかし、取付強度を高めるため、樹脂上枠1pと樹脂縦枠2p及び樹脂方立4pは、前記突縁12,23、43にねじで結合されても良い。そして、樹脂縦枠2pと樹脂方立4pの対向面には、前記取付縁21,41を屋内側に対して被覆する樹脂カバー9を嵌合により固定することができるように、溝24,44が形成されている。
【0016】
上記袖パネル6は、一例として、矩形に接続された樹脂枠61の屋外側面と屋内側面に形成された溝にスチール板62の直角に屈曲された周縁端部を差し込んで中空パネルが形成され、その中空パネルの中空部に発泡樹脂63を充填硬化させて、断熱袖パネルに構成してある。そして、樹脂枠61の縦枠の外側に金属形材製の保持部材10を装着し、その両側の保持部材10の外側からビスn1をねじ込んで固定されている。保持部材10は、屋内側端部が袖パネル中心側に屈曲され、その屈曲部分に屋内方向に開口する溝状のねじ受け部10aが形成されている。このねじ受け部10aは、保持部材10の長手方向に連続している。
【0017】
前記樹脂カバー9は、所要の強度を備え、かつ、外観を簡素にするため、L字形に連続する中空部を有し、屋外側端部に外方向に伸びる挿入縁9aが一体に形成され、屋内側端部に外方向に突出して、樹脂縦枠2pの溝24又は樹脂方立4pの溝44に嵌着することができる一対の突起9bが一体に形成されている。また、その挿入縁9aの屋外側面には、弾性樹脂で成形されて、断面形状が中空半円状をなし、屋外方向に突面を有する当接部9cが設けられている。
【0018】
袖パネル6の屋内側面と保持部材10の屈曲部分との間には僅かな隙間sが形成されており、この隙間sに前記樹脂カバー9の挿入縁9aを挿入できるようになっている。
【0019】
上記構成により、袖パネル6をドア枠体F1に取付けるには、ドア枠体F1の枠組みが完了した後、すなわち、金属枠体に樹脂枠が固定された後、袖パネル6を上枠1と下枠3と縦枠2と方立4の間の開口8に嵌合する。その場合、袖パネルの下端部に適宜の間隔をもってねじn2により固定されているスペーサ64を下枠3の上面に載せ、かつ、袖パネルの左右両側面に適当な間隔をもって取付けられている隙間調整部品65を金属縦枠2mと金属方立4mの対向面に当接させることにより、袖パネル6は適切な位置に嵌合される。適切な位置とは、保持部材10に設けてあるねじ受け部10aが、金属縦枠2mと金属方立4mに設けてある取付縁21,41に予め形成してあるねじ貫通孔に合致する位置である。
【0020】
こうして、袖パネル6が適切な位置に嵌合された後、取付縁21,41の屋内側から取付けビスn3をその取付縁に設けてあるねじ貫通孔に貫通し、さらにねじ受け部10aにねじ込むことにより、袖パネル6をドア枠F1に固定する。
この状態において、袖パネル6の上部屋内側面には樹脂上枠1pに嵌着されているパッキングp1が、また、袖パネル6の下部屋内側面には下枠3の見込み幅方向中間部に形成してある段面に装着してあるパッキングp2が、それぞれ密着するようになっている。さらに、袖パネル6の保持部材10の屋外側部分に装着されているフィン状パッキングp3が金属縦枠2mと金属方立4mの対向面に密着している。
従って、ドア枠と袖パネルとの間には、高い断熱性と気密性と水密性が得られる。
【0021】
続いて、樹脂カバー9の挿入縁9aを袖パネル6の屋内側面と保持部材10の屈曲縁との間の隙間sに挿入するとともに、その樹脂カバーの屋内側端部を樹脂縦枠2pの溝24又は樹脂方立4pの溝44に嵌合して、その樹脂カバー9を固定する。この時、樹脂カバー9の屋外側面に形成された当接部9cは、袖パネル6の屋内側面の周縁部に弾力的に当接する。
