JPH10107669A - 放送受信機 - Google Patents

放送受信機

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JPH10107669A
JPH10107669A JP27686896A JP27686896A JPH10107669A JP H10107669 A JPH10107669 A JP H10107669A JP 27686896 A JP27686896 A JP 27686896A JP 27686896 A JP27686896 A JP 27686896A JP H10107669 A JPH10107669 A JP H10107669A
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JP
Japan
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broadcast
program
search
program type
type
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Pending
Application number
JP27686896A
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English (en)
Inventor
Masaru Asami
勝 阿左美
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Publication of JPH10107669A publication Critical patent/JPH10107669A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DAB用ラジオ10において、ユーザが放送番
組の効率的な検索又は選局を行えるようにする。 【解決手段】 ユーザは、日頃よく聞くようなPTYを
聴取希望番組タイプ指定手段50において予め1個又は複
数個、指定しておく。ユーザが、放送番組を選局する場
合は、聴取希望番組タイプ指定手段50において予め指定
しておいたPTYの中から今回検索又は聞きたいPTY
を選択する。放送番組検索手段56は、検索希望番組タイ
プ指定手段54において選択されたPTYに一致するPT
Yの放送番組を検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばDAB
(Digital Audio Broadcasti
ng:デジタルオーディオ放送)のような放送電波、す
なわち各放送番組がオーディオデータと共に番組タイプ
データを含んでいる複数の放送番組を多重化している放
送電波を受信する放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FM放送の多局化に伴う混信に因る音質
劣化や、移動体での良質な受信が難しいことに対処し得
るラジオ放送形式としてDABが注目されている。DA
Bは、ユーレカ(EUREKA:欧州先端技術開発計
画)で開発が進められ、すでに、仕様が定められてお
り、変調方式としてπ/4シフトDQPSK−OFDM
(Differential Quadrature
Phase Shift Keying−Orthog
onal Frequency DivisionMu
ltiplex:直交周波数分割多重)を採用して、フ
ェージングやマルチパスの影響を受け難いという特徴を
備えるとともに、音声符号化には高能率音声符号化のM
PEGレイヤーIIを用い、1.5MHzの伝送帯域幅で
6番組のステレオ放送とデータ放送を可能にしている。
【0003】DABの放送フォーマットでは、放送中の
放送番組の番組タイプを示す番組タイプデータ(番組タ
イプとは、例えば、音楽、ニュース、スポーツであり、
さらに細かく分類されて、例えば音楽がクラシック、ジ
ャズ、ポピュラー、演歌等に分類されることもある。番
組タイプデータの詳細は現在未定。)として、コースコ
ード(coarse code)及びそれに続くファイ
ンコード(finecode)がそれぞれ6ビット及び
8ビットあり、合計で2^14(^14は14乗を意味
する。)、すなわち16384となり、膨大な番組タイ
