JPH08279796A - Fm多重放送受信装置およびfm多重放送送信方法 - Google Patents

Fm多重放送受信装置およびfm多重放送送信方法

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JPH08279796A
JPH08279796A JP4413096A JP4413096A JPH08279796A JP H08279796 A JPH08279796 A JP H08279796A JP 4413096 A JP4413096 A JP 4413096A JP 4413096 A JP4413096 A JP 4413096A JP H08279796 A JPH08279796 A JP H08279796A
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broadcast
multiplex
receiving
keyword
key
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JP4413096A
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Inventor
Akihiro Tsukamoto
明弘 塚本
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のFM音声放送が開始されたことを確実
に知らしめることができるようにする。 【解決手段】 FMチューナ51Aで所定の放送局のF
M音声放送を受信し、ヘッドホン55L,55Rで、そ
の音声信号を聴取する。FMチューナ51Bは、FMチ
ューナ51Aとは独立にFM多重放送に多重化されて放
送されてくる多重情報(FM文字放送)を受信する。こ
の多重情報は、制御部60を介してRAM63に記憶さ
れる。キー入力部30を操作して所定のキーワードを入
力すると、このキーワードがRAM63に記憶される。
制御部60は、予め登録されているキーワードを含む多
重情報をFMチューナ51Bが受信したとき、FMチュ
ーナ51Aを制御し、対応するFM音声放送を受信させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM多重放送受信
装置およびFM多重放送送信方法に関し、特に所定のプ
ログラムの放送を確実に知ることができるようにしたF
M多重放送受信装置およびFM多重放送送信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、FM放送に、文字、その他の表示
情報などよりなる多重情報(文字情報)を多重化し、放
送するサービスが普及しつつある。図24は、このよう
なFM多重放送の多重化の原理を表している。
【0003】すなわち、左(L)と右(R)の音声信号
から、L信号とR信号の和信号((L+R)信号)(主
チャンネル信号)と、差信号((L−R)信号)が作成
される。これらの信号は、いずれも15kHzの周波数
帯域に制限される。そして、このうちの差信号((L−
R)信号)で、パイロット信号fpの2倍の周波数(2
fp)である38kHzの周波数のキャリアを搬送波抑
圧振幅変調することで、副チャンネル信号が作成され
る。次に、主チャンネル信号、19kHzの周波数のパ
イロット信号fp、および副チャンネル信号を加算する
ことにより、FM音声放送のためのステレオコンポジッ
ト信号が作成される。
【0004】一方、多重信号は、ベースバンド周波数で
53kHz以上100kHz以下の周波数帯域とされ、
パイロット信号の4倍の周波数(4fp)である76k
Hzの副搬送波周波数をL−MSK(Level co
ntrolled Minimum Shift Ke
ying)変調して、ステレオコンポジット信号に周波
数多重される。従って、結局、主チャンネル信号、パイ
ロット信号、副チャンネル信号および副搬送波周波数信
号(多重信号)を加算した信号により、所定の周波数の
搬送波を周波数変調してFM多重放送波とされる。
【0005】ところで、音声信号のうち、差信号(L−
R信号)の変調度が大きいと、多重信号への妨害が大き
くなる。逆に、音声信号への妨害雑音は、音声信号の変
調が小さい場合に検知されやすい。そこで、多重信号は
図25に示すように、L−MSK変調され、多重信号の
変調度は、L−R信号の変調度に対応して、その大きさ
(多重レベル)が4%から10%まで変化される。
【0006】また、多重信号の伝送容量は、16kbp
sとされ、そのうちの6.83kbpsがデータ領域と
して用いられ、残りの9.17kbpsが誤り訂正のた
めに用いられる。
【0007】この誤り訂正には、図26に示すように、
1つの符号を横方向と垂直方向に適応する積符号((2
72,190)短縮化差集合巡回符号)が用いられてい
る。
【0008】このような多重情報として、1つの放送局
で最大256個の文字放送の番組を放送することができ
る。このように、番組の数が多いということは、それだ
け多くの情報を使用者に提供することができることを意
味する。しかしながら、このことは、使用者が多くの番
組の中から所望の番組を選択するための操作が面倒にな
ることを意味する。そこで、例えば、使用者が所定のキ
ーワードを受信装置に予め登録しておき、多重情報中に
そのキーワードが含まれている場合、その多重情報を受
信装置側において、メモリに記憶することが考えられ
る。
【0009】テレビジョン文字多重放送やファクシミリ
放送において、このようなキーワードを含む情報をメモ
リに記憶するようにすることが、例えば特開平5−68
242号公報、特開平2−284566号公報などに開
示されている。
【0010】さらに、FM多重放送を受信して得た情報
をICカードに記録し、このICカードを、それを読み
取る他の情報処理装置に装着して適宜読み出すようにす
ることが、特開平3−236641号公報に開示されて
いる。また、FM多重放送を受信する機能を、電子手
帳、携帯用電話機、携帯用ワードプロセッサ、ノート型
パーソナルコンピュータなどの携帯用端末機器に組み込
むことが、特開平4−344718号公報に開示されて
いる。このように、FM多重受信機能を他の情報機器と
組み合わせることで、任意の場所で、より情報を得やす
くなる。
【0011】また、このように、FM多重放送を受信す
る装置を移動させる場合、移動にともなって受信電解強
度が変化するため、放送電波を受信するチューナを2個
設け、電解強度の強い放送局の電波を選択するようにす
ることが、例えば特開平5−206788号公報に開示
されている。
【0012】このように、電子手帳などの情報機器にF
M多重放送を受信する機能を付加することで、どのよう
な場所においても、容易に各種の情報を得ることが可能
となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、FM多重
放送受信機能を付加した可搬型の情報機器においては、
落ち着いて多くの操作をすることが困難である場合もあ
るところから、簡単に所望の情報を得ることができるよ
うにすることが好ましい。上記した特開平5−6824
25号公報、特開平2−284566号公報などに開示
されているように、キーワードを用いて所望の情報を検
索するようにすると、確かに多くの情報の中から不要な
情報を削除し、所望の情報だけを抽出することが可能と
なる。しかしながら、所望の情報がメモリに記録された
かどうかを、メモリから情報を読み出す操作を行って確
認しなければならず、操作性が悪い課題があった。
【0014】また、そのキーワードを直接含む独立した
番組(FM文字放送)を抽出することはできるが、所望
のプログラムのFM音声放送を選択的に受信するような
ことができない課題があった。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、操作性を改善し、迅速かつ確実に、所望の
情報を得ることができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のFM多
重放送受信装置は、FM多重放送を受信する受信手段
