JP2001132340A - 複合窓の押縁構造 - Google Patents

複合窓の押縁構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火仕様と非防火仕様とにおける共通部分を
規格化することのできる複合窓枠を提供する。 【解決手段】 金属枠10の屋内側露出部分を樹脂枠2
0にて覆ってなる複合窓枠の内部に、パネル体5を収め
て構成された複合窓の押縁構造であって、金属枠10か
ら延出して、パネル体5に対する見込方向の屋外側重合
位置に位置する当接片34aと、金属枠10に固定さ
れ、パネル体5に対する見込方向の屋内側重合位置に位
置する金属押縁61と、この金属押縁61の屋内側露出
部分を覆う樹脂押縁62とを備える。金属押縁61に
は、当該金属押縁61とパネル体5との間に配置される
屋内ビード材36を支持するためのビード支持部61f
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属枠の屋内側露
出部分を樹脂枠にて覆ってなる複合窓の押縁構造に関
し、特に、押縁とパネル体の間に設けるビード材の支持
構造等に特徴を有する複合窓の押縁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓枠としては、アルミニウム製等
の金属枠のみからなるものが主流をなしてきたが、近
年、金属枠の屋内側部分を低熱伝導率の樹脂からなる樹
脂枠で覆ってなる複合窓枠が提案されている。この複合
窓枠は、金属枠の屋内側を樹脂枠で覆った構造をなすも
のが中心である。この構造によって断熱性が向上するの
で、屋内側への結露を抑制でき、金属枠に特有な視覚的
冷たさを感じさせない。また、金属枠に比べて形状や色
彩にバリエーションを持たせやすいので、屋内装飾との
一体性を持たせることによって屋内側の意匠性を向上さ
せやすいという特性もある。
【0003】このような複合窓枠内にガラス板等のパネ
ル体を固定するための押縁構造として、例えば図4に縦
断面図を示すものが提案されている。この複合窓の押縁
構造は、上下及び左右の枠から略方形状に枠組みされた
アルミ製の金属枠101と、該金属枠101の屋内側露
出部分を覆う樹脂枠102とからなる複合窓枠内に対し
て、パネル体103を嵌め殺し状に納めている。
【0004】上記樹脂枠102には、対向する樹脂枠側
に開口する嵌合溝104が長手方向に沿って形成され、
金属枠101にはパネル体103の端部近傍にまで延出
する断面略L字状の当接片105が形成されている。上
記樹脂枠102の嵌合溝104には、塩化ビニルやアク
リル樹脂等から成型される押縁部材106が取り付け可
能となっている。また、当接片105とパネル体103
の間、及び押縁部材106とパネル体103の間には、
ビード材106aが設けられている。
【0005】このような構造において、複合窓枠内への
パネル体103の組み込みは、下記のような手順にて行
われていた。まず、工場において、金属枠101の当接
片105に屋外側のビード材を取り付け、また、金属枠
101の下框にセッティングブロック107を載置固定
する。そして、施工現場において、下框のセッティング
ブロック107の上にパネル体103を載置し、押縁部
材106を固定する。そして、最後に、屋内側のビード
材を押縁部材106とパネル体103の間に取り付け
て、パネル体103の組み込みが完了する。
【0006】ところで、上記したような窓枠を採用する
建築構造物は、その建築構造物が建てられる地区に対し
て建築基準法や条例が定める防火基準によっては、防火
仕様であることが求められる場合がある。この防火仕様
の建築構造物は、構造物を構成する部品について、防火
仕様と認められる条件が定められており、その条件を満
たさなければならない。
【0007】防火仕様の窓枠に対して求められる条件と
しては、屋外側及び屋内側に金属製の枠体を設けてこの
金属製の枠体にてパネル体が覆われていること、セッテ
ィングブロックが難燃性であること、屋外側または屋内
側のビード材の少なくとも一方が難燃性であること、難
燃性のビード材が金属製の枠体にて支持されているこ