プが設定可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DABでは、番組タイ
プが膨大となるので、従来のように、キーを押して、ユ
ーザが、スピーカから流れる放送番組を1個ずつ切替え
て、希望の放送番組を捜すことは、煩雑又は不可能であ
る。
【0005】この発明の目的は、各放送番組がオーディ
オデータと共に番組タイプデータを含んでいる複数の放
送番組を、それらが多重化された放送電波で受信する放
送受信機において、ユーザが効率良く希望の放送番組を
探し出すことができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の放送受信機(1
0)は、各放送番組がオーディオデータと共に番組タイプ
データを含んでいる複数の放送番組を、それらが多重化
された放送電波で受信する。そして、放送受信機(10)は
次の(a)及び(b)の要素を有している。 (a)ユーザが検索を希望する検索希望番組タイプを指
定するための検索希望番組タイプ指定手段(54) (b)検索希望番組タイプ指定手段(54)により指定され
た検索希望番組タイプに一致する番組タイプの放送番組
を検索する放送番組検索手段(56)
【0007】ユーザは、検索を希望する番組タイプを検
索希望番組タイプ指定手段(54)により指定する。放送番
組検索手段(56)は、放送番組検索指令が生じると、検索
希望番組タイプ指定手段(54)により指定された検索希望
番組タイプに一致する番組タイプの放送番組を検索す
る。こうして、ユーザは、放送番組をスピーカから1個
ずつ流して、目的の放送番組を捜すことなく、検索希望
の番組タイプを検索希望番組タイプ指定手段(54)におい
て指定するだけで、検索希望の番組タイプの放送番組を
検索することができるので、希望の放送番組を効率的に
捜し出すことができる。
【0008】この発明の他の放送受信機(10)は、さら
に、次の(c)及び(d)の要素を有している。 (c)ユーザが聴取を希望する番組タイプを予め指定さ
せておくための聴取希望番組タイプ指定手段(50) (d)聴取希望番組タイプ指定手段(50)において予め指
定された聴取希望番組タイプの中からユーザが検索希望
番組タイプを選択するための検索希望番組タイプ指定手
段(54)
【0009】ユーザは、自分のよく聞く番組タイプを、
聴取希望の番組タイプ(例:ニュース、ロックミュージ
ック、軽音楽、及びジャスの4個の番組タイプ)として
1個又は複数個、聴取希望番組タイプ指定手段(50)にお
いて予め指定しておく、そして、ユーザは、検索希望の
番組タイプを指定する場合、全部の番組タイプの中から
ではなく、聴取希望番組タイプ指定手段(50)において予
め指定した番組タイプの中から今回の検索希望の番組タ
イプ(例:ニュース)として検索希望番組タイプ指定手
段(54)において選択する。これにより、ユーザが検索希
望の番組タイプを検索希望番組タイプ指定手段(54)にお
いて指定する作業が能率的となる。
【0010】この発明の他の放送受信機(10)は、さら
に、次の(e)及び(f)を有している。 (e)受信している多重放送電波に含まれている放送番
組の番組タイプが、聴取希望番組タイプ指定手段(50)に
おいて予め指定された番組タイプに一致しているか否か
を調べ、一致している番組タイプがあればその放送ID
又は放送ID対応データを記憶しておく放送IDデータ
記憶手段(52) (f)検索希望番組タイプ指定手段(54)により指定され
た検索希望番組タイプに一致する番組タイプの放送番組
を放送IDデータ記憶手段(52)の記憶データに基づいて
検索する放送番組検索手段(56)
【0011】受信している多重放送電波の中には、複数
個の放送番組が含まれており、その中から1個の放送番
組を抽出するのに伴い、他の放送番組の番組タイプも検
出できる。放送IDデータ記憶手段(52)は、多重放送電
波の受信中、その多重放送電波に含まれている複数個の
放送番組の中に、聴取希望番組タイプ指定手段(50)にお
いて予め指定された番組タイプに一致する番組タイプの
放送番組の存否を調べ、放送番組が存在していれば、そ
の放送ID(例えばDABでは、Sid(Servic
e Identifier)に相当するもの。)又は放
送ID対応データ(例:後でそのSidを即座に求める
ことができるように、Sidをメモりしてある番地とし
