JPH08288873A - 多重放送受信装置 - Google Patents

多重放送受信装置

Info

Publication number
JPH08288873A
JPH08288873A JP9244195A JP9244195A JPH08288873A JP H08288873 A JPH08288873 A JP H08288873A JP 9244195 A JP9244195 A JP 9244195A JP 9244195 A JP9244195 A JP 9244195A JP H08288873 A JPH08288873 A JP H08288873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
program
error correction
receiving
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9244195A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Takashima
進 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9244195A priority Critical patent/JPH08288873A/ja
Publication of JPH08288873A publication Critical patent/JPH08288873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】音声放送に多重される文字情報を記憶するメモ
リ及びそのアクセスで消費される電力を極力抑え、電源
電池を有効に使用して動作時間を長くする。 【構成】文字情報を含むデータパケットを複数含むフレ
ームデータを多重した音声信号の放送を受信するFMチ
ューナ12と、受信したデータをデコードするFM多重デ
コーダ14と、デコードしたフレームデータを記憶するメ
モリ28と、デコードしたデータ中のプリフィックスのサ
ービス識別符号及び番組番号データを判断するプリフィ
ックス判断回路26と、モード切換キー29と、このモード
切換キー29でパワーセーブモードが選択され、上記判断
回路26で音声放送と連動した番組のサービス識別符号及
び番組番号データを判断した際にメモリ28を停止させ、
デコードされた当該データパケットに含まれる文字情報
から直接表示データを作成して表示ブロック30で表示さ
せるCPU15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にFM文字多重放送
を受信するのに好適な多重放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、FM電波に文字などの表示情報を
多重させて送信し、その表示情報を受信側に表示させる
サービスが考えられている。このサービスは、いわゆる
移動体FM文字多重放送と呼ばれ、見えるラジオ(VI
SUAL INFORMASION RADIO)とし
て実用化されている。
【0003】このFM文字多重放送は、FM放送局から
通常の放送音声情報に文字や数字などの表示情報を多重
させた放送電波を送信すると、このFM放送電波を受信
側端末である液晶などのディスプレイ付きラジオで受信
し、FM音声情報とこれに多重される表示情報とを分離
し、このうちの表示情報を文字コードに変換してディス
プレイ上に表示させるようにしたものである。
【0004】これにより、FM放送を耳で聞きながら、
例えば放送している音楽の曲名やアーチストの名前、解
説、リクエスト得票などの放送に関連した情報、さらに
は、放送とは直接関連していないニュースや天気予報、
交通情報などを文字情報として見ることができるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記FM文字多重放送
では、多重されるデータとして、上記放送に関連した情
報及び関連していない情報等、複数種類の情報がそれぞ
れパケットデータとされ、多数のパケットデータを含む
フレームデータが1つの単位として16kビット/秒の
速度で約4.9秒かけて伝送される。
【0006】そして、ディスプレイ付きラジオでは、少
なくとも1フレーム分のデータを記憶可能なメモリを有
し、このメモリに受信したデータをフレーム単位で展開
記憶させた後に、誤り訂正、同一種類毎の再編集等の処
理を行ない、その後に必要なデータパケットの内容のみ
をメモリから読出して表示するようになるものである。
【0007】したがって、携帯使用される点を考慮して
電源である電池の消費を最小限に抑えたい上記ディスプ
レイ付きラジオにおいては、文字情報を記憶するメモリ
及びこのメモリをアクセスして文字情報を再生する制御
回路で消費する電力が全体の消費電力に占める割合が非
常に大きく、連続して動作可能な時間を短縮させてしま