と、入力された検索データを登録する登録手段と、受信
手段により受信されたFM文字放送に含まれるデータ
と、登録手段に登録された検索データとを比較する比較
手段と、比較手段が一致を検出したとき、所定の報知を
行う報知手段とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載のFM多重放送受信装置
は、FM文字放送を受信する受信手段と、入力された検
索データを登録する登録手段と、受信手段により受信さ
れたFM文字放送に含まれるデータと、登録手段に登録
された検索データとを比較する比較手段と、比較手段が
一致を検出したとき、検索データを含むFM文字放送を
放送している放送局のFM音声放送を、自動的に受信す
る音声放送受信手段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載のFM多重放送受信装置
は、FM文字放送を受信する受信手段と、入力された検
索データを登録する登録手段と、受信手段により受信さ
れたFM文字放送に含まれるデータと、登録手段に登録
された検索データとを比較する比較手段と、比較手段が
一致を検出したとき、検索データを含むFM文字放送の
番組を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項9に記載のFM多重放送送信方法
は、FM文字放送は、それぞれ複数のページからなる複
数の番組のデータと、番組毎に付加された検索データを
含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のFM多重放送方
法を適用したFM多重放送送信装置の構成例を表してい
る。この実施例においては、Lの音声信号と、Rの音声
信号とがステレオ変調器101に入力され、そこにおい
てL+R信号、L−R信号が生成されるようになされて
いる。
【0021】また、開始終了情報付加装置105は、ス
テレオ変調器101に入力される左右の音声信号により
構成される音楽(プログラム)の開始情報や終了情報な
どの音楽情報を発生し、符号化装置106に供給する。
符号化装置106は、入力された音楽情報を符号化し、
多重化装置107に供給する。
【0022】符号化装置108は、例えば図2に示すよ
うな番組情報を符号化し、多重化装置107に出力す
る。図2に示すように、この番組情報は、各放送局にお
いて、最大256個設けることができ、各番組は最大6
4ページにより構成される。そして、各ページには、3
0文字を配置することができるようになされている。そ
の伝送速度は、毎分約823ページとされている。
【0023】文字多重放送には、連動番組(補完番組)
と独立番組とがある。補完番組は、例えば、FM音声放
送として放送される音楽の曲名、歌手名といったような
FM音声放送を補完する番組(番組番号001)であ
る。また、独立番組は、例えば、「ニュース」(番組番
号002)、「交通情報」(番組番号003)、または
「天気予報」(番組番号004)といったようなFM音
声放送(上記したLの音声信号とRの音声信号とよりな
る放送)とは独立した番組である。
【0024】さらに、この実施例においては、これらの
各番組に検索データとしてのキーワードが付加される。
このキーワードは、独立番組においては、その独立番組
を選択するためのものであるが、補完番組においては、
対応するプログラム(FM音声放送)を選択するための
ものである。
【0025】多重化装置107は、符号化装置106と
符号化装置108より入力されたデジタルデータを多重
化し、誤り訂正付加装置109に出力する。誤り訂正付
加装置109は入力されたデジタルデータに、図26を
参照して説明したように、積符号を用いた誤り訂正符号
を付加し、L−MSK変調器110に供給する。L−M
SK変調器110にはまた、L信号とR信号も供給され
ている。L−MSK変調器110は、上述した図25の
特性に従って、L−MSK変調処理を施した多重情報を
ステレオ変調器101に供給している。
【0026】ステレオ変調器101は、L+R信号より
なる主チャンネル信号、19kHzの周波数のパイロッ
ト信号、およびL−R信号で38kHzのキャリアを搬
送波抑圧振幅変調した副チャンネル信号、並びにL−M
SK変調器110より供給された多重信号を加算し、F
M変調器102に出力する。FM変調器102は、入力
された信号で所定の搬送波をFM変調し、送信機103
に出力する。送信機103は、入力された信号を電力増
幅して、アンテナ104から電波として出力する。
【0027】これにより、音楽などの主たる音声信号よ
りなるFM音声放送と、文字、図形などの多重情報を含
むFM文字放送がFM多重化されてFM多重放送として
送信される。
【0028】図3は、図1に示すFM放送局のFM多重
放送装置から送信されるFM多重放送におけるフレーム
構成を示している。1フレームは272個のブロック
(パケット)から構成され、各ブロックの先頭にはブロ
ック識別符号として、ブロック同期およびフレーム同期
を確立する16ビットのBIC(Block Iden
tification Code)が付加されている。
【0029】また272個のブロックのうちの190個
のブロックは、データを伝送するためのデータパケット
とされ、残りの82個のブロックは、列方向のパリティ
を伝送するためのパリティパケットとされている。
【0030】この82個のブロックのパリティパケット
は、実際には全てのデータパケットの縦方向のパリティ
を表し、バーストエラーに対処するように、図3に示す
ように、分散配置される。
【0031】190個の各データパケットのそれぞれ
は、図4(a)に示すように、32ビットのプリフィッ
クスと144ビットのデータブロックからなる合計17
6ビットで構成されている。そして、この後に、図3に
示したように、14ビットのCRC及び82ビットのパ
リティが付加される。
【0032】32ビットのプリフィックスは、図4
(b)に示すように、4ビットのサービス識別符号、1
ビットの復号識別フラグ、1ビットの情報終了フラグ、
2ビットの更新フラグ、14ビットのデータグループ番
号、10ビットのデータパケット番号からなっている。
【0033】4ビットのサービス識別符号は、データパ
ケットのデータ内容を識別するもので、各サービス識別
が指定される。例えばこのデジタルデータが独立したも
の(独立番組)ではなく、多重されているFM音声放送
の内容に連動したもの(補完番組)である場合には、連
動番組(補完番組)を示す「1」が指定される。
【0034】また、1ビットの復号識別フラグは、誤り
訂正が横方向のみの復号でただちに出力する必要がある
場合は「1」、横縦横の復号後に出力する場合は「0」
とされる。1ビットの情報終了フラグは、あるデータグ
ループで終了する場合は「1」とされ、その他の場合は
「0」とされる。2ビットの更新フラグは、あるデータ
グループ番号で伝送するデータグループが更新された場
合は1だけインクリメントされ、更新されていない場合
は、前回送出した更新フラグと同じフラグとされる。
【0035】14ビットのデータグループ番号は、8ビ
ットの番組番号と6ビットのページ番号からなってお
り、8ビットの番組番号は、図2に示すように、(00
1)〜(256)の最大256番組の中から所望する番
組、例えば多重されている音声放送に連動した補完番組
(001)、独立した番組である「ニュース」(00
2)、独立した番組である「交通情報」(003)など
が指定され、6ビットのページ番号としては、これらの
番組を構成する最大64ページの中の所望するページが
指定される。
【0036】10ビットのデータパケット番号は、2ビ
ットのデータリンクと8ビットのデータパケット番号か
らなっており、8ビットのデータパケット番号は、同一
データグループ、つまり同一番組番号でのデータパケッ
トの順位番号が割り当てられるところであり、「0」か
ら順に割り当てられる。2ビットのデータリンクは、デ
ータパケット番号が最大値(256)を超えた場合に、
同一データグループを複数に分け、これらをデータリン
ク符号順に継続データグループとするためのものであ
る。
