JPH1110366A - 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置 - Google Patents

摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置

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JPH1110366A
JPH1110366A JP9169701A JP16970197A JPH1110366A JP H1110366 A JPH1110366 A JP H1110366A JP 9169701 A JP9169701 A JP 9169701A JP 16970197 A JP16970197 A JP 16970197A JP H1110366 A JPH1110366 A JP H1110366A
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合状態の均質な接合品を製作することがで
き、また突合せ部に隙間が存在していても、接合部に接
合欠陥を生じることなく良好に突合せ接合することので
きる摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置を提供するこ
と。 【解決手段】支持ローラ20の周面に回転するプローブ12
を近接配置する。突合せ状態又は重合せ状態に配置した
2個の接合部材1、2を、前記支持ローラ20とプローブ
12との間に介在させて、接合部材1、2の厚さ方向の一
方の面が支持ローラ1、2の周面に当接支持されるとと
もに、突合せ部3又は重合せ部に前記回転するプローブ
12が挿入された態様にする。この状態を保持しつつ、突
合せ部3又は重合せ部が順次プローブ12を通過するよう
に接合部材1、2を移動させることにより、プローブ12
との接触部を摩擦熱にて順次軟化させ撹拌して両接合部
材1、2を接合一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミニウム材
等の金属材からなる接合部材の突合せ接合又は重ね接合
に用いられる摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置に関
し、更に詳しくは、複数個の接合部材の突合せ接合又は
重ね接合を行って、床材、壁材、天井材、足場材等の大
型の接合品を製作するために好適に用いられる摩擦撹拌
接合法及び摩擦撹拌接合装置に関する。
【0002】なお、この明細書において、「アルミニウ
ム」の語はその合金を含む意味において用いる。
【0003】
【従来の技術】固相接合法の一つである摩擦撹拌接合法
として、次のような方法が提案されている。即ち、図5
に示すように、径大の円柱状回転子(111)と、該回
転子(111)の端部軸線(Q)上に突出して設けられ
接合部材(101)(102)よりも硬質の径小のピン
状プローブ(112)とを有する接合工具(110)を
用い、前記回転子(111)を高速で回転させつつ、突
き合わせた2枚の金属製板状接合部材(101)(10
2)の突合せ部(103)又はその近傍に前記プローブ
(112)を挿入する。挿入は、プローブ(112)の
先端が両接合部材(101)(102)のプローブ挿入
側の面と反対側の面の近傍に到達するまで行う。同図で
は、このときに回転子(111)のプローブ側平坦面か
らなる肩部(111a)が両接合部材(101)(10
2)に当接した状態になっている。そして、プローブ挿
入状態のまま突合せ部(103)に沿ってプローブ(1
12)を移動させる。プローブ(112)の回転により
発生する摩擦熱、あるいはさらに回転子(111)の肩
部(111a)と接合部材(101)(102)との摺
動に伴い発生する摩擦熱により、プローブ(112)と
の接触部分近傍において接合部材(101)(102)
は軟化しかつプローブ(112)により撹拌されるとと
もに、プローブ(112)の移動に伴って、軟化撹拌部
分がプローブ(112)の進行圧力を受けてプローブの
通過溝を埋めるようにプローブ(112)の進行方向後
方へと回り込む態様で塑性流動したのち摩擦熱を急速に
失って冷却固化される。この現象がプローブ(112)
の移動に伴って順次繰り返されていき、最終的に両接合
部材(101)(102)が突合せ部(103)におい