う大きな要因となっていた。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、音声放送に多重さ
れる文字情報を展開記憶するためのメモリ及びそのアク
セスを行なう制御回路で消費される電力を極力抑え、容
量に限りのある電源電池を有効に使用して連続動作可能
な時間をより長くすることが可能な多重放送受信装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1) 音声放送に多重され、複数のパケットデータを
含むフレームデータから構成される文字多重放送を受信
する受信手段と、この受信手段で受信された上記フレー
ムデータのデコードを行なうデコード手段と、このデコ
ード手段でデコードされたフレームデータ中のパケット
データが所定の種別の番組であるかを判別する判別手段
と、この判別手段によりパケットデータが所定の種別の
番組であると判別した場合にのみ、上記デコード手段に
よりデコードされた当該パケットデータから表示データ
を作成する制御手段とを備えるようにしたものである。 (2) 音声放送に多重され、複数のパケットデータを
含むフレームデータから構成される文字多重放送を受信
する受信手段と、この受信手段で受信された上記フレー
ムデータのデコードを行なうデコード手段と、このデコ
ード手段によりデコードされたフレームデータを記憶す
るメモリと、このメモリに記憶されたフレームデータの
誤り訂正を行なった後、再度該メモリに書込む誤り訂正
手段と、この誤り訂正手段で誤り訂正されたフレームデ
ータから表示データを作成する制御手段とを具備した多
重放送受信機において、上記受信手段により受信し上記
デコード手段によりデコードされたパケットデータが所
定の種別の番組であるかを判別する判別手段を有し、こ
の判別手段によりパケットデータが所定の種別の番組で
あると判別した場合には、上記制御手段は、上記デコー
ド手段によりデコードされた当該パケットデータから上
記メモリを介さずに直接表示データを作成するようにし
たものである。 (3) 上記(1)または(2)項において、上記所定
の種別の番組は、音声放送に連動する連動番組であるも
のである。 (4) 音声放送に多重され、該音声放送に連動した連
動番組と、独立番組とを含む文字多重放送を受信する多
重放送受信装置において、受信した文字多重放送が連動
番組であるか独立番組であるかを判別する判別手段と、
この判別手段により連動番組であると判別されたときの
み受信番組の表示処理を行なう制御手段とを備えるよう
にしたものである。 (5) 音声放送に多重されて送られる複数のパケット
データを含むフレームデータを受信し、誤り訂正を行な
って上記音声信号と連動した連動番組または独立番組を
受信する多重放送受信装置において、連動番組のみを受
信する第1のモードと、連動番組と独立番組の両方を受
信する第2のモードとを備え、上記第1のモードのとき
には、パケット内の横方向の誤り訂正のみを行ない、上
記第2のモードのときには、パケット内の横方向の誤り
訂正と、フレーム内の縦方向の誤り訂正の両方を行なう
ようにしたものである。
【0010】
【作用】上記(1)項に示した構成によれば、上記判別
手段により必要なパケットデータが所定の種別のデータ
であると判別した場合にのみ表示に関する処理を実行す
るようにしたため、所定の種別の番組ではないパケット
データを受信した際に表示系の回路及び制御で無駄に消
費されてしまう電力を抑え、容量に限りのある電源電池
を有効に使用して連続動作可能な時間をより長くするこ
とが可能となる。
【0011】上記(2)項に示した構成によれば、上記
判別手段により受信した必要なパケットデータがフレー
ム単位でのメモリへの記憶を必要としない所定の種別の
データであると判別した場合には、上記メモリの記憶動
作を停止させ、メモリを介さずに上記デコード手段でデ
コードされた当該パケットデータに含まれる文字データ
を直接読込んで表示データを作成し、表示させるように
したため、メモリ及びそのアクセスを行なう制御回路で
消費される電力を極力抑え、容量に限りのある電源電池
を有効に使用して連続動作可能な時間をより長くするこ
とが可能となる。
【0012】上記(3)項に示した構成によれば、上記
(1)または(2)項の作用に加えて、上記判別手段は
パケットデータが通常の使用時に受信選択される頻度が
高いと見込まれる音声放送に連動したデータであるか否
かを判別し、音声放送に連動しないデータであれば自動
的にそのデータに対する処理を停止し、無駄に消費され
る電力を抑えるため、一般的な使用時において特に容量
に限りのある電源電池を有効に使用して連続動作可能な
時間をより長くすることが可能となる。
【0013】上記(4)項に示した構成によれば、音声
放送に多重されたデータが、通常の使用時に受信選択さ
れる頻度が高いと見込まれる音声放送に連動したデータ
であるか否かを判別し、音声放送に連動しないデータで
あれば自動的にそのデータに対する表示処理を停止し、