てのアドレス情報等)を記憶する。放送番組検索手段(5
6)は、検索実施の際は、放送IDデータ記憶手段(52)の
記憶したデータに基づいて検索を行う。放送番組検索手
段(56)は、番組タイプについて放送IDデータ記憶手段
(52)が予め調べておいた放送IDデータ記憶手段(52)の
記憶データの中より、検索希望の番組タイプの放送番組
を検索するので、検索時間が短くなる。また、放送ID
データ記憶手段(52)は、聴取希望番組タイプ指定手段(5
0)において指定された番組タイプの放送ID又は放送I
D対応データを記憶することになっているので、限定さ
れた小さい容量でも対処することができる。
【0012】この発明の他の0は次の(g)の要素を有
している。 (g)放送番組検索手段(56)の検索結果に基づいて選局
を行う選局手段(58)
【0013】放送番組検索手段(56)による検索及び選局
手段(58)による放送番組検索手段(56)の検索結果に基づ
く選局が一貫して行われることにより、ユーザが、希望
の放送番組を選局する操作能率を高めることができる。
【0014】この発明の他の放送受信機(10)は次の
(h)を有している。 (h)放送番組検索手段(56)の検索結果を表示する表示
手段(60)
【0015】表示手段(60)が放送番組検索手段(56)の検
索結果を表示することにより、ユーザは表示手段(60)の
表示より放送番組検索手段(56)の検索結果についての情
報を知ることができる。
【0016】この発明の他の放送受信機(10)は、表示手
段(60)を有している放送受信機(10)において、さらに、
次の(i)及び(j)の要素を有している。 (i)表示手段(60)の表示に基づいてユーザに放送番組
を選択させる放送番組選択手段(62) (j)放送番組選択手段(62)における選択に基づいて選
局を行う選局手段(64)
【0017】ユーザは表示手段(60)の表示に基づいて放
送番組の選択を放送番組選択手段(62)により行う。選局
手段(64)は放送番組選択手段(62)における選択に基づい
て選局を行う。放送番組検索手段(56)による検索、表示
手段(60)による放送番組検索手段(56)の検索結果のユー
ザへの表示、及び表示手段(60)における選択に基づく選
局手段(64)による選局が一貫して行われることにより、
ユーザが、希望の放送番組を選局する操作能率を高める
ことができる。
【0018】この発明の他の放送受信機(10)は次の
(k)及び(l)を有している。 (k)放送番組検索手段(56)により検索された放送番組
を1個ずつ走査選局していく走査選局手段(66) (l)走査選局手段(66)による走査を強制停止させる走
査停止手段(68)
【0019】走査選局手段(66)は、放送番組検索手段(5
6)により検索された放送番組を1個ずつ走査選局する。
ユーザは、希望の放送番組が流れると、走査停止手段(6
8)を操作し、これにより、走査選局手段(66)による走査
が強制停止される。こうして、ユーザは、放送番組検索
手段(56)により検索された放送番組の中から希望の放送
番組を選択するのに際して、放送番組を一々切替える手
間を省略されるとともに、聞きたい放送番組となった時
に、走査停止手段(68)を操作して、その時の放送番組に
固定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
説明する。図7は自動車搭載用のDAB用ラジオ10のシ
ステム構成図である。DAB用ラジオ10は、本体12、及
び本体12とは別体のDABコントロールマイコン26等を
装備する。本体12において、DABシステムマイコン14
は、メモリ16を有し、複数の多重ラジオ放送電波(以
下、「アンサンブル」と言う。アンサンブルはDQPS
K−OFDMで変調されているラジオ放送電波であり、
1個のアンサンブルは、帯域幅は約1.5MHzであ
り、通常6個の放送番組(アンサンブルをメインチャネ
ルとすると、各放送番組はサブチャネルとなる。)が含
まれている。)の中から1個のアンサンブルを指定し
て、指定情報をRFブロック18へ送る。RFブロック18
は、DABシステムマイコン14から指定のあったアンサ
ンブルのRF(Radio Frequency)を抽
出し、復調ブロック20へ送る。復調ブロック20では、R
Fブロック18からのRF信号を復調し、チャネル復号ブ
ロック22では復調ブロック20による復調信号を復号す