て接合一体化されるものである。(104)は両接合部
材(101)(102)の接合部である。このような摩
擦撹拌接合法は、同図に示すような突合せ接合の他、重
ね接合にも用いられている。
【0004】このような摩擦撹拌接合によれば、固相接
合であるため、接合部材(101)(102)である金
属材の種類に制限を受けないとか、MIGやTIG等と
いった溶融溶接と比較して接合時の熱歪みによる変形が
少ない、等の利点がある。
【0005】従来の上記摩擦撹拌接合法にあっては、接
合部材(101)(102)は、基台(図示せず)上に
固定状態に取り付けられていた。そして、この接合部材
(101)(102)の突合せ部(103)又は重合せ
部にプローブ(112)を挿入した後、プローブ(11
2)を所定方向に移動させ、あるいは接合部材(10
1)(102)が取り付けられた基台を所定方向に移動
させることにより、接合部材(101)(102)を接
合一体化していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記摩擦撹拌
接合法において、得られる接合品を接合状態の均質なも
のにするためには、接合部材(101)(102)の突
合せ部(103)又は重合せ部に挿入したプローブ(1
12)の先端と、接合部材(101)(102)のプロ
ーブ挿入側の面と反対側の面との距離を一定に保ちなが
らプローブ(112)や基台を移動させなければならな
い。しかしながら、突合せ部(103)又は重合せ部の
長さ方向の全域に亘ってかかる距離を一定に保つことは
難しく、例えばプローブ(112)や基台を移動させる
途中で、プローブ(112)の先端が両接合部材(10
1)(102)のプローブ挿入側の面と反対側の面から
突き出たり、プローブ(112)の挿入深さが浅くなっ
たりすることがあった。そのため、摩擦撹拌接合により
接合状態の均質な接合品を製作することは困難であっ
た。
【0007】この発明は、このような問題を解消するた
めになされたものであって、接合状態の均質な接合品を
製作することができ、また突合せ部に隙間が存在してい
ても、接合部に接合欠陥を生じることなく良好に突合せ
接合することのできる摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る摩擦撹拌接合法は、支持ローラの周
面に回転するプローブを近接配置し、突合せ状態又は重
合せ状態に配置した2個の接合部材を前記支持ローラと
プローブとの間に介在させて、接合部材の厚さ方向の一
方の面が支持ローラの周面に当接支持されるとともに、
突合せ部又は重合せ部に前記回転するプローブが挿入さ
れた態様となし、この状態を保持しつつ、突合せ部又は
重合せ部が順次プローブを通過するように接合部材を移
動させることにより、プローブとの接触部を摩擦熱にて
順次軟化させ撹拌して両接合部材を接合一体化すること
を特徴とするものである。
【0009】プローブの先端から支持ローラの周面まで
の距離は、支持ローラが回転しても一定であることか
ら、上記のように移動される接合部材は、突合せ部又は
重合せ部に挿入されたプローブの先端と、プローブ挿入
側の面と反対側の面との距離が常に一定値を採るように
移動するものとなる。その結果、接合状態の均質な接合
品が製作される。
【0010】上記摩擦撹拌接合法において、前記支持ロ
ーラの周面とプローブ先端との距離は0.05〜0.4
mmであることが望ましい。
【0011】かかる距離は小さければ小さい程良いが、
0.05mm未満では、プローブの先端と支持ローラの
周面とが不本意に接触して支持ローラやプローブを疵付
けてしまう虞がある。また、0.4mmを超えると、プ
ローブの先端と、接合部材のプローブ挿入側の面と反対
側の面との距離が長くなり過ぎて、接合部材の突合せ部
又は重合せ部におけるプローブ挿入側の面と反対側の面
近傍が軟化撹拌されなくなり、この部分において接合不
良となる虞があるからである。
【0012】また、接合部材の移動方向における前記支
持ローラ及びプローブの前後の少なくとも一方に、回転
駆動される駆動ローラと、回転自在な押えローラとを、
互いに接合部材の厚さ方向に対向する態様にして配置
し、前記押えローラにより接合部材を前記駆動ローラの
周面に押し付けて、接合部材に移動方向の駆動力を付与
することが、接合部材を簡単に移動させることができる
点で望ましい。
