JPH11103280A - 放送信号受信装置及び方法 - Google Patents

放送信号受信装置及び方法

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JPH11103280A
JPH11103280A JP9263764A JP26376497A JPH11103280A JP H11103280 A JPH11103280 A JP H11103280A JP 9263764 A JP9263764 A JP 9263764A JP 26376497 A JP26376497 A JP 26376497A JP H11103280 A JPH11103280 A JP H11103280A
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健一 長澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用のプロセッサで取り扱いが容易な情報
を、放送信号に従前から多重されている情報に加えて効
果的に受信、利用する小型化、低消費電力の全く新規な
放送信号受信装置及び方法を提供すること。 【解決手段】 所定の情報をFM音声信号に多重するた
めのデータフォーマットのエンティティとして、ネット
ワークで使用されている記述形式による被配信情報と当
該被配信情報の少なくとも一部の情報のために付加され
た冗長符号とを多重してなる放送信号を受信する装置
で、データフォーマット内の冗長符号を用いた誤り処理
と、エンティティ内の冗長符号を用いた誤り処理とを互
いに異なるタイミングで行うようにした。また、受信さ
れた被配信情報が当該記憶手段に記憶されており、外部
には未出力であることを報知する報知手段(99)を設
けた。更に、従前の文字情報を表示するための表示手段
(96)により、上記エンティティとしての文字情報を
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送信号受信装置及
び方法に関し、特に、所定の情報をFM音声信号に多重
するためのデータフォーマットのエンティティとして、
マルチメディアネットワークにおいて使用されている記
述形式による被配信情報を多重してなる放送信号を受信
する放送信号送信装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、FMラジオ放送の利用方法とし
て、文字情報を放送波を用いてFM音声信号と共に送信
する、いわゆる、「見えるラジオ」が製品化されてき
た。この種の装置は、携帯性に優れ、また、極めて簡単
な回路で、FM波の受信可能な場所であれば様々な情報
を受け取ることができる。
【0003】現在、FM音声放送を用いて送信されてい
る情報としては、ニュースや天気予報などがあり、これ
らは、いわゆるマルチメディアネットワークを介しても
受信でき得るが、この種の情報については「見えるラジ
オ」により手軽に得ることができる。また、一般のマル
チメディア端末に比べ、より携帯性が高いものとなって
いる。
【0004】また、上記文字情報に代わって一般的なデ
ータを送信することや、PCで取り扱うことのできるデ
ータを送信することも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の受信装置において、現在存在する機器では上述した天
気予報などの単純な文字情報などを表示するに留まって
いるのが現状であり、このような文字情報に加えてPC
にて容易にハンドリングできるマルチメディアネットワ
ークで使用されている記述方式による情報をも取り扱う
ことのできる携帯型の受信装置の登場が望まれる。
【0006】しかも単に携帯型機器において、文字情報
に加えてこの種の情報を受信するのでは、そのデータを
有効に用いることができないばかりか、これら2つの情
報を取り扱うために携帯用機器として望まれる省電力
化、小型化などの妨げになってしまう危惧さえあった。
【0007】本件発明は、斯かる背景下になされたもの
であって、特に、汎用のプロセッサで取り扱いが容易な
情報を、放送信号に従前から多重されている情報に加え
て効果的に受信、利用することができ、しかも、特に小
型化、省電力化を妨げることのない全く新規な放送信号
受信装置及び方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的下において、
本願の請求項1に記載の放送信号受信装置においては、
所定の情報をFM音声信号に多重するための誤り訂正用
冗長符号を伴うデータフォーマットのエンティティとし
て、マルチメディアネットワークにおいて使用されてい
る記述形式による被配信情報と当該被配信情報の少なく
とも一部の情報のために付加された誤り訂正もしくは検
出用冗長符号とを多重してなる放送信号を受信する装置
において、前記データフォーマットに伴う誤り訂正用冗
長符号を用いた誤り訂正処理と、前記エンティティ内の
誤り訂正もしくは検出用冗長符号を用いた誤り訂正もし
くは検出処理とを互いに異なるタイミングで行う構成と
した。
【0009】斯かる構成によって、上記所定の情報も前
記被配信情報も有効に利用でき、無意味な処理を行わな
い構成としたので消費電力をを削減することができた。
【0010】また、本願の請求項9に記載の発明におい
ては、所定の情報をFM音声信号に多重するためのデー
タフォーマットのエンティティとして、マルチメディア
ネットワークにおいて使用されている記述形式による被
配信情報を多重してなる放送信号を受信する装置におい
て、当該被配信情報を記憶する記憶手段と、受信された
前記被配信情報が当該記憶手段に記憶されており、外部
には未出力であることを報知する報知手段とを有する構
成とした。
【0011】斯かる構成により、受信装置本体が無駄な
処理を行わないでも、受信され、蓄積された情報をユー
ザが有効に扱えるようになった。
【0012】また、本願の請求項12に記載の発明にお
いては、第1の文字情報をFM音声信号に多重するため
のデータフォーマットのエンティティとして、マルチメ
ディアネットワークにおいて使用されている記述形式に
よる被配信情報を多重してなる放送信号を受信する装置
において、当該被配信情報が第2の文字情報を有すると
き、前記第1の文字情報を表示するための表示手段によ