る。こうして、DABシステムマイコン14からRFブロ
ック18へ指定された1アンサンブルの全デジタル信号が
チャネル復号ブロック22において得られる。チャネル復
号ブロック22において復号されたデジタル信号の内、オ
ーディオデータはチャネル復号ブロック22からオーディ
オ復号ブロック24へ送られ、オーディオデータ以外のP
TYデータ(番組タイプデータに相当する。)等のデー
タはチャネル復号ブロック22からDABシステムマイコ
ン14へ送られる。オーディオ復号ブロック24は、チャネ
ル復号ブロック22から入力されるオーディオデータの
内、DABシステムマイコン14から指示されるサブチャ
ネルのオーディオデータを復号化し、左右のスピーカ
(図示せず)へ流す。DABコントロールマイコン26
は、メモリ28を備え、本体12のDABシステムマイコン
14とデータのやり取りを行う。DABコントロールマイ
コン26は、ユーザからの指示はキー30を介して入力され
るとともに、表示器32へ所定のデータを出力して、情報
を表示させ、ユーザへ知らせるようになっている。
【0021】図8はDABの送信フレームの構造を示
す。送信フレーム(Transnission fra
me)は前から順番に同期チャネル、FIC(Fast
Information Chanel)、及びMS
C(Main ServiceChanel)を有して
いる。FICはさらに複数個のFIB(Fast In
formation Brock)から成り、MSCは
さらに複数個のCIF(Common Interle
aved Frame)から成る。DABは、モード1
からモード3まで、仕様を決められており、モードごと
に、送信フレームの時間(duration)及び1送
信フレーム内のFIB及びCIFの個数が異なってい
る。例えばモード1では、1送信フレームの時間は96
ms、1送信フレーム内のFIB及びCIFの個数はそ
れぞれ12個及び4個である。
【0022】図9はFIBの構造図である。FIBは、
全体で256ビットから成り、前部の30バイトのFI
Bデータ領域(FIB data field)と後部
の16ビットのCRC(Cyclic Redunda
ncy Check word)から成る。FIBデー
タ領域は、さらに、前から順に複数個のFIG(Fas
t Information Group)、1個のエ
ンドマーカ(Endmarker)、及び1個のパッデ
ィング(FIBデータ領域をバイトに合わせるために残
ったビットに0を入れること。)から成る。FIGの部
分は有用データ領域(useful data fie
ld)を構成する。各FIGは、前から順番にFIGタ
イプ、Length(長さ:後続のFIGデータ領域の
ビット長さを表わす。)、FIGデータ領域(FIG
data field)を備える。FIGタイプとLe
ngthはFIGヘッダを構成する。
【0023】図10は図9のFIGタイプが1(3ビッ
ト2進表示では001)のFIG構造図である。FIG
データフィールドは、さらに、前からCharset
(character set)、OE(後続のTyp
e1領域の情報が、このアンサンブルのものであるか、
別のアンサンブルのものであるかを示すフラグ)、Ex
tension(FIGタイプ1の8種のExtens
ionの番号)、及びType1領域を備える。
【0024】図11は図10のFIGの内、Exten
sionの番号が2のType1領域の構造図である。
Type1領域は、PTYデータを表わすCodeを含
んでおり、CodeはC/Fフラグ(Coarse/F
ine flag)を先頭に備える。Codeは、C/
Fが0のときは、6ビットのCoarse codeの
みを備え、C/Fが1のときは、Coase code
の後に8ビットのFine codeを備える。Fin
e codeまで含めると、Codeの全ビット長さは
14ビットなり、16384個のPTY(Progra
m Type)が定義可能となる。
【0025】図5はDAB用ラジオ10においてユーザが
聴取希望の番組タイプとしてのPTYを予め指定してお
くルーチンのフローチャートである。ユーザからの入力
は図7のキー30を介して行われる。ユーザが希望PTY
の指定モードを選択すると、ステップ100における判断
結果がYESになり、ステップ102へ進んで、希望PT
Yの指定モードになり、ステップ104でユーザより希望
