JPH1127244A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JPH1127244A
JPH1127244A JP9179553A JP17955397A JPH1127244A JP H1127244 A JPH1127244 A JP H1127244A JP 9179553 A JP9179553 A JP 9179553A JP 17955397 A JP17955397 A JP 17955397A JP H1127244 A JPH1127244 A JP H1127244A
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JP9179553A
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English (en)
Inventor
正夫 ▲菅▼田
Masao Sugata
Nobukuni Rotsupongi
信邦 六本木
Toru Fukumoto
徹 福本
Haruo Uchiyama
春雄 内山
Kenichi Nagasawa
健一 長澤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送効率が気象条件等で左右されるような情
報伝送を行っても、ユーザーが所望するように受信デー
タの処理をすることができる情報処理装置及び方法を提
供すること。 【解決手段】 情報データと前記情報データの誤りを訂
正するための検査符号とを入力し、前記情報データの誤
り状態を検出し、前記情報データの許容誤り状態をユー
ザーが所望する値に設定し、前記情報データの誤り状態
と前記許容誤り状態とに応じて前記入力された情報デー
タに対する処理を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び方
法に関し、特に、情報データの誤り対策に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、FMラジオ放送の利用方法とし
て、文字情報を放送波を用いてFM音声信号と共に送信
する、いわゆる、「見えるラジオ」が製品化されてき
た。この種の装置は、携帯性に優れ、また、極めて簡単
な回路で、FM波の受信可能な場所であれば様々な情報
を受け取ることができる。
【0003】現在、FM音声放送を用いて送信されてい
る情報としては、ニュースや天気予報などがあり、これ
らは、いわゆるマルチメディアネットワークを介しても
受信でき得るが、この種の情報については「見えるラジ
オ」により手軽に得ることができる。また、一般のマル
チメディア端末に比べ、より携帯性が高いものとなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の受信装置において、現在行われているサービスとして
は上述した天気予報などの単純な文字情報などに留まっ
ているのが現状であり、パーソナルコンピュータ(P
C)などで容易にハンドリングできる情報として、この
種の情報を受けとったり、蓄積したりすることはできな
かった。
【0005】一方、上記文字情報に代わって一般的なデ
ータを送信することや、PCで取り扱うことのできるデ
ータを送信することも考えられるが、単に文字情報の代
わりにこの種のデータの放送するのでは、その信頼性を
保つことはできず、この種のデータの処理に際してむし
ろ余計な混乱を引き起こすことになる。
【0006】また、現在の放送とは全く別の形態でこの
種のデータを送信することも考えられるが、現存のシス
テム全体を見直すことになってしまい、現実的ではな
い。また、放送局側での設備としても大がかりなものが
必要となってしまう。
【0007】また、放送波を用いてデジタルデータを伝
送した場合、気象条件等により伝送効率が大きく左右さ
れ、時には誤りデータが非常に多いデータとなってしま
う。このような場合、あるユーザーによってはデータを
入手する必要がない(データの正確性を重視)、また、
あるユーザーによっては誤りデータが多くてもデータを
入手(データ入手を重視)したいということもある。
【0008】本件発明は、斯かる背景下になされたもの
であって、特に、伝送効率が気象条件等で左右されるよ
うな情報伝送を行っても、ユーザーが所望するように受
信データの処理をすることができる情報処理装置及び方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的下において、
本発明の情報処理装置においては、情報データと前記情
報データの誤りを訂正するための検査符号とを入力する
入力手段と、前記情報データの誤り状態を検出する検出
手段と、前記情報データの許容誤り状態を可変に設定可
能な設定手段と、前記設定手段の出力と前記検出手段の
出力とに応じて前記入力手段により入力された情報デー
タに対する処理を制御する制御手段とを有することを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本件発明に係わる放送信号の送信
装置の概略構成を示すブロック図であって、ラジオの放
送局に装置される装置を示すものである。
【0012】図1において、1はパーソナルコンピュー
タ(PC)の操作部、2はその表示部、3はPC本体で