り、前記第2の文字情報を表示する構成した。
【0013】斯かる構成により、有効に表示手段を活用
することができ、装置の携帯性を損なうことなく2種類
の文字情報を表示することが可能となった。
【0014】また、本願の請求項15に記載の発明にお
いては、文字情報をFM音声信号に多重するためのデー
タフォーマットのエンティティとして、マルチメディア
ネットワークにおいて使用されている記述形式による被
配信情報を多重してなる放送信号を受信する装置におい
て、当該被配信情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されている情報を表示する命令と、外部に出力
する命令とを異なるタイミングで実行可能な操作手段と
を具備する構成とした。
【0015】斯かる構成によれば、ユーザが必要とする
ときに、必要な情報のみを電力消費の無駄なく取り出す
ことが可能となった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。
【0017】まず、本件発明の放送信号受信装置及び方
法が前提とする放送信号について説明する。
【0018】図6は、上述の本件発明が前提とする放送
信号の送信装置の概略構成を示すブロック図であって、
ラジオの放送局に装置される装置を示すものである。
【0019】図6において、1はパーソナルコンピュー
タ(PC)の操作部、2はその表示部、3はPC本体で
ある。このPCはバスBに接続されており、このバスB
からデータの極寿を受けることが可能である。ここで、
このバスBには、画像メモリ4、フォーマッタメモリ
5、インターネットサーバ6、JPEGエンコーダ7、
HTMLメモリ8、誤り訂正符号(ECC)符号化回路
9等が接続されている。
【0020】一方、周知の各種音声機器から入力され、
FM放送されるべき音声信号としては、右(R)信号、
左(L)信号からなるステレオ音声信号やモノラル
(M)音声信号が仮定される。図6において11はR信
号及びL信号が入力され、これらの和信号(L+R)及
び差信号(L−R)を出力するマトリクス回路であり、
和信号(L+R)についてはスイッチ12の一方の入力
とされる。このスイッチ12の他方の入力としてはモノ
ラル信号(M)が入力され、モノラル放送の場合にはモ
ノラル信号(M)が、ステレオ放送の時には和信号(L
+R)が出力されることになる。
【0021】このスイッチ12の切換に連動してパイロ
ット信号発生回路16から所定周波数のパイロット信号
は出力される。一方、上記差信号(L−R)は平衡変調
(BM)回路13によりその周波数を変換され、多重回
路17においてスイッチ12の出力及びパイロット信号
と多重される。ここで、各信号の周波数アロケーション
を図7を用いて説明する。
【0022】図7に示すように和信号(L+R)もしく
はモノラル信号(M)はベースバンド帯域に配され、差
信号(L−R)は、平衡変調回路13により38KHzの
搬送波で周波数変換されて図示の如き帯域に配される。
尚、図示していないが、平衡変調回路13の出力段に不
要な帯域をカットオフするバンドパスフィルタ(BP
F)が配置されるのはいうまでもない。
【0023】さて、本例においては、前述のバスBを介
してデジタルデータをD/A変換14を介して2値のア
ナログ信号に変換し、更にこのアナログ信号を平衡変調
器15に入力し、76kHzの搬送波で周波数変換するこ
とにより上記各音声信号やパイロット信号に比して高い
周波数に配し、多重回路17でこれらと周波数多重でき
る構成となっている。この多重信号は、本来公知の文字
放送用のデータ用に規格化されているものであり、本例
においては、この多重信号を用いてWWW(ワールドワ
イドウェブ)で用いられているHTML形式のデータを
放送波として伝送するものである。
【0024】ここで、図8を用いて従来のFMラジオ放
送を用いた文字放送のデータフォーマットについて説明
する。図示のように、マトリクス形式で配されたデータ
は16ビットのブロック識別符号に続いて16ビットの
プリフィックス、160ビットの文字データ更には14
ビットのCRCが配され、プリフィックス、文字データ
及びCRCの合計190ビットに対して82ビットのパ
リティチェックコードが付加され、符号長272ビット
の誤り訂正符号が構成される。
【0025】ここで、ブロック識別符号は、ブロックの
境界を識別するために同期データとして設けられ、この
符号によりブロックの所在が識別され、ブロック同期が
確立される。16ビットのプリフィックスは、図9に示
すような構成となっており、4ビットのサービス識別デ
ータ、1ビットの復号識別データ、1ビットの情報終了
データ、2ビットの更新データ、4ビットのデータグル
ープ番号、更には4ビットのデータパケット番号から構
成されている。
【0026】ここで、サービス識別データは文字放送の
サービスの内容、即ち、番組内容の種別(文字、図形情
報、付加情報、補助信号、運用信号)及び伝送モードを
示している。ところで、このサービス識別データとして
文字放送で既に定義されているものが既に10種類あ
り、残る6種類が未定義である。そこで、本実施例にお
いては、この6種類の内1種類をHTML方式のデータ
を放送するサービスであるとの規定を行う。実際には
“0111”、“1000”、“1001”、“101
0”などが未定義のデータである。
【0027】尚、復号識別データは誤り訂正が図8にお
ける行方向の復号のみを必要とする場合と、行方向及び
列方向の積符号の復号を必要とする場合とを区別するデ
ータである。また、情報終了データは各データグループ
の最終ブロックか否かを識別するためのデータであり、
更新データは当該データグループの内容が更新された回
数を示すデータである。
【0028】本例においては、上記プリフィックスの内
前述のようにサービス識別ビットを利用してHTML形
式のデータのプログラムであることを確認すると共に更
新データを用いて過去の同一グループのデータに対して
更新されたかどうかを識別可能としている。
【0029】図10は本例において送信するデータのフ
ォーマットを示す図であり、上記文字放送のフォーマッ
トに準拠した形式をとっている。図示のようにプリフィ
ックスの直後に4ビットの識別データ(DID)を設け
ている。このDIDは、当該ブロックのデータが、HT