無駄に消費される電力を抑えるため、一般的な使用時に
おいて特に容量に限りのある電源電池を有効に使用して
連続動作可能な時間をより長くすることが可能となる。
【0014】上記(5)項に示した構成によれば、連動
番組のみを受信する第1のモードのときには、パケット
内の横方向の誤り訂正のみを行ない、上記連動番組と独
立番組の両方を受信する第2のモードのときには、パケ
ット内の横方向の誤り訂正と、フレーム内の縦方向の誤
り訂正の両方を行なうため、モードの設定状態に応じて
必要な誤り訂正の処理のみを行ない、誤り訂正の処理及
びそれに付随した回路で無駄に消費される電力を抑えて
容量に限りのある電源電池を有効に使用し、連続動作可
能な時間をより長くすることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例として、DARC(D
Ata Radio Channel)方式を採用した
FM文字多重放送を受信可能なFMラジオ受信装置に適
用したものについて図面を参照して説明する。
【0016】図1は該受信装置の概略構成を示すもの
で、11はアンテナである。このアンテナ11はFMチ
ューナ12に接続され、FMチューナ12は例えば1チ
ップマイコンで構成されるチューニングコントローラ1
3の制御により動作することで、アンテナ11で受信し
たFM多重放送の電波に選局同調した後、復調してFM
検波信号を得るようにしている。
【0017】このFMチューナ12で得たFM検波信号
は、FM多重デコーダ14へ送られる。FM多重デコー
ダ14内に導かれたFM検波信号は、バンドパスフィル
タ(BPF)16でFM文字多重放送の副搬送波周波数
である76[KHz]帯域のみが抽出された後、MSK
復調器17でLMSK(Level controll
ed Minimum Shift Keying)方
式に基づいた、ステレオ音声信号の変調度に応じた遅延
検波を行なうことでデジタルデータに復調され、クロッ
ク再生回路18及びPN(Psuto Noise)復
号回路19へ送出される。
【0018】クロック再生回路18では、発振回路20
で発生されたクロックによりMSK復調器17からのデ
ジタルデータに対して位相比較してビット同期をとるこ
とでデジタルPLLをかけ、該デジタルデータに同期し
たクロックを再生するもので、再生されたクロックをデ
ジタルデータと共にブロック同期回路21へ送出する。
【0019】ブロック同期回路21は、デジタルデータ
を再生されたクロックでサンプリングしてデータ中の各
ブロック(パケット)の先頭に付されているBIC(B
lock Identification Code:
ブロック識別符号)を検出することによりデータ中のブ
ロックに同期したブロック同期信号を作成し、フレーム
同期回路22へ送出する。
【0020】フレーム同期回路22は、このブロック同
期信号と上記BICの種類の変化点を検出することによ
りフレーム同期信号を作成し、作成したフレーム同期信
号を上記PN復号回路19に供する。
【0021】PN復号回路19は、MSK復調器17で
復調されたデジタルデータに対し、フレーム同期回路2
2からのフレーム同期信号に基づいてスクランブルを解
除し、その後に受信バッファ23に送る。
【0022】この受信バッファ23に送られたデジタル
データは、誤り訂正回路24により誤り訂正とデータ中
のCRC(Cyclic Redundancy Co
de:循環冗長符号)のチェックが行なわれた後に、プ
リフィックスバッファ25及びFM多重デコーダ14外
のデータ・アドレス・コントロールバスCBに送られ
る。
【0023】このプリフィックスバッファ25は、受信
バッファ23から送られてくるデジタルデータ中の後述
するプリフィックス部分をバッファ記憶しておくもの
で、このプリフィックス部分の特定される位置にある後
述する4ビットのサービス識別符号及び8ビットの番組
番号データがプリフィックス判断回路26に読出され
る。
【0024】プリフィックス判断回路26は、上記サー
ビス識別符号が音声放送に連動した連動番組であること
を示す「1」であるか否か及び上記番組番号データが連
動番組に対応した「254」であるか否かを判断するも
ので、判断の結果に従ってCPU15に対して転送要求
信号を出力する。
【0025】また、上記受信バッファ23からデータ・
アドレス・コントロールバスCBに送られたデジタルデ
ータは、上記CPU15及び例えばSRAMで構成さ
れ、少なくとも1フレーム分のデータ容量を有するメモ
リ28へ出力される。
【0026】このメモリ28に書込まれたデジタルデー
タは必要によりデータ・アドレス・コントロールバスC
Bを介して上記FM多重デコーダ14内の誤り訂正用バ
ッファ27に読出される。この誤り訂正用バッファ27
は、メモリ28から送られてきたデジタルデータをバッ
ファ記憶するもので、この誤り訂正用バッファ27に記
憶したデータに対して上記誤り訂正回路24が縦方向及
び横方向の誤り訂正とCRCのチェックが行なった後
に、再度上記メモリ28に記憶させる。
