JP4214332B2 - デジタル音声放送の受信機 - Google Patents

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    • H04H2201/10Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system
    • H04H2201/20Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system digital audio broadcasting [DAB]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル音声放送の受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル音声放送としてDAB(Eureka147規格にしたがったデジタル音声放送)がある。このDABは、
伝送帯域幅:1.5 MHz
変調方式 :OFDM
オーディオ信号のデータ圧縮方式:MPEGオーディオのレイヤII
を採用することにより、最大で64組のデジタルオーディオ信号やデジタルデータを同時に放送できるものである。
【0003】
このため、DABにおいては、番組の放送は例えば図7に示すように階層構造とされている。すなわち、DABは、上記のように、1つのチャンネルで1.5 MHzの伝送帯域を使用しているが、この伝送チャンネルは「アンサンブル」と呼ばれ、このアンサンブルの中心周波数に同調を取ることにより、そのアンサンブルが選択される。
【0004】
そして、このアンサンブルは、「サービス」と呼ばれるグループに分割されている。図7の場合には、4つのサービスに分割されている。そして、このサービスは、さらにいくつかの「サービスコンポーネント」に分割され、このサービスコンポーネントのそれぞれが、1つの番組を構成するデジタルオーディオ信号あるいはデジタルデータとされている。
【0005】
この場合、サービスは、FM放送などにおける放送局の1つに対応するものであり、例えば、第1のサービスの第1のサービスコンポーネントで第1会場のサッカー(番組1A)を放送し、第2のサービスコンポーネントで第2会場のサッカー(番組1B)を放送し、・・・のように使用される。
【0006】
また、アンサンブルには、「アンサンブルID」と呼ばれる識別コードが与えられ、このアンサンブルIDのデータも送られてくる。さらに、サービスには、「プログラムタイプ」と呼ばれ、例えば図8にも示すように、そのサービスのジャンルを示すデータが付随して送られてくる。また、サービスコンポーネントには、サービスのそれぞれにおける通し番号が付けられ、その通し番号も送られてくる。
【0007】
したがって、DABの番組を聞く場合には、アンサンブル(周波数)を選択し、そのアンサンブルに含まれる複数のサービスのうちの1つのサービス(グループ)を選択し、さらに、その選択したサービスの中から目的とするサービスコンポーネント(番組)を選択することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、DABで放送されるサービスには、そのサービスのジャンルを示すプログラムタイプが付随して送られてくるので、プログラムタイプをキーワードとして希望するジャンルのサービスを検索して受信することができる。
【0009】
しかし、この場合、アンサンブルの構成は放送局が任意に変更することができ、例えば、サッカーの試合のあるときだけサービス1を用意して各会場のサッカーを放送し、試合のないときには、サービス1を停止する(アンサンブルに含ませない)などの使用方法が認められている。このため、あるサービスを聴こうとしたとき、そのサービスが停止していて聴くことのできないことがある。
【0010】
そこで、プログラムタイプをキーワードとして希望するジャンルのサービスを検索して受信する場合、マイクロコンピュータにより例えば図9に示すようなルーチン900を実行することが考えられている。
【0011】
すなわち、
▲1▼ 受信していない周波数があるときは、その周波数を受信周波数に設定する(ステップ902、903)。
▲2▼ アンサンブルが受信できるかどうかチェックする(ステップ904)。 ▲3▼ ▲2▼の結果、アンサンブルを受信できないときには、受信周波数を次の周波数に設定する(ステップ902)。
▲4▼ ▲2▼の結果、アンサンブルを受信できるときには、指定されたプログラムタイプのサービスがあるかどうかをチェックする(ステップ911、912)。
▲5▼ ▲4▼の結果、指定されたプログラムタイプのサービスがあるときには、そのサービスを選択する(ステップ913)。
▲6▼ ▲4▼の結果、指定されたプログラムタイプのサービスがないときには、受信周波数を次の周波数に設定する(ステップ902)。
【0012】