ML形式に準拠した文字データであるか、画像データで
あるか、もしくはヘッダであるかなどを示すと共に、文
字データや画像データが圧縮されているデータでる場合
にはその圧縮方法を定義するデータである。このデータ
DIDが仮に伝送中に誤った場合には、意味不明なデー
タを再現することになってしまうので、本例においては
この4ビットの識別コードに伝送中の符号誤りが発生し
たか否かを確実に検出できるように、この識別データD
IDに続いて専用のCRCコードを配して識別データに
発生した符号誤りを確実に検出するようにしている。
【0030】図10に示すように各ブロック中には16
8ビットの実データを送信できるが、本例においては、
HTMLのヘッダ部分と、文字データと、画像データと
でデータフォーマットを異ならしめている。各データの
フォーマットを図11に示す。図11(A)に示すよう
にHTMLのヘッダを送信するブロックについては、1
68ビット中の32ビットを図8に示した82ビットの
パリティとは別の誤り訂正符号を形成するパリティに割
り当てている。即ち、先の82ビットのパリティは19
0ビットの情報データに付加され272ビットの誤り訂
正符号を形成したが、この32ビットのパリティは16
ビットのプログラムコード、16ビットのパケットコー
ド、104ビットのHTMLヘッダに付加され、168
ビットの誤り訂正符号を構成する。
【0031】ここで、プログラムコード、パケットコー
ド、HTMLヘッダ及びパリティは全て8ビットの整数
倍となっているので、この32ビットのパリティを用い
た168びっとの誤り訂正符号としては8ビット単位で
処理できる周知のリードソロモン符号などを適用するこ
とができる。このように、8ビット単位での処理の可能
な誤り訂正符号を用いることによって処理時間の短縮
化、回路規模の縮小などが可能となる。
【0032】プログラムコードは上述した文字放送にお
けるデータグループ番号と同様のデータであり、放送さ
れるHTMLデータのプログラム番号を規定するもので
あり、2の16乗分のプログラムが規定される。また、
パケットコードは各データブロック(パケット)の各プ
ログラム中の通し番号を示すものであって、かなり長い
文章やかなり詳細な画像でもパケット番号が付与できる
ように2の16乗分の番号が付加できるようにしてい
る。
【0033】次に、文字データや画像データ等の実情報
データ(エンティティ)を含むブロック(パケット)に
ついて説明する。周知の通り画像データについては、仮
に伝送路上での符号誤りがあっても誤りが発生したデー
タに対応する画素に近接する画素のデータが復元できて
いれば、充分視認可能な画像を復元できることができ
る。この点とそもそものデータ量が大きいことを考慮し
て、図11(C)に示すように画像データについては、
134ビット全てを用いて送信することができるように
した。
【0034】他方、文字データについては、先述した8
2ビットのパリテイにより誤訂正が発生したときに、文
字そのものが意味不明になることを避けるために、周知
の文字放送で用いているものと同様の14ビットのCR
Cを付加している。このように、周知の文字放送と同様
のCRCの構成とすることにより、既存のリソースを有
効に活用でき、更には、通常の文字放送と、本実施例に
従うHTMLデータの送信とを共通の回路を用いて行う
ことができる。
【0035】ここで、実際に送信されるデータ量につい
て説明する。HTMLデータのヘッダとしては周知のよ
うに、リクエストメソッド、一般メッセージヘッダ(一
般ヘッダ)、リクエストヘッダ、応答ヘッダ、エンティ
ティヘッダなどがあるが、本実施例の如きブロードキャ
スト用途においては、一般ヘッダ、応答ヘッダ、エンテ
ィティヘッダが少なくとも必要になるのは明らかであろ
う。
【0036】本実施例においては、少なくとも一般ヘッ
ダとしてDate(メッセージが生成された日付けと時
間)、応答ヘッダとしてServer(サーバ・ソフトウエア
の名前)、WWW-Authenticate(サーバが認証機構を使用
している場合の認証方式)エンティティヘッダとしてCo
ntent-length(エンチティボディのサイズ)、Content-
Encoding(オブジェクトの圧縮、暗号化、パッケージに
ついての方式)、Content-Transfer-Encoding(データ
の転送の際に行われるエンコード方式)などがこのヘッ
ダデータとして送らる。データ量としては8ビットのア
ルファベットデータで100文字、即ち800ビット程
度と考えられる。このヘッダ部分のデータ量は、プログ
ラムによって様々に変化することにはなるが図11
(A)に示すように1ブロックで104ビットのデータ
を送信することができるので概ね10ブロック未満とな
る。
【0037】一方、文字データについては、1つのプロ
グラムの長さにより当然異なることになるが、例えば、
表示用のLCD画面サイズを(480×240)ドット
程度、1ドットを0.24mm、更に、12ポイント
(5mm×5mm)の活字を表示する装置を仮定する
と、(23×11)文字程度の文字データを送ることに
なる。この場合に必要となるデータ量は日本語をJIS
コードで表現するとして、(16×23×11=)40
48ビットとなり、図11(B)のフォーマットに従え
ば33〜34ブロック必要になる。また、標準的なA4
文書を想定すると(16×40×30=)19200ビ
ットとなり、160ブロック程度必要になる。ここで、
図10に示す1つの積符号を形成するデータマトリクス
では190ブロックのデータを送信できるので、前述の
HTMLヘッダとA4程度の文字データとで、ほぼ1マ
トリクスを占有することになる。
【0038】次に、画像データについて説明する。画像
データとしては、例えばNTSC信号のような通常のテ
レビジョン信号の1フィールド分に相当する信号を送信
する場合に、画素数は例えば(240×320=)76
800画素となり、輝度信号Yについては各画素8ビッ
トで全ての画素を量子化し、2種の色信号Cb,Crに
ついては1/4にサブサンプリングした後に各画素8ビ
ットで量子化するものとすると、圧縮符号化前のトータ
ルのビット数は(76800+76800/4+768
00/4)×8、即ち384Kビットとなる、本実施例
においては後述のようにJPEG方式により圧縮を行