【0013】また、突合せ接合を行う場合には、接合部
材の移動方向の両側に、回転自在な案内ローラを配置
し、前記両案内ローラにより接合部材を突合せ方向に加
圧しながら、両接合部材の突合せ接合を行うことが望ま
しい。
【0014】こうすることにより、突合せ部に隙間が存
在していても、突合せ部における軟化部分が容易に密着
変形して隙間に存在する空気が接合部外へ逃げ、接合部
の空気の巻込みが防止される。
【0015】また、この発明に係る摩擦撹拌接合装置
は、突合せ状態又は重合せ状態に配置した2個の接合部
材を、突合せ部又は重合せ部において摩擦撹拌接合する
ものであって、支持ローラと、前記支持ローラの周面に
近接配置された回転するプローブを有する接合工具と、
厚さ方向の一方の面が前記支持ローラの周面に当接支持
されるとともに、突合せ部又は重合せ部に前記回転する
プローブが挿入された態様で、前記支持ロールとプロー
ブとの間に介在された前記接合部材を、突合せ部又は重
合せ部が順次プローブを通過するように移動させる駆動
装置とを備え、前記接合部材の移動に伴い、前記プロー
ブとの接触部を摩擦熱にて順次軟化させ撹拌して両接合
部材を接合一体化するものとなされていることを特徴と
するものである。
【0016】これによれば、上記のような駆動装置によ
り移動される接合部材は、突合せ部又は重合せ部に挿入
されたプローブの先端と、プローブ挿入側の面と反対側
の面との距離が常に一定値を採るように移動するものと
なる。その結果、接合状態の均質な接合品が製作され
る。
【0017】また、上記摩擦撹拌接合装置において、接
合部材の移動方向の両側に配置されるとともに、接合部
材を突合せ方向に加圧する回転自在な案内ローラを備え
ていることが、接合部の空気の巻込みを防止することが
できる点で望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図1〜図3に示
した一実施形態を参照して説明する。この実施形態は、
この発明に係る摩擦撹拌接合装置を用い、2個の長尺な
板状接合部材(1)(2)の突合せ接合を行うことによ
って、大型の船舶フロア用パネルを製作しようとするも
のである。
【0019】前記各接合部材(1)(2)は、図1に示
すように、帯状平板部(1a)(2a)と、その裏面の
幅方向中間部において長さ方向に沿って垂設された脚片
部(1b)(2b)とを有するアルミニウム押出型材か
らなる。そして、天地が反転されて幅方向の一端面同士
が突き合わされた状態になっている。
【0020】まず、この発明に係る摩擦撹拌接合装置に
ついて説明する。
【0021】図1〜図3において、(20)は両接合部
材(1)(2)を下方から支持する円柱状の支持ローラ
である。上記のように突き合わされた両接合部材(1)
(2)は、その厚さ方向の一方の面である下面をこの支
持ローラ(20)の周面に当接させる態様に、かつ支持
ローラ(20)の長さ方向に直交する態様にして配置さ
れる。この支持ローラ(20)の長さは、突き合わされ
た両接合部材(1)(2)の幅よりも若干く長く設定さ
れ、両接合部材(1)(2)を確実に支持し得るものと
なされている。更に、この支持ローラ(20)は、回転
駆動されるものであって、図示しない駆動機構を備え、
支持した両接合部材(1)(2)を両接合部材(1)
(2)の長さ方向の一方向側に移動させる駆動ローラと
しても機能するものとなされている。
【0022】前記支持ローラ(20)の上方における両
接合部材(1)(2)の突合せ部(3)が通過する位置
には、径大の円柱状回転子(11)と、該回転子(1
1)の端部軸線(Q)上に一体に設けられた径小のピン
状プローブ(12)とを有する接合工具(10)が、前
記プローブ(12)を支持ローラ(20)の周面に近接
させる態様にして配置されている。前記接合工具(1
0)は、前記回転子(11)を回転させることによりプ
ローブ(12)も回転させうるものとなされており、ま
た前記プローブ(12)及び回転子(11)は、両接合
部材(1)(2)よりも硬質でかつ接合時に発生する摩
擦熱に耐えうる耐熱材料によって形成されている。ま
た、プローブ(12)の周面には、突合せ部(3)の撹
拌用凹凸(図示せず)が形成されている。なお、(11
a)は、回転子(11)のプローブ側平坦面からなる肩
部である。
【0023】このように支持ローラ(20)と接合工具