【0027】CPU15は、動作モードをパワーセーブ
モードとノーマルモードとで切換選択するモード切換キ
ー29を接続し、そのキー入力に応じて、データ・アド
レス・コントロールバスCBを介してメモリ28をアク
セスし、このメモリ28にFM多重デコーダ14の受信
バッファ23からのデジタルデータを書込ませ、その後
に上記誤り訂正用バッファ27に転送して誤り訂正回路
24で誤り訂正を行なわせてから再度メモリ28に記憶
させ、このメモリ28に記憶された誤り訂正済みのデー
タを読出すか、またはデータ・アドレス・コントロール
バスCBを介して上記受信バッファ23から直接読込ん
だデジタルデータを用いて表示データを作成して表示ブ
ロック30で表示させる。
【0028】次に、上記受信装置で取扱われるデータの
構成について説明する。図2は図示しないFM放送局か
ら送信されるFM多重放送のフレーム構成を示してい
る。この場合、各フレームは272個のブロック(パケ
ット)から構成され、各ブロックの先頭にはブロック識
別符号として、ブロック同期およびフレーム同期を確立
する16ビットのBICが付加されている。
【0029】また272個のブロックは、このうちの1
90個のブロックをデータを伝送するデータパケットと
し、残りの82個のブロックを列方向のパリティを伝送
するためのパリティパケットとしている。
【0030】この82個のブロックのパリティパケット
は、実際には全てのデータパケットの縦方向のパリティ
を表し、バーストエラーに対処するように図2のように
分散配置される。
【0031】次に190個の各データパケットは、図3
(a)に示すように32ビットのプリフィックスと14
4ビットのデータブロックからなる合計176ビットで
構成されるものであり、この後に、上記図2に示したよ
うに14ビットのCRC及び82ビットのパリティが付
加される。
【0032】そして、このうちの32ビットのプリフィ
ックスは、図3(b)に示すように4ビットのサービス
識別符号、1ビットの復号識別フラグ、1ビットの情報
終了フラグ、2ビットの更新フラグ、14ビットのデー
タグループ番号、10ビットのデータパケット番号から
なっている。
【0033】ここで4ビットのサービス識別符号は、デ
ータパケットのデータ内容を識別するもので、各サービ
ス識別が指定されており、例えばこのデジタルデータが
独立したものではなく、多重されているFM音声放送の
内容に連動したものである場合には連動番組を示す
「1」が指定されている。
【0034】また、1ビットの復号識別フラグは、誤り
訂正が横方向のみの復号で即出力する必要がある場合は
「1」、横縦横の複合後に出力する場合は「0]になる
ものである。1ビットの情報終了フラグは、あるデータ
グループで終了する場合は「1」とし、その他の場合は
「0」になっている。2ビットの更新フラグは、あるデ
ータグループ番号で伝送するデータグループが更新され
た場合は1インクリメントして送出し、更新されていな
い場合は、前回送出した更新フラグと同じフラグを送出
する。
【0035】14ビットのデータグループ番号は、8ビ
ットの番組番号と6ビットのページ番号からなってお
り、8ビットの番組番号は、図4に示すように(00
0)〜(255)の最大256番組の中から所望する番
組、例えば独立した番組である「総目次/最初の画面
(000)」、多重されている音声放送に連動した「主
な連動番組(254)」、独立した番組である地震や津
波あるいは火災等の「緊急情報(255)」などが指定
され、6ビットのページ番号は、これら番組を構成する
最大64ページの中の所望するページが指定される。
【0036】そして、10ビットのデータパケット番号
は、2ビットのデータリンクと8ビットのデータパケッ
ト番号からなっており、8ビットのデータパケット番号
は、同一データグループ、つまり同一番組番号でのデー
タパケットの順位番号が割り当てられるところで、
「0」から順に割り当てられる。2ビットのデータリン
クは、データパケット番号が最大値(255)を越えた
場合に、同一データグループを複数に分け、これらをデ
ータリンク符号順に継続データグループとするためのも
のである。
【0037】次いで上記実施例の動作について説明す
る。図5はモード切換キー29がパワーセーブモードに
切換選択されている場合の主としてCPU15によるP
N復号回路19で復号化されたデジタルデータに対する
処理内容を示すものである。
【0038】その動作当初にPN復号回路19より得ら
れる復調、復号化されたデジタルデータは1パケット
(34バイト)ずつ受信バッファ23に送られ、バッフ
ァ記憶される(ステップA1)。
【0039】この受信バッファ23に記憶された1パケ
ット分のデジタルデータに対し、誤り訂正回路24が横
方向の誤り訂正処理及びデータ中のCRCのチェック処
理を行ない(ステップA2)、処理後のデジタルデータ
を受信バッファ23に戻す(ステップA3)。
【0040】ここで、CPU15は受信バッファ23に