したがって、このルーチン900によれば、目的とするジャンルのサービスを自動的に選択して聴くことができる。
【0013】
ところが、上記のルーチン900においては、DABの周波数帯をシークしながらアンサンブルを検出し、そのアンサンブルに対して目的とするジャンルのサービスを検索するという処理を繰り返して、目的とするジャンルのサービスを受信するようにしている。そして、DABの周波数帯として、64アンサンブル分が用意されている。
【0014】
したがって、目的とするジャンルのサービスを受信できるまでに、非常に多くの時間がかかってしまう。
【0015】
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、
アンサンブルが、そのアンサンブルを示す識別コードと、複数のサービスとを有し、かつ、その複数のサービスのそれぞれが、そのサービスのジャンルを示すプログラムタイプと、番組のデータとを有するデジタル音声放送波である場合に、このデジタル音声放送波を受信する受信回路と、
上記アンサンブルを示す識別コードと、そのアンサンブルを受信するための周波数データと、そのアンサンブルを受信したときの受信時刻とを1組としてその複数組を有する履歴テーブルと
を有し、
番組の受信時、上記受信回路の受信周波数を、上記履歴テーブルにおける上記周波数データにしたがった周波数に、その受信時刻が最新のものから順に変更していき、
この変更により上記受信回路が上記アンサンブルを受信したとき、上記履歴テーブルにおける該当するアンサンブルの受信時刻を更新するとともに、
そのアンサンブルに含まれる複数のサービスに目的とするジャンルのサービスが含まれるか否かを上記プログラムタイプにより順に検索し、
この検索の結果、上記目的とするジャンルのサービスが検索されたとき、その目的とするジャンルのサービスおよびこのサービスにおける番組の1つを指定するデータを上記受信回路に供給し、
この供給により、上記受信回路において上記目的とするジャンルのサービスを選択してこのサービスにおける上記番組の1つのデータを取り出し、
記検索の結果、上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されているアンサンブルでは上記目的とするジャンルのサービスが検索されなかったとき、上記受信回路の受信周波数を、上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されていないアンサンブルに対応して変更していき、
この変更により上記受信回路が上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されていないアンサンブルを受信したとき、上記履歴テーブルにそのアンサンブルを示す識別コードと、そのアンサンブルを受信するための周波数データと、そのアンサンブルを受信したときの受信時刻との1組を新規に登録するとともに、
その履歴テーブルに上記識別コードが登録されていなかったアンサンブルに含まれる複数のサービスに上記目的とするジャンルのサービスが含まれるか否かを上記プログラムタイプにより順に検索し、
この検索の結果、上記目的とするジャンルのサービスが検索されたとき、その目的とするジャンルのサービスおよびこのサービスにおける番組の1つを指定するデータを上記受信回路に供給し、
この供給により、上記受信回路において上記目的とするジャンルのサービスを選択してこのサービスにおける上記番組の1つのデータを取り出す
ようにしたデジタル音声放送の受信機
とするものである。
したがって、過去に受信したアンサンブルの履歴テーブルから目的とするサービスが検索される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1において、DABの放送波信号がアンテナ11により受信され、この受信信号がチューナ回路12に供給される。このチューナ回路12は、PLLを有してスーパーヘテロダイン形式に構成され、そのPLLの可変分周回路の分周比Nを変更することにより、受信周波数を変更できるようにされている。そして、このチューナ回路12からはDABのベースバンド信号が取り出され、このベースバンド信号がA/Dコンバータ回路13に供給されてデジタル信号にA/D変換される。
【0018】
そして、このデジタル信号が直交復調回路14に供給されて同相成分(実軸成分)および直交成分(虚軸成分)のデータが復調され、これらデータがFFT回路15において複素フーリエ変換されてシンボルごとに周波数成分が出力され、その出力がビタビデコーダ回路16に供給されてデインターリーブおよびエラー訂正が行われるとともに、目的とするサービスコンポーネント(番組)のデジタルオーディオデータが選択される。
【0019】
続いて、この選択されたデータがオーディオデコーダ回路17に供給されてMPEGデータ伸長などのデコード処理が行われ、デコーダ回路17からは、目的とする番組のデジタルオーディオデータが取り出される。そして、この取り出されたデジタルオーディオデータがD/Aコンバータ回路18に供給されてアナログオーディオ信号L、RにD/A変換され、この信号L、Rがアンプ19L、19Rを通じてスピーカ21L、21Rに供給される。