と、等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の複合窓の押縁構造では、以下のような問題があっ
た。すなわち、防火仕様の窓枠を提供するには、前述の
条件を満たすものとしなければならず、従来の複合窓の
押縁構造を改良する必要がある。例えば、図4に示す如
き従来の複合窓枠を防火仕様にするためには、セッティ
ングブロック及び屋外側のビード材を難燃性し、さら
に、屋内側に金属製の枠体を設ける必要がある。
【0009】しかしながら、屋外側のビード材は上述の
ように工場にて取り付けられるので、この防止仕様の窓
枠についてのみ屋外側のビード材を難燃性とし、非防火
仕様の窓枠については屋外側のビード材を非難燃性とし
たのでは、窓枠の種類に応じてビード材を交換する等の
作業が必要になるため、工場での生産性を阻害するとい
う問題があった。その一方で、難燃性のビード材を全て
の窓枠に取り付けてしまうことも可能であるが、難燃性
のビード材は非難燃性のビード材に比べてコストが高
く、また、防火仕様の窓枠は非防火仕様の窓枠より需要
が少ないことから、窓枠全体のコストを上昇させる一因
になってしまう。
【0010】本発明は、従来のこのような複合窓の押縁
構造における問題点に鑑みてなされたもので、工場にお
ける組立部分を防火仕様と非防火仕様とにおいて共通化
し、製造コストを低減することのできる複合窓の押縁構
造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の複合窓の押縁
構造における問題点を解決するために請求項1に記載の
本発明は、金属枠の屋内側露出部分を樹脂枠にて覆って
なる複合窓枠の内部に、パネル体を収めて構成された複
合窓の押縁構造であって、前記金属枠から延出して、前
記パネル体に対する見込方向の屋外側重合位置に位置す
る当接片と、前記金属枠に固定され、前記パネル体に対
する見込方向の屋内側重合位置に位置する金属押縁と、
前記金属押縁の屋内側露出部分を覆う樹脂押縁とを備
え、前記金属押縁には、当該金属押縁と前記パネル体と
の間に配置される屋内ビード材を支持するためのビード
支持部を設けたことを特徴として構成されている。
【0012】また、請求項2に記載の複合窓の押縁構造
は、請求項1記載の複合窓の押縁構造において、前記当
接片と前記パネル体との間には、非防火仕様のビード材
を設け、前記金属押縁と前記パネル体との間には、防火
仕様のビード材を設けたことを特徴として構成されてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の複合
窓の押縁構造を適用した窓枠全体の横断面図、図2は図
1の縦断面図、図3は図1の押縁部材6近傍の拡大図で
ある。なお、本明細書中において「左」又は「右」とあ
る場合には、屋内側から屋外側を見た場合を基準とす
る。
【0014】図1及び図2に、建屋外壁に形成された窓
開口部1に納められる複合窓2を示す。この複合窓2
は、方形に枠組みされた外枠3内に辷り出し障子4を納
めて構成されている。外枠3を構成する各枠材は、複合
型の枠材であり、ベースとなる金属枠たる金属枠10と
その屋内側露出部分を覆う樹脂枠20とから構成されて
いる。この金属枠10は、金属上枠11、金属下枠12
及び左右の金属縦枠13,14を略コ字状に枠組みし、
相互をねじで締結して構成されている。また樹脂枠20
は、樹脂上枠21、樹脂下枠22及び左右の樹脂縦枠2
3,24とで構成されており、上記樹脂上枠21は金属
上枠11に、樹脂下枠22は金属下枠12に、樹脂縦枠
23は金属縦枠13に、樹脂縦枠24は金属縦枠14に
それぞれ取り付けられている。
【0015】また辷り出し障子4も上述の外枠3と同様
に、金属框30とその屋内側露出部分を覆う樹脂框40
とから構成される複合型の枠材により方形状に枠組みさ
れるものである。金属框30は、金属上框31、金属下
框32及び左右の金属縦框33,34を略コ字状に枠組
みし、相互をねじで締結して構成されている。また樹脂
框40は、樹脂上框41、樹脂下框42及び左右の樹脂
縦框43,44とで構成されており、上記樹脂上框41
は金属上框31に、樹脂下框42は金属下框32に、樹
脂縦框43は金属縦框33、樹脂縦框44は金属縦框3