戻されたデジタルデータが上記誤り訂正処理により正し
く訂正されてシンドロームの値が0であり、且つCRC
によりデータチェックがなされているか否かにより誤り
がないことを確認した上で(ステップA4)、データの
先頭から32ビットのプリフィックス部分をプリフィッ
クスバッファ25に送出させ、プリフィックス判断回路
26によりその内容を判断させる(ステップA5)。
【0041】プリフィックス判断回路26では、プリフ
ィックス部分の先頭4ビットのサービス識別符号(S
I)が例えば連動番組に対応する番号である「1」であ
るか否かを判断し(ステップA6)、「1」である場合
にはさらに、9ビット目から16ビット目までの8ビッ
トの番組番号データが例えば連動番組に対応する「25
4」であるか否かを判断するもので(ステップA7)、
これらが共に成り立つ場合にCPU15へ転送要求信号
を送出する。
【0042】CPU15では、この転送要求信号に対応
して即時受信バッファ23に記憶されている1パケット
分のデジタルデータをデータ・アドレス・コントロール
バスCBを介して自己に内蔵されるメモリ内に転送させ
(ステップA8)、1パケット単位での横方向の訂正処
理等のみを施したこのデジタルデータから表示データを
作成して、表示ブロック30でFM音声放送に連動した
文字情報を表示させるもので(ステップA9)、以後再
び上記ステップA1からの処理を繰返し実行する。
【0043】なお、上記ステップA4で受信バッファ2
3に戻されたデジタルデータが上記誤り訂正処理により
正しく訂正されず、誤りがまだ残っていると判断した場
合、及び上記ステップA6,A7でサービス識別符号
(SI)が「1」、且つ番組番号データが「254」で
あるとの条件の少なくとも一方が成立せず、プリフィッ
クス判断回路26からの転送要求信号が入力されなかっ
た場合にCPU15は、その時点で表示を行なうことを
断念して再び上記ステップA1からの処理に戻り、次の
データパケットが受信バッファ23に送られてくるのを
待機する。
【0044】このパワーセーブモードでの動作では、メ
モリ28に対してまったくアクセスせず、デジタルデー
タの書込み/読出しを行なわないので、電力消費を抑え
ることができ、容量に制限のある電源電池を有効に使用
することができる。
【0045】また、図6は上記モード切換キー29がノ
ーマルモードに切換選択されている場合の主としてCP
U15によるPN復号回路19で復号化されたデジタル
データに対する処理内容を示すものである。
【0046】その動作当初にPN復号回路19より得ら
れる復調、復号化されたデジタルデータは1パケット
(34バイト)ずつ受信バッファ23に送られ、バッフ
ァ記憶される(ステップB1)。
【0047】この受信バッファ23に記憶された1パケ
ット分のデジタルデータに対し、誤り訂正回路24が第
1回目の横方向の誤り訂正処理及びデータ中のCRCの
チェック処理を行ない(ステップB2)、処理後のデジ
タルデータを受信バッファ23に戻す(ステップB
3)。
【0048】ここで、CPU15は受信バッファ23に
戻されたデジタルデータを無条件でデータ・アドレス・
コントロールバスCBを介してメモリ28に転送させる
と共に(ステップB4)、上記図5のステップA5〜A
7と同様にしてデータの先頭から32ビットのプリフィ
ックス部分をプリフィックスバッファ25に送出させ、
プリフィックス判断回路26によりプリフィックス部分
の先頭4ビットのサービス識別符号(SI)が例えば連
動番組に対応する番号である「1」であり、且つ9ビッ
ト目から16ビット目までの8ビットの番組番号データ
が例えば連動番組に対応する「254」であるか否かに
よりプリフィックス判断回路26から転送要求信号が送
られてきたか否か判断する(ステップB5)。
【0049】この転送要求が送られてきたときのみ、C
PU15は即時受信バッファ23に記憶されている1パ
ケット分のデジタルデータをデータ・アドレス・コント
ロールバスCBを介して自己に内蔵されるメモリ内に転
送させ(ステップB6)、1パケット単位での横方向の
訂正処理等のみを施したこのデジタルデータから表示デ
ータを作成して、表示ブロック30でFM音声放送に連
動した文字情報を表示させる(ステップB7)。
【0050】その後、CPU15はメモリ28に記憶さ
れている1フレーム分のデジタルデータを構成する19
0個の全データパケットに対し、上記横方向の誤り訂正
処理により正しく訂正されてシンドロームの値が0であ
り、且つCRCによりデータチェックがなされているか
否かにより、縦方向の誤り訂正処理を行なう必要がある
か否か判断する(ステップB8)。
【0051】1フレーム分のデジタルデータを構成する
190個のデータパケットのうちの1つでもまだ誤りが
あり、さらに縦方向の誤り訂正処理を行なう必要がある
と判断した場合には、このメモリ28に記憶している1
フレーム分のデジタルデータをデータ・アドレス・コン
トロールバスCBを介してFM多重デコーダ14の誤り