【0020】
また、システム制御用としてマイクロコンピュータ31が設けられ、このマイクロコンピュータ31からチューナ回路12にアンサンブル(受信周波数)を選択するための周波数データとして、そのPLLにおける可変分周回路の分周比Nのデータが供給される。
【0021】
さらに、ビタビデコーダ回路16からサービスおよびサービスコンポーネントを識別あるいは特定するために必要なデータ、すなわち、プログラムタイプなどのデータが取り出され、このデータがマイクロコンピュータ31に供給される。また、マイクロコンピュータ31からビタビデコーダ回路16に選択信号SSV、SSCが供給され、信号SSVによりサービスが選択されるとともに、その選択されたサービスの中から信号SSCにより目的とするサービスコンポーネントのデジタルオーディオデータが選択される。
【0022】
また、マイクロコンピュータ31には、このマイクロコンピュータ31において実行されるプログラムの一部として、例えば図2に示すような検索受信ルーチン100が用意される。このルーチン100の詳細については、後述するが、図2においては、この発明に関係する部分だけを抜粋して示す。
【0023】
さらに、マイクロコンピュータ31には、メモリ32が設けられる。このメモリ32は、例えばフラッシュメモリとされ、あるいは、図示はしないが、電池によりバックアップされたRAMとされ、すなわち、メモリ32は不揮発性メモリとされ、電源をオフにしたときでも、書き込まれたデータを保持できるようにされている。
【0024】
そして、このメモリ32には、例えば図3に示すように、過去に受信したアンサンブルの履歴を有する履歴テーブルHTBLが設けられる。すなわち、この履歴テーブルHTBLは、任意のサービスを受信したときのデータとして、チューナ回路12のPLLにおける可変分周回路の分周比Nと、アンサンブルIDと、受信時刻(年月日および時分)とを1組とし、その複数組を記憶保持するものである。図3の場合には、第1行目に、あるDAB局を受信したときのデータとして、そのときの分周比N1 と、アンサンブルID(ENID01)と、受信時刻TIME01とが保持されている。
【0025】
また、マイクロコンピュータ31には、現在時刻を計時する時計回路33が接続され、さらに、例えばプッシュスイッチにより構成された各種の操作キー34が接続されるとともに、各種の情報を表示する表示素子、例えばLCD35が接続される。
【0026】
このような構成において、マニュアル操作などによりアンサンブルを選択してサービスを受信した場合には、履歴テーブルHTBLが更新される。すなわち、そのキー操作により選択されたアンサンブルが、履歴テーブルHTBLに含まれていないときには、そのときの分周比Nと、アンサンブルIDと、時計回路33の示す時刻との1組が、履歴テーブルHTBLに追加される。また、そのキー操作により選択されたアンサンブルが、履歴テーブルHTBLに含まれているときには、履歴テーブルHTBLのうち、そのときの分周比Nと組になっている受信時刻(同じ行の受信時刻)が、時計回路33の計時する現在時刻に更新される。
【0027】
したがって、履歴テーブルHTBLには、過去に受信したことのあるアンサンブルについて、その分周比N、アンサンブルID、最後に受信したときの受信時刻が登録されていることになる。なお、この履歴テーブルHTBLは、その内容が更新されたとき、例えば、最新の受信時刻のデータの組が第1番目となるようにソートされる。
【0028】
そして、操作キー34のうちのメニューキーを押すと、LCD35にメニューが表示されるので、カーソルキーによりそのメニュー項目のうちの「ジャンルによる受信」にカーソルを移動させて決定キーを押すと、LCD35には「ポップス」、「ニュース」などのジャンルが表示される。
【0029】
そこで、目的とするジャンルにカーソルを移動させて決定キーを押すと、このときカーソルの位置していたジャンルを示すプログラムタイプがマイクロコンピュータ31にいったん記憶される。
【0030】
続いて、マイクロコンピュータ31における処理がルーチン100のステップ101からスタートし、次に、ステップ102において、履歴テーブルHTBLに登録されているすべての分周比Nについて受信を実行したかどうかが判別される。そして、すべての分周比Nについて受信を実行していないときには、処理はステップ102からステップ103に進み、このステップ103において、履歴テーブルHTBLのうちの受信を実行していない周波数の分周比Nが、履歴テーブルHTBLから読み出されてチューナ回路12に設定され、つまり、受信周波数が設定される。
【0031】