い、これを50Kビット程度に減少させる。ここで、図
11(C)に示すように、各部ロックにおいて伝送可能
な画像データ数は174ビットであるので290ブロッ
ク程度で、1画面分の画像データを送信できる。
【0039】図12は、本実施例の装置において実際に
送信されるデータの順序に従って、図10のデータマト
リクスを書き換えたもので、この図12およびコンピュ
ータ3の動作を示す図13のフローチャートを用いて本
実施例の送信装置の動作を以下に説明する。
【0040】操作部1の操作により、HTMLデータを
放送信号に多重する処理を命じると、コンピュータ3は
表示部2にガイダンス表示をして操作部1による入力を
命じると共にず8に従う処理を開始する(ステップS
1)。ここで、ユーザは表示部2の表示を見ながら、操
作部1により文字の入力を行ったり、もしくはインター
ネットサーバ6から所望のHTMLファイルを呼び出
し、バスBを介してHTMLメモリ8に格納する。俣、
画像データを入力する場合には、同じくインターネット
サーバ6から所望の画面のデータをビットマップデータ
として呼び出して、バスBを介して画像メモリ4に格納
する。これらの一連の動作については、本件発明とは直
接関係しないので、図13のフローチャートでは入力サ
ブルーチン(ステップS2)として規定している。
【0041】画像メモリ4およびHTMLメモリ8への
データの格納が終了すると、コンピュータ3の指示に従
いHTMLメモリ8内に格納されているHTMLヘッダ
のデータがECCエンコーダ9に転送され、図11
(C)に示すヘッダ部の104ビットに対して32ビッ
トのパリティを形成する処理を開始する(ステップS
3)。ここで、ECCエンコーダ9は内部に16ビット
のRiscプロセッサ等を内蔵しており、コンピュータ3に
より処理を伴わず誤り訂正符号化が可能な構成となって
いる。従って、図13のフローチャートにおいてステッ
プS4以下の処理をコンピュータ3が行っている間にE
CCエンコーダ9によるパリティの演算処理が並列して
行われることになる。
【0042】文字データが存在する場合には(ステップ
S4)、図11(B)に示す122ビットの文字データ
に対して14ビットのCRCを付加する処理をコンピュ
ータ3内で行う(ステップS5)。また、画像データが
存在する場合には(ステップS6)、上記CRCを付加
する処理に割り込みをかけ、画像メモリ4内に格納され
ている画像データをJPEGエンコーダ7に供給し、J
PEG方式による圧縮処理を行う(ステップS7)。こ
こで、このJPEGエンコーダ7はハードウェアチップ
で構成されており、ステップ5におけるCRCの形成処
理と並列に処理可能である。
【0043】このJPEG圧縮処理が開始されると、こ
のJPEG処理された圧縮データ、パリティの付加され
たHTMLヘッダのデータ、およびCRCが付加された
文字データ等のフォーマッタメモリ5への書き込みが開
始される(ステップS8)。このフォーマッタメモリ5
内には各データが図7の送信フォーマットに従った配列
で書き込まれる。
【0044】図12に示すように送信は、ヘッダ部が格
納されたブロックから行われ、図12に示す送信データ
マトリクス中の272ブロックのうち最初の13ブロッ
クと、137〜149ブロックはパリティブロックを送
信せず、データブロックのみを送信する。また、ヘッダ
部のデータが配されるブロックについては第1ブロック
と第137ブロックから連続して送信され、このヘッダ
部を含むデータ量が136ブロックを超える場合には複
数回繰り返して送信されることになる。このようにし
て、本実施例においてはHTMLのヘッダ部分がなるべ
く早く送信されるようにし、しかもファイルが大きい場
合には複数回繰り返し送信するように構成することによ
り、受信側でより早くまたより信頼性の高いHTMLヘ
ッダデータが得られるように工夫している。
【0045】さて、図13においてステップS9におい
て全てのデータがフォーマッタメモリ5に書き込まれた
ことが検出されると(ステップS9)ステップS10に
おいては、フォーマッタメモリ5内に蓄積された104
ビットのHTMLデータのヘッダと32ビットのパリテ
ィを含む190ビットデータに対して82ビットのパリ
ティがECCエンコーダ9にて算出され、272ビット
にブロック識別符号を付加した288ビットのデータブ
ロックが出力される。ここで、上記190ビットのデー
タには、図11(A)に示されるグループ識別コード
(DID)、2ビットのCRC、それぞれ16ビットの
プログラムコード(PGC)およびパケットコード(P
KC)、更には前述のプリフィックス(PFX)等を含
む。
【0046】このようにして、1つのヘッダブロックの
送信が行われると、コンピュータ3内に設けられた不図
示のカウンタがカウントアップし、送信されたブロック
数が計数される。ヘッダ部分のデータが終了すると(ス
テップS11)、画像データブロックもしくは文字デー
タブロックの送信が行われる(ステップS12)。図7
においては先に文字データブロックを送信し、その後に
画像データブロックを送信するように示しているが、こ
の順序については実際に送信されるHTMLファイルの
構成に依存するのはいうまでもない。
【0047】ここで、上述のように13番目のブロック
までは、データブロックの送信を連続して行い、パリテ
ィブロックの送信は行わないが、14ブロック目以降は
3ブロックに1つのパリティブロックを送信する。即
ち、前述した計数値を元にステップS13において14
番目のブロックもしくは150番目のブロックが次に送
信されることが検出された場合には、コンピュータ3内
の別の計数をインクリメントし、この計数値を参照して
更に2つのデータブロック(画像もしくは文字データ)
が送信されたら(ステップS14)、パリティブロック
を送信する(ステップS15)ここで、このパリティブ
ロックについてはステップS9においてフォーマッタメ
モリ内へのデータの書き込みが終了した時点から、EC
Cエンコーダ9にて計算が開始され、逐次フォーマッタ
メモリ5に書き込まれている。
【0048】パリティブロックが送信されると、次に送
信するブロックが図7のデータマトリクスにおける1番
目のブロックや137番目もブロックか否かを確認して
(ステップS16)、そうでなければ送信するべきデー