(10)のプローブ(12)とを配置することによっ
て、上記のように突き合わされた両接合部材(1)
(2)は、支持ローラ(20)とプローブ(12)との
間に介在されて、両接合部材(1)(2)の下面が前記
支持ローラ(1)(2)の周面に当接支持されるととも
に、突合せ部(3)に前記プローブ(12)が挿入され
る態様となされる。
【0024】ここで、図3に示すように、前記接合工具
(10)のプローブ(12)を、その先端と支持ローラ
(20)の周面との距離(δ)が0.05〜0.4mm
の範囲になるように固定配置するのが望ましい。かかる
距離(δ)が0.05mm未満では、プローブ(12)
の先端と支持ローラ(20)の周面とが不本意に接触し
て支持ローラ(20)やプローブ(12)を疵付けてし
まう虞があり、一方0.4mmを超えると、前記支持ロ
ーラ(1)(2)の周面に当接支持される両接合部材
(1)(2)下面との距離が長くなり過ぎて、プローブ
(12)が挿入された両接合部材(1)(2)の突合せ
部(3)における下面近傍が軟化撹拌されなくなり、こ
の部分において接合不良となる虞があるからである。
【0025】さらに、前記接合工具(10)は、図2に
示すように、その回転子(11)の軸線(Q)を、支持
ローラ(20)の周面における両接合部材(1)(2)
下面との当接部に対向する方向(P)から、両接合部材
(1)(2)の移動方向側に傾斜角(θ)だけ傾ける態
様にして配置され、これにより回転子(11)の肩部
(11a)における両接合部材(1)(2)の移動方向
側の部分が、前記支持ローラ(20)に支持される両接
合部材(1)(2)の上面に接触する状態となる一方、
回転子(11)の肩部(11a)における両接合部材
(1)(2)の移動方向反対側の部分が、両接合部材
(1)(2)の上面から浮上した状態となるものとなさ
れている。このように接合工具(10)を配置すること
によって、次のような作用を奏するものとなる。すなわ
ち、肩部(11a)における両接合部材(1)(2)の
移動方向側の部分が、両接合部材(1)(2)の上面に
接触する状態となることにより、接合時に軟化部分の素
材の飛散を防止し、更に加圧して均一な接合状態を確実
に実現し得るとともに、両接合部材(1)(2)上面と
肩部(11a)との摺動による摩擦熱を生ぜじめて、プ
ローブ(12)との接触部あるいはその近傍の軟化を促
進し、さらに両接合部材(1)(2)上面の凹凸形成が
防止されて、接合部(4)上面が平滑になり得る。一
方、肩部(11a)における両接合部材(1)(2)の
移動方向反対側の部分が、両接合部材(1)(2)の上
面から僅かに浮上した状態となることにより、両接合部
材(1)(2)の移動の際に、肩部(11a)における
両接合部材(1)(2)の移動方向反対側の部分のコー
ナー部が、両接合部材(1)(2)上面に存在すること
のある微細な凹凸に引っ掛かってしまうことを防止し得
て、プローブ(12)が両接合部材(1)(2)の突合
せ部(3)をスムーズに通過するように両接合部材
(1)(2)を移動させ得るものとなる。
【0026】前記傾斜角(θ)は、1〜6゜の範囲であ
ることが望ましい。1゜未満では、肩部(11a)にお
ける両接合部材(1)(2)の移動方向反対側の部分の
コーナー部が、両接合部材(1)(2)上面の微細な凹
凸に引っ掛かってしまう虞があり、6゜を超えると、肩
部(11a)による両接合部材(1)(2)上面の削り
代が大きくなってバリが発生し易くなるからである。
【0027】かかる接合工具(10)は、図示しない昇
降装置に取り付けられて上下方向に移動し得るものとな
されており、この昇降装置を操作することでプローブ
(12)先端と支持ローラ(20)周面との距離(δ)
を微調節したり、プローブ(12)の挿入・引抜きを行
ったりすることができるようになっている。
【0028】また、図1及び図2に示すように、両接合
部材(1)(2)の移動方向における前記支持ローラ
(20)の前後には、図示しない駆動機構により回転駆
動される、前記支持ローラ(20)と同形・同寸の円柱
状駆動ローラ(21)(22)が、支持ローラ(20)
と並行に配置されている。これら前後の駆動ローラ(2
1)(22)は、前記支持ローラ(20)に支持された
両接合部材(1)(2)を両接合部材(1)(2)の長
さ方向の一方向側に移動させる駆動装置を構成するもの
である。また、これら前後の駆動ローラ(21)(2