続いて、ステップ104において、現在の受信周波数でアンサンブルを受信できるかどうかが判別され、受信できないときには、処理はステップ104からステップ102に戻る。したがって、アンサンブルが受信できるまで、ステップ102〜104が繰り返されることになり、このとき、アンサンブルが変更されていく。
【0032】
そして、ステップ104において、現在の受信周波数でアンサンブルを受信できることが判別されると、処理はステップ104からステップ111に進み、このステップ111において、履歴テーブルHTBLが更新される。今の場合は、履歴テーブルHTBLのうち、現在の受信周波数を与えている分周比N(ステップ103により設定された分周比N)と組になっている受信時刻が、時計回路33の計時する現在時刻に更新される。
【0033】
次に、ステップ112において、目的とするジャンルのサービスが、現在受信されているアンサンブルのサービスに含まれているかどうか検索される。この場合、この検索は、このルーチン100が実行される直前にマイクロコンピュータ31にいったん登録されたプログラムタイプが、現在受信されているアンサンブルに含まれているかどうかチェックすることにより実行される。
【0034】
そして、この検索の結果がステップ113において判別され、目的とするジャンルのサービスが、受信中のアンサンブルに含まれていないときには、処理はステップ113からステップ102に戻る。したがって、目的とするジャンルのサービスが、受信中のアンサンブルに含まれるようになるまで、ステップ102〜113が繰り返されることになる。また、このとき、アンサンブルが変更されていく。
【0035】
そして、ステップ113において、目的とするジャンルのサービスが、受信中のアンサンブルに含まれるようになると、これがステップ113において検出され、処理はステップ113からステップ121に進む。このステップ121においては、目的とするジャンルのサービス(このルーチン100が実行される直前にマイクロコンピュータ31にいったん登録されたプログラムタイプのサービス)を指定する選択信号SSVと、例えばそのサービスにおける第1番目のサービスコンポーネントを指定する選択信号SSCとがビタビデコーダ回路16に供給されてサービスが選択されるとともに、サービスコンポーネントが選択され、その後、ステップ122によりこのルーチン100を終了する。
【0036】
したがって、ステップ121の実行された時点から、目的とするジャンルが選択されて受信されたことになり、その目的とするジャンルの番組を聴くことができることになる。
【0037】
なお、ステップ102において、履歴テーブルHTBLに登録されているすべての分周比Nについて受信を実行したときには、処理はステップ102からステップ131に進み、このステップ131において、例えば、目的とするジャンルのサービスが現在放送されていないことがLCD35に表示され、その後、ステップ122によりルーチン100を終了する。
【0038】
こうして、図2のルーチン100によれば、過去に受信したことのあるアンサンブルを受信して目的とするジャンルのサービスを検索するようにしているので、短時間で目的とするジャンルのサービスを聴くことができるようになる。
【0039】
ただし、ルーチン100の場合には、履歴テーブル HTBL に登録されていないアンサンブルのジャンルのサービスは検索されないので、そのサービスを聴くことができない。
そこで、この発明においては、図4に示すようにルーチン200を構成し、履歴テーブル HTBL では、目的とするジャンルのサービスを受信できなかったとき、履歴テーブルHTBLに登録されていないアンサンブルで目的とするジャンルのサービスを検索するものである。
【0040】
すなわち、この図4のルーチン200においても、ステップ102からステップ122までが、図2のルーチン100と同様に構成される。したがって、履歴テーブルHTBLに登録されているアンサンブルに、目的とするジャンルのサービスが含まれていれば、上述のようにして短時間でそのサービスを聴くことができるようになる。
【0041】
しかし、履歴テーブルHTBLに登録されているアンサンブルに、目的とするジャンルのサービスが含まれていないときには、これがステップ102により判別され、処理はステップ102からステップ241に進み、このステップ241において、履歴テーブルHTBLに登録されていない分周比Nであって、まだ、サービスの検索を実行していない分周比Nがあるかどうかが判別される。
【0042】
そして、まだ、サービスの検索を実行していない分周比Nがあるときには、処理はステップ241からステップ242に進み、このステップ242において、サービスの未検索の分周比Nがチューナ回路12に設定され、その後、処理はステップ104に進む。
【0043】
したがって、履歴テーブルHTBLに登録されていない分周比Nの周波数であっても、アンサンブルが放送されているとともに、そのアンサンブルに目的とするジャンルのサービスが含まれていれば、以後、そのアンサンブルでサービスが受信されることになり、そのサービスを聴くことができるようになる。