タが終了したか否かを確認し(ステップS17)、デー
タが終了していなければ上述した2つのデータブロック
の送信と1つのパリティブロックの送信をステップS1
2〜S15で繰り返し行うことになる。
【0049】次に、送信するブロックが1番目のブロッ
クもしくは137番目のブロックになったら、上記ステ
ップS10に戻りヘッダブロックを再び連続して送る。
そして、この動作をステップS17において送るべきデ
ータが終了したと検知されるまで行い、送るべきデータ
が終了した時点で処理を終了する(ステップS18)。
このようにして図12のデータフォーマットに従って順
次バスBからD/A変換器14に出力された送信データ
は、前述のようにFM放送の音声信号と多重回路17で
多重され、更に図6のFM変調回路18において放送用
のキャリアでFM変調され、送信制御回路19を経て放
送波として送信される。
【0050】このように、本例の装置においては、従来
のFMラジオ放送の文字データの送信機能との互換性を
保ちつつHTMLデータを送信することができる。ま
た、上記実施例においてはHTMLのヘッダ部分の冗長
度を他のデータに対して高く設定して誤り訂正符号を付
加し、更に従来の文字放送に用いていた誤り訂正符号を
も利用しているので、HTMLデータのヘッダ部分の信
頼性は他のネットワークを介して送信する場合と同等の
信頼性となる。また、放送波に特有のバースとエラーの
発生に対しても、このヘッダ部分を複数回送信すること
によって対応し、総合的に高い信頼性が得られることに
なる。
【0051】また、画像と文字とで誤り検出もしくは訂
正用の冗長度を切り換えているので、必要なデータを最
小限の冗長度で送信でき、しかも全体としては高い信頼
性を確保できる。
【0052】以下、上述の如き放送信号を受信する本件
発明の受信装置について詳細に説明する。
【0053】図1は、上記放送信号を受信する本件発明
の受信装置の概略を示すブロック図であり、図2はその
外観を示す斜視図である。この受信装置は、図2に示す
ようにほぼFMラジオ程度の携帯型装置であり、パーソ
ナルコンピュータなどに例えばPCMCIAカードに準
拠したインターフェース80を介して接続可能である。
【0054】図2において、101は携帯型受信装置本
体、102,103はそれぞれ表示命令、外部出力命令
を行うマニュアル操作キーで、図1の操作部98に対応
する。また、51は収縮可能なアンテナ、93,94は
ステレオ音声信号を出力可能な一対のスピーカ、96は
フラットパネルディスプレイ、80はPCMCIAカー
ドに準拠した外部インターフェース、99は受信後、外
部機器へ出力していないHTML形式のデータが本体内
に蓄積されていることを示すインディケータである。
【0055】図1において、アンテナ51にて受信され
た放送波は受信部52にて選曲され、FM検波回路53
で検波されて、図7に示されるような多重信号に変換さ
れる。ここで、バンドパスフィルタ(BPF)54は前
述のパイロット信号を分離し、分離されたパイロット信
号を検波回路55に供給する。この検波回路55の出力
は、所定の閾値と比較回路56で比較され、その比較結
果に応じて放送されている音声信号がステレオ信号であ
るかモノラル信号であるかを判定している。
【0056】一方、ローパスフィルタ(LPF)60に
おいては、図7におけるベースバンド信号が抽出され、
モノラル信号もしくはステレオ音声の和信号としてマト
リクス回路59に供給されている。また、BPF58で
は38KHzの搬送波で搬送されている信号を抽出し、
平衡変調器58にてベースバンド信号、即ちステレオ音
声の差信号に戻した後マトリクス回路59に供給する。
マトリクス回路59からはステレオ放送を受信している
場合にはステレオ音声の右(R)信号と左(L)信号と
が出力され、比較回路56の出力で制御されるスイッチ
61,62を介して出力される。
【0057】一方、受信した放送がモノラル放送である
場合には、スイッチ61、62は共にLPF60の出力
する音声信号を出力することになり、モノラル音声が同
様に出力されることになる。このスイッチ61,62の
出力する音声信号はアンプ91,92を介してスピーカ
93,94から出力される。
【0058】一方、76KHzのキャリアに多重されて
いた前述のデータ信号はBPF72で分離され、平衡変
調器73により図12に示す如きデータフォーマットの
データ列に対応する信号に変換される。この信号はクロ
ック抽出回路71に供給されて、自走クロックが形成さ
れ、このクロックを用いてAD変換器74にてデジタル
化され、周知のデータ検出回路75によって元のデジタ
ルデータとされる。ここで、データ検出回路75は周知
の積分検出回路や等価回路、更にはパーシャルレスポン
スなどを利用した復号回路などによって構成される。
【0059】本実施例の装置において、図8のデータフ
ォーマットに係わる従来の文字放送を受信した場合の動
作について説明する。ここで、従来の文字放送において
も図12に示すようなパリティの配置で送信されるのは
前述の通りである。
【0060】データ検出回路75にて検出されたデータ
はデータ列として受信側バスRGに排出され、CPU8
5の制御下において受信メモリ77に蓄積される。EC
C復号回路76は同じくCPU85の制御下にこの受信
メモリ77中のデータにアクセスし、前述した積符号パ
リティを用いて誤り訂正処理を行う。ここで、この誤り
訂正処理は、各データブロック単位で82ビットのパリ
ティを用いて行われ、これに続いて、図12において垂
直方向に分散配置された82ビットパリティを用いた誤
り訂正処理が行われる。
【0061】このように誤り訂正処理の施された文字情
報は、蓄積メモリ78に転送される。次いで、図2に示
す表示命令スイッチ102を操作することにより、この
蓄積メモリ78内の文字データは表示コードに変換され
つつ表示メモリ95に書き込まれ、ディスプレイ95上
に文字が表示されることになる。
【0062】図3は本実施例の受信装置において上述の
HTMLデータの受信時の動作を説明するためのフロー
チャートであり、以下、フローチャートに沿って説明す
る。
【0063】受信部52による受信が開始されると(ス
テップS101)、データ検出回路75にて検出された
データは図12に示すデータフォーマットに従うデータ
列として受信側バスRGに排出され、CPU85の制御