【0037】このように、データはパケット化されて伝
送されるのであるが、番組を中心にデータの構成を見た
場合には、図5に示すようになる。すなわち、番組のデ
ータは、番組管理データと1以上のページデータとによ
り構成される。
【0038】番組全体に拘る番組管理データは、番組デ
ータヘッダとデータユニット群により構成される。番組
データヘッダは、その後に続くデータユニット群が番組
管理データのものであることを表し、その後に続くデー
タユニット群には、番組番号、ページ総数、提示機能、
情報種別、表示フォーマット、番組内容更新フラグなど
が配置される。
【0039】ページデータは、図2に示した最大64ペ
ージの各ページのデータを表し、ページデータヘッダ、
データユニット群および検索データ群より構成される。
ページデータヘッダは、その後に続くデータユニット群
がページデータのものであることを表し、その後に続く
データユニット群には、番組番号、ページ番号、提示機
能、情報種別、表示フォーマット、ページ内容更新フラ
グ、ヘッダラスタ色およびラスタ色などが配置される。
検索データ群には、検索データとしてのキーワードが配
置される。
【0040】図6は、図1に示す装置より放送されたF
M多重放送信号を受信するFM多重放送受信装置の外観
構成例を表している。このFM多重放送受信装置は、基
本的に、上ケース11と下ケース12により開閉自在に
構成されており、両者は連結部13で連結されている。
【0041】上ケース11の上方には、アンテナ1が設
けられ、FM多重放送を受信するようになされている。
また、上ケース11の内側には、表示部21が設けら
れ、そこに、多重情報に含まれる文字である場合におい
ては、15×2個の文字(すなわち、1ページ分の文
字)を表示することができるようになされている。な
お、この表示部21は、例えばドットマトリックス構成
として、ビットマップデータなどで表した文字や画像も
表示することができるようにしてもよい。表示部21の
右下にはブザー22が配置されている。
【0042】下ケース12には、キー入力部30が形成
されている。このキー入力部30のうち、オンキー31
とオフキー32は、それぞれこの装置の電源をオンまた
はオフするとき操作される。キーワードキー33は、キ
ーワードを入力するとき操作され、登録キー34は、入
力したキーワードを登録するとき操作される。サーチキ
ー35は、登録してあるキーワードをサーチするとき操
作される。情報キー36は、FM多重放送の多重情報を
受信するとき操作される。
【0043】アップキー37とダウンキー38は、それ
ぞれ受信するFM多重放送の周波数をアップまたはダウ
ンさせるとき操作される。カーソルキー39は、表示部
21に表示されているカーソル(図示せず)を上下左右
に移動させるとき、その対応する方向に操作されるとと
もに、後述する多重情報の番組選択に用いられる。さら
に、カーソルキー39は、その中心を押すことで、選択
を確定する入力を行うことができるようになされてい
る。
【0044】手帳キー40は、この装置を電子手帳とし
て使用する場合に操作され、ラジオキー41は、この装
置をFMラジオ放送受信装置として動作させるとき操作
される。文字キー42は、例えばキーワードを構成する
文字を入力するとき操作される。
【0045】図7は、図6の実施例の内部の構成例を表
している。この実施例においては、アンテナ1の出力が
FMチューナ51Aと51Bに供給されている。FMチ
ューナ51Aは、FM多重放送のうちの主たる情報とし
ての音声信号(FM音声放送)を主に受信し、FMチュ
ーナ51Bは、多重情報(FM文字放送)を主に受信す
る。この2つのチューナは1つで兼用させることもでき
る。
【0046】FM復調器52Aは、FMチューナ51A
の出力を復調し、復調結果をステレオ復調器53に出力
する。ステレオ復調器53は、FM復調器52Aより入
力されたL+R信号とL−R信号からそれぞれL信号と
R信号を復調し、音声アンプ54を介して左右のヘッド
ホン55L,55Rにそれぞれ出力するようになされて
いる。
【0047】一方、FM復調器52Bは、FMチューナ
51Bより供給された信号を、FM復調し、復調した結
果をL−MSK復調器58に出力する。L−MSK復調
器58は、FM復調器52Bより入力された信号をL−
MSK復調し、誤り訂正復号器59に出力している。誤
り訂正復号器59は、入力された信号の誤りを訂正した
後、制御部60に出力する。
【0048】例えば、CPUなどにより構成される制御
部60は、チューニング制御回路61を介してFMチュ
ーナ51A,51Bを制御し、これらのFMチューナに
所定の放送局の電波を受信させる。
【0049】ROM62には、制御部60が各種の処理
を実行する上において必要なプログラム(コンピュータ
プログラム)などが記憶されている。RAM63には、
例えば多重情報が、1,0のデジタルデータから文字デ
ータに変換されて記憶される。RAM64には、この装
置を電子手帳として動作させる場合に必要なデータが記
憶される。EEPROM65には、装置の電源をオフし
た後も記憶しておく必要のある情報(例えばラストチャ
ンネル情報やキーワード)などが記憶される。
【0050】次に、図6と図7に示す実施例の動作につ
いて、図8乃至図13のフローチャートを参照して説明
する。
【0051】図8は、オンキー31を操作したとき実行
される処理を表している。最初にステップS1におい
て、オンキー31の操作が行われると、ステップS2に
おいて、ラストチャンネルのオートチューニング動作が
実行され、さらにステップS3でその受信処理が実行さ
れる。即ち、制御部60は、オフキー32が操作される
直前にFMチューナ51Aが受信していた放送チャンネ
ルをラストチャンネルとしてEEPROM65に記憶さ
せている。制御部60は、このEEPROM65に記憶
されているラストチャンネルを読み出し、チューニング
制御回路61を介してFMチューナ51Aを制御し、同
一のチャンネルをFMチューナ51Aに受信させる。
【0052】FMチューナ51Aの受信信号は、FM復
調器52Aに供給される。FM復調器52Aは、入力さ
れた信号をFM復調した後、ステレオ復調器53にL+
R信号とL−R信号を出力する。ステレオ復調器53
は、入力されたL+R信号とL−R信号とからL信号と
R信号を生成し、音声アンプ54を介してヘッドホン5
5Lと55Rにそれぞれ供給する。視聴者はこれにより
ラストチャンネルのFM音声放送を聴くことができる。
【0053】次に、ステップS4に進み、キー入力部3
0の所定のキーが操作されるまで待機し、所定のキーが
操作された場合、操作されたキーに対応してステップS
5乃至S9の処理が実行される。
【0054】ステップS4において操作されたのがアッ
プキー37またはダウンキー38であると判定された場
合、ステップS5に進み、FMラジオ受信処理が実行さ
れる。このFMラジオ受信処理の詳細は図9に示されて
いる。
【0055】即ち、ステップS21において、FMラジ
オ受信処理が開始されると、ステップS22に進み、チ
ューニング処理が実行される。そして、さらにステップ
S23に進み、ステップS22で実行したチューニング
に対応する受信処理が実行される。この処理が完了した
とき、FMラジオ受信処理を終了し、再び図8のステッ
プS4に戻る。
【0056】即ち、使用者がアップキー37またはダウ
ンキー38を操作すると、制御部60はチューニング制
御回路61を介してFMチューナ51Aを制御し、受信
周波数をアップまたはダウンさせる。そして、その結果
受信された信号が後段の各回路により処理され、受信さ
れたFM音声放送の音声信号がヘッドホン55L,55
Rから出力される。
【0057】図8のステップS4において操作されたキ
ーが情報キー36であると判定された場合においては、
ステップS6に進み、FM多重情報受信処理が実行され
る。このFM多重情報受信処理の詳細は、図10に示さ
れている。
【0058】ステップS31において、FM多重情報の
受信処理が開始されると、ステップS32において、F
M多重放送で放送されている多重情報(FM文字放送)
の受信処理が実行される。即ち、制御部60は、チュー