【0044】
なお、このとき、ステップ111において、履歴テーブルHTBLが更新され、今の場合、このときの分周比Nと、アンサンブルIDと、時計回路33の示す時刻との1組が、履歴テーブルHTBLに追加される。
【0045】
また、履歴テーブルHTBLに登録されていない分周比Nの周波数でも、目的とするサービスを受信できないときには、処理はステップ241からステップ251に進み、このステップ251において、例えば、目的とするジャンルのサービスが現在放送されていないことがLCD35に表示され、その後、ステップ122によりルーチン200を終了する。
【0046】
したがって、このルーチン200によれば、過去に受信したことのあるアンサンブルを優先的に検索するとともに、すべてのアンサンブルを検索するので、短時間のうちに検索することができ、また、確実に検索することができる。
【0047】
ところで、DABでは、他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプを他局のデータとして送信することが可能とされている。そこで、図5に示す検索受信ルーチン300においては、そのようなデータが送信されているときには、そのデータも利用するようにした場合である。
【0048】
すなわち、ルーチン300においては、ステップ101からステップ251までがルーチン200と同様に構成されるとともに、ステップ101とステップ102との間に、ステップ301が設けられ、このステップ301において、他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプが送信されているかどうかが判別される。
【0049】
そして、送信されているときには、処理はステップ301からステップ302に進み、このステップ302において、送信されている他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプに、目的とするサービスのプログラムタイプがあるかどうか検索される。そして、目的とするサービスのプログラムタイプがあるときには、処理はステップ302からステップ303に進み、このステップ303において、その目的とするサービスを含むアンサンブルに受信周波数が設定され、その後、処理はステップ104に進み、以後、目的とするサービスの検索および受信が実行される。
【0050】
また、ステップ301において、他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプが送信されていないとき、およびステップ302において、送信されている他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプに、目的とするサービスのプログラムタイプがないとき、処理はステップ301あるいはステップ302からステップ102に進み、以後、上述のように検索処理が実行される。
【0051】
なお、この場合、ステップ104において、アンサンブルを受信できないときには、処理はステップ104からステップ301に戻る。また、ステップ113において、目的とするジャンルのサービスが、受信中のアンサンブルに含まれないときには、処理はステップ113からステップ301に戻る。
【0052】
こうして、ルーチン300によれば、他のアンサンブルにおけるサービスのプログラムタイプが他局のデータとして送信されている場合には、そのデータを利用して目的のサービスの検索および受信が実行されるので、目的とするサービスをさらに短時間のうちに受信することができる。
【0053】
図6における検索受信ルーチン400においては、目的とするサービスを検索して受信するとき、履歴テーブルHTBLに登録されているアンサンブルだけを対象にして検索する第1の検索受信モードと、この検索受信モードでは目的とするサービスを受信できなかったときには、さらに、履歴テーブルHTBLに登録されていないアンサンブルについても検索する第2の検索受信モードとを、ユーザが選択できるようにした場合である。
【0054】
すなわち、この場合には、ユーザは、第1の検索受信モードと第2の検索受信モードとのどちらで検索するかを、キー34を操作してあらかじめ設定しておく。すると、ルーチン400が実行されたとき、処理はステップ101に続いてステップ401に進み、このステップ401において、検索受信モードが第1の検索受信モードに設定されているか第2の検索受信モードに設定されているかが判別される。
【0055】
そして、第1の検索受信モードに設定されているときには、処理はステップ401からルーチン100のステップ102に進み、第2の検索受信モードに設定されているときには、処理はステップ401からルーチン200のステップ102に進む。
【0056】