下において受信メモリ77に図12のフォーマットに沿
って蓄積される。
【0064】図12のデータマトリクスの1ライン(1
データブロック)分が受信メモリ77に蓄積されると
(ステップS103)、ECC復号回路76は同じくC
PU85の制御下にこの受信メモリ77中のデータにア
クセスを開始する。即ち、まず、各データブロック単位
で82ビットの外符号パリティを用いて誤り訂正処理が
行われる(ステップS104)。
【0065】ここで、図12に示すデータマトリクスが
全て受信メモリに蓄積されるまでの間、このステップS
103及びS104の動作を繰り返すことになる。図1
2のデータマトリクスが全て蓄積されると(ステップS
106)、ECC復号回路76は再度受信メモリ77の
データにアクセスを開始する。ここでは、図12のデー
タマトリクスにおいて垂直方向に分散配置された82ビ
ットの内符号パリティを用いた誤り訂正処理が行われる
(ステップS107)。
【0066】上述の外符号パリティ及び内符号パリティ
を用いた1データマトリクスの処理が完了すると、受信
メモリ77から蓄積メモリ78へのデータの転送が行わ
れるとともに、受信するべき全てのデータが受信された
か否かを確認し(ステップS108)、受信が完了して
いる場合には上述したインディケータ99の表示をオ
ン、即ち点灯して(ステップS109)、処理を終了す
る(ステップS110)。
【0067】図4は本実施例の受信装置において上述の
HTMLデータが蓄積されているときに、上述の表示命
令スイッチ102が押釦されたときの動作を説明するた
めのフローチャートであり、以下、フローチャートに沿
って説明する。
【0068】表示命令スイッチ102がオンされると
(ステップS121)、CPU81の制御下において、
蓄積メモリ78に蓄積されているデータのスキャンが開
始される(ステップS122)。このスキャンはライン
毎に行われ、蓄積されたデータは1ライン分づつCPU
81の監視下に処理される。ここで、CPU81は積符
号による誤り訂正処理の施された各ラインのデータが文
字データであるか、画像データであるか、もしくはヘッ
ダ部分のデータであるかを監視し、処理しようとするラ
インデータが文字データである場合には(ステップS1
23)、このラインのデータをECC復号回路76に供
給し、図11(B)に示す14ビットのCRCによって
誤りの有無を検出する(ステップS124)。誤りの検
出されなかった文字データについてはビットマップデー
タに展開した後に表示メモリ95に書き込まれる(ステ
ップS127)。
【0069】一方、処理しようとしているラインのデー
タが画像データである場合には(ステップS125)、
本実施例の携帯端末装置単体では画像の表示ができない
構成となっているので、画像データが受信されているこ
とを示す文字を発生し(ステップS126)この文字の
ビットマップデータをステップS127において表示メ
モリ95に書き込む。
【0070】全てのラインのスキャンが終了すると(ス
テップS128)、上述の如く表示メモリ95に蓄積さ
れているビットマップデータを文字としてディスプレイ
96上に表示して(ステップS129)、処理を終了す
る(ステップS130)。尚、処理しようとしているラ
インのデータがHTMLのヘッダ部分であるときには、
本携帯端末装置では利用することができないので、誤り
訂正処理を行うことも、表示メモリ95に書き込むこと
も行わない。
【0071】図5は本実施例の受信装置において上述の
HTMLデータが蓄積されているときに、上述の外部出
力命令スイッチ103が押釦されたときの動作を説明す
るためのフローチャートであり、以下、フローチャート
に沿って説明する。
【0072】外部出力命令スイッチ103がオンされる
と(ステップS141)、CPU81の制御下におい
て、蓄積メモリ78に蓄積されているデータのスキャン
が開始される(ステップS142)。このスキャンはラ
イン毎に行われ、蓄積されたデータは1ライン分づつC
PU81の監視下に処理される。ここで、CPU81は
積符号による誤り訂正処理の施された各ラインのデータ
が文字データであるか、画像データであるか、もしくは
ヘッダ部分のデータであるかを監視する。
【0073】ここで、処理しようとするラインデータが
文字データである場合には(ステップS143)前述の
表示命令があったときと同じように、図11(B)に示
す14ビットのCRCによって誤りの有無を検出する
(ステップS144)。誤りの検出されなかった文字デ
ータについてはそのままPCM−CIAカードに準拠し
た外部I/F80を介して図12のデータマトリクスの
各ライン毎にPCなどの外部機器に出力される(ステッ
プS147)。
【0074】一方、処理しようとしているラインのデー
タが画像データである場合には特に何の処理も行わずに
そのままI/F80を介してPC等に出力する。また、
処理しようとしているラインのデータがヘッダ部のデー
タである場合には(ステップS145)、図11(A)
に示す32ビットのパリティを用いた誤り訂正処理が施
され、再度2重に誤り訂正が施されたデータについて、
ライン毎にI/F80を介して外部に出力される。
【0075】全てのラインのスキャンが終了すると(ス
テップS148)、上述の如く蓄積メモリに蓄積されて
いたデータマトリクスを消去、もしくはこのデータマト
リクスに上書きが可能な状態とすると共に、インディケ
ータ99の表示をオフして(ステップS149)、処理
を終了する(ステップS150)。
【0076】上述のように本実施例の携帯型の受信端末
装置においては、受信時、受信データの表示時、受信デ
ータの外部機器への出力時、の夫々において、その動作
に必要な誤り検出もしくは訂正処理のみを行い、不要な
処理を行わないので、装置に無駄な動作を行わしめるこ
とがない。
【0077】また、本実施例の装置においては取り扱う
ことのできない、もしくは有効に処理のできないデータ
が受信された場合には、その受信データが蓄積され、外
部には未出力であることを示すインディケータをオンさ
せるので、操作者が容易にこのような状態を認識でき、
折角受信したデータを無駄にしてしまうなどといった危
惧がなくなった。
【0078】また、本実施例の装置においては従前から
の文字放送の文字を表示する表示装置及び表示命令スイ