ニング制御回路61を介してFMチューナ51Bを制御
し、所定の放送局(例えばFM文字放送のラストチャン
ネルの放送局)の電波を受信させ、そのFM文字放送に
おいて放送されている多重情報を取り込むようにする。
FMチューナ51Bは、受信した信号をFM復調器52
Bに出力する。FM復調器52Bは、FMチューナ51
Bより入力された信号をFM復調し、そこに含まれる多
重情報を分離する。この多重情報は、L−MSK復調器
58に入力され、L−MSK復調される。L−MSK復
調器58より出力された信号はさらに、誤り訂正復号器
59で誤り訂正処理が行われた後、制御部60に供給さ
れる。
【0059】次に、ステップS33に進み、そのチャン
ネルにおいて、いまFM文字放送が行われているか否か
が判定される。いまFM文字放送が行われていない場合
においてはステップS36に進み、放送が行われていな
い旨を表示部21に表示させる。例えば、制御部60
は、表示部21を制御し、図14(b)に示すような
「放送がありません」の文字を表示させる。使用者は、
これにより、いま受信している放送局においては、FM
文字放送が行われていないことを知ることができる。
【0060】一方、ステップS33において、いま放送
が行われていると判定された場合においては、ステップ
S34に進み、受信復調した結果得られた多重情報(文
字情報)を、RAM63の情報メモリに記憶させる処理
が実行される。
【0061】即ち、RAM63は、例えば図15に示す
ように、情報メモリ132、入力バッファ131および
表示バッファ133とにより構成されている。制御部6
0は誤り訂正復号器59より、1,0の2値データによ
り構成される多重情報の供給を受けたとき、これを入力
バッファ131に供給し、一旦記憶させる。そして、こ
の2値情報を文字データに変換した後、情報メモリ13
2に供給し、記憶させる。また、キーワードがある場
合、それも情報メモリ132に記憶させる。
【0062】このようにして、情報メモリ132には、
例えば図16に模式的に示すように、受信した放送局の
FM文字放送に含まれる全ての番組の番組番号、ページ
番号およびその内容としての情報(文字や図形とキーワ
ード)が記憶される。
【0063】次に、ステップS35に進み、このように
して、RAM63の情報メモリ132に記憶した多重情
報を表示する処理が実行される。
【0064】即ち、制御部60は、情報メモリ132に
記憶されている多重情報のうちの所定のもの(いまの場
合、図2において、番組番号001で示す補完番組)を
選択し、その第1ページの文字列データを読み出し、表
示バッファ133に一旦記憶させる。そして、表示バッ
ファ133に記憶された文字列データをさらに読み出し
て、表示部21に出力し、表示させる。これにより、例
えば図14(a)に示すように、そのとき受信した文字
列(図14(a)においては、「歌手名」と「曲名」)
が表示される。これにより、視聴者は、いま、ヘッドホ
ン55L,55Rで聴いている音楽(プログラム)の内
容を補完する情報を得ることができる。
【0065】次に、ステップS37に進み、キー入力部
30の所定のキーが操作されたか否かを判定し、操作さ
れていなければステップS32に戻り、それ以降の処理
を繰り返し実行する。
【0066】ステップS37において、所定のキーが操
作されたと判定された場合においては、その操作された
キーに対応して、ステップS38乃至S40の処理が実
行される。
【0067】ステップS37において、カーソルキー3
9が上方向または下方向に操作された(番組選択操作が
行われた)と判定された場合においては、ステップS3
8に進み、番組選択処理が実行される。即ち、各放送局
のFM文字放送には、図2を参照して説明したように、
最大256個の番組の多重情報が含まれている。カーソ
ルキー39が上方向または下方向に操作された場合にお
いては、この256個の番組の番組番号をそれぞれ上ま
たは下に増減させる処理を実行する。例えば図2に示す
ように番組番号002の「ニュース」の番組が選択され
ている状態において、カーソルキー39が上方向に操作
されると、曲名、歌手名の多重情報を含む番組番号00
1の補完番組が選択され、カーソルキー39が下方向に
操作されると、番組番号003の「交通情報」の番組が
選択される。
【0068】ステップS37において、カーソルキー3
9が左または右方向に操作されたと判定された場合にお
いては、ステップS39に進み、ページ選択処理を実行
する。即ち、図2を参照して説明したように、各番組は
最大64ページの情報により構成されている。カーソル
キー39が例えば左方向に操作されたとき、このページ
を1だけ減少させ、右方向に操作されたとき、このペー
ジを1だけ増加させる。
【0069】ステップS37において、アップキー37
またはダウンキー38が操作されたと判定された場合に
おいては、ステップS40に進み、チューニング処理が
実行される。即ち、制御部60は、チューニング制御回
路61を介してFMチューナ51Bを制御し、多重情報
を受信している放送局のチャンネルの周波数をアップま
たはダウンさせる。
【0070】ステップS38,S39の処理が完了した
とき、ステップS37に戻り、次のキーの操作判定処理
が行われる。ステップS40の処理が終了したときステ
ップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行され
る。
【0071】ステップS37において、カーソルキー3
9、アップキー37またはダウンキー38以外のキーが
操作されたと判定された場合においては、FM多重情報
受信処理は終了し、図8のステップS5乃至S9のいず
れかの処理が実行される。
【0072】図8のステップS4において入力されたキ
ーがキーワードキー33であると判定された場合におい
ては、ステップS7に進み、キーワード登録処理が実行
される。このキーワード登録処理の詳細は図11に示さ
れている。
【0073】最初にステップS61において、キーワー
ド登録処理が開始されると、ステップS62に進み、入
力待ちが表示される。即ち、制御部60は、表示部21
にキーワードの入力待ちであることを表すメッセージ
(例えば「キーワードを入力して下さい」のようなメッ
セージ)を表示させる。次に、ステップS63に進み、
使用者が文字キー42を使用して実際にキーワードを入
力するまで待機し、入力されたらその文字を表示部21
に表示させる。さらにステップS64において、キーが
操作されたか否かを判定し、その操作されたキーが登録
キー34である場合においては、ステップS65に進
み、キーワード登録処理を実行する。キーワード登録処
理が完了したとき、または、ステップS64で登録キー
34と文字キー42以外のキーが操作されたと判定され
たとき、キーワード登録処理を終了し、図8のステップ
S5乃至S9のいずれかの処理に戻る。
【0074】即ち、使用者は、所定のキーワードを登録
したいとき、最初に、キーワードキー33を操作し、続
いて文字キー42を操作して、登録したいキーワードを
入力する。入力したキーワードは、例えば図14(c)
に示すように、表示部21に表示される。図14(c)
においては、「モーツアルト」のキーワードが入力され
た状態が表されている。
【0075】そして、キーワードの入力が完了したと
き、使用者が登録キー34を操作すると、入力したキー
ワードが、図16に示すように、情報メモリ132のキ
ーワードエリア132Aに登録される。
【0076】一方、図8のステップS4において操作さ
れたキーがサーチキー35であると判定された場合にお
いては、ステップS8に進み、キーワードサーチ処理が
実行される。キーワードサーチ処理の詳細は図12に示
されている。
【0077】ステップS81において、キーワードサー
チ処理が開始されると、ステップS82において、所定
のチャンネルのFM多重放送受信処理が実行される。即
ち、制御部60は、チューニング制御回路61を介して
FMチューナ51Bを制御し、所定の放送局のFM文字
放送を受信させる。次に、ステップS83に進み、いま
受信した放送局でFM文字放送を行っているか否かを判
定し、FM文字放送が行われていると判定された場合に