4にそれぞれ取り付けられる。これら枠組みされた枠体
内にパネル体5が納められている。
【0016】なお、上記外枠3の金属枠10、辷り出し
障子4の金属框30、及び後述する押縁部材6の金属押
縁61はアルミの押し出し型材にて成型され、また外枠
3の樹脂枠20、辷り出し障子4の樹脂框40、及び後
述する押縁部材6の樹脂押縁62は塩化ビニルやアクリ
ル樹脂等から成型される。このように樹脂枠20にて金
属枠10の屋内側露出部分を、また樹脂框40にて金属
框30の屋内側露出部分を覆うことにより、金属による
冷たい感じを隠し、また熱伝導率の低い樹脂によって断
熱性をも向上させている。また、これらの樹脂材には、
木材粉等を混入させることによって木材で形成されてい
るような外観を呈することもできる。
【0017】ここで外枠3の金属上枠11、金属下枠1
2及び左右の金属縦枠13,14の各々には、図1、2
に示すように、建屋外壁に延出して該外壁にネジ止めさ
れる屋外固定片11a,12a,13a,14a及び屋
内側に延出して窓開口部1の周縁にネジ止めされる屋内
固定片11b,12b,13b,14bが設けられてお
り、これら屋外固定片11a〜14a及び屋内固定片1
1b〜14bにおけるネジ止め構造によって金属上枠1
1、金属下枠12及び左右の金属縦枠13,14が建屋
に固定されている。
【0018】辷り出し障子4の金属縦框33,34の上
部には、それぞれ回動自在のアーム(図示せず)が取り
付けられており、該アームは外枠3の金属縦枠13,1
4に設けられた辷り出し機構7に摺動自在かつ回動自在
に連結される。また辷り出し障子4の下部は見付方向を
軸として回動自在に外枠3に取り付けられる。上記辷り
出し機構7は屋内側に設けられたハンドル8の回転に追
従して上記アームの連結部分を上下に移動するもので、
ハンドル8を回転させるとその回転に従って辷り出し障
子4の上部が屋外側に辷り出し、複合窓2の開状態が実
現される。なお、本実施形態に係る複合窓2の屋内側に
は網戸9が設けられている。
【0019】ここで、上述のように構成された辷り出し
障子4の框体内にパネル体5を保持するための保持構造
について説明する。パネル体5はその屋内側及び屋外側
の両方から挟まれて支持されており、そのうちの屋外側
の構造についてまず説明する。図1、2に示すように、
まず、金属下框32にセッティングブロック39を載置
固定し、そのセッティングブロック39の上にパネル体
5を載置する。辷り出し障子4の金属上框31、金属下
框32及び左右の金属縦框33、34の各々には、その
長手方向の略全長に沿って、パネル体5の端部近傍にま
で延出する断面略L字状の当接片31a,32a,33
a,34aが形成されている。これら当接片31a〜3
4a各々のパネル体5側の端部には、屋外ビード材35
を係脱自在に係止させるための係止片31b,32b,
33b,34bが設けられている。そして、これら係止
片31b〜34bに屋外ビード材35が係脱自在に取り
付けられている。この屋外ビード材35はゴム製であ
り、特に防火性能は備えていない。したがって、防火仕
様のものよりも安価に製造できる。
【0020】次に、屋内側の構造について説明する。辷
り出し障子4の金属上框31、左右の金属縦框33,3
4の各々には、そのパネル体5に対向する面にパネル体
5側に開口する嵌合溝31c,33c,34cが長手方
向に沿って略全長に至り形成されており、被係合部たる
これら嵌合溝31c,33c,34cそれぞれに押縁部
材6が取り付けられる。これら嵌合溝31c,33c,
34c及び押縁部材6は互いに同じ構造(対称構造)で
あるため、嵌合溝34c及び該嵌合溝34cに取り付け
られる押縁部材6についてのみ図3を参照して説明す
る。
【0021】図3において、金属縦框34の嵌合溝34
cは、上述したように対向するパネル体5側、即ち対向
する金属縦框33側に開口するように略コ字状に形成さ
れており、この開口部の周囲には突起34dが形成され
ている。この嵌合溝34cの略全長に渡り押縁部材6が
長手方向に沿って取り付けられる。
【0022】上記押縁部材6は、断面略L字状の金属押
縁61と該金属押縁61の屋内側露出部分を覆う樹脂押
縁62とから形成される。金属押縁61は、基部61a