PTYの指定が行われる。さらに、他の希望PTYがあ
る場合には、ステップ106の判別がYESになり、ステ
ップ102戻る。聴取希望番組タイプ指定手段50は、ユー
ザの聴取希望の番組タイプとしてのPTYを予め指定す
るためのものであり、フローチャートのステップ104に
対応する。
【0026】図6は抽出中のアンサンブルより所望のP
TYデータを見つけ出すルーチンのフローチャートであ
る。DAB用ラジオ10は、複数のアンサンブルの内の1
個を図7のRFブロック18において選択して、そのアン
サンブルに含まれるすべてのPTYデータをチャネル復
号ブロック22において復号している。したがって、抽出
したアンサンブルに含まれる放送番組のPTYの全部を
検出することができる。RFブロック18において抽出さ
れるアンサンブルは適宜切替えられるが、アンサンブル
が切替えられるごとに、該ルーチンが実行される。ステ
ップ110では、PTYデータが抽出アンサンブルに含ま
れているか否かを判別する。判別結果がNOであれば、
該ルーチンを終了し、YESであれば、ステップ112へ
進む。ステップ112では、前述の図5のルーチンにおい
て聴取希望のPTYがすでに指定されているか否かを判
別する。判別結果がNOであれば、該ルーチンを終了
し、YESであれば、ステップ114へ進む。ステップ114
では、図5のステップ104において指定されたPTY
が、抽出中のアンサンプルから抽出したPTYに一致す
るか否かを判別する。判別結果がYESであれば、ステ
ップ116へ進み、NOであれば、ステップ118へ進む。ス
テップ116では、抽出PTYの放送番組のSid(Se
rvice Identifier:放送IDに対応す
る。)又はそのアドレス情報(Sidのデータが記録さ
れているアドレスに係る情報)を、PTYに関連付けて
メモりする。ステップ118では、まだ、ステップ114の判
別を経ていない抽出PTYが他にもあるか否かを判別
し、YESであれば、ステップ114へ戻り、NOであれ
ば、このルーチンを終了する。放送IDデータ記憶手段
52は、図5の聴取希望番組タイプ指定手段50において指
定したPTYに一致するPTYが、抽出中のアンサンブ
ルの中に含まれている場合に、その放送IDとしてのS
id又はそのSidのアドレス情報を、そのPTYに関
連付けて記憶するものであり、ステップ116に対応す
る。
【0027】図1はPTY検索ルーチンのフローチャー
トである。このルーチンは、ユーザによりPTY検索が
要求されるのに伴い実行される。ステップ130では、ユ
ーザがPTY検索モードに切替える。ステップ132で
は、図5のステップ104において指定された聴取希望の
中から今回検索を行うPTYを、ユーザが選択する。ス
テップ134では、図6のステップ116においてメモりされ
た収集データの全範囲にわたって、検索希望のPTYの
検索を行い、検索希望のPTYに一致するPTYのすべ
てについてのSid(放送IDに対応する。)又はその
アドレス情報を取り込むようにする。ステップ136で
は、検索できたPTYがあったか否かを判別し、あれ
ば、選局ルーチンへ移行する。この選局ルーチンとし
て、後述の図2〜図4のA〜Cの3個を例示してある。
検索希望PTYが1個も検索できなかった場合は、ステ
ップ138へ進み、他のPTYで検索をユーザが希望する
否かを判別し、希望すれば、ステップ132へ戻り、希望
しなれば、この検索ルーチンを終了する。検索希望番組
タイプ指定手段54は、ユーザが検索希望PTYを指定す
るためのものであり、ステップ132に対応する。放送番
組検索手段56は、検索希望番組タイプ指定手段54におい
てユーザが検索希望したPTYについて、図6の放送I
Dデータ記憶手段52で処理した記憶データの範囲内で検
索して、検索希望PTYに一致するPTYのSid又は
そのアドレス情報を取り込むものであり、ステップ134
に対応する。
【0028】図2は選局ルーチンAのフローチャートで
ある。この選局ルーチンAでは、図1の検索ルーチンの
検索結果に基づいて1個のSid、例えば検索ルーチン
において最初に見つけたSidを選局する。選局手段58
は、図1の放送番組検索手段56の検索結果に基づいて、
ユーザが検索希望したPTYに一致するPTYの1個の
所定のSid、例えば最初のSidを選局するものであ
り、ステップ140に対応する。図1のステップ114及び放