ッチを、HTML形式のデータとして受信した文字の表
示を行うためにそのまま用いることができる構成として
いるので、装置を大型化することなく上述の如き複合機
能を実現できている。
【0079】上述の如くPCに供給された画像データに
ついては、PCにインストールされているJPEG復号
器によって元の画像データに復元され、ヘッダ部分によ
って認識されるリンクに従って処理されるのはいうまで
もない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本件発明の放送信
号受信装置及び方法によれば、汎用のプロセッサで取り
扱いが容易な情報を、放送信号に従前から多重されてい
る情報に加えて効果的に受信、利用することができ、し
かも、特に小型化、省電力化を妨げることがない全く新
規な装置及び方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施例である受信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の外観斜視図である。
【図3】図1の装置のHTMLデータ受信時の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】図1の装置において、表示命令スイッチが操作
された時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図1の装置において、外部出力命令スイッチが
操作された時の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】本件発明が前提とする放送信号を放送する送信
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6において送信する信号のFM変調前の周波
数スペクトラム配置を示す図である。
【図8】従来から用いられている文字放送のデータフォ
ーマットを示す図である。
【図9】図8に示されるプリフィックス部分の詳細を示
す図である。
【図10】図6の装置によって送信されるHTMLデー
タのデータフォーマットを示す図である。
【図11】図10のフォーマットにした勝手送信される
HTMLヘッダ、文字データ、画像データの更に詳細な
フォーマットを示す図である。
【図12】図6の装置によって送信される送信順に従っ
たデータフォーマットを示す図である。
【図13】図6の装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
76 ECC復号回路 77 受信メモリ 78 蓄積メモリ 80 外部インターフェース 81 CPU 95 表示メモリ 96 ディスプレイ 98 操作部 102 表示命令スイッチ 103 外部出力命令スイッチ RB データバス
フロントページの続き (72)発明者 内山 春雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報をFM音声信号に多重するた
    めの誤り訂正用冗長符号を伴うデータフォーマットのエ
    ンティティとして、マルチメディアネットワークにおい
    て使用されている記述形式による被配信情報と当該被配
    信情報の少なくとも一部の情報のために付加された誤り
    訂正もしくは検出用冗長符号とを多重してなる放送信号
    を受信する装置であって、 前記データフォーマットに伴う誤り訂正用冗長符号を用
    いた誤り訂正処理と、前記エンティティ内の誤り訂正も
    しくは検出用冗長符号を用いた誤り訂正もしくは検出処
    理とを互いに異なるタイミングで行うことを特徴とする
    放送信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記データフォーマットに伴う誤り訂正
    用冗長符号を用いた誤り訂正処理は前記放送信号の受信
    に伴い実行され、前記エンティティ内の誤り訂正もしく
    は検出用冗長符号を用いた誤り訂正もしくは検出処理は
    前記被配信情報の表示もしくは出力に伴い実行されるこ
    とを特徴とする請求項1の放送信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記被配信情報はヘッダ情報を含み、当
    該ヘッダ情報には前記データフォーマットに伴う誤り訂
    正用冗長符号とは別の誤り訂正用冗長符号が付加されて
    おり、当該別の誤り訂正用冗長符号による誤り訂正処理
    は前記被配信情報を外部に出力する際に実行されること
    を特徴とする請求項2の放送信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記被配信情報は文字情報を含み、当該
    文字情報には前記データフォーマットに伴う誤り訂正用
    冗長符号とは別の誤り訂正もしくは検出用冗長符号が付
    加されており、当該別の誤り訂正もしくは検出用冗長符
    号による誤り訂正もしくは検出処理は前記被配信情報を
    表示もしくは外部に出力する際に実行されることを特徴
    とする請求項2もしくは3の放送信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の情報がマルチメディアネット
    ワークで使用されていない記述形式による文字情報であ
    り、該文字情報と前記被配信情報中の文字情報を共通の
    表示手段で表示可能であることを特徴とする請求項4の
    放送信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記被配信情報は画像情報を含み、当該
    画像情報が受信されたときには、前記表示手段により画
    像情報が受信された旨の表示を行うことを特徴とする請
    求項5に記載の放送信号受信装置。
  7. 【請求項7】 前記被配信情報を記憶する記憶手段と、
    受信された前記被配信情報が当該機億手段に記憶されて
    おり、外部には未出力であることを報知する報知手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜6何れかの放送信