訂正用バッファ27へ転送し(ステップB9)、誤り訂
正回路24により今度は縦方向の誤り訂正処理を行なわ
せ(ステップB10)、処理後のデジタルデータを誤り
訂正用バッファ27からデータ・アドレス・コントロー
ルバスCBを介してメモリ28に転送、記憶させる(ス
テップB11)。
【0052】その後、再度メモリ28に記憶している1
フレーム分のデジタルデータのうちの190個のデータ
パケットについてデータ・アドレス・コントロールバス
CBを介してFM多重デコーダ14の誤り訂正用バッフ
ァ27へ転送し(ステップB12)、誤り訂正回路24
により2度目の各パケット毎の横方向の誤り訂正処理と
CRCのチェック処理とを行なわせ(ステップB1
3)、処理後のデジタルデータを誤り訂正用バッファ2
7からデータ・アドレス・コントロールバスCBを介し
てメモリ28に転送、記憶させる(ステップB14)。
【0053】以上のステップB9〜B14の処理は、上
記ステップB8でメモリ28に記憶されている1フレー
ム分のデジタルデータのうちの190個のデータパケッ
トに対し、上記横方向の誤り訂正処理により正しく訂正
されてシンドロームの値が0であり、且つCRCにより
データチェックがなされていると判断した場合には省略
する。
【0054】こうして誤りがあった場合には適宜訂正さ
れた、メモリ28に記憶される1フレーム分のデジタル
データに対し、CPU15は番組毎の再編処理を行ない
(ステップB15)、表示を行なう番組のデータパケッ
トを読出して表示データを作成し、表示ブロック30に
て表示処理を実行する(ステップB16)。
【0055】以上の図6の処理においては、通常、1フ
レーム分のデジタルデータに対して縦方向の誤り訂正の
ための誤り訂正用バッファ27への転送(34×272
バイト)、縦方向の誤り訂正処理後のメモリ28への転
送(34×272バイト)、横方向の誤り訂正及びCR
Cチェックのための誤り訂正用バッファ27への転送
(34×190バイト)の計3回だけメモリ28をアク
セスする必要が生じる。
【0056】したがって、上記モード切換キー29でパ
ワーセーブモードを指定した場合には、上記縦方向及び
2回分の横方向の誤り訂正、CRCのチェックを行なう
ためのメモリアクセス(34×272バイト×3回+3
4×190バイト×2回)及び番組再編処理を行なうた
めのメモリアクセスを省くことができる。
【0057】このように、FM音声放送に連動した番組
番号「254」により主な連動番組の文字情報、具体的
には放送している音楽の曲名やアーチストの名前、解
説、リクエスト得票などの情報のみを表示ブロック30
に表示させながら当該FM音声放送を聞くような、最も
一般的な使用状態では、モード切換キー29をパワーセ
ーブモードに切換選択しておくだけで、メモリ28及び
このメモリ28に対してアクセスを行なうCPU15の
電力消費を大幅に抑えることができる。
【0058】また、ニュースや天気予報、交通情報など
音声放送とは関連していない他のチャンネルの番組番号
を有した独立した番組の文字情報は、「254」チャン
ネルの主な連動番組の文字情報に比して、一般にデータ
内容の更新周期が長く、必要な時に一旦モード切換キー
29をノーマルモードとして文字情報をメモリ28へ書
込んでおけば、あとでこのメモリ28に記憶された文字
情報を読出すだけで所望の情報を得ることができるの
で、実用上でのデメリットは低減することができる。
【0059】この場合、上述した如くメモリ28をSR
AMで構成し、CPU15からメモリ28への制御信号
をオフとしてその書込み/読出し動作を停止した状態で
も、その記憶内容を保持しておけるだけのバックアップ
電圧は印加し続けるものとする。
【0060】なお、上記実施例では本発明をFM文字多
重放送の受信を行なうFM受信機に適用した場合につい
て例示したが、これに限られるものでなく、音声信号に
多重された文字情報あるいは他のデジタルデータの放送
あるいは通信を受信する各種受信機においても本発明は
適用できる。その他、各種放送や通信に幅広く適用可能
であり、その場合の周波数帯や伝送方式などは種々選択
できるものである。
【0061】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、メモ
リ及びそのアクセスを行なう制御回路で消費される電力
を極力抑え、一般的な使用時において特に容量に限りの
ある電源電池を有効に使用して、連続動作可能な時間を
より長くすることが可能な多重放送受信装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路構成を示すブロッ
ク図。
【図2】同実施例に係るフレームデータの構成を示す
図。
【図3】同実施例に係るデータパケット及び該パケット
中のプリフィックスの概略構成を示す図。
【図4】同実施例に係るデータグループ番号を構成する
番組番号とページ番号の概念を示す図。
【図5】同実施例に係るパワーセーブモード時の処理内
容を示すフローチャート。