ある。このPCはバスBに接続されており、このバスB
からデータの極寿を受けることが可能である。ここで、
このバスBには、画像メモリ4、フォーマッタメモリ
5、インターネットサーバ6、フロッピーディスク等の
着脱自在な記録媒体7、HTMLメモリ8、誤り訂正符
号(ECC)符号化回路9等が接続されている。
【0013】一方、周知の各種音声機器から入力され、
FM放送されるべき音声信号としては、右(R)信号、
左(L)信号からなるステレオ音声信号やモノラル
(M)音声信号が仮定される。図1において11はR信
号及びL信号が入力され、これらの和信号(L+R)及
び差信号(L−R)を出力するマトリクス回路であり、
和信号(L+R)についてはスイッチ12の一方の入力
とされる。このスイッチ12の他方の入力としてはモノ
ラル信号(M)が入力され、モノラル放送の場合にはモ
ノラル信号(M)が、ステレオ放送の時には和信号(L
+R)が出力されることになる。
【0014】このスイッチ12の切換に連動してパイロ
ット信号発生回路16から所定周波数のパイロット信号
は出力される。一方、上記差信号(L−R)は平衡変調
(BM)回路13によりその周波数を変換され、多重回
路17においてスイッチ12の出力及びパイロット信号
と多重される。ここで、各信号の周波数アロケーション
を図2を用いて説明する。
【0015】図2に示すように和信号(L+R)もしく
はモノラル信号(M)はベースバンド帯域に配され、差
信号(L−R)は、平衡変調回路13により38KHzの
搬送波で周波数変換されて図示の如き帯域に配される。
尚、図示していないが、平衡変調回路13の出力段に不
要な帯域をカットオフするバンドパスフィルタ(BP
F)が配置されるのはいうまでもない。
【0016】さて、本実施例においては、前述のバスB
を介してデジタルデータをD/A変換器14を介して2
値のアナログ信号に変換し、更にこのアナログ信号を平
衡変調器15に入力し、76kHzの搬送波で周波数変換
することにより上記各音声信号やパイロット信号に比し
て高い周波数に配し、多重回路17でこれらと周波数多
重できる構成となっている。この多重信号は、本来公知
の文字放送用のデータ用に規格化されているものであ
り、本実施例においては、この多重信号を用いてWWW
(ワールドワイドウェブ)で用いられているHTML形
式のデータを放送波として伝送する具体的な手法を開示
するものである。
【0017】ここで、図3を用いて従来のFMラジオ放
送を用いた文字放送のデータフォーマットについて説明
する。図示のように、マトリクス形式で配されたデータ
は16ビットのブロック識別符号に続いて16ビットの
プリフィックス、160ビットの文字データ更には14
ビットのCRCが配され、プリフィックス、文字データ
及びCRCの合計190ビットに対して82ビットのパ
リティチェックコードが付加され、符号長272ビット
の誤り訂正符号が構成される。
【0018】ここで、ブロック識別符号は、ブロックの
境界を識別するために同期データとして設けられ、この
符号によりブロックの所在が識別され、ブロック同期が
確立される。16ビットのプリフィックスは、図4に示
すような構成となっており、4ビットのサービス識別デ
ータ、1ビットの復号識別データ、1ビットの情報終了
データ、2ビットの更新データ、4ビットのデータグル
ープ番号、更には4ビットのデータパケット番号から構
成されている。
【0019】ここで、サービス識別データは文字放送の
サービスの内容、即ち、番組内容の種別(文字、図形情
報、付加情報、補助信号、運用信号)及び伝送モードを
示している。ところで、このサービス識別データとして
文字放送で既に定義されているものが既に10種類あ
り、残る6種類が未定義である。そこで、本実施例にお
いては、この6種類の内1種類をHTML方式のデータ
を放送するサービスであるとの規定を行う。実際には
“0111”、“1000”、“1001”、“101
0”などが未定義のデータである。
【0020】尚、復号識別データは誤り訂正が図3にお
ける行方向の復号のみを必要とする場合と、行方向及び
列方向の積符号の復号を必要とする場合とを区別するデ
ータである。また、情報終了データは各データグループ
の最終ブロックか否かを識別するためのデータであり、
更新データは当該データグループの内容が更新された回
数を示すデータである。
【0021】本発明では図3のデータフォーマットを崩
さずにHTML方式のデータを伝送する。つまり、図4
のサービス識別データにHTML方式のデータを放送す
るサービスであるとの規定する符号を新たに設けて、図
3のデータ部にHTMLデータを配して伝送するように
する。
【0022】従って、HTML方式のデータを1つ伝送
するために使用される図3のデータブロックは、伝送す
るデータに応じて複数用いることになる。
【0023】つぎに、図5のフローチャートを用いて本
実施例の送信装置の動作を以下に説明する。
【0024】操作部1の操作により、HTMLデータを
放送信号に多重する処理を命じると、コンピュータ3は
表示部2にガイダンス表示をして操作部1によるHTM
Lデータの入力を命じ処理を開始する(ステップS
1)。
【0025】ここで、ユーザは表示部2の表示を見なが
ら、操作部1により記録媒体7からHTMLデータを読
み出し、或いはインターネットサーバ6から所望のHT