おいては、ステップS84に進み、受信した多重情報デ
ータを情報メモリ132に記憶させる。
【0078】次に、ステップS85に進み、ステップS
84で情報メモリ132に記憶した多重情報(文字とキ
ーワード)中にキーワードエリア132Aに登録されて
いるキーワードと同一のキーワード(文字)が含まれて
いるか否かを判定する。同一のキーワードが含まれてい
ない場合においては、ステップS86に進み、次の放送
局にチューニングが切り替えられる。即ち、制御部60
は、チューニング制御回路61を介してFMチューナ5
1Bを制御し、別のFM文字放送を受信させる。
【0079】さらに、ステップS87に進み、キー入力
部30で何らかのキーが操作されたか否かを判定し、特
にキーの操作が行われていなければステップS82に戻
り、それ以降の処理を繰り返し実行する。即ち、新たに
受信した放送局の多重情報を検出し、そこに同一のキー
ワードが含まれているか否かを判定する処理を繰り返し
実行する。
【0080】ステップS87において、キー入力部30
の所定のキーが操作されたと判定された場合において
は、サーチ処理を終了し、操作されたキーに対応して図
8のステップS5乃至S9のいずれかの処理が実行され
る。
【0081】ステップS85において、情報メモリ13
2に登録した多重情報中に同一のキーワードを含む多重
情報が存在すると判定された場合、ステップS88に進
み、そのFM文字放送に対応するFM音声放送を受信す
る処理が実行される。即ち、制御部60は、チューニン
グ制御回路61を介してFMチューナ51Aを制御し、
そのキーワードを含む多重情報(FM文字放送)を放送
している放送局のFM音声放送を受信させる。
【0082】次に、ステップS89に進み、そのFM文
字放送(ステップS82で受信されている)で放送され
ている補完番組の文字や図形を表示部21に表示させ
る。即ち、キーワードを登録しておくと、サーチモード
を指令したとき、そのキーワードを含む多重情報がサー
チされ、その多重情報(文字情報)が自動的に受信表示
されることになる。
【0083】例えば「モーツアルト」のキーワードを予
め登録しておくと、放送局で「モーツアルト」の曲の放
送を開始するとき、「作曲者:モーツアルト」の文字
と、「曲名:アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の文
字を文字データとして伝送すれば、その文字の一部に、
登録されたキーワードと同一の文字が含まれているた
め、それがキーワードの一種として検知され、図14
(d)に示すように、表示部21にそのキーワードを含
む文字全体が表示される。
【0084】ここで表示されるのは文字データであり、
キーワードそのものではない。従って、キーワードが表
示文字データに含まれておらず、図5に示す検索データ
群中の検索データとしてのキーワードにのみ含まれてい
る場合には、その表示文字データが表示され、キーワー
ドは表示されない。但し、例えばステップS89の表示
が行われている状態でキーワードキー33が操作された
とき、キーワードを表示させるようにしてもよい。
【0085】次に、ステップS90に進み、報知処理が
実行される。即ち、制御部60は、ブザー22をから音
を出させ(放音させ)、登録したキーワードに対応する
放送がいま開始されたことを使用者に知らしめる。
【0086】その後、図8のステップS4に戻り、新た
なキーの入力待ちとなる。
【0087】このように、サーチキー35を操作する
と、同一のキーワードを含むFM文字放送をサーチする
ため、FMチューナ51Bは受信チャンネルを順次切り
替えるが、ヘッドホン55L,55Rで聴いている放送
はFMチューナ51Aで受信されているため、サーチ動
作中でも固定された放送局のプログラムを継続して聴取
することができる。
【0088】図8のステップS4において、操作された
キーが手帳キー40であると判定された場合において
は、ステップS9に進み、電子手帳処理が実行される。
この電子手帳処理の詳細は図13に示されている。
【0089】最初にステップS101において、電子手
帳の処理が開始されると、ステップS102において、
電子手帳処理が実行される。この電子手帳処理の詳細は
省略するが、住所、氏名、電話番号、会社名、スケジュ
ールなどの登録処理や検索処理などの一般的な電子手帳
としての処理である。この電子手帳処理において、特定
のキー操作が行われると、電子手帳モードから抜け出
し、操作されたキーに対応して、図8のステップS5乃
至S9の処理が実行される。
【0090】制御部60は、ステップS102で電子手
帳処理を行った後、特に緊急に処理するタスクが存在し
ない状態になったとき、次にステップS103に進み、
FM多重受信処理を実行させる。即ち、この実施例にお
いては、使用者がこの装置を電子手帳として使用してい
る場合においても、制御部60は、チューニング制御回
路61を介してFMチューナ51Bを制御し、多重情報
受信処理を実行させる。そして、ステップS104に進
み、登録されているキーワードがあれば、そのキーワー
ドをサーチする処理を実行する。いまステップS103
で受信した多重情報に、予め登録されているキーワード
が含まれているか否かを、次にステップS105で判定
し、キーワードが含まれていなければステップS102
に戻り、それ以降の処理(すなわち、電子手帳処理)を
繰り返し実行する。
【0091】ステップS105において、多重情報にキ
ーワードが含まれていると判定された場合においては、
ステップS106に進み、電子手帳としての表示画面中
にキーワードに対応する多重情報がいま放送されている
ことを表すメッセージを表示部21に表示させる。
【0092】例えば図17(a)に示すように、電子手
帳処理の一環として、氏名とその電話番号を検索表示し
ている状態(この表示状態はドットマトリックスタイプ
の表示例とされている)において、ウインドウを表示
し、そのウインドウの内部に「FM多重受信あり」の文
字を表示させる。これにより、使用者は電子手帳として
の処理を行っている際に、予め登録してあるキーワード
を含む多重情報が放送されると、その放送の開始を知る
ことができる。ここで、ウインドウ内に受信された文字
情報を表示するようにすることもできる。
【0093】あるいはまた、図17(b)に示すよう
に、「FM多重」の文字と点滅する表示領域とを表示部
21の上方に表示するようにすることもできる。
【0094】図17(a)にウインドウを表示する例
は、本来の処理の表示状態が一部隠されてしまうが、図
17(b)に示すような表示状態にすれば、本来の表示
状態を隠すことなく、キーワードを含む多重情報を有す
るFM文字放送、またはそれに対応するFM音声放送が
開始されたことを知らしめることができる。
【0095】次に、ステップS107に進み、ラジオキ
ー41が操作されたか否かを判定し、操作されていなけ
ればステップS102に戻り、それ以降の処理を繰り返
し実行する。即ち、そのまま電子手帳処理を継続させ
る。
【0096】これに対して、ステップS107におい
て、使用者がラジオキー41を操作したと判定された場
合、ステップS108に進み、チューニング処理を行
い、さらにステップS109において、FMラジオ受信
処理を実行させる。即ち、制御部60は、電子手帳処理
を中断させ、チューニング制御回路61を介してFMチ
ューナ51AとFMチューナ51Bにキーワードを含む
多重情報を放送しているFM音声放送とFM文字放送を
受信させる。
【0097】さらに、ステップS110に進み、FM多
重情報表示処理が実行される。即ち、制御部60は、F
Mチューナ51Bで受信した多重情報を表示部21に表
示させる処理を実行する。これにより、表示部21には
例えば図17(c)に示すように、受信した文字放送の
番組の1ページである「作曲者:モーツアルト」の文字
と、「曲名:アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の文
字が表示される。
【0098】このように、各FM放送局は、モーツアル
トの曲を放送するとき、多重情報の1つの番組(補完番
組)の文字データまたは検索データの少なくとも一方と