から見込方向に延出する係合片61bと基部61aから
見付方向に延出する延出片61cとを備えており、該係
合片61bの屋外側端61dが上記嵌合溝34cの突起
34dに係止する。また該係合片61bは段部61eを
備えており、この段部61eも嵌合溝34cの突起34
dと係止する。これらの係止によって金属押縁61が被
係合部たる嵌合溝34cと係脱自在とされ、押縁部材6
が金属縦框34に対して取り付け自在とされている。
【0023】一方、延出片61cの先端は、パネル体5
側に凸となる略コ字形状をなしたビード支持部61fと
なっている。室内側ビード材36は、このビード支持部
61fの凸部分に適合した凹部たる金属固定部36aを
備えており、これらビード支持部61fおよび金属固定
部36aによって室内側ビード材36が金属押縁61へ
固定される。ここで、室内側ビード材36は、難燃性材
料又は非難燃性材料にて形成したものを選択的に採用す
ることができる。すなわち、本窓を防火仕様とする場合
には、難燃性材料にて形成したビード材36が採用さ
れ、本窓を防火仕様とする必要がない場合には、非難燃
性材料にて形成したビード材36が採用される。
【0024】押縁部材6は、金属製の金属押縁61を介
して金属縦框34に取り付けることにより、押縁部材6
の取り付け時又は取り外し時の部材の変形を少なくし、
部材同士の摩擦を少なくしている。樹脂押縁62は、中
空で断面略方形状の本体62aと係止部62bと端部被
覆部62cとから構成されている。係止部62bは屋外
側の見付方向両端付近に形成されており、端部被覆部6
2cが金属押縁61の延出片61cの端部に達すること
によって、金属押縁61と樹脂押縁62とは係脱自在に
係止するものである。これにより金属押縁61の屋内側
露出部分を樹脂押縁62によって被覆自在とし、上述の
樹脂枠20や樹脂框40と同様に屋内側露出部分を樹脂
によって覆うことができる。
【0025】屋内側の四周に配置され屋内ビード材36
を固定した押縁部材6と、上記屋外ビード材35を固定
した当接片31a〜34aとによって、パネル体5は挟
まれて支持されることとなる。ここで、上述したように
金属押縁61の延出片61cは金属縦框34の当接片3
4aとの間にパネル体5を介在しており、室内側ビード
材36を難燃性材料にて形成した場合には、例えば火災
等が発生し上記樹脂押縁62及び屋外ビード材35が燃
えてしまったとしても、該金属押縁61は燃えずにこの
延出片61cを介してパネル体5を框体内に保持してお
くことができる。
【0026】樹脂框40および押縁部材6の樹脂押縁6
2は、塩化ビニルやアクリル樹脂等から互いに同じ材質
にて形成されており、互いに違和感なく略一体に配置さ
れている。本実施形態においては、図2に示すように、
押縁部材6の樹脂押縁62における屋内側の側面と、樹
脂上框41の屋内側の側面とが見込方向における略同位
置に形成されることによって互いに略同一面状とされて
おり、従って、樹脂上框41と押縁部材6とがあたかも
一体であるかのようにその外観を呈しており、外観品質
を向上させている。
【0027】次に、パネル体5の組み込み手順について
説明する。まず、工場において、屋外ビード材35が当
接片31a〜34aに固定される。そして、施工現場に
おいて、金属下框32にセッティングブロック39を載
置固定し、このセッティングブロック39の上にパネル
体5を載置し、一体に係止させた金属押縁61及び樹脂
押縁62を各金属框31〜34に嵌め込む。そして、最
後に、窓を防火仕様とする場合には難燃性材料にて形成
したビード材36、窓を防火仕様とする必要がない場合
には非難燃性材料にて形成したビード材36を、金属押
縁61とパネル体5の間に取り付けて、パネル体5の組
み込みが完了する。
【0028】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、そ
の技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施
されてよいものであり、以下、これら異なる形態につい
て説明する。本実施形態においては辷り出し障子を用い
て説明したが、これに限られるものではなくどのような
形態の窓に適用してもよい。例えば、嵌め殺し窓の場合