2)及び前記支持ローラ(20)は、互いに周速度が同
一になるように回転駆動するようになっている。
【0029】また、両接合部材(1)(2)の移動方向
における前記プローブ(12)の前後には、図示しない
加圧機構を備えた、互いに同径・同寸の回転自在な押え
ローラ(30)(31)が、前記前後の駆動ローラ(2
1)(22)と両接合部材(1)(2)の厚さ方向に対
向する態様にして配置されている。これら前後の押えロ
ーラ(30)(31)は、前記支持ローラ(20)に支
持された両接合部材(1)(2)を前記前後の駆動ロー
ラ(21)(22)の周面に押し付けるためものであ
る。一方、支持ローラ(20)とプローブ(12)の間に介
在されて、下面が前記支持ローラ(1)(2)の周面に
当接支持されるとともに、突合せ部(3)にプローブ
(12)が挿入される態様となされた両接合部材(1)
(2)は、この状態を保持したまま、これら前後の押え
ローラ(30)(31)によって、前記前後の駆動ロー
ラ(21)(22)の周面に押し付けられて、スリップ
を生じることなく移動方向の駆動力が付与されるものと
なされる。また、これら前後の押えローラ(30)(3
1)は、回転自在であることから、両接合部材(1)
(2)の移動に伴って、その周面を両接合部材(1)
(2)の上面に圧接させながら回転するものとなされて
いる。
【0030】また、両接合部材(1)(2)の移動方向
の両側における前記プローブ(12)の前後には、図示
しない加圧機構を備えた、互いに同径・同寸の回転自在
な各一対の案内ローラ(40)(40)(41)(4
1)が、その周面を両接合部材(1)(2)の脚片部
(1b)(2b)外側面に圧接させる態様にして配置さ
れている。これら前後の案内ローラ(40)(40)
(41)(41)によって、両接合部材(1)(2)
は、その突合せ部(3)がプローブ(12)を通過する
位置に配置されると共に、突合せ方向に加圧される。ま
た、案内ローラ(40)(40)(41)(41)は、
回転自在であることから、両接合部材(1)(2)の移
動に伴って、その周面を両接合部材(1)(2)の脚片
部(1b)(2b)外側面に圧接させながら回転するも
のとなされている。
【0031】次に、上記摩擦撹拌接合装置を用いて摩擦
撹拌接合を行う場合について説明する。
【0032】まず、プローブ(12)を支持ローラ(2
0)の上方離間位置に待機させた状態で、突合せ状態に
配置した両接合部材(1)(2)の長さ方向の一端部を
回転駆動している駆動ローラ(22)と押えローラ(3
1)との間に通す。このとき、両接合部材(1)(2)
は、その脚片部(1b)(2b)外側面が案内ローラ
(41)(41)の周面に圧接された状態となされて、
その突合せ部(3)がプローブ(12)を通過する位置
に配置されると共に、突合せ方向に加圧された状態とな
る。
【0033】駆動ローラ(22)と押えローラ(31)
との間に通された両接合部材(1)(2)は、押えロー
ラ(31)により駆動ローラ(22)の周面に押し付け
られて駆動ローラ(31)から駆動力が付与され、この
駆動力によって支持ローラ(20)とプローブ(12)
との間に向かって移動する。
【0034】両接合部材(1)(2)の突合せ部(3)
の接合開始予定位置が、支持ローラ(20)の周面上に
到達したとき、両接合部材(1)(2)の移動を一旦停
止する。そして、プローブ(12)を回転させながら下
降させる。プローブ(12)の先端が両接合部材(1)
(2)の突合せ部(3)に接触すると、該接触部は摩擦
熱によって軟化するため、さらにプローブ(12)を下
降させて突合せ部(3)に挿入し、プローブ(12)先
端と支持ローラ(20)の周面の距離(δ)が0.05
〜0.4mmとなる状態でプローブ(12)を停止固定
する。
【0035】こうして、両接合部材(1)(2)を、支
持ローラ(20)とプローブ(12)との間に介在させ
て、プローブ(12)が突合せ部(3)に挿入されると
ともに、突合せ部(3)の裏面が支持ローラ(20)の
周面に当接支持された態様となす。なお、プローブ(1
2)を予め下降させておき、プローブ(12)と支持ロ
ーラ(20)との間に両接合部材(1)(2)を強制的
に通すことにより、接合部材(1)(2)の移動方向前
端面において、プローブ(12)が側方から突合せ部
(3)にもぐり込んで、挿入状態となるようにしても良
い。