【図6】同実施例に係るノーマルモード時の処理内容を
示すフローチャート。
【符号の説明】
11…アンテナ 12…FMチューナ 13…チューニングコントローラ 14…FM多重デコーダ 15…CPU 16…バンドパスフィルタ(BPF) 17…MSK復調器 18…クロック再生回路 19…PN復号回路 20…発振回路 21…ブロック同期回路 22…フレーム同期回路 23…受信バッファ 24…誤り訂正回路 25…プリフィックスバッファ 26…プリフィックス判断回路 27…誤り訂正用バッファ 28…メモリ 29…モード切換キー 30…表示ブロック CB…データ・アドレス・コントロールバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声放送に多重され、複数のパケットデ
    ータを含むフレームデータから構成される文字多重放送
    を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された上記フレームデータのデコー
    ドを行なうデコード手段と、 このデコード手段でデコードされたフレームデータ中の
    パケットデータが所定の種別の番組であるかを判別する
    判別手段と、 この判別手段によりパケットデータが所定の種別の番組
    であると判別した場合にのみ、上記デコード手段により
    デコードされた当該パケットデータから表示データを作
    成する制御手段とを具備したことを特徴とする多重放送
    受信装置。
  2. 【請求項2】 音声放送に多重され、複数のパケットデ
    ータを含むフレームデータから構成される文字多重放送
    を受信する受信手段と、この受信手段で受信された上記
    フレームデータのデコードを行なうデコード手段と、こ
    のデコード手段によりデコードされたフレームデータを
    記憶するメモリと、このメモリに記憶されたフレームデ
    ータの誤り訂正を行なった後、再度該メモリに書込む誤
    り訂正手段と、この誤り訂正手段で誤り訂正されたフレ
    ームデータから表示データを作成する制御手段とを具備
    した多重放送受信機において、 上記受信手段により受信し上記デコード手段によりデコ
    ードされたパケットデータが所定の種別の番組であるか
    を判別する判別手段を有し、 この判別手段によりパケットデータが所定の種別の番組
    であると判別した場合には、上記制御手段は、上記デコ
    ード手段によりデコードされた当該パケットデータから
    上記メモリを介さずに直接表示データを作成することを
    特徴とする多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の種別の番組は、音声放送に連
    動する連動番組であることを特徴とする請求項1または
    2記載の多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 音声放送に多重され、該音声放送に連動
    した連動番組と、独立番組とを含む文字多重放送を受信
    する多重放送受信装置において、 受信した文字多重放送が連動番組であるか独立番組であ
    るかを判別する判別手段と、 この判別手段により連動番組であると判別されたときの
    み受信番組の表示処理を行なう制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする多重放送受信装置。
  5. 【請求項5】 音声放送に多重されて送られる複数のパ
    ケットデータを含むフレームデータを受信し、誤り訂正
    を行なって上記音声信号と連動した連動番組または独立
    番組を受信する多重放送受信装置において、 連動番組のみを受信する第1のモードと、 連動番組と独立番組の両方を受信する第2のモードとを
    備え、 上記第1のモードのときには、パケット内の横方向の誤
    り訂正のみを行ない、 上記第2のモードのときには、パケット内の横方向の誤
    り訂正と、フレーム内の縦方向の誤り訂正の両方を行な
    うことを特徴とする多重放送受信装置。
JP9244195A 1995-04-18 1995-04-18 多重放送受信装置 Pending JPH08288873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9244195A JPH08288873A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 多重放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9244195A JPH08288873A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 多重放送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288873A