MLファイルを呼び出し、HTMLデータを入力する
(ステップS2)。
【0026】入力されたHTMLデータはバスBを介し
てHTMLメモリ8に格納する(ステップS3)。
【0027】HTMLメモリ8へのデータの格納が終了
すると、160ビットのHTMLデータに対して14ビ
ットのCRCを付加する処理をコンピュータ3内で行う
(ステップS4)。
【0028】次に、CRCが付加されたHTMLデータ
のフォーマッタメモリ5への書き込みが開始される(ス
テップS5)。このフォーマットメモリ5内には各デー
タが図3の送信フォーマットに従った配列で書き込まれ
る。
【0029】尚、フォーマットメモリ5は図3のフォー
マットデータを複数持てるような容量を有する。つま
り、本実施例ではHTMLデータによって図3のような
フォーマットデータを複数回送信してデータ送信をおこ
なう様にしている。更に、フォーマットする際に、図3
のデータ部のデータ量より送信するデータのデータ量が
少ない場合はダミーデータを付加して図3のフォーマッ
トになるよう所定のデータ量となるようにしている。
【0030】ステップS5において、図3に示したデー
タ部に相当するデータ量のHTMLデータがフォーマッ
トメモリ5に書き込まれたことが検出されると(ステッ
プS6)、フォーマットメモリ5内に記憶されたCRC
及びHTMLデータを含む190ビットデータに対して
82ビットのパリティ1,2がECCエンコーダ9にて
算出される(ステップS7)。
【0031】ここで、ECCエンコーダ9は内部に16
ビットのRiscプロセッサ等を内蔵しており、コンピュー
タ3により処理を伴わず誤り訂正符号化が可能な構成と
なっている。従って、図5のフローチャートにおいてス
テップS9以下の処理をコンピュータ3が行っている間
にECCエンコーダ9によるパリティの演算処理が並列
して行われることになる。
【0032】パリティ1、2の算出が終了すると(ステ
ップS8)、272ビットにブロック識別符号を付加し
た288ビットのデータブロックが順次送信される(ス
テップS9)。
【0033】そして、HTMLデータの全てが送信され
たか否かを判断し(ステップS10)、送信されていな
ければ、データブロック送信を継続し、送信されていれ
ば送信処理を終了する(ステップS11)。
【0034】このようにして、図3のデータフォーマッ
トに従って順次バスBからD/A変換器14に出力され
た送信データは、前述のようにFM放送の音声信号と多
重回路17で多重され、更にFM変調回路18において
放送用のキャリアでFM変調され、送信制御回路19を
経て放送波として送信される。
【0035】このように、本実施例の装置においては、
従来のFMラジオ放送の文字データの送信機能との互換
性を保ちつつHTMLデータを送信することができる。
【0036】図6は、FM放送局から送信した情報デー
タを携帯コンピュータに受信するシステムの基本的な構
成を示す図である。
【0037】図6において、100はFM放送局、10
1はFM放送の受信機能を有するPCカードでFMラジ
オの音声を出力できるスピーカを内蔵している。102
はサブノートパソコン等の携帯コンピュータである。
【0038】FM放送局100によりFM放送波により
送信された情報データは、PCカード101により受信
し、携帯コンピュータ102により入手した情報データ
を解読し、表示部に表示或いは記録媒体に蓄積する。
【0039】次に、PCカード101の内部構成につい
て図7を用いて詳細に説明する。
【0040】図7は、PCカード101の内部構成を示
すブロック図である。
【0041】まずPCカード101は、PCMCIAに
準拠したカードタイプである。PCMCIAはメモリカ
ードやI/Oカード(モデム,LAN,SCSIカード
等)の世界標準規格である。カード形状、コネクタ接
続、電気特性、信号特性等を規定している。そして68
ピンのものが普及しているので、本実施例でも68ピン
のものを用いる。
【0042】図7において、51はアンテナであり、該
アンテナ51にて受信された放送波は受信部52にて選
曲され、FM検波回路53で検波されて、図2に示され
るような多重信号に変換される。ここで、バンドパスフ
ィルタ(BPF)54は前述のパイロット信号を分離
し、分離されたパイロット信号を検波回路55に供給す
る。この検波回路55の出力は、所定の閾値と比較回路
56で比較され、その比較結果に応じて放送されている
音声信号がステレオ信号であるかモノラル信号であるか
を判定している。
【0043】一方、ローパスフィルタ(LPF)60に
おいては、図2におけるベースバンド信号が抽出され、
モノラル信号もしくはステレオ音声の和信号としてマト
リクス回路59に供給されている。また、BPF58で
は38KHzの搬送波で搬送されている信号を抽出し、
平衡変調器58にてベースバンド信号、即ちステレオ音
声の差信号に戻した後マトリクス回路59に供給する。
マトリクス回路59からはステレオ放送を受信している
場合にはステレオ音声の右(R)信号と左(L)信号と
が出力され、比較回路56の出力で制御されるスイッチ
61,62を介してスピーカ63,64或いは音声符号
化回路65により所定の符号化を行って外部I/F80
を介して携帯コンピュータへ出力される。一方、受信し
た放送がモノラル放送である場合には、スイッチ61、