これにより、保持部材10と金属縦枠2mの取付縁21とねじn3、又は保持部材10と金属方立4mの取付縁41とねじn3とが樹脂カバー9により隠蔽されるため、屋内側に露見されない。また、袖パネル6と樹脂カバー9との間に気密性が確保される。樹脂カバー9の当接部9cが軟質樹脂で形成された場合は、樹脂カバーの装着後も、当接部9cが袖パネルに対して弾力的に密着する良好な状態が維持される。
【0022】
上記のように袖パネルの取付が完了した状態においては、図4及び図5に示すように、玄関ドア装置の屋外側には耐候性と意匠性に優れた金属枠体が臨み、屋内側には装飾性と断熱性に優れた樹脂枠が臨み、かつ、その樹脂枠の内側に樹脂カバーが連続状に取付けられて、袖パネルを金属縦枠に接続する取付縁21,41や取付ビスn3が隠蔽されるため、袖パネルの周辺は簡素な外観を呈して、見栄えが良い。
【0023】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明によれば金属枠体の一対の縦枠に、その室内側面に沿って開口中心側に突出する取付縁を一体に形成し、パネルには、その縦辺に、室内側部分にねじ受け部を、室外側部分に前記金属枠体の縦枠の方向に突出するパッキングが設けられ、かつ、前記ねじ受け部と前記パッキングの間に隙間調整部品が備えられた金属製保持部材を取付け、前記金属枠体の口に前記パネルを収容し、前記取付縁に関して前記パネルと反対側からその取付縁に貫通したビスを前記ねじ受け部にねじ込んで前記パネルを前記金属枠体に固定し、前記樹脂枠の縦枠の前記取付縁よりも室内側部分に形成された互いに対向して開口する溝に樹脂カバーを嵌合して取付けて、その樹脂カバーにより前記取付縁及び前記ビスを被覆したので、(あ)パネルを金属枠体の開口に嵌合すると、隙間調整部品がパネルを左右いずれの方向にも偏ることなく、中央の適正位置に位置決めするため、ねじ受け部が取付縁のねじ貫通孔に容易に合致し、ビスによるパネルの取付が容易にできる。また、(い)パネルは、取付縁を介して金属縦枠に直接固着されるから、パネルは金属枠体に確実に固定される。(う)隙間調整部品によりパネルが左右方向の適正な位置に位置決めされて、パネルの左右方向の移動が阻止されるので、左右のパッキングが均等な圧力で金属枠体に当接する。従って、各パッキングが確実に水密性と気密性を発揮する。さらに、(え)樹脂カバーは、金属枠体の縦枠の取付縁が設けられた側の側面に結合される樹脂枠の対向して開口する溝に嵌合して取付けられるので、樹脂カバーの取付けが容易である。加えて、(お)取付縁ビス樹脂カバーにより被覆されるので、パネル周縁部の見栄えが良い。
【0024】
請求項2の発明によれば、樹脂カバーの室外側端部に金属製保持部材のねじ受け部とパネルの室内側面との間に挿入される挿入縁が一体的に形成されるとともに、その挿入縁の室外側面に前記樹脂カバーが樹脂縦枠に嵌合して取り付けられた際に前記パネルの室内側面に弾力的に当接する当接部が突設されているので、隙間調整部品により中央の適正な位置に位置付けされたパネルと枠体との間は、室外側のパッキングと室内側の当接部により二重に気密化及び水密化されるので、気密性、水密性及び断熱性の高いパネル取付構造とすることができる。また、樹脂カバーは室内側端部が樹脂縦枠に嵌合され、室外側端部が挿入縁と当接部を介してパネルに押圧されるので、嵌合するだけで確実に固定することができる。
【0025】