    号受信装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の情報が文字情報を含み、前記
    被配信情報がHTML形式の情報であることを特徴とす
    る請求項1〜7何れかの放送信号受信装置。
  9. 【請求項9】 所定の情報をFM音声信号に多重するた
    めのデータフォーマットのエンティティとして、マルチ
    メディアネットワークにおいて使用されている記述形式
    による被配信情報を多重してなる放送信号を受信する装
    置であって、 当該被配信情報を記憶する記憶手段と、受信された前記
    被配信情報が当該記憶手段に記憶されており、外部には
    未出力であることを報知する報知手段とを有することを
    特徴とする放送信号受信装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段に記憶されている被配信
    情報は、前記データフォーマットに伴う誤り訂正用冗長
    符号を用いた誤り訂正処理が施され、前記エンティティ
    内の誤り訂正もしくは検出用冗長符号を用いた誤り訂正
    もしくは検出処理は施されていないことを特徴とする請
    求項9の放送信号受信装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の情報が文字情報を含み、前
    記被配信情報がHTML形式の情報であることを特徴と
    する請求項9もしくは10の放送信号受信装置。
  12. 【請求項12】 第1の文字情報をFM音声信号に多重
    するためのデータフォーマットのエンティティとして、
    マルチメディアネットワークにおいて使用されている記
    述形式による被配信情報を多重してなる放送信号を受信
    する装置であって、 当該被配信情報が第2の文字情報を有するとき、 前記第1の文字情報を表示するための表示手段により、
    前記第2の文字情報を表示することを特徴とする放送信
    号受信装置。
  13. 【請求項13】 前記被配信情報は画像情報を有すると
    き、 前記表示手段により、前記画像情報が受信されている旨
    の表示を行うことを特徴とする請求項12の放送信号受
    信装置。
  14. 【請求項14】 前記被配信情報がHTML形式の情報
    であることを特徴とする請求項12もしくは13の放送
    信号受信装置。
  15. 【請求項15】 文字情報をFM音声信号に多重するた
    めのデータフォーマットのエンティティとして、マルチ
    メディアネットワークにおいて使用されている記述形式
    による被配信情報を多重してなる放送信号を受信する装
    置であって、 当該被配信情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている情報を表示する命令と、
    外部に出力する命令とを異なるタイミングで実行可能な
    操作手段とを具備することを特徴とする放送信号受信装
    置。
  16. 【請求項16】 前記被配信情報が前記記憶手段に蓄積
    された後、前記表示命令に従い、前記エンティティの処
    理を開始することを特徴とする請求項15の放送信号受
    信装置。
  17. 【請求項17】 前記表示命令に従い前記エンティティ
    の一部の処理を行い、前記出力命令に従い前記エンティ
    ティの他の処理を行うことを特徴とする請求項16の放
    送信号受信装置。
  18. 【請求項18】 所定の情報をFM音声信号に多重する
    ための誤り訂正用冗長符号を伴うデータフォーマットの
    エンティティとして、マルチメディアネットワークにお
    いて使用されている記述形式による被配信情報と当該被
    配信情報の少なくとも一部の情報のために付加された誤
    り訂正もしくは検出用冗長符号とを多重してなる放送信
    号を受信する方法であって、 前記データフォーマットに伴う誤り訂正用冗長符号を用
    いた誤り訂正処理と、前記エンティティ内の誤り訂正も
    しくは検出用冗長符号を用いた誤り訂正もしくは検出処
    理とを互いに異なるタイミングで行うことを特徴とする
    放送信号受信方法。
  19. 【請求項19】 所定の情報をFM音声信号に多重する
    ためのデータフォーマットのエンティティとして、マル
    チメディアネットワークにおいて使用されている記述形
    式による被配信情報を多重してなる放送信号を受信する
    方法であって、 受信された前記被配信情報が記憶されており、外部には
    未出力であることを報知することを特徴とする放送信号
    受信方法。
  20. 【請求項20】 第1の文字情報をFM音声信号に多重
    するためのデータフォーマットのエンティティとして、
    マルチメディアネットワークにおいて使用されている記
    述形式による被配信情報を多重してなる放送信号を受信
    する方法であって、 当該被配信情報が第2の文字情報を有するとき、前記第
    1の文字情報を表示するための表示手段により、前記第
    2の文字情報を表示することを特徴とする放送信号受信
    方法。
  21. 【請求項21】 文字情報をFM音声信号に多重するた
    めのデータフォーマットのエンティティとして、マルチ
    メディアネットワークにおいて使用されている記述形式
    による被配信情報を多重してなる放送信号を受信する方
    法であって、当該被配信情報を記憶する記憶手段に記憶
    されている情報を表示する命令と外部に出力する命令と
    を異なるタイミングで実行可能なことを具備することを
    特徴とする放送信号受信方法。
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EP98305274A EP0889613B1 (en) 1997-07-03 1998-07-02 Information processing apparatus for and method of transmitting and/or receiving a broadcast signal
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