62は共にLPF60の出力する音声信号を出力するこ
とになり、モノラル音声が同様に出力されることにな
る。
【0044】一方、76KHzのキャリアに多重されて
いた前述のデータ信号はBPF72弐で分離され、平衡
変調器73により図7に示す如きデータフォーマットの
データ列に対応する信号に変換される。この信号はクロ
ック抽出回路71に供給されて、自走クロックが形成さ
れ、このクロックを用いてAD変換器74にてデジタル
化され、周知のデータ検出回路75によって元のデジタ
ルデータとされる。
【0045】ここで、データ検出回路75は周知の積分
検出回路や等価回路、更にはパーシャルレスポンスなど
を利用した復号回路などによって構成される。
【0046】データ検出回路75にて検出されたデータ
は図3に示すデータフォーマットに従うデータ列として
受信側バスRBに排出され、CPU81の制御下におい
て受信メモリ77に蓄積される。
【0047】ECC復号回路76は同じくCPU85の
制御下にこの受信メモリ77中のデータにアクセスし、
まず前述した積符号パリティを用いて誤り訂正処理を行
う。
【0048】誤り訂正処理が行われたデータは外部I/
F80を介して携帯コンピュータ12へ出力される。
【0049】また、PCカード内蔵のスピーカにFM放
送波のラジオ音声を出力する場合はPCカードに備わる
操作部66により選局し、その選局された放送局のラジ
オ音声を出力することができる。尚、PCカード101
がFMラジオの音声を受信し、内蔵スピーカにより出力
している時に、このPCカード101が携帯コンピュー
タ102に装着された時は、PCカード101のCPU
81が装着動作を検出し、FMラジオの受信を強制的に
終了し、操作部66の指示は受け付けないようにする。
携帯コンピュータ102に装着されたPCカード101
は、携帯コンピュータ102からの指示により動作する
ように強制的に設定される。
【0050】更に、PCカード101には内蔵電池を備
えた電源部67を備え、PCカード101自体だけでも
FMラジオの音声を出力することが可能である。また、
PCカード101が携帯コンピュータ102に装着され
ている場合は、携帯コンピュータから電源がPCカード
101に供給され、PCカード101はその電源により
駆動し、さらに電源部67の内蔵電池を充電する。
【0051】次に、図6における携帯コンピュータ10
2の構成を説明する。
【0052】図8は、PCカード101を接続可能な携
帯コンピュータ102の具体的構成を示すブロック図で
ある。
【0053】携帯コンピュータ102は、PCカード1
01との装着を可能とする68ピンのコネクタを備えた
I/F201、携帯コンピュータ102の全体を制御及
びPCカード101を制御するCPU202、表示部2
03、I/F201を介して受信した受信データを記憶
するRAM204、FM放送波による情報データをコン
ピュータに取り込み処理するためのアプリケションソフ
ト等が記憶されたROM205、音声を出力するための
音声部206、様々な指示を入力するキー入力部207
により構成されている。
【0054】次に、PCカード101から受信したFM
放送波による情報データの携帯コンピュータ102によ
る受信処理を図9を用いて説明する。
【0055】図9は、携帯コンピュータ102がPCカ
ード101からデータを受信する際の受信動作のフロー
チャートである。
【0056】まず、FM放送波により送られてくる情報
を受信するためのアプリケーションをROM205から
読み出しアプリケーションを立ち上げ、PCカード10
2を駆動させる(ステップS10)。
【0057】つぎに、キー入力部によりFM放送波のF
M音声を受信するのかFM多重放送の多重データを受信
したいのかを選択する(ステップS11)。このデータ
はI/F201を介してPCカード101のCPU81
に送信される。
【0058】ステップS11によりFM多重放送の多重
データを受信するように設定した場合(ステップS1
2)は、ユーザーがキー入力部207を用いてPCカー
ド101によって受信した多重データを情報データとし
て用いる許容範囲を設定する。本実施例では多重データ
の許容誤り率を設定する(ステップS13)。この設定
データもI/F201を介してPCカード101のCP
U81に送信される。このような設定処理を設けること
により、ユーザーが、正確ではなくてもデータ入手を重
視するか、正確なデータ入手を重視するかを自ら設定す
ることが可能となる。
【0059】次に、PCカード101のCPU81が受
信した多重データが携帯コンピュータ102で設定され
た許容誤り率以下であるか否かを判断する(ステップS
14)。
【0060】この判断方法は、ECC復号回路76によ
り判明する誤りデータの数をカウントして、受信データ
の誤り率を計算し、設定された許容誤り率との比較を行
って判断する。
【0061】許容誤り率よりも大きい場合はそのデータ
の伝送は中止し、その旨を携帯コンピュータ102に伝
送し、携帯コンピュータ102は表示部203に警告表
示し、フローを終了する(ステップS24)。
【0062】ステップS14において許容誤り率以下な
らPCカード101は多重データを携帯コンピュータ1
02へ伝送し(ステップS15)、携帯コンピュータ1
02に伝送された多重データはRAM204に記録する