であっても外枠に嵌合溝を設けることで本発明の押縁構
造を適用することができる。
【0029】また被係合部は上述の嵌合溝に限られるも
のではなく、金属押縁と係脱自在なものであればどのよ
うなものであってもよい。また金属押縁及び樹脂押縁の
形状も本実施形態において示したものに限られるもので
はない。また押縁部材6を樹脂框40と同材質にて形成
するものとしたが、別材質でもよく、また互いの屋内側
の側面を必ずしも面一状にしなくてもよい。押縁部材は
金属押縁を介して枠体に取り付けられるので、押縁部材
の枠体に対する取付精度及び取付強度が増すという効果
がある。
【0030】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1に記載
の本発明は、金属枠から延出して、パネル体に対する見
込方向の屋外側重合位置に位置する当接片と、前記金属
枠に固定され、前記パネル体に対する見込方向の屋内側
重合位置に位置する金属押縁と、前記金属押縁の屋内側
露出部分を覆う樹脂押縁とを備え、前記金属押縁には、
当該金属押縁と前記パネル体との間に配置される屋内ビ
ード材を支持するためのビード支持部を設けたことによ
り、屋内ビード材が金属にて支持されており、この屋内
ビード材として難燃性のものを仕様することによって、
防火基準に準拠した複合窓を構成することができる。こ
の場合において、屋外側のビート材は、難燃性とする必
要がないので、防火窓であるか非防火窓であるかに関わ
らず、工場等にて非難燃性の屋外側ビード材を取付ける
ことができ、工場における組立部分を共通化できて、製
造コストを低減することができる。
【0031】また、請求項2に記載の本発明は、前記当
接片と前記パネル体との間には、非防火仕様のビード材
を設け、前記金属押縁と前記パネル体との間には、防火
仕様のビード材を設けたことにより、防火基準に準拠し
た複合窓を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合窓の押縁構造を適用した窓枠全体
の横断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の押縁部材近傍の拡大図である。
【図4】従来の押縁構造を有する複合窓枠の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 窓開口部 2 複合窓 3 外枠 4 辷り出し障子 5 パネル体 6 押縁部材 10 金属枠 20 樹脂枠 30 金属框 31 金属上框 32 金属下框 33、34 金属縦框 31c,33c,34c 嵌合溝 35 屋外ビード材 36 屋内ビード材 36a 金属固定部 39 セッティングブロック 40 樹脂框 41 樹脂上框 42 樹脂下框 43,44 樹脂縦框 61 金属押縁 61a 基部 61b 係合片 61c 延出片 61d 屋外側端 61e 段部 61f ビード支持部 62 樹脂押縁 62a 本体 62b 係止部 62c 端部被覆部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属枠の屋内側露出部分を樹脂枠にて覆っ
    てなる複合窓枠の内部に、パネル体を収めて構成された
    複合窓の押縁構造であって、 前記金属枠から延出して、前記パネル体に対する見込方
    向の屋外側重合位置に位置する当接片と、 前記金属枠に固定され、前記パネル体に対する見込方向
    の屋内側重合位置に位置する金属押縁と、 前記金属押縁の屋内側露出部分を覆う樹脂押縁とを備
    え、 前記金属押縁には、当該金属押縁と前記パネル体との間
    に配置される屋内ビード材を支持するためのビード支持
    部を設けたこと、を特徴とする複合窓の押縁構造。
  2. 【請求項2】前記当接片と前記パネル体との間には、非
    防火仕様のビード材を設け、前記金属押縁と前記パネル
    体との間には、防火仕様のビード材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の複合窓の押縁構造。
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