したがって、ルーチン400によれば、ユーザの目的にしたがって検索受信モードが第1の検索受信モードに設定されているときには、より短い時間で目的とするサービスを受信することができ、第2の検索受信モードに設定されているときには、受信に時間のかかることもあるが、目的とするサービスを確実に受信することができ、したがって、ユーザの希望する状態にしたがって受信を行うことができる。
【0057】
なお、ルーチン100〜400において、履歴テーブルHTBLに登録されているアンサンブルに受信周波数を設定した場合に、そのアンサンブルを受信できなかったときは、履歴テーブルHTBLからそのアンサンブルに関するデータの組を削除するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
この発明によれば、短時間で目的とするジャンルの放送を聴くことができるようになる。また、確実に検索することができる。さらに、ユーザの目的に合わせて短時間のうちに、あるいは確実に目的とするジャンルの放送を聴くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示すフローチャートである。
【図3】この発明を説明するための図である。
【図4】この発明の他の形態を示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の形態を示すフローチャートである。
【図6】この発明の他の形態を示すフローチャートである。
【図7】この発明を説明するための階層図である。
【図8】この発明を説明するための図である。
【図9】この発明を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…チューナ回路、13…A/Dコンバータ回路、14…直交復調回路、15…FFT回路、16…ビタビデコーダ回路、17…オーディオデコーダ回路、18…D/Aコンバータ回路、21Lおよび21R…スピーカ、31…マイクロコンピュータ、32…メモリ、33…時計回路、34…操作キー、35…LCD、100…検索受信ルーチン

Claims (1)

  1. アンサンブルが、そのアンサンブルを示す識別コードと、複数のサービスとを有し、かつ、その複数のサービスのそれぞれが、そのサービスのジャンルを示すプログラムタイプと、番組のデータとを有するデジタル音声放送波である場合に、このデジタル音声放送波を受信する受信回路と、
    上記アンサンブルを示す識別コードと、そのアンサンブルを受信するための周波数データと、そのアンサンブルを受信したときの受信時刻とを1組としてその複数組を有する履歴テーブルと
    を有し、
    番組の受信時、上記受信回路の受信周波数を、上記履歴テーブルにおける上記周波数データにしたがった周波数に、その受信時刻が最新のものから順に変更していき、
    この変更により上記受信回路が上記アンサンブルを受信したとき、上記履歴テーブルにおける該当するアンサンブルの受信時刻を更新するとともに、
    そのアンサンブルに含まれる複数のサービスに目的とするジャンルのサービスが含まれるか否かを上記プログラムタイプにより順に検索し、
    この検索の結果、上記目的とするジャンルのサービスが検索されたとき、その目的とするジャンルのサービスおよびこのサービスにおける番組の1つを指定するデータを上記受信回路に供給し、
    この供給により、上記受信回路において上記目的とするジャンルのサービスを選択してこのサービスにおける上記番組の1つのデータを取り出し、
    記検索の結果、上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されているアンサンブルでは上記目的とするジャンルのサービスが検索されなかったとき、上記受信回路の受信周波数を、上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されていないアンサンブルに対応して変更していき、
    この変更により上記受信回路が上記履歴テーブルに上記識別コードが登録されていないアンサンブルを受信したとき、上記履歴テーブルにそのアンサンブルを示す識別コードと、そのアンサンブルを受信するための周波数データと、そのアンサンブルを受信したときの受信時刻との1組を新規に登録するとともに、
    その履歴テーブルに上記識別コードが登録されていなかったアンサンブルに含まれる複数のサービスに上記目的とするジャンルのサービスが含まれるか否かを上記プログラムタイプにより順に検索し、
    この検索の結果、上記目的とするジャンルのサービスが検索されたとき、その目的とするジャンルのサービスおよびこのサービスにおける番組の1つを指定するデータを上記受信回路に供給し、
    この供給により、上記受信回路において上記目的とするジャンルのサービスを選択してこのサービスにおける上記番組の1つのデータを取り出す
    ようにしたデジタル音声放送の受信機。
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