請求項3の発明によれば、隙間調整部品により断熱袖パネルが金属枠体の金属縦枠と金属方立の間の正確な位置に嵌合されるのでパネルを固定するためのねじのねじ込みが容易にでき、パネルは金属枠に直接固定されるので確実堅固に固定され、金属枠体の取付縁と取付ビスは樹脂カバーにより被覆されるので断熱ドア装置の断熱袖パネルの周縁部の見栄えが良く、また、隙間調整部品による断熱袖パネルの適正な位置付けに基づく断熱袖パネルと金属縦枠及び金属方立との間のパッキングのの均等な押圧力による密着と、樹脂カバーとパネルの室内側面との間に存在する当接部とによって内外二重の密閉構造が構成されるので、高い気密性、水密性及び断熱性を有する断熱ドア装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2種類の玄関ドア装置の正面図。
【図2】 図1の玄関ドア装置の概略横断面。
【図3】 図2のX−X線断面図。
【図4】 図2の袖パネル取付部の拡大横断面図。
【図5】 図4のY−Y断面図。
【符号の説明】
F1 片袖パネル付き玄関ドア装置
F2 両袖パネル付き玄関ドア装置
1 上枠
1m 金属上枠
1p 樹脂上枠
2 縦枠
2m 金属縦枠
21 取付縁
2p 樹脂縦枠
3 金属下枠
4 方立
41 取付縁
4m 金属方立
4p 樹脂方立
5 ドア
6 袖パネル
7 丁番
O1 ドア収容用開口
O2 パネル収容用開口
9 樹脂カバー
10 金属製保持部材
10a ねじ受け部

Claims (3)

  1. パネルの収納が可能な開口を有する金属枠体の上枠及び一対の縦枠の室内側面に樹脂枠を結合してなる枠体にパネルを取り付けるパネル取付構造において、
    前記金属枠体の前記一対の縦枠に、その室内側面に沿って前記開口中心側に突出する取付縁を一体に形成し、
    前記パネルには、その縦辺に、室内側部分にねじ受け部を、室外側部分に前記金属枠体の縦枠の方向に突出するパッキングが設けられ、かつ、前記ねじ受け部と前記パッキングの間に隙間調整部品が備えられた金属製保持部材を取付け、
    前記金属枠体の口に前記パネルを収容し、前記取付縁に関して前記パネルと反対側からその取付縁に貫通したビスを前記ねじ受け部にねじ込んで前記パネルを前記金属枠体に固定し、
    前記樹脂枠の縦枠の前記取付縁よりも室内側部分に形成された互いに対向して開口する溝に樹脂カバーを嵌合して取付けて、その樹脂カバーにより前記取付縁及び前記ビスを被覆したことを特徴とするパネル取付構造。
  2. 樹脂カバーの室外側端部に金属製保持部材のねじ受け部とパネルの室内側面との間に挿入される挿入縁を一体的に形成するとともに、その挿入縁の室外側面に前記樹脂カバーが樹脂縦枠に嵌合して取り付けられた際に前記パネルの室内側面に弾力的に当接する当接部を突設してあることを特徴とする請求項1に記載のパネル取付構造。
  3. 金属上枠と金属下枠と左右の金属縦枠とその金属縦枠に近い位置に設けられた金属方立とからなる金属枠体の中に断熱袖パネルと断熱ドアが備えられ、前記金属枠体の上枠、縦枠及び方立の屋内側面に樹脂上枠、樹脂縦枠及び樹脂方立が結合されている断熱ドア装置において、
    前記金属縦枠と金属方立に、その屋内側面に沿って前記断熱袖パネルを収容する開口の中心側に突出する取付縁を一体に形成し、
    前記開口に、室内側部分にねじ受け部を、室外側部分に前記金属枠体の縦枠及び方立の方向に突出するパッキングが設けられ、かつ、前記ねじ受け部と前記パッキングの間に隙間調整部品を備えられている金属製保持部材を少なくとも縦辺に取付けたパネルを収容し、
    屋内側から前記取付縁に貫通したビスを前記ねじ受け部にねじ込んで前記断熱袖パネルを前記金属枠体に固定し、
    前記樹脂縦枠及び前記樹脂方立の前記取付縁よりも室内側部分に形成された互いに対向して開口する溝に樹脂カバーを嵌合して取付けて、その樹脂カバーにより前記取付縁及び前記ビスを被覆したこと、
    を特徴とする断熱ドア装置。
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