送番組検索手段56において、Sidでなく、そのアドレ
ス情報を記憶した場合は、ステップ150及び選局手段58
では、アドレス情報から対応のSidを求めてから、S
idを選局する。後述の選局ルーチンB,Cにおいて
も、図1のステップ114及び放送番組検索手段56におい
て、Sidでなく、そのアドレス情報を記憶した場合
は、アドレス情報から対応のSidを求めてから、Si
dを選局する。
【0029】図3は選局ルーチンBのフローチャートで
ある。ステップ144では、図1の検索結果のリストを表
示する。この検索結果のリストは、図1のステップ134
の処理により得たSidの対応文字データとしてのサー
ビス名の一覧である。ステップ146では、表示リストの
中から聞きたいサービス名の1個をユーザに選択させ、
ステップ148で、そのサービス名のSidを選局する。
ステップ150では、ステップ148で選局されたSidの放
送番組を聞いたユーザが、PTYの同じである別のSi
dの放送番組を希望するか否かを判別し、別の放送番組
を希望すれば、ステップ144へ戻り、希望しなければ、
このルーチンを終了する。表示手段60は、図1の放送番
組検索手段56が検索により見つけ出したSidの対応文
字データとしてのサービス名の一覧を表示するものであ
り、ステップ144に対応する。放送番組選択手段62は、
表示手段60により表示されたリストに基づいてユーザに
これから聞きたい放送番組を選択させるものであり、ス
テップ146に対応する。選局手段64は、放送番組選択手
段62においてユーザが選択した放送番組を選局するもの
であり、ステップ148に対応する。
【0030】図4は選局ルーチンCのフローチャートで
ある。ステップ156では、Iに1を代入する。ステップ1
58では、図1の検索ルーチンで作成された検索結果リス
トのI番目のSidを選局し、選局した放送番組をスピ
ーカから流す。ステップ160では、ユーザが走査選局を
停止するか否かを判別し、ステップ162では、ステップ1
58の選局から所定時間、例えば30秒が経過したか否か
を判別する。ステップ160及びステップ162により、ステ
ップ158の選局によりスピーカより新しい放送番組が流
れてから、30秒内にユーザが、所定のボタン等を操作
せず、すなわち走査選局中止要求操作を行わない場合
は、ステップ164へ進み、所定のボタン等を操作し、す
なわち走査選局中止要求操作を行った場合は、該ルーチ
ンを終了する。こうして、ユーザが所定のボタンを走査
した場合は、その時にスピーカより流れている放送番組
が、以降もずっと流される。ステップ164では、Iを1
だけインクリメントする。ステップ166では、IがNよ
り大きくなっていないかどうかを判別し、YESの場合
は、該ルーチンを終了し、NOの場合は、ステップ158
へ戻る。なお、Nは、ユーザの検索希望のPTYに一致
するPTYの放送番組として、図1のステップ134にお
いて求められた放送番組の合計数である。走査選局手段
66は、図1の放送番組検索手段56が、検索希望のPTY
に一致するPTYの放送番組を1個ずつ所定時間ごとに
走査選局するものであり、ステップ158及びステップ164
に対応する。走査停止手段68は、走査選局手段66の走査
選局をユーザが強制的に停止させるために操作するもの
であり、ユーザが走査停止手段68を操作した場合は、走
査選局手段66による約30秒ごとの放送番組の走査選局
が中止され、走査選局手段66の操作時にスピーカより流
れている放送番組に固定される。走査停止手段68はステ
ップ160に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】PTY検索ルーチンのフローチャートである。
【図2】選局ルーチンAのフローチャートである。
【図3】選局ルーチンBのフローチャートである。
【図4】図4のA〜Cの3個を例示してある。
【図5】DAB用ラジオにおいてユーザが聴取希望の番
組タイプとしてのPTYを予め指定しておくルーチンの
フローチャートである。
【図6】抽出中のアンサンブルより所望のPTYデータ
を見つけ出すルーチンのフローチャートである。
【図7】自動車搭載用のDAB用ラジオのシステム構成
図である。
【図8】DABの送信フレームの構造を示す図である。
【図9】FIBの構造図である。
【図10】図9のFIGタイプが1(3ビット2進表示