して、「モーツアルト」の文字とその曲名の文字を伝送
する。そこで例えば「モーツアルト」のキーワードを使
用者が予め登録しておくと、使用者が、この装置を電子
手帳として使用しており、ラジオ受信機としては使用し
ていない状態においても、「モーツアルト」の曲の放送
が開始されると、直ちに使用者にそれが報知される。そ
して、使用者はその曲を聴きたければ、ラジオキー41
を操作することで直ちにその放送を聴くことができる。
何等かの理由により、いま聴くことができないのであれ
ば、ラジオキー41を操作しないことにより、電子手帳
としての処理をそのまま継続することができる。
【0099】なお、サーチモード時、キーワードが検出
されると、そのキーワードを含む多重情報を放送してい
るFM音声放送が自動的に受信されるようになされる
が、一旦その切り替えが行われると、以後キーワードが
多重情報中に含まれなくなったとしても、そのFM音声
放送局の受信状態はそのまま継続される。
【0100】ただし、上述したように、曲の終了情報も
多重情報の1つとして伝送する場合においては、キーワ
ードに対応する多重情報が検出されたとき、そのFM音
声放送を自動的に受信させるとともに、その終了情報が
検出されたとき、その受信状態を終了させるようにする
ことができる。
【0101】また、電子手帳モード時において受信が開
始されたFM音声放送も、キーワードが多重情報に含ま
れなくなったとき、受信を終了させるか、終了情報が検
出されたとき終了させるか、またはそのまま継続させる
ことができる。
【0102】ところで、多重情報の挿入位置(時刻)が
音声信号の放送開始位置(時刻)と一致するようにして
おくと、キーワードを検出したとき、直ちにそのFM放
送を受信させるようにしたとしても、そのFM放送の冒
頭部分を聴きもらしてしまうようなことがある。
【0103】このような頭切れを防止するために、音声
信号を遅延して出力させるようにすることも可能であ
る。即ち、図18に示すように、ステレオ復調器53と
音声アンプ54との間に、セレクタ151、A/D変換
器152、遅延メモリ153およびD/A変換器154
を設けるようにする。そして、ステレオ復調器53が出
力した信号をセレクタ151を介してA/D変換器15
2に入力し、A/D変換した後、遅延メモリ153に入
力して、所定時間遅延させる。そして、所定時間遅延さ
れた音声データをD/A変換器154により、元のアナ
ログ信号に戻した後、音声アンプ54を介してヘッドホ
ン55から出力させる。
【0104】このようにすれば、音声信号が遅延メモリ
153で設定した遅延時間だけ遅れて出力されるため、
キーワードを検出した旨の表示が表示部21において表
示されたとき、使用者が、例えばラジオキー41を直ち
に操作すれば、そのときキーワードに対応する音声信号
は遅延メモリ153により遅延されており、まだ放音さ
れていないから、ラジオキー41を迅速に操作すれば、
その音声信号を冒頭部から、全て聴くことができる。
【0105】勿論、このような遅延が必要ない場合にお
いては、キー入力部30を操作して所定の指令を入力す
れば、制御部60はセレクタ151を制御し、ステレオ
復調器53より出力された信号を音声アンプ54に直接
供給させる。この場合における処理は、図7における場
合と同様となる。
【0106】あるいはまた、図19に示すように、音声
信号(図19(a))に較べて、その音声信号の開始情
報と終了情報を含む多重情報(図19(b))を、時間
的に先行して多重化するようにすることもできる。この
ようにすれば、多重情報を検出したとき、対応するプロ
グラムの放送はまだ開始されていないので、頭切れを防
止することができる。
【0107】上記した実施例においては、キーワードを
予め登録した状態において、さらにサーチキー35をオ
ンしたとき、FM文字放送のサーチを開始し、登録して
あるキーワードを含むFM文字放送がサーチされれば、
それに対応するFM音声信号を自動的に受信するように
した。従って、例えば、キーワードを含むFM文字放送
の文字データをメモリに記憶させ、記憶させた文字デー
タをメモリから読み出して表示部21に表示させ、その
中から所定のものを選択し、さらにそれに対応するFM
音声放送の受信を指令するといったような複雑な操作を
せずに、ただ1回の操作で(サーチキー35の1回の操
作で)、所望のFM音声放送を受信することができる効
果がある。
【0108】しかしながら、上記実施例では、所望のF
M音声放送を受信したいと思ったとき、その都度サーチ
キー35を操作しなければならない。そこで、1度だけ
サーチキー35を操作した場合においては、以後、特に
操作することなく、キーワードを含むFM文字放送が行
われたとき、自動的にそれに対応するFM音声信号を受
信させるようにすることもできる。図20と図21に示
すフローチャートは、この場合における処理を示すもの
である。
【0109】すなわち、図20のフローチャートにおい
ては、図8に示すフローチャートのステップS4の次
に、ステップS121の処理が挿入されている。このス
テップS121においては、サーチフラグがオンされて
いるか否かが判定されるようになされている。このサー
チフラグは、後述する図21のステップS132におい
て、オンされ、また、図20のステップS122におい
て、オフされるものである。
【0110】サーチフラグがオンされていないと判定さ
れた場合、ステップS4に戻り、キー入力がなされるま
で、ステップS121とS4の処理を繰り返す。そし
て、キー入力がなされたとき、図8における場合と同様
に、その入力されたキーに対応して、ステップS6乃至
S9の処理が実行されるのであるが、この実施例の場
合、サーチキー35を操作した場合の処理が2つに分割
され、サーチキー35がオンされた場合(オフされてい
る状態で操作された場合)、ステップS8の処理が実行
され、サーチキー35がオフされた場合(オンされてい
る状態で操作された場合)、ステップS122のサーチ
フラグオフの処理が実行される。サーチフラグがオフさ
れた後、ステップS4に戻る。
【0111】図20のステップS121において、サー
チフラグがオンされていると判定された場合において
は、図21のステップS82に進み、それ以降の処理が
実行される。
【0112】図20におけるその他の処理は、図8にお
ける場合と同様である。
【0113】一方、図20のステップS8のキーワード
サーチ処理は、図21のフローチャートに示すように行
われる。すなわち、ステップS81において、サーチ処
理が開始されると、ステップS131において、キーワ
ード指定処理が行われる。このキーワード指定処理の詳
細は、図22を参照して後述するが、ここにおいては、
図20のステップS7のキーワード登録処理において登
録されたキーワードの中から、サーチ対象とされるキー
ワードを指定する処理が行われる。
【0114】そして、ステップS132に進み、いまサ
ーチが開始されたのであるから、サーチフラグがオンさ
れる。そして、ステップS82に進む。ステップS82
以降の処理は、図12における場合と同様である。
【0115】すなわち、この実施例の場合、図8におけ
る場合と同様にして、図20のステップS7のキーワー
ド登録処理を行って、複数のキーワードを情報メモリ1
32のキーワードエリア132Aに予め登録した後、サ
ーチキー35を初めて操作して、図20のステップS8
の処理(すなわち、図21の処理)を開始すると、ステ
ップS131において、複数のキーワードの中からサー
チの対象とするキーワードを指定する処理が実行され
る。そして、ステップS132において、サーチフラグ
がオンされる。その後、ステップS82以降の処理が実
行され、ステップS131で指定されたキーワードを含
むFM文字放送が存在する場合は、ステップS88でそ
れに対応するFM音声放送が受信され、ステップS89
で対応するFM文字放送が表示され、ステップS90で
報知がなされる。
【0116】また、図21の実施例においては、サーチ
キー35が一旦操作されると、キーワードを含むFM文
字放送が放送されていないとき、ステップS82乃至S
87の処理が、所定のキーが操作されるまで繰り返し実