(ステップS16)。
【0063】RAM204にデータの記録が完了すると
データ解読処理(例えば、HTMLデータであればその
解読を行う、或いは文字放送の文字データであればその
解読を行う)を行い(ステップS17)、その解読処理
が終了した多重データは表示部203に表示し(ステッ
プS18)、フローを終了する(ステップS24)。
【0064】また、ステップS12で多重データの受信
が設定されていない場合は、PCカード101は受信し
たFM音声データを所定の符号化処理を行ってコンピュ
ータ102に伝送する(ステップS20)。伝送された
符号化されたFM音声データはRAM204に記録され
る(ステップS21)。
【0065】RAM204にデータの記録が完了すると
データ解読処理を行い(ステップS22)、その解読処
理が終了したFM音声データは音声部206により出力
し、(ステップS23)、フローを終了する(ステップ
S24)。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本件発明の情報処
理装置及び方法によれば、汎用のプロセッサで取り扱い
が容易なデータを、高い信頼性を以て、しかも、特に大
規模な設備を用意することなく放送信号に多重して送信
し、汎用の携帯コンピュータによりユーザーが所望する
モバイルコンピューティングを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施例である送信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1において送信する信号のFM変調前の周波
数スペクトラム配置を示す図である。
【図3】FM多重放送のデータフォーマットを示す図で
ある。
【図4】図3に示されるプリフィックス部分の詳細を示
す図である。
【図5】図1の装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】図1の装置にて送信されたデータを受信する受
信装置の概略構成を示す図である。
【図7】図6のPCカード101の内部構成を示したブ
ロック図である。
【図8】図6の携帯コンピュータ102の内部構成を示
したブロック図である。
【図9】PCカード101から携帯コンピュータ102
にFM放送波によって受信した情報データを伝送し、そ
の伝送データを処理するまでの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 春雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 長澤 健一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データと前記情報データの誤りを訂
    正するための検査符号とを入力する入力手段と、 前記情報データの誤り状態を検出する検出手段と、 前記情報データの許容誤り状態を所望な状態に設定する
    設定手段と、 前記設定手段の出力と前記検出手段の出力とに応じて前
    記入力手段により入力された情報データに対する処理を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記情報データは放
    送波に多重されている信号であることを特徴とする情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記放送波はFM音
    声放送波であり、前記情報データをFM変調された音声
    信号とは異なる帯域に周波数多重することを特徴とする
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記情報データはF
    M多重放送の文字情報であることを特徴とする情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記情
    報データはHTML形式の情報であることを特徴とする
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記情
    報データはFM音声放送波により伝送されたデータであ
    り、前記FM音声放送波のFM音声を出力する出力手段
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記情
    報処理装置をPCカードに備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記制
    御手段は前記情報データの表示処理を制御することを特
    徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 情報データと前記情報データの誤りを訂
    正するための検査符号とを入力するステップと、 前記情報データの誤り状態を検出するステップと、 前記情報データの許容誤り状態を所望な状態に設定する
    ステップと、 前記設定ステップと前記検出ステップとの結果に応じて
    前記入力ステップにより入力された情報データに対する
    処理を制御するステップとを有することを特徴とする情
    報処理方法。
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