では001)のFIG構造図である。
【図11】図10のFIGの内、Extensionの
番号が2のType1領域の構造図である。
【符号の説明】
10 DAB用ラジオ(放送受信機) 50 聴取希望番組タイプ指定手段 52 放送IDデータ記憶手段 54 検索希望番組タイプ指定手段 56 放送番組検索手段 58 選局手段 60 表示手段 62 放送番組選択手段 64 選局手段 66 走査選局手段 68 走査停止手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各放送番組がオーディオデータと共に番
    組タイプデータを含んでいる複数の放送番組を、それら
    が多重化された放送電波で受信する放送受信機(10)にお
    いて、(a)ユーザが検索を希望する検索希望番組タイ
    プを指定するための検索希望番組タイプ指定手段(54)、
    及び(b)前記検索希望番組タイプ指定手段(54)により
    指定された検索希望番組タイプに一致する番組タイプの
    放送番組を検索する放送番組検索手段(56)、を有してい
    ることを特徴とする放送受信機。
  2. 【請求項2】 (c)ユーザが聴取を希望する番組タイ
    プを予め指定させておくための聴取希望番組タイプ指定
    手段(50)、及び(d)前記聴取希望番組タイプ指定手段
    (50)において予め指定された聴取希望番組タイプの中か
    らユーザが検索希望番組タイプを選択するための前記検
    索希望番組タイプ指定手段(54)、を有していることを特
    徴とする請求項1記載の放送受信機。
  3. 【請求項3】 (e)受信している多重放送電波に含ま
    れている放送番組の番組タイプが、前記聴取希望番組タ
    イプ指定手段(50)において予め指定された番組タイプに
    一致しているか否かを調べ、一致している番組タイプが
    あればその放送ID又は放送ID対応データを記憶して
    おく放送IDデータ記憶手段(52)、及び(f)前記検索
    希望番組タイプ指定手段(54)により指定された検索希望
    番組タイプに一致する番組タイプの放送番組を前記放送
    IDデータ記憶手段(52)の記憶データに基づいて検索す
    る前記放送番組検索手段(56)、を有していることを特徴
    とする請求項1又は2記載の放送受信機。
  4. 【請求項4】 (g)前記放送番組検索手段(56)の検索
    結果に基づいて選局を行う選局手段(58)、を有している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放送
    受信機。
  5. 【請求項5】 (h)前記放送番組検索手段(56)の検索
    結果を表示する表示手段(60)、を有していることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の放送受信機。
  6. 【請求項6】 (i)前記表示手段(60)の表示に基づい
    てユーザに放送番組を選択させる放送番組選択手段(6
    2)、及び(j)前記放送番組選択手段(62)における選択
    に基づいて選局を行う選局手段(64)、を有していること
    を特徴とする請求項5に記載の放送受信機。
  7. 【請求項7】 (k)前記放送番組検索手段(56)により
    検索された放送番組を1個ずつ走査選局していく走査選
    局手段(66)、及び(l)前記走査選局手段(66)による走
    査を強制停止させる走査停止手段(68)、を有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放送受
    信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0957599A3 (en) * 1998-04-28 2001-09-12 Pioneer Electronic Corporation Apparatus for receiving digital broadcast programmes comprising programme type identification information
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