行されることになる。そして、他のキーを操作すると、
サーチモードが解除され、ステップS6乃至S9または
S122のいずれかの処理が実行されることになるが、
それらの処理が完了すると、ステップS4に戻る。
【0117】そして、ステップS4において、所定のキ
ーが操作されていないと判定されると、ステップS12
1に進み、サーチフラグがオンされているか否かが判定
される。サーチフラグがオンされていなければ、キーが
入力されるまで、ステップS4とS121の処理が繰り
返し実行されるが、サーチフラグがオンされていれば、
ステップS121からステップS82に進み、それ以降
の処理が繰り返し実行される。すなわち、1度でもサー
チモードを設定し、サーチフラグをオンしておけば、以
後、他の処理が終了した時点において、再び自動的にサ
ーチモードに移行する。従って、以後、特別な操作をす
ることなく、所望のFM音声放送を確実に受信すること
が可能となる。
【0118】サーチモードを解除するときは、サーチキ
ー35を再度操作すればよい。このときステップS4か
らステップS122に進み、サーチフラグがオフされ
る。
【0119】次に、図22と図23を参照して、図21
のステップS131のキーワード指定処理の詳細につい
て説明する。
【0120】図22のステップS141において、キー
ワード指定処理を開始すると、ステップS142におい
て、登録キーワード表示処理が実行される。すなわち、
制御部60は、図20のステップS7のキーワード登録
処理により、情報メモリ132のキーワードエリア13
2Aに登録されているキーワードを読み出し、これを文
字に変換して、表示部21に表示させる。
【0121】例えば、図23に模式的に示すように、キ
ーワードエリア132Aに、キーワードとして「モーツ
アルト」、「ベートーベン」、「バッハ」、「ワグナ
ー」のような作曲家の名前が登録されているものとする
と、これらの作曲家の名前が、表示部21に表示され
る。
【0122】次に、ステップS143に進み、サーチす
るキーワードを指定する処理が実行される。例えば、使
用者は、カーソルキー39を操作して、表示部21に表
示されている作曲家の名前のいずれかにカーソルを移動
し、さらにカーソルキー39の選択確定操作(カーソル
キー39の中央部を垂直に押圧する操作)をすること
で、選択を確定する。あるいはまた、サーチするキーワ
ードが表示されている状態において、サーチキー35を
操作させることで、選択を確定するようにすることもで
きる。
【0123】サーチするキーワードの指定が行われる
と、そのキーワードが、表示部21において、例えば反
転表示されるなどして、他の表示とは異なる状態で表示
される。そして、ステップS144において、指定され
たキーワードに対しては、図23に模式的に示すよう
に、指定されたことを表すフラグが、キーワードエリア
132Aに登録される。図23の表示例においては、
「ベートーベン」のキーワードが、サーチするキーワー
ドとして指定されたため、そこに論理1のフラグが設定
され、その他のキーワードは指定されていないため、論
理0が設定されている。
【0124】以上のようにして、使用者は、任意の数の
(1個以上の)キーワードを、サーチするキーワードと
して指定する。このとき、任意の数のキーワードの論理
和または論理積を検索の条件としてさらに指定するよう
にすることもできる。
【0125】このようなキーワードの指定が行われる
と、図21のステップS85におけるキーワードの判定
処理において、指定したキーワードが存在するか否かが
判定されることになる。
【0126】以上のようにして、図20乃至図22の実
施例によれば、ステップS7でキーワード登録処理を実
行した後、サーチキー35を操作すれば、ステップS1
31でキーワード指定処理が行われ、ステップS132
でサーチフラグがオンされる。そして、ステップS82
乃至S87でキーワード検索処理が実行される。その結
果、キーワードを含むFM文字放送が放送されていれ
ば、それに対応するFM音声放送がステップS88で自
動的に受信される。
【0127】指定したキーワードが検索されなければ、
検索されるまで検索処理(ステップS82乃至ステップ
S87の処理)が繰り返し実行されるが、使用者が何ら
かのキーを操作すれば、ステップS87から、図20の
ステップS6乃至S9またはS122の処理に移行し、
その操作されたキーに対応する処理が実行される。
【0128】そして、その処理が終了したとき、ステッ
プS4において、再び何らかのキーが操作されたか否か
が判定され、操作されていなければ、ステップS121
において、サーチフラグがオンされているか否かが判定
される。サーチフラグがオンされていれば、図21のス
テップS82に進み、サーチ処理が自動的に行われる。
従って、使用者は、以後、サーチキー35を手動操作し
なくても、制御部60が他の処理を行っていなければ、
自動的にサーチ処理が実行されることになる。このサー
チ処理が実行されている間においても、何らかのキーが
操作されれば、そのキーに対応する処理が実行されるた
め、使用者がサーチが行われていることを意識すること
はなく、結果的に、キーワードを含む放送が行われれ
ば、自動的にその放送が受信されることになる。
【0129】なお、登録された全てのキーワードを検索
させるようにする場合、ステップS131の処理は省略
することができる。
【0130】上記したいずれの実施例もFM文字放送の
独立番組のキーワードを予め登録しておき、所望の独立
番組をサーチさせる場合にも適用することが可能であ
る。しかしながら、補完番組のキーワードを登録してお
き、その補完番組に対応するプログラム(FM音声放
送)をサーチする場合に特に便利となる。
【0131】なお、上記実施例においては、ブザーによ
りキーワードに対応する多重情報が検知されたことを報
知するようにしたが、ランプあるいはバイブレータなど
により報知するようにすることも可能である。
【0132】また、上記実施例においては、キーワード
が検出され、所定のFM音声信号の受信が開始される
と、次のキー指示があるまでその放送局が継続して受信
されるが、キーワードが存在しなくなった段階で、その
放送局の受信を中止させたり、あるいは自動的に電源を
オフさせるようにすることもできる。
【0133】逆に、電源がオフされている場合において
も、FMチューナ51Bによる多重情報検出処理を実行
させ、キーワードを含む多重情報が検出されたとき、自
動的に電源をオンさせるようにすることもできる。この
場合、電源がオフされたとき、キーワードは、RAM6
3からEEPROM61に転送、記憶される。
【0134】さらに、キーワードと多重情報(ページ情
報)の比較は完全一致だけでなく、複数の文字よりなる
キーワードのうちの所定の数以上の文字が一致した場合
においては、完全に一致しなくともキーワードが検出さ
れたものと判定させるようにすることもできる。例えば
「モーツアルト」のうち、「ア」を小さく表示した「モ
ーツァルト」は、大きく表示した「モーツアルト」と一
致するものと判定することができる。
【0135】上記実施例においては、チューナを2個設
けるようにし、現在受信している放送局に拘らず、他の
全ての放送局の多重情報を検出することができるように
したが、現在受信しているFM放送の受信状態を中断し
ても構わない場合においては、FMチューナは1つだけ
設ければ良い。
【0136】また、上記実施例においては、FM多重放
送受信装置を電子手帳と組み合わせた場合を例とした
が、この他、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュー
タ、携帯用受信端末機、携帯用電話機、カーステレオな
どと複合化することも可能である。
【0137】
【発明の効果】請求項1に記載のFM多重放送受信装置
によれば、FM文字放送のデータが検索データを含むこ
とが検出されたとき報知するようにしたので、音声放送
のみを聞いているときや、現在受信表示している文字放
送の番組とは異なる番組で所望の検索データを含む番組
があったような場合においても、それを知ることができ
る。
【0138】請求項3に記載のFM多重放送受信装置に
よれば、FM文字放送のデータが検索データを含むこと