【0036】次に駆動ローラ(21)(22)及び支持
ローラ(20)を再駆動する。突合せ部(3)にプロー
ブ(12)が挿入された両接合部材(1)(2)は、支
持ローラ(20)から駆動力が更に付与され、駆動ロー
ラ(21)及び支持ローラ(20)の駆動力によって、
下面が支持ローラ(20)の周面に当接支持されかつ突
合せ部(3)にプローブ(12)が挿入された状態で、
突合せ部(3)が順次プローブ(12)を通過するよう
に移動しながら、駆動ローラ(21)と押えローラ(3
0)との間に通されていく。また、接合工具(10)は
僅かに傾斜しているから、回転子(11)の肩部(11
a)における両接合部材(1)(2)の移動方向側の部
分が、両接合部材(1)(2)の上面に接触した状態と
なると共に、回転子(11)の肩部(11a)における
両接合部材(1)(2)の移動方向と反対側の部分が、
両接合部材(1)(2)の上面から僅かに浮上した状態
となっている。
【0037】駆動ローラ(21)と押えローラ(30)
との間に通された両接合部材(1)(2)は、押えロー
ラ(21)により駆動ローラ(30)の周面に押し付け
られて駆動ローラ(30)から駆動力が更に付与され、
駆動ローラ(22)(21)及び支持ローラ(20)の
駆動力によって、案内ローラ(40)(40)側に向か
って移動し、もって脚片部(1b)(2b)外側面が案
内ローラ(40)(40)の周面に圧接された状態とな
る。
【0038】このように、突合せ部(3)が順次プロー
ブ(12)を通過するように両接合部材(1)(2)が
移動することによって、プローブ(12)との接触部が
摩擦熱にて順次軟化撹拌されて両接合部材(1)(2)
は突合せ部(3)において接合一体化される。すなわ
ち、プローブ(12)の回転により発生する摩擦熱、あ
るいは更に回転子(11)の肩部(11a)と両接合部
材(1)(2)の上面との摺動に伴い発生する摩擦熱に
より、プローブ(12)との接触部分近傍において両接
合部材(1)(2)は軟化し、かつ撹拌されるととも
に、両接合部材(1)(2)の移動に伴って、軟化撹拌
部分がプローブ(12)の通過溝を埋めるように塑性流
動したのち、摩擦熱を急速に失って冷却固化される。こ
の現象が両接合部材(1)(2)の移動に伴って順次繰
り返されていき、最終的に両接合部材(1)(2)が突
合せ部(3)において接合一体化される。
【0039】また、回転子(11)の肩部(11a)に
おける両接合部材(1)(2)の移動方向側の部分が、
両接合部材(1)(2)の上面に接触する状態のもと
で、両接合部材(1)(2)が移動するので、軟化部分
の素材の飛散が防止されかつ加圧されて均一な接合状態
が確実に実現されるとともに、両接合部材(1)(2)
上面の凹凸形成が防止されて、接合部(4)上面が平滑
になる。
【0040】また、プローブ(12)の先端から支持ロ
ーラ(20)の周面までの距離は、支持ローラ(20)
が回転しても一定であることから、両接合部材(1)
(2)は、プローブ(12)の先端と下面との距離
(δ)が常に一定値を採るように移動して、接合状態が
均質になる。
【0041】また、両接合部材(1)(2)は、案内ロ
ーラ(40)(40)(41)(41)により突合せ方
向に加圧されているから、突合せ部(3)における軟化
部分が容易に密着変形して、突合せ部(3)に形成され
た隙間が消滅し、該隙間に存在する空気は接合部(4)
外部へ逃げ、接合部(4)への空気の巻込みが防止され
る。
【0042】こうして両接合部材(1)(2)は接合一
体化されて、接合状態が均質で、かつ接合部(4)に空
気の巻込みの少ない従って接合欠陥の少ない高品位の接
合品が製作される。
【0043】而して、上記実施形態の摩擦撹拌接合装置
にあっては、押えローラ(30)(31)は、両接合部
材(1)(2)の移動方向におけるプローブ(12)の
前後に配置されていることから、次のような問題を解決
することができる。
【0044】すなわち、図4に示すように、接合部材
(1)(2)とくに薄肉長尺な接合部材は、厚さ方向に
うねり状の反りが生じていたり、捩れが生じていたりし
て平坦でない場合がある。このような接合部材(1)
(2)を用いてこれらを突き合わせると、突合せ部
(3)に反りによる段差(5)や捩れによる隙間(図示
せず)が発生し、この状態のまま突合せ接合を行うと、
目違いを生じたり継手効率が低下したりするという問題