true JPH08288873A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14054512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9244195A Pending JPH08288873A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 多重放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08288873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998057497A1 (en) * 1997-06-11 1998-12-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of controlling reception in data broadcast receiver
JP2012010197A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 On Semiconductor Trading Ltd Fm多重信号を処理する半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998057497A1 (en) * 1997-06-11 1998-12-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of controlling reception in data broadcast receiver
US6452644B1 (en) * 1997-06-11 2002-09-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of controlling reception in data broadcast receiver
JP2012010197A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 On Semiconductor Trading Ltd Fm多重信号を処理する半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3424379B2 (ja) 選択呼出受信装置
US5708662A (en) Transmission method and receiving apparatus of emergency information which is frequency-multiplexed on an FM broadcast radio wave
US5995517A (en) Multiplexed digital signal receiving device capable of miniaturizing the configuration of a signal receiving portion
US20010018343A1 (en) Paging service using broadcasting
JPH08288873A (ja) 多重放送受信装置
KR100292042B1 (ko) 방송시스템및그방법
JP3604703B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP3594428B2 (ja) Fm多重放送受信機
EP0833468B1 (en) Receiver for receiving mulliplexed broadcast programmes, comprising audio data and supplementary broadcast data
JPH10107748A (ja) データ放送システムの受信機におけるデータ読み込み処理方法
JP2911386B2 (ja) Fm多重受信機
JPH11234247A (ja) Fm多重放送受信機
JPS637045A (ja) 識別信号送受信方式
JPH10209982A (ja) Fm多重信号受信装置
JP3122784B2 (ja) Fm多重放送受信機
JPH09214449A (ja) Fm多重放送受信方法
JP3485734B2 (ja) Fm多重信号受信装置
JPH1141187A (ja) データ放送受信機
JPH09135478A (ja) Fm多重信号受信装置
JPH11308133A (ja) 受信装置
JP3108242B2 (ja) Fm多重受信機
JPH09214374A (ja) Fm多重放送受信装置
JPH09181706A (ja) 多重放送受信装置、データ受信装置及び受信状態検出方法
JPH10285128A (ja) 文字多重放送受信機
JPH11103280A (ja) 放送信号受信装置及び方法