が検出されたとき、その放送局のFM音声放送を受信す
るようにしたので、受信された文字情報のみを見ていて
音声放送を聞いていなかったような場合においても、自
動的に所望のFM音声放送を受信することができる。
【0139】請求項6に記載のFM多重放送受信装置に
よれば、FM文字放送のデータが検索データを含むこと
が検出されたとき、そのFM文字放送の番組を表示する
ようにしたので、表示をオフしていたり、音声放送のみ
を聞いているとき、あるいは他の文字放送番組を表示さ
せていた場合においても、自動的に所望の文字情報を受
信表示させることができる。
【0140】請求項9に記載のFM多重放送送信方法に
よれば、番組毎に、検索データを付加して送信するよう
にしたので、受信装置側で所望のFM放送を選択するこ
とが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFM多重放送送信方法を適用したFM
多重放送装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例における多重情報を説明する図で
ある。
【図3】図1の実施例より出力されるデータのフレーム
のフォーマットを示す図である。
【図4】図3に示すデータパケットの詳細なフォーマッ
トを示す図である。
【図5】番組データのフォーマットを示す図である。
【図6】本発明のFM多重放送受信装置の構成例を示す
図である。
【図7】図6の実施例の内部の構成例を示すブロック図
である。
【図8】図7の実施例の電源オン時における動作を説明
するフローチャートである。
【図9】図8のステップS5のFMラジオ受信処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS6のFM多重情報受信処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図8のステップS7のキーワード登録処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図12】図8のステップS8のキーワードサーチ処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図13】図8のステップS9の電子手帳処理の詳細を
示すフローチャートである。
【図14】図6の表示部21の表示例を示す図である。
【図15】図7のRAM63の構成例を示すブロック図
である。
【図16】図15の情報メモリ132の記憶内容を説明
する図である。
【図17】図6の表示部21の他の表示例を示す図であ
る。
【図18】図6の実施例の内部の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図19】多重情報の多重のタイミングを説明する図で
ある。
【図20】図7の実施例の電源オン時における他の動作
例を説明するフローチャートである。
【図21】図20のステップS8のキーワードサーチ処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図22】図21のステップS131におけるキーワー
ド指定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図23】図16のキーワードエリア132Aの記憶内
容を説明する図である。
【図24】FM多重放送の多重の原理を説明する図であ
る。
【図25】L−MSK変調を説明する図である。
【図26】積符号を説明する図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 11 上ケース 12 下ケース 21 表示部 22 ブザー 30 キー入力部 31 オンキー 32 オフキー 33 キーワードキー 34 登録キー 35 サーチキー 36 情報キー 37 アップキー 38 ダウンキー 39 カーソルキー 40 手帳キー 41 ラジオキー 42 文字キー 51A,51B FMチューナ 52A,52B FM復調器 53 ステレオ復調器 58 L−MSK復調器 59 誤り訂正復号器 60 制御部 61 チューニング制御回路 62 ROM 63,64 RAM 65 EEPROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM音声放送とFM文字放送を多重した
    FM多重放送を受信するFM多重放送受信装置におい
    て、 前記FM多重放送を受信する受信手段と、 入力された検索データを登録する登録手段と、 前記受信手段により受信された前記FM文字放送に含ま
    れるデータと、前記登録手段に登録された前記検索デー
    タとを比較する比較手段と、 前記比較手段が一致を検出したとき、所定の報知を行う
    報知手段とを備えることを特徴とするFM多重放送受信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記受信手段による前
    記FM音声放送の受信中に、放音して報知することを特
    徴とする請求項1に記載のFM多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 FM音声放送とFM文字放送を多重した
    FM多重放送を受信するFM多重放送受信装置におい
    て、 前記FM文字放送を受信する受信手段と、 入力された検索データを登録する登録手段と、 前記受信手段により受信された前記FM文字放送に含ま
    れるデータと、前記登録手段に登録された前記検索デー
    タとを比較する比較手段と、 前記比較手段が一致を検出したとき、前記検索データを
    含むFM文字放送を放送している放送局の前記FM音声
    放送を、自動的に受信する音声放送受信手段とを備える
    ことを特徴とするFM多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記音声放送受信手段は、前記比較手段
    が一致を検出しなくなった後も、自動的に受信した前記
    FM音声放送の受信を継続することを特徴とする請求項
    3に記載のFM多重放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記音声放送受信手段は、前記比較手段
    が一致を検出しなくなった後は、自動的に受信した前記
    FM音声放送の受信を中止することを特徴とする請求項
    3に記載のFM多重放送受信装置。
  6. 【請求項6】 FM音声放送とFM文字放送を多重した
    FM多重放送を受信するFM多重放送受信装置におい
    て、 前記FM文字放送を受信する受信手段と、 入力された検索データを登録する登録手段と、 前記受信手段により受信された前記FM文字放送に含ま
    れるデータと、前記登録手段に登録された前記検索デー
    タとを比較する比較手段と、 前記比較手段が一致を検出したとき、前記検索データを
    含むFM文字放送の番組を表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とするFM多重放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記比較手段が一致を
    検出しなくなった後も、前記番組の表示を継続すること
    を特徴とする請求項6に記載のFM多重放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、前記比較手段が一致を
    検出しなくなった後は、前記番組の表示を中止すること
    を特徴とする請求項6に記載のFM多重放送受信装置。
  9. 【請求項9】 FM音声放送とFM文字放送を多重した
    FM多重放送送信方法において、 前記FM文字放送は、それぞれ複数のページからなる複
    数の番組のデータと、前記番組毎に付加された検索デー
    タを含むことを特徴とするFM多重放送送信方法。
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