が生じる。同様に、このような接合部材(1)(2)を
用いてこれらを重ね合わせると、重合せ部に反りや捩れ
に起因する隙間が発生し、この状態のまま重ね接合を行
うと、継手効率が低下するという問題が生じる。とくに
摩擦撹拌接合は固相接合であるので、突合せ部(3)や
重合せ部に生じた隙間が僅かであっても継手効率は著し
く低下してしまう。また、摩擦撹拌接合といえども薄肉
長尺な接合部材を接合する場合には、変形を生じ易く、
高品位の接合品を得ることが難しかった。
【0045】そこで、上記実施形態では、押えローラ
(30)(31)を、両接合部材(1)(2)の移動方
向におけるプローブ(12)の前後に配置している。
【0046】こうすることにより、上記実施形態の摩擦
撹拌接合装置に通された両接合部材(1)(2)は、前
後の押えローラ(30)(31)によりプローブ(1
2)前後両側が押え付けられ、反りや捩れが矯正されて
前後両押えローラ(30)(31)間において平坦状に
なり、両接合部材(1)(2)の接触面積が増加して継
手効率が向上する。また、両接合部材(1)(2)は前
後押えローラ(30)(31)間において平坦状になっ
た状態で接合されるので、目違いの発生を防止し得る。
しかも、前後の押えローラ(30)(31)によって両
接合部材(1)(2)のプローブ(12)前後両側が押
え付けられた拘束状態のもとで接合されるので、接合に
よる歪みの発生が抑えられ、接合部材(1)(2)の変
形が小さくなる。したがって、目違いの発生を防止で
き、しかも継手効率が高くかつ変形量の少ないといった
高品位の接合品を製作することができる。
【0047】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、支持ローラ(20)は、必ずしも回転駆動され
たものである必要はなく、回転自在なものであっても良
い。
【0048】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る摩擦撹拌
接合法によれば、プローブの先端から支持ローラの周面
までの距離は支持ローラが回転しても一定であるから、
接合部材は、突合せ部又は重合せ部に挿入されたプロー
ブの先端と、プローブ挿入側の面と反対側の面との距離
が常に一定値を採るように移動するものとなる。したが
って、従来のようにプローブの先端が両接合部材のプロ
ーブ挿入側の面と反対側の面から突き出たり、プローブ
の挿入深さが浅くなったりすることが防止され、得られ
る接合品を接合状態の均質なものにすることができる。
【0049】また、支持ローラの周面とプローブ先端と
の距離が0.05〜0.4mmである場合には、支持ロ
ーラの周面とプローブ先端との接触を防止することがで
きるし、プローブの挿入深さ不足による接合不良も防止
することができる。
【0050】また、接合部材の移動方向における前記支
持ローラ及びプローブの前後の少なくとも一方に、回転
駆動される駆動ローラと、回転自在な押えローラとを、
互いに接合部材の厚さ方向に対向する態様にして配置
し、前記押えローラにより接合部材を前記駆動ローラの
周面に押し付けて、接合部材に移動方向の駆動力を付与
する場合には、接合部材を簡単に移動させることができ
る。
【0051】また、接合部材の移動方向の両側に、回転
自在な案内ローラを配置し、前記両案内ローラにより接
合部材を突合せ方向に加圧しながら、両接合部材の突合
せ接合を行う場合には、突合せ部に隙間が存在していて
も、突合せ部における軟化部分が容易に密着変形して隙
間に存在する空気が接合部外へ逃げ、接合部の空気の巻
込みを防止できる。したがって、接合部におけるボイド
の発生を防止でき、接合欠陥の少ない高品位の突合せ接
合品を製作することができる。
【0052】この発明に係る摩擦撹拌接合装置によれ
ば、駆動装置により移動される接合部材は、突合せ部又
は重合せ部に挿入されたプローブの先端と、プローブ挿
入側の面と反対側の面との距離が常に一定値を採るよう
に移動するものとなる。したがって、接合状態の均質な
接合品を製作することができる。
【0053】また、接合部材の移動方向の両側に配置さ
れるとともに、接合部材を突合せ方向に加圧する回転自
在な案内ローラを備えている場合には、接合部の空気の
巻込みが防止され、接合欠陥の少ない高品位の突合せ接
合品を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1中のII−II線断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】厚さ方向にうねり状の反りが生じた接合部材同
士を突き合わせた状態を示す斜視図である。
【図5】摩擦撹拌接合方法を説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、2…接合部材 3…突合せ部 10…接合工具 11…回転子 12…プローブ 20…支持ローラ 21、22…駆動ローラ 30、31…押えローラ 40、41…案内ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持ローラ(20)の周面に回転するプロ
    ーブ(12)を近接配置し、 突合せ状態又は重合せ状態に配置した2個の接合部材
    (1)(2)を前記支持ローラ(20)とプローブ(12)
    との間に介在させて、接合部材(1)(2)の厚さ方向
    の一方の面が支持ローラ(1)(2)の周面に当接支持
    されるとともに、突合せ部(3)又は重合せ部に前記回
    転するプローブ(12)が挿入された態様となし、 この状態を保持しつつ、突合せ部(3)又は重合せ部が
    順次プローブ(12)を通過するように接合部材(1)
    (2)を移動させることにより、プローブ(12)との接
    触部を摩擦熱にて順次軟化させ撹拌して両接合部材
    (1)(2)を接合一体化することを特徴とする摩擦撹
    拌接合法。
  2. 【請求項2】 前記支持ローラ(20)の周面とプローブ
    (12)先端との距離(δ)が0.05〜0.4mmであ
    る請求項1記載の摩擦撹拌接合法。
  3. 【請求項3】 接合部材(1)(2)の移動方向におけ
    る前記支持ローラ(20)及びプローブ(12)の前後の少
    なくとも一方に、回転駆動される駆動ローラ(21)(2
    2)と、回転自在な押えローラ(30)(31)とを、互い
    に接合部材(1)(2)の厚さ方向に対向する態様にし
    て配置し、 前記押えローラ(30)(31)により接合部材(1)
    (2)を前記駆動ローラ(21)(22)の周面に押し付け
    て、接合部材(1)(2)に移動方向の駆動力を付与す
    る請求項1又は2記載の摩擦撹拌接合法。
  4. 【請求項4】 接合部材(1)(2)の移動方向の両側
    に、回転自在な案内ローラ(40)(40)(41)(41)を
    配置し、 前記両案内ローラ(40)(40)(41)(41)により接合
    部材(1)(2)を突合せ方向に加圧しながら、両接合
    部材(1)(2)の突合せ接合を行う請求項1〜3のい
    ずれか1項記載の摩擦撹拌接合法。
  5. 【請求項5】 突合せ状態又は重合せ状態に配置した2
    個の接合部材(1)(2)を、突合せ部(3)又は重合
    せ部において摩擦撹拌接合する摩擦撹拌接合装置であっ
    て、 支持ローラ(20)と、 前記支持ローラ(20)の周面に近接配置された回転する
    プローブ(12)を有する接合工具(10)と、 厚さ方向の一方の面が前記支持ローラ(20)の周面に当
    接支持されるとともに、突合せ部(3)又は重合せ部に
    前記回転するプローブ(12)が挿入された態様で、前記
    支持ロール(20)とプローブ(12)との間に介在された
    前記接合部材(1)(2)を、突合せ部(3)又は重合
    せ部が順次プローブ(12)を通過するように移動させる
    駆動装置(21)(22)とを備え、 前記接合部材(1)(2)の移動に伴い、前記プローブ
    (12)との接触部を摩擦熱にて順次軟化させ撹拌して両
    接合部材(1)(2)を接合一体化するものとなされて
    いることを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
  6. 【請求項6】 接合部材(1)(2)の移動方向の両側
    に配置されるとともに、接合部材(1)(2)を突合せ
    方向に加圧する回転自在な案内ローラ(40)(40)(4
    1)(41)を備えている請求項5記載の摩擦撹拌